2009年12月07日の読書
2009年12月07日(Mon)
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本日の初読図書: 複数作家によるパスティーシュのアンソロジー。クリスマス〜新年あたりをテーマにした作品が十四編収録されています。どれも短編なので、なかなか気軽に読めますし、現代作家が書いた分、ある意味原作よりも判りやすい文章な場合もあって、なかなか面白かったです。 ただやはりネタかぶりはでてきちゃいますね。しかしホームズでもワトスンでもなく、事件に関わった一少女の視点から書かれたものとか、ワトソンが一人で謎解きした話、依頼人の正体が意外な人物だった作品などなど、様々な趣向が凝らされています。ファンなら手に取ってみる価値はあるかと。
あと翻訳で気になった点。原作の一編を「青いガーネット」と訳されていて、「青い紅玉(ルビー)」じゃないとピンとこないよなあ。やっぱ青いルビー=サファイアじゃん、ってことでそうしたのかと思ったんですが、調べてみたら「カーバンクル(Carbuncle)」ってもともと柘榴石のことなんですね。なら「Blue Carbuncle」で「青いガーネット」は正解なんですね。ふむふむ。
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No.2547
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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