よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
新しいブログへは こちら からどうぞ。



 良かった孵ってた!
2016年08月25日(Thr) 
角度が悪いせいか、ヒナどころか、親鳥が卵を温めている状態すらなかなか見ることができなかった、今年のヒヨドリ
今朝がた無事にヒナの存在を確認することができました(*´Д`)

良かった……もしやまた蛇とか猫とかにやられてるんじゃないかと、心配していたのですよ。

裏庭のヒヨドリ
 mp4形式 67MB 39秒 ※音が出ますのでご注意下さい



なんとか親鳥がエサを持ってきてヒナに与えているところも観察できました。
……角度が悪いため、口に突っ込んでる瞬間や糞を始末しているところまでは見えませんでしたが(しょぼん)
そう思ってみると、前回や前々回は、本当に恵まれた位置に巣を作ってくれてたんだなあ……ああ、あの頃にこの高解像度で動画を取れるスマホがあったならっっ<今回はかなりズームして撮影しているので画質が荒いのです

ともあれ映像を確認した感じ、餌をもらった右側の一羽、必死に首を伸ばしている真ん中の一羽、そして左側にかすかに動いているもう一羽の、最低三羽はいるんじゃないかと。
どうか今年もみな、無事に育って巣立ってくれることを祈りたいです。

……しっかしこうして一度機械を通してみると、阿呆なほどセミが鳴いてますね(汗)
普段はすっかり聞き流す習慣がついてしまってますが。これを無視できるって、人間の順応能力ってのもかなりのものですな……(苦笑)


そして本日のタティングレース。
先日試した左右対称のブレードを、#40細めの糸かつ単色でブレスレットに仕立てつつ、さらにビーズなどあしらってみました。

  

前回ちょっと長く作りすぎたので、今回は短め短め、レースは伸びるんだから……と心がけていたら、ちょっと短くし過ぎちゃったりとか(^ー^;;)ゞ

留めの部分は、最後の輪でスプリットチェインを使用し、これまで次の輪と繋いでいたピコの位置で終了、そこから三目ほどチェインを伸ばして三つ葉を作成。その三つ葉を結び始めの輪に入れることで、輪っか状態になるようにしてみました。
これの利点は、余計な材料がいらないこと、ボタンやビーズの重さで歪まないことの二点です。

なおビーズタティングには、正直、今まであまり興味がありませんでした。
デザインもそうなんですが、なによりも面倒というのがありまして。
なにしろ使用するビーズの数を最初にきっちり算出して、糸に通しておいてから作り始めなければならないのですよ。もしも途中で足りなくなったら、糸を切って追加 → 繋ぎ直すしかありません。逆にせっかくビーズを通しておいても、糸が足りなくなったら、抜いて新しい糸に通し直し。
作業中に引っかかりそうですし、割と行き当たりばったりで作成していく私には、ぶっちゃけ向いてないなあと思っていました。

■タティング レースの作り方。ビーズと組み合わせてエレガントアクセサリーを作る。|ビーズファクトリー MIYUKI先生の相談室・テクニック集
 http://www.beadsfactory.co.jp/tech/tech0205_0.html

しかし先日、このパターンを試作していた時、ふと思ったのですよ。
このパターンなら、ピコ繋ぎのタイミングで1粒ずつ通していけるんじゃね? と。

試しに手持ちのビーズをいくつか確認してみたら、レース用8号かぎ針を通せるものがありました。
なので……



ピコを繋ぐ際に、まずビーズにピコを通してから、シャトル側の糸を引き出し、ロックジョインしていってみました。
このやり方なら、最初にビーズの数を計算する必要もないし、あらかじめ糸に通しておく必要もありません♪



使い所は限られるでしょうが、今回はいい感じに仕上がってくれて、満足ですvv
これ、黒い糸に金色のビーズとかで作ったら、大人の女性っぽいデザインになってくれるかも……
No.7800 (創作:: タティングレース)


 スプリットリングの活用法
2016年08月24日(Wed) 
先日から練習しているスプリットリングと同じくチェイン。
どちらも通常の結び目とは逆に、手に持っているシャトルの糸を、もう一方の糸に巻きつけながら結んでいく方法です(通常はシャトルの糸に左手の糸を巻きつけていく)。
やっとそれらしくできるようになってきたので、さっそく試してみようと実験です。
以前、四枚繋げてテーブルセンターにした、四角いモチーフを作ってみました。

まずは一段目を作成。
本に載っていた通りにすると、この段階でいったん2本とも糸を切って、端糸は目立たないよう、針を使って結び目の裏側に縫いこんでいかなければなりません。
しかしスプリットリングを利用すると……



このように、リングの途中を結び終わりにできます。
二段目へ続くピコの部分を一段目の結び終わりにしてやれば、糸を切らずにそのまま二段目へ上がっていくことができると証明されました。



これで面倒な糸始末を一回減らすことができます♪
……ただ誤算だったのは、このデザインだとこの位置に二段目の結び終わりがくると、ちょっと処理がややこしかったってところでしょうか。
慣れてる人ならどうということはないのでしょうが、私にはいささか厳しかったです(苦笑)
でも針で糸始末するよりは、やっぱりマシだからなあ……



完成品はこんな感じ。
青く着色した部分に、スプリットリングとしてダウンワードステッチを使っています。

……スプリットリングとは関係ない部分で、リングの裏表を間違えてアレなことになってるとか。
ダウンワードステッチをしている部分でピコ繋ぎをする場合、どうすれば良いのかとか<やるだけやってみたけど、微妙に仕上がりがデコボコしている
2段目は、すっかり苦手意識のなくなったロックジョインを使ってみたら、歪みがだいぶ軽減されたとか。
いろいろ思うところはありますが、それでも着実にスキルアップしてきているのでは……ないかなあ?

さて、次はスプリットチェインの方を試してみないと。


追記:
ダウンワードステッチ(スプリットリング)時にピコ繋ぎする際は、アンダージョイントというやり方をすると良いようです。
ピコの下からツノやかぎ針を突っ込んで軸糸を引き出し(通常は上へ向かって引き出す)、繋ぐ方法です。



右のゴールドが土台用に作ったピコつきチェイン。
左の白糸がダウンワードステッチで作ってるチェインです。赤い矢印の部分でアンダージョイントを使って繋いでみたところ、ご覧の通り、まったく歪んでいません。軸糸を引っ張るとちゃんと動くので、リング作成時にも閉じられるはず。
やりにくい場合は、全体を裏返して持ち、通常のピコ繋ぎをしてからまた表に返して続きをやるのも有りみたいです。

よっしゃ、次からはこれで行くぜ!

……調べて検証する作業って、ほんとに手間暇とトライアンドエラーが必要です。
ああ、身近に「そこはこうすれば良いんだよ」ってアドバイスしてくれる、そんな経験者がいてくれたらなあ……(ため息)
No.7798 (創作:: タティングレース)


 とことん親子
2016年08月23日(Tue) 
スピンドルケースを使用した、タティングレースの自作代用シャトル
ちょっと幅が広いことを除けば、使い心地は悪くありません。
#20太目の糸は無論のこと、#40の細い糸でも普通に結えます。ピコを繋ぐ程度なら、充分実用に耐えてくれる感じ(さすがに四つのリングを集中して繋ぐモチーフとかはキツイですが)。

ただちょっと困る点は、取り落とす頻度が高いことでした。

既製品より二回りぐらい大きいせいか、あるいは分厚いせいか。はたまた滑り止めの刻み目がないためか。しょっちゅう手から離れては、ブランってなってしまうのですよ。
いちおう後部は板が接しているので、際限なく転がっていくような事態は免れています。けれどこれは、着実に作業効率が落ちます。ぶら下がったシャトル同士で糸が絡みそうになる場合も多いですし。
なのでなにか、よさげな滑り止めはないかと思ったのが一点。
あとやっぱり、いくら手作り道具とはいえ、両面テープが透けて見えているのは美しくないなあと思ったのが二点目。

参考にさせていただいた各地のサイトでは、両面テープで布を貼ったり、あるいはシールやマスキングテープで飾ったり、いっそデコパージュしたりといった方法が紹介されていましたが……これはこれでなかなかいろいろと難しそうで。
特に私のやつは先端にツノを作っているので、ここだけはカバーできない = 中途半端で美しくないというのがあってですね。
しかも下手なものを貼ってすべりを悪くしすぎると、今度は糸が引っかかって作業がしずらくなるという情報も目にしますし。

で、まあいろいろと考えた結果……



こんなふうにしてみました。
ダイソーで売ってるデコレーステープというやつを、上下の指が触れるあたりに貼っています。
薄いビニール製のシールになっていて、多少指でこすっても剥がれたり破れたりはしなさそう。しかもレースデザインと言うことは、細かい網目状 = すべり止めになるかも? と。
さらにレース作成用の道具に、レースの模様ってダブルミーニングっぽくて良くね? みたいな。

ほんとは白いテープの方が、複数のデザインがあって好みのものも多かったんですが、隠したい両面テープもまた白なので、そっちだと紛れてしまいそうだと黒をチョイス。
試しに使ってみた感じ、糸が引っかかたりとかはまったくありませんです。
すべり止め効果があるかどうかは、しばらく使い続けないと、ちょっと判りませんね。
でも見た感じがなんかエレガントになってくれたので、それだけでも満足ですvv

お昼からは、母と二人で家庭内手工業。

私は数年前に引退し、母もそろそろ遠出はキツイからと、もっぱら内業や下準備を担当しているガールスカウト。
今度その母の所属している団が、キャンプだか研修だかのために隣の県へ行って、そちらの団と泊まりがけで交流するとかなんとかで。

「お土産に軍手バサミ持っていくことにしたから、作るの手伝って。三十個ほど」

と。
いや三十個って、すげえ気軽に言うね、母よ。
ちなみに軍手バサミというのは、以前に地元向けワークショップでも作っていた↓これです。

■下準備があるのですよ|覚え書き
 http://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?
action=article&year=2016&month=04&day=09&mynum=7511

この時用意したキットが22個ほど残っていたので、材料を準備する手間は大きく省かれましたが。
それでも二人で三十個ですよ。普通なら気が遠くなる量だわ!

まあ、こういった作業はけして嫌いではないというか、むしろ小物作ってると落ち着くタチなのは既にうちのお客様ならご存知でしょうから、そこまで否むこともなく手伝い始めましたけどね(笑)



そして途中、何故か急に母が「あれ? うまくいかない??」とか言い出して、最後の糸撚り部分ができなくなり、母が本体を作る → ビーズを通した段階のものを受け取って、私が紐を撚って結んで小袋に入れ直す、という作業手順になりましたが。
いったいどうしたんですか、母よ。今までできてたことが急にできなくなるとか、年齢考えるとめっちゃ怖いんだけど(汗)


そうそう母と言えば。
私と同じで活字中毒の気が多いにある母。いやむしろそこは、私の方が母と同じと言うべきか。
毎晩のように「なにか読むものなぁい?」と聞いてきては、私の本棚からいろいろと持っていっております。しかし最近は私もそんなに本を買っていません。母のリクエストは「どひゃーぐちゃーしてなくて(訳:ホラー物やスプラッタは却下)、そんなに危なくないやつ(訳:BLもハードなのはパス)」です。
あと「手や足が変なところから出てる(デッサンが狂ってる)のとか、よく判んないの(VRMMOものとかスキル表記があるタイプ)はやめて」だそうで。
……なにげに最後のハードルが一番厳しいかもしれない、昨今のマンガ・ラノベ事情だったりするんですが。

そんな母のお気に入りは、なんと茅田砂胡さん。
ここ半年……いや一年ぐらいでしょうか。ずーーーっと、クラッシュ・ブレイズ → 課外授業 → 全仕事をローテーションしつつ、既に自炊済みで手元にないと知るや、デルフィニア本編と外伝を図書館で全巻借りてこさせること、そろそろ三回ぐらい?
あげく「なんでリィさん達、共和宇宙にいるの? あとヴァンツァーとレティはなんで生きてるの??」と訊かれ一言では説明できず。図書館にも「暁の天使たち」はないと知るや、「古本でどれぐらいするか調べてvv」と言われ、結局全6巻+外伝2冊を母が自腹購入したのは半年ほど前のこと。

先日も先日とて、アルスラーン戦記第一部7冊を借りてきてあげたら、10日で読みきっちゃいまして、またも「つぎ何かなぁい?」と。
……いい加減、面倒になりました。
あ、ちなみに「騙王」も「翼の帰る処」も「チャリオンの影」も、ワーカスも辺境の老騎士も人狼〜副官も竜殺し〜もカーマリーもバンダル・アード〜も、全部全部読ませ済みです。しかも複数回。
この中では、人狼〜は「訳が判らん」で、〜老騎士は「食べてばっかりでつまんない(料理も食事も嫌いな人)」とのこと。

文句があるなら自分で(ry!!

と、いう訳で。



現在母の部屋には、デルフィニア戦記文庫版全18冊が鎮座しているのでしたww

いえね、現在の古本相場を伝えたら、「その六割ぐらいなら、出しても良いけど……」と迷う素振りでして。
最初はそっかと諦めたんですが、よく考えると私もデル戦は紙書籍で手元に持っておきたいんですよね。置き場のなさから仕方なくPDF化したものの、やっぱりそうすると気軽にあちらこちらとめくることができなくなって、なかなか読み返せないのがもどかしかったのです。
しかも文庫版は、最終巻の一部に加筆があるという噂も耳にしていました。

「……古本相場の四割で全巻手の届く位置に置けるなら、私としてもあり、かも?」

そんなこんなで、二人でお金を出しあっての大人買いへと至ったのでした。

ああ、本当にこの人と私は親子だなあ(てへ)
ちなみに暁〜課外授業までは、3月段階で母の寝室へ移動済みです。
いやあ、あの時も本棚がざくっと空いてくれて、本当に助かったっけ(しみじみ)
母の寝室の本棚は、現在こんなんなってます。



スライド式本棚×2基から外したスライド部分を二つと、さらにカラーボックスひとつを合体させて、下にキャスターをつけた移動式三面本棚。そこそこの収容能力があるそれの中に、まるで誂えたかのようにきっちりハマりこんでいるデル戦文庫版が。
さらに隣の面には、暁〜クラブレ〜課外授業にトゥルークとデル戦外伝に全仕事が収まっています。
田辺聖子とか古典の解説本とか、お茶や和歌や焼き物の本や赤毛のアンシリーズに混じって、堂々と存在を主張する茅田作品群ww
デル戦の真下にあるのが百人一首カルタの箱って、なんかすっごいカオスですwww

課外授業の最新刊なんて、母に買わせて私まだ読んでねえしなあ。
残念なのは、母は怪獣夫婦はあんまり好みではないとのことで。なので「海賊と女王の航宙記」の方は、そそのかして買わせることができてないんですよ。私は怪獣夫婦の方が好きなのになあ(しょぼん)
No.7795 (創作:: タティングレース)


 スプリットチェイン
2016年08月22日(Mon) 
なかなか手がつけられなかったスプリットチェインの練習を、ようやくすることができました。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットチェイン(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-575.html

いつもお世話になりまくりなこちらのサイトさん。
本当に足を向けて寝られません <( _ _ )>

以下は、上記の記事より引用。

> スプリットチェインは、次のようなときに使います。
>
> 1)糸を切ることなく(糸処理しないで)、次の段を作り始める時。
> 2)スプリットチェインで作るパターン。(めったにありません)
> 3)SSMSR(Single Shuttle Mock Split Ring/Knotting Ring) への応用など

2はめったにないとのこと、3は私には何のことだか理解不能(苦笑)
メイン目的は1というか。以前に挑戦した「10 連続編みのストール」のモチーフで、糸始末を極力減らしながらモチーフ同士を繋ぐ少々特殊なやり方を、「これスプリットチェインを使えば、もっと綺麗にできるんじゃね?」と思ってからの、「そんじゃいっちょ練習してみるか!」という流れだったのでした。

しかしこのスプリットチェイン、小さく固定された糸の輪の中に、シャトルの先っぽだけを突っ込んで作業するという難易度の高さです。
いきなり細い糸ではさすがに厳しいので、まずは#20太目の糸で。ついでだから色違いのほうが判りやすいだろうと、中途半端にシャトルへ巻きっぱなしだった、残り糸を寄せ集めての作業と相成りました。

最初はスプリットチェインを固定する、ピコ付きの土台から作成。



いちいち何個も作っていくのは面倒なので、10P10P10のリングを連続させて、とりあえず四葉の形に。

そしてネックストラップ作成時にシャトルへ残った「さくら」と「ブリーズ」で、6目ほどチェインを作ってから最初のピコへロックジョインし、8目通常のダブルステッチでチェインを作成。
二番目のピコへ、余裕を持ってロックジョインさせたら、いざ、残り8目をカバーステッチです!



最初はもう、糸の向きとかしっちゃかめっちゃかで、なにがなんだか(@_@)だったのですが……何度も繰り返すうちに、だんだん飲み込めてきたように思います。

↑前述のブログ記事後半、4−1)以降で説明されている、「モチーフを水平方向に右に90度くらい回転させてから作業をはじめる」というやり方が、私には合っているようです。
糸を引っ張って最初の半目を引き締める手順は、なんだか前に「渦潮」でさんざん練習したロックジョインにも通じる感覚で。やっぱり一歩ずつ着実に進んでいくことが大事なんだなあと、実感してみたり。

で、もって。
スプリットチェインを一個作成しては糸を切り、シャトルを交換しつつ、四回ほど繰り返し。
せっかくだから結び始めのチェインの先も、土台の四つ葉にジョイントさせておいて、と。



ひとまずこんな感じに仕上がりました★
通常であれば、リングやチェインの根本に位置してしまう結び終わりの糸が、ちゃんと山(チェイン)のてっぺんから2本出ており、かつ不自然な歪みも生じていませんvv
タティングレースをやる方なら判って下さるでしょうが、これってけっこうすごいことなんですよ?
これができるようになったら、デザインの幅がいっきに広がってくれるはずです。



青く着色した矢印部分が、カバーステッチによって作成された部分です。
今回は段染め糸で作業したので、特に右側の緑色の部分など半分でくっきり色が分かれていますけれど、これを単色の糸で作成したら、良い感じに仕上がってくれることでしょう。

さあて、次はいよいよ#40細めの糸での挑戦だぜ!!
No.7793 (創作:: タティングレース)


 ネックストラップ第二弾
2016年08月21日(Sun) 
水曜の晩から作り始めた差し上げ物用のネックストラップが、ようやく完成しました★



今回も#20の段染め糸。ダイソーの「さくら」です。
前に作成した時は、ナスカンの長さを計算に入れておらず、首にかけると名札がちょっと下に位置してしまったので、そこを考慮して(二つ折りにした状態で)5cmぐらい短めに。
モチーフは古典的かつ基本的なパターンですが、ピンク色とこの模様の組み合わせって、なんだか花柄っぽくて可愛いかなあって。



ピコを繋ぐ数は前回よりむしろ少ないし、リングも斜めを向くから数が減って楽になるんじゃないかと思っていたのに……何故か糸の消費量も手間もむしろ多かったです。解せぬ。
まあ、ひとつのピコに3個のリングを繋ぐのが、かなり面倒なのは予想できたんですが。さすがにそこの部分は、ツノがしっかりしてる既成品シャトルを使いました。



ナスカン取り付け部の8の字型も、前回の反省を含めてちょっと小さめに。

……ちなみに前回も今回も何故か、8の字を使って全体を輪にする → 何度も何度も確認したはずなのに途中でベルトがねじれている → 解いてやり直しを繰り返し(−ー;)
なんであそこでねじれるのか……(悩)
そして横から見ていた母に、「まち針で留めてからやれば?」と言われて、「はぅぁっΣ(゜ロ゜)」ってなりました(苦笑)
そうだよなあ、そのためにまち針ってものが存在するんですよねえ。

案の定、まち針使ったら一発で成功しました。
阿呆か私は……

そして今回の残り糸はこれぐらい。



最初に試作品を10cmぐらい失敗作だと廃棄してるんですが、それでも前回よりたくさん糸を消費したと思います。
正直途中で「足りなくなったらどうしよう」とドキドキしてました(苦笑)
本体を結っている時の最後のシャトルだって、目算ではあと1模様残したぐらいで糸がなくなりそうで。早めに繋いでおくべきか、それとも足りると信じてこのまま行くべきかと、めっちゃ悩みましたとも。幸いにもぴったりちょうどで結び終われたので、繋がなくて正解だったんですがね。
さて、気に入ってもらえると良いなあ……
No.7791 (創作:: タティングレース)


 左右対称デザインって難しい
2016年08月20日(Sat) 
今日も今日とてレースの日々(笑)
スプリットチェインの練習をすると言いつつ、つい他にも寄り道してしまい、なかなかそちらには手が回っていません。
自作シャトルの件もそうなんですが、職場でタティングレースのネックストラップを使っていたら、他の方から「素敵、私にも作って欲しいです」と言われたので、「よっしゃ!(受け取らせる)言質は取った!!」とばかりに第二号の作成を始めてみたりとかですね……(苦笑)<作るのは楽しいけれど、完成品の始末に困るタイプ

でもって。
そちらはいちおうデザインも決めて、もう八割がた結えているのですが。しかしネックストラップをタティングレースで作ろうとすると、なかなかどういうモチーフを使うかに悩むのですよね……
私の技術がまだ拙いせいも、当然あります。
しかしネックストラップって、どうしてもある程度の荷重がかかるじゃないですか?
その場合、左右が非対称のモチーフだと、力のかかり方が不均等になって、歪んだり伸びたりしちゃうんですよ。なのでできるだけ左右対称にしたいのですけれど、それをタティングレースでやろうとすると、これがなかなか難しいのです。
最初は、それこそ覚えたばかりのスプリットリングで四つ葉を繋いで、あと補強に両脇をチェインで繋いでいこうかと思い、試作してみました。しかし実際に結んでみると、ヨレヨレになるし強度も足りなくて、こりゃ駄目だと却下。
結局は基本的なブレードを往復させる、古典的なパターンを採用。しかしこのやり方だと堅実な代わりに、どうしても太くなるんですよね(−ー;)
#40細めの糸で作れば良いのかもしれませんが、それをやるとさすがに手間がかかりすぎて、いったい何週間必要になるやら。あと強度にも不安が出てきますし。

そんなこんなで今後の参考にもしたいしと、ネット上をウロウロ。さまざまな方の作品を拝見しつつ、よさ気なデザインはないものかといろいろ見比べてみました。
そうしてたどり着いた結果が、こんな感じ



左右対称で、レースの繊細さもきっちり備えた、なかなか好みのデザインですvv まーた最後のところでピコの数を間違えてるのは、まあ練習だってーことで ┐(´〜`;)┌
これも割りとお約束のモチーフなようで、よくよく思い返せば、似たようなの(飾りピコがついていないバージョンだったか)が、最初の頃に借りた本に載っていた記憶がうっすらあるような、ないような。
その当時はブレード(紐状のモチーフのこと)にあまり興味がなかったことと、編み図を見てもさっぱり理解ができなかったので、そのページはコピーとってなかったんですよね。後悔先立たず。
なので作品写真とにらめっこしつつ、ああだこうだと試行錯誤を繰り返し。
なんとかどうにか↑までたどり着くのに、丸1日かかりました。

特に結び始めがですね、難しくって。今の段階では糸隠しまでやる余裕がなかったので、だらんと2本伸びたまんまです(苦笑)




シャトル2個、糸玉不要で結んでいけるのがありがたいところ。
それぞれのシャトルに両手を広げた幅×3ずつ#20を巻いておいたら、10cmほどの試作品が二つ結べました。
なのでMAX(×4)に巻いた状態だと25cm強ぐらい結えるとして、長めのネックストラップ1m分を作成するのに、それぞれのシャトルが4つずつ必要な計算になるでしょうか。
1シャトルが両手幅×4=6m弱として、必要なレース糸の長さは48m弱。おお、めっちゃリーズナブルやん!!<今まで作ってたのだと、80m玉を8割は使っていた

ああでもこれ、もしネックストラップ = 輪っかにするなら、別に端糸だけ隠した状態で結い始めて、一番最後のチェインの最後から2番めのピコ部分で、一番目と二番目のチェインの間とピコ繋ぎ。そして結び終わりの糸を一番目のチェインの結び始めに通してこま結び → 残った糸端は針で縫いこんでやれば、綺麗に収まるのかな……?

他にも、どちらか一方の輪っかを目数少なめに作ってやれば、ゆるやかにカーブしていくので、ドイリー(円形の敷物)の縁飾りなどにもできるようです。
ピコ繋ぎの際に、そこへビーズをあしらっていくのもありかも。最初にシャトル糸へまとめてビーズを通しておくのは面倒ですが、ピコ繋ぎ時ならそのつど一粒ずつ入れていけるんじゃ……?

ああ、これを#40細めの糸、しかも1色で作れたら、きっとすっごくレースっぽくなるんだろうなあ(想像中)

そうそう、↑の写真に写っている通り、これはスピンドルケースによる自作代用シャトルの方で結ってみました。
全然なーんも問題なかったです(笑) むしろラメ入り糸でも糸割れしにくくてありがたいぐらい。
あとこの自作シャトル、糸巻きがめっちゃ楽なことが判明しました。
片方の板を外すことは、これまでも思いついていたんですよ。
さらにそこで板を外したあと、こうやって……



左手の指で残った方を反らしながら作業すれば、全然引っかかることなくサクサク糸を巻いていけます。
いいわ〜、これめっちゃいいわ〜〜vv
これでこのボビン部分が、もうちょい長細い楕円形だったら言うことないのに!
……いっそおゆまるあたりで、糸巻き部分も作れないかしら……? あるいはこのボビンを縦に二つ切りして間を埋められたなら……(ぶつぶつ)
No.7786 (創作:: タティングレース)


 だんだん大きくなってく(苦笑)
2016年08月18日(Thr) 
あちこち探しまわってみたら、母のところから残数1枚のデータCDスピンドルケースが出てきたので、いそいそといただいて参りましたww
その後はちょっとバタバタしていてびのびになってしまいましたが、ようやく三度目の代用自作タティングシャトルに挑戦です♪

まずは材料を準備。



スピンドルケースの他に、前回は手持ちになかったクッション材付き凹凸対応の厚手両面テープ。そしてダイソーで買ってきた9個入り108円のプラスチック製クリアボビン。あ、両面テープも百均で買いました。
……いつも行ってるその最寄りのテナント百均には、金属製のボビンしかなかったんですよねえ。しかも6個入りで108円。やっぱり大手は違うなあ……<ダイソーにはクリアの他に色付きや9個入りかつ糸巻き済みのものまであった

でもって。
作成手順はこれまでとだいたい同じ。
ケースの壁部分だけ切り取ってカーブした板状にしたら、マジックで舟形を描いてハサミで切り抜き。

←これは前回作業時の写真です

切り終えたら除光液でざっとマジック汚れを落とし、紙やすりでフチ部分のギザギザを整えて、と。ボビンにはやはりダイソーのハンドドリルで、糸通し用の穴を開けておきます。
尖った角(ツノ)の部分は、ドライヤーで熱してから指で曲げてやれば、溶けることもなく綺麗に整形できました。
最後にクッション材つき厚手の両面テープで、上下の板とボビンを貼り合わせれば……



左上のべっ甲カラーが、クロバー社の既成品シャトル。
左下は、一度手芸用ボンドでくっつけたけど取れてしまったので、改めて両面テープで貼り直した試作2号改。
右の二つが今回作成したものです。

これまでは既成品シャトルに合わせて舟型を切っていたので、ちょっとボビンが両側にはみ出し気味でした。それを改善するために少々幅を広げ、さらに今回使用のボビンの丈が、これまで使っていたのよりちょっと高かったため、舟型の端同士を接触させるには長さも伸ばさねばならず。
結果として、全体的に二回りぐらい大ぶりになってしまいました。

角度を変えて見ると、こう。



左から二番目の試作2号改と較べて、今回のは1〜2ミリ丈が高いです。
パッケージのサイズ表記によれば、このダイソー・ボビンは丈が11.5ミリ。今まで使用していたのは母のところから拝借してきたやつなんですが……おそらく9ミリの方だったんだと思います。

■クロバーメールマガジン 第9号|メルマガタイアップHP
 http://www.clover.co.jp/mailmhp/09.html

おかげで完成形が大きくなってしまいましたけれど、そのぶん糸をたくさん巻けるようになったと思えば、むしろラッキーなのかもしれません。

実際に糸を巻いて比較したところ……



ほぼ同じ長さ(#20の糸で両手を広げた幅×4=6m弱?)を巻いて、こんな感じです。
既成品(左)の方は糸巻き部分の軸が縦長なためか、巻き上がりの収まりが良いですね。
ボビンの方は、なんとかぎりぎり巻けたけど……という感じです。それでも前回までの9ミリ丈ボビンでは、糸がボビン部分から完全にはみ出してしまっていたので、やはり少しは多く巻けるようになったかと思います。
あと、少なくとも途中までは板を一方外して巻いていける、クッション材つき両面テープ、マジ便利。


2016/08/20 追記:
こんなふうに片方の板を外しつつ、もう一方を左手で反らしながら巻いていくと、しっかり最後まで巻ける上にすっごく楽でした。




板のカーブとボビンの隙間を埋めるため、何枚も重ね貼りしていた通常両面テープの時は、剥がすと両方にテープが残ってベッタベタになってしまっていたんですけど、このテープなら1枚でいけるので、綺麗に剥がれてくれます。そして貼り直してもそんなに粘着力が落ちないし。
かみ合わせが固くて糸が傷むなあ、ゆるくて糸が止まってくれないなあと思ったら、簡単に微調整できるのもまた、ボンドで接着した場合とは違った利点です。

廃物利用のスピンドルケース・9個で108円のボビン・4mで108円のクッション両面テープ。
あとの紙やすりとか除光液とかハンドドリルとかの工具類は、まあ手持ちの物があるとして。
スピンドルケースの大きさにもよりますけれど、216円で複数のシャトルが作成できるというのは、なかなかの費用削減かと。
先達の知恵って本当にありがたいですね(合掌)

■タティングレースのシャトル作りました。 | こんなのできたよ
 http://hanaahase.blog60.fc2.com/blog-entry-29.html

■ミニシャトル:糸遊:So-netブログ
 http://kuc-tat.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18


そして試しに#20の糸でブレードを結ってみたところ、なかなか良い感じの使い心地。
少なくとも普通のピコ繋ぎをする分には、まったく問題ありませんでした。テープの粘着力もしっかりしていて、一番最初の普通の両面テープ重ね貼りの時のように、使っているとだんだん舟形が回転してずれてくるといった事態も、まったく起こらないです。

ただやっぱり、大きさに関する違和感は、ちょっとありますね。
実際に持って作業する場合の違いは、こんな感じ。



全体の厚さがかなり違うため、自作シャトルの方は、後ろをつまむような持ち方になってしまいます。
あと幅もかなり広いので、リングを作っている時など、左手の人差指と中指の内側をこすってしまうこともしばしば。
何度も繰り返しているとその部分の肌を痛めてしまいそうなので、もうちょっと細かい目の紙やすりで、しっかりエッジを丸めた方が良いかもしれません。

……ともあれそんな感じで本日も、レースレースで過ごしたのでした(笑)


2017/03/25 追記:
ダイソーさんから、タティングシャトルしかも3個入りが発売されました
もうこれで手間暇と原材料費(ボビンだけで108円)かけて自作する必要はなくなりました。ありがとう、ありがとうダイソー・゜・(ノ▽`)・゜・
No.7783 (創作:: タティングレース)


 糸始末をいかに減らすか
2016年08月16日(Tue) 
……が、タティングレースにおける基本にして重要なポイントだと、私は思っています。
一番最後の結び終わりだけは、マジックスレッドでも使わない限りどうしても結んでボンドで止めるか、針で縫いこんでいくしかないのですが、これが手間もかかるし仕上がりも歪んでしまいがちで、私の技術では今ひとつ美しくなりません。
先達の方々も同様に思って、いろいろ試行錯誤してこられたのでしょう。

今日挑戦してみたのは、「タッチングレースとビーズタッチング」に載っている「10 連続編みのストール」に使われているモチーフ。
見本作品は82単位×12列を繋げるという大作ですが、とりあえずやり方を練習してみるだけなので、6単位ほどで始めてみました。列は3〜4列ぐらいにしようかと。

この作品自体は、シャトル1個と糸玉だけでできる、リングとチェインを繰り返すだけのシンプルなものです。しかしそのシンプルさが逆にクラシックで好みなのと、あとはモチーフ同士の繋ぎ方の説明に、興味を惹かれました。

ちょっと説明文章がシンプル過ぎて、把握するのに時間を要したのですが、たぶん↓こういう感じでしょう。

まずはシャトルと糸玉が繋がった状態で、いきなりチェインの真ん中から作り始めます。
この時チェインの先には、クリップなど(本では「穴糸ぐらいの太さの糸」)を挟んでおきます。



そのままぐるっと一周して、一枚目のモチーフを作成。



前述の通り、とりあえず6単位。
結び始めの位置(チェインの真ん中)までたどり着いたら、クリップを外した最初の穴(ピコ)へロックジョインしておき、シャトルも糸玉も少し長めに糸を残して切ります。

続いて同様の手順で二枚目を結い始め、チェインのピコ部分で一枚目と繋ぎながら進めていきます。
なおこの時はシャトルと糸玉が繋がっていませんが、シャトルからちょっと長め(1〜2mぐらい)糸を引き出して糸玉代わりにして開始。引き出した糸が残り少なくなったら、改めて糸玉をロックジョインで接続。次のブリッジを残り糸と新しい糸玉の端糸とシャトル糸の三本を芯にして結ってやればOKです。

そうやって、1枚目の結び終わり位置まで来たら……



結び始めのクリップを外した穴にピコ繋ぎをして、あとはだらっと出ている2本の糸を、シャトル糸に添えて、続きのチェインをまた芯糸3本で結っていきます。

本当はそのチェインの根本までで充分なんでしょうが、ちょい不安だったので、私は次のリングをシャトルだけで作成したのち、その次のチェインも3本で結っていきました。



ここまできたら、あとは一枚目の結び終わり2本を、ちょっと引っ張り気味にしながら切り落せば、糸隠し終了。
針もボンドも使わずに、一枚目の結び終わり糸を始末することができました。

このやり方を繰り返していけば、何枚のモチーフを繋いでいっても、針を使うのは最後の一枚だけで済んでくれます。
最後の一枚だけは、通常通りにリングの根本から結い始めた方が、綺麗に仕上がるんでしょうね。

……しかし私の腕がまだまだなのか、繋ぎ目部分のチェインだけ、形が歪み気味なのが気にかかる……(´・ω・`)


この方法、おそらくはスプリットチェインという技法でも可能だと思うんですよ。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットチェイン(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-575.html

前回作成したモチーフで阿呆なほど練習したスプリットリングと、似ているようで難易度はさらにUP。
シャトルが通る大きなリングに、ダウンワードステッチを施してから引き締めるスプリットリングと異なり、これはロックジョインで先に完成サイズに固定したチェインの芯糸へ、シャトルの先だけを差し入れて作業するという難しさ。

最初にこの記事を読んだ時は、「こんなの絶対無理。こんなん使うほど難易度高い作品なんて作んないし」と思ったのですが。
しかしこの技法と今回のやり方をミックスすれば、きっともっと歪みなく自然な形でモチーフを繋ぎつつ、針を使わない糸始末で進めていける、はず!

ちょっと三枚目に手を付ける前に、太めの糸でスプリットチェインの練習をしてみたいと思います。

ああ、こうやってどんどん深みにはまっていくんだなあ(笑)

でもたとえば、渦潮と前回の四つ葉モチーフを経てマスターできた、ロックジョインとスプリットリングを使えば、あのスクエアモチーフも、もっとレベルアップできると思うんですよ!
スプリットリングを使えば一段目から二段目に上がる時に糸切らずにいけるし、二段目もロックジョインで繋いでいくと、歪みがさらに減るはずなんだから。
だからスプリットチェインも、覚えて損はない、きっと!!

いやもう本当にね、ほかのタティングレース関連ブログ記事なんかを拝見していても、みなさん糸始末が面倒だ。そこだけは楽しくないとおっしゃってるんですよ。まったくもって同感で。

糸始末を減らすためなら、おれはやるぜ!!

……結局、お盆休みもレース三昧だったなあ(笑)
あと久しぶりにけっこう眠れました。5月あたりからこっち、朝とか休日でも……むしろ休日こそ早くに目が覚めちゃって、睡眠が不足気味だったので。
今日も目覚まし鳴る前に起きちゃいましたが、午後にかなり長めの昼寝ができたので、気分も体調も良い感じです。ちょっと雨降って、気温が低くなってくれたのも助かった(苦笑)
No.7782 (創作:: タティングレース)


 見た目はシンプルですが
2016年08月15日(Mon) 
昨日作りかけていた、タティングレースのあらたなるモチーフ。
本体は9割がたできていたので、最後の縁飾りとアイロン仕上げをしたら……



こんな感じになりました★
一辺は8〜9cmほど。#40細めの糸なのでコースターにするにもちょっと薄くて頼りないぐらいですが、いちおうこれは練習なので、ひと通り形にしてみたってことで。
……見た目はシンプルというか地味かもしれませんけど、これでけっこう手間がかかってるんですよ。タティングレースをされる方なら判って下さるでしょうが。

普通の結い方だけでこの一枚を作ろうとすると、まず四つ葉の部分16個を、1個結うたびに糸を切って端始末しなければなりません。編み始めと編み終わりが、四つ葉の中央部分に来てしまうためです。
しかもそうして四つ葉16枚の正方形を作り終えたら、また新しい糸を使ってぐるっと縁を一周。糸始末。考えるだけでも面倒くさいです。

そこで活躍するのが、渦潮モチーフでも使用した「ダウンワードステッチ」による「スプリットリング」です。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html

ひとつのリング(この場合四つ葉の葉っぱ)を2本の糸で半分ずつ作成することで、編み始め(糸の入る場所)と編み終わり(糸の出る場所)を、反対の方向に配置できる技法なのです。
これを活用すると……



こんなふうに、いちいち糸を切らず連続して四つ葉を作っていくことができます♪
そして今回は2個のシャトルで作り始めましたから、結び始めの糸が2本だらっと出ていますけれど、1本の糸を両側からシャトルに巻いて始めれば、この糸さえ出さずにすみます。

……しかし渦潮モチーフでは一箇所だけだったスプリットリング。この四つ葉を連続させる方法だと、四枚の葉っぱのうち二枚をこれでやらなければいけません。実質編み方を変えるのはそのうちのさらに半分だとしても、一回一回全体をひっくり返しては持ち替えるのが非常に面倒くさく(−ー;)
いつもお世話になっている上記の「あーるのシカゴ生活記」さんでは、持ち方を変えずにそのままダウンワードステッチを行う方法も紹介されていましたが……私ではどうしてもうまくできませんでした<リングとリングの間に隙間ができてしまう
仕上がりを犠牲にするより、手間を掛ける方が良いですよね……(´・ω・`)

さらに手間取ったのが、ちょっとしたアレンジ部分でして。
実は本に紹介されていた編み図の通りに作成していくと、完成品は↓こんなふうになるはずでした。



四つ葉の連結をジグザグに進めていき、その間はチェインで繋ぐため、外周のしかも2辺だけ一列おきにチェインができてしまうという形だったんです。
しかしこれは、いささか私の好みから外れます。
なのでさんざん頭を悩ませた結果、スプリットリングの位置をちょっと変更してみました。
まずは一列目の最後の四つ葉で、二つ目のスプリットリングをそれまでと90度ずらした位置で作成。



そのまま次の列の四つ葉を作成し、今度も二個目のスプリットリングを戻る方向へ90度ずらします。



青で着色した部分が、ダウンワードステッチで作成したスプリットリングです。
この方法でジグザグに進んでいけば、間を繋ぐチェインは必要ありません。



最後の縁飾りのチェインも、四つ葉の結び終わりからそのまま始められるので、シャトル糸がなくなった時以外は、糸を繋ぐ必要は一切なく、いわば一筆書きで↓この形が完成させられます。



うむ、良い感じ良い感じ♪

今回はキリ良く4×4で作成しましたけれど、もっと大きいものだって、いくらでも作っていけるでしょう。あえての太め#20で作れば、3×3でもコースターぐらいにはできるんじゃないですかね?
あるいは5×5ぐらいずつ作っていって、それを繋ぐ方法でだんだん大きくしていけば、作業中は小さいの一枚持ち歩けばすむぶん、かさばらなくて便利かも?

なお本に載っていた見本作品では、#70という私では想像もつかない細い糸でかなり大きなものを作成。巾着袋の外側を包む飾りにされていました。熟練者ってすごいですねえ……

そうそう、今回は編み図の通りにピコを繋がずに四つ葉を作りましたが、このピコは繋いでおいたほうが、仕上がりが安定するんじゃないかと思います。繊細さは薄れるかもしれませんけど。
なにしろ結ってる途中で、四つ葉の一枚一枚ががよじれまくって大変だったんですよ……表裏は間違えそうになるし、アイロンかけるまで全体がよれっよれでしたし。

思いついたからには試してみたくありつつ、借りてきた本の中でもうあと一個は、返却前に挑戦してみたいパターンがあるんですよね。さすがに見本作品のようにショール一枚作るのは無理でも、今回のように4×4パターンぐらいなら、なんとか返却期限までには間に合うと思うんですが。

ああでもスピンドルケースの空が一個手に入ったから、シャトル作成もリベンジしておきたいなあ。
#20太め糸なら自作シャトルで十分結えるし、余りまくってるシナモンゴールドでこの四つ葉パターンの花瓶敷きとか作ったら、けっこうシックな感じで面白いんじゃなかろうか。

……ああ、そのうちメーカー品のちゃんとした(高い)レース糸に手を出しそうな自分がいて怖い……だってメーカー品だと、あんな色とかこんな色とか、パステルだったりアースカラーだったり段染めだったり、いろんなカラーの細め糸がいっぱいあるんだもん……




No.7781 (創作:: タティングレース)


 試行錯誤中
2016年08月14日(Sun) 
スピンドルケースで作る自家製タティングシャトルも、ちまちまと工夫を重ねております。



一番手前から、市販品(クロバー社製)・試作1号(改)・試作2号。
この段階で肝心のスピンドルケースが尽きてしまい、次が作れずにおります。

とりあえず試作2号(一番奥)は、不精して手元にあったライターを使用した1号(真ん中)と異なり、ちゃんとドライヤーで角(ツノ)を曲げました。おかげで変に溶けて変形したりせず、かなり市販品に近い形になってくれたんじゃないかと。

そして両面テープではなく、手芸用ボンドでがっちり固めてみました。
ボビンの穴まで埋める勢いでたっぷり盛ったこともあり、今のところはきちんとくっついてくれています。
ただこれ、乾燥に時間がかかるのがネックで……この写真撮った段階で、貼り付けてから丸二日は経ってたはずなのに、まだ白い=乾ききっていません。完全に透明になるまでに、このあとさらに二日ぐらいかかってました。
そのうちパキッと外れちゃいそうな不安も残ってますし。

そして真ん中の1号(改)。
最初は普通の両面テープを数枚重ね貼りしていたのですが、百均で↓こんなものを見つけたので、一度全部取り外し、シール剥がし液で粘着も綺麗に落としてから、改めて貼り直してあります。



凹凸面に対応かつ粘着力も強めの、クッション材つき両面テープです。
これなら手軽に接着できるうえ、糸巻き時にはちょっと剥がしてボビン単体にして作業を楽にしたり、あるいはボビンそのものを交換することで、そのつど使いたい糸に変更できるんじゃないかとか。



張り替えた状態を横から見ると、こんな感じ(このあと、ボビンにハンドドリルで穴を開けてます)。
スピンドルケースとボビンの隙間は、ちゃんと埋まってるんじゃないでしょうか。ただテープの厚さ分だけ上下の距離が離れてしまったため、スピンドルケース同士の合わせ目がどうしても片方空いてしまいます。
まあ、ぶら下げ時に糸がどこまでも出て行かないようストッパーにするには、どちらか一方だけ閉じていれば大丈夫なんですけど。

本当は、ツノ部分がちゃんと形成できた試作2号の方を、この両面テープで貼り直してみたかったものの、そのためにせっかくくっついているボンドを剥がすのは本末転倒。
なのでツノをドライヤーで形成し、この両面テープで貼り合わせても前後両方が閉じていてくれるサイズの、試作第3号を作りたいのですが……前述の通りもうスピンドルケースが _| ̄|○

ともあれ。
本来ならゴミにしかならないスピンドルケースを再利用できるなら、あとはボビン(百均で8個ぐらい入りが108円)と、両面テープ(1巻108円)、手持ち工具(ハサミとかヤスリとかドライヤーとか)で複数個作成できるのが、非常に便利でありがたいです。
……なにせすでに、8個持ってる市販品で、ギリギリなんですよ、何故か。
一番の原因は、MAXまで巻いてしまった#40の白と生成り各二個ずつが、いまのところ完全に遊んでいるせいなんですが。そして中途半端に残っている、ネックストラップ作成時の段染めが1個と、渦潮作成時の#20の白糸……つまり今のフリーシャトルって2個だけか??

なまじ糸を巻くのに手間がかかるだけに、一度巻いちゃうとなかなか解く気になれなくて(−ー;)

なお、渦潮段染めバージョンの何枚かは、試作シャトル2号(ツノをドライヤーで整形したやつ)を使用して作成しました。
スピンドルケースは市販シャトルより少々柔らかいこともあり、使い勝手の違いはやはりあります。でも意外とストレスなく使用できてますね。これだけ頻繁にピコ繋ぎが必要なモチーフでも、慣れるとそう悪くはありません。コツは糸を引き出す際にツノを横向きにすること。そうすることで柔らかさが軽減され、良い感じにピコから糸を引っ張り出せます。

ツノなしのクラシックシャトルを使用している方なら、もっと違和感が少ないのでは?

あ、糸を巻ける量は、市販シャトルより気持ち少なめです。
市販シャトルだと、#20の糸で私が両手を広げた長さ×4、#40だと×8弱ほど巻けます。
しかしミシン用ボビン使用のこのシャトルは、#20の糸でその長さを「巻けて巻けないことはないけれど……」という感じです(#40はまだ試してません)。
少なくともボビン部分からは完全にはみ出すため、その長さの糸を巻いた状態で上下の板を取り外すのは無理でしょう。特に作業中にいきなり外れちゃう危険性とかを考慮すると、予防処置としてはそれぞれ×3、×6強ぐらいにしておくのが安全かと。


2016/08/18 追記:
スピンドルケースが手に入ったので、改めてリベンジしてみました
自分的には、このあたりで満足という仕上がりになってくれましたかね。


2017/03/25 追記2:
ダイソーさんから、タティングシャトルしかも3個入りが発売されました
もうこれで手間暇と原材料費(ボビンだけで108円)かけて自作する必要はなくなりました。ありがとう、ありがとうダイソー・゜・(ノ▽`)・゜・


そして糸巻いたまま遊んでいるシャトルを空けるため&今度はスプリットリングの練習を兼ねて、またも新しいパターンに挑戦中です。



ぱっと見にはシンプルそうに見えるでしょうが、これでけっこうややこしいというか、手間がかかってるんですよ、これ。タティングレースをやる方ならすぐにお判りになるでしょうが。

例によって途中で失敗し最初からやり直したりとか、本に載っている編み図の通りだとちょっと美しくないのでいくらかアレンジしてみたりと、いろいろ試行錯誤中なのがまた時間を取っちゃって。
明日にはなんとか形になってくれるかしら……?
No.7777 (創作:: タティングレース)


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27][28] [29] [30]

<< 2017年12月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :


 最新の記事
 良かった孵ってた!
 スプリットリングの活用..
 とことん親子
 スプリットチェイン
 ネックストラップ第二弾
 左右対称デザインって難..
 だんだん大きくなってく..
 糸始末をいかに減らすか
 見た目はシンプルですが
 試行錯誤中

 最新のコメント
 こんにちは、はじめまし..
 by 神崎真
 at 2018/01/25 10:29:04
 早々、ご回答ありがとう..
 by ciebukurou
 at 2018/01/25 05:42:11
 こんばんは〜、いつもお..
 by 神崎真
 at 2017/12/31 22:18:01
 ページ開けば回さなくて..
 by 既に解決してるでしょうが
 at 2017/12/31 12:09:48
 黒糸、そうなんですよ。..
 by 神崎真
 at 2017/12/30 19:14:47
 黒糸は繊細さと細糸感が..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/12/30 11:23:24
 重ね重ね、ありがとうご..
 by 神崎真
 at 2017/12/28 20:47:52
 あわわ、入れたと思った..
 by 萵苣
 at 2017/12/28 18:02:34

 カテゴリー一覧
 読書(2057)
 更新(445)
 電脳(531)
 映像(232)
 バトン(23)
 創作(612)
  タティングレース(300)
  タティング フリーパターン(1)
  マクラメ(52)
  レジン(8)
 その他(8)
 日常(1437)

 最新のトラックバック
 今日の夕食は
 ┗しゃばけ(ドラマ)(+五月雨通信+/2007/11/28)

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


 

Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41