2011年06月28日の読書
2011年06月28日(Tue)
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本日の初読図書: ウィザードとドレッドノート。 それは鋭利な頭脳と劣化しない記憶力を持ち、変幻自在にPCを操るハッカーと、それをサポートする相棒のハンドルネーム。 彼らは時に助けを乞われて凶悪なクラッカーを退治し、強欲な大人に利用される孤児達を救い、売られた決闘を言い値で買い取り、自由自在にネットの海を泳ぎわたる。 そんな魔法使いが弱冠11才の少女であり、その相棒がWEBでもリアルでも彼女を助ける、気さくで悪戯好きな青年であることを知る者は少ない。 共に天性の才能を持つと同時に、失った者も数多い二人は、それでも現在の幸せを知り、「寝覚めが悪くなるのはいやだから」という理由で人々の苦境に手を伸ばす。 これはそんな現代の魔法使い達がおくる、笑って泣ける日常のおとぎ話 ――
雪華さんご推奨の一冊。 ……というか、とりあえず一冊、と思ったら事実上の上下巻だったので、読後即行で二巻目を注文したんですが(苦笑) 基本的には読切連作なんですけど、まとめて読むと話が繋がっています。 パソコンにあまり詳しくない人、特にチャットの経験が少ない人にはちょっと取っつきにくい部分があるかもしれません。でも用語とかはきちんと解説されているし、文章も読みやすいので問題はないでしょう。リアルの名前とHNと二つ持つキャラクターも多いですが、特にこんがらがるようなこともありませんでした。 キャラ達のかけあいも楽しく、つい吹き出してしまうこともしばしば。個人的にチャットでしか出てこないワイズマン(賢者)が好きです。
あえて不満を言うならば挿し絵が……ぶっちゃけ大人キャラが若く見えすぎ(をい) 大介さん(相棒)、どう見たって三十代には見えんよ! 下手すりゃ十代だよ! おっさんスキーの心が判ってないぞ!!(バンバン) 良人とジュンに至っては、キャラ紹介の絵を見て素で高校生だと思ったよ。 いやマジで最初は大介さんが二十歳そこそこだと想定して読んでいたので、途中で三十路と出てきて「はぁ?」となりました。桜ちゃん(主役)が生まれる前からの、両親と親友だった年代って……もうちょっと老けろよ、頼むから。
ちなみにこの二人のキャラクターは、同作者の別シリーズ「アップルジャック」とリンクしているそうです。そう聞くとそちらにも興味が出てきたりして……
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No.3218
(読書)
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2011年06月25日の読書
2011年06月25日(Sat)
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本日の初読図書: 今回ジェイサルドは後半お留守番。 作者様いわく華の騎士ことルーギンを活躍させたかったとのことですが……どうかな? 確かに最後は良いところを持っていきましたが、それ以外はどちらかというと影が薄かったような。鳥達の活躍も少なかった気がします。 文章は三人称で書かれていますけれど、視点自体は主役のヤエトから動かないので、彼の側にいない人物は必然的に存在感が小さくなりますからね。今回姫様が、ちと強引な理由付けによって北嶺から出てきたのも、それ故にかと。 前作上下巻は、ヤエトが自分の力に向き合うことがメインだったとすれば、今作上下巻は、今後彼が自分の力を積極的に使っていくための物語だったのではないでしょうか。 預言者や浄水の能力など、失われたはずの「恩寵持ち」が他にも数名現れ始め、話はますますファンタジックになっていきます。ヤエトが恩寵持ちだと言うことは絶対の秘密だったはずなのに、気がつけばルーギンにも話しているし、あれでは新キャラ ファルバーンにもなし崩しにバレたのでは? ところで次作は、上巻が出てもう一年近くになるようなのに、まだ続きが出ていない模様。今作と前作は二ヶ月連続で発売していたのに、なにか不具合でもあったんでしょうか?
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No.3217
(読書)
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2011年06月23日の読書
2011年06月23日(Thr)
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本日の初読図書: ジェーイーサーールーーードーーーー(バンバンバン) 前回で大活躍した爺キャラが、今回もやってくれました。表紙で格好良く決めているのを見て、まだ活躍するのかなあと思っていたら、よもやヤエトに剣を捧げるなんて美味しい真似を、しかも挿し絵付きで……ッッ(悶絶) 今回明らかになった彼の半生をかんがみるに、実は皇妹の回し者で後に裏切るというフラグは叩き折られたと見て良いでしょう。ビバ! ダンディでいき過ぎなくらい過保護な腹心vv
全体的には、文章が読みやすくなっていると思いました。特徴的な硬質な言い回しはそのままに、中身が頭に入ってきやすくなっているような。けしてシリーズを読み慣れたからだけではないと思います。話の雰囲気も少しライトな感じになって、だいぶ取っつきやすくなった印象が。
そして前回は倒れまくっていたヤエトさん、今回は比較的元気だったかと<あくまで当社比 そのかわり、出世の階段十段とばしぐらいで駆け上がらされて、別の意味で倒れそうになってますが(苦笑) 彼がいずれ黒狼公の地位につくことはユーザーレビューなどで知っていましたが、もうちょっと段階を踏むというか、ぶっちゃけ最新刊ぐらいでのことだと思ってました。よもやここでもうその段階ですか。っていうか、親馬鹿皇帝陛下、嫌がらせで叙爵って大人げなさ過ぎ(笑) 今回は姫様のもとからも離れ、しかも軟禁状態でもないヤエトさんは、けっこう格好良く諸事をさばいております。不正官吏を脅す場面は実に男前だった……(うっとり) このまましばらくは新しい所領の内政にあたるのかと思いきや、巻末でまたも姫様が厄介ごとと共に現れたので、下巻の展開はまったく予測がつきません。これリアルタイムで待ってたらストレス溜まったろうなあ……次の巻は、下巻が出てからまとめ買いにした方が良いかもしれません。
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No.3211
(読書)
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2011年06月21日の読書
2011年06月21日(Tue)
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本日の初読図書: ジェイサルド……ッvv 口絵でこのダンディなおじさまは誰、と思ったら上巻で脇役だったあの方が、こーんなに活躍されるだなんて。ああ、なんて素敵な爺キャラが(喜) とのっけからキャラ萌えしております下巻。相変わらずヤエトは生死の境をさまよいまくっております(笑) 冒頭でいきなり砂漠を帝都へ向かって旅していた時には、やべえ買う巻間違えた??と焦りましたが、なんのことはない、皇女の命令で表向きは転地療養を装いつつ情報収集にあたることになっていたのでした。ちなみに上巻ラストで半日野外をうろつきまわった挙げ句、ろくな防寒具もなく一晩明かした結果もちゃんと語られておりました。ええ、皆さまの予想通りです(笑) 今回は世界中の恩寵の力が増したのと慣れのおかげで、上巻の頃よりも楽に過去視を行っておりますけれど、それでも負担は大きいようです。まして冬の北嶺地区に無理矢理帰るとかやって、自ら命を縮めてたりするし(苦笑) 皇妹とルーギンの恋も、ルーギンの一方通行ではないみたいで安心しました! あとは……ヤエトの左目が実はあんまり見えていないとか言う、またも萌え設定が転がり出たとかでしょうか。作者はどれだけ私をヤエトに落とす気だ。
真面目な話をすると、皇帝の意図がいまひとつ読み切れません。皇女を餌に息子達の真意をはかってるってことで良いのかな……? それにしては、未熟な伝達官しかも訳ありを側につけたり、思いつき(?)でヤエトを側近にしたりと、いまひとつ行動が判らない…… もともとこの上下巻で終わりという選択肢もあったらしい割に、いろいろ謎が残っています。なので続きをポチッとな。 ……ああ、また未読の山が高くなっていく……
古アパートの開かずの間で起きた自殺事件の真相と、燈馬くんの恩師が起こした復讐事件の二本。 前者では、登場したとき「もしかして……」と思った謎の人物の、やっぱりな正体に大爆笑。ちょ、おま、ドレッドはともかく顎髭って……ッ(笑死) つうか絶対シークレットブーツ使ってるやろ? 可奈ちゃんと比べると、絶対いつもより背ェ高くなってるって! 後者はひさびさにロキの登場が嬉しいところ。でもちょっと大人しかったかな…… スイングバイ航法の説明が判りやすくてありがたかったです。今までいろんなSFでこの航法を目にしてきましたけど、「惑星の表面を掠めるように飛んで、その重力を利用することでエネルギーを使わず加速を得る」ぐらいしか書かれていなかったので。 この作者さんは、難しいことをシンプルに判りやすく解説するのが、ほんとにうまいと思います。
ベルリンの壁を巡る過去捜し、七草粥をきっかけに山で迷う一同、モザイクの柱に隠された真実、古い自動車の失われたハンドルの意味は? の四作。 今回は三作目以外、そう大事件でもなく、めでたしめでたしと言う感じでした。 特にベルリンの壁のお話は、最初辛そうな始まりだっただけに、温かい終わり方で嬉しかったですね。 ところで最近は森羅、「この先は入館料が必要です」ってあまり言わなくなってますよね。まわりが先回りして報酬をよこす場合も多いですけど、クラスメート相手のちょっとした謎解きとかでは、もうなにも要求していないような。これも立樹ちゃんの教育の賜物と言うところでしょうか。
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No.3205
(読書)
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コメントで以下のような作品に心当たりはないかと聞かれて、記憶をあさってみました。 曰く「テンションがほどほどに高く、陰湿さが無く、痛く無く、ハーレクインで無く、ご都合主義過ぎず、強気受け(男女とも)で、ハッピーエンドな話」。 さらに「主人公が巻き込まれ型苦労人である」「ヒーロー、ヒロインが愛せるタイプである」「ハーレム、逆ハー過ぎない」「チートも良いが、成長物も捨て難し」「何はともあれ、隠し味程度に巻き込み型」だとなお良し。
……ううん、基本的に日記をはじめてから読んだ本は、商業・オンライン、小説・マンガ含めてみんな紹介しているので、改めてとなると難しいのですが。 とりあえず、かなり昔に読んだものをいくつか思い出してみました。
身よりのない貧乏大学生 草刈鷲士は、ある日突然12才の少女に訪ねてこられる。彼女はなんと鷲士の娘だと名乗った。心当たりは……あった。小学生の時、幼馴染みの少女と別れ別れにならねばならなかった際、思い出に……と愛の行為に及んだことがあったのだ。言われてみれば、少女は彼女によく似ている。 幼馴染みの彼女は大財閥の跡取り娘だったが、少女は祖父である現会長や優秀な双児の弟と折り合いが悪いらしく、お父さんと一緒に住む! と言い出した。そして狭いアパートに運び込まれる高価な家財道具の数々。 なんでも彼女は実家の財力に頼ることなく、自ら世界的巨大企業を立ち上げ、さらにはトレジャー・ハンティングで巨万の富を手にしている天才なのだという。 自分の父親であるからには、鷲士にも立派なトレジャー・ハンターになってもらわなければと、娘は父教育に余念がない。無理矢理聞かされるのは怪しげなお宝話、持ち歩かされるのは銃器やロストテクノロジーを使った機器の数々。 銃を持った怪しい男達や、謎の化け物共が鷲士のまわりに出没し、最凶のトレジャー・ハンター「ダーティー・フェイス」の正体はお前だったのかとドンパチを繰り広げる。 財力と権力を駆使してハチャメチャを押し通す娘に振りまわされる、情けない父親であったが……しかし鷲士には、実は誰も知らない秘密があったのである。
最初はそれこそ「巻き込まれ型ヘタレ苦労人」と思われた主人公が、実は「最強チート」だったという予想外なお話。ハチャメチャな娘のさらに上を行く、実は最強のお父さん。でも苦労人でヘタレ。 現在四作八冊出ており、最新作の四分冊は後半二冊積んじゃってるんでちょっと紹介しにくいんですけど、1〜3作目までは文句なくおもしろいです。常識をかっ飛ばしている娘、冷淡なようでいてけっこう姉と父に甘いツンデレ息子(ちなみに超能力者)、死んでいると思わせて実は……な幼馴染みのお母さん。 最初は宝探しなんて……と言っていた鷲士くんが、じょじょにそれも良いと思ってゆく、成長モノのエッセンスも含まれています。
若き宇宙軍中尉ウィラード・フールは、うっかり平和協定調印式を機銃掃射するという大ポカをやって、軍事会議にかけられることとなった。 しかし彼の出自は、宇宙軍に兵器を卸している宇宙最大の企業の息子で、自らも多くのビジネスを成功させた億万長者であった。取引先の社長である父親を怒らせるわけにはいかないと、厳罰を言いわたす事のできない上層部。彼らはせめてフールが自発的に辞めてくれればと、大尉に昇進させ問題児揃いの「オメガ中隊」の中隊長として送り込むことに決定した。 オメガ中隊の隊員達は、そろいもそろってやる気がない。ろくな仕事もないからと、訓練もせずに好き放題やっている彼らは、個性派と表現するのも言い過ぎな落ちこぼればかりだった。 しかしフールは自らの持つ「金」という力をフルに使い、個性的な隊員達をなだめたりすかしたり、あるいは適材適所に割り振ってと、じょじょにオメガ中隊を立て直していくのであった ――
こちらは「愛される主人公」「巻き込み型」「内政チートかつ成長モノ」と言ったところでしょうか。現在六作(かな)出ていますが、三作目からは他の作者さんとの共著になっていて、正直ちょっと……な感じになります。オススメは2巻目の「銀河おさわがせパラダイス」まで。 とにかく個性的で魅力的なキャラクター達が満載。最初は反発していた彼らが、フールの魅力にしてやられて、失っていた自信を取り戻して生き生きしていくさまがたまりません。 フールがまたアクの強いキャラでして、最初は苦労知らずのお金持ちの坊ちゃんかと思わせておいて、その実はワーカーホリックとも言える熱心さで隊員達のことを思い働き続ける勤勉さ。そのくせユーモアや危ない話の判る裏的部分もしっかり持っていて、こんな上司欲しいとしみじみ思わせられます。
魔物も術者も力が強いほど周囲に溶け込む平凡な容姿を持っている。そんな常識が存在する世界で、「美しい(くせに強い)キラル」と呼ばれる魔物がいた。 ぼさぼさ髪に無精髭で、素顔も判らないほどもっさりとした破呪師ファガルは、旅の青年サリームとその連れで魔族のリカリルにはめられ、彼らをキラルのもとに案内させられる羽目となる。 キラルは他者からの干渉をいとい、長年行方をくらましているのだが、ファガルだけは彼に繋ぎをつけられるという。それ以外これといって取り柄のなさそうなファガルだったが、何故か彼の作る料理は、魔族のリカリルをも絶賛させるほどの美味しさで。訳ありでトラブルメーカーな二人に振りまわされつつ、いつしか彼は一行の「お母さん」役に。 しかし実はファガルにも、重大な秘密が存在していて……
リジィオっぽい作品と聞いて、真っ先に思い浮かんだシリーズ。 実は美形だけど髪と髭で顔を隠しているとか、本当は卑怯なほど強いとか、そのくせヘタレで巻き込まれ型苦労人だとか、共通点は多いと思います。 基本肉食の魔族に、精進料理をも食べさせてしまうファガルの料理スキルが素敵vv 美形の癖にお人好しで生活感溢れてるってツボです。 現在四巻まで発行されてますが、長らく続編が出ていないのが残念なところ。
……とりあえず、思いついたのはこれぐらいでしょうか。 全部ちょっと古めの商業小説です。最近のオンライン物とかは、既にここで紹介しちゃってるので…… マンガのたぐいはまた、思い出せたらと言うことで。
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No.3204
(読書)
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2011年06月18日の読書
2011年06月18日(Sat)
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本日の初読図書: 三十六才になる帝国の尚書官ヤエトは、派閥争いに巻き込まれた結果、北の果ての辺境に飛ばされてしまう。都から派遣された官吏は彼ひとりだけ。残りは近隣の村々から選出された者達だが、ものの役にはほとんど立たず、政治ごっこの域を出ない。前任者曰く、ここには過去も未来もない。これと言って重大な案件もなく、ただ無為に日々を過ごすだけの生活である。 もっとも夢はだらだらとした隠居生活と言い切るヤエトにとって、そこでの暮らしは悪いものではなかった。 しかし、赴任して十日あまりが過ぎた頃、事態は激変した。なんと見捨てられた辺境だった北嶺自治区を北嶺郡と改め、太守が派遣されることになったのだ。しかも太守は、十四才になる皇帝の末娘。 勝ち気な男装の姫君と、政治に疎い田舎役人に振りまわされて、間に入るヤエトはてんてこ舞い。成り行きで副官に任命されてしまったのだが、病弱な彼には負担が大きい。やる気はないのになまじ生真面目で仕事ができてしまうため、あちらこちらでやっかいごとが押しつけられる始末。 やがて皇女や人々とも打ち解け始めるにつれ、皇女が太守に任命された理由や、北嶺の地に隠された秘密なども知るようになり ――
以前本屋で一度手に取ったものの、その時は棚に戻してしまった一冊。 某所で「死なないのが不思議なくらいの虚弱な主人公」、「だけどやたらと有能」、「意に染まないままどんどん出世」、「アルスラーンやデルフィニア好きには向いている」などの紹介文を拝見して、思わずポチッとしてしまいました(笑) 「しゃばけ」とかもそうですが、虚弱だけど有能な主人公ってツボです。意に染まないまま出世しちゃうと言うのも大好物。 今回は辺境の左遷官吏から、いきなり皇女の側近になっちゃったりしたヤエトさん。寒い中で毛織りの肌着を重ね着しながら、子供のような地元官吏を指揮して懸命に仕事をしております。 ……ちなみにこの一冊の中で倒れて寝込んだのは、何回かなーー(遠い目) 既に数え切れません。とりあえず最長で四日意識不明。 もっとも彼の場合、生来の虚弱体質と書かれてはいますが、倒れる直接的な原因は、持ち合わせている過去視の能力を使ったせいが多いようです。制御しきれない特殊能力というのもまた、おいしい設定ですね。 ちなみに登場人物の年齢設定がやたら高い(主人公三十六、都から来た美麗騎士三十一、地元官吏代表二十八)ですが、何故かみなさん年齢よりも若々しいので、あまりオッサン臭は漂っていません。親父スキーにはちょっと残念かも。 難点は、ときどき微妙に文章がわかりにくいところ。 プロローグとか三回ぐらい読み返して、ようやく人物が何人いるのか判ったよ…… 現在は五冊出ているもよう。とりあえず下巻までは買ってあるので、それを読んでから続きの購入を決めようと思います。
「災難は運命を繋ぐ(小説家になろう)」 http://novel18.syosetu.com/n9813t/
「あーもう! いい男が空から降って来ないかしら」 悩める29歳肉食系女子の優実は、周囲の人間が次々と結婚してゆくことに焦りを覚え始める年頃だった。 そんなある日のこと、夜道で変質者に追いかけられた彼女を、突然現れた外国人が助けてくれた。彼の名はロゥ。異世界から大切な女性を捜しにやってきたのだという。泊まるところがないと言う彼は、ハンサムで筋肉質で、優実の好みドストライク。なんとかしばらく自宅に滞在するよう引き留める事には成功したものの、彼はどこまでも紳士的で、ちっとも手を出してくれない。 そんなにも捜しているという女性が好きなのだろうかと、一目惚れ状態だった優実は悲しくなってしまう。 けれども一ヶ月が過ぎる頃には、二人の中は急速に近付き始め……
「お月さま」ってこちらのことだったんですね??>雪華さま(私信) 完結済異世界トリップ『世界を翔ける!』の、作者公認二次創作。全10話完結しました。話の内容としては、本編完結後の番外編のサイドストーリーに当たるので、本作を読まれてからの方がより楽しめると思います。単体でも読めるように書かれているとは思いますけどね。 ちなみにR18要注意。もっと冷淡なタイプだと思っていたのに、意外に情熱的なロゥに驚きです。
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No.3199
(読書)
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2011年06月15日の読書
2011年06月15日(Wed)
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本日の初読図書: 「異世界迷込日常系(Arcadia)」〜意識の外伝1 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=tiraura&all=27121&n=0&count=1
潰れかけた食堂を経営する夫婦がある日拾ったのは、言葉の通じない元奴隷とおぼしき黒髪の少年だった。 彼を連れ帰り息子として共に暮らすようになった彼らだったが、言葉は愚か日常のことすらなにも知らないその様子に、奴隷としての非道な扱いが透けて見え、深く同情を寄せる。 ところがある日のこと、身振り手振りで料理をさせて欲しいと訴える少年に食事を作らせてみたところ、あまりの美味しさに驚倒することとなった。 そして閉店間近だった食堂は、町でも一番の名店として甦ったのである ――
タイトルの通り異世界迷い込み系。クトゥルフネタが入っているような気がするんですが、正直よく判りません。「SAN値チェック」って何だろう? 夫婦視点と主人公視点のかけ違いぶりが笑えます。 続きを書く予定はあるような無いような、微妙な感じが切ないところです。
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No.3190
(読書)
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2011年06月14日の読書
2011年06月14日(Tue)
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本日の初読図書: 大正10年。大阪で剣道道場を営む田端家で、家長である祖父が亡くなった。祖父が死の寸前に言い残したことによれば、孫のタケシは双児で生まれたため、その場で一人を東京のさる資産家へ養子に出したのだという。男か女かも判らないその子供だったが、いま幸せでいるのか確かめてきてほしいと、両親は十七才のタケシに思いを託した。 いざ東京の九慈家へ訪れたタケシは、弟だという智久と九慈家の本当の子だという姉の世津子に出会った。彼らは快くタケシを受け入れてくれたが、現在、九慈家は遺産争いの真っ最中。この状態で智久が実の子ではないと知れたらやっかいだということで、タケシは学友の一人だと紹介された。 そして様々な人々の思惑が入り乱れる中、親戚の一人が窓から転落死し、そのあとには彼が智久達の両親を殺害したことを匂わせる品々が遺されていて ――
九慈家は京&一平シリーズの綾小路京の実父の家系、タケシは同じく母方のお祖父さん。 ……だからこそ実母と実父が出会ったとも言えるのか、すさまじい偶然の果てなのか。 つうか、京の血縁関係は義理と建前と現実が入り混じりすぎて、もはやよく判らんのですが(汗) とりあえず父方も母方も、さかのぼるといきつくのは、田端家の双児って事でOK?? あと収録作品は、京のお祖母様のお見合い話と、昔懐かし闇狩人シリーズが一本。 闇狩人懐かしすぎ……好きな作品でしたけど、微妙に未完なんですよねえ。読み切り短編だったと言えばそれまでですが。 とにかくこの本は、神谷さんファンにはたまらなく、逆に初心者にはちょっと厳しいかもしれない一冊だったのでした。
前後編二作と短編二作、二ページ裏設定マンガが二作。 前作で登場した、99代目の目をもらった由良さんが活躍しております。 良く考えると、性同一解離障害は男性でも女性でもないという点で、非常に巫女らしいんですよね。 美春ちゃんの他に101代目候補が出てきて、何だか展開があやしくなって参りました。現100代目より候補の方が年上っていうのはどうかとも思うんですが。 しかし由良さん、当初はこすものライバルキャラとして設定されていたんですね。いまではすっかり日嗣のライバルです。そちらの方が読んでいて楽しいので嬉しいですけどvv
「赤龍と田舎領主の娘(小説家になろう)」〜赤龍の心 http://ncode.syosetu.com/n9241q/
戦中戦後を生き続け、平成の代になり92才で大往生した彼女は、気が付けば異世界の地方領主の家に生まれ変わっていた。 領民達と近しく交流し、気さくな一家の中で、彼女は持てる知識と人生経験を元に様々な政策や商品を生み出して、領地を富ませることを行っていく。 そんな彼女が18才になった頃、領内の森に傷を負った龍が落ちてきた。 国を守護する戦闘担当の赤龍は、その強大な力ゆえに周囲から恐れられ、孤独の内にあった。 しかし戦争を経験した精神年齢百才超には、そんな龍も可愛らしくしか思えない。 これは無自覚平凡娘と強面人外との、ほのぼのとした恋愛物語。
……ってな感じの内容紹介ですが、まだちょっと恋愛には遠いです(笑) のんびりほのぼのと、外堀から埋められている感じ? 天然と朴念仁っぽいので、進展するのには時間が掛かりそうです。
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No.3186
(読書)
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2011年06月13日の読書
2011年06月13日(Mon)
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本日の初読図書: しゃばけシリーズの続編。 ……実はネットであらすじ読んで、これはちょっと……と思って読まずにいたのですけれど、いいかげん図書館で借りるものがなくなってきたので、読んでみたのです。 うーん……やっぱり、なんというかこう……私はこういう手の話は苦手なようです。特に屏風覗きが好きなので、今回は辛かった……
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No.3185
(読書)
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2011年06月11日の読書
2011年06月11日(Sat)
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本日の初読図書: うっかり前巻を積んでいたら、早々と出てしまった新刊。 成重さんも帰ってきて、再び当初の四人に戻ってくれたのが嬉しいです。千艸も最初の服装に戻ったしvv しかし話はどんどんシビアになっていく(汗) ホシミノコトは、いったいどこからどこまで計算しているのか。まさか虹までやつの創造物だったとは…… あとは皇子と金隷がどうなるかも心配ですし……まだまだ目が離せないなあ。もう二三冊ぐらいで終わって欲しいところではあるんですけど。
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No.3183
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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