よしなしことを、日々徒然に……



 2011年09月29日の読書
2011年09月29日(Thr) 
本日の初読図書:
4488587038チャリオンの影 下 (創元推理文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド 鍛治 靖子
東京創元社 2007-01-30

by G-Tools
国子テイデスを堕落させると共に、その姉イセーレとの政略結婚を試みる宰相一派。もはや宰相の弟ドンドとの婚姻が翌日に迫ったとき、カザリルは最終手段として自らの命を贄とする「死の儀式」をもってドンドを殺そうとした。結果ドンドは死亡したが、何故かカザリルは死ななかった。腹に腫瘍を生じ下血に苦しみながらも生きている彼の姿に、宰相一派は死の儀式を行った者は国姫一行ではないと結論する。
イセーレ達は宰相側が次の手を打ってくる前に、身の安全を図ることにした。それはより「まし」な相手との婚姻を先に結んでしまうこと。内密の協議の結果、選ばれたのは、内戦が終わったばかりの隣国イブラの国子だった。
しかし実際に手続きを始める前に、テイデスが感染症により死亡。また彼が行った暴挙により王家に伝わる呪いが活性化し、国主オルコは病に倒れた。いまや新たな国子となったイセーレの婚姻は、うかつに行えば隣国へ故国を売り渡す反逆行為となる。チャリオンの権利をなにひとつ損なわぬまま、隣国の国子をあがなってくること。その重大な任務をこなせるだけの能力と忠節を兼ね備えたのは、もはやカザリルしかいなかった。死の儀式で弱った身体に鞭打ち、イブラへと旅立つカザリル。宰相ジロナルの妨害や、狡猾な国主と伝えられるイブラの古狐との交渉など、困難は数えあげればきりがない。
それでも使命を果たすべく、イブラへとたどり着いたカザリルを出迎えたのは、何故か彼を「カズ」と呼ぶ国子ベルゴンで ――

なんかもう、全編通じて主役がよれよれです(哀)
イセーレの祈りに応えた姫神の加護によって、かろうじて死こそ免れたものの、腹中には外から見てそうと判るほどの大きな腫瘍を生じ、そこに封じられたドンドの魂と死の儀式を行使する魔によって、毎晩毎夜苛まれる始末。そんな状態で馬に乗って、八百マイルの過酷な旅へ出発し、行った先では威厳を失わぬように交渉を行う。途中には宰相からの襲撃も受けるし、倒れるわ吐くわ下血するわ。
視点がほぼカザリルに固定されているので、自己評価の低い彼の目から見たその姿は、不様で哀れなひどいものです。
でも、ひるがえって第三者の目から見た彼は、有能で高潔で忠誠心の篤い、とても立派な人物なのです。本人は最後まで自覚ありませんが。

それにしてもいざ下巻を読んでみて、上巻でさりげなく語られていたガレー船でのエピソードが、こう関わってくるとは思いもしませんでした。まったくもって見事。
イセーレの旦那に半端な人物は許せん! とか思っていたのですけれど、そのあたりを読んで唸らされました。うむ、これなら許せます。
……旦那とイセーレの二人ともカザリル好きすぎで、ちょっと笑えますがvv

まあ、なにはともあれハッピーエンドでなによりでした。面白かったです。
No.3393 (読書)


 2011年09月26日の読書
2011年09月26日(Mon) 
本日の初読図書:
4167773333ワーキング・ホリデー (文春文庫)
坂木 司
文藝春秋 2010-01-08

by G-Tools
元ヤンで微妙に売れないホストの沖田大和。
ある日店にやってきた小学生の男の子は、「初めまして。お父さん」と大和に告げた。
聞けば子供 ―― 神保進は、かつて別れた恋人 有希子の子供で、父親は事故で死んだと聞かされていたらしい。しかし母親が隠していた写真や住所録から大和の存在を見つけだし、夏休みを利用して会いに来たのだという。
折りしも店で問題を起こした大和は、ホストクラブから系列店の宅配便会社へと配置換えになった。慣れない仕事をこなしつつ、初めて会う息子と手探りで交流を深めてゆく大和。
ぎこちない親子の一夏の交流を描き出した物語。

客を殴って ―― と言っても、悪い男に騙されている女性客の、目を覚まさせるためという非常に男らしい理由 ―― ホストを首になり、同じオーナーが経営する宅配便会社へと再雇用された大和。元ヤンの腕を生かして華麗なドライビングテクニックを見せてやるぜ! と意気込んでいたら……任されたのはなんとリヤカー(笑)
雨の日も風の日も、重いリヤカーを引いて働く大和は、ホスト時代のスマートさはないけれど、でもとっても格好いいのです。
新米お父さんとしても試行錯誤や失敗を繰り返しますが、それでも押さえるべきところはびしっと押さえるいい男ですvv
過去の失敗をきちんと糧にできているあたりが素晴らしいんですよねえ(しみじみ)
あ、ちなみに今回は珍しくミステリ色が薄く、普通に父と子の交流話でした。割とさらっと読みおわれる感じです。
できればもうちょっと進くんと母親サイドの事情に説明が欲しかったかな……?
っていうか、進くん、家事とかできすぎ。苦手な私は劣等感覚えちゃうよ(しょぼん)

そうそう、「ひきこもり探偵」の木村栄三郎じいさんが名前だけ出てきてました。さらに名前だけ出てくる新井クリーニングは、「切れない糸」だったでしょうか?
「ホテル・ジューシー」や「先生と僕」、そして「和菓子のアン」ともリンクしているようで、こういうさりげない坂木ワールドに気付けると楽しいですねvv

4778010043市長遠山京香 (4) (Judy Comics)
赤石 路代
小学館クリエイティブ 2005-02-25

by G-Tools
今回は京香さんが収賄疑惑を受けて、辞任に追い込まれるという大事件発生。もちろん最後は再選してめでたしめでたしなんですけどね(笑)
しかし辞任から再選挙→当選までって、どれぐらいの時間がかかるんだろう……?
あと今回の「荒れる成人式問題」は、このシリーズにしては珍しく、ちょっと爽快感が少なかったかな。私が「TVやイベントに、事情がよく判っていない子供を利用する」というシチュエーションが嫌いなせいかもしれませんが。
たとえばいくら売れている子役だからといって、料理の値段当てショーとかに小学生出すのはいかがなものかと思うんですよ。人生経験、絶対的に足りてないだろう子供に、高級料理を食べさせて、判る訳ないだろう値段を言わせるって……大人になってからその番組を見た当人は、はたしてどんなふうに思うんだろう……
No.3389 (読書)


 2011年09月25日の読書
2011年09月25日(Sun) 
本日の初読図書:
4163805702陰陽師 醍醐ノ巻
夢枕 獏
文藝春秋 2011-05

by G-Tools
置場がないのでついに既刊を手放して、続きを含めて図書館で読むことにしました。新刊入って予約してから、順番来るまでに二ヶ月ぐらいかかりましたよ……
今回の見どころは「笛吹童子」でしょうか。なんとあの無欲で恬淡とした博雅さんが、他人様に嫉妬しております! それが「楽の才」についてなのが、いかにも彼らしいですが。しかもオチがまた楽聖たる彼らしいところで。結局は博雅さんが一番なんですねvv
そして相変わらず晴明さんとは、妖しい雰囲気がうふふと言うところ。
今作も道満に蝉丸法師に露子姫に保憲さんにと、いつものキャラクターが揃い踏み。露子姫好きだなあ。露子姫なら、晴明さんの妻として認めても良いかもしれません。
しかし気になったのは、なんだかみなさん、やたら語尾に「〜じゃ」をつけること。
これまでこのシリーズ、こんな口調でしたっけ……?
No.3387 (読書)


 2011年09月23日の読書
2011年09月23日(Fri) 
本日の初読図書:
4150116393ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)
ウェン スペンサー エナミカツミ
早川書房 2007-10-24

by G-Tools
男性が人口の5%未満しか産まれない世界。
クイーンズランドは当然、女王が治める女性主体の国だった。女性が働き、女性が武器を取り、そして多くの姉妹で夫を共有する。男子は家族の世話をしながら家の奥で守られて過ごし、年頃になると姉妹達の夫を得るべく交換婚に出されるか、金と引き替えに売られていく。そう、この世界では男子は家族の共有財産であり、権利などというものは存在しないのだった。
地方の地主ウィスラー家の長男、ジェリンはもうすぐ成人の16歳を迎える。彼にはなんと三人(!)もの弟が存在するが、二十八人いる姉妹達のためにもできるだけ良い条件の夫と交換されるか、売られるべき立場にある。それは誰にとっても当然のことだったが、現在婿入り先の最有力候補である隣の地主は、とても良い相手とは言えなかった。恐れ悩むジェリンに長姉エルデストは、「うちには他にも男子がいるのだから、最初の求婚を無理に受けることはない」となぐさめてくれるが、それでも不安は消えない。
そんなある日のこと、母や姉たちの留守中に近くの川で若い兵士(女)が襲われているのを、妹の一人が発見した。かろうじて賊どもを追い払った妹だったが、まだ幼く非力なため、大人の身体を運ぶことができない。その時家にいるただひとりの大人だったジェリンは、勇気を鼓して危険ななか馬を駆り、兵士を家へと運んで手当てしてやった。
やがて意識を取り戻した兵士は、なんと王女のひとりオディーリア。王家が発注していた武器を奪った賊を追っているうち、返り討ちにあい、危うく命を落としかけたのだという。彼女を迎えに来た王家の長姉エルデストレン王女は、心優しく知的でしかも美しいジェリンに心惹かれる。しかし地主とはいえ農家と王家とでは、とても結婚などできるわけがない。
だが……ウィスラー家には秘密があった。かつて祖母の代に現王家の密偵として働いていた彼女達は、王家が二つに割れた内戦の際、敗者となった側から秘密裏に王子を略奪し、夫としていたのだ。つまりジェリンにはわずかとはいえ王族の血が流れているのである。
それを知ったレンは現大母女王に、彼に求婚したい旨を乞うた。女王は夫を共有することになる妹達のうち、現在成人している五人全員が賛成するならば許そうと答える。そうして彼らの人となりを見きわめるため、ジェリンとその姉達を夏の社交シーズンの間、王女を助けた礼を名目として王宮に招待することにした。
良い条件の夫(ジェリンの売り先)を見つける素晴らしい場に巡り会えたと、姉達は喜びながらも慎重に招待を受けた。そうして迎えられた貴族の間で、やはりジェリンの美貌や優雅な立ち振る舞いは熱い注目を浴びる。
だがやがて、彼らは王宮転覆を狙う巨大な陰謀へと巻き込まれてゆき……

昨夜遅くに読了。これも三日ぐらいかかりましたが、かなり面白かったです。
それにしても、はたしてこれもハーレムものと言って良いものか(笑)
世界観は、西部劇と産業革命の頃を足して二で割ったような感じかな? 「南北戦争時代の少し前」というレビューもありました。
三十二人の姉妹兄弟に四人も男性が含まれているということで、種馬として最高の血筋だと賞賛される世界。裕福な家では複数の夫を買うことも可能だけれど、基本的には十〜三十人ぐらいの異母姉妹たちで一人の夫を共有し、産まれた子供達はすべて一家の「きょうだい」として育てられる。つまり一夫多妻が当たり前。
しかし男性の地位はけして高くなく、一般家庭では普通文字も読めません。ろくな教育も与えられぬまま、ただ「従順であれ」としつけられ、家事をするのがその役目。それどころか『ひとさらい』に逢わぬよう、つねに姉妹達に守られて、家からほとんど出ることすらできない生活を義務づけられています。
ジェリンはそんな中では異色の存在。元密偵の祖母と、元王族の祖父を持つ彼は、『男だてら』に読み書きも武器の取り扱いも教えられ、乗馬や鍵開けまでこなします。もちろん男性の勤めである家事や礼儀作法もしっかりと仕込まれており、女性達に誘いを受けると頬を染める奥ゆかしさ。男性にしてはひどく知性的で思慮深く、幼い子供たちを優しくかつしっかりと面倒見る姿に、王女たちは皆あっという間に陥落してゆきます。
ちなみに本人は己の美貌に自覚がない、ちょっと天然気味な部分も楽しいところ。なにしろ自分以外の男性を目にすることすら稀な世界ですからして。

そう、この世界構築の妙が素晴らしいのです。出てくる女性達の、なんと『男らしい』こと。ウィスラー家のエルデストは、思慮深く責任感が強くて家族を愛し、ここぞと言う場面では武器を手に凛々しく戦う格好良さ。レン王女と副官のレイヴンは、軍を指揮して賊を相手に大砲ぷっぱなすし、行方不明だった王女ハリーは大胆にも敵方に潜り込んで潜入捜査しているしvv
それに比べて男達は『たおやか』で、常に搾取される側。中には売淫宿クリブに売られ、夫を買えない女達に一夜の種馬として酷使される哀れな存在もいます。レイプという言葉が適用されるのも、男性の側。
読んでいてときどき頭がこんがらがってきます。特に一夫多妻なのに女性側に優先権がある相続・姻戚関係など、なにがなんだか訳ワカメ(苦笑)
でもそれがたまらん面白いのです。

ちなみに難点は、キャラクターの外見描写が少ないあたりでしょうか。服装の説明もいまひとつ判りにくいです。 ジェリンが着ている外出着は、はたしてズボンなのかスカートなのか??
特に表紙絵はどれが誰だか、なかなか判らなくって参りました。手前の女の子と左の緑の服の女性なんて、かなり最後の方まで「誰これ?」みたいな感じでしたよ。右側に書かれている主役(男)も、途中までその姉(コレル)だと思って読んでいたり。 っていうか、あちこちの感想読むとあの二人、髪染めたハリーと同じくエルディじゃないのか!? まさかコレルとブラッシュ!?!? だったら確かにキャラのチョイス間違ってる……

ストーリーそのものはなんというかお約束的な感じですが、文章も翻訳物にしては読みやすいし、設定やキャラ造形が魅力的なので、これはかなりオススメします。
図書館とかにあったら、是非、手に取ってみてはいかがでしょうか。
No.3384 (読書)


 2011年09月22日の読書
2011年09月22日(Thr) 
本日の初読図書:
4778010035市長 遠山京香 (3)
赤石 路代
小学館 2004-03-26

by G-Tools
相変わらず全体的なテーマは「子供を守ろう」。
今回は産廃の不法投棄に開かずの踏切や違法駐車などの渋滞問題。無認可保育園での事故がきっかけとなった誘拐事件と、高層マンション建築による日照問題、テロによる大停電。
毎度ながら、週間ドラマを見ている気分になります(笑)
とにかく途中の決め台詞と、最後の「華浜市には〜〜な市長がいる」とか「市長は今日も〜〜と戦っている」というシメが格好いいんですよね。
ついつらつらと読んでしまいますvv
No.3381 (読書)


 2011年09月18日の読書
2011年09月18日(Sun) 
本日の初読図書:
448858702Xチャリオンの影 上 (創元推理文庫)
ロイス・マクマスター・ビジョルド 鍛治 靖子
東京創元社 2007-01-30

by G-Tools
戦争で負け敵国の捕虜になった、砦の責任者カザリル。しかし何故か彼だけ身代金が払われることなく、解放されないまま奴隷として売り飛ばされてしまった。海賊船の漕ぎ手として何年も過酷な生活を送り、明日にも殺されようという危ういところで、かろうじて隣国の海軍に救われる。ボロボロに傷ついた心身を神殿病院で癒し、ようやく動けるようになった彼は、かつての主君を頼り三百マイルの遠い旅へと、浮浪者のような姿で歩みだした。
途中、死の儀式によって死んだ死者から衣服を譲り受け、なんとか体裁を整えられたものの、そのやつれ具合は覆いようもなく。背中に受けた鞭打ちの傷のせいで、罪人に間違われたりと苦労は尽きなかった。それでもどうにか十代の頃、小姓として仕えた主君の城へたどり着き、今は未亡人となった元主の妻、老藩妃へと目通りを願う。彼女は幸いにもカザリルのことを記憶していた。そして今は手元に引き取っている、自分の娘の子であり、現在の国主の異母妹にあたるイセーレ国姫の家庭教師兼家令としての仕事を与えてくれた。イセーレは明るく善良な少女だったが、いささか快活に過ぎる部分があり、女性の家庭教師が幾人も手を焼いてきたのだという。
カザリルは昔から読書好きで、小姓時代には城の蔵書をすべて読み尽くすほどだった。彼女に勉強を教えながらその内証を管理することは、戦争で砦を預かっていた経験もあるカザリルにとって、弱った体を労るのにちょうど良い仕事だった。
イセーレやおつきの女官ベトリスとも良い関係を築き、平穏に暮らしていた彼らだったが、やがて避けようのない変化は着々と近づいてくる。
世継ぎのできなかった現国主が、異母弟であるイセーレの弟テイデスと共に、彼女に宮廷へ上がるよう命じてきたのだ。
否応なく、権力を巡る陰謀の渦に巻き込まれる一同。しかも宮廷で権威をふるっている宰相ジロナルとその弟は、カザリルになにやら含むところがあるようで……

某所の「翼の帰る処」スレで、同じ傾向の話として紹介されていたので手を出してみました。
……ううむ、確かに箇条書きマジックをすれば共通点はいろいろ出てきそうですが、話の雰囲気はだいぶ違うような?
って言うか、主役の不幸度が半端ありません。ヤエトは生来の虚弱に諦観を持ちつつそれなりに付き合っていましたけれど、カザリルはここ三年ほどの過酷な生活で身体を壊しており、本人いろいろと苦心しております。なんか冒頭の方でさらっと語られたっきりそれ以上出てこないんですが、片手の指先が二本欠けてるとか。そんなの日本のライトノベルの主役ではありえんだろ……あとヤエトなら吐くところを、カザリルは下血とかかなりエグイっす。
ちなみにカザリル三十五歳。健康でも若くも美男でもない、やつれた髭のオッサンです(笑)<ヒロインは二人とも十代美形
しかしこれお話的にはおもしろいですね。読むのに三日ほどかかったのは、中身がみっちり詰まっているから。
政治や戦記がメインのお話かと思いきや、しっかり神の奇跡とか関わってきて、現実とファンタジーがほどよく混合しています。
個人的に親友のパリアルが気になるものの、登場人物リストにフルネームが載っていないあたり、下巻では活躍しないのか……上巻では登場していないその従兄弟ふたりは、ちゃんと名字まで載ってるのに。

なんでも全三部作で、現在二作目まで邦訳されているそうです。しかしこの一作目だけでも話はまとまっており、二作目には一作目のメインキャラはほとんど出てこないとのこと。
とりあえず下巻を読んで、あとこの作者さんのSF作品もけっこうおもしろそうなので、そちらもチェックを入れてみたいと思います。
No.3377 (読書)


 2011年09月17日の読書
2011年09月17日(Sat) 
本日の初読図書:
4091692028市長 遠山京香 (2)
赤石 路代
小学館 2002-10-26

by G-Tools
このところ、 Amazon では画像があるのに、アフィリエイトで表示されない品がちょこちょこあるのはなんでだろう……?
ともあれ、2冊目です。今回は若者に広がるドラッグ被害に、外国籍の人々の教育などの問題。市長を狙った爆破テロ、ボランティア自警団と暴力団の確執とか市役所内での横領事件とか。
相変わらず、水戸黄門的御都合主義なるも、それがこのシリーズのいいところ。母も喜んで読んでます(笑)
ボランティア自警団には、前巻の児童虐待問題で出てきたキャラクター達が再登場しているあたり、人と人は繋がっているんだなあと嬉しくなったり。
あと一話目からちょっとクールで反市長派? と思われていた運転手の小平さんが、だいぶ打ち解けてきたのが微笑ましかったですvv
ところで小学五年の娘を持つ京香さんは、いったいお幾つなんでしょうね?
二十代半ばで結婚して二三年で子供ができたとしても、最低で三十後半ぐらい? ううむ、大人の魅力だ……
No.3376 (読書)


 2011年09月15日の読書
2011年09月15日(Thr) 
本日の初読図書:
4104507148やなりいなり
畠中 恵
新潮社 2011-07-29

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しゃばけシリーズ第10弾。
今回はすべてのお話の前に、ちょっとしたお料理のレシピが載っていました。
んー……こういう趣向もおもしろいとは思うのですが、材料の分量に「一合(かっぷ一杯)」とか「二寸(ろくせんち)」とか書いてあると、ちょっと萎えるかも……あとで注記にしとくとか、素直に(カップ一杯)、(約 6cm )とか書いてあった方がまだ違和感が少なかったような。五分が「鳴家五人が、順番に六十数える間」なんてのは可愛かったんですが。あ、レシピ自体はどれもおいしそうでしたvv 味噌漬け豆腐食べてみたい……

お話の内容的にもどうでしょうかね。前作よりはおもしろかったし、いくぶんミステリ色が戻ってきたなあとは思いましたけど。でも的はずれだと判っている妄想推理にあんなにページ数を割かれるのも、読んでいて身が入りにくいところでしたかねえ。
まあ表題作は、素直におもしろかったです。
最初の話と最後の話が、悲しい雰囲気があって切なかったかな。どちらもいささか尻切れトンボっぽかったのが難点ですが。
……正直シリーズを長く続けすぎて、だんだん周囲のキャラクターの強さ? 設定? がインフレ化してきてるなあと思うのです。母親のおたえとその守狐とか、一巻の時点で存在したのなら、あの騒ぎの間なにやってたんだとか考えちゃって。
最初の頃は、鳴家もしゃべりませんでしたよね、確か。人気作だからと続けるうちに、いろいろ無理が出てきてるんじゃないですかねえ……
No.3369 (読書)


 2011年09月14日の読書
2011年09月14日(Wed) 
本日の初読図書:
409169201X市長 遠山京香 (1)
赤石 路代
小学館 2001-07

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華浜市の市長は遠山京香。夫の父親が前市長だった跡を継いで、日本で四人目の女性市長となった。
もともと推理作家の彼女は、市長に寄せられる手紙やメールの中から、しばしば隠れた事件を見つけだす。大切なのは華浜市の市民達。市政の隙間に潜む不正や悪に、彼女はまっこうから立ち向かう。
強く優しく美しい女性市長と、彼女を取りまく様々な社会問題をとりあげた物語 ――

華浜市のモデルは横浜市なのかな?
本を売りに行った古本屋で、せっかくだからもらったポイントを使い切って帰ろうとして、思わず手に取ってしまいました。雑誌掲載時にぽつぽつ読んでいて、その完全無欠の勧善懲悪ぶりが好きだったんですよね。
一巻目から道行く人をモデルガンで撃つ警察官僚の息子とか、病院の施設不足問題とか、介護士の人手不足を発端にした犯罪、新型焼却炉の建設に児童虐待問題と盛りだくさん。
毎度の決め台詞「市長の遠山京香です」が格好いいんですよ〜〜vv
個人的に「御都合主義でもなんでも最後はハッピーエンド」が大好きだし、このシリーズは毎度キリ良く読み切りになっているので、ストレス解消に良い感じなのです。続きも何冊か買ってあるので、少しずつ楽しみに読もうと思います。……そのうち全巻そろえちゃうかも<また置場がなくなるぞ(汗)
No.3366 (読書)


 2011年09月12日の読書
2011年09月12日(Mon) 
本日の初読図書:
4044121028わたしの勇者さま〈後〉 (角川文庫―スニーカー文庫)
塚本 裕美子 とまと あき 伊東 岳彦
角川書店 1990-12

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悪の魔道士ディーアックは、シンを殺すため次々と魔物を地球に送り込んできた。巻き添えを出さないためにも、そして一刻も早くディーアックを倒しソニア姫を救うためにも、シンはルーへ戻る方法を探そうとする。そんな時、彼はタレント占い師から「古き竜の護る、振り子の下」というお告げを受ける。
謎を解いて該当の場所に向かったシンと松宮一家。
眩い光に包まれ消えようとするシンと目があった瞬間 ―― 陽子は思わず彼の腕の中へと飛びこんでいた。そして次に目を覚ました時には、飼い犬モルトと共に異世界ルーへと転移していた。
そこでは勇者として崇められているシンと共に、彼女は旅に出ることとなるのだが……

続編、番外編があと三冊あるようですが、とりあえずはこの巻で一段落。
……なんですが、なんというかちょっと消化不良の部分がちらりほらり。主にヨーコに秘められていた能力の関係なのですが、これは続編で語られているのかなあ。なにかそれなりの理由とかあるとすっきりするんですけれど。
っていうか、いろんなところがザクザク削られすぎていて、良いのかそれで? 問題は起きなかったのか?? という疑問があったりなかったり(ソニア姫の顛末とかさー、王様あたり納得したんだろうか)。
やはり二十年も前の作品ですし、当時は「異世界召喚モノ」というジャンルも始まったばかり? そこで「逆召喚」という新たな試みをしたあたりで、斬新ではあったのか。
最近のチートだったりスレ主人公の召喚モノを読みつけていると、つい大真面目に悪役やっているディーアックの台詞に、いちいちツッコミを入れたくなってなりません(苦笑)
続きはなあ、興味はあるけれど、買うほどではないと言うか……ううむ。どこかでネタバレ込みのあら筋紹介してないかなあ。
No.3364 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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