|
昨日は先月を上回る今シーズン最大の寒波とやらがやってきて、またも雪の中を徒歩出勤する羽目になりました。 で、やはり体力を消耗したのか、夕食後には早々にダウンして布団の中へ。 夜中に目が冴えてしまうかと思ったのですが、幸い朝までしっかり眠ることができました。 で、英気を養えた本日は、先日も思った通り、タティングレースの新しい技法に挑戦することに★
藤重すみさんの「優雅なタティングレース」より「1 ミニドイリー a」です。 ダイソーの#40で直径は5cm程度と、これだけだとかなりのミニサイズ。 この本の中でもまず一番最初に掲載されている、ごく基本的なパターンです。使うのもシャトル一個だけですし。 しかしですよ、リングの間を糸が1本渡っている、そこのところがワタシ的には新しい技法なのです。
この「最小単位が糸1本」というところが、タティングレースの繊細さをもたらす大きな要因であり、使いこなせれば作品の幅が大きく広がること請け合いなポイント。
……しかしこういう「目分量で揃えて下さい」的な作業、めっちゃ苦手なんですよ私は(−ー;)
いちおうテキストには、エミーグランデで8ミリ・金票#40は5ミリの長さで渡すと書かれています。でもそんなのはあくまで目安ですし、作ってる途中でいちいち定規当てる訳にもいきません。 とりあえず最初の一箇所はエコクラフトで作った自家製ピコゲージを使って大体の長さを決め、あとはそれと同じぐらいになるようにして進めていきました。
そして今日もやってくる、糸始末地獄。 今回は一番最後のリングに両側から2本、まとめてマジックスレッド導入糸を仕込んだのですが……
最大瞬間糸数、シャトル糸含めて6本ですよ、はっはっは ┐(´〜`;)┌ しかも私は導入糸を軽くより合わせて使ってますからまだマシな方で、これ普通に二つ折りにしただけのミシン糸だったら、いったい何本になるんだ!?
……まあ普通の人は、もっと導入糸を短くして、そんなにかさばらないようにしてるんでしょうけどね。私は↑に写っているように、輪に結んだ導入糸をシャトルに引っ掛けて、まとめて結いこんでいくのですよ。なのでどうしてもこれぐらいの長さは必要でして……シャトルの先端だけで結び込めるように精進しろって? ごもっとも(乾笑)
でもまあマジックスレッドのおかげで、自分でもどこで糸始末したかよく判らないぐらい、自然に仕上がるようになったのは重畳です。 それより気になるのは、一段目から二段目に上がる際、スプリットリングを使うせいで真ん中の円が微妙に歪んじゃうところですな……これを何とかするいい方法はないものか(悩)
そして実は二段目に上がった時に持つ方向を間違えて、うっかり中心のリングが裏返しになっちゃってるとか。 隣と繋ぐためのピコを目数調整なしに小さくしたせいで、お椀状になる寸前ギリッギリ状態だったりとか。突っ込みどころは多分に存在しているのですが。 それでもなかなか可愛い仕上がりになったので、自分としては満足です。個人的には、接続ピコを大きくするより目数で調整したほうが、この可愛さが残ってくれそうだなあ<周囲のリングがひと繋がりの鎖っぽく見えるのが、書籍に載ってる見本写真よりも好みな感じなんです
あ、あとですね。 先日からいろいろ探していた、↓これの代用品にできそうなものなのですが。
■タティングレースホルダー - 刺しゅう教室 https://www.kinuya.biz/2014/06/17/タティングレースホルダー/
ダイソーの20g玉が入って、手首にかけられて、内部でうまい具合に糸が転がって、残容量の確認もしやすいもの。でもって途中で玉を取り出したい時にも糸を切らずにすんで、あと値段が高くない!(←これ最重要ポイント)
そんな条件のもと、いろいろ ―― ほんとうにあちこちでいろんなものを見て回っていてですね。 ……なんだかだんだん、どうでも良くなってきたっていうか(苦笑)
気がつけば、こうなっていました。
レ ジ 袋 www
いやだってこれ、すべての条件をきれいに満たすんですもん(笑) 片付ける時にはシャトルや作りかけもいっしょに中に入れて、糸玉ごと軽く丸めてしまえば、かさばらないうえにホコリや汚れも防げますし。
アレなのは「見た目」 だ け ★<普通はそれが一番のこだわりどころ
百均で、塩ビか何かでできた透明のこういうポーチ、ないですかねえ。こう、筒状の形してて、上部の円形部分をファスナーでぐるっと閉める、洗濯用ネットにあるみたいなタイプ。
|
No.8026
(創作:: タティングレース)
|
|
|
|
|
なんちゃってケルティックな、「優雅なタティングレース」の「7 ミニドイリー」。 改めて交差部分が書籍と同じ方向のものを作成してみました。
うっしゃーー! そうだよ、私が求めていたのはこれなんだよ!!
この、チェイン部分が互いに絡み合っている感じ。太いロープ状の部分とその間のコントラスト差。 何となくイメージ的に、古代っぽい壁画的な絵で描かれる樹木の幹を思わせるような、そんな雰囲気に私は心惹かれたのですvv
昨日のものと並べてみると、こう。
左が昨日のもの。右がリベンジバージョンです。 雰囲気の違いは一目瞭然でしょう。
……正直を言うと、やはり途中までは「作り直しても、あんまり変わらないなあ。交差部分がどうにも物足りない気がする……(´・ω・`)」と思っていたのですよ。
しかし諦めずにあちこちの画像と眺め比べていて、ふと電撃のようにその衝撃はやってきました。
「整え方か!?」
そう、問題は交差の向きや結い方ではなく、最後に形を整えるやり方だったのです。 拡大してみると、こんな感じ。
左側のものは、三つ葉の根本からすぐに、チェインが外向きに開いてしまっています。なので真ん中に大きな隙間ができているのですね。 一方で右側は、三つ葉の根本でチェイン同士を揃えてくっつけたのちに交差しているため、隙間が開きません。むしろチェインの長さが足りなかったと思うほどです。
そう、気がついてみれば、何の事はない。たったそれだけのことでした。
まあ、今回は「今度こそ失敗しないように」という意欲が続いたため、目数の間違いが……皆無とまではいきませんが、比較的少なく、全体的なバランスも昨日のものより整っていますが。 ……いやそれ以前に、指定された通りの太い糸を使用していれば、良かったんですが<太い糸だともうちょいボリュームがあるせいか、根本からいきなり開いていても絡み合ってる感がする
もうちょっと早く気がついておけば、わざわざ二枚目を作る必要、なかったかも(苦笑)
悔しいから、何度か触れた大きな糸玉を巻き直さずに、直接この交差部分を結っていく方法をメモしておきます。 写真が多いので、次の記事へ →
|
No.8022
(創作:: タティングレース)
|
|
|
|
|
……なんとか最後まで結い上げました。
藤重すみ「優雅なタティングレース」より、なんちゃってケルティックな立体交差部分がある「7 ミニドイリー」です。
……なんというか、まあ、うん。 そりゃ私だって最初からばっちりに作れるとは思ってませんでしたよ? それにしたって何かがおかしいと、途中で気づいてはいたのですよ。
違和感に首をかしげながらも、三つ葉部分を4つぐらい結い終えて、いったん中断。 それから写真を撮って今日の記事の下準備しつつ、編集作業しているうちに気が付きました。
チェインの長さが揃ってないとか、ところどころ三つ葉が歪んでる=目数を間違えてるとか、そういう部分以前の話でして。
……交差が全部、見本写真と逆になってる…… _| ̄|○
これが別に問題のない部分なのか、やっぱり問題なのか。 さんざん写真と実物を見比べている内に、だんだん判らなくなってきました。
書籍や余所様の完成写真では、交差部分がもっとしっかり絡まっているように見えるんですよね……なのに私のはどこか物足りない印象がするんですよ。 それは果たして交差が逆になっているせいなのか。それともそこは別に関係なくて、単に私の技術が低い&指定より細い糸を使っているからなのか、いったいどっちなのかがもう判りません ┐(´〜`;)┌ <指定糸はオリムパスのエミーグランデ(#20相当?)・私が使ってるのはダイソーの#40
試しに画像を反転させてみたら、見本写真と同じになってるような気もするんですが……何度も見比べているうちに、本当におかしいのかどうかすら判らなくなってきて(−ー;)<これがゲシュタルト崩壊というやつか
そんな迷いを抱えた状態で続けていれば、ミスも増えるし、それに気付いてもわざわざほどいて直す気が失せてくるというもの。
どのみち三つ葉部分の目数なんかがしっちゃかめっちゃかなので、もう一回挑戦し直したほうが良いのは確実なんですが。 しかし挑戦し直した後に並べて比較するためにも、この一枚目はいちおう最後まで仕上げなくちゃいけない。それに私の手癖で波打ったりお椀状になるようなら、目数調整しなくちゃだから、その確認もしないとですし。 その一念でどうにか最後まで続けましたが、テンションは下がりまくり。
結局仕上がりは、こんなレベルに落ち着いたのでした。
……まあ目数調整は必要なさそうだと、その結論が出ただけで良しとしますか。 中心部分もそうですが、このモチーフ最初はかなり波打ちます。でもそれぞれの葉っぱが細くなるよう整えてやれば、アイロンなしでも↑の写真程度には平たくなりました。これでアイロン仕上げすれば、もっとマシになるんじゃないかと。
そして外側の段にはめっちゃ手間がかかるので、無理にマジックスレッド使う必要ないっていうか、そこにまで労力を割いていると、確実に他を間違えたりチェインの長さが揃わないという結論に達しました(苦笑) どうせ三つ葉の根本で結い終わるんですから、葉っぱ同士が接触してる部分に糸端を縫い込めば、2本ぐらいはそんなに目立ちませんし<結い始めの2本はリング内部に編み込んである
あ、真ん中部分はやりますけどね、マジックスレッド。すぐに結い終わる上に、チェインの角度と長さがすっごくマジックスレッドやりやすいデザインなんで。
……しかしダイソー糸って、こんなに使いにくかったですっけ? こないだ「湖の華」結った時はそんなに思わなかったのに、今回はリング作成時にとにかく糸がよじれまくって、互いに引っかかりまくり。もうね、半目ごとのトランスファーすら満足にままなりません。これはめさめさストレス溜まります。 やっぱりダイソー糸はもう止めて、オリムパス一本に絞ろうかなあ……でも大玉一個しかないと、複数作品同時進行するときに不便なんですよねえ。糸玉と作りかけが繋がった状態になるこういうモチーフを作る時は特に<他でシャトル糸がなくなった時に、巻き足しができない(><) でも50g玉3個と200g玉1個じゃあ、ほとんど値段変わらんからすごく損した気分になるしなあ……
2017/02/07 追記: 結局、やり直しました。 満足行く仕上がりにはなりましたが、問題は結い方ではなく最後の形を整える部分だったような……
|
No.8020
(創作:: タティングレース)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|