2011年05月19日の読書
2011年05月19日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: 「猫かぶり姫と天上の音楽(小説家になろう)」〜93 http://ncode.syosetu.com/n3079o/
意に染まぬお見合いの途中バルコニーから転落した音大生の花は、自称『神様』に拾われた。彼はいくつかの世界を持っているらしいのだが、そのひとつユシュタールが崩壊の危機に瀕しているのだという。心も体も疲弊しているその世界の民達を、癒してやって欲しいと告げた神様は、そのまま花をユシュタールの中央、マグノリア帝国の王宮は、皇帝ルークの私室へと放り込んだ。 そこで彼女は皇帝の目に止まり、その気まぐれから『側室』の座を与えられてしまう。 最初は好奇心だけで花に接していた皇帝だったが、やがて彼女の聡明さや強さ、癒しの力に触れるにつれ、本当に心惹かれてゆき ――
とりあえず公開分まで読了。 本当はいい人なのに、環境に苛まれ冷酷な皇帝となっていたルークが、花にはデレデレになっていくあたりがご馳走様ですvv 花も一応元華族の旧家に生まれただけあって、それなりに側室らしい立ち振る舞いができている(けれど中身はかなりスチャラカ)なのがポイント高いです。 ちょっとイメージ「天は赤い河のほとり」に感じが似ていますか。 とりあえず第一の大波は越えて多少落ち着いた展開になっているので、読み始めるなら今と言うところです。
|
No.3160
(読書)
|
|
|
|
2011年05月18日の読書
2011年05月18日(Wed)
|
|
|
本日の初読図書: 「とんでも腐敵☆パートナー(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n8203c/
一週間近くかかりましたが、ようやく読了。なんか文庫四冊分ぐらいあるらしいです。そりゃ時間もかかるわ(苦笑) 内容は……途中、話の展開上痛い部分もありましたが、最後はまあ爽快に? っていうか、なんか後書きで「第一部完」とか書かれてるあたり、ちょっとまだ「ここで終わり!?」的な部分も残るのですが。 でも面白かったです。ヒロインのグリコのつきぬけ振りが素晴らしいこと(笑) 腐女子は腐女子でも、ちょっとひと味違ったグリコの男前振りが素敵でした。 紹介して下さった雪華さん、ありがとうございましたvv
「猫かぶり姫と天上の音楽(小説家になろう)」〜65 http://ncode.syosetu.com/n3079o/
|
No.3159
(読書)
|
|
|
|
2011年05月14日の読書
2011年05月14日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: 両親が行方不明になった風雅は、樹齢数千年というセコイア杉の木霊シャナイアと契約を結び、両親が戻るまで兄弟として暮らすことになった。両親が残したアンティークショップを経営するため、風雅とシャナイアはつくも神から直接その謂われを聞き出すという方法で「目利き」を行っている。 今回頼まれたのは、博物館で買い取った柿右衛門の壷の鑑定。 柿右衛門としての特徴は確かに備えているのだが、どこか違和感を感じさせるその壷には、人間の負の思いを増幅する精霊が宿っていて ――
一巻だけ購入してそのままにしていたシリーズですが、図書館で最終巻まであるのを見つけたので、読むことにしました。 改めて読んでみると、なかなかおもしろいです。前も書いた気がしますが、超絶美形がカップ麺すすってるのに萌え(笑) 今回、兄役の精霊が一人増えました。屋久杉の精霊だそうです。さてさて、次巻以降どう関わってくるのやら。楽しみです。
|
No.3156
(読書)
|
|
|
|
2011年05月13日の読書
2011年05月13日(Fri)
|
|
|
本日の初読図書: 「とんでも腐敵☆パートナー(小説家になろう)」〜9-5 http://ncode.syosetu.com/n8203c/
イケメンウォッチが趣味の腐った女子大生と、ゲイで鬼畜攻めな薬学大生(片思い中)のスパイシーラブコメディ。 どつきあいの友情から、少しずつ距離が縮まっていき、最後は……らしいのですが、さてはてどうなっていくのやら。 かなり長いですが、完結済なので安心して読んでおります。
|
No.3155
(読書)
|
|
|
|
2011年05月12日の読書
2011年05月12日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: 「銀河鉄道の夜(青空文庫)」宮沢賢治
久しぶりに読みたくなったので、今度は旧字旧仮名版を選んでみたら、以前読んだものと比べて章の順番や一部の内容などが異なっていたので、初読図書に分類です。 この話は、さながら水晶を月の光で照らしたような、本当に美しい情景を思わせる文章だと思います。 個人的には、以前に読んだ新字新仮名・新潮文庫版の方が好みですかね。特に終わり方が。 今回読んだ方は、最後のちょっととってつけたような感じと、カムパネルラについての記述が銀河鉄道に乗る前にあるところが微妙に思われたのでした。
|
No.3151
(読書)
|
|
|
|
2011年05月05日の読書
2011年05月05日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: あらすじの紹介は必要ないでしょう。御存知オペラ座の怪人です。 金田一少年の読み返しとかしていたら、何度もモチーフとして使われているので押さえておきたくなりました。 ……しかしこれは……うーん…… もっとミステリ小説的なものを予想していたら、幻想怪奇小説?っぽかったというか。文章が幻想的というか比喩的というか、ぶっちゃけ内容に入り込みにくかったです。 そして金田一少年ではカルロッタ→シャンデリアに潰されて死亡、ジョゼフ・ビュケ→絞殺、フィリップ伯爵→湖に突き落とされて溺死、という流れで一貫していたように思うのですが、実際にはカルロッタ→病気で引退(シャンデリアに潰されたのはただの観客)、ジョゼフ・ビュケ→物語開始時にすでに首吊り死、フィリップ伯爵→湖で事故死、みたいな感じでした。 思っていたより、怪人が気の毒かつ本当に化け物じみている感じ? 個人的には、怪人よりもラウルの方がストーカーじみてたよ。仮にも恋している相手に対しても暴言吐きまくりだし……どうしてもラウルには感情移入できなかった……
とりあえず怪人は救われたと思います。そして彼を救ってくれたクリスチーヌにもかろうじて及第点。たとえ本心ではどう思っていたとしても、それでもそれを押し殺して怪人=エリックを受け入れようとしてくれたので、良いとしましょう。
460ページ中、最後の100ページほどが謎のペルシア人の手記となります。そこからがようやく読みやすくなりました。そこまでがほんとにしんどかった……
|
No.3148
(読書)
|
|
|
|
2011年04月30日の読書
2011年04月30日(Sat)
|
|
|
本日の初読図書: 休日に狙われるクロウさん、開発班に配属されたばかりの頃のうささん、姿をくらまして何かを企んでいる内藤さんと、脇キャラに焦点を置いた三本立てでした。 ……このシリーズもいい加減長いですし、主役カップル近辺はすっかり安定しちゃって、脇キャラや過去話がメインになってきちゃってますね。まあそれはそれでおもしろいんですけど。 個人的に現・開発班がめっちゃ楽しそうですvv アレク良いなーー、城ちゃん遊びに行きたくなるの判るなーーー
|
No.3144
(読書)
|
|
|
|
2011年04月28日の読書
2011年04月28日(Thr)
|
|
|
本日の初読図書: 「異世界で生きる為の100の方法(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n1114q/
修学旅行のバスが事故にあったことがきっかけで、直人は異世界へと飛ばされることが決定した。幸いにもある程度、世界の種類や身に付ける能力、持ち込む物資などは選ぶことができるらしい。 じっくり考えた末、彼は中世ヨーロッパ程度の文化を持ち、魔法が使用できる世界を選択した。能力は最強クラスの魔法使い程度。その代わり物資はあまり持ち込めなかった。まずは人里離れた魔物の棲む森で、サバイバル生活を営みつつ魔法や体術の訓練を積み、やがて小規模の町へ出て冒険者となる。そうして不自然ではない程度の経歴を作り上げながら、主要都市を目指した。 目標はただ『生きる』こと。 誰かの役に立ちたい。けれど所詮にわか仕込みの力しか持たない普通の高校生だった自分では、国を救うだの魔王を倒すだのと言った大それた事はできない。 ただただ、親しい誰かを作り、平穏に静かに暮らしていきたい。そう望む直人だったが、彼が持つ能力はなかなかそれを許してはくれず……
1月に連載開始して、そこそこの長さのものを4月頭には完結させています。素晴らしい。 説明文だけだと普通の異世界チート物っぽいですが、読んでみるとかなり地味です。別に元の世界の知識を活用しようとしたりしないし、派手な活劇とかも存在しないし。ひたすらこつこつと生活基盤を構築していこうとするお話です。 ただ割と打算とか人間不信とかが表に出ている作品なので、爽快感は少ないかと。 けしてアンハッピーエンドとか言うのではありませんが、そういうのが苦手な方は要注意です。
|
No.3139
(読書)
|
|
|
|
2011年04月22日の読書
2011年04月22日(Fri)
|
|
|
本日の初読図書: 奈良のマンションで密室殺人事件が起きた。被害者は古代出雲の刀で殺されており、壁には出雲神流と呼ばれる忍び集団の印が描かれていた。 その印は、数日前に起きた轢き逃げ事件の現場にも残されていたという。これは同一犯の仕業なのか。被害者はどちらも出雲神流について調べていたらしいが、彼らは忍びという特殊な組織に近づきすぎたが故に謀殺されたのか。 事件について取材するジャーナリスト、小松崎良平と中島智美、そして神社仏閣巡りが趣味のタタルこと桑原崇と、その友人(?)の棚旗奈々は、連れだって奈良を訪れる。二手に分かれて取材と史跡巡りを行う彼らだったが、やがて古代出雲の謎に迫るにつれ、事件の真相へと近づいていくのであった。
どちらかというと蘊蓄メインで、謎解きはほったらかしなシリーズ。十六作目。 実は最初の三作と、間を飛ばしてもう一作の四冊しか読んだことなかったりします。ふと「ベイカー街の問題」を読み返したくなって図書館で探してみたら、県立には収蔵されてなかった代わりにこれを見つけてしまいまして。出雲と題されているからには、読まない訳にはいかないでしょう。 ……しかし実際に読んでみると、島根県出雲市よりも、奈良や京都に点在する「出雲」がメインのお話でした。土地勘ないから、全然位置関係が判らないーー(しくしく) タタルさんのうんちくも、初めて聞くような内容が多くて、正直「??」でした。出雲神話はひととおり押さえている自信があったんだけどなあ…… あと間が十数作も飛んでいるので、進行している人間関係がさっぱり判りませんでした。なんか「謎の人物」とかもいるし…… やはりシリーズものは順番に読まなければいけませんね。反省。 ただラストに載っていた短編は、現在行われている出雲大社の大遷宮をタタルさん達が見に行くというお話で、地元民としてはなかなか楽しめました。 ……大遷宮の期間を動かせないおかげか、話の中の時間軸が大幅に進み、みなさんめっちゃ年とってはりましたが(笑) タタルさんと奈々ちゃんがどうなったのか、出てこなかったのが残念だなあ。
|
No.3137
(読書)
|
|
|
|
2011年04月20日の読書
2011年04月20日(Wed)
|
|
|
本日の初読図書: 両国元町の居酒屋「春駒」には、年増の女主人お小夜がいる。美人で気っ風が良くて人気もある、そんな彼女には当然のように情夫がいた。図体ばかり大きくて、ドジで間抜けな冴えない男、源太がそれだ。顔中が無精髭に覆われており、左腕が肩からなく、いつも着物の袖を肩口で結んでいる。春駒の常連客達は、どうしてあんな男とお小夜がと首をかしげている塩梅だ。 だがそんな源太には裏の顔があったのだ。ひとつは岡っ引の文次郎の下っ引を務めているということ。 そしてもうひとつは、きれいに髭を剃り上げた、颯爽たる遊び人の姿だ。粋で男前で、どこか威圧感すら備えたその男は、左右両手を利き腕とする、「音なし源」と呼ばれる凄腕の匕首使いであった。 もっとも「音なし源」と源太が同一人物だと知るのはお小夜ばかり。何故なら彼は、下っ引きとして出会う事件の中で、関わる者に「さ」の字がつく男がいる場合に限り、髭を剃り落とし「音なし源」として動き始めるからである。 それは彼の過去に、理由があるからであるらしいのだが……
木枯らし紋次郎の笹沢左保さんが書いた短編集。十五話収録。本当はもっとたくさん話があるらしいのですが、とりあえず代表作(?)を収録した一冊をば。 グーテンベルク21さんで紹介文を読んで、おもしろそうだと思い図書館で借りてみたんです。 しかし……うーん。 とりあえず読了するのに一週間ぐらいかかったってあたりで察して下さい(−_−;) 二面性のあるダークヒーローというのは、かなり好みなタイプなんですけどね。 普段は左腕をサラシで身体に巻きつけて片腕を装っているという設定が、どうにも引っかかっちゃって。ずっとそんなことしていたら、筋力とか落ちて両利きもへったくれもないだろうとか。 あと事件のたびに剃り落とす髭が、そんなすぐに相好が判らなくなるほど伸びるもんかとか、色々とね…… 捕物帳というよりも、冒険活劇という感じのお話でした。
|
No.3134
(読書)
|
|
|
|
|
プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
|
|
|