まだまだ修行が足りない
2016年12月10日(Sat)
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先日読んだタティングレースの本に書かれていた、「ふっくらとした柔らかい質感や、自然の肌触りを大切にしたいものです」という、聖光院さんの言葉。 そしてその言葉の通り、緩め緩めに結っていかないと、外周の長さが足りなくなって、あっという間にお椀状になってしまう構造の編み図。
本に載っているモチーフを数枚試作してみて、自分が今までどれほど糸を締めすぎていたのか、実感させられました。 もうね、編地の手触り、その柔らかさが、本の通りに作った場合だと全然違うのですよ!
さらに言うならば、間違えた時のほどきやすさも、糸始末時の糸端の縫い込みやすさも雲泥の差です。 以前「初心者は糸を締めすぎがち」という記述をどっかのブログで見かけて、いったん意識を切り替えた際にも同じことを思ったのですが……今回はまた桁が違いました。あの程度の切り替えでは、まだ全然足りてなかったんです。
そこらへんは、以前にマクラメをやっていたことも原因の一端だったかもしれません。 マクラメでタッチング結びをする際は、ひと目ひと目をきっちり締めて、固く緩みのない仕上がりになるようにするのがコツのひとつでしたから。 そういう意味ではタティングレースと真逆と言えるでしょう。 とは言えあの経験があったからこそ、結び目の正しい形や、どちらの糸を「芯」にするかが大事だというポイントが、頭に入っていたことも事実。 むう、難しいものです。
ともあれ。 糸を緩く結うことで、完成がどれだけ違ってくるものか。 もうちょっとはっきり実感してみようと、前に作成したものとまったく同じモチーフを結ってみたのですよ。 選んだデザインは↓これ。
これを作ったのは、まだ最初の意識改革すらする前のことでした。 日記によれば8月末だから……タティングレースを始めて、やっと二ヶ月経ったかどうかといった頃でしょうか。ようやく#40の糸を使い慣れてきたぐらいの、まさに初心者も初心者といったあたりだったと思います。
そして今回。 緩めに緩めに、目指せふわふわの柔らかい仕上がり……とひたすら念じながら作成したものと、↑上記写真のモチーフを実際に並べ比べてみた結果、
……これですよ(愕然)
もちろん、左が以前のもの。右が今回作成したやつです。 同じ太さの糸を使って、まったく同じ目数で作成して、これだけ完成品の大きさが変わってしまう。この衝撃の現実ときたら、もう言葉を失うほかなく。 ああ、まったく同じ目数というのはちょっと語弊がありますか。四隅のリングを隣と繋ぐため、ピコを2つずつ増やしてありますが……違いと言えば本当にそれだけです。
まったく、どんだけぎっちり締め上げてたんだ、3ヶ月前の私は…… 左のものだって、すでに10枚以上を作成して、もうだいぶ作り慣れたと自負した状態での一品だったんですよ?
……ってか、こんなちっちゃなモチーフでここまでサイズ差が出てくるとなると、例の作りかけの大物なんかは、この締め具合に切り替えた場合、新旧モチーフの境目で思い切り波打ってしまうのではないかと(汗)
うっわー、マジかよどうしよう……さすがに今さらアレを、最初からやり直すのは荷が重すぎるぜよ?
……いっそ縦横を入れ替えて、今までの部分が中心に来るようにして、周囲を緩めの編み目の大きめモチーフで囲むように配置すれば、なんとか収まりがつくか……?(ぶつぶつ)
初心者がいきなり大物に挑戦するなというのは、こういうところが問題だからなんでしょうねえ、ふふふ。 棒針編みなんかも、セーターで左右の袖の長さが違うとか、マフラーで編み始めと編み終わりの幅が(ry とか、お約束ですもんねえ。 常に一定の強さで編み続けることが大切。 しかしその「一定」の、自分なりにベストな強さを見つけ出すには、二ヶ月や三ヶ月、ましてや半年程度の経験では、まだまだ到底足りないということですね、ははははは……はあ……(−ー;)
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No.7926
(創作:: タティングレース)
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ブログ開設当時のガラケー写メなんて……
2016年12月07日(Wed)
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クイズ番組の二時間SPを見ながら、引き続き花筐を結い結い。 昨日のものは、モチーフ同士の繋ぎ目部分がゆるゆるになってしまったので、2枚目を作り終えた段階で中止しました。 これだから試作とか練習が必要なんですよねえ(^ー^;;)
今度は接続部分のピコを可能な限り小さくする方向で、3枚目改め1枚目の作成に入りました。相変わらずのダイソー糸#40を使用です。 通算3枚目の二段目、三分の二を越えたあたりで、いっぱいに巻いていたシャトル糸の残りが「そろそろ繋ぐのを考えなきゃかな?」状態になってきました。まあこのモチーフはチェインが多いので、繋ぐのは比較的どこでもできるんじゃないですかね。 ただ糸玉とシャトルを繋いだ状態で結うタイプなので、シャトル糸がなくなったら糸玉ごと切り離して巻き直し。糸端を2本一度に始末しなければならないのが厄介なところです。
……そしてやっぱり大判の本を開きっぱなしで作業しようとすると、台や重石が必要だったり、開きぐせがついてしまいそうで、本フェチの気がある私にはやっぱり辛いところ。 なので現在必要な部分だけ、コピーかスキャナを取ってやろうかと思ったんですが。
読み取り部分に押し付ける → 開きぐせがつく or 下手すりゃ背割れる、という心配が _| ̄|○<気にしすぎ
しょうがないので、こうしました。
拡大した編み図をA4用紙にプリントアウトして、そこらへんに余ってたクリアファイルに綴じ込んだのはまあ、普通なんですが。 これ、コピーでもスキャナでもなく、スマホで撮影した写真なんですよね……もちろんトリミングとか画質調整とか、ついでに省略されていて判りにくい部分なんかを追加で書き加えたりとかしてますが。それはスキャニングした場合でも同じこと。
……いやはや最近のスマホって、すごいですねえ(しみじみ) さすがに背景を真っ白にまではできませんでしたが(それをやると細かい部分が飛んでしまう)、作業にはまったく支障ないレベルですよ。しかもこれ、画像印刷時に用紙サイズに合わせて縮小までしてるほどの高解像度。100%でプリントアウトすると、A4が四枚必要です。 これでまだ、最大画素数じゃないっていうんだから、ほんとに最近の(ry
そしてこのクリアファイルには、今までそこらに突っ込んでいた無料編み図のコピーや、自分の手癖に合わせて調整したメモなども一緒に入れてみたりとか。
こうしてだんだんモノが増えていくんですよねえ(苦笑)
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No.7924
(創作:: タティングレース)
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さっそく挑戦開始♪
2016年12月06日(Tue)
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めくっているだけでも楽しい、聖光院有彩さんの本。 でもやっぱり、写真や編み図を見ていれば、手がワキワキしてしまいます(苦笑) そんな訳で……
難易度三段階のうち真ん中。「初級向け」と銘打たれている「花筐(はながたみ)」というモチーフに挑戦でっすvv
もちろん最初は構造を理解するための練習台と割り切って、ダイソーの糸で作っているのですが……すでにこの段階で、少なくとも二箇所、ピコの数(=チェインの長さ)を間違えてるんだぜ。イェーーー
そして写真の糸が縮れまくっているのを見ればお判りの通り、このあたりで集中が切れたらしく。もはや結っている時間と解いている時間が同じぐらいになってきたので、本日はここまで(苦笑)
聖光院さんの作品は、なんといっても優美さが特徴だと思います。なので今回はいつもよりピコを大きめにしてみたりとか。これがまた、普段と違うだけにサイズを揃えるのが難しい……あとシャトル糸の締め具合も、かなり緩め緩めを心がけておかないと、すぐにお椀状になってしまいます。
あちこちのサイトさんで、「初心者は糸を締めすぎになりがち」といった注意書きを見かけます。たぶんそういうことなのでしょう。そんな記事を見て、これではいかんと一念発起。左手の巻糸の方はだいぶ締め具合を一定の緩さに保てるようになってきてたのですけれど、シャトル側の芯糸の方は、今でもついついギリギリと引っ張ってしまっていました。 だってそのほうがリングやブリッジの大きさを揃えやすいんだもん(´・ω・`)
しかしこの著者さんは、タティングレースとはピンを打ったり糊付けするものではなく、アイロンをそっと押し当てるだけで、「ふっくらとした柔らかい質感や、自然の肌触りを大切にしたいものです」と主張されています。 なので結び目も締め上げるのではなく、優しく優しく作っておられるのではないでしょうか。 私もぜひ見習いたいので、頑張ってみました。
……この結い具合を今からテーブルクロスの方に導入したら、すでに結い上がってる部分とサイズが変わっちゃうかなあ(苦笑)
そして昨日の記事で触れた、手首を回さないシャトルの動かし方ですが。 こちらも意識して挑戦してみた感じ、なんとか行けそうです。
■タティングレース−シャトルの動かし方 mp4形式 8.54MB 23秒
前半が、動画などを見て覚えた自己流の動き。 二回に一回、手首がぐるっと回転しているのがお判りでしょうか? そして後半が、聖光院さんの「タティングレース−新しい世界」で紹介されていた方法です。 ほんのわずかな違いなんですが、これを何百回、場合によっては何千回と繰り返していることを考えると、このちょっとした差が軽減してくれる負担は、かなり大きいと思うのですよ。
なお左手の糸のかけ方は、本のやり方の真似できませんでした(−ー;) 中指と薬指をくっつけたままで糸の張り具合を調整するってのが、どうしてもできないんだよなあ……
まだ油断するとついグルっとしてしまうし、スピードも今までよりちょっと落ちてしまいますが、それでも練習すれば上達できそうな手応えは得られました。あとは回数をこなすのみだぜ!
そして、どうしてもあちこちに持ち歩かざるをえないだろう本は、ダイソーのクリアカバーをかけておいたりとか(笑)
B5で収まるかどうか判らなかったので、大は小を兼ねるとA4判を選択。 丈はけっこう余ってしまい、切れ込み入れてから内側へ折ってテープ止めしましたけど、横幅はちょうどいいぐらいの収まりだったので、結果オーライ。 これでうっかりテーブル上に水滴とかこぼれてても安心だし、他のものと擦れて表紙に傷が! とか言う心配も減ってくれます★ クリアカバーは、下手にB6用とか四六判用とか買って半端に数ミリ余っちゃうよりも、大きめのやつを本に合わせて自分で折り込むほうが、ジャストフィットに仕上がって使い心地良いんだよなあ……
ところでこの本をじっくりめくっていて、いろいろと新たな発見も多いのですが。 一番驚いたのは、著者の聖光院有彩(しょうこういん ゆうさい)さんが、筆名ではなく本名だったってことでしょうか(笑) もうけっこうな年配の男性だということは知っていたのですが、これが本名って、一体何者でいらっしゃるのですか……?
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No.7921
(創作:: タティングレース)
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最近ずーーーっと同じモチーフばかり結っていたので、新しいものに挑戦してみたくなりました。 そんな訳でタティングレース、新たなる挑戦です。
タティングレース関係の画像を検索していると、かなりの高確率でヒットする有名どころ。 聖光院有彩『タティングレース―新しい世界』に載っている、「公爵夫人」というモチーフです。
どこだかで「初心者にはおすすめしない」「でも初心者ホイホイ」「よって遭難者多数」とかいう記事を見かけましたが……確かに納得でした(汗)
もうね、まさに自分がいまどこにいて、次にどちらの方向へ進んでいけば良いのか、しょっちゅう見失いまくり。何度も平面に置き直して、あっち行ってこっち行ってこう来るから、この糸を左手にかけて、モチーフはこちら向きに持って……と指差し確認して、それでもやっぱり間違える(−ー;)
特にオニオンリング部分(周囲にある同心円のところ)が謎すぎて。 そこだけでも試行錯誤しまくったので、この完成品は見た目が全然揃っていません(苦笑) 中央のぐるぐる部分も、よく見ると真ん中のリングと周囲のチェインの裏表が逆になってるしなあ……あと飾りピコ、もうちょっと長くしたほうがより優雅さが出てくれたような。
……やはり初めて作るものというのは、レース編みにせよ何にせよ「試作品」と割り切るべきですね。 とりあえず、シャトル1個で作る奇数重のオニオンリングを(たぶん)マスターできたことで、今回は良しとしましょうか。
取り合えず、忘れないうちに私なりのオニオンリングおさらい。
完成品はこんな感じ。 手順としては……
基本的に、ジョイントは全て通常のピコ繋ぎ(重ねつなぎっていうんですか? 糸玉の糸を引き出して繋ぐやり方です)。リバースワークも普通に上下にひっくり返して結い始め、ピコを繋ぐ段階で横回転させてゆく。 二段目のピコ繋ぎをする際に、三段目に繋ぐピコを忘れずに作成すること。 一番外側の段が「表」になるよう注意して開始。 最後の段を結い終えたら、シューレーストリック(SLT)を使い、シャトル糸と糸玉の位置関係を入れ替えてから、次のブリッジ作成に入る。
と。 あくまでこれは、私なりのやり方です。
……本来なら70番の糸でこれを作成するというのだから、ちゃんと技術のある人ってすごいなあ……<これはダイソーの40番
そして今回も「あーるのシカゴ生活記」様には大変お世話になりました <( _ _ )>
■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース Onion Ring(4)(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-505.html
のべでおそらく6時間ぐらいかかってます。道理で肩がバッキバキ。 でも楽しかった★ 慣れたモチーフも落ち着くけれど、たまには変化も必要ですよね♪
……って、レース編みの息抜きにレースを編む……これってファンタジーもの書く息抜きにSFを書くとか、ミステリー読む息抜きに時代物読むみたいな感覚にも通じるような。 たぶん世の多くの人には、「やってること同じやん」って突っ込まれるんだろうなあ(苦笑)
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No.7917
(創作:: タティングレース)
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9月10日に封を切った、オリムパスのプラチナレース糸50g玉。 三ヶ月弱の時間をかけて、ようやく使い切りました。
正確にはまだシャトル半分ぐらい残っていますが、このモチーフはシャトルが2個ないと続きを進められないので、この玉で結えるのはここらへんまでです。
で、50gでいったいどれぐらいの量が結えたかというと……
3×15=45モチーフ+α。 途中、失敗して糸を無駄にした部分もままありますが……まあそこらへんは余裕を見た結果として、おおむねキリの良い数字ではないでしょうか。 この計算で行くと、次に買ってある200g玉では、その4倍=180モチーフできるってことでしょうか。うわあ、何年かかるかな(笑)
2016/11/29 追記: 46枚目を結い終えたので、まとめて重さを測ってみました。
46グラムですか。 新しい糸玉から足した分と、結い間違えて無駄にした分がだいたい同じぐらいの量だと考えれば、4グラムを結い始めや糸始末後に切って捨てた計算ですか。 まあ、順当なとこですかね?
さすがにこれだけの枚数を作ると、だいぶ慣れてくる……と言いたいところですが、相変わらずこまごまとしたところでちょこちょこ間違えています(^ー^;;) でもまあこの枚数を繋いでみれば、多少ピコが足りないとか多いとか、間違い探しみたいなもんでそうそう目につくこともなく(苦笑) あと作り始めの糸端2本を内部に結いこんでしまうあたりは、そこそこ上達できたと思います。
そしてそうなってくると、また新しいものにも挑戦してみたくなったりとかして。 いま気になっているのは、こちらの書籍なんですが。
ユーザーレビューの評判もダントツですし、いわゆるクラシカルなレース好きの私の好みにもとっても合いそう。きっとページをめくるだけで、目に楽しいんだろうなあ(うっとり) 惜しむらくはお値段が……さすがに写真多めの大判書籍は、ラノベとはまた基準が違うかあ……
あと、ポットのお湯ではどうも効果が低そうだと、今日は鍋で沸かした熱湯の中へ、キャリーマグを漬け込んで消毒してみたんですよ。だいぶ臭いとかついてきてたし、酸素系のキッチンハイターも一緒に溶かして。
……そしたら臭いはだいぶ取れたっぽい代わりに、表面の塗装があちこち剥がれたり浮いたりしてしまいました(−ー;) 内部は無事っぽいから、機能的な面では問題ないんですが。 お湯が熱すぎたのか、それとも漂白剤がまずかったのか、どっちだろう……?
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No.7914
(創作:: タティングレース)
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昨日のカチューシャに毛糸を編み込んだ、その後の話なんですが。 髪の色に合う良さげな茶色系の太い毛糸がないかと、物置をあさりに行ったら、びっくりするようなものが出てきました。
よれっよれです。 なんだこりゃ!? な代物です。 これね……これはですね……私がいっちばん最初に母に教わりながら編んだ、かぎ針編み(こま編み)の練習作品なんです。 確か、小学二年ぐらいの頃だったかと。 三年の夏休みの工作で、こま編みと長編みのものを提出した記憶があるので、たぶん合ってると思う。 いやあもう、最初の2段ほどは母が編んだのでまともですが、それ以降はしっちゃかめっちゃかですね(苦笑) 針を入れる位置もおかしいし、場所によっては編み地に糸が巻きついた状態で次の目を編んでいるので、変な輪っかができたりとかしていますし。 何と言うかまあ……よもやまさか、これがまだこの世に残っていたとは(笑) 今になって改めて眺めると、むしろ歴史を感じて貴重に思えてきますww
しかもですね、 なんとこの直後に編んだ、二作目も出てきたんですよ。
どうですか。 二枚目にしては、なかなかの進歩が見られませんか?? まだ不揃いだったり、あちこちに穴が空いていたりしますが、それでも一段ごとの見分けはつくようになっているじゃないですか。 しかもこれ、30cmぐらいの長さがあるんですけど、終わりの方になると……
こうですよ。 けっこうそれなりになってません?
……まあ、だんだん幅が縮んでいってるのはご愛嬌ww こうして実物の変遷を眺めてみると、練習とか試作って大事なんだなあと、改めてしみじみ思ってみたり。
某所の手芸板で、「編み物初心者です。クリスマスに彼氏へマフラーをプレゼントしようと思います★ ××が分かりません、教えて下さい」といった質問が頻出する季節になりました。 それに対する経験者がたの返答が、だんだんぞんざいになっていったあげく、「初めて編むものは、びっくりするぐらい不細工になる。他人様にあげようというなら、最初は練習と割り切ってまず試作品を編め。本番は来年にしろ(要約)」って変化していくその理由を、これを見てまざまざと実感したのでした(笑)
……そう言えば、私が今やっているタティングレースのモチーフ繋ぎも、本番を始めるまでにずいぶん試作を繰り返しましたからねえ…… トータルすると、最初にまずそのモチーフを自分が作れるかの確認で1枚。次に4枚はぎを作成して、その次に目数を調整した1枚を結ってから、調整済み目数で9枚はぎ。そこまでダイソーの糸で練習してからの、メーカー糸で本番を開始。現在35枚目を作成中。 一番最近完成した、トータル49枚目のモチーフと、一番最初の1枚目を並べてみると……
ほほう……ふうむ……むう…… 中央部分の模様の潰れ具合とか、四隅のブリッジの長さが揃ってるかといったあたりには、やはり向上が見られるのではないかと。 しかしオニオンリング部分(二重の輪になってる四箇所)は、こうして見比べると、1枚目の方が目玉みたいな感じで面白いなあとも思いますね。最近作ってる方は、ちょっと芯糸を締めすぎてる、かも?<ここの目数は変更していない
過去を見返して初心に帰るという点でも、試作品は大事なのかもしれませんな。 よし、次に結う51枚目は、そこらへんに注意してみましょうかね♪<50枚目は既に外周部分に入ってしまっている
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No.7890
(創作:: タティングレース)
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20gあたり送料込160円という、ダイソー製とそう変わらない値段にうかうかと踊らされ、ついにポチってしまいましたことよ(苦笑)
オリムパス製のプラチナレース糸、200g大玉でっすww 二ヶ月ほど前から使い始めて、なかなか良い感じの結い心地なこの糸。その時に買ったのは825円で50g巻の玉でした。 ダイソーの108円で20g巻と比べると、これこの通り
なかなかのボリュームでした。 こんなんさすがに、使い切る前に飽きるやろ……と、正直思っていたのですが。
気がついてみれば、こんな状態ですよ。 内部の厚紙が透けて見えてきているので、あと3〜4個シャトルを巻いたら、おそらく尽きるのではないかと思われます。 いやあ……我ながらよく使ったものです。
で、もって。 この糸はなかなか気に入ったし、結いかけの大物はやはり同じメーカーの糸で全体を統一したほうが良かんべと、リピートする気満々でいろいろ探してみたのですよ。 そして50g巻3玉セットと200g巻1玉を比べてみたら……あんまり値段が変わらないという衝撃の事実が。 っていうかむしろショップによっては、送料入れると値段が逆転していたりする場合もあったりとかして。
そしたらもう、200g玉を選ぶしか……ないですよねえww
そんな訳で。
どーーーん(笑) 上から見ると、さらに倍率どーーーーん(笑)
どっかのレビューで「グレープフルーツみたい」とか書かれていましたが、そのレビューに偽りなしですwww 梱包開けた時、思わず笑っちゃいましたよ。なんだよこれwwww
なんでも長さはおよそ1660m。1マイル超えてますぜお嬢さん。
シャトル1個に両手を広げた長さ×8≒10m強ほど巻いていますから、150シャトル巻ける計算。シャトル2個で確かスクエアモチーフ3枚ぐらい結えてますから、これ1玉で「目指せ200モチーフ連結!」なテーブルセンターが完成するってことですか? ああ待て、いやいや。 33モチーフ目を作成している現在から今の残り糸量を差し引くと、50gで40モチーフ結えるぐらいとして……その4倍だと160モチーフ。やっぱり無理か……って言うか確実に、今度こそ使い切る前に飽きるに百プラチナ★
しかしもしも飽きず、これさえも使い切るような日がきたならば、今度は200gの3玉セットを行っちゃうか? ん??
ここだと、送料入れても20gあたり128円と、ますますお得です。
……しかし一番の問題は、置き場所かもしれません。
レース糸入れとして使用しているシューズケースに、何をどうやっても入らないこの大きさを、いったいどうしてくれようかと…… ┐(^ー^;)┌
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No.7881
(創作:: タティングレース)
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レベルは落とせない
2016年10月20日(Thr)
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先日から作り続けている、スクエアモチーフのテーブル掛けですが。 ずっと同じモチーフを繋ぎ続けていると、印象がのっぺりしてしまうかなあと思ったんですよ。 なので内部に密度の違う部分を混ぜられないかと、新しいモチーフを試作したりしてみていたのですが。
なんだかんだで一番よさげに思えたのがこれ。
今まで作ってきたモチーフを、糸の太さは同じまま、目数を2倍にして結ってみたものです。 目数を倍にしたら仕上がりも倍のサイズになるかと思ったんですが、実際には1.5倍止まりなんですね。 ……もしかして面積が二倍になってて、それの√(ルート)で一辺が1.41421356〜〜倍ってことなんでしょうか? なら一辺を2倍にするには、面積を四倍にする必要があるから、全ての目の数を4倍にして結えばOK??
ともあれ、 実際に作ってみたら、これがむしろ、今まで結っていたやつよりデザインが好みなんですよ(苦笑) 遠目からでも模様がはっきり見えるあたり、よりテーブル掛けに向いてるかなあって。
ただ、問題点その1。 ピコの位置が合わないので、これまで作成したものとうまく繋げない。間になにかしらのブレードを挟もうにも、私の技術ではまず無理。
そして問題点その2。 めっちゃ結いにくいです(−ー;) ……どうも私は、長いチェインや大きなリングを作成するのに向いていないようで。ブリッジもリングもねじれまくるわ、それぞれの大きさも揃えにくいわで……枚数 = 繋いだり糸始末をする手間が三分の二ですむメリットを秤にかけても、これはかなり厳しいかなあって。
これは試作品だからと、安いダイソーのレース糸を使ったのも、結いにくかった理由のひとつかもしれませんが。 ……なんかもう、ほんとにびっくりしたというか。ダイソー糸からオリムパスのプラチナレース糸に移行した時は、「うーん、まあ多少は使いやすい、かな? でも同じ手間をかけるなら、耐久性のありそうなメーカー糸で作るほうが、長持ちしそうで良いよね」ぐらいの気持ちだったんですよ。 なのに久しぶりにダイソー糸を使ってみたら、もう大変。 糸がねじれまくりの引っかかりまくり。ぐるんぐるんになったシャトル糸が引っかかるせいでリングもろくに閉じられないわ、目を移す作業さえもが満足にできず、数目ごとにシャトルから手を離し両手使ってなんとか目を移す始末。
……私、よくこの糸で練習できてたな……
人間、一度物事のレベルを上げると、下げるのはなかなかできないと言う話をしみじみと思い知りました。 あるいはメーカー糸で結ってみれば、長いチェインや大きなリングでもやりやすいのかもしれませんが……肝心のテーブル掛けの引き取り先すなわち母が、「ちっちゃいモチーフのほうがレースっぽい」「同じパターンがずーーっと続くのが良いんじゃない」と言い出しまして。 大きいモチーフを採用するなら、大きいモチーフだけで統一した方が良い。混ぜるのは不可、という要望が出たため、ここ一週間ぐらいの試行錯誤は無駄に終わりました。 まあ、この大きいモチーフは大きいモチーフで、また何かの役に立つ日も来るかもですがね。
さて、では今後も小さいモチーフを作り続けましょうかね。メーカー糸で(苦笑)
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No.7860
(創作:: タティングレース)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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