2010年11月18日の読書
2010年11月18日(Thr)
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本日の初読図書: 秋山大治郎を名乗る辻斬りが現れた。 殺されたのは、松平越中守と田沼意次のそれぞれ家臣。 頭巾に面体を隠した下手人は、確かに大治郎と良く似ていたが、大治郎がそんなことをするはずもなく。 意次を憎む松平越中守は、その娘婿たる大治郎の嫌疑に激怒し、彼を引き渡すよう要求する。町方の手もほとんど借りられぬまま、小兵衛は四谷の弥七と傘屋の徳次郎などわずかな手のみを頼りに探索を始めるのだが……
シリーズ十作目にして、初の長編。 歴史物苦手な私には、御三家がどーの、一橋家と田沼家の関係がこーのと解説されても、何が何だか?? とにかく人間関係というか、家関係のややこしい話でございました。 大治郎さんは濡れ衣を着せられたおかげで、家からほとんど出ることすらできず、三冬さんは三冬さんで懐妊中。結果、小兵衛さんとその他サブキャラ総ざらえとなりました。杉本又太郎とか、最初誰?って感じで(苦笑)
剣客商売は、珍しく田沼意次が「良いモン」扱いのお話なのですよね。そのあたりがなんか新鮮なのでした。
本日の再読図書: 貸し出し中につき読めずにいた、シリーズ三作目。 これはかなりはっきりと読んだ記憶がありました。内容やトリックもおおむね覚えていたし。 しかし、どんだけ金田一耕助好きなんだ、この作家さん(笑)
今回のお話は、三姉妹には知らせることのない、教授の「怖さ」が現れている作品だと思います。「凄み」と言っても良いかな? それがまた魅力的な所だと思うのですが。 ……しかし、そんな重要な手紙を、スヌーピーのレターセットで書いちゃうあたりが教授だよなあ(苦笑)
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No.2940
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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