よしなしことを、日々徒然に……



 2012年10月02日の読書
2012年10月02日(Tue) 
本日の初読図書:
「獣な彼女(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n0474q/

両親を事故で失い、家財一式は奪われ、卒業間近だった魔法学校を追い出された少女アルトは、すっかり路頭に迷っていた。
魔法学校では落ちこぼれで、できることと言えば変化の術ぐらいしかない。
そこで彼女は黒猫に変化し、下町でボス猫として生きていくことにした。あまり人間に愛想良くすると、今度は賢い猫として売り飛ばされそうになるから要注意だ。
人間なんて信じない。自分は猫として一人で生きていくんだ、と心に決めていた彼女だったが、ある日のこと、突然現れた強面の魔法剣士にさらわれてしまった。屋敷に連れ込んだ猫姿の彼女を、あの手この手で口説こうとする剣士アクセルと、猫好き執事の魔手におののくアルトだったが、やがてアクセルの職場で起こった王子の行方不明事件に関わることとなり ――

一種のサクセスストーリーでしょうか。割と短く、さらりと終わっています。
人として社会からはじき出された彼女は、動物好きにモテまくりつつ、最終的には確固たる立場をゲット! みたいな?
狼姿でバトルとか、多少血生臭い描写があるので、要注意です。
No.4196 (読書)


 2012年09月29日の読書
2012年09月29日(Sat) 
本日の初読図書:
4072830968竜殺しの過ごす日々 1 (ヒーロー文庫)
赤雪 トナ 碧 風羽
主婦の友社 2012-09-28

by G-Tools
何の前触れも何の必然性もなく、ただただ偶然に異世界へととばされてしまった、普通の高校生 渡瀬幸助。しかし彼は天文学的な偶然の積み重ねにより、一国を恐怖で支配していた強大な黒竜を倒すこととなった。それによって『竜殺し』の称号を得た幸助は、称号のもたらす恩恵と竜の力を吸収したことによって、人間としてはありえないほどの能力を手に入れてしまう。体力腕力の増大はもちろんのこと、記憶力や知能までもアップしており、学べば学ぶだけ驚異的な勢いで成長してゆけるのだ。さらには魔法までも使えるようになっている。
竜の生け贄にされる寸前(結果的に)助けられた貴族の娘ホルンは、竜の死が周知されるまで実家に戻ることもできず、幸助とともに人里離れた森に住む知人の魔女、エリスの元へと身を寄せることにした。
幸助はそこで自分の身に起きたことを説明され、元の世界に戻るのが難しいことも教えられる。また『竜殺し』という強大すぎる称号と能力を不用意に知られることは、力を求める貴族や国などから良いように利用される恐れがあるので、当分は控えた方が良いと諭された。
ともあれこうなっては、なんとかこの世界で堅実に生きていくしかない。そのための常識や技術は、ホルンの命を救った礼にとエリス達が教えてくれることになった。エリスの弟で優秀な冒険者であるボルドスも力を貸して、幸助はメキメキと力をつけてゆく。
やがてエリスは最終訓練として、幸助に荷物とまとまった金額を渡して告げた。これから近在の街ベラッセンへゆき、一ヶ月でいま渡した金と同じ額を稼いでみせろ。それができればこの先どこででも生きていけるはずだ、と。
そうして幸助はベラッセンに行くこととなった。そこで冒険者ギルドに加入した彼は、主に雑事系と呼ばれる、取るに足らないような下らない依頼を積極的に受けてゆく。そう、彼はここに至ってもまだ、自分が得た強い力にほとんど自覚がなかったのだ。
あくまで一般的日本人としての感覚を持っている幸助は、たとえ魔物でも殺すのに罪悪感が湧くし、危険な冒険よりも平和な雑用の方がありがたいと思っている。
しかしそんな彼にも、様々な試練が襲いかかってきて ――

ええ、買っちゃいましたよ! 買ったさ、それも新刊で(半ヤケ)
オンライン小説投稿サイト「小説家になろう」で人気が出て、書籍化された作品です。
連載のかなり初期から追いかけていたお気に入りの話なので、お布施の意味も込めて購入しました。いやイラストと加筆修正の文字にも大いに心惹かれたんですけどね。
改めて最初の方を読むと、異世界に転移したての幸助のまだ初々しい駆け出しぶりが、なんだかとっても懐かしくかつ微笑ましかったですvv
内容的にはほぼWEB版と同じでしたが、キャラの外見描写とか心情とか行動の背景などけっこう細かいところに加筆があって、WEB版をお読みの方でも楽しめる1冊ではないかと思いました。
特にWEB版ではちょっと唐突感があった『歪み』についても最初の方からさりげなく触れられているし、ホルンの幸助に対する感情にも一応フォローが入ってます。
あと今後に繋がりそうな、新たな伏線っぽいエピソードもいくつか追加されていたので、2巻目以降もなかなか楽しみですね。

ただ、いくつか気になった点はありました。
主にあげてみると、だいたい三点でしょうか。

1.幸助があまりにも元の世界への未練を見せなさすぎる。
2.挿し絵と本文の食い違い。
3.貨幣価値が途中で変動している。

1は……オンライン小説のトリップものではけっこうありがちなのですが、主役の転移前の生活について、ほとんど触れられていないし、本人もまったく思い出にふけろうとかしていません。米と味噌が食べたいなどといったことは口にするものの、たとえば両親に心配かけてるだろうな、友人達はどうしているだろうとか、全然考えもしてないんですよ。そもそも両親が健在なのかどうか、それすらも不明です。
WEB版に比べると転移時の状況に多少の書き足しはありましたが、それでもいざお金を払った商業出版物として読んでみると、まだまだ描写が浅いように思えます。その点について今後加筆されるかどうかが、注目のしどころではないでしょうか。

そして2については、多少のイメージの違いは別にうるさく言うつもりもありません。読む人それぞれに、思い描いていたいろんなイメージがあるのでしょうし、絵柄もけっこう素敵な人が描いてらっしゃいますし。
ただカラー口絵の、黒竜を倒した幸助が気絶して倒れているシーン。これだけはいただけません。『肩の粉砕、右腕の複雑骨折と裂傷、胸部骨折、全身の骨にひび、全身打撲で致命傷』という大怪我を負っているはずの幸助が、このイラストではただ昼寝してるようにしか見えません。せめて血と汚れぐらいは描くべきだったでしょう。本文でも乾いた血の跡にパニック起こすシーンがありますし。イラストで流血がNGだったのなら、無理にこのシーンを口絵にする必要はなかったと思います。この場面をライトな絵にしてしまうことで、話全体の重みがいささか軽くなってしまったように感じられました。

最後の3については、単純な計算&校正ミスでしょうけれど。
この話はもともと貨幣価値が入り組んでいるので、最初に換算表をつけてほしいぐらいなのです。そのうえで自分でメモ書きながら読んでいたら、『四人家族の一月の生活費が銀貨20枚』だったはずなのに『銀貨30枚で一般家庭が三ヶ月暮らしていける』になっていたり、『銅貨1枚20ルト』のはずが『200ルトの依頼をこなして銅貨五枚もらう』となっていたりと、微妙に食い違いが。
細かいところではあるのですが、そう言うところのつじつまがあっていてこそ、話に深みが出てくると思うので、非常に残念でした。
ぶっちゃけた話、カラーイラストあんなにつけなくてもいいから、むしろ貨幣の換算表と、あと主要都市入り世界地図を書いてほしかったです。今後の話運びのためにも。
ああ、それにウィアーレにオッドアイ属性つけるぐらいなら、彼女こそカラーで出すべきだったんじゃないでしょうか。宿屋の娘シディよりさ(苦笑)
まあウィアーレは2巻目以降、いくらでもカラーにするチャンスはあるんでしょうけどね。

と、そんな感じで文句はつけてみましたが、それなりに悪くはなかったと思います。
んーー、WEB版の思い入れをなしに手に取ったなら、平均の★三つくらいをつけてたかな。とりあえず続刊に期待と言ったところです。

追記:
自分が判りやすいように、適当に作ってみました。
あくまで概算&適当です。

・貨幣換算表
閃貨1枚金貨10枚12万ルト600万円
金貨1枚銀貨30枚1万2千ルト60万円
銀貨1枚銅貨20枚400ルト2万円
銅貨1枚石貨20枚20ルト1000円
石貨1枚 1ルト50円
 銀貨20枚が四人家族の平均月収ということで、40万円で換算してます。
 閃貨1枚でおよそ1年3ヶ月の収入とのこと。


・地図

 

……都市の位置とか、フィーリングで適当に描いてます(汗)
そして拾い落としもきっとあります。
あくまで参考程度ってことで。
No.4189 (読書)


 2012年09月28日の読書
2012年09月28日(Fri) 
本日の初読図書:
4408536091さくら聖・咲く
畠中 恵
実業之日本社 2012-08-18

by G-Tools
母親は既に亡く、風来坊の父親には腹違いの弟を押しつけられたあげく行方をくらまされた、働く大学生 佐倉聖。
一人だった頃はけっこうなヤンチャもしたけれど、中学生の弟を養わなければならない今となっては、そうも行かないわけで。保護司の元で知り合った元大物政治家 大同剛の事務所『アキラ』にて、事務員のバイトをしながら堅実な就職を夢見て日々労働にいそしんでいた。
そんな大同の事務所には、彼の門下である現役政治家達が出入りしては、いろいろな相談事を持ち込んでくる。そして何故かそれらの解決を、聖が任されるのだった。
……これって事務員の仕事じゃないよな!? と叫びつつも、雇用主の命令とあらばしかたがない。聖は持ち前の機転の良さや腕っ節の強さを発揮して、クセの強い政治家やその秘書達に振りまわされつつも、様々な陳情・難題・厄介事をさばいてゆく。
そんな彼もそろそろ卒業間近。就職希望はなんといっても、月々の給料やボーナスがしっかりと出て福利厚生が整い、サービス残業や時間外労働の少ない民間企業である。間違っても大同のコネに頼ったり、政治に関わる職種になど就きたくはない。
そう決意して面接を受けたりインターンシップなどに取り組む聖だったが、何故か行く先々でトラブルが起こる。おまけに大同へのパイプを欲した様々な企業から、下心つきの内定通知が次々と舞い込んできて……

「アコギなのかリッパなのか」の続編「佐倉聖の事件簿2」。シリーズタイトルがついたからには、これからも続くのでしょうか。
今回は聖くんの就職活動がメインに据えられています。
……もともと政治関係のことは苦手なところへ持ってきて、いろいろ身につまされる部分が多くて(−ー;) 話自体はおもしろかったんですけどね。

会社内で、知らないうちに事実無根の噂がまわってるとか、私もいろいろあったよな……本人わたしの耳に入っただけでもあれだけあったんだから、影ではもっと囁かれてたんだろうとか思うと、本気で他人と関わるのが怖くなってくる……

ともあれ、常識人のふりして隠れ有能キャラが好きなので、聖くん自体はけっこう好みです。しかし最後はやっぱり、自分の意志でばしっと決めてほしかった気も。
……いろんな人間に頼りにされて、必要とされてる聖くんってすごいなあ(羨)
No.4186 (読書)


 2012年09月25日の読書
2012年09月25日(Tue) 
本日の初読図書:
486423180XMOON・TRICK(4) (冬水社・いち*ラキコミックス)
森本 秀
冬水社 2012-09-20

by G-Tools
今回はキャラの増加がちょっと落ち着いて、個々の悩みとか巻き込まれた事件が語られていて嬉しかったです。ほとんど一話に一人ペースで増えていってたので、この調子だとどうなることかと思っていたので(苦笑)
ちなみに今のところ好きキャラは、鉄面皮でフワモフ好きなクールビューティ黄植さんと、マッチョでなんでもこなす男前の橘さんです。
ああしかし今回も黒豹の人は謎のままだった……そして大雅くんの過去は、次の巻でやってくれるようなので、非常に楽しみです♪

あとは今まで最強キャラだった楪さんの、弱いところが出てきたのも嬉しかったですね。やはり人間、どこかはウィークポイントある方が魅力的だと思います。それだけ他人の痛みが分かる人になるだろうというか。
そして破壊衝動に苦しんでる楪さんを、無責任に言葉でなだめたりしようとせず、いっしょになって発散させた斗哉の男前ぶりに改めて惚れ直し。

そしてモブのGDキャラは、ますます自重がなくなってきたような(苦笑)
衣咲が載ってるポスター、もしかしたら……と思って良く見ると、「悠基」とか書いてあるしvv カフェではうささんがいると思ったら、Tシャツの背中に思い切りJ・D・Gってロゴのあるモブがいるvv パーティー会場のあの人やこの人といい、もはや気分はウォー●ーを捜せですな(笑)
No.4174 (読書)


 2012年09月23日の読書
2012年09月23日(Sun) 
本日の初読図書:
4812479789裏腹とジレンマ (バンブーコミックス 麗人セレクション)
直野儚羅
竹書房 2012-08-27

by G-Tools
今回はすべて現代が舞台のお話でした。
んー……直野さんの作品はFTとか時代物のがおもしろいなあ。
あと最後に載っていた聴覚障害者のお話が、ちょっとしっくりきませんでした。この方、けっこう障害者ネタを使われる作者さんで、そこがまた私のツボをつくところでもあるんですが。今回は身近なネタだけに……むう。
聴覚障害者が白杖持ってもとか(そもそも外見からそれと判断されにくいのが、耳の悪い人間の悩みなんス)、大人になってから事故で後天的に聴覚を失ったのに、まったくしゃべらずに筆談してるのはどうなんだろうとか(しかも唇は読める)。……いや、発音の加減が判らないから、しゃべりにくいだろうというのは想像できるんですけどね。
自分もネタとしてよく扱うだけに、一度引っかかり出すとなんともかんとも。

まあ最凶小男公彦さんとか、鬼のようにバイオレンスなまりやおじさんとか、ナイスキャラは今回もいっぱいでしたけどねvv
No.4166 (読書)


 2012年09月22日の読書
2012年09月22日(Sat) 
本日の初読図書:
「乱世を往く!(小説家になろう)」〜外伝 遠方より友来る
 http://ncode.syosetu.com/n6654p/

イスト・ヴァーレと独立都市ヴェンツブルク、そしてイストの友人であるアルジャーク帝国の妾腹の皇子クロノワの策謀によって聖銀ミスリルの独占製造権を失った教会組織は、年間予算の数割を失い大幅にその影響力を落とした。
そしてアルジャーク帝国は皇帝ベルトロワの政策により、次々と周辺諸国を併呑するべく手を伸ばしてゆく。
一方、大陸北西部にあるアルテンシア半島では、民を搾取する腐りきった同盟諸国を叩き潰すべく、魔剣の使い手シーヴァ・オズワルド将軍が反旗を翻した。
内紛に混乱するアルテンシア半島につけ込もうと、教会は十字軍を組織し、聖戦という名の組織的略奪を試みるべく遠征を開始する。
アルジャーク帝国・教会・アルテンシア半島、そしてそれらを取りまく国々を巻き込んで、大陸は乱世の道をひた走る。
そして作り出される歴史の裏には、けして表に出ることのない魔導職人アバサ・ロットの姿がある。
帝国の皇位継承権争い、シーヴァによるアルテンシア半島の統一と十字軍への抵抗、そして教会が抱く隠された大いなる秘密。
大陸の歴史は大きく動き、そしてその影でひとりの魔導職人が哄笑する ――

読み始めたときに書いた最初の方の紹介は、こちらの記事でどうぞ。
完結済長編異世界FT。本編全10話+後日談的外伝2本。ついに読み終わりました……(放心)
流し読むのはもったいないと、まとまった時間が確保できる時に読んでいたら、一ヶ月もかかってしまいましたよ。
ちなみにテキストファイルでざっと2MBちょいあります。普通の文庫本が1冊だいたい 200 〜 400KB と考えてもらえれば、そのスケールがお判りいただけるんじゃないかと。
もうね、すごかったです。これだけの長さで、中だるみがいっさいなし。キャラも立ちまくりなら、ストーリーも世界観もがっつり骨太。
最初は魔道具によるチート展開系なのかなと思っていたら、人間関係や国同士の思惑が入り乱れーの、大軍を動員した合戦ありーの、重い惨劇や心理的葛藤があるかと思えば、思わず吹き出すようなギャグもあって、あっという間に引き込まれてしまいました。
数え切れないほど多くのキャラクターが出てくるのに、そのほとんどが再登場時に「えっと、これ誰だっけ?」とならない、見事な文章力。
巨大な大陸の一地方から始まった事件が、やがて大陸全土を巻き込んだ戦乱へと広がっていく。その中で歴史を動かす傑物もいれば、懸命に日々を生きる一般の人々もいる。それがしみじみと感じられました。
いやはや、お腹いっぱいです。ご馳走様でした。

個人的に大贔屓なのは、作者様いわく「紳士な戦闘狂」。まさしく剣豪、修羅と呼ぶにふさわしい、おっさんことジルド・レイド。
もうこの人は、川原正敏先生の絵でしか思い浮かびません。
登場するのが物語も中盤になってからだったので、単なるゲストキャラかな? と思っていたら、どうしてどうして。
同じく剣鬼、覇王にして歩く攻城兵器(文字通り)シーヴァ・オズワルドとの一騎打ちは、全編通じて屈指の見せ場でしょう!
この二人のおかげで、私はいま『獰猛な笑顔』というのが書きたくてしかたがありません。どうしてくれるんだコンチクショウvv

狂気(喜)を孕んだ笑顔と言えば、二人の仕合いを見ているイストの表情と、同じくパックスが堕ちたときのそれにも、背筋がゾクゾクしましたね。ああ、この壊れッぷり、なんて危険な魅力に満ちた男達なんだ!

そしてそして……雪華さん……話が終わりに近づくにつれて、ああこの戦場でもなかった、この戦場でもない。もう老将軍と呼べる人なんて……いやでもあの人は地の文で一応『壮年』って書かれてる。きっと大丈夫だきっと、と思っていたら、思っていたらぁぁぁあああ(号泣)

ところどころで本当に容赦のないお話でした。特に教会関係者の良識派とか、あとパックス周辺に住んでいた一般市民とかね……(−ー;)
でも主要キャラ達はおおむね幸せになってくれたので、読後感は良かったです。
あえて個人的要望を言えば、切実に大陸地図(主要都市&砦入り)が欲しかった……

それこそ書籍化されかねない良作なので、読みたい方はお早めに。ただし相当な時間を見込んでおくことが必要かとvv


2014年10月30日 追記:
まったく独自の勝手な解釈ながら、だいたいの地図を自作してみました(苦笑)
一応のところは、おおむね辻褄もあってると思います。



さらに年表とか貨幣価値もまとめてみたりとか(笑)
2014年10月30日の記事
No.4161 (読書)


 私にどうしろと……っっ
2012年09月22日(Sat) 
4072830968竜殺しの過ごす日々 1 (ヒーロー文庫)
赤雪 トナ 碧 風羽
主婦の友社 2012-09-26

by G-Tools
4072840785理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦 文倉 十
主婦の友社 2012-09-28

by G-Tools
4072853798薬屋のひとりごと (Ray Books)
日向夏
主婦の友社 2012-09-26

by G-Tools

置場が、置場がないのに……しかしどれも文庫サイズなら手が出せるかもしれないとか思いつつ、しかし1冊では終わってないのとかあるし(><)
書き足しとか改変とか設定変更とか挿し絵とか……うわぁぁあああん《o(T△T)o》

ちなみにこれ、

4800202760魔王討伐! 俺、英雄…だったはずなのに!? (このライトノベルがすごい! 文庫)
遊馬 足掻 しゅがすく
宝島社 2012-10-09

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は、かつて一時的に公開されていた、「英雄ラグナのやんごとなき事情」の書籍化されたものだそうです。
中身がまるっと変わっているそうなので、これは買うこと決定済。
ううう、お金が……置場が……
No.4160 (読書)


 2012年09月12日の読書
2012年09月12日(Wed) 
本日の初読図書:
4488413110もろこし銀侠伝 (創元推理文庫)
秋梨 惟高
東京創元社 2010-09-18

by G-Tools
かつて黄帝が残したという、世の乱れを防ぐ仕組み。その証である銀牌を受け継ぎ、義に生き悪を挫く、代々の好漢達がいた。
南宋時代の臨安で、土地の有力者が毒殺される。しかし彼は常に身のまわりを警戒しており、口に入れるものもすべて毒味させていた。唯一毒味をしなかったのは、持病の薬だけ。抱えの薬屋であった蒲半仙は、血気にはやる部下達によって犯人として引っ立てられていってしまった。相手は役人も逆らえない大商人。父は殺されてしまうに違いないと、九歳になる娘 蒲公英は怯え悲しんだ。しかしそこで親しくしていた酒飲みの老人 雲遊が、冤罪を晴らしてやろうと言い出して……「殺三狼」
元の時代、科挙を受けるため旅をしていた青年 顔賢は、ある夜、眠れないからと宿の庭を散歩していたところ、突然何者かに殴られ昏倒した。目を覚ましてみると、そこには胸に匕首を刺されて絶命した、見知らぬ女の死体がある。周囲には侵入者の足跡ひとつ残っておらず、このままでは自分が殺人犯にされかねない状況だった。混乱し怯える顔賢に、付き人である老人 蔡徳が助言を与える。それに従い顔賢はその場をいったん逃げだし、不思議な老人とその弟子だという若い娘のいる庵を尋ねた。彼らは顔賢の話を聞き、不可思議な謎を解きほぐしてくれるのだが……「北斗南斗」
明は永楽帝の世、かつて銃の名手であり明の建国においておおいに活躍したという単震雷が、何者かによって殺された。現場の離れは内部から鍵がかかっており、窓には鉄格子がはまっている。離れの中には銃を撃った煙が充満していたが、犯人の姿はどこにもなかった。単震雷は密室の中、自らの銃により頭を割られて死んでいたのである。土地の有力者である陳大公は、事件の謎を解くため、自らの食客の中から孫淵という文官の男と、そして青霞という女道士を送り込んだ。この青霞という老女は、なかなか一筋縄ではいかない、不思議な雰囲気を持った人物で……「雷公撃」
北京大名府は北宋の時代、河北随一の大都市であった。そこで人々の人気を集めていたのが、燕青という青年である。年はまだ二十歳そこそこで、抜けるような色の白さを持ち、女性と見まごうほどの美男。しかも文武に達者で粋な洒落者ときたら、玄人女や斜に構えた男達が放っておく訳がない。そんな燕青の弟分の一人、魚売りの韓六が死体で発見された。とても無残なその姿は、彼が拷問の末に殺されたことを示していた。燕青は犯人を捜し始めるのだが、調べれば調べるほど訳が判らなくなってゆく。どうやら韓六は悪い癖を出して宿屋へ盗みに入った際、そうと知らずになにか『ヤバイ』ものに関わってしまったらしい。それはどうやら、数日前に暗殺された有力者の事件に繋がっているようなのだが。手をこまねいている内に、生前の韓六に接触した者達が、次々と不審な死を遂げてゆく。困り果てた燕青は、兄貴分である道士 抱壷に相談を持ちかけた。この抱壷、数年ほど前にこの地へ流れてきた人物で、詳しい過去や氏素性はまったく知れない。しかし不思議と燕青と馬があった。非常に博学で武術の腕も立つようなのに、穏やかで争いを好まず、出世欲もまるでない。そんな彼は、燕青と共に謎を追ってくれるのだが、そこにはなにやら屈託のようなものがあるようで……「悪銭滅身」

積読がまだまだいっぱいあるのに、図書館で本棚眺めていたら、うっかり手に取ってしまいました。……並んでる背表紙眺めてると、つい手が伸びちゃいますよね?
ともあれ、中国武侠ミステリーという、ちょっと不思議なジャンルです。ファンシーなタイトルから想像するよりは、けっこう骨太な感じ。でも文章は読みやすくて、中国ものになじみのない人でもするすると読めるんじゃないかと思います。
この巻は北宋〜南宋〜元〜明の時代が舞台。
正直それぞれの王朝がどれぐらい続いたのかとかよく知らないんですが(^ー^;;)
ここらへんを参考にすると良いかもしれないです。

■中国総合ガイド>歴史・年表>宋元明清<サーチナ>
 http://searchina.ne.jp/history/004.html

四つの作品それぞれの相互関係、特に探偵役については、解説でしっかりまとめられているので省きます。
しかしどの話もおもしろかった!
正直どこまでが本当の漢籍(フィクション含む)に準じていて、どこまでがこの話オリジナルの設定なのかよく判らなかったのですけれど。とりあえず読みながら思ったのは「銀牌女侠斬妖伝」要チェックや! あと「水滸伝」読み返したい!! でした。しかし「銀牌女侠斬妖伝」は、ネットで検索してもまったく引っかかりません。これはやはり架空の物語なんでしょうか。それとも巻末用語解説にあるように、日本でも中国でもマイナーで消えつつある、昔の作品なのか。主役の名前が蒲公英(たんぽぽ)ってあたり、かなり怪しいんですが……
個人的には本全体の半分を占める中編「悪銭滅身」が、すごくワクワクさせられて楽しかったです。主役の燕青は、もちろん後に梁山泊入りするかの“浪子”燕青です。梁山泊ナンバー2の玉麒麟盧俊義の忠実なる養い子。
もうね、これがめっちゃ格好いいんですよ!
私の人生初水滸伝は、吉岡平の「妖世紀水滸伝」だったんですが、燕青の転生体として書かれた青田爆というキャラクターも、それはそれは素敵でしたvv その後、図書館で本家のハードカバーに手を出すものの、そちらは半分で挫折。最終的に横山光輝さんのマンガでなんとか最後まで読了したていたらくなんですが。……そういえばネット上で公開されていた個人さんの手による現代語訳も、いつの間にか消えちゃってますね……七十回本(豪傑が108人揃うまで)を文庫三冊分ぐらいに判りやすくまとめられた超力作(しかも完結済)だったのに、もったいないことを……
って、話がずれました。
次々に起こる謎の殺人&変死。被害者達に共通する内容は割と早めに判りましたけど、何故それが問題になってくるのかが判らなくて悩みました。もしかして盗んだ財布の中にあった銀が、かの銀牌? とか思ったものの、それだと殺し屋が持ってる理由が謎だし……と悩んでいたら、まさかああ来るとは。まったくもってどのお話も、『凶器』の設定が秀逸です。
そしてそして、ラストで犯人を追いつめるアクションに激燃え(注:萌えではありません)!!
うぉおお! そこで出てくるか玉麒麟!! そして窓を突き破って逃げようとする犯人の目に映ったのは、向かいの屋根で弩(いしゆみ)をかまえる“浪子”燕青の姿!
いやあ、血湧き肉踊るとはああいうことを言うのでしょう。

ふふふ、久々に夢中になった読書でございましたvv
このシリーズは続編が二冊ほど出ているようで、幸い図書館にも収録されている模様。さて、忘れずに借り出し候補リストに追加しておかなければ……
No.4124 (読書)


 眠い……
2012年09月11日(Tue) 
昨夜、なんとか期限内に図書館の本を読み終えられたので、思わずずっと読み返したかった「空色海岸」全巻を一気に読破。気がつけば三時過ぎ(汗)

4592184041空色海岸 第1巻 (花とゆめCOMICS)
山田 南平
白泉社 2007-01-19

by G-Tools

いやだってね、石包みとかヘンプ編みとかやってたら、絶対読み返したくなるよこれ〜〜《o(><)o》
そして出てくる作品を見ては、「ワイヤーの端始末どうやってるんだ!?」「メノウとかビーチグラスにちっちゃい穴空けるって、それどんな工具使うの!?!?」ってなります(笑)
あーあー、私も天人みたいなセンスと技術が欲しいなあ! ←無理
いちおう恋愛ものなのに、ちっともぐちゃぐちゃドロドロしていなくって。
「ありがとう!」とか「ごめんなさい」という言葉の大切さを知ることができて。
読んでいて元気がもらえる、オススメの作品です。
No.4123 (読書)


 2012年09月10日の読書
2012年09月10日(Mon) 
本日の初読図書:
「【一発ネタだったのに】クレイドルオンライン@勘違いモノ【続いた】(Arcdia)」〜二話
 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=tiraura&all=33246

パソコンのモニターの向こうで壮麗華美な現実感の無い武器防具を纏った美男美女が、豪華絢爛な殺し合いを演じる極普通のMMO、「クレイドルオンライン」。なんの変哲もなかった当たり前のオンラインゲームに興じていた、およそ5000人のユーザー達は、2025年のある日、なんの前触れもなくゲームの世界に取り込まれてしまった。
それから三年の月日が過ぎた。
亜大陸と大陸のちょうど境目に位置し、南北を強大な国と山脈によって挟まれた不毛の山岳地帯アード・ラビは、周囲の圧政に耐えかねた貧民と亜人種達が逃げ込む貧しい土地であった。しかも凶悪な吸血鬼が一帯を支配し、生贄を要求するなどの暴政を布いているなど、まさしくアード(苦)・ラビ(界)の名にふさわしい地獄のような場所。
しかしフラリと現れた一人の少女が、曲がった刀身を持つ"カタナ"なる武器を手に、瞬く間に魔族の群れを駆逐してしまった。アンズと名乗る彼女は可愛らしい容姿と裏腹に王者の気品と迫力を漂わせ、南北の強国から大幅な減税を勝ち取った。そのうえでアード・ラビの領主に任命され、数々の革新的な政策を打ち出している。彼女が各地から招聘した人材達は、素晴らしい手腕で領地を運営し、驚異的な勢いで発展させていた。噂を聞きつけた多くの難民が流入し、この三年間でその人口は80倍に増加している。それでもなお、そんな彼らを養えるほどの収穫がそこでは上がっていた。
しかもアンズはけして贅沢に走ることなく、病的なほどにストイックな生活を続けている。食事は毎食焼き魚一本に汁物が一つ、ご飯を一膳に菜っ葉の漬物が少々といったところで、着るものもごくごく質素なそれだ。
領民達は彼女の気高さに心を打たれ、一刻も早くこの国を豊かにし、彼女の心を安んじるため尽力することを誓っていた。
―― が、彼らは知らなかった。
アンズが実はゲーム中にこの世界に迷い込んできた単なる大学生、しかもネカマであったことを。
彼女が集めた人材とは、同じようにこの世界に落ちてきた日本人達であり、彼らが目指しているのはひとえに「異世界にやってきた人間が好き勝手に生きていけるよう、相互扶助組織を立ち上げること」であるという真実を。
日本人にとって、無農薬作物に獲れたての旬の海産物、有機味噌の味噌汁に豆腐や漬物、なにより美味い米以上のぜいたくな食事があるだろうか。
服? 元々お洒落敗残者のゲーマー大学生が、どんなお洒落を知っていると?
それは、ゲーム世界で好き勝手に生きる日本人ゲーマー達と、NPCであったはずの人々との相互『不』理解によって発展してゆく、最後の楽園の栄光の伝説であった……

なんとか謎ディを読み返し終えたので、短いものをひとつ。
作者様いわく「MMO迷い込み+内政TUEEEE+勘違いモノ+TS+社会風刺+群像劇+作者の脳汁=狂ったオンライン。」とのこと。タイトルに一発ネタとあるだけあって、どちらかというとプロットに近い、かも?
内容的にはお約束を踏まえつつかなりおもしろいので、もうちょっと細かく書いて膨らませて欲しかったところです。
No.4122 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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 本当に、これ良い感じの..
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