よしなしことを、日々徒然に……



 2011年07月08日の読書
2011年07月08日(Fri) 
本日の初読図書:
4829128631蒼い瞳の刀使い(ソード・ダンサー)―ザ・サード (富士見ファンタジア文庫)
星野 亮 後藤 なお
富士見書房 1999-01

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数百年前に起きた『大戦』により、多くの技術と文明が失われた惑星。
砂塵に覆われたその地では、ザ・サードと呼ばれる亜人種達によって、人間達は管理され生きていた。失われたとされる技術の多くはザ・サード達が独占し、人間達は大戦前とは雲泥の差の、生きることに必要なだけの技術しか持つことを許されないでいる。
そんな世界で、黒髪黒目の十七才の少女 火乃香は、相棒である機械知性体のボギーと共に「なんでも屋」を営んでいた。その仕事は砂漠を越えての人物のエスコートや学術調査、ボディーガードなどである。刀を手に神速の抜刀術を駆使する彼女を、人は「刀使いソードダンサー」と呼んだ。
ある夜のこと野営をしていた火乃香は、危険な砂漠の夜を一人歩く謎の青年イクスと出会った。危険な機甲アリの群から彼を救った火乃香だったが、腕にひどい捻挫を負ってしまう。ところがイクスは、不思議なヒーリング能力によってその傷の痛みをやわらげてくれた。
街に着き何も訊かないまま別れてしまった二人だったが、やがてザ・サードの査察軍に追われるイクスと再び行き合った火乃香は、自分でもよく判らない衝動のままに彼を助けてしまう。そしてイクスの求めに応じ、なんでも屋として彼をエスコートすることとなった。
目的地は「鋼の谷」。先の大戦でできたと言われ、人が踏み込むことを拒む禁断の地である ――

けっこう長く続いているシリーズのようですが、作者さんのデビュー作なので、一応一巻目は一区切りついています。
ただほぼ全編においてネタバレした状態で読み始めてしまったので、うーん、という感じだったでしょうか(苦笑)
文明崩壊後の砂漠地帯で、イモムシ型装甲車とか機動歩兵とかが戦いまくっているのは、なんかお約束な感じですね。そんな中で主役の火乃香は、日本刀を駆使した居合い術でばっさばっさと敵を倒す。格好いいです。
火乃香に執着を保っている感じのザ・サード、浄眼機なんかもなかなか美味しい役どころvv もちろん穏やかな微笑みで火乃香を見つめるイクスが大本命ですけれど。

ただ個人的に言わせてもらうと、挿し絵がちょっと……特にイクスが(汗)
文章を読む感じ、感情の起伏が少ない穏やかな優男系に思えるのに、挿し絵だと頭身はちっちゃいわ、表情はギャグ調に崩れてるわで、なあんかイメージがピンときません。他にも意識があり立って震えているはずの人間が、挿し絵では倒れて気絶してたりとか……イラストって難しいですね(−ー;)

アニメ化もされているようなので、ちょっとそのあたりの動画もチェックしてみようかとか思いつつ、続きは保留と言うところですかね。
No.3242 (読書)


 2011年07月06日の読書
2011年07月06日(Wed) 
本日の初読図書:
4592186567花よりも花の如く 9 (花とゆめCOMICS)
成田 美名子
白泉社 2011-07-05

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一年ぶりの新刊。
TVドラマがまだ引っぱられています。収録は終わったけれど、まだ放送はされていない、みたいな。人間関係もそちらから続いていて、毎度書いていますが最近楽くんの出番が少なくてさびしいです。好きなんだけどなー、意地っ張りで有能で、主役には懐いているちょっと不思議キャラの楽くん。
このところ、ちょっと内容が能から離れ気味な感じがします。久々に以前買った面の話が出てきたのは嬉しかったですけど。これはまだまだ落ちが見えなさそうですし。二年半後にやるという、道成寺で使うのかな?
あと憲人さんの恋愛が絡んできてるのがちょっと苦しいです。まあ、すでに二十七才の主役ですから、いい加減そういう話が出ないと困ったことでもあるんでしょうけど。
考えてみれば憲人さん、成田キャラの主役の中では、群を抜いた年上なのかも……?
No.3235 (読書)


 2011年07月04日の読書
2011年07月04日(Mon) 
本日の初読図書:
403744660X幽霊派遣会社
エヴァ イボットソン Eva Ibbotson
偕成社 2006-06

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ウィルキンソンさん一家は、第二次世界大戦のさなか家に爆弾が落ち、そろって幽霊になってしまった。それでも何十年かは変わらず愛しい我が家で暮らしていたが、やがて次の住人達がやってきて、泣く泣く出て行かざるを得なくなった。
大都市ならば幽霊が暮らせる空き家もあるだろうとロンドンへ出てきてみたものの、そこでは行くあてのない幽霊達がひしめき合っていた。しかたなく下着屋へ取り憑いてみたけれど、あられもない下着や水着に取り囲まれる環境は、子供達にとってたいへんよろしくない。困り果てていたところに、幽霊になってから引き取った義理の娘アディが、素晴らしい看板を見つけてきた。
「幽霊あずかる方募集中」
それは魔女のミス・プリングルとミセス・マナリングが経営する、幽霊派遣会社の広告だった。彼女達は家がなくて困っている幽霊と、幽霊を引き取りたいという人間を仲介しているのである。
さっそく事務所に登録してもらった一家は、やがて人の良い尼僧達の住まう修道院を紹介される。
一方、同じく事務所に登録していた元貴族の幽霊夫妻。彼らはひどく恐ろしい外見をしていて、しかも礼儀知らずのやかまし屋。子供を見つけたら殺そうとせずにはいられない残忍な幽霊だった。そんな彼らにも相応しい物件が見つかった。古い城をお化け屋敷として公開し観光客を呼ぶため、できるだけ恐ろしい霊をというのである。しかしそれは実のところ、古い城を遺産相続した幼い少年を殺さんとする親戚達の、恐ろしい悪巧みであった。
ところが、ここで手違いが起こる。事務所で書類を取り違えたことから、人の良いウィルキンソンさん一家が古い城へ、恐ろしい貴族夫婦がのどかな修道院へ派遣されてしまったのだ ――

いっぷう変わった設定の児童文学。
割と普通に幽霊を見られる人が出てきたり、魔女になるための夜間学校が存在していたりします。ほとんどの登場人物が当たり前のように幽霊を信じているし、その幽霊も飼っていたセキセイインコや溺れたときポーチに入った魚、動物園のカモノハシまで種々雑多。
かといって純粋にほのぼのあたたかいお話かというと、元貴族の幽霊夫婦はかなり怖い。怖いというか描写がグロい(−ー;) 内臓とか肉汁とか勘弁して欲しいッス。
突然遺産を相続して狙われる羽目になるオリヴァー少年も、最初は気の弱いおどおどした子供だったのですが、ここぞと言うところでは、親戚達にも負けない気の強さというか、手段を選ばないところを見せます。
最終的にはめでたしめでたしなんですけど、けっこう容赦のないところもあるかな? という感じでした。
No.3231 (読書)


 2011年07月03日の読書
2011年07月03日(Sun) 
本日の初読図書:
4344821971Wizard―Passion Fruit (幻狼ファンタジアノベルス)
小竹 清彦 緋原 コウ
幻冬舎 2011-03-31

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シリーズ下巻。
上巻は短編集で、通しで読むと繋がっているという構成でしたが、下巻は一冊丸々ひとつの話でした。上巻第一話からの通しキーワード、「巨大企業モア」との全面対決です。
軽妙な語り口は相変わらずで、途中吹き出してしまうこともしばしば。
ってか大介! 何故にそこで石臼(爆笑) ウェイク、何故に乙女回路(大爆笑)
ワイズマンは相変わらず素敵に良い味を出してましたねえ。
ハッキングシーンのピンチにワイズマン登場、そしてウィザードが「四人に」分裂したシーンではゾクゾクしました。そしてたたみかかる怒濤のクライマックス。泣けました。そりゃあ桜も嬉し泣きするさ!
EBISU も、ここで登場するかーーーっと、作者の伏線はりぶりに感嘆。
いやあ、これは上下巻間をおかずに読むべきお話です。
雪華さん、素敵なお話を紹介ありがとうございました。面白かったです!
No.3229 (読書)


 2011年06月30日の読書
2011年06月30日(Thr) 
本日の初読図書:
4062165929若様組まいる (100周年書き下ろし)
畠中 恵
講談社 2010-11-05

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明治維新がなってから早二十年。
元徳川方の旗本であった長瀬家の若様 健吾も二十歳を迎えていた。
俸禄を失い落ちぶれた家には、旧家臣団が身を寄せており、彼らを養うためにも先立つものは必要で。将来を考えた長瀬は、予算と自分ができることを考え合わせ、警察の巡査になることを決めた。そうすれば安月給ながらも定期収入ができる。空いた時間で副業をこなすこともできるだろう。
同じ境遇の仲間達に声をかけた結果、八人の元若様が採用試験を受けることになった。
とりあえず全員が無事筆記試験を突破したが、その後には教習所で二ヶ月にわたる泊まり込みの教習を受けることになる。学ばねばならない科目は多く、毎週小試験が行われては、落第者は追試の上、罰則を与えられる。そして三ヶ月経っても合格できなければ、警官にはなれないのだ。
それだけでも厳しいのに、同室になった中には維新時に朝敵だった長瀬達とは敵対していた「薩摩組」、維新後に所領を減らされ静岡に移住した士族出身「静岡組」、四民平等の代になって一般から応募してきた成り上がり商人出の「平民組」など、人間関係のややこしい相手達が山のよう。
裕福な平民組や、上層部にコネのある薩摩組にはあからさまに依怙贔屓をする師範達に、若様集団は早々に目をつけられてしまう。
それでもどうにか日々過ごしていく中で、小銃の教練中、平民組の姫山が怪我を負った。最初は暴発によるものかと思われたそれだったが、銃を調べると誰の物も発砲した形跡がない。
不審に思う生徒らだったが、しかし師範達はいっこうに気にする様子を見せない。
やがてぶつかり合いながらも徐々に結束を見せ始める生徒達だったが、事件はやがて世間を騒がせるピストル強盗とも結びついて、思わぬ様相を見せ始め……

以前に読んだ「アイスクリン強し」の続編というか、前日譚というか。
アイスクリン〜では、既に警察巡査になっていた「若様組」達が、警官になるまでのお話です。前作ではほぼモブ扱いでリーダーの長瀬とサブ格で切れやすい園山以外は見分けつかなかったんですけど、今回はかなり書き込まれています。
……っていうか、登場人物多っ。
若様組八名、薩摩組三名、静岡組三名、士族組一名、平民組四名、教師など教習所の人間が十名に加えて、教習所外の知人達も入れると、合計で何人だ……?
人物一覧と首っ引きで読んでおりました。そうしないと、いましゃべってるのがどの派閥の人間かもあやしいぐらいで。
でも魅力的かつ個性的なキャラはいるもので、そこらへんはじょじょに見分けがついていくんですけどね。
最初はただの嫌な奴にしか見えなかった幹事が、だんだん一筋縄ではいかない食えない人物に見えてくるのがおもしろかったです。
前作主役のミナなども登場するし、やはりここは両方あわせて読んでおきたいところかと。
No.3222 (読書)


 2011年06月28日の読書
2011年06月28日(Tue) 
本日の初読図書:
4344821963Wizard―Daily Fairy Tale (幻狼ファンタジアノベルス)
小竹 清彦 緋原 コウ
幻冬舎 2011-03-31

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ウィザードとドレッドノート。
それは鋭利な頭脳と劣化しない記憶力を持ち、変幻自在にPCを操るハッカーと、それをサポートする相棒のハンドルネーム。
彼らは時に助けを乞われて凶悪なクラッカーを退治し、強欲な大人に利用される孤児達を救い、売られた決闘を言い値で買い取り、自由自在にネットの海を泳ぎわたる。
そんな魔法使いが弱冠11才の少女であり、その相棒がWEBでもリアルでも彼女を助ける、気さくで悪戯好きな青年であることを知る者は少ない。
共に天性の才能を持つと同時に、失った者も数多い二人は、それでも現在の幸せを知り、「寝覚めが悪くなるのはいやだから」という理由で人々の苦境に手を伸ばす。
これはそんな現代の魔法使い達がおくる、笑って泣ける日常のおとぎ話 ――

雪華さんご推奨の一冊。
……というか、とりあえず一冊、と思ったら事実上の上下巻だったので、読後即行で二巻目を注文したんですが(苦笑)
基本的には読切連作なんですけど、まとめて読むと話が繋がっています。
パソコンにあまり詳しくない人、特にチャットの経験が少ない人にはちょっと取っつきにくい部分があるかもしれません。でも用語とかはきちんと解説されているし、文章も読みやすいので問題はないでしょう。リアルの名前とHNと二つ持つキャラクターも多いですが、特にこんがらがるようなこともありませんでした。
キャラ達のかけあいも楽しく、つい吹き出してしまうこともしばしば。個人的にチャットでしか出てこないワイズマン(賢者)が好きです。

あえて不満を言うならば挿し絵が……ぶっちゃけ大人キャラが若く見えすぎ(をい)
大介さん(相棒)、どう見たって三十代には見えんよ! 下手すりゃ十代だよ! おっさんスキーの心が判ってないぞ!!(バンバン) 良人とジュンに至っては、キャラ紹介の絵を見て素で高校生だと思ったよ。
いやマジで最初は大介さんが二十歳そこそこだと想定して読んでいたので、途中で三十路と出てきて「はぁ?」となりました。桜ちゃん(主役)が生まれる前からの、両親と親友だった年代って……もうちょっと老けろよ、頼むから。

ちなみにこの二人のキャラクターは、同作者の別シリーズ「アップルジャック」とリンクしているそうです。そう聞くとそちらにも興味が出てきたりして……
No.3218 (読書)


 2011年06月25日の読書
2011年06月25日(Sat) 
本日の初読図書:
4344817400翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈下〉 (幻狼ファンタジアノベルス)
妹尾 ゆふ子 ことき
幻冬舎コミックス 2009-08

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今回ジェイサルドは後半お留守番。
作者様いわく華の騎士ことルーギンを活躍させたかったとのことですが……どうかな?
確かに最後は良いところを持っていきましたが、それ以外はどちらかというと影が薄かったような。鳥達の活躍も少なかった気がします。
文章は三人称で書かれていますけれど、視点自体は主役のヤエトから動かないので、彼の側にいない人物は必然的に存在感が小さくなりますからね。今回姫様が、ちと強引な理由付けによって北嶺から出てきたのも、それ故にかと。
前作上下巻は、ヤエトが自分の力に向き合うことがメインだったとすれば、今作上下巻は、今後彼が自分の力を積極的に使っていくための物語だったのではないでしょうか。
預言者や浄水の能力など、失われたはずの「恩寵持ち」が他にも数名現れ始め、話はますますファンタジックになっていきます。ヤエトが恩寵持ちだと言うことは絶対の秘密だったはずなのに、気がつけばルーギンにも話しているし、あれでは新キャラ ファルバーンにもなし崩しにバレたのでは?
ところで次作は、上巻が出てもう一年近くになるようなのに、まだ続きが出ていない模様。今作と前作は二ヶ月連続で発売していたのに、なにか不具合でもあったんでしょうか?
No.3217 (読書)


 2011年06月23日の読書
2011年06月23日(Thr) 
本日の初読図書:
4344817079翼の帰る処〈2〉鏡の中の空〈上〉 (幻狼ファンタジアノベルス)
妹尾 ゆふ子 ことき
幻冬舎コミックス 2009-07

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ジェーイーサーールーーードーーーー(バンバンバン)
前回で大活躍した爺キャラが、今回もやってくれました。表紙で格好良く決めているのを見て、まだ活躍するのかなあと思っていたら、よもやヤエトに剣を捧げるなんて美味しい真似を、しかも挿し絵付きで……ッッ(悶絶)
今回明らかになった彼の半生をかんがみるに、実は皇妹の回し者で後に裏切るというフラグは叩き折られたと見て良いでしょう。ビバ! ダンディでいき過ぎなくらい過保護な腹心vv

全体的には、文章が読みやすくなっていると思いました。特徴的な硬質な言い回しはそのままに、中身が頭に入ってきやすくなっているような。けしてシリーズを読み慣れたからだけではないと思います。話の雰囲気も少しライトな感じになって、だいぶ取っつきやすくなった印象が。

そして前回は倒れまくっていたヤエトさん、今回は比較的元気だったかと<あくまで当社比
そのかわり、出世の階段十段とばしぐらいで駆け上がらされて、別の意味で倒れそうになってますが(苦笑)
彼がいずれ黒狼公の地位につくことはユーザーレビューなどで知っていましたが、もうちょっと段階を踏むというか、ぶっちゃけ最新刊ぐらいでのことだと思ってました。よもやここでもうその段階ですか。っていうか、親馬鹿皇帝陛下、嫌がらせで叙爵って大人げなさ過ぎ(笑)
今回は姫様のもとからも離れ、しかも軟禁状態でもないヤエトさんは、けっこう格好良く諸事をさばいております。不正官吏を脅す場面は実に男前だった……(うっとり)
このまましばらくは新しい所領の内政にあたるのかと思いきや、巻末でまたも姫様が厄介ごとと共に現れたので、下巻の展開はまったく予測がつきません。これリアルタイムで待ってたらストレス溜まったろうなあ……次の巻は、下巻が出てからまとめ買いにした方が良いかもしれません。
No.3211 (読書)


 2011年06月21日の読書
2011年06月21日(Tue) 
本日の初読図書:
4344814932翼の帰る処 下 (幻狼ファンタジアノベルス S 1-2)
妹尾 ゆふ子 ことき
幻冬舎 2008-11-28

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ジェイサルド……ッvv
口絵でこのダンディなおじさまは誰、と思ったら上巻で脇役だったあの方が、こーんなに活躍されるだなんて。ああ、なんて素敵な爺キャラが(喜)
とのっけからキャラ萌えしております下巻。相変わらずヤエトは生死の境をさまよいまくっております(笑)
冒頭でいきなり砂漠を帝都へ向かって旅していた時には、やべえ買う巻間違えた??と焦りましたが、なんのことはない、皇女の命令で表向きは転地療養を装いつつ情報収集にあたることになっていたのでした。ちなみに上巻ラストで半日野外をうろつきまわった挙げ句、ろくな防寒具もなく一晩明かした結果もちゃんと語られておりました。ええ、皆さまの予想通りです(笑)
今回は世界中の恩寵の力が増したのと慣れのおかげで、上巻の頃よりも楽に過去視を行っておりますけれど、それでも負担は大きいようです。まして冬の北嶺地区に無理矢理帰るとかやって、自ら命を縮めてたりするし(苦笑)
皇妹とルーギンの恋も、ルーギンの一方通行ではないみたいで安心しました!
あとは……ヤエトの左目が実はあんまり見えていないとか言う、またも萌え設定が転がり出たとかでしょうか。作者はどれだけ私をヤエトに落とす気だ。

真面目な話をすると、皇帝の意図がいまひとつ読み切れません。皇女を餌に息子達の真意をはかってるってことで良いのかな……? それにしては、未熟な伝達官しかも訳ありを側につけたり、思いつき(?)でヤエトを側近にしたりと、いまひとつ行動が判らない……
もともとこの上下巻で終わりという選択肢もあったらしい割に、いろいろ謎が残っています。なので続きをポチッとな。
……ああ、また未読の山が高くなっていく……

4063712869Q.E.D.証明終了(39) (月刊マガジンコミックス)
加藤 元浩
講談社 2011-06-17

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古アパートの開かずの間で起きた自殺事件の真相と、燈馬くんの恩師が起こした復讐事件の二本。
前者では、登場したとき「もしかして……」と思った謎の人物の、やっぱりな正体に大爆笑。ちょ、おま、ドレッドはともかく顎髭って……ッ(笑死)
つうか絶対シークレットブーツ使ってるやろ? 可奈ちゃんと比べると、絶対いつもより背ェ高くなってるって!
後者はひさびさにロキの登場が嬉しいところ。でもちょっと大人しかったかな……
スイングバイ航法の説明が判りやすくてありがたかったです。今までいろんなSFでこの航法を目にしてきましたけど、「惑星の表面を掠めるように飛んで、その重力を利用することでエネルギーを使わず加速を得る」ぐらいしか書かれていなかったので。
この作者さんは、難しいことをシンプルに判りやすく解説するのが、ほんとにうまいと思います。

4063712885C.M.B.森羅博物館の事件目録(17) (月刊マガジンコミックス)
加藤 元浩
講談社 2011-06-17

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ベルリンの壁を巡る過去捜し、七草粥をきっかけに山で迷う一同、モザイクの柱に隠された真実、古い自動車の失われたハンドルの意味は? の四作。
今回は三作目以外、そう大事件でもなく、めでたしめでたしと言う感じでした。
特にベルリンの壁のお話は、最初辛そうな始まりだっただけに、温かい終わり方で嬉しかったですね。
ところで最近は森羅、「この先は入館料が必要です」ってあまり言わなくなってますよね。まわりが先回りして報酬をよこす場合も多いですけど、クラスメート相手のちょっとした謎解きとかでは、もうなにも要求していないような。これも立樹ちゃんの教育の賜物と言うところでしょうか。
No.3205 (読書)


 オススメ紹介
2011年06月20日(Mon) 
コメントで以下のような作品に心当たりはないかと聞かれて、記憶をあさってみました。
曰く「テンションがほどほどに高く、陰湿さが無く、痛く無く、ハーレクインで無く、ご都合主義過ぎず、強気受け(男女とも)で、ハッピーエンドな話」。
さらに「主人公が巻き込まれ型苦労人である」「ヒーロー、ヒロインが愛せるタイプである」「ハーレム、逆ハー過ぎない」「チートも良いが、成長物も捨て難し」「何はともあれ、隠し味程度に巻き込み型」だとなお良し。

……ううん、基本的に日記をはじめてから読んだ本は、商業・オンライン、小説・マンガ含めてみんな紹介しているので、改めてとなると難しいのですが。
とりあえず、かなり昔に読んだものをいくつか思い出してみました。


4840214786DADDYFACE (電撃文庫)
伊達 将範 西E田
メディアワークス 2000-03

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身よりのない貧乏大学生 草刈鷲士は、ある日突然12才の少女に訪ねてこられる。彼女はなんと鷲士の娘だと名乗った。心当たりは……あった。小学生の時、幼馴染みの少女と別れ別れにならねばならなかった際、思い出に……と愛の行為に及んだことがあったのだ。言われてみれば、少女は彼女によく似ている。
幼馴染みの彼女は大財閥の跡取り娘だったが、少女は祖父である現会長や優秀な双児の弟と折り合いが悪いらしく、お父さんと一緒に住む! と言い出した。そして狭いアパートに運び込まれる高価な家財道具の数々。
なんでも彼女は実家の財力に頼ることなく、自ら世界的巨大企業を立ち上げ、さらにはトレジャー・ハンティングで巨万の富を手にしている天才なのだという。
自分の父親であるからには、鷲士にも立派なトレジャー・ハンターになってもらわなければと、娘は父教育に余念がない。無理矢理聞かされるのは怪しげなお宝話、持ち歩かされるのは銃器やロストテクノロジーを使った機器の数々。
銃を持った怪しい男達や、謎の化け物共が鷲士のまわりに出没し、最凶のトレジャー・ハンター「ダーティー・フェイス」の正体はお前だったのかとドンパチを繰り広げる。
財力と権力を駆使してハチャメチャを押し通す娘に振りまわされる、情けない父親であったが……しかし鷲士には、実は誰も知らない秘密があったのである。

最初はそれこそ「巻き込まれ型ヘタレ苦労人」と思われた主人公が、実は「最強チート」だったという予想外なお話。ハチャメチャな娘のさらに上を行く、実は最強のお父さん。でも苦労人でヘタレ。
現在四作八冊出ており、最新作の四分冊は後半二冊積んじゃってるんでちょっと紹介しにくいんですけど、1〜3作目までは文句なくおもしろいです。常識をかっ飛ばしている娘、冷淡なようでいてけっこう姉と父に甘いツンデレ息子(ちなみに超能力者)、死んでいると思わせて実は……な幼馴染みのお母さん。
最初は宝探しなんて……と言っていた鷲士くんが、じょじょにそれも良いと思ってゆく、成長モノのエッセンスも含まれています。

4150109613銀河おさわがせ中隊 (ハヤカワ文庫SF)
ロバート アスプリン Robert Asprin
早川書房 1992-02

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若き宇宙軍中尉ウィラード・フールは、うっかり平和協定調印式を機銃掃射するという大ポカをやって、軍事会議にかけられることとなった。
しかし彼の出自は、宇宙軍に兵器を卸している宇宙最大の企業の息子で、自らも多くのビジネスを成功させた億万長者であった。取引先の社長である父親を怒らせるわけにはいかないと、厳罰を言いわたす事のできない上層部。彼らはせめてフールが自発的に辞めてくれればと、大尉に昇進させ問題児揃いの「オメガ中隊」の中隊長として送り込むことに決定した。
オメガ中隊の隊員達は、そろいもそろってやる気がない。ろくな仕事もないからと、訓練もせずに好き放題やっている彼らは、個性派と表現するのも言い過ぎな落ちこぼればかりだった。
しかしフールは自らの持つ「金」という力をフルに使い、個性的な隊員達をなだめたりすかしたり、あるいは適材適所に割り振ってと、じょじょにオメガ中隊を立て直していくのであった ――

こちらは「愛される主人公」「巻き込み型」「内政チートかつ成長モノ」と言ったところでしょうか。現在六作(かな)出ていますが、三作目からは他の作者さんとの共著になっていて、正直ちょっと……な感じになります。オススメは2巻目の「銀河おさわがせパラダイス」まで。
とにかく個性的で魅力的なキャラクター達が満載。最初は反発していた彼らが、フールの魅力にしてやられて、失っていた自信を取り戻して生き生きしていくさまがたまりません。
フールがまたアクの強いキャラでして、最初は苦労知らずのお金持ちの坊ちゃんかと思わせておいて、その実はワーカーホリックとも言える熱心さで隊員達のことを思い働き続ける勤勉さ。そのくせユーモアや危ない話の判る裏的部分もしっかり持っていて、こんな上司欲しいとしみじみ思わせられます。

4403541038美しいキラル〈1〉 (ウィングス文庫)
前田 珠子 なるしま ゆり
新書館 2006-04-08

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魔物も術者も力が強いほど周囲に溶け込む平凡な容姿を持っている。そんな常識が存在する世界で、「美しい(くせに強い)キラル」と呼ばれる魔物がいた。
ぼさぼさ髪に無精髭で、素顔も判らないほどもっさりとした破呪師ファガルは、旅の青年サリームとその連れで魔族のリカリルにはめられ、彼らをキラルのもとに案内させられる羽目となる。
キラルは他者からの干渉をいとい、長年行方をくらましているのだが、ファガルだけは彼に繋ぎをつけられるという。それ以外これといって取り柄のなさそうなファガルだったが、何故か彼の作る料理は、魔族のリカリルをも絶賛させるほどの美味しさで。訳ありでトラブルメーカーな二人に振りまわされつつ、いつしか彼は一行の「お母さん」役に。
しかし実はファガルにも、重大な秘密が存在していて……

リジィオっぽい作品と聞いて、真っ先に思い浮かんだシリーズ。
実は美形だけど髪と髭で顔を隠しているとか、本当は卑怯なほど強いとか、そのくせヘタレで巻き込まれ型苦労人だとか、共通点は多いと思います。
基本肉食の魔族に、精進料理をも食べさせてしまうファガルの料理スキルが素敵vv
美形の癖にお人好しで生活感溢れてるってツボです。
現在四巻まで発行されてますが、長らく続編が出ていないのが残念なところ。

……とりあえず、思いついたのはこれぐらいでしょうか。
全部ちょっと古めの商業小説です。最近のオンライン物とかは、既にここで紹介しちゃってるので……
マンガのたぐいはまた、思い出せたらと言うことで。
No.3204 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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