よしなしことを、日々徒然に……
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 2011年02月03日の読書
2011年02月03日(Thr) 
本日の初読図書:
4396208820人質ゲーム、オセロ式  (天才・龍之介がゆく!)
柄刀一
祥伝社 2010-10-29

by G-Tools
龍之介の学習プレイランドで、ネットを利用した公開オセロゲームが行われることになり、テレビ中継も入るその催しに、龍之介達スタッフは忙殺されていた。
ところがその中継のさなか、異変が起こる。ネットの向こうでオセロを指していたはずの相手が、「自分はまだ何もしていない」と連絡してきたのだ。
ほぼ時間をおかず、スクリーンの向こうから異様なメッセージが届けられる。ハッキングで割り込んだと思しき謎の対戦者は、オセロの相手を前オセロ協会長であり、現職の秋田県警刑事部長である久能警視正に交代するよう要請してきたのだ。さもなければ、人質の安全は保証しないと。そうして縛られ監禁された男女二人の動画を送りつけ、テレビ中継を通じて全国に現状をリアルタイムで放送し続けろと要求する。どうやらその人物の目的は、七年前に起こった銃撃事件で、表沙汰にされず隠蔽されたという真相を、公開させることにあるらしい。
久能警視正の不正を糾弾しつつ、さらに対戦者は、当時新米刑事だった久能の息子を殺人者だと指摘する。そしてその証拠となる死体を、久能警視正がオセロで石を置いた場所に埋めると言い放った。
はたしてどうやってそのような真似を可能にするのか。その行為が意味するものは?
情報が錯綜し、謎が謎を呼ぶ。過去の事件と現在の事件を、天才龍之介が解決する!

シリーズも12作目。今回も長編。かなり分厚いです。
……正直このシリーズは短編の方が好みというか、長編は冗長だったりメタミステリ度が高く、ちょっと苦手なんですが。でも今回はなかなか面白かったです。
いきなり冒頭から「犯人は、この人です」と物語の最終局面から語られる唐突さ。
視点がめまぐるしく入れ替わり、あらゆる人の一人称や三人称が入り乱れています。まさしく白と黒がめまぐるしく反転するオセロのように。
途中、光章さんが人質になっちゃうなどハラハラさせられる要素もあり、テレビ放送の中で無自覚に公開推理する龍之介なんて、格好良くも別の意味でドキドキさせられる場面もあり。
……実はその推理内容が一部間違っていちゃったり(でも結果オーライ/苦笑)して、読んでいる方まで胃が痛くなる気持ちもちょびっと。でもまあ、偶然が味方するのはこの手の推理ものではお約束ですしね。犯人が光章さんを人質にする時点……っていうか、犯行準備に光章さんの会社を利用しちゃうあたりが、致命的偶然ですし。

でもまあ、ほんとに面白かったです。
意外な犯人という点も、ばっちりクリアしてましたしね。途中、内部事情に詳しい人物が犯人一味にいるのかなあとは思いましたが、まさか主犯でしかもあの人とは……
情報が錯綜し、いくつもの推理が重ねられては否定され、くるくると入れ替わる推理内容に読んでいて「??」となる部分もありましたが、最終的にはおおむね満足です。
No.3045 (読書)



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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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