2011年05月05日の読書
2011年05月05日(Thr)
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本日の初読図書: あらすじの紹介は必要ないでしょう。御存知オペラ座の怪人です。 金田一少年の読み返しとかしていたら、何度もモチーフとして使われているので押さえておきたくなりました。 ……しかしこれは……うーん…… もっとミステリ小説的なものを予想していたら、幻想怪奇小説?っぽかったというか。文章が幻想的というか比喩的というか、ぶっちゃけ内容に入り込みにくかったです。 そして金田一少年ではカルロッタ→シャンデリアに潰されて死亡、ジョゼフ・ビュケ→絞殺、フィリップ伯爵→湖に突き落とされて溺死、という流れで一貫していたように思うのですが、実際にはカルロッタ→病気で引退(シャンデリアに潰されたのはただの観客)、ジョゼフ・ビュケ→物語開始時にすでに首吊り死、フィリップ伯爵→湖で事故死、みたいな感じでした。 思っていたより、怪人が気の毒かつ本当に化け物じみている感じ? 個人的には、怪人よりもラウルの方がストーカーじみてたよ。仮にも恋している相手に対しても暴言吐きまくりだし……どうしてもラウルには感情移入できなかった……
とりあえず怪人は救われたと思います。そして彼を救ってくれたクリスチーヌにもかろうじて及第点。たとえ本心ではどう思っていたとしても、それでもそれを押し殺して怪人=エリックを受け入れようとしてくれたので、良いとしましょう。
460ページ中、最後の100ページほどが謎のペルシア人の手記となります。そこからがようやく読みやすくなりました。そこまでがほんとにしんどかった……
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No.3148
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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