よしなしことを、日々徒然に……



 2010年12月15日の読書
2010年12月15日(Wed) 
本日の初読図書:
4101157456二十番斬り (新潮文庫―剣客商売)
池波 正太郎
新潮社 2003-02

by G-Tools
わーい、今回は短編集……と思って開いてみたら、短編一本+特別長編でした_| ̄|○
池波さんの長編は、どうも苦手なんですよね……
短編はまあいつもの如く、きれいにまとまった読みやすい話でした。
長編は、小兵衛さんがしょっぱなから加齢による目眩で倒れたり、斬り合いの前にやけに丁寧に刀の手入れしたりと、ヘンにフラグ立ててくるので微妙にやきもきさせられました。まあこの人は九十まで生きるの確定してますから、安心は安心なのですが。
そして田沼意次。ついに失脚のきっかけとなる、息子 意知の暗殺が起きてしまいました。田沼政権の翳りの始まりとなるらしいこの事件。辞書などで調べても、田沼さんが最後にどうなるのかは書いておらず、また詳しく調べるのが怖くもあり。
シリーズは残り一冊。さてラストはどうなるのか……
No.2983 (読書)


 2010年12月12日の読書
2010年12月12日(Sun) 
本日の初読図書:
4584365083晴れおんな―くらがり同心裁許帳 (ベスト時代文庫)
井川 香四郎
ベストセラーズ 2004-06

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江戸版「おみやさん」、シリーズ2冊目。
図書館にリクエストして入れてもらいました。今回は四話入っている短編集でしたが、どことなく全体に事件が繋がっていました。
表題作登場の「晴れおんな」こと詩織さんも、一発ゲストキャラと思いきや、出ずっぱりのレギュラー昇格。前回に引き続き活躍した新八郎よりも、よっぽど登場シーンが多かったです。またこの人が、アクティブな上に超前向きで、眩しいったら……
表面ヘタレだけど、実はかなり有能な忠兵衛さん、今回は居合いの腕が冴えております。竹光で人斬っちゃうんだからすごいよなあ。
あと、前々からちょっと思っていた「義賊が貧乏人に小判をばらまくのは良いけれど、貧乏人が小判なんか持っていたら、盗んだと疑われないか?」という疑問に、今回のお話は答えております。ただ行き当たりばったりで情けをかけるだけでは、人は救えない。そんな深さを感じさせるお話でした。
No.2977 (読書)


 2010年12月11日の読書
2010年12月11日(Sat) 
本日の初読図書:
4061485202徳利長屋の怪 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝 大江戸編 下巻 (講談社青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1999-11-15

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大江戸パラレル下巻。
今回は大政奉還、龍馬暗殺、そして倒幕派と幕府側の戦争阻止と、ほのぼのした中にもシリアスなものが通っていました。
前回に引き続き、勝海舟や西郷隆盛などの豪華ゲストキャラも登場。新門辰五郎に反応してしまうのは、私が仁(タイムトラベル医療マンガ)ファンだから(笑)

このパラレル上下巻では、教授がいつもよりずっと「わかりやすい」人でした。
感情に素直というか、内面の表現にためらいがないというか……本編で何作もかけて少しずつ表現していることを、2冊で余すところなく語っている感じです。この2冊でひとつの作品世界が完結していると言っても良いかもしれません。
才谷梅太郎さんの訃報に涙する教授。戦争の予兆に怒りを覚え、未来のためでも国のためにでもなく、現在の自分のためにだと言って行動する教授。亜衣たち子供らに未来を託す教授。
時代考証とかトリックの出来とかは置いておいて、とてもおもしろい作品だと思いました。
……最後にアメリカに旅立つのは、ちょっと金田一っぽいなあとか思ってみたり(笑)
笑顔で「あらぶゆ」と言いさえすれば、アメリカではみんな笑ってくれると言っていた教授ですが、イギリスで問題なく会話していた彼ならば、同じ英語圏だし大丈夫なんじゃないかなあ?
No.2972 (読書)


 2010年12月10日の読書
2010年12月10日(Fri) 
本日の初読図書:
4796664459僕たちの好きなシャーロック・ホームズ (別冊宝島 1537 カルチャー&スポーツ)
宝島社 2008-06-21

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シャーロック・ホームズに関するムック本。
この数日ホームズホームズと連呼していたら、次兄が貸してくれました。
キャラクター解説から下宿の間取り・お約束の小物、これまで映像化された各作品をイラストつきでさらりと紹介してあったりとなかなか面白かったです。やはりグラナダ版が特に多くページを割かれているのは、それだけ認められているということでしょうか。
あと、昔の翻案小説などにも触れられていて、シャーロック・ホームズが「本間樵麓(ほんましょうろく)」とか「本田宗六(ほんだそうろく)」、「蛇石(じゃせき)博士」などと翻訳されていたなんて、面白い情報も。ちょっと読んでみたい、かも……(笑)
正典全話をそれぞれ1〜2ページで解説した部分もありましたが……ネタバレを厭うたせいでしょうか、あまりにもさわりにしか触れられておらず、内容がまるで思い出せない作品も多々ありました。初心者にはちょっと不親切かもしれません。
バスティーシュについても多くが紹介されていました。私が読んだことあるのは2作品ぐらいでしたけど、さすがトムスン女史の贋作集は評価が高いようで嬉しかったり。

……バックナンバーには金田一耕助版もあるようで……ちょっと興味が湧きます。
No.2969 (読書)


 2010年12月09日の読書
2010年12月08日(Wed) 
本日の初読図書:
4063712559Q.E.D.証明終了(37) (月刊マガジンコミックス)
加藤 元浩
講談社 2010-10-15

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プロファイリングの研修に参加して殺人事件に巻き込まれるお話と、アニメ作成会社の人間関係を巡るお話。
前者の方は、ちょっと密室トリックに無理がないかなあと思います。部屋の位置関係に誰か独りでも気付いていたら終わりじゃないですか。っつうか、ひとコマ部屋番号の書き間違いあるし。後日管理人とかに事情聴取したら、それで終わりだし。
後者はときどき混じっている、殺人の絡まない謎解き話。ちょっと燈馬くんの影が薄かったかな。
No.2963 (読書)


 2010年12月07日の読書
2010年12月07日(Tue) 
本日の初読図書:
4834020118サンドヒル・スタッグ―どこまでもつづく雄ジカの足あと (シートン動物記)
アーネスト・トンプソン シートン Ernest Thompson Seton
福音館書店 2004-10

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シリーズ四冊目。
若かりしハイティーンのシートンことヤンが、見事な枝角を持つ大鹿を追うお話です。
若い頃のシートンは、まだナチュラリストとして自然を愛するが故というよりも、むしろ狩りの興奮から、ライフルを持って雄鹿を追跡してゆきます。そうするうちに、足跡や糞などが教えてくれる様々な「サイン」を知り、出逢った先住民のハンターから自然と過ごすための多くの事柄を習い覚え……後のナチュラリストとしての基盤を固めていくのです。
最後、ついに大鹿を目の前にしたとき、ライフルを手に彼がなにを思うのか。どう行動するのか。
シートンがシートンである根底が、この一冊に詰まっていたと思います。

「宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(小説家になろう)」〜21話

宝くじで40億もの大金を当ててしまった一良は、途端に群がってきた金の亡者達から逃れるべく、山奥にある先祖の家へと避難することにした。ところがその家には、何故か異世界へと通じる扉があり、その先には日照りと飢餓に苦しむ貧しい農村があった。
とりあえず薬と食糧を持ち込んだ一良だが、それだけでは根本的な解決にはならない。そこでまずは水車を作って川から水を引き、さらに肥料という概念のない村人達に、腐葉土を使うことなどを教えていくのだが……

異世界と日本を行ったり来たりし、40億という財力で村ひとつ分の食糧やら肥料やら農耕道具を買い込んで、と。
自由に行き来ができる分、調べものをしてきたり高く売れそうな小物を持ち込んだりと、いろいろズルをしております。村人達からは、どうやら神様だと思われている模様。そしてそれに気付いていない主人公(笑)
こちらもまだまだ始めの方で、別に語られているお姫さまパートとの繋がりすらほとんどありません。続きが楽しみです。
No.2961 (読書)


 2010年12月06日の読書
2010年12月06日(Mon) 
本日の初読図書:
「ある工業大学生の受難(小説家になろう)」〜責任者の憂鬱・その5
 http://ncode.syosetu.com/n1784n/

剣道など習いつつ、工業大学で研究にいそしむ香坂鉄兵は、なかなかのイケメンだが本人にはあまり自覚がなく、またそれを活用する場もほとんどない残念な存在である。そんな彼は趣味の研究で開発した機械を起動した途端、気がつけば異世界に紛れ込んでいた。しかもなぜか身体能力が異常に上がっており、現地の人曰く魔力とやらも普通の人間数万人分の容量があるという、チートな存在になっていた。
いろいろと試してみた結果、元の世界に戻ることはなんとかできそうだが、再びこちらの世界に渡ってくることはできそうにない。ならばもう少しこの世界を知ってみたかった。たとえ一年留年することになっても、二度とできないだろう経験をもう少し積んでみたい。そう思った彼は、拾ってくれた竜人のシロや知り合った王女様、ひょんなはずみで手なずけてしまった魔物のリルなどと旅を始めるのだが……

はい、異世界召喚、チートものかつ開発ものです。
まだ話が始まったばかりで、二つ目のエピソードぐらいですがなかなか面白いです。この調子で連載が続いてくれると良いんですけど。
個人的に、白髪のポニーテールに黒の着流し、緑の瞳に白い肌。赤い大傘を肩に担いだ日本かぶれ外人状態のシロさんが素敵です。ちょっとカブキ者っぽいところがいいんだこれが。
No.2959 (読書)


 2010年12月05日の読書
2010年12月05日(Sun) 
本日の初読図書:
483400628Xロボ―カランポーのオオカミ王 (シートン動物記)
アーネスト・トンプソン シートン Ernest Thompson Seton
福音館書店 2003-06

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御存知、シートン動物記のなかでも一番有名なんじゃないかという作品。
昔うちにあった全集では、第一話目に位置していました。
なんつーかもうね、最強のオオカミ王が、妻ブランカのために破滅していくその様が切ないですよね。純愛です。
そして私記憶違いしてたんですが、ロボを退治したのってシートン自身だったんですね。マタギみたいなプロのハンターで、そこから話を聞いたんだとばかり思ってました。そっか、シートン本人があれとかこれとかやったんだ……(ちょっとショック)

この薄目のハードカバーシリーズには、シートン自身が描いた挿し絵やスケッチがふんだんに盛り込まれていて、そこも魅力のひとつです。
オオカミ王のスケッチの格好いいことと言ったら……
No.2958 (読書)


 2010年12月04日の読書
2010年12月04日(Sat) 
本日の初読図書:
4101156743暗殺者―剣客商売 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1996-09

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特別長編。
前半と後半読むのに二日ぐらい間空けたら、見事に内容忘れちゃって……(苦笑)
不二楼に現れた謎の客。主がたまたま隠し部屋から聞いた言葉から類推するに、秋山大治郎の命を狙っているのでは、と。
小兵衛はいつもの如く調査に乗り出すのですが、その相手が大治郎宅の近所に住む顔見知りの浪人だったりするところが、池波作品のお約束なところ。
なんだかんだと話は進み、結局狙われていたのは、大治郎でもあり、本命は彼が護衛する「あの方」だったりして……
やはり池波さんの長編はちょっと疲れました。
珍しく、田沼意次が良い人なこのシリーズですが、今回は彼の権勢にちょっと翳りが見えます。
あと小兵衛さんが思わず声を荒げるシーンなどあったりして、「わしも年をとったわいな」とかゆってます。
最終巻まであと二作。話は一体どこまで行くのでしょう。
No.2957 (読書)


 2010年11月30日の読書
2010年11月30日(Tue) 
本日の初読図書:
4061485148ギヤマン壺の謎 名探偵夢水清志郎事件ノート外伝 大江戸編 上巻 (講談社 青い鳥文庫)
はやみね かおる 村田 四郎
講談社 1999-07-15

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今回は大江戸パラレル上下巻の上巻です。
物語の最初は、エジンバラにいる夢水清志郎左右衛門とジョゼフ=ベルとの会話から。そこで謎をひとつ解き、日本へ帰ろうと思うと告げる清志郎左右衛門。
そして長崎の出島でひとつ、江戸への道中でひとつ謎を解き、間に新キャラ中村巧之介登場の幕間を挟み、舞台は亜衣、真衣、美衣の待つ江戸へ。
……いやあ、ゲストキャラがね。豪華だけれどマニアックすぎませんか、はやみねさん(笑)
ジョゼフ=ベルなんて知ってる人いるのか。才谷梅太郎なんて小学生で分かる子いるのか? 越後の御隠居はまあ分かりやすいでしょうが。
しかし新撰組は嫌いなんでしょうか、はやみねさん(苦笑)<ほとんどやられキャラ

「名探偵」という単語を知らない江戸時代の人々が、こぞって清志郎左右衛門に問いかけます。「名探偵とは何か」と。その答えは「謎をみんなが幸せになるように解く人だよ」です。
大江戸版の名探偵は、まわりの人々が純朴な分、素直に内心をあらわにしていると思います。長崎で解いたギヤマン壷の謎についても、江戸で解いた大入道の謎についても、彼はちゃんと細部まで解説してくれました。黙して語らない、現代の教授とは違って。
下巻は明治維新が関わってくるらしいです。この清志郎左右衛門がどんなふうに幕末の動乱を眺めていくのか、なかなか楽しみです。
No.2953 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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