更新情報(2012年05月18日)
2012年05月18日(Fri)
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閲覧室の「その他書架」に、黒岩涙香の著作権切れテキスト「白髪鬼」八一話目をUPしました。
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No.3760
(更新)
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2012年05月18日の読書
2012年05月18日(Fri)
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本日の初読図書: 「求む奇談! 高額報酬進呈。ただし審査あり」 新聞の募集広告を目にして、酒場 strawberry hill を訪れる様々な人々。彼らは自身が経験した不思議な体験を、奇談蒐集家 恵美酒一(えびすはじめ)に語った。しかし恵美酒が感嘆の声を上げるとその時、美貌の助手 氷坂が待ったをかける。それは不思議でもなんでもないことだ、と。 自らの影に刺されたと主張する公務員。姫君の幽霊の生まれ変わりと結婚したと言う大学教授。かつて未来を見通せる魔術師に命を救われたシャンソン歌手。子供の頃、少女をさらって殺す水色の魔人に襲われた事が忘れられない男。少女時代、苦しい現実から美しい薔薇園のある館へと、誘われながらもチャンスを失った主婦の追憶。そして両親に顧みられず、家出した子供を救ってくれた邪眼の少年。 すべての不思議は、氷坂によって合理的に解決される ――
……んー、なんていうか、すみません。 とりあえず一話目読んだ段階で鬱にはまって、丸一日、ろくに飯も食えないくらいにどん底でした(−ー;) いや、犯人と被害者双方の造形がね、あまりにも己の駄目駄目部分と重なりすぎて(泣) それでも読み始めたからには読了せねばと、がんばって最後まで読み終わりましたが、収録された短編六作+一話のうち三作が鬱結末。他の話も微妙な感じで。真実を暴かれて語り手が幸せになるどころか、知らない方が良かったりそのまま破滅コースという傾向が多く、気分が沈んでいるときに読むのは向かない作品だったかと。 っていうか、女子供が相談者の場合は比較的マシなあたり、作者は成人男子になにか恨みでもあるのか(苦笑) まあ、そんな個人的なことはさておき。 読んでいる際にちょっと違和感を覚えた「いったいいつの時代の話だこれ」という部分が、ラストで回収される重要な伏線だった点は、なかなか意表をつかれました。あと恵美酒さんと氷坂さんの「あんたら何様だ」感も、最後まで読むと、一応納得できます。 幻想文学と見せかけて合理的な安楽椅子探偵……と見せかけつつ、その実は……? という構成は見事。特に六作目に出てきたちょっと唐突感のある「先生」が、ラストエピソードで果たす役割がまた、どうしてどうして。 それぞれ違う人生を歩んできた老若男女が、それぞれの視点で店内の様子や恵美酒さんと氷坂さんを描写する、その言葉の選び方の違いなども興味深かったです。
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No.3763
(読書)
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うっかり興が乗って
2012年05月18日(Fri)
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更新ついでに、メールフォームと拍手のCGIもバージョンアップしたりとか。 最初は更新用として配布されている差分ファイルでさくっと終われると思ったのに、結局うまくいかなくて、イチから設置し直してしまいました。……これまでのログが移植できたのが幸いでした(しみじみ) ……しかしおかげで感想用フォームへのURLが変わってしまい、小説本文ページに記述してあるリンクを、全部書き替える羽目に。一括置換ソフトがあるから良いようなものの、いざやってみたら該当ファイル数が三百超。……思えば遠くへ来たものよ(遠い目)
各ページの一行フォームや拍手まで、全部まとめてひとつのCGIでまかなっているので、あるいはどこかおかしな箇所など生じるかもしれません。もしエラーなど出るようだったら、ここのコメントからでも教えていただければ幸いです <( _ _ )>
ああでも、メール受信画面は見やすくなったし、語句検索結果表示のバグも直ってるし、拍手もコメントがある場合のみメールで通知とかできるようになってるしで、すっごく便利になりました。こんな事ならもっとこまめに ―― 差分ファイルで作業できる頻度でバージョンアップしておけば良かった。
さてあとの問題は、DL版に記載してあるメルフォのURL表記を直すべきか否か。 別に旧URLにアクセスしても、エラーが出るんじゃなく「引っ越しました」ページが表示されるだけだからいっかな……
ちなみにひとつのCGIで無制限に複数のメールフォームや疑似拍手を作成でき、ブラウザから内容確認&お返事送信までできてしまう、そんな便利CGIは、
■小説HTMLの小人さん http://htmldwarf.hanameiro.net/
の「メール運びの小人さん(Mail Dwarf)」より。 こちらには他にも、オンライン小説関係でサイト作成側にも閲覧側にも便利な各種CGIやツールが置かれていて、非常に便利なサイトさんですvv
話は変わりまして。 今日は例によってディスクを積んであったTVドラマ「影武者徳川家康」の、3〜4話を視聴しました。 こ、小太郎様ぁぁあああ!? そんな! まさかここで!? 以前うっかりネサフ中に、最終話で『あの方』がお亡くなりになってしまうことはネタバレされていたのですが、よもやここで親父様までとはっっっ(泣) しかもその原因がおふうのわがままってあたり、救われません。 ……っていうか、その後おふうは箱根に行かず、そのまま普通に駿府城にいるんですけど良いのか? 話の中で相当年月経ってるっぽいのに、子供産まれるどころか腹もふくれてないんですけど?? そして話の進みといえば、十六年を全十話に収めるために、ざっくざっくとエピソードが削られていますね。四話目にして既に八年ぐらい? 過ぎてます。でもってそれだけ削られているくせに、忠輝周辺は逆にオリジナルエピが足されているあたり。これって、捨て童子〜あたりから持ってきてるんでしょうか。色恋フラグが立ったと思ったら、次の瞬間バッキリ折られたりとか、原作では名前しか出てきてなかった五郎八姫が登場してたりとか。 キリシタンよりも道々の輩と交流しているあたりは、二郎三郎の後継者としての面を演出している感じがします。 ……それにしても忠輝が「家康様の最後の子」って……五郎太丸の存在はどこへ消えたんだか。
四話目でこの調子だと、今後の改変っぷりがいささか恐ろしいです。 ああでも早く是を片付けて、今度は「天晴れ夜十郎」を見始めないとなあ……
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No.3764
(映像)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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