よしなしことを、日々徒然に……



 2012年11月18日の読書
2012年11月18日(Sun) 
本日の初読図書:
4072840785理想のヒモ生活 1 (ヒーロー文庫)
渡辺 恒彦 文倉 十
主婦の友社 2012-09-28

by G-Tools
山井善治郎二十四歳は、ブラック企業に勤めるサラリーマン。日付が変わってからの帰宅は当たり前、土曜日ってそれなに? 日曜日も月に三回は出勤さという、残業月150時間の超過勤務形態だ。
そんな彼が、半年ぶりに手に入れた二連休。せっかくだから休みを満喫しようと、いつも通りの時間に目を覚まし、朝食を仕入れるべくコンビニへと向かった ―― はずだった。
それが気がついてみれば、自転車にまたがったまま、いるのは見知らぬ暗い石室。目の前には、赤い髪と瞳に豊満な肢体を持つふるいつきたくなるような美女。
まったく状況が判らない善治郎に、彼女は艶然とした微笑みと共に告げた。
「ようこそ、婿殿」
小麦色の肌をした好みドストライクの女性から、突然の求婚であった。
なんでもここは、地球とは異なる世界なのだという。馬の代わりに竜が走り、科学の代わりに魔法の発達した世界だ。彼女はその一国、カープァ王国の女王であり、王家最後の生き残り。時空を操る魔法を使えるカープァの王族には、いまやその血を少しでも濃く、多く残す義務があった。そこで婿として選ばれたのが善治郎なのだと。なんでも彼の五代前の先祖は、カープァの王子であったらしい。許されぬ恋に落ちたその王子は、時空魔法によって異世界 ―― 地球へと駆け落ちし、そこで子孫を残していた。身を落ち着けたのが閉鎖的な農村であったがゆえに、善治郎には予想以上に濃く異世界の血が受け継がれており、王族に準ずる魔力を備えているのだという。
女王アウラが善治郎に求めているのは、彼女と婚姻して子を為し、時空魔法を使える王族の数を増やすこと。ただそれだけだ。他には義務などなにもない。好きに暮らしてくれれば、それで良いと告げる。
超絶好みな美人の嫁に、国家の最高水準クラスで遊んで暮らせる生活。
あまりに美味しすぎるその話には、当然裏があった。
男性上位の国であるカープァにおいて、女王の立場は非常に微妙なものである。下手な貴族から婿を取れば、確実にその夫は政治に口を出し、国の主たる女王の権力を脅かすはずだった。権力闘争、内紛が容易に想像される以上、うかつな相手を娶るわけにはいかないのだ。
故に女王が配偶者に望むのは、文字通り『何もしない』ことだった。
余計な野望を秘めた実家を持たず、政治的権力にも興味を示さない。できればやっかいな貴族連中とも接触せず、ただただ後宮に引きこもって子作りに精を出してくれるのが最善。そのためならば、多少の贅沢 ―― 金や女、酒食などには目をつぶろう。むしろ女に手を出して子を作ってくれたなら、それだけ王族に親い血筋の人間が増えてくれる。
そんな相手側の思惑をおおむね正確に読みとった善治郎は、迷うことなく言い切った。
「結婚しましょう! アウラさん!」
山井善治郎の男としての矜持は、『へ』のようなものだった。
現代日本であくせくと命をすり減らして働くよりも、目指すは理想のヒモ生活!
かくして善治郎は、文化も気候も異なる世界で、女王の配偶者として暮らすこととなった……

一部で有名なオンライン小説が(以下略)
やあ、改めておもしろかったです。まだ「なろう!」に原文が残っているのでそちらでも無料で読めますが、挿し絵の他に本文にもけっこう書き足しがあって、お金を払った甲斐は充分にありました。
特にいったん善治郎が日本に戻って、一ヶ月間あれこれと事前準備するくだりが、だいぶ詳しくなっています。たとえば親戚へ別れの挨拶をしたり、発電器入手に試行錯誤したりとか。
そして↑上記の紹介からすると、愛のない政略結婚のようですが、実際裏事情はしっかり存在するのですが、なんだかんだでしょっぱなから夫婦円満ラブラブ新婚です(笑) 初夜で一人になった途端、照れまくる女王がギャップ萌えvv
さながらお見合いから始まって着々と愛をはぐくむように、お互い誠実に相手に接し、生まれたときから人の上に立つ王族と、無意識に他人をサポートすることに慣れきった日本人の営業サラリーマンとが、ぴったり息の合った夫婦生活を送っております。
そして善治郎が水力発電器を含めた大量の電化製品を持ち込んでいるので、いまのところはそこそこ快適な生活を女王も享受していたり。
亜熱帯地方のカープァ王国では、それこそ『おとぎ話の王子でも食べられない』かき氷とか、冷たい飲み物とか、氷塊を前に置いた扇風機とか。
もっとも善治郎自身、『電化製品は保って数年』、『異世界に慣れるまでの補助輪』と認識していますが……かえって一度贅沢に慣れると、アウラ達の方が大変かも(苦笑)
現代日本人の教養とか勤勉さとかで、周囲から誤解を含めた感嘆を受けるのも、お約束ながら楽しいところ。
WEB版の方では、持ち込んだ某DA●H村(推定)の録画などを元にガラスの作成、水車の改造などにも手をつけ始めているので、今後が楽しみです<開発系大好き

……ただなあ、今度二巻目が出るのですけれど、それでWEB版のストックがほぼ尽きそうなペースなんですよね。三巻以降、ちゃんと出てくれるのかなあ(心配)
No.4337 (読書)


 2012年11月17日の読書
2012年11月17日(Sat) 
本日の初読図書:
「老人が転生で、異世界で、エルフで、男の娘で(小説家になろう)」〜23:老人と姉弟子
 http://ncode.syosetu.com/n0338bc/

武を求め、強さを追い求めた老人は、戦いの末にその命を散らした。達人などと呼ばれても、長い武の歴史から見れば所詮はひよこ。あの世というものがあるならば、そこでも木の棒を振っているのかもしれぬ。
そう思いながら、屠った相手と己の血だまりの中で、眠るように息を引き取った。
そして ――
「来世というものがあるとは、世界は広いということか、摩訶不思議というべきか……」
そうひとりごちるのは、黒い髪黒い瞳に白い肌を持つ、灰色エルフの少年だった。
敵対する二つの種族、ライトエルフとダークエルフとの間に産まれた、不義の混血児。齡三十とは言っても、人間年齢に換算すれば十歳程度とまだまだ子供だ。しかも普通のエルフ ―― いや、人的種族なら量の差はあれみなが備えている魔力を、いっさい使えないという、いわば一種の障害者。
そんな存在でありながら、少年 ―― コアは、けして誰にも負けてはいなかった。不義の子、魔力を持たぬゼロよと魔法まで使ってからかってくる悪ガキ共を、棒きれ一本で難なくいなすその態度は、老成しているとさえ言えた。
同年代の男はおろか、平均して男の倍の魔力を持つ大の『女』でさえ、あっさりと下してみせるその伎倆。
魔法が技術として存在し、身に持つ魔力の高さから女性が強者として君臨する世界で、武術の達人だった老人の記憶を持つ美少年は、新たな人生を歩んでゆく……

転生チート(?)、連載中。
……タイトルでもお判りの通り、老人(爺) → 男のです。
いや別にじーさんが妙な性癖に目覚めたわけではなくてですね?
生まれ変わった先の世界では、女が社会的強者で、魔法を学び剣を取り、家督を継いで社会を回しているわけですよ。当然、動き安さを重視して、パンツルックが主流です。女らしさとは、強く猛々しく、敵を倒し弱者を守ること。
ならば男らしさはと言うと……はい、お判りですね(苦笑)
ちなみに女がスカートをはいても「中性的ファッション」ですまされますが、男がズボンを着用すると、奇異の目を集める、そんな世界です。はははvv
主人公はまだ年若なうえに絶世の美少年ですから、あんまり違和感を覚えませんが、筋骨隆々たる髭もじゃドワーフ(♂)のサマードレスは、脳内映像に起こしたくなかった……(遠い目)
まあ、あれだ。「ようこそ女たちの王国へ」を面白いと思えた方なら、楽しめるんじゃないでしょうか。

……ただ話の方向性が、いまひとつブレ気味、かな。
最弱と見せかけて実は最強系かと思えば、かなり早々に拮抗する相手が登場。ハーレム系かと思えばあっさり相手が出なくなり、技術チートにしてはさらりと流され、ほのぼの日常系とするには自ら乱を求めすぎ。
そもそも主役の性格がいまひとつ掴みきれないと言うか……悟りきったジジイかと思えば、前世で武術に死んだだけあって内面に狂気も孕み、無用な人殺しを好まない穏やかさもあれば、目的のために孤児院の幼子達を洗脳していくことも厭わない。
ある意味、リアルと言えばリアルかもしれませんが。とりあえずその時その時で楽しいと思うことをやっているという感じです。
あと爺さんがいつの時代の人間だったのかも不明。武に生きて結果的に何人も殺しまくってたっぽいのに、現代日本の知識も持ってるようだし……むう。

ひとまず前話でいきなり衝撃の事実が判明したりしているので、この先の展開に期待と言うところでしょうか。
No.4335 (読書)


 2012年11月16日の読書
2012年11月16日(Fri) 
本日の初読図書:
4864231885SILVER DIAMOND(27) 〈完結〉 (冬水社・いち*ラキコミックス)
杉浦 志保
冬水社 2012-10-20

by G-Tools
ついに来ました、最終巻。
もうね、前の巻のヒキから「来る」ことは判りきっていたので、手元にハンカチを用意して読み始めました。
し、紙面が……涙で紙面が……( T _ T )
羅漢と千艸の、皇子と金隷のそれぞれの織りなす思いが、切なくて切なくて。
これまでさりげなく、むしろギャグとして扱われていた無差別抱きしめ行為や、あれ? なんで灯二が主匪のブレスレットつけてるの、なんて細かい部分に、そんなにも深い心が込められていたなんて……っっっ(号泣)
誇張でなく鼻をグズグズ言わせながら読んでいました。
しかし、よもやそこでサノメの人がこう関わってくるとは(驚)
まだ実の中にいた時たった一言呟いた「ラカン」という言葉が、まさかここに繋がってくるとは思いもしませんでした。本当に、いったいどこから伏線を張り続けているんですか杉浦先生(感嘆)
正直を言うと、いきなり出てきた「もっと上の世界の存在」に微妙にもやっとしたりしたんですけど、母の愛がそれをも超えてくれた! ビバ、ハッピーエンド万歳!!
皇子もなんだか可愛くなっちゃってたし(笑) ただ四人が眠ってた場所って、真珠の水で湖になったんじゃないの? 数ヶ月もそのままだったんでしょ??
まあ、あの四人の今後の寿命はどうなってるのかとか、羅漢に能力残ったまんまだよとか千艸の体質とかとか、気になる部分は微妙にあるんですが……皇子と金隷は超長生きしてくれてもというかむしろそうでないと困りそうだけど、羅漢と千艸は下手うつとまずいですよねえ、いろいろと。
っていうか、ここにきてじーさんの友だち連中大活躍(笑) いいのかそれでvv いいのさ幸せだから(をい)
あと三重ちゃんは、まさかの展開でしたねえ。親衛隊のアイドルになるだろうなあとか思っていたら、そうきたか一本釣りvv 姑×2が怖すぎるvv
親衛隊達が「沢」姓を名乗るのも嬉しかったです。
ふふふ、のちに語られるかもしれない伝説。「片目の弟 三つ目の兄 灯の花の兄弟と」ってのがすごい格好いいッスvv

そしてそして、外伝が1冊出るんですね! 予告を見るだに、親衛隊年長組の若かりし頃と、本編より少し後の時系列の二本立てなのかな??
氷の魔物〜の時もそうでしたが、本編終了後も読者を離しませんな!

ともあれ、笑顔で本を閉じられて、本当に本当に良かったです。
素敵な物語をご馳走様でした( ̄人 ̄)
No.4330 (読書)


 2012年11月15日の読書
2012年11月15日(Thr) 
本日の初読図書:
「魔生(小説家になろう)」〜腕前
 http://ncode.syosetu.com/n1831bj/

先天的に体が弱くろくに学校も通えなかった少年は、人生の半分を病院で過ごしていた。読書やゲームを楽しみにしつつ、それでもなんとか高校に合格。週に何度かは通うことができていた。体育には参加できなかったし、出席率も悪かったけれど、幸い勉強だけはできたから、試験前にはヒーローにだってなれた。
しかし卒業まであとわずかというところで、インフルエンザにかかってしまった。そして肺炎を併発。
気がついた時には、転生の扉とやらの前にいた。
次は病気や怪我なんかに負けない強い体が欲しい。そして大切だった様々な思い出もなくしたくない。そう思った。
転生への道で、強く願われたモノは実現する。
故に彼は前世での記憶を持ったまま、強い体に生まれ変わった。
そこではケンタウロスの使用人が面倒を見てくれて、氷魔と呼ばれる母と炎魔と呼ばれる父がいる。
魔族が統治する国デルド国で、有力魔族の子として生まれ変わった少年 ―― クイン・シェルは、前世の記憶ゆえに人並み外れた聡明さをかいま見せながらも、ごく普通に穏やかな日々を過ごしてゆく……

異世界転生、のんびり日常モノ。連載中。
シェル少年、現在八歳。我が侭だった魔王の娘に算術を教えて気に入られたり、周囲からは聡明だと驚かれつつも、本人はいたって暢気に過ごしています。
三章目でこれまで国交のなかった「人間」の国から侵攻を受けるも、人間側の軍はデルド国にたどり着く前に山中で壊滅。ただ一人生き残った女性兵士を保護してみたら、言葉が通じない……はずが、何故か人間の国が使っているのは日本語でした。シェル君だけ会話ができるという方向で進展が少々見られます。
できればあんまり戦争とかにはならず、このままほのぼの方向で行って欲しいものですが……

「手袋を買いに(青空文庫)」新美南吉
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/637_13341.html

うっかり読み返し(笑)
小学校の国語の教科書で読んだんでしたっけ……?
子狐が雪の照り返しを見て「目に何か刺さった」と騒ぐ場面や、帽子屋さんが白銅貨を指先に乗せてチンチン鳴らすところとか、ものすごーく懐かしいですvv
No.4325 (読書)


 2012年11月14日の読書
2012年11月14日(Wed) 
本日の初読図書:
4041201179僕とおじいちゃんと魔法の塔 (1) (単行本コミックス・怪)
亜円 堂 香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-02-24

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4041204747僕とおじいちゃんと魔法の塔 (2) (単行本コミックス)
亜円 堂 香月 日輪
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-11-05

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香月さんの児童文学コミカライズ第二弾。
買おうかどうしようか迷ってたんですが、イラスト化された秀ジイの格好良さに痺れてポチッてしまいました(苦笑)
長髪緋ダスキ袴に裸足、頭には赤いバンダナ〜〜vv
そして見た目は若いのに口調がジジイ。しかも超さばけてる。絵で見たらものっそいイカす!
ギルバルスも、ボクサー犬みたいなの(おそらく「笑う大天使」のダミアンの影響)をイメージしていたら、狼系でこれまたかっこいい。秀ジイに化けてタバコくわえてるシーンとかもうvv
内容的には、だいぶ大人サイドが書き足されてた感じですね。秀ジイと江角のやりとりとか、同じく秀ジイと龍神の父親の和解とか。
特に龍神の父親は、原作に比べてだいぶ物分かりが良くなっていたというか、柔軟さが増した「良い人」になっていたと思います。……最終的には。
いやもう、途中経過は読んでてすっごい辛かったッス。
実は発売直後に購入していたにもかかわらず、1巻のラストがあまりに痛いところ(周囲には苛められ家族には押し潰され)で区切られているようだったので、塔での生活が始まるだろう2巻が出るまで、手をつけられずにいたんです。
家族を含めた周囲すべてから己を否定されるって、私だったらとても耐えられん(怖)。もし秀ジイがいなかったら龍神はどうなっていったのか、考えるとやるせないですね。
しかし原作読んでる時もずっと思ってますが、龍神のスペック半端ないな……いくらおじいちゃんが見守ってくれてるからって、小学生にして一人暮らしを敢行。あのクソ広い塔を一人で掃除して洗濯して、食事の準備片づけをこなしつつ、学業は成績優秀。本もしっかり読みながら、食材のかなりを畑仕事や釣りで自給自足。そのうえ絵の腕も磨いて絵画展で最年少入賞を果たすって、あんたいったいいつ寝てるの……(汗)

ちなみに忘れてはいけない秀ジイと江角のやりとりは、原作最新巻の話を知っていると、思わず腐腐腐腐腐という笑いがvv
だってこの二人って、旧制高校で、ねえ?(にやにや)
江角は人間超越して不老化してるっぽいし、秀ジイは幽霊になって若返ってるし。おまけに江角はやけに美形だし。これはもう物語の展開上「ナイ」と判っていても、二人の再会を思い描けと言わんばかりやろ《o(>▽<)o》
つうかじいちゃん、江角からもらった指輪コマによって左手の薬指にしてるよ。契約の指輪なんだから、間違っちゃいないのかもしれないけどさvv
さて三巻の展開は……エスペロスで埋め尽くされるのかな? 原作だとエスペロスに嫉妬して潰れていく勉強しか能のない人間と、一色先輩のご登場でしたっけ。一色先輩のビジュアルがどうなるか、ちょっと楽しみですvv あと鬼軍曹なお父様とかもvv
No.4323 (読書)


 2012年11月13日の読書
2012年11月13日(Tue) 
本日の初読図書:
4022131810綺譚倶楽部 【帰之章】その弐 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)
JET
朝日新聞出版 2012-08-07

by G-Tools
新章2巻目の収録作は「神在月」、「ななつの子」、「太公望」、「ゆびきり」、「滲み」、「飴買い(前後編)」の六話七編。個人的には「神在月」がゲストキャラも活躍しつつ、一番「らしく」ておもしろかったかな。
帰の巻になってから、話同士の繋がりが強くなりましたね。
これまでは基本的に読切連作。どこから読んでも大丈夫、と言う感じで、実際に再刊行されるたびに収録順序がバラバラになっていて、追いかける方は苦労したものでしたが。
しかしこの新シリーズはちゃんと最初から読んでいかないと、展開がよく判らないと思います。特に今までほとんどいなかった準レギュラーキャラがどんどん増えていっていて、その人間関係とかも入ってきますから。
現在のところサブキャラとしてキャラが立たされているっぽいのは、花蝶姐さん、おばあさん&百黒さん、源さんの息子うーさん、久我家の顧問弁護士 躯伊さん、あと地味に古本屋の店主さんがちょこちょこ出てきてます(笑)
特に花蝶さんはなんだか雅夢さんと良い感じで、ニヤニヤしつつも微妙に複雑だなあ。うーさんは……この人出したいために源さん**したんじゃないかと、思わず邪推してしまう渋格好いいアニィさん。
百黒さん達は普通に素敵ですvv 普段はほっこりほのぼのしてるクセに、視界の外で見せるその黒さがたまらないvv
ただなあ、躯伊さんの存在は、ちょっともやつくものが。こんなチートキャラが久我家の周辺に存在したのなら、雅夢が産まれる前後とかにもうちょっといろいろできたんじゃないの?? あからさまに後から思いついた感がひしひしとして微妙です。そりゃ痛がる雅夢なんて、レアなものを見せてくれたのは嬉しいですけど……
あと今回は、義理も含めて親子ネタが多かったように思います。まあ雅夢の地雷を踏もうとすると、母親ネタ持ってくるのが一番なんでしょうが。そろそろ雅夢の過去よりも、小介の過去をもうちょっと出して欲しいなあ。帝大時代に友人のお姉さんに憧れてたとか、駆け落ちしそこねたあげく恋人をその兄に殺されたなんて極端な部分じゃなくてさ。どういう経緯でヤンチャして阿片中毒になり、そしてどういうふうに更正して今の職場に入ったのかとか、そこらへん。 ……もしか単に金田一耕助へのオマージュだけで、阿片中毒つっこんだとか言いますか?>JETさん

それにしても、今回も雅夢はさりげなーくむぞうさーに小介を助けてますねvv
バケモノに穢された傷を焼いてやったりとかさ♪
花蝶姐さんだって、他の人にされたら瞬殺しそうなことを許してる感じですし。
そして逆に躯伊さんにはあからさまなマイナス感情を向けているところといい、あの野良バケがずいぶんとヒトらしくなったものですねえ……
No.4322 (読書)


 2012年11月11日の読書
2012年11月11日(Sun) 
本日の初読図書:
4063584070CD付き 妖怪アパートの幽雅な日常(3)特装版 (講談社キャラクターズA)
深山 和香 香月 日輪
講談社 2012-11-09

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たっか! と思いながらも出ると知った瞬間、即座に新刊購入を決めました。ドラマCD付きの特装版です。
まあ、ドラマCDなんてぶち上げても、せいぜい十五分程度のシングルが、不織布の袋に入って挟まってるんだろうなあ。それでも彼らの声が聞けるなら良いか、とか思ってたんですが。
ごめんなさい、舐めてました <( _ _ )>



ナニコレ(汗)
右が厚紙製の外箱で、その中にB6版の単行本とDVD並のケースに収まったCDと、書き下ろしブックレットまでついてきてるんですけど!? って言うか、CDの収録時間68分て!!
それって普通に単体で売ってるドラマCDですよネ。2500円とかしますよね。まだそっちの内容は聞いてないんですけど、630円の単行本とセットでイチキュッパって、ものすごいお得な買い物だったんじゃ……(汗)
ちなみに四巻目も特装版が出るそうです。これはもう、買うしかないじゃないか _| ̄|○
しかも通常版は表紙が違いやがる。そっちは古本屋なんですよ!?
4063763706妖怪アパートの幽雅な日常(3) (シリウスKC)
深山 和香 香月 日輪
講談社 2012-11-09

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その表紙のためだけに、そちらまでもポチりたい誘惑が……っっ
くそう、うまい商売しやがって(泣)

でもって、マンガのほうの内容ですが。
今回は長谷にプチの存在がバレる〜夕士の修行開始〜長谷のアパート訪問までを収録。
なんかね、もうね、読んでいてクスクス笑いが止まりませんでしたvv
流れはおおむね原作に忠実で、さほど大きな改変もない代わりにボーナスもほぼなかったんですが、なんだこの絵で見ると紙面上からあふれ出んばかりの萌えはvv
今回はとにかく長谷! そして古本屋!! でした。
本気で怒った長谷の無双(これは改変だったか??)、アパートに訪れた際のソツなき対応、クリと夕士との三本川の字パパとママ。もうたまらんですな。るりるりにハンドクリームをプレゼントする、そのエセ貴公子ぶりが……っ(爆笑)
そしてそして夕士を姫だっこしてスキップで風呂に入る古本屋は、魔道書セブンセイジを使いこなすブックマスターぶりがまた格好良く。ってか今後の展開をよくよく考えると、この人かなりの重要キャラですよね……? ああくそ、通常版の表紙イラ、挟み込みチラシとかで入れてくれないものか!

個人的にアパートにやってきた長谷が、一見平気なように見せかけてその実は内心でびびりまくっていたという所を、ちゃんと描いてくれたのが嬉しかったです。なにも感じないというのではなく、怖いと思いながらそれでも認め受け入れる、そういったリアルな心情展開がすごく好きだったので。
互いに弱みをさらせるようになり、本当の意味で支えあえるようになった、そんな二人の関係が素敵だと思います。
次回は三浦先生のターンっぽいですが……千晶先生のご登場までにはまだまだ長そうだなあ。
……千晶先生の歌声は、半端な声優じゃ務まらないぜ?<ドラマCD
No.4320 (読書)


 2012年11月10日の読書
2012年11月10日(Sat) 
本日の初読図書:
「タケルの異世界冒険記(小説家になろう)」〜第六十話殴り込み
 http://ncode.syosetu.com/n7913l/

私怨から人身売買組織を壊滅させたタケルは、目的を果たしたその直後、一発の流れ弾によりその命を失った。
そして次に気がついたのは、真っ白な空間の中。目の前には白髪の老人。
創造神だと名乗ったその老人によれば、かのマフィアは放置しておけば後に核戦争の引き金となり、世界人口の三分の一を死なせることになるはずだったと言う。その組織を潰してくれたタケルに老人 ―― 神は、礼として第二の人生をくれるとのことだった。
しかもそもそもタケルは、神側の不手際で『運』というものをまったく備えずに生まれてきていたらしい。その為に舐めてきた過去の辛酸は、とても言い尽くせなかった。
それらのことも含めた謝罪として、タケルには神の能力の一部が与えられる。
その内容は創造魔法。脳内でイメージした現象・物体を、魔力を介して現実化するというデタラメな能力である。
ちなみにタケルの持つ魔力は、数値にして198万。
タケルが送り込まれることとなった異世界では、平均が200〜300、一流の術者で500、過去の英雄に1000がいたというほどで、完全に桁が違う代物である。
ちなみになぜわざわざ異世界に移動するのかというと、潰した組織からのお礼参りから逃れるためであった。
そうして新たな世界へとやってきたタケルは、これまで不運体質に巻き込むことを怖れて作ることのできなかった、仲間や友人達と心を通わせてゆく。孤児院を経営したり魔法を開発したり命を狙われたりと、時に慌ただしくも、のんびり楽しい生活。王女レイアや同じく地球から落ちてきたリンらに求愛されたりもしつつ、タケルは異世界で第二の人生を満喫する ――

異世界落ちモノ系。連載中。
魔力チートだわそもそもの戦闘能力が高すぎるわ、おまけにハーレムだわで完全にお約束ですが、ある意味ブレがなく安定していて、気楽に楽しめます。
主役の過去がヘヴィすぎて、齡二十歳にして未だ恋愛感情というものを理解できていないため、美女達からの求愛にはしばし待ってもらっております。そんな訳でHな方向にはほとんどいかず、ほのぼの傾向。
……まあたまにアレだ、下ネタは入りますが(苦笑)
過去のヘヴィさの割に、主役の性格造形はライトかつ紳士。しかし身内に手を出されると、見事に容赦がなくなります。そのあたりの豹変ぶりがまたツボなんですよねvv
No.4315 (読書)


 2012年11月09日の読書
2012年11月09日(Fri) 
本日の初読図書:
4022131675眠れぬ夜の奇妙な話コミックス 綺譚倶楽部【帰之章】 その壱 (ソノラマコミックス)
JET
朝日新聞出版 2011-07-07

by G-Tools
大正時代の末期、日本国は猥雑な空気に満ちあふれていた。外国から流入する新しい文化と、古くから伝わる固有のそれが入り混じり、光と闇が混在したなんとも不安定な時代である。
新聞社『綺譚倶楽部』は、そんな帝都・東京で起こる様々な事件を取り扱っていた。もっぱら扇情的エロ猟奇的グロ事件を好んで掲載する、いわゆる三流紙だ。
所属する新聞記者の一人 金大中小介は、お人好しなその人柄もあってか、どうもやっかいごとや人ならぬ不可思議なモノを引き寄せやすかった。そして頻繁に奇怪な事件へと巻き込まれる彼に、やはりつきまとうのは、同僚のカメラマン久我雅夢だ。この男は洋行帰りの貴族出身と称しているが、どうにも得体が知れない。首が取れても平気で動きまわり、死んでもすぐに生き返ってくる。傷を負ってもすぐに直るし、体内を流れる血は毒だとうそぶく。その言動は常に冷徹で、誰に対してもナニに対しても容赦がなかった。明らかに人間ではない、異形の存在だ。
なんでも彼は『誰か』を探しているのだそうで、小介のやっかいごとを引き寄せる体質が、その役に立つのではないかと期待しているらしい。
一度は前触れもなくふらりと姿を消した雅夢だったが、とある事件をきっかけに、何事もなかったかのように戻ってきた。
そうして彼らは再び、時におぞましく時に切なく、そして時にはどこか心温まる、様々な怪事件へと関わってゆくこととなる……
収録作は「ワタシノカワイイオトモダチ」、「咲クヤ蟲ノハナ」、「ま々ならぬもの」、「おすそわけ」、「物影の隣人」、「お世話になりまして」の六作。

まさか本当に帰ってくるとは夢にも思わなかった、綺譚倶楽部の新シリーズです! レビューによれば11年ぶりだとか? 不覚にも一年以上も出ていることを知りませんでした。
今は亡きメディウムに載っていた頃から追いかけているこのシリーズは、これまで何度レーベルを変えて出版され直してきたことか。そのたびに話の収録順序も内容もてんでバラバラになっており、追いかける方は苦労したものです。結局、文庫版を除けば全部持ってるはずなんですが……むしろ最後に出た文庫版全4巻さえそろえれば、簡単リーズナブルに全作品網羅できたのかもしれません<文庫版最終巻に「単行本初収録」という作品があるらしい。いったいどんな話で何ページなんだ( T _ T )

ともあれ、装いも新たに新作の始まりなのですが。
……うーん(苦笑)
後書きでも触れておられましたが、時節柄、過度な猟奇描写ができなかったらしいのですね。あと最近ハーレクインを描いておられたせいでしょうか、絵柄が妙にスタイリッシュになっている感じで、大正時代の猥雑さというか、良い意味での泥臭さ感がなくなってきているのがちと物足りなかったです。
特に今回は旧作をぶっ通しで読み返してから手をつけたので、余計に違和感が…… このシリーズは良いのかこれってぐらい容赦のない残酷描写が、際立った特色でしたから(−ー;)
ま、ストーリーはあいかわらず面白かったんですけどね。
しかし雅夢さんは一話目、いったいどういう経緯でトランクに詰められる次第になってたんだろう(笑) 彼の体質と発言を鑑みるだに、首だけになって道に落ちてたとかっぽいですが、何がどうしてそうなったvv
あと旧作からのファンとしては、源爺がちょっと悲しかったです。でもまあ、読む前にうっかりそれを知ってしまった時には「ど、どんな酷い目に遭うんだ!?」とハラハラしてしまった分、ほっこり心温まる展開でホッとしました。 しかし小介、あんた旧作で源爺の家に行ったことあるじゃんよ??
そして新シリーズでは雅夢さんが、微妙に優しい気が。いやこの人、もともとけっこう面倒見が良いとは思うんですけどね。危険なシーンではいつも必ず、とっさに小介を(ぞんざいに)庇ってるしvv なんだかんだ言って協力もしてくれるし。自殺しようとした女の子に『手を貸して』あげた話は、ひどく心打たれたっけ……
しかし今シリーズの彼は、もうちょっと人間味が出てきたというか。花蝶姐さんとのやりとりが、これまでの彼らしからぬ感じです。抱きつかれて振り払いもしないって! 花蝶さん自体、女性キャラで再登場したのって、英(はなぶさ)さん以来まだ二人目だと思うので、今後に期待です。
さて、二巻目も既に購入済みなので、そちらもじっくりしっかり楽しまなければ。ふふふふふvv
No.4314 (読書)


 2012年11月08日の読書
2012年11月08日(Thr) 
本日の初読図書:
4488411010パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)
宮部 みゆき
東京創元社 1992-12

by G-Tools
短大を出てまだ間のない蓮見加代子は、蓮見探偵事務所の調査員にして、所長の娘の一人である。母親を早くに亡くした彼女は、父 浩一郎と高校生の妹 糸子の三人で暮らしている。元警察犬のマサも忘れてはいけない。捜査中の負傷により引退せざるを得なかった彼は、数年前から蓮見家で家族として寝食を共にし、加代子が調査に赴くときはボディーガードとして片時もそばを離れないでいる。
今回の加代子とマサの仕事は、家出した男子高校生をひそかに連れ戻すことだった。なんでもその少年 ―― 諸岡進也は家出の常習者らしい。彼の不行状が他に知れたなら、野球の名門校でエースピッチャーを務める兄の名に傷がつくと、両親はそんな体面ばかりを気にしているようだった。
しかし実際に会ってみた進也は、そう悪い人間ではなかった。スナック「ラ・シーナ」で住み込みのバイトをしていた彼は、酔漢に絡まれた加代子を救ってくれ、家に戻ることも渋々ながら承知した。
しかし……進也を自宅へと送る道すがら、ふとしたことから立ち寄った倉庫街で、彼らは燃え広がる炎を目撃する。その中心には、ガソリンをかけられた人間の死体が存在した。そして転がっていた靴に書かれていた名前は、諸岡克彦 ――
高校野球界のスーパースターであり、進也の兄であった少年は、その夜、無惨にも命を奪われていたのだった。
まもなく、克彦に恨みを持っていた元野球部の少年 山瀬が、自宅で死んでいるのが発見される。睡眠薬とアルコールを飲み、バスタブで溺死していた彼は、すべては自分のやったことだと遺書を残していた。
一見事件は終わったかに見えたが、しかし進也や蓮見探偵事務所が暴漢に襲われたことで、それまで明らかになっていなかった事実が判明する。もしかしたら、山瀬もまた無実の罪を着せられて、真犯人に殺されたのではないか。そんな疑惑が生じるなかで、事件の背後に見え隠れする、謎の人物の正体と目的は?
そして事態は、彼らの予想もしなかった方向へと急速に展開してゆく ――

昨夜日付が変わってから読了。
ドラマを見て、「あれ? こんな話だったっけ」と思って読み返そうとしたら、手元になく。改めて図書館で借りてみたら、覚えてないどころか全くの初見でした。おや?? どうやら同シリーズの短編集「心とろかすような」の方だけ読んで、それで読了した気になっていたようです(苦笑)
しかし実写ドラマのイメージって怖いですね。もはやマサの語りは完全に船越さんの声で脳内再生されるし、ラ・シーナのマスターは寺脇さん以外の何者でもありません。店内の内装もあんな感じで脳内展開。ただドラマの一話目を見ていないので、いまひとつドラマ版でのマスターと進也(ですよね、バイトの青年)の立ち位置がよう判らんのですが。
ストーリー自体、ドラマと本作では全く違いますし。ドラマの方は、以前に放送された同作者の「ステップファザー・ステップ」と同じように、キャラ設定と人間関係の要素だけを微妙に拝借した、完全別物二次創作と思った方が、原作ファン的には心安らかなんじゃないかと。
しかし宮部さん、これが初長編って、すごいですね……(しみじみ)
犬が語り手という突飛な手法だけに頼らない、しっかりした物語が素晴らしいです。
確かにマサは渋いしここぞと言うところで格好良く役に立つ、見事なヒーローです。進也もちょっと悪ぶりながらもまっすぐな気性が好感度大ですし、ヒロイン加代ちゃんも、聡明でちゃんと活躍する、読んでいて気持ちのいいキャラクター。ラ・シーナのマスターにいたっては言うまでもなく、幕間の語り手を務める木原さんさえ、味のある深い人物造形です。
しかし今回は、そんなキャラ達の魅力だけでなく、物語そのものに引き込まれました。
最初は些細なイタズラから始まった事件が、やがて殺人事件や違法投薬実験に発展してゆき、一時は味方があわや一網打尽の大ピンチに陥ったかと思えば、最後には驚天動地の真相が。
実を言うと、加代ちゃんが階段を踏み外しかけた時、ちょっとひっかかるものは感じてたんですよ。しかしその後の二転三転する展開ですっかり忘れかけていたところにもってきて、ああくるとは……
疑心暗鬼になった大同製薬側との、意見の食い違いとかも面白かったですね。実際、リアルではああいう行き違いって多いんだろうなあ。誰もが少ない情報から真相を言い当てられる、名探偵って訳じゃあないんですから。
さて、これはすっかり内容を忘れている短編集の方も読み返さないと。
……って、もうスキャナで取り込んじゃったんですよね。画面で読むのはちときついし、図書館にあるみたいだから、そっちも借りてこようかなあ。
No.4310 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
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スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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