よしなしことを、日々徒然に……
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 まずは手軽なものから
2017年04月21日(Fri) 
タティングレースの書籍二冊。作品写真を眺めているだけでも眼福です。しかしやっぱり実際に作業すれば、もっと楽しめる訳で。
ではさてどれから手を付けてみようかと考えて、以前からネットで見かけてはいたけれど、どうやるのかさっぱり見当がつかなかったタイプを選んでみました。



まずはビー玉ストックを出してきて、シャトルの残り糸で結い結いしたら……



包めた★

「タティングレース 花」より、照沼育子さんデザインの「76 レースボールのイヤリング」 ―― を参考に、目数その他を調整したものです。
書籍では、Tピンに通したクリスタルビーズ6ミリ玉を、160番とかいう想像すらつかない細さの糸で包む仕様でした。うん、確実に私では不可能。
ダイソーのちょい小さめビー玉(直径15ミリぐらい)を使って、40番手の糸で包んでみました。



上方向から見ると、こういう感じ。五弁の花で、上下から挟み込む形です。
ビー玉を使ってストラップなどを作る時は、どうやってぶら下げるのかが、常に思案のしどころ。菊座金具+エポキシ接着剤や、マクラメフレーム編みも良いけれど、この方法はまたひときわ繊細さが際立つ印象ですね。

……とか言いつつ、こっちの角度から見ると……



仮面ライダーもしくは何とかジャーっぽいんだな、これが ┐(´〜`;)┌
おのれ、一度そう見えちゃったら、もはやそれ以外には見えなくなっちまったじゃないかww


でもまあ、目数や花弁の数、ピコサイズによっていろいろな変化が楽しめそうですし、ビー玉の色や種類によっても印象が変わりそう。
例の気泡入りバブルマーブルを濃い色の糸で包んだりとかしたら、いったいどんなふうになるのかしら……(ドキドキドキ)

No.8138 (創作:: タティングレース)


 別々に手配していたものが
2017年04月19日(Wed) 
……何故か一度に手元に届いてしまう。
そんなことってありますよね(遠い目)



もちろん他にも積読は山脈を形成しているんですが……さてどれから手を付けよう……
とりあえず図書館のものは、二週間以内に片付けないとなんですが、興味の赴く優先順位から行くと、やはり自分で買ったやつのほうが(悩)

って、贅沢な悩みですねww

とりあえず、一番短時間で雰囲気を掴めそうなモチーフ&エジング101をパラパラとめくってみたら、予想以上の難易度の高さに冷や汗が。
糸の量の目安どころか、使ってる太さ(番手)も完成サイズも、糸玉を使用するのかシャトルだけなのかも書いていない。101作品(!)のうち、かろうじて49番目まではシャトルの数のみ記載。結い始めの位置ほどはごくごくちっちゃな矢印で示されているけれど、それ以外はどこからどこまでが一段目で、さらには全部で何段あるのかも自力で解読するしかない。
ってか、ケルティックなタイプ以外で、シャトル同時に三つ使うパターンなんてあったんだ……



ともあれ、ざっと眺めただけでも超絶素敵で私好みなデザインがいっぱいだということだけはよっく判りました。頑張って解読にいそしむ所存です。
ああしかし、藤戸禎子先生ってやっぱりすごいなあ……(しみじみ)




以下はヒトコトお返事につき記事を畳みます。
No.8135 (創作:: タティングレース)


 ようやくここまで
2017年04月17日(Mon) 
2月の終盤に作り始めた、立体交差のあるケルティックなドイリー。
どうにか完成にこぎつけました(ため息)



藤重すみさんの「優雅なタティングレース」より、「8 円形ドイリー」です。
使用糸はハイスターの#40ミックス156番。
値段と色に惹かれて手にとったものの、これがとんだ難物でした _| ̄|○



ただでさえ間違いやすい立体交差要素入り。
そこへ持ってきて、どうせなら技術を磨いてやろうと、あえての糸玉を細く巻き直さずかつ、Lサイズシャトルを使用。チェインの隙間にシャトルと糸玉をくぐらせない結い方をしてみたのですよ。
当然、うっかり交差をミスってしまい、ほどく頻度は増えます。そしてハイスターのこの糸、一度ほどくとめっちゃ縮れる&毛羽立つ。おまけに最初からかなり摩擦が強くて、リングが非常に閉じ辛い。締めるのに力が必要だから、リングもチェインもサイズが揃わない(−ー;)

さらに言うなら糸玉で見ていた時ほど、段染めが好みじゃない。ボカシと言うより単なるまだらじゃんとか思いだしたら、出来上がっていく部分を見ても全然心が踊らない。

……結果、結っていて気分転換になるどころか、かえってストレス発生装置になる体たらく。

一時間結って二時間ほどいて、結果進んだのは三つ葉二つだけとかいう状態が続き、十日ほどかけて四段目の半ばまで行ったあたりで、これはもうあかん、と。
シャトルを買い足して余裕ができたのを良いことに、糸を繋いだまま放置することに。

それから一ヶ月半。
なんとか精神的にも多少は持ち直してきて、これなら少しずつでも進められるかもしれないと、ようやく引っ張り出してきたのが土曜日のこと。週末と、今日の夕方からクイズ番組見ながらちまちまと結って、ようやくここまできたのでした(はぁ)



直径はおおよそ22cm。
当初予定ではもう二段足して、「11 円形ドイリー」にまでする予定だったので、外周の接続用ピコを小さくしてあります。でも無理。もう無理(−ー;)
っていうかこのデザイン、めちゃめちゃ波打つんですが。よそでも同じような感想を書かれているので、これはこういうデザインであり、アイロンをかけることで矯正できると思っていたのですが。実際3段目まではアイロンで何とかなってたんですけど。しかし4段目はどう頑張っても整えきれませんでした。
三つ葉が重なったり、ピコがよじれたり、チェインの長さが(ry

もしも……もしも仮に別の糸で再挑戦する日が来るとしたら、三つ葉部分の目数を多少調整したほうが良さそうだなあとか。それとももっと柔らかい糸で作成すれば……たとえば Le Cotton あたりなら、また違ってくるんだろうかとか……そんなことを思いつつ、いろんな意味で勉強になったこれは、このまましまい込むことにいたします。

いちおうせめて、最後にそれっぽい写真をパチっとな。



少なくとも気がかりだったものが、これでひとつは片付いたさ……
No.8132 (創作:: タティングレース)


 こういう時のためのLサイズ
2017年04月14日(Fri) 
一回目はピコのサイズが合わずに途中で断念。
二度目は二段目のリングが一個足りない状態で、気付かずに最後まで行ってしまったマーガレットのモチーフ。
三度目の正直は、何度も何度も繰り返し確認しながら慎重に進め。
そしてその結果を元に大体の必要糸長を予測して、四枚目を作成。

結果、

藤重すみさんのマーガレットのモチーフを一枚作成するのに、太めの40番手こと、天使の毛糸シリーズ・クロッシェレース糸で、私が両手を広げた幅×11回の糸が必要だという結論に達しました。ざっくり13〜4mってところでしょうか。 10回ちょいで充分でした。推定12〜3mってところで。

しかしノーマルシャトルではかなり無理をしても、8回分の量しか巻くことができません。

そう、今こそクロバーさんのLサイズシャトルの出番でしょう♪



いつものプラチナレース糸は、LサイズシャトルにMAX巻きすると、両手×14回ほど行けます。しかしそれよりちょい太いこの糸は、12回でもかなり糸がはみ出るギリギリ状態。
↑の写真の通り、11回ぐらいがちょうど無理のないMAX容量っぽいです。グラムあたりのメートル数が同じPuPu糸も、おそらく同じぐらいになるんじゃないかと。

あ、この必要糸長は、スプリットリングを使用して、途中で一度も糸を切らずに3段目まで行った場合の長さです。
糸始末の回数は、一回でも少ないほうが良いですからねえ(しみじみ)

そしてテキストだと金票40番使用で9cm直径になるはずのモチーフが、11.5cmになっているのは……けしてピコや渡し糸が長すぎるのではなく、糸の太さのせいだと信じたい……(苦笑)
No.8131 (創作:: タティングレース)


 意識を変えれば、これはこれで
2017年04月12日(Wed) 
50gで100円の、クロッシェレース糸で遊んでみた。第二弾と第三弾。



左がライトシアンで、盛本知子さんの「優しいタティングレース」より「小さな菱形ドイリー」。
右がクラシックベージュで、藤重すみさんの「やさしくタティングレース」より「マーガレット」のモチーフです。
菱型の方は、とりあえずレシピ通り16モチーフ繋いでありますが、もっとたくさん繋いだり、あるいは長方形や六角形にしたり、途中で糸の色を変えて模様を描いてみても面白そうですね。
なお書籍写真のように、モチーフ一枚の中でリングとチェインを別色にして結うのは、糸始末が面倒なので個人的にナシ。糸始末の数を極力減らそうとすると、最初にチェイン分の糸を4〜50センチシャトルから繰り出して開始するのが、一番楽なんですよねえ(しみじみ)<それでも16箇所32本の始末が必要なんですが

マーガレットの方は、これを複数繋ぐことで、ドイリーやスカーフを作成するレシピになっています。
こちらはスプリットリングを使えばこのサイズで糸始末は2箇所4本……うまくやれば1箇所2本もいけるか?……と、そういう意味ではだいぶ楽なんですが。しかし最外周がヒラヒラしちゃうのがネックかなあ。 って、はうぁっ、また一箇所リングの数が足りてないぢゃん Σ(゜ロ゜ノ)ノ



大きさは、マーガレットが一枚の直径11cm強、菱型は全体で縦15cm強×横23cmといったところ。
どちらもシャトルひとつで作成できるデザインです。まあマーガレットの方は、スプリットリングを使う場合、糸端を別糸が巻いてある予備シャトルに仮繋ぎしてやったほうが楽ですが。ほんの数目なら手でやる方法も書籍に載ってるんですけど、どっちがやりやすいかはそれぞれってことで。


そして最初に使用した際に「タコ糸っぽい」と評してしまったこの糸。慣れてみると案外悪くないです。
なんというか、繊細さを求めるレースだと思うとやっぱりアレなんですけど、最初から「マクラメチックなものを作ってるんだ」と考えると、ごついぶん丈夫でしっかりしてるし、結い心地は良いので作っててけっこう楽しいww

飾ったり身につけるものを作るには向かないと思いますけど、実用品として花瓶敷きとかにするなら、むしろ多少引っ掛けたりしても大丈夫という安心感があります。なによりかにより惜しげがない★

そんな訳で……



#40の白ならプラチナレースがまだたっぷりあるしと購入してなかった、ホワイトも買っちゃいましたww
いややっぱり同じモチーフの中で複数色を組み合わせることがあったりしたら、同じメーカーのほうが……ねえ? 太さも質感も他の糸とはかなり違いますし。
ああ、これで暗色……青とか紺とかチョコレート色なんて贅沢は言わない。せめて黒さえあってくれれば……っっ
No.8129 (創作:: タティングレース)


 サンプル追加
2017年04月08日(Sat) 
例によってむか〜し昔からのものが堆積した糸箱をあさっていたら、「絹糸 穴カガリ 8番 16号」と書かれた糸が出てきました。
これってあれですよね!? タティングレースの古い本とかでたまに出てくる、「絹穴糸」!!
レース糸の#40とだいたい同じぐらいの太さだという情報を見かけたので、絹穴糸指定の編み図は#40で代用していたのですが。
見つけたからには試してみないと、ねえ?(わっくわっく)
そんな訳で、今日もサンプル作成でっす。



うっわ、なにこれ(汗)

めちゃめちゃ……おっそろしい程に……結いやすいんですけど。
毛羽立ちなんて欠片もない、つるっつるのすべっすべ。何の抵抗もなく閉じていくリングには、もはや戦慄すら覚えるほど。
すべりが良いせいかよじれも少なく、それでいて適度な撚りとハリがあって、糸割れなんてまったく起きません。



完成。
いつもの通り、「タティングレース――新しい世界」から、「湖の華」の外周モチーフです。
ジョセフィンノットの部分で多少手間取りましたけど、別に閉じにくい(締めにくい)とかいう話ではなく。むしろ糸がしなやかすぎてステッチが螺旋状になっちゃったり、完成したジョセフィンノットがひっくり返ったのをつまんで直しにくいとか、そういう意味での「手間」でした。
完成品も艶々と美しいし、手触り抜群かつ柔らかく。そして作業中に力入れて引っ張っても、全然伸びたり痩せたりしない、まさにこれぞ理想の糸!

駄目だ…………これ私みたいな、なんちゃってタッターが手ェ出しちゃアカンやつや(汗)

だってこんな糸に慣れてしまったら、百均の安物コットンなんか使えなくなってしまう (((( ;゜Д゜)))) ガクガクブルブル <レース糸よりさらにお高い


先日三枚試作したドイリー、1枚作るだけで、こんなカード巻き糸が3つ必要らしいんですよ……?

第一、出来上がったものを普段使いになんてとてもできないし、それ以前に「仕上げは濡れたハンカチ被せて、アイロンでそーれプシュ〜」なんて、とてもとても(汗)

ちゃんとした糸って……プロの人が使うような糸って……やっぱり違うんですねえ(ため息)


そしてついでだから、今まで作っていなかったダイソーの#20と、あとDMCコルドネスペスシャル#80でも、サンプルを結ってみました。
太さが数値で表されているものを順番に並べてみると、



ダイソー   大創産業  #20  7.9cm
オリムパス   プラチナレース糸  #40  5.1cm
毛糸ピエロ   Le Cotton  #50  4.7cm
不明   穴かがり糸  8番16号  4.2cm
DMC   コルドネスペスシャル  #80  3.3cm

だいたいこんな感じの結果になりました。



近くで見ると、やっぱり絹糸(えんじ色)の光沢が圧巻。
……そしてコルドネ(白細糸)のジョセフィンノットが一個足りないのは、糸の長さがどうやってもギリギリ足りなかったからです(苦笑)<相変わらず必要長の見積もりができない
ダイソーの糸(白太糸)は、意外と見た目、悪くないんですよねえ。毛羽もほとんど無いし、ツヤもそこそこ良いし。実際に結う時はねじれまくるけど(苦笑)
Le Cotton(グレイの)は、こうして並べたら、やっぱり撚りが甘いかなあというところ。結び目は綺麗に見えるんですけど、割れる寸前のピコがいくつか見受けられます。

糸って本当に奥が深いなあ……沼に嵌まる人の気持ちがすごく判る……ww


あ、それとノートパソコンのバッテリーがついに逝きました。
最近何度かうっかり、コンセント挿しっぱなしで一日放置しちゃってから急激に保ちが悪くなってたんですが。今日はついに、作業中いきなり何の警告もなくブラックアウト。しかもスタンバイに移行したのではなく、正常に終了しませんでした状態へ一直線です。これはアカン(汗)
これからは作業中は常にコンセントを繋ぐことにして、バッテリ残量監視ソフトはアンインストールしました。
2013年の11月に購入したマシンだから、3年と5ヶ月ぐらいですか? まあ、保った方ですかねえ。2020年のサポート切れまでは使い続けるつもりなのですが……頑張ってくれよ……(切実)
No.8124 (創作:: タティングレース)


 すっごい繊細
2017年04月06日(Thr) 
さて、セールという言葉に踊らされてうっかりポチってしまいました、#50のレース糸、Le Cotton。


火曜日には届いていたのですが、その時にはもうドラゴンさんを作成し始めていたので、なかなか開封できずに放置しておりました。
どうせなら、ゆっくりじっくり楽しみたいですからww



今回注文したのは、念願の細糸ブラックと、そして濃淡で合わせたいスチールグレー。あとはやはり基本のホワイト。モノクロ三色グラデーションです★

ラベルには25gで225mとありますが、商品名やストアの注意書きによれば、実際には258mあるとのこと。
つまり100mあたり9.7gと、同じ長さで13.9gになるPuPuさんやクロッシェよりもかなり軽め、すなわち細いはず。
なお私が普段使いにしているオリムパスのプラチナレース糸#40が、50gで415m=100mで12g。
細糸と伝え聞く Lizbeth(リズベス)の#40だと、25gで約270m=100mが9.25gになるようですから、両者の中間でリズベス寄りという計算でしょうか。
……って、リズベスどんだけ細いんだ(汗) え、リズベスの#20って、100mで13グラム計算(25gで192m)……? PuPuよりもプラチナ#40に近いじゃん(滝汗)

ともあれ。
実際、届いた玉を手に持った時、最初に思ったのは「軽っ?」でした。糸玉のサイズ自体はそこそこあるのに、びっくりするぐらい軽いです。まあ、内部の芯の形状サイズなんかも影響してるんでしょうが。
そしてふわふわした手触りと感触が、なんとも優しい印象でした。

では恒例、サンプルの作成〜。
「タティングレース――新しい世界」より、「湖の華」の外周モチーフ。他のと見分けやすいように、スチールグレーを選択して……



左から順に、
百均の50g100円のクロッシェレース糸 番手は書いてないけどほぼ#40相当? 5.3cm
普段使いのオリムパス プラチナレース糸 #40 5.1cm
今回購入の毛糸ピエロさん(ごしょう産業) Le Cotton #50 4.7cm
姉妹店 毛糸ZAKKAストアーズさん(ごしょう産業) PuPu 超極細 5.1cm

さすがは50番手(レース糸は数字が大きくなるほど細い)、こんな小さなモチーフでも、オリムパスのプラチナよりひと回り小さく仕上っています。そしてクロッシェとはふた回りぐらい違います。

拡大すると……



左上(白)がオリムパス、右上(薄緑)がPuPu、左下(ベージュ)がクロッシェ、右下(グレイ)が Le Cotton 。
オリムパスと同じぐらいの繊細さを持ちながら、結び目が綺麗に揃って見えるPuPuさんの質感も兼ね備えています。毛羽立ちも少なめで、PuPuさんのようにもっちりふわふわではありませんが、糸自体がすごく柔らかくて、かつすべすべ。まさに壊れ物を扱っているような結い心地でした。

ユーザーレビューでは、タティングレースに使うと撚りが甘くてピコが割れるという意見を多く見かけましたけれど、私の場合、今のところその現象は起きませんでした。あるいは糸がねじれやすいこの手癖が、良い方向に働いてくれたのかもしれません<しょっちゅうシャトルをぶら下げてねじれを取る羽目になっている

ただ、これは……かなり厳しいですね、確かに(汗)
糸のすべりはなかなか良く、リングを閉じるのもマジックスレッドを行うのも、ほとんどストレスはありません。結び目もよく見えるので、目数も数えやすい。ジョセフィンノットもそこそこ綺麗にできました。
しかし……柔らかさが曲者です。良く言えばしなやか。悪く言えばハリやコシがない。
あまりに軽くかつ柔らかすぎて、すぐに指から逃げていくというか、気がつくと絡まりそうになっていること複数回(−ー;)
いやまあそれは、私の技術不足なだけかもしれませんが。
そして失敗した時の、解く難易度。
細糸であるがゆえに、必然的に緩め緩めを心がけているため、今回はそこまで難儀しませんでしたけれど。それでもやっぱり、何度か糸を割ってしまいました。ダイソーの粗いシャトルでこの糸を使うのは止めたほうが良さそうですね。クロバーシャトルのツノ先なら、なんとか最低限の糸割れで済ませられるかな、というところ。
そしてまだ、閉じてしまったリングをこじ開けるのは試していないので、それがうまくいくかどうかが大きなネックですね……

とにかく仕上がりが柔らかいので、ピアスやブレスレットと言った、アクセサリー類を作成するには向いていないと思います。コースターもどうかなあ。
いわゆる「蜘蛛の巣のような」「繊細で軽いベール」といったものなら、すごく素敵なものが仕上がりそうですが……逆にどこかへ引っ掛けたら大変なことになりそうでもあるので、実用性となるとちょっと(苦笑)
本当に「作るのが楽しい」という人向けの糸だと思いました。
あ、かぎ針や棒針編みならまた話は別です。ちょっと厚めの仕上がりになる分、きっと肌触り抜群のものになるんだろうなあ。

そしてグレイの糸でもここまで手こずるなら、結び目が見えにくいだろうブラックなんて、私に扱いきれるのかしらという不安が……(汗)

そしてこの糸の半額セールは、どうも5月半ばまでやっている模様。
買い足し……しようかどうしようか。まあ、まだ一ヶ月以上ありますし、もうちょっと使い心地を試してみてからでも良いかな。


でもって。
この糸でもっと遊びたいのはやまやまですが、本番の前にはやっぱり試作が必要ということで。
一番惜しげのないクロッシェレース糸で、また新しいモチーフの目数やピコのサイズ確認をば。



左側は、ついいつもの癖で二段目のリング同士を繋ぐピコを小さくした結果、渡し糸がたるんでしまったので、三段目の最初で早々に見切りをつけました。
改めて二段目のピコを大きく取ったら、良い感じの収まりになってくれたんじゃないかと。レーシー感もUPして一石二鳥★

……しかしこのタイプの渡し糸+長めピコのデザインを Le Cotton でやるのは、さすがに無謀が過ぎそうだなあ。

渡し糸と、あとマジックスレッドを覚えたおかげで、以前は見向きもしなかったデザインがMYブームなんですよ……透けるレーシー感満載で、さらに糸始末回数が多くなる、多段だったり多くのモチーフを繋ぎ合わせるようなタイプが。
いま作りたいものと買った糸が、真逆の方向を向いているこの矛盾(><)
そりゃあこのモチーフを繋いだスカーフを、 Le Cotton のブラックで作ってみたりしたら、さぞかしエレガントで手触り抜群の仕上がりになるんでしょうけど、ねえ……(遠い目)
No.8120 (創作:: タティングレース)


 たまにはこういうデザインも
2017年04月04日(Tue) 
タティングレースでは、もっぱら幾何学的だったり抽象的ないわゆる「模様」デザインを好みとする私ですが、たまには具象的なものに心惹かれることもあります。
先日の立体ミニドレスなどもそうでしたが、世の中には本当にどうやってこんなデザインを思いつかれるのだろう? という代物を作成されておられる方もいて、そういうのを見るとつい手がワキワキとしてしまう訳でww



海外サイトにあったフリーパターンの英語テキストを解読しつつ、もうだいぶやり慣れてきたスプリットリングを連ねていって……



案の定、判読を間違えて失敗。パーツまるごと切り取って廃棄したりはお約束★
ああでもない、こうでもないと試行錯誤を繰り返し、余所様の写真と見比べながらここはシャトル1を持って、こっちはシャトル2を持って……と模様の出方を考えて、と。



どーーーーだっっっ

Annes Nuperellenett という、北欧?かどこかのサイトさんで公開されている、Norske minidrager です。翻訳サイトにかけてみると「ノルウェーのドラゴン」って変換されました。

使用糸は例のPuPuさんの超極細。オパールグリーンとダスティグリーン。
PuPu糸のもっちりした質感は、ドイリーなどよりもこういう小物を結うのに向いていると思います。今回はまた色合いが、誂えたようにドラゴンさんらしくって、いい感じに仕上がったんじゃないかとvv

やー……しかし本当に、手こずらされました。
胴体は割と簡単に仕上がったんですよ。まあちょっとズルはしましたけど。本当ならSSSR(シンプルシャトルスプリットリング)とかいうなにやらややこしい技術を使用して、シャトル1個で作成するようになっていたのを、2個使って普通のスプリットリングで誤魔化しちゃいました。でもまあ見た目はそれで問題ないですし。とりあえず構造を理解するためには、それもありってことでまあ。

問題なのは翼でした。
二枚目の写真の通り、そりゃあもう手こずらされましたとも。編み図の色分けのされ方はよく意味が判らないし、英文を翻訳サイトにかけてみても、なにがなんだか(@_@)

……ぶっちゃけこれで合っているのかも謎なんですが……いちおう形にはなったってことで。

大きさは縦横ともに13cmほど。



……緑のマットの上で撮影すると、なんだかすごい色に写っちゃうな(汗)
なお、両目? 角? 的なものがねじれているのは、ちゃんとそういう仕様です。



ツイストピコットとかいう手法だそうです。
翼の模様は、それぞれの色を巻いた2個のシャトル、どちらを手に持って作業するかで変化がつけられるようなので、いろいろ試してみると楽しそうです。
……って言うか、余所様の作成写真を拝見すると、これいったいどうやってこの配色にしてるんだろう?? というパターンがいっぱいあってすごいです。


そんなドラゴンさんの、編み図が公開されているのは、↓こちら。

■Annes Nuperellenett
 http://nuperelle.net/

左のメニューの Sma motiver から Norske minidrager とたどって、上から五行目の「engelsk」というリンクをクリックすると、英語の編み図がPDFで表示されます。
PDFファイルの翻訳方法はこちらを参考に。

■Google 翻訳の利用:PDFやWordのファイルを翻訳する方法
 http://google.tku.ac.jp/others/23/2

もちろん完全な翻訳にはならないので、英文や写真と見比べながら、努力と根気で解読です。
……中学高校と英語は赤点だらけ。教師にも匙を投げられたこの私が、翻訳サイトの助けを借りながらも英文を読み解こうというのだから、趣味のもたらすパワーってすごいですねえ(^ー^;;)

もちろん独力でどうにかなるわけもなく。今回も赤裸々さんには大変お世話になりました <( _ _ )>

■赤裸々レース Minor Norwegian Dragons 1
 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/217/

■赤裸々レース Minor Norwegian Dragons 3(完)
 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/272/

こちらで大体の作業手順を把握し、PDFで目数やピコ数を拾って、あとはノリと勢いでなんとかしましたww

うむ、たまにはこういうデザインも楽しいですね。
……ドイリーとかコースターに輪をかけて、「作ったものどうすんのさ」っていう代物ではありますが(苦笑)
ほんっと、完成品がさほどかさばらないからこそ、何とかなってるようなもんなんだよなあ、ふふふ……
No.8119 (創作:: タティングレース)


 _| ̄|○
2017年04月03日(Mon) 
きっと誰にも見分けなんかつかない。でも自分なりに満足の行く結果を出したいんだと。
そう思って作成した、三枚目の4番ドイリー。



良いんだ、自己満足なんだとようやく仕上げて、写真を撮ったのですよ。



うん、やっぱりピコのサイズや数はこの方が良いよな。
最初からの三枚も並べて撮ってみよう。ちゃんと後日にも判るように、文字入れ加工もして(ゴソゴソ)



やっぱりプラチナレース糸のほうがレーシー感はあるな。
でもなんだかんだで一番最初に作ったやつが、一番きれいに見えるこの皮肉は……

……?

…………?

(つд⊂)コ゛シコ゛シ

(;゜д゜) ・・・

(つд⊂)コ゛シコ゛シコ゛シ

(;゜Д゜) ・・・!?


うぁぁぁああああ!! やっちまってたーーーーーーっっっ!!!!



道理で、道理でなにか物足りないと思ったんだよ(号泣)
よりにもよって、こんなに最初の方でやらかしちまってたなんてっっっ(血涙)

そして完成したあとどころか、並べて写真撮って、さらにそれを加工し終えて、さてこの記事の下書き始めるかってテキストエディタの脇に並べて表示した、その時までまったく気付かないだなんて…… _| ̄|○

駄目だ、立て続けに四枚同じものは、このサイズだとさすがに……(しくしくしく)

タティングやる人間なら誰もが通る道なのでしょうが。
そして私は作業自体を楽しむタイプなのだから、作りたいものがまだまだあるというのは喜ぶことでもあるのでしょうが。
それとこれとは話が違うんだよぅ……ううう……(泣)
No.8116 (創作:: タティングレース)


 糸ばかりが増えてゆくww
2017年04月02日(Sun) 
例によってネット上をウロウロしていたら、ついうっかりポチってしまいました _| ̄|○


だから安物買いはやめろって言ってんのに、我ながらさあ……
でも個人的にちょい太めだったPuPuさんの糸や、現在使用しているオリムパスよりもよりもさらに細めらしい#50で、しかも25g巻。カラーバリエーション30種類がただ今セールで1玉税込211円なんですよ。試したくなるだろ!?
PuPuさんで入手できなかったグレイやブラックもあるし! あとはチョコレート系の色があってくれたら言うことなかった!!
タティングレースをやるには撚りが甘くてピコが割れやすいというレビューもありますが……とりあえず試してみるぐらいなら惜しげのない値段ですし。

……しかしこれだけの量の糸を買って、果たして使い切る日が来るのだろうか……(苦笑)
No.8115 (創作:: タティングレース)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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