よしなしことを、日々徒然に……
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 とことん親子
2016年08月23日(Tue) 
スピンドルケースを使用した、タティングレースの自作代用シャトル
ちょっと幅が広いことを除けば、使い心地は悪くありません。
#20太目の糸は無論のこと、#40の細い糸でも普通に結えます。ピコを繋ぐ程度なら、充分実用に耐えてくれる感じ(さすがに四つのリングを集中して繋ぐモチーフとかはキツイですが)。

ただちょっと困る点は、取り落とす頻度が高いことでした。

既製品より二回りぐらい大きいせいか、あるいは分厚いせいか。はたまた滑り止めの刻み目がないためか。しょっちゅう手から離れては、ブランってなってしまうのですよ。
いちおう後部は板が接しているので、際限なく転がっていくような事態は免れています。けれどこれは、着実に作業効率が落ちます。ぶら下がったシャトル同士で糸が絡みそうになる場合も多いですし。
なのでなにか、よさげな滑り止めはないかと思ったのが一点。
あとやっぱり、いくら手作り道具とはいえ、両面テープが透けて見えているのは美しくないなあと思ったのが二点目。

参考にさせていただいた各地のサイトでは、両面テープで布を貼ったり、あるいはシールやマスキングテープで飾ったり、いっそデコパージュしたりといった方法が紹介されていましたが……これはこれでなかなかいろいろと難しそうで。
特に私のやつは先端にツノを作っているので、ここだけはカバーできない = 中途半端で美しくないというのがあってですね。
しかも下手なものを貼ってすべりを悪くしすぎると、今度は糸が引っかかって作業がしずらくなるという情報も目にしますし。

で、まあいろいろと考えた結果……



こんなふうにしてみました。
ダイソーで売ってるデコレーステープというやつを、上下の指が触れるあたりに貼っています。
薄いビニール製のシールになっていて、多少指でこすっても剥がれたり破れたりはしなさそう。しかもレースデザインと言うことは、細かい網目状 = すべり止めになるかも? と。
さらにレース作成用の道具に、レースの模様ってダブルミーニングっぽくて良くね? みたいな。

ほんとは白いテープの方が、複数のデザインがあって好みのものも多かったんですが、隠したい両面テープもまた白なので、そっちだと紛れてしまいそうだと黒をチョイス。
試しに使ってみた感じ、糸が引っかかたりとかはまったくありませんです。
すべり止め効果があるかどうかは、しばらく使い続けないと、ちょっと判りませんね。
でも見た感じがなんかエレガントになってくれたので、それだけでも満足ですvv

お昼からは、母と二人で家庭内手工業。

私は数年前に引退し、母もそろそろ遠出はキツイからと、もっぱら内業や下準備を担当しているガールスカウト。
今度その母の所属している団が、キャンプだか研修だかのために隣の県へ行って、そちらの団と泊まりがけで交流するとかなんとかで。

「お土産に軍手バサミ持っていくことにしたから、作るの手伝って。三十個ほど」

と。
いや三十個って、すげえ気軽に言うね、母よ。
ちなみに軍手バサミというのは、以前に地元向けワークショップでも作っていた↓これです。

■下準備があるのですよ|覚え書き
 http://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary.cgi?
action=article&year=2016&month=04&day=09&mynum=7511

この時用意したキットが22個ほど残っていたので、材料を準備する手間は大きく省かれましたが。
それでも二人で三十個ですよ。普通なら気が遠くなる量だわ!

まあ、こういった作業はけして嫌いではないというか、むしろ小物作ってると落ち着くタチなのは既にうちのお客様ならご存知でしょうから、そこまで否むこともなく手伝い始めましたけどね(笑)



そして途中、何故か急に母が「あれ? うまくいかない??」とか言い出して、最後の糸撚り部分ができなくなり、母が本体を作る → ビーズを通した段階のものを受け取って、私が紐を撚って結んで小袋に入れ直す、という作業手順になりましたが。
いったいどうしたんですか、母よ。今までできてたことが急にできなくなるとか、年齢考えるとめっちゃ怖いんだけど(汗)


そうそう母と言えば。
私と同じで活字中毒の気が多いにある母。いやむしろそこは、私の方が母と同じと言うべきか。
毎晩のように「なにか読むものなぁい?」と聞いてきては、私の本棚からいろいろと持っていっております。しかし最近は私もそんなに本を買っていません。母のリクエストは「どひゃーぐちゃーしてなくて(訳:ホラー物やスプラッタは却下)、そんなに危なくないやつ(訳:BLもハードなのはパス)」です。
あと「手や足が変なところから出てる(デッサンが狂ってる)のとか、よく判んないの(VRMMOものとかスキル表記があるタイプ)はやめて」だそうで。
……なにげに最後のハードルが一番厳しいかもしれない、昨今のマンガ・ラノベ事情だったりするんですが。

そんな母のお気に入りは、なんと茅田砂胡さん。
ここ半年……いや一年ぐらいでしょうか。ずーーーっと、クラッシュ・ブレイズ → 課外授業 → 全仕事をローテーションしつつ、既に自炊済みで手元にないと知るや、デルフィニア本編と外伝を図書館で全巻借りてこさせること、そろそろ三回ぐらい?
あげく「なんでリィさん達、共和宇宙にいるの? あとヴァンツァーとレティはなんで生きてるの??」と訊かれ一言では説明できず。図書館にも「暁の天使たち」はないと知るや、「古本でどれぐらいするか調べてvv」と言われ、結局全6巻+外伝2冊を母が自腹購入したのは半年ほど前のこと。

先日も先日とて、アルスラーン戦記第一部7冊を借りてきてあげたら、10日で読みきっちゃいまして、またも「つぎ何かなぁい?」と。
……いい加減、面倒になりました。
あ、ちなみに「騙王」も「翼の帰る処」も「チャリオンの影」も、ワーカスも辺境の老騎士も人狼〜副官も竜殺し〜もカーマリーもバンダル・アード〜も、全部全部読ませ済みです。しかも複数回。
この中では、人狼〜は「訳が判らん」で、〜老騎士は「食べてばっかりでつまんない(料理も食事も嫌いな人)」とのこと。

文句があるなら自分で(ry!!

と、いう訳で。



現在母の部屋には、デルフィニア戦記文庫版全18冊が鎮座しているのでしたww

いえね、現在の古本相場を伝えたら、「その六割ぐらいなら、出しても良いけど……」と迷う素振りでして。
最初はそっかと諦めたんですが、よく考えると私もデル戦は紙書籍で手元に持っておきたいんですよね。置き場のなさから仕方なくPDF化したものの、やっぱりそうすると気軽にあちらこちらとめくることができなくなって、なかなか読み返せないのがもどかしかったのです。
しかも文庫版は、最終巻の一部に加筆があるという噂も耳にしていました。

「……古本相場の四割で全巻手の届く位置に置けるなら、私としてもあり、かも?」

そんなこんなで、二人でお金を出しあっての大人買いへと至ったのでした。

ああ、本当にこの人と私は親子だなあ(てへ)
ちなみに暁〜課外授業までは、3月段階で母の寝室へ移動済みです。
いやあ、あの時も本棚がざくっと空いてくれて、本当に助かったっけ(しみじみ)
母の寝室の本棚は、現在こんなんなってます。



スライド式本棚×2基から外したスライド部分を二つと、さらにカラーボックスひとつを合体させて、下にキャスターをつけた移動式三面本棚。そこそこの収容能力があるそれの中に、まるで誂えたかのようにきっちりハマりこんでいるデル戦文庫版が。
さらに隣の面には、暁〜クラブレ〜課外授業にトゥルークとデル戦外伝に全仕事が収まっています。
田辺聖子とか古典の解説本とか、お茶や和歌や焼き物の本や赤毛のアンシリーズに混じって、堂々と存在を主張する茅田作品群ww
デル戦の真下にあるのが百人一首カルタの箱って、なんかすっごいカオスですwww

課外授業の最新刊なんて、母に買わせて私まだ読んでねえしなあ。
残念なのは、母は怪獣夫婦はあんまり好みではないとのことで。なので「海賊と女王の航宙記」の方は、そそのかして買わせることができてないんですよ。私は怪獣夫婦の方が好きなのになあ(しょぼん)
No.7795 (創作:: タティングレース)


 スプリットチェイン
2016年08月22日(Mon) 
なかなか手がつけられなかったスプリットチェインの練習を、ようやくすることができました。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットチェイン(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-575.html

いつもお世話になりまくりなこちらのサイトさん。
本当に足を向けて寝られません <( _ _ )>

以下は、上記の記事より引用。

> スプリットチェインは、次のようなときに使います。
>
> 1)糸を切ることなく(糸処理しないで)、次の段を作り始める時。
> 2)スプリットチェインで作るパターン。(めったにありません)
> 3)SSMSR(Single Shuttle Mock Split Ring/Knotting Ring) への応用など

2はめったにないとのこと、3は私には何のことだか理解不能(苦笑)
メイン目的は1というか。以前に挑戦した「10 連続編みのストール」のモチーフで、糸始末を極力減らしながらモチーフ同士を繋ぐ少々特殊なやり方を、「これスプリットチェインを使えば、もっと綺麗にできるんじゃね?」と思ってからの、「そんじゃいっちょ練習してみるか!」という流れだったのでした。

しかしこのスプリットチェイン、小さく固定された糸の輪の中に、シャトルの先っぽだけを突っ込んで作業するという難易度の高さです。
いきなり細い糸ではさすがに厳しいので、まずは#20太目の糸で。ついでだから色違いのほうが判りやすいだろうと、中途半端にシャトルへ巻きっぱなしだった、残り糸を寄せ集めての作業と相成りました。

最初はスプリットチェインを固定する、ピコ付きの土台から作成。



いちいち何個も作っていくのは面倒なので、10P10P10のリングを連続させて、とりあえず四葉の形に。

そしてネックストラップ作成時にシャトルへ残った「さくら」と「ブリーズ」で、6目ほどチェインを作ってから最初のピコへロックジョインし、8目通常のダブルステッチでチェインを作成。
二番目のピコへ、余裕を持ってロックジョインさせたら、いざ、残り8目をカバーステッチです!



最初はもう、糸の向きとかしっちゃかめっちゃかで、なにがなんだか(@_@)だったのですが……何度も繰り返すうちに、だんだん飲み込めてきたように思います。

↑前述のブログ記事後半、4−1)以降で説明されている、「モチーフを水平方向に右に90度くらい回転させてから作業をはじめる」というやり方が、私には合っているようです。
糸を引っ張って最初の半目を引き締める手順は、なんだか前に「渦潮」でさんざん練習したロックジョインにも通じる感覚で。やっぱり一歩ずつ着実に進んでいくことが大事なんだなあと、実感してみたり。

で、もって。
スプリットチェインを一個作成しては糸を切り、シャトルを交換しつつ、四回ほど繰り返し。
せっかくだから結び始めのチェインの先も、土台の四つ葉にジョイントさせておいて、と。



ひとまずこんな感じに仕上がりました★
通常であれば、リングやチェインの根本に位置してしまう結び終わりの糸が、ちゃんと山(チェイン)のてっぺんから2本出ており、かつ不自然な歪みも生じていませんvv
タティングレースをやる方なら判って下さるでしょうが、これってけっこうすごいことなんですよ?
これができるようになったら、デザインの幅がいっきに広がってくれるはずです。



青く着色した矢印部分が、カバーステッチによって作成された部分です。
今回は段染め糸で作業したので、特に右側の緑色の部分など半分でくっきり色が分かれていますけれど、これを単色の糸で作成したら、良い感じに仕上がってくれることでしょう。

さあて、次はいよいよ#40細めの糸での挑戦だぜ!!
No.7793 (創作:: タティングレース)


 ネックストラップ第二弾
2016年08月21日(Sun) 
水曜の晩から作り始めた差し上げ物用のネックストラップが、ようやく完成しました★



今回も#20の段染め糸。ダイソーの「さくら」です。
前に作成した時は、ナスカンの長さを計算に入れておらず、首にかけると名札がちょっと下に位置してしまったので、そこを考慮して(二つ折りにした状態で)5cmぐらい短めに。
モチーフは古典的かつ基本的なパターンですが、ピンク色とこの模様の組み合わせって、なんだか花柄っぽくて可愛いかなあって。



ピコを繋ぐ数は前回よりむしろ少ないし、リングも斜めを向くから数が減って楽になるんじゃないかと思っていたのに……何故か糸の消費量も手間もむしろ多かったです。解せぬ。
まあ、ひとつのピコに3個のリングを繋ぐのが、かなり面倒なのは予想できたんですが。さすがにそこの部分は、ツノがしっかりしてる既成品シャトルを使いました。



ナスカン取り付け部の8の字型も、前回の反省を含めてちょっと小さめに。

……ちなみに前回も今回も何故か、8の字を使って全体を輪にする → 何度も何度も確認したはずなのに途中でベルトがねじれている → 解いてやり直しを繰り返し(−ー;)
なんであそこでねじれるのか……(悩)
そして横から見ていた母に、「まち針で留めてからやれば?」と言われて、「はぅぁっΣ(゜ロ゜)」ってなりました(苦笑)
そうだよなあ、そのためにまち針ってものが存在するんですよねえ。

案の定、まち針使ったら一発で成功しました。
阿呆か私は……

そして今回の残り糸はこれぐらい。



最初に試作品を10cmぐらい失敗作だと廃棄してるんですが、それでも前回よりたくさん糸を消費したと思います。
正直途中で「足りなくなったらどうしよう」とドキドキしてました(苦笑)
本体を結っている時の最後のシャトルだって、目算ではあと1模様残したぐらいで糸がなくなりそうで。早めに繋いでおくべきか、それとも足りると信じてこのまま行くべきかと、めっちゃ悩みましたとも。幸いにもぴったりちょうどで結び終われたので、繋がなくて正解だったんですがね。
さて、気に入ってもらえると良いなあ……
No.7791 (創作:: タティングレース)


 左右対称デザインって難しい
2016年08月20日(Sat) 
今日も今日とてレースの日々(笑)
スプリットチェインの練習をすると言いつつ、つい他にも寄り道してしまい、なかなかそちらには手が回っていません。
自作シャトルの件もそうなんですが、職場でタティングレースのネックストラップを使っていたら、他の方から「素敵、私にも作って欲しいです」と言われたので、「よっしゃ!(受け取らせる)言質は取った!!」とばかりに第二号の作成を始めてみたりとかですね……(苦笑)<作るのは楽しいけれど、完成品の始末に困るタイプ

でもって。
そちらはいちおうデザインも決めて、もう八割がた結えているのですが。しかしネックストラップをタティングレースで作ろうとすると、なかなかどういうモチーフを使うかに悩むのですよね……
私の技術がまだ拙いせいも、当然あります。
しかしネックストラップって、どうしてもある程度の荷重がかかるじゃないですか?
その場合、左右が非対称のモチーフだと、力のかかり方が不均等になって、歪んだり伸びたりしちゃうんですよ。なのでできるだけ左右対称にしたいのですけれど、それをタティングレースでやろうとすると、これがなかなか難しいのです。
最初は、それこそ覚えたばかりのスプリットリングで四つ葉を繋いで、あと補強に両脇をチェインで繋いでいこうかと思い、試作してみました。しかし実際に結んでみると、ヨレヨレになるし強度も足りなくて、こりゃ駄目だと却下。
結局は基本的なブレードを往復させる、古典的なパターンを採用。しかしこのやり方だと堅実な代わりに、どうしても太くなるんですよね(−ー;)
#40細めの糸で作れば良いのかもしれませんが、それをやるとさすがに手間がかかりすぎて、いったい何週間必要になるやら。あと強度にも不安が出てきますし。

そんなこんなで今後の参考にもしたいしと、ネット上をウロウロ。さまざまな方の作品を拝見しつつ、よさ気なデザインはないものかといろいろ見比べてみました。
そうしてたどり着いた結果が、こんな感じ



左右対称で、レースの繊細さもきっちり備えた、なかなか好みのデザインですvv まーた最後のところでピコの数を間違えてるのは、まあ練習だってーことで ┐(´〜`;)┌
これも割りとお約束のモチーフなようで、よくよく思い返せば、似たようなの(飾りピコがついていないバージョンだったか)が、最初の頃に借りた本に載っていた記憶がうっすらあるような、ないような。
その当時はブレード(紐状のモチーフのこと)にあまり興味がなかったことと、編み図を見てもさっぱり理解ができなかったので、そのページはコピーとってなかったんですよね。後悔先立たず。
なので作品写真とにらめっこしつつ、ああだこうだと試行錯誤を繰り返し。
なんとかどうにか↑までたどり着くのに、丸1日かかりました。

特に結び始めがですね、難しくって。今の段階では糸隠しまでやる余裕がなかったので、だらんと2本伸びたまんまです(苦笑)




シャトル2個、糸玉不要で結んでいけるのがありがたいところ。
それぞれのシャトルに両手を広げた幅×3ずつ#20を巻いておいたら、10cmほどの試作品が二つ結べました。
なのでMAX(×4)に巻いた状態だと25cm強ぐらい結えるとして、長めのネックストラップ1m分を作成するのに、それぞれのシャトルが4つずつ必要な計算になるでしょうか。
1シャトルが両手幅×4=6m弱として、必要なレース糸の長さは48m弱。おお、めっちゃリーズナブルやん!!<今まで作ってたのだと、80m玉を8割は使っていた

ああでもこれ、もしネックストラップ = 輪っかにするなら、別に端糸だけ隠した状態で結い始めて、一番最後のチェインの最後から2番めのピコ部分で、一番目と二番目のチェインの間とピコ繋ぎ。そして結び終わりの糸を一番目のチェインの結び始めに通してこま結び → 残った糸端は針で縫いこんでやれば、綺麗に収まるのかな……?

他にも、どちらか一方の輪っかを目数少なめに作ってやれば、ゆるやかにカーブしていくので、ドイリー(円形の敷物)の縁飾りなどにもできるようです。
ピコ繋ぎの際に、そこへビーズをあしらっていくのもありかも。最初にシャトル糸へまとめてビーズを通しておくのは面倒ですが、ピコ繋ぎ時ならそのつど一粒ずつ入れていけるんじゃ……?

ああ、これを#40細めの糸、しかも1色で作れたら、きっとすっごくレースっぽくなるんだろうなあ(想像中)

そうそう、↑の写真に写っている通り、これはスピンドルケースによる自作代用シャトルの方で結ってみました。
全然なーんも問題なかったです(笑) むしろラメ入り糸でも糸割れしにくくてありがたいぐらい。
あとこの自作シャトル、糸巻きがめっちゃ楽なことが判明しました。
片方の板を外すことは、これまでも思いついていたんですよ。
さらにそこで板を外したあと、こうやって……



左手の指で残った方を反らしながら作業すれば、全然引っかかることなくサクサク糸を巻いていけます。
いいわ〜、これめっちゃいいわ〜〜vv
これでこのボビン部分が、もうちょい長細い楕円形だったら言うことないのに!
……いっそおゆまるあたりで、糸巻き部分も作れないかしら……? あるいはこのボビンを縦に二つ切りして間を埋められたなら……(ぶつぶつ)
No.7786 (創作:: タティングレース)


 だんだん大きくなってく(苦笑)
2016年08月18日(Thr) 
あちこち探しまわってみたら、母のところから残数1枚のデータCDスピンドルケースが出てきたので、いそいそといただいて参りましたww
その後はちょっとバタバタしていてびのびになってしまいましたが、ようやく三度目の代用自作タティングシャトルに挑戦です♪

まずは材料を準備。



スピンドルケースの他に、前回は手持ちになかったクッション材付き凹凸対応の厚手両面テープ。そしてダイソーで買ってきた9個入り108円のプラスチック製クリアボビン。あ、両面テープも百均で買いました。
……いつも行ってるその最寄りのテナント百均には、金属製のボビンしかなかったんですよねえ。しかも6個入りで108円。やっぱり大手は違うなあ……<ダイソーにはクリアの他に色付きや9個入りかつ糸巻き済みのものまであった

でもって。
作成手順はこれまでとだいたい同じ。
ケースの壁部分だけ切り取ってカーブした板状にしたら、マジックで舟形を描いてハサミで切り抜き。

←これは前回作業時の写真です

切り終えたら除光液でざっとマジック汚れを落とし、紙やすりでフチ部分のギザギザを整えて、と。ボビンにはやはりダイソーのハンドドリルで、糸通し用の穴を開けておきます。
尖った角(ツノ)の部分は、ドライヤーで熱してから指で曲げてやれば、溶けることもなく綺麗に整形できました。
最後にクッション材つき厚手の両面テープで、上下の板とボビンを貼り合わせれば……



左上のべっ甲カラーが、クロバー社の既成品シャトル。
左下は、一度手芸用ボンドでくっつけたけど取れてしまったので、改めて両面テープで貼り直した試作2号改。
右の二つが今回作成したものです。

これまでは既成品シャトルに合わせて舟型を切っていたので、ちょっとボビンが両側にはみ出し気味でした。それを改善するために少々幅を広げ、さらに今回使用のボビンの丈が、これまで使っていたのよりちょっと高かったため、舟型の端同士を接触させるには長さも伸ばさねばならず。
結果として、全体的に二回りぐらい大ぶりになってしまいました。

角度を変えて見ると、こう。



左から二番目の試作2号改と較べて、今回のは1〜2ミリ丈が高いです。
パッケージのサイズ表記によれば、このダイソー・ボビンは丈が11.5ミリ。今まで使用していたのは母のところから拝借してきたやつなんですが……おそらく9ミリの方だったんだと思います。

■クロバーメールマガジン 第9号|メルマガタイアップHP
 http://www.clover.co.jp/mailmhp/09.html

おかげで完成形が大きくなってしまいましたけれど、そのぶん糸をたくさん巻けるようになったと思えば、むしろラッキーなのかもしれません。

実際に糸を巻いて比較したところ……



ほぼ同じ長さ(#20の糸で両手を広げた幅×4=6m弱?)を巻いて、こんな感じです。
既成品(左)の方は糸巻き部分の軸が縦長なためか、巻き上がりの収まりが良いですね。
ボビンの方は、なんとかぎりぎり巻けたけど……という感じです。それでも前回までの9ミリ丈ボビンでは、糸がボビン部分から完全にはみ出してしまっていたので、やはり少しは多く巻けるようになったかと思います。
あと、少なくとも途中までは板を一方外して巻いていける、クッション材つき両面テープ、マジ便利。


2016/08/20 追記:
こんなふうに片方の板を外しつつ、もう一方を左手で反らしながら巻いていくと、しっかり最後まで巻ける上にすっごく楽でした。




板のカーブとボビンの隙間を埋めるため、何枚も重ね貼りしていた通常両面テープの時は、剥がすと両方にテープが残ってベッタベタになってしまっていたんですけど、このテープなら1枚でいけるので、綺麗に剥がれてくれます。そして貼り直してもそんなに粘着力が落ちないし。
かみ合わせが固くて糸が傷むなあ、ゆるくて糸が止まってくれないなあと思ったら、簡単に微調整できるのもまた、ボンドで接着した場合とは違った利点です。

廃物利用のスピンドルケース・9個で108円のボビン・4mで108円のクッション両面テープ。
あとの紙やすりとか除光液とかハンドドリルとかの工具類は、まあ手持ちの物があるとして。
スピンドルケースの大きさにもよりますけれど、216円で複数のシャトルが作成できるというのは、なかなかの費用削減かと。
先達の知恵って本当にありがたいですね(合掌)

■タティングレースのシャトル作りました。 | こんなのできたよ
 http://hanaahase.blog60.fc2.com/blog-entry-29.html

■ミニシャトル:糸遊:So-netブログ
 http://kuc-tat.blog.so-net.ne.jp/2009-09-18


そして試しに#20の糸でブレードを結ってみたところ、なかなか良い感じの使い心地。
少なくとも普通のピコ繋ぎをする分には、まったく問題ありませんでした。テープの粘着力もしっかりしていて、一番最初の普通の両面テープ重ね貼りの時のように、使っているとだんだん舟形が回転してずれてくるといった事態も、まったく起こらないです。

ただやっぱり、大きさに関する違和感は、ちょっとありますね。
実際に持って作業する場合の違いは、こんな感じ。



全体の厚さがかなり違うため、自作シャトルの方は、後ろをつまむような持ち方になってしまいます。
あと幅もかなり広いので、リングを作っている時など、左手の人差指と中指の内側をこすってしまうこともしばしば。
何度も繰り返しているとその部分の肌を痛めてしまいそうなので、もうちょっと細かい目の紙やすりで、しっかりエッジを丸めた方が良いかもしれません。

……ともあれそんな感じで本日も、レースレースで過ごしたのでした(笑)


2017/03/25 追記:
ダイソーさんから、タティングシャトルしかも3個入りが発売されました
もうこれで手間暇と原材料費(ボビンだけで108円)かけて自作する必要はなくなりました。ありがとう、ありがとうダイソー・゜・(ノ▽`)・゜・
No.7783 (創作:: タティングレース)


 糸始末をいかに減らすか
2016年08月16日(Tue) 
……が、タティングレースにおける基本にして重要なポイントだと、私は思っています。
一番最後の結び終わりだけは、マジックスレッドでも使わない限りどうしても結んでボンドで止めるか、針で縫いこんでいくしかないのですが、これが手間もかかるし仕上がりも歪んでしまいがちで、私の技術では今ひとつ美しくなりません。
先達の方々も同様に思って、いろいろ試行錯誤してこられたのでしょう。

今日挑戦してみたのは、「タッチングレースとビーズタッチング」に載っている「10 連続編みのストール」に使われているモチーフ。
見本作品は82単位×12列を繋げるという大作ですが、とりあえずやり方を練習してみるだけなので、6単位ほどで始めてみました。列は3〜4列ぐらいにしようかと。

この作品自体は、シャトル1個と糸玉だけでできる、リングとチェインを繰り返すだけのシンプルなものです。しかしそのシンプルさが逆にクラシックで好みなのと、あとはモチーフ同士の繋ぎ方の説明に、興味を惹かれました。

ちょっと説明文章がシンプル過ぎて、把握するのに時間を要したのですが、たぶん↓こういう感じでしょう。

まずはシャトルと糸玉が繋がった状態で、いきなりチェインの真ん中から作り始めます。
この時チェインの先には、クリップなど(本では「穴糸ぐらいの太さの糸」)を挟んでおきます。



そのままぐるっと一周して、一枚目のモチーフを作成。



前述の通り、とりあえず6単位。
結び始めの位置(チェインの真ん中)までたどり着いたら、クリップを外した最初の穴(ピコ)へロックジョインしておき、シャトルも糸玉も少し長めに糸を残して切ります。

続いて同様の手順で二枚目を結い始め、チェインのピコ部分で一枚目と繋ぎながら進めていきます。
なおこの時はシャトルと糸玉が繋がっていませんが、シャトルからちょっと長め(1〜2mぐらい)糸を引き出して糸玉代わりにして開始。引き出した糸が残り少なくなったら、改めて糸玉をロックジョインで接続。次のブリッジを残り糸と新しい糸玉の端糸とシャトル糸の三本を芯にして結ってやればOKです。

そうやって、1枚目の結び終わり位置まで来たら……



結び始めのクリップを外した穴にピコ繋ぎをして、あとはだらっと出ている2本の糸を、シャトル糸に添えて、続きのチェインをまた芯糸3本で結っていきます。

本当はそのチェインの根本までで充分なんでしょうが、ちょい不安だったので、私は次のリングをシャトルだけで作成したのち、その次のチェインも3本で結っていきました。



ここまできたら、あとは一枚目の結び終わり2本を、ちょっと引っ張り気味にしながら切り落せば、糸隠し終了。
針もボンドも使わずに、一枚目の結び終わり糸を始末することができました。

このやり方を繰り返していけば、何枚のモチーフを繋いでいっても、針を使うのは最後の一枚だけで済んでくれます。
最後の一枚だけは、通常通りにリングの根本から結い始めた方が、綺麗に仕上がるんでしょうね。

……しかし私の腕がまだまだなのか、繋ぎ目部分のチェインだけ、形が歪み気味なのが気にかかる……(´・ω・`)


この方法、おそらくはスプリットチェインという技法でも可能だと思うんですよ。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットチェイン(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-575.html

前回作成したモチーフで阿呆なほど練習したスプリットリングと、似ているようで難易度はさらにUP。
シャトルが通る大きなリングに、ダウンワードステッチを施してから引き締めるスプリットリングと異なり、これはロックジョインで先に完成サイズに固定したチェインの芯糸へ、シャトルの先だけを差し入れて作業するという難しさ。

最初にこの記事を読んだ時は、「こんなの絶対無理。こんなん使うほど難易度高い作品なんて作んないし」と思ったのですが。
しかしこの技法と今回のやり方をミックスすれば、きっともっと歪みなく自然な形でモチーフを繋ぎつつ、針を使わない糸始末で進めていける、はず!

ちょっと三枚目に手を付ける前に、太めの糸でスプリットチェインの練習をしてみたいと思います。

ああ、こうやってどんどん深みにはまっていくんだなあ(笑)

でもたとえば、渦潮と前回の四つ葉モチーフを経てマスターできた、ロックジョインとスプリットリングを使えば、あのスクエアモチーフも、もっとレベルアップできると思うんですよ!
スプリットリングを使えば一段目から二段目に上がる時に糸切らずにいけるし、二段目もロックジョインで繋いでいくと、歪みがさらに減るはずなんだから。
だからスプリットチェインも、覚えて損はない、きっと!!

いやもう本当にね、ほかのタティングレース関連ブログ記事なんかを拝見していても、みなさん糸始末が面倒だ。そこだけは楽しくないとおっしゃってるんですよ。まったくもって同感で。

糸始末を減らすためなら、おれはやるぜ!!

……結局、お盆休みもレース三昧だったなあ(笑)
あと久しぶりにけっこう眠れました。5月あたりからこっち、朝とか休日でも……むしろ休日こそ早くに目が覚めちゃって、睡眠が不足気味だったので。
今日も目覚まし鳴る前に起きちゃいましたが、午後にかなり長めの昼寝ができたので、気分も体調も良い感じです。ちょっと雨降って、気温が低くなってくれたのも助かった(苦笑)
No.7782 (創作:: タティングレース)


 見た目はシンプルですが
2016年08月15日(Mon) 
昨日作りかけていた、タティングレースのあらたなるモチーフ。
本体は9割がたできていたので、最後の縁飾りとアイロン仕上げをしたら……



こんな感じになりました★
一辺は8〜9cmほど。#40細めの糸なのでコースターにするにもちょっと薄くて頼りないぐらいですが、いちおうこれは練習なので、ひと通り形にしてみたってことで。
……見た目はシンプルというか地味かもしれませんけど、これでけっこう手間がかかってるんですよ。タティングレースをされる方なら判って下さるでしょうが。

普通の結い方だけでこの一枚を作ろうとすると、まず四つ葉の部分16個を、1個結うたびに糸を切って端始末しなければなりません。編み始めと編み終わりが、四つ葉の中央部分に来てしまうためです。
しかもそうして四つ葉16枚の正方形を作り終えたら、また新しい糸を使ってぐるっと縁を一周。糸始末。考えるだけでも面倒くさいです。

そこで活躍するのが、渦潮モチーフでも使用した「ダウンワードステッチ」による「スプリットリング」です。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html

ひとつのリング(この場合四つ葉の葉っぱ)を2本の糸で半分ずつ作成することで、編み始め(糸の入る場所)と編み終わり(糸の出る場所)を、反対の方向に配置できる技法なのです。
これを活用すると……



こんなふうに、いちいち糸を切らず連続して四つ葉を作っていくことができます♪
そして今回は2個のシャトルで作り始めましたから、結び始めの糸が2本だらっと出ていますけれど、1本の糸を両側からシャトルに巻いて始めれば、この糸さえ出さずにすみます。

……しかし渦潮モチーフでは一箇所だけだったスプリットリング。この四つ葉を連続させる方法だと、四枚の葉っぱのうち二枚をこれでやらなければいけません。実質編み方を変えるのはそのうちのさらに半分だとしても、一回一回全体をひっくり返しては持ち替えるのが非常に面倒くさく(−ー;)
いつもお世話になっている上記の「あーるのシカゴ生活記」さんでは、持ち方を変えずにそのままダウンワードステッチを行う方法も紹介されていましたが……私ではどうしてもうまくできませんでした<リングとリングの間に隙間ができてしまう
仕上がりを犠牲にするより、手間を掛ける方が良いですよね……(´・ω・`)

さらに手間取ったのが、ちょっとしたアレンジ部分でして。
実は本に紹介されていた編み図の通りに作成していくと、完成品は↓こんなふうになるはずでした。



四つ葉の連結をジグザグに進めていき、その間はチェインで繋ぐため、外周のしかも2辺だけ一列おきにチェインができてしまうという形だったんです。
しかしこれは、いささか私の好みから外れます。
なのでさんざん頭を悩ませた結果、スプリットリングの位置をちょっと変更してみました。
まずは一列目の最後の四つ葉で、二つ目のスプリットリングをそれまでと90度ずらした位置で作成。



そのまま次の列の四つ葉を作成し、今度も二個目のスプリットリングを戻る方向へ90度ずらします。



青で着色した部分が、ダウンワードステッチで作成したスプリットリングです。
この方法でジグザグに進んでいけば、間を繋ぐチェインは必要ありません。



最後の縁飾りのチェインも、四つ葉の結び終わりからそのまま始められるので、シャトル糸がなくなった時以外は、糸を繋ぐ必要は一切なく、いわば一筆書きで↓この形が完成させられます。



うむ、良い感じ良い感じ♪

今回はキリ良く4×4で作成しましたけれど、もっと大きいものだって、いくらでも作っていけるでしょう。あえての太め#20で作れば、3×3でもコースターぐらいにはできるんじゃないですかね?
あるいは5×5ぐらいずつ作っていって、それを繋ぐ方法でだんだん大きくしていけば、作業中は小さいの一枚持ち歩けばすむぶん、かさばらなくて便利かも?

なお本に載っていた見本作品では、#70という私では想像もつかない細い糸でかなり大きなものを作成。巾着袋の外側を包む飾りにされていました。熟練者ってすごいですねえ……

そうそう、今回は編み図の通りにピコを繋がずに四つ葉を作りましたが、このピコは繋いでおいたほうが、仕上がりが安定するんじゃないかと思います。繊細さは薄れるかもしれませんけど。
なにしろ結ってる途中で、四つ葉の一枚一枚ががよじれまくって大変だったんですよ……表裏は間違えそうになるし、アイロンかけるまで全体がよれっよれでしたし。

思いついたからには試してみたくありつつ、借りてきた本の中でもうあと一個は、返却前に挑戦してみたいパターンがあるんですよね。さすがに見本作品のようにショール一枚作るのは無理でも、今回のように4×4パターンぐらいなら、なんとか返却期限までには間に合うと思うんですが。

ああでもスピンドルケースの空が一個手に入ったから、シャトル作成もリベンジしておきたいなあ。
#20太め糸なら自作シャトルで十分結えるし、余りまくってるシナモンゴールドでこの四つ葉パターンの花瓶敷きとか作ったら、けっこうシックな感じで面白いんじゃなかろうか。

……ああ、そのうちメーカー品のちゃんとした(高い)レース糸に手を出しそうな自分がいて怖い……だってメーカー品だと、あんな色とかこんな色とか、パステルだったりアースカラーだったり段染めだったり、いろんなカラーの細め糸がいっぱいあるんだもん……




No.7781 (創作:: タティングレース)


 試行錯誤中
2016年08月14日(Sun) 
スピンドルケースで作る自家製タティングシャトルも、ちまちまと工夫を重ねております。



一番手前から、市販品(クロバー社製)・試作1号(改)・試作2号。
この段階で肝心のスピンドルケースが尽きてしまい、次が作れずにおります。

とりあえず試作2号(一番奥)は、不精して手元にあったライターを使用した1号(真ん中)と異なり、ちゃんとドライヤーで角(ツノ)を曲げました。おかげで変に溶けて変形したりせず、かなり市販品に近い形になってくれたんじゃないかと。

そして両面テープではなく、手芸用ボンドでがっちり固めてみました。
ボビンの穴まで埋める勢いでたっぷり盛ったこともあり、今のところはきちんとくっついてくれています。
ただこれ、乾燥に時間がかかるのがネックで……この写真撮った段階で、貼り付けてから丸二日は経ってたはずなのに、まだ白い=乾ききっていません。完全に透明になるまでに、このあとさらに二日ぐらいかかってました。
そのうちパキッと外れちゃいそうな不安も残ってますし。

そして真ん中の1号(改)。
最初は普通の両面テープを数枚重ね貼りしていたのですが、百均で↓こんなものを見つけたので、一度全部取り外し、シール剥がし液で粘着も綺麗に落としてから、改めて貼り直してあります。



凹凸面に対応かつ粘着力も強めの、クッション材つき両面テープです。
これなら手軽に接着できるうえ、糸巻き時にはちょっと剥がしてボビン単体にして作業を楽にしたり、あるいはボビンそのものを交換することで、そのつど使いたい糸に変更できるんじゃないかとか。



張り替えた状態を横から見ると、こんな感じ(このあと、ボビンにハンドドリルで穴を開けてます)。
スピンドルケースとボビンの隙間は、ちゃんと埋まってるんじゃないでしょうか。ただテープの厚さ分だけ上下の距離が離れてしまったため、スピンドルケース同士の合わせ目がどうしても片方空いてしまいます。
まあ、ぶら下げ時に糸がどこまでも出て行かないようストッパーにするには、どちらか一方だけ閉じていれば大丈夫なんですけど。

本当は、ツノ部分がちゃんと形成できた試作2号の方を、この両面テープで貼り直してみたかったものの、そのためにせっかくくっついているボンドを剥がすのは本末転倒。
なのでツノをドライヤーで形成し、この両面テープで貼り合わせても前後両方が閉じていてくれるサイズの、試作第3号を作りたいのですが……前述の通りもうスピンドルケースが _| ̄|○

ともあれ。
本来ならゴミにしかならないスピンドルケースを再利用できるなら、あとはボビン(百均で8個ぐらい入りが108円)と、両面テープ(1巻108円)、手持ち工具(ハサミとかヤスリとかドライヤーとか)で複数個作成できるのが、非常に便利でありがたいです。
……なにせすでに、8個持ってる市販品で、ギリギリなんですよ、何故か。
一番の原因は、MAXまで巻いてしまった#40の白と生成り各二個ずつが、いまのところ完全に遊んでいるせいなんですが。そして中途半端に残っている、ネックストラップ作成時の段染めが1個と、渦潮作成時の#20の白糸……つまり今のフリーシャトルって2個だけか??

なまじ糸を巻くのに手間がかかるだけに、一度巻いちゃうとなかなか解く気になれなくて(−ー;)

なお、渦潮段染めバージョンの何枚かは、試作シャトル2号(ツノをドライヤーで整形したやつ)を使用して作成しました。
スピンドルケースは市販シャトルより少々柔らかいこともあり、使い勝手の違いはやはりあります。でも意外とストレスなく使用できてますね。これだけ頻繁にピコ繋ぎが必要なモチーフでも、慣れるとそう悪くはありません。コツは糸を引き出す際にツノを横向きにすること。そうすることで柔らかさが軽減され、良い感じにピコから糸を引っ張り出せます。

ツノなしのクラシックシャトルを使用している方なら、もっと違和感が少ないのでは?

あ、糸を巻ける量は、市販シャトルより気持ち少なめです。
市販シャトルだと、#20の糸で私が両手を広げた長さ×4、#40だと×8弱ほど巻けます。
しかしミシン用ボビン使用のこのシャトルは、#20の糸でその長さを「巻けて巻けないことはないけれど……」という感じです(#40はまだ試してません)。
少なくともボビン部分からは完全にはみ出すため、その長さの糸を巻いた状態で上下の板を取り外すのは無理でしょう。特に作業中にいきなり外れちゃう危険性とかを考慮すると、予防処置としてはそれぞれ×3、×6強ぐらいにしておくのが安全かと。


2016/08/18 追記:
スピンドルケースが手に入ったので、改めてリベンジしてみました
自分的には、このあたりで満足という仕上がりになってくれましたかね。


2017/03/25 追記2:
ダイソーさんから、タティングシャトルしかも3個入りが発売されました
もうこれで手間暇と原材料費(ボビンだけで108円)かけて自作する必要はなくなりました。ありがとう、ありがとうダイソー・゜・(ノ▽`)・゜・


そして糸巻いたまま遊んでいるシャトルを空けるため&今度はスプリットリングの練習を兼ねて、またも新しいパターンに挑戦中です。



ぱっと見にはシンプルそうに見えるでしょうが、これでけっこうややこしいというか、手間がかかってるんですよ、これ。タティングレースをやる方ならすぐにお判りになるでしょうが。

例によって途中で失敗し最初からやり直したりとか、本に載っている編み図の通りだとちょっと美しくないのでいくらかアレンジしてみたりと、いろいろ試行錯誤中なのがまた時間を取っちゃって。
明日にはなんとか形になってくれるかしら……?
No.7777 (創作:: タティングレース)


 あそことあそこで間違えなければ……っ(悔)
2016年08月13日(Sat) 
月曜日から作り始めた、タティングレースによる渦潮モチーフのテーブルセンター。
ようやく、完成させられました!!



使用糸はダイソーの#20フェアリー(薄紫から青緑のグラデーション)。
初心者向けのちょっと太目の糸で、1玉20g。およそ80mの長さがあります。
玉に巻かれている時は、もうちょっと水色に近い印象だったので、この「渦潮」というモチーフに使ってみたのですけれど……実際に結ってみたら意外と緑や紫が強くて、ちょっとイメージとは違う仕上がりになったかな。
でもまあ、ようやくまともにひとつの作品が完成させられたと、感無量です<今まではモチーフ単体とか、失敗部分が多すぎて実用に耐えない仕上がりだった



大きさは一番長い対角線が、30cmをちょっと越えるぐらい。
↑の写真では、A3のコピー用紙に乗せています。白背景じゃないと、写真に色が写ってくれないんですよね……

この「渦潮」モチーフは、模様が文字通り流れるように連続していくところに一目惚れしたので、どうしても複数を繋いでみたく。そして2枚や3枚だと使い勝手が悪そうなので、せめて四枚は作りたいと思いながら、一枚ずつ一生懸命結っていました。
糸玉は手付かずが丸々一個あるし、余裕余裕……とか呑気にしていられたのは、二枚目を作り終えるまででした。
買ったは良いけれど、持て余していた太め糸を消費するいい機会よ★ とか思っていた、そのはずなのに。

……二枚目を作成し終えた段階で、残り糸がすでに半分を切っている気配がひしひしと。
あくまで目分量なので正確なところは判らずとも、私の感覚が「このままでは糸が足りなくなる!」と叫んでいました。
しかしここでもう1玉購入してくるのは本末転倒。いかに108円の安物糸とはいえ、収納場所には限りがあるのです。

それもこれも、1枚目と2枚目の最初の方(2段目と4段目だったか)で、それぞれ失敗箇所をどうしてもリカバリーできず、糸切って廃棄したのが祟ったのでしょう。あの時点ではまだ「糸には余裕あるし、ま、いっか」とか思ってたんです。過去の私のバーカバーカ!!

糸が足りなくなりそうだと気がついた三枚目の途中から、外部にはほとんど見えない芯糸(シャトルに巻いている方)を、同じ太さのホワイトに差し替えてみました。ピコ繋ぎ(ロックジョイン)をする際にちらっと覗いて見えちゃいますけれど、それぐらいならあまり目立たないと判ったので、それ以降はそのやり方を採用。
ただし結び始めの中央花型部分だけは、どうしてもシャトル側に色付き糸を巻いておかなければなりません。なので4枚目などは本当にギリギリの量(1m未満)だけシャトルに巻いて、必要な部分が終わったら速攻で白糸に繋ぎ替え。そうやって、叶う限りの節約に務めたのですが。
……最後の最後で……本っ当にあとほんの少しのところで、ついにフェアリーが尽きました。



最終段の、残りたったの3分の1だけですよ!
たったそれだけだったのに(しくしくしく)
仕方なく、そこの部分は同じくダイソーのラベンダー(白と薄紫のグラデーション)で誤魔化しました。
それがまたよりによって、白い部分のほうが多く出ちゃってるし……( T _ T )

糸切って廃棄した部分がなければ……あと、二枚目と三枚目の半ばあたりで一箇所ずつ、六回繰り返せばいいパターンを七回繰り返した場所があったせいで、結び終わりの位置が六分の一周ずれたのも、たぶん地味に響いてる(−ー;)

そういった、細かい所が積もり積もって出来栄えに響いちゃうんですよねえ。
はあ、まだまだ精進しなければ。

三枚目を結い終えた段階での残り糸から逆算するに、この渦潮モチーフを#20の糸で作成する場合に必要だった長さは、シャトル3個強と糸巻きが7mちょっとってところでしょうか。MAXで巻いたシャトル糸が1個6mとして、合計で25mぐらい?

と、いうことは。
……どのみち4枚を作ろうとすると、80mの糸玉一個では、失敗がなくても足りなかった計算ですね(苦笑)
でもやっぱりあの失敗がなければ、芯糸を白に差し替えたことで、ぎりぎり足りてくれたはず……ああ、悔しいなあ。

それでもまあ、どうにか母のお眼鏡には叶ったようで。
これは客間の灰皿敷きとして採用されました♪



うん、ガラスの器にはレースがよく映えるなあvv

このモチーフは本当に気に入っているので、また精進していきたいと思います。
少なくとも今回は、苦手だったシャトル繋ぎ(ロックジョイン)を阿呆なほど繰り返して、すっかりやり慣れたのが一番の収穫でした★
あとチェイン作成時の糸の持ち方も、だいぶ様になってきたかも。

さあ、目指すは#40細めの白一色で、テーブルセンターと言わずにテーブル掛けを!

……まあその前に、借りてきた本の返却期限が来るまでに、他のモチーフにも挑戦するのが先なんですが。

4773994010タッチングレースとビーズタッチング(1)
生田 光子
源流社 1994-08

by G-Tools

477399505X続・タッチングレースとビーズタッチング〈応用篇〉
生田 光子
源流社 1995-07

by G-Tools

さあて、明日はどれを作ろっかなあ♪
No.7771 (創作:: タティングレース)


 スリーピンの利用法
2016年08月09日(Tue) 
タティングレースの取り柄のひとつに、必要な道具が少ない = 持ち歩いて外出先で作業するのに便利、という点がよく挙げられています。
しかし唯一かさばるもの。それが糸玉です。
糸玉を丸ごと持ち歩こうとすると、さすがにそれは邪魔すぎます。
そこである程度まとまった量を、別に巻きとっておいて持ち出すのですが……これがまたなかなか困り者。
毛糸玉のように普通の玉にすると、作業中に転がってしまうため、出先ではこれまたアウト。
タティングレースでは、糸玉を中空にぶら下げた状態で作業すると便利な場合もあります。なので糸を引き出した後は多少引っ張っても止まってくれていて、かつ繰り出したい時は手軽に好きなだけ出せるというのが個人的理想。

しかし厚紙に巻いて、端っこに切れ目入れて挟んでいるだけだと、ふとした弾みにそれが外れて、いっきにほどけていってしまうことがしばしばで(−ー;)

そこでいろいろ考えていて、またも思い出したのが、こちらの記事。

■タティングシャトル|ガレージの工房
 http://ameblo.jp/tetugetasr/entry-11262006651.html

アイスの棒と竹串とスリーピン(パッチンピン)で、タティングシャトルを自作している方の記事です。
この方法のシャトルは、何度も糸を出したり戻したりする私にはちょっと使いにくそうで作らなかったんですが……繰り出すだけの携帯用糸玉としてなら、充分いけるんじゃね? と。

そんな訳で……



巻いてみました。
#20の糸を、タティングシャトルに両手広げた長さ×4、メモ用紙を畳んだものに×8の、合計18m? ぐらい巻いてあります。
メモ用紙の方には、もう×2(3mぐらい)は巻けたかなあ。
留めのスリーピンは、買ったは良いけど目立つうえに髪の毛が挟まるため、1〜2個使っただけで放置していた百均のシルバーカラー。
ちゃんと表裏共に、それぞれが互い違いになる形で留めてあります。



これではみ出しているピン先部分の糸が外れても、反対側のピンがストッパーになる計算。
シャトルを持ってぶら下げてみても、この通り、ちゃんとほどけず留まっていてくれます。



糸を繰り出す際は、両方のピンを開いてから、ちょっと斜めにしつつほどいていけば、特に引っかかることもなくスムーズにいけます。
使わなくなっていたスリーピンも活用できて、一石二鳥★

……リバースステッチ4目ぐらいなら、この携帯用糸巻きでも出来るかなあ。

そしてよくよく考えたら……新たに糸玉を繋ぐ際には、別にメインシャトルの糸を切らなくても、ロックジョインした新しい糸玉の端糸と、古い糸玉の残りを結んでから、その2本をシャトル糸といっしょに次のブリッジへ結び込んでいけば良かったんじゃないかと、改めて気がつく私<遅い
ならこの携帯用糸巻きで作り始めれば、渦潮モチーフはシャトル一個しかいらないんじゃ??

ああでもやっぱり、両方のシャトルを均等に減らしてからまとめて糸繋ぎした方が、一度の糸継ぎ作業でシャトルと糸玉両方を伸ばせるから、最初はどうしても二つ使うほうが良いのか……<結び目や芯糸3本になる場所が一箇所ですむ

こんな記事も見かけたんですが……

■画像:持ち歩くときは茶こしが便利! - Weboo
 http://weboo.link/article/6927/193454

糸を引っ張ったら、際限なく出てきてしまうだろう点が、私にはちょっと合わなさそうですね……

B00RVE8DUWuxcell 茶こし ボール茶漉 ボールこし器 お茶 調味料 ロック メッシュ チェーン付 直径4cm
uxcell

by G-Tools



……そしてこの記事を書いた後、出かけたついでにいつもの百均へ立ち寄る私がww



長さ6.5cm、4個入りの大きめスリーピンです。
使わないピンの再利用をするんじゃなかったのか、自分ww

とりあえず、試しに#20の糸を両手(ry×12回分……つまり小さい方ではシャトルを含めて巻いたのと同じ長さを巻きつけてみましたが……まだ全然行けそうですね。
15……いや4の倍数で覚えやすく、次は16回分ぐらい巻いてみましょうか。ダイソーの糸玉が約80mらしいので、四分の一ぐらいは巻けますか。その続きでシャトルにもMAXまで巻いたら、いっきに30mに届くよ。

……ってか、余ってる糸を消費する目的でで作り始めた渦潮モチーフ、下手をすると1玉では3枚目までも完成させられなさそうな気配が(汗)
いや何度か失敗して、途中で糸切ってやり直してるのも、大きな原因なんでしょうが……場合によっては1玉買い足さなきゃかも。

人はそれを本末転倒と呼ぶ……(−ー;)


自作シャトルについても、いろいろと試行錯誤してはいるのですが。
材料にしている材料のスピンドルケースが尽きちゃったので、新しい両面テープとかが試せないです。
うう、どっかから空ケース入手できないかなあ……
No.7768 (創作:: タティングレース)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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