2011年11月03日の読書
2011年11月03日(Thr)
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本日の初読図書: 本日も引き続き河惣さん。 長らく続いた「ジェニー」シリーズもこれにて最終巻です。 んーーー(汗) 昨日の「ツーリング」シリーズでも思いましたが、ちょっとなんだかなあという感じです(しょぼん) 生まれてくる命、消えていく命が入り乱れて、いろいろ世代交代していくのは良いのですけれど……なんか、ややこしくなった人間関係を一気に始末しちゃえー感がして(−ー;) まあこの所、女公爵だったジェニーが、再び戦場で「炎の月」として燃えてくれたのは嬉しかったんですが……アーサー王子の顛末も、ある意味、最初期のあの青年兵(名前忘れた)に近いものがあると思えば、初心に返ったといえるのかもしれないけれど! でもなんかこう、いろいろと投げっぱなしっぽいところがあって、え、これで終わり? という印象が。 やっぱり長く続けすぎるというのは、いろいろあるんでしょうかね……
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No.3472
(読書)
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2011年11月02日の読書
2011年11月02日(Wed)
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本日の初読図書: 表紙がいささかヤバイのですが、ブックカバーのおかげで出先でも安心して読めました(笑) で、内容はというと……んー(悩) 今回のこの Euro シリーズは、なんというかちょっと話が判りにくい気がします。それに殺し屋が全然人を殺さないかと思えば、一般人のはずのスイス銀行頭取が裏町から身代わり調達して自殺擬装とかしてるし……エドの選択といい、ファラが殺すべき敵を情で助けてみたりと、なあんかキャラクターにブレが感じられる気が……最近はシャルルもめっきりかつての天才ぶりを発揮してないし(しょぼん)<弁護士資格持ちでスキップしまくり、十ヶ国語ペラペラの、エドの秘蔵っ子設定はどこへ消えた!? むう。フランの妊娠伏線が解決ついていないし、アリサ達との関係もあるから、まだ続くんでしょうけど……ああ、そういえばフランの死因については、妊娠関係ないみたいですね。シャルル引き取る前のエピソードだし。 今回はクレマンド達が、「フランの夫」というだけではなしに、ちゃんとエド本人を好きなんだなあと判って、そこはほのぼのしました。「一生フラン(亡妻)を愛し抜け!」ではなく「君が幸せでいることが、フランの一番の望みだろう」と彼ら(元恋敵達)が言えるようになるまでに、いったいどんな経緯があったのやら。そのあたり知ってみたいです。 ……それにしても、何度も言ってますがこのシリーズ、子供世代は成長するのに、大人世代はほんと老けませんよねえ。シャルルでさえ、どう低く見積もっても三十半ば。ディーンにいたっては下手すりゃ四十後半。エドはもう六十に近いと思うんですが……それで十代の女の子にプロポーズ受けるとか、年の差にもほどがあろうよ(汗)
そしてエドの選択は、ディーン(の腕)を本当に信頼していなければ、とてもできなかったとは思うのですけれど、でもやっぱり意外でした。……っていうか、あの場にディーンが現れなかったら、本当はどうする気だったんでしょう?? 結果的にデータは本来の持ち主に戻ったとはいえ、それはエドのあずかり知らぬ所な訳で。あれほど「個人の意志で消すことはできない」と言っていたのに……もうちょっとエドの格好いいところが見てみたかったので、少し期待が外れてしまった展開だったのでした。 あ、ファラは髭剃ってイケメンになったピエール・エムロードとくっつくんでしょうか。それはそれで幸せなら良いんですけど。ベッドで荷物詰めてるピエール氏は、なんか可愛いかったですvv
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No.3468
(読書)
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2011年11月01日の読書
2011年11月01日(Tue)
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本日の初読図書: 疑似親子時代ファンタジー続編2巻目。 青藻が……っっ(涙) 最終的に救いがあったとはいえ、それでも泣かされてしまいました。一度目読んでまず泣き、すぐさま再読に入ってまたうるうると( T _ T ) 青藻の健気さがいとおしくて、そしてすべてが終わったあとの、フラグが立つかのようなひなたぼっこの様子に「ああ、彼はもう……」と悟らされてしまうあたりで、こみあげてくる熱いものが。 彼らの来世が幸せなものであることを、本当に本当に祈りたいです。
それにしても、またある程度の巻数を重ねるのかと思っていたら、今回のエピソードはさくっと終わってしまいましたね。ちょっと拍子抜けしつつも、最近は長編読むのがいささか辛いので、助かったところもあったり。それにシリーズ自体は続いてくれるようで、帯によれば今月からまた雑誌で連載が始まるそうですし。今度はどんなお話になるのかなあ? このシリーズ、読みようによっては現八郎の成長モノとも取れるんじゃないですかね。今回も彼はひとつ悟りを開いて大人になりました。いやあ、前シリーズで登場したときには、よもやこんな可愛くて健気なキャラクターになるとは思いもしませなんだ。改心して新九郎を呼び戻したときも、「ある意味これって、新九郎とすずに丸投げだよなあ」とか思っていたので、ちゃんと償いの機会が与えられて、さすがはひかわ先生と思ったものです。 さすがといえば、今回のお話。旅芸人一座の荷物を、ちゃんと回収してくれたのも嬉しかったです。一巻ラストですずたちが出発しようとしているのを見て、「あれ荷物は? 旅芸人さん達に迷惑かけっぱなし??」と気になっていたのです。 こういう細かいところにフォローが入っているところも、ひかわ作品の魅力なんだと思いますvv
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No.3462
(読書)
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かつてフリーテキストを配布していて、突然消滅した「物語倶楽部」さん。 いっときユーザーによる救済ファイルを再配布しているサイトもあったのですが、そこもいつの間にかパスワード制になってしまったようでアクセスできず、残念に思っていたのですけれど。 ネットをうろうろしていたら、また再配布しているところを見つけました。
■物語倶楽部 http://books.salterrae.net/osawa/
トップページは「PD図書室」という所らしいのですが、なぜかそのサイト内からは、どうやって行けばいいのか判りませんでした<検索で直接たどり着いた とりあえず今後のためにURLをメモしておきます。
あとフリーテキストと言えば、以前にも紹介した……というか、ぶっちゃけうちで「白髪鬼」をUPし始めるきっかけになったと言って良い、「トシのベランダ晴耕雨読」改め「トシのウォーキング&晴耕雨読」様。 こちらでは黒岩涙香の長編翻案作品を口語訳して発表していらっしゃいます。一日一話というそのスピードは、そら恐ろしいほど。 私が知ったときには既に「鉄仮面」、「白髪鬼」、「野の花」を掲載しておられました。そして今回久しぶりに行ってみたら、「厳窟王」の全話がUP済に。 ……しかも「白髪鬼」の解説から、「原文で読んでみたい方は」と当サイトへのリンクがあったりとか(滝汗) おそれ多いやら、勿体ないやら。これはもう、絶対に中途挫折はできませんね。 あちらに比べれば亀の歩みの更新ですが、どうにか滞らせないように最後まで入力を目指します(ぐっ)
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No.3458
(読書)
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2011年10月30日の読書
2011年10月30日(Sun)
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本日の初読図書: 「魔と生きる製作者(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n6336u/
その世界には、ときおり他世界からやってくる『堕天者』という存在があった。彼らはみな強大な魔力と高い戦闘力を持ち、勇者や賢者、あるいは魔王として名を馳せる。 ある日のこと、突然そんな世界に身ひとつで放り出されてしまった三十過ぎのサラリーマン、ダイスケ。彼の魔力は確かに高かったが、戦の能力も強大な魔法を駆使することもできなかった。できるのは基本中の基本である障壁の魔法と、あとは物質の解析と精製・製造といったところ。たまたま拾ってくれたのが鍛冶職人の家族だったこともあり、彼は鍛冶を学ぶべく三十過ぎにして高等学校に通うこととなる。 やがてそこで知り合った十代半ばの学友達と共にパーティーを組み、後方支援としてダンジョンに潜ったりなどしつつ、武器を開発したり個々の種族が独占していた既存技術を組み合わせて、新たな可能性を見いだしたりしてゆく。 そうして彼の存在は、多くの種族達の心を繋ぐ、架け橋となっていくのだった ――
完結済異世界トリップチート。 かなり文章がライトというか、国政に関わることとかもあっさり決まってたり、王様達とか気さくすぎという部分はありますが、その分サクサクと読めます。 魔物討伐とかしている割に、話に陰惨さがないので、気軽に読むには良いんじゃないかと。 ……しかしダイスケの製造能力は、チートにしても反則過ぎる気がします。 っていうかダイスケひとりいれば、戦争のかなりの部分で問題となる、糧食の確保が問題なくなるのでは……(汗)
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No.3456
(読書)
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2011年10月27日の読書
2011年10月27日(Thr)
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本日の初読図書: ホームズさんの姪っ子パスティーシュ、ついに最終巻。 今回は一冊丸ごと、語られなかった事件から「スマトラの大鼠」です。 インドに赴任していたクリスティの家族が、ロンドンへ戻ってくることになった。ところがそのインドの暗殺集団サグが起こしたとおぼしき、殺人事件がロンドンで発生。さらにはクリスティの周囲にも不穏な影が。これはインドにいる家族と何らかの関係が……? という今回のお話。「スマトラの大鼠」は、クリスティを守るために送り込まれた、インドの元海賊達の通り名になってました。 ……しょっぱなに誰が何の意図で大鼠についての電信を送って寄こしたのかとか、ノーラの鞭の柄は、中身が鉛だったんじゃないのかとか、ちょこちょこ気になるところがあったりなかったり。まあ、それなりにおもしろかったですけどね。 そしてノーラについては、最終話に向けて、多少なりと読者をハラハラさせたかっただけなんでしょう(苦笑)
それにしても、最終巻かと思ったら、もう続編が決定してるとは。 しかも「美しきレディに成長したクリスティの新たな冒険(帯より)」って……クリスティの横紙破りは、子供だからこそ許されたキャラクターのような気が。大人になったら、ただの生意気になりそうなのがちょっと怖いです。まあレディといっても、せいぜい十六〜八才ってところでしょうけれどね。 ネルソンに乗れなくなるのがちょっと寂しいなあ。 きっと恋愛も絡んでくるだろうし……いつぞやのダンス中に数学の話をしてた少年とか、再登場するんでしょうか。 「荒野の天使ども」→「時間を止めて待っていて」のミリアムのように、魅力的なまま成長してくれると嬉しいです。
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No.3449
(読書)
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2011年10月26日の読書
2011年10月26日(Wed)
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本日の初読図書: 300万の借金を二年で返済するために奮闘する小劇団のお話、二巻目。 前回は鉄血宰相 司さんが主役と言って良かったですが、今回は個々の人間関係(主に恋愛模様)に焦点が当たった感じでした。 個人的にコミックリリーフ茅原と、うっかりスズべえのカップルが好きだなあ。っていうか茅原さんのキャラが好き(笑) 劇団の公式掲示板に荒らしが沸いたエピソードなどは、自サイトでのあれこれを思い出して、なんだか遠い目になってみたり。いろいろあったっけなあ…… 「だってオリジナル(というジャンル)ってつまんないんだもん」とチャットに書き残された時は、他のオリジナル書きさん達と共にブチ切れそうになったっけ(乾笑) 前回と違って、明らかに次巻へ続くというか、後書きで「三巻目で終わりそう」と書かれているので、いろいろ拾い切れてない部分はありますけれど、そのあたりは待て!次回と言うところなのでしょうか。 高飛車な劇場支配人に対して、怒りを露わにした司さんの「大人を本気にさせたら何ができるか見せてやる!」という台詞に痺れました。どう見せてくれるかはこちらも次回のお楽しみのようです。ふふふふふ、期待しますよ、有川先生。
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No.3448
(読書)
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2011年10月25日の読書
2011年10月25日(Tue)
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本日の初読図書: 医学校を卒業したは良いが、それで蓄えを使い果たしてしまったジャーヴィス青年は、助手や代診といった半端仕事で日々の糊口をしのいでいた。 しかしある日のこと、学生時代の友人だったジョン・イヴリン・ソーンダイクに再会する。彼はジャーヴィスが医学校を出たあともそのまま残り、検死官を目指して弁護士資格を取得。さらにちょうどポストが空いた医学校の教授に就任しつつ、現在は弁護士事務室で専門知識が関わってくる事件の分析を行っては、弁護人や科学的証人をつとめているらしい。 ソーンダイクの自宅を訪れ旧交を温めていた二人の元へ、無実の罪を着せられたという青年が弁護士と共に訪れた。雇い主の金庫室からダイヤモンドが消え、その場に残されていたメモには、彼の血染めの指紋がついていたのだという。 自分は確かに無実であると主張する青年だったが、有罪は確定かに思われた。 しかしソーンダイクは、彼の無実を証明できると言い、その調査協力を正式な仕事としてジャーヴィスに依頼してきた。
科学調査を旨とする、ソーンダイク博士の一作目。長編です。昨夜遅くに読了。四日ほどかかりました。 んー、長さ的にはそんなになかったんですけどね。 300 ページほど。なんというか……これ、短編でもよくね? みたいな。 以前、同シリーズの短編集を読んだ身としては、トリックも犯人もごく初期にほぼ丸判り(どんでん返しはありませんでした)。見どころは、ソーンダイク博士が法廷でいかに鮮やかに周囲を論破するかなんでしょうが……そこまでが長すぎ。博士が途中、犯人Xに命を狙われるのも「なんだかなあ」という感じがしました。 ワトソン役ジャーヴィスの恋模様に至っては……(苦笑) とりあえず、ソーンダイクとジャーヴィスの関係及び、なんで博士があんなに警察からいろいろ相談持ち込まれるのか、その理由が判ったことぐらいが収穫だったでしょうか。 図書館にはもう一冊、短編集があるんですけど……どうしようかなあ……
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No.3447
(読書)
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2011年10月24日の読書
2011年10月24日(Mon)
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本日の初読図書: 爆破テロに擬装した宝石強奪計画、不良医師に悩まされる救命医療現場、病気の親を想う子供達の冒険、在日B兵による殺人誘拐事件に市長の座をかけて挑む京香(前後編)。
由比さん問題・県知事との対立と二つの山場を越えて、ようやく平常読切運転に戻ったかと思ったら、掲載誌の休刊により最終巻です。まあ、これぐらいの巻数の方が、あんまりズルズル続くよりは良かったかもしれませんね。大人買いもこれ以上だとちょっと辛かったし(苦笑) 割と早めに休刊が判っていたのか、この巻は微妙にラストに向かっている感じがするというか、オールスターキャストっぽいです。 観光課に人事異動しちゃった元秘書咲岡くんがちょこちょこ出てくるのは、やはり私のようなファンからプッシュがあったのか(笑) 最近、出番の少なかった小平さん(運転手)も活躍。清掃局や消防局もまた手を貸してくれて、格好良いったら。 最後は見開きでさようなら。 華浜市長は今日もどこかでがんばってます的な終わり方が、夢を見られる感じで嬉しいです。
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No.3445
(読書)
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2011年10月23日の読書
2011年10月23日(Sun)
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本日の初読図書: 市営住宅での猫の虐待と布団切り裂き事件、赤字の公共宿泊施設の建て直しと妨害、有害物質が混入するかもしれないダム建設に関わる制止と強行、市長暗殺を目論む県庁側の陰謀前後編。
やー、嫌な奴だった県知事が、さくっと退場してくれて一安心ですvv なんか本当に『嫌な』タイプの悪役だったので、読んでいて憎たらしくて憎たらしくて。描いている方としては『してやったり』と言うところだったんでしょうか。 前回酷評した秘書一ノ瀬(♀)は、ただのうっかり属性で、京香さん大好きだったことが判明したので、まあ許してやろうかと(上から目線) 意外と妙なところでお役立ちだったり、太田ママとは別の意味で有用な人脈抱えてたりしますしね。 ……でもうっかり属性ならうっかり属性なりに、もうちょっと態度ってものがあるだろうと思ってしまうのは、私が年をとった証拠なのか。とりあえず『すみません』は言えるようになろうよ…… あと、咲岡さんが一ノ瀬さんとダブル秘書ではなく入れ替わりだったことに、ちょっとショック。やっぱり由比さんとキャラが被るからかしら。地味だけど一途で有能な、それなりイケメンだったのに(しょぼん)
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No.3443
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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