よしなしことを、日々徒然に……



 2013年04月13日の読書
2013年04月13日(Sat) 
本日の初読図書:
4198936048神去なあなあ日常 (徳間文庫)
三浦しをん
徳間書店 2012-09-07

by G-Tools
横浜に住む高校生 平野勇気は、卒業したら適当にフリーターで食っていこうと考えていた。だが卒業式の当日になって、おもむろに担任教師より「就職先を決めてきてやったぞ」と言い渡された。そんなこと、頼んでなどいない。寝耳に水の話に戸惑っている間に、両親からは当面の着替えを渡されて、さっさと家から放り出されてしまった。行き先は三重県の山奥にある神去村。なんでも最低一年は帰ってこられないと言う。
訳が分からぬまま駅に降り立った勇気を迎えに来たのは、髪を金色に染めた物騒な雰囲気の男、与喜(ヨキ)だった。さらに軽トラで走ること一時間あまり。携帯の電波すら届かぬ山村で、勇気は何の説明もなく、みっちりと一週間チェンソーの扱いを叩き込まれた。そうして送り込まれた先は、村の「おやかたさま」こと中村清一が率いる、中村林業株式会社。
なんと勇気は知らぬ間に、林業へ就業することを前提に国から補助が出る、「緑の雇用制度」に応募されていたのだった。基本的にIターンやUターンした、林業に興味を持つ人間の再雇用を対象としたもので、新卒のしかも林業など考えたこともない勇気が受けるなど、例外中の例外である。
しかし物理的にも空気的にも、逃げられる雰囲気ではなかった。
かくして勇気は、強面の先輩ヨキら中村班の面々と共に、山で杉や檜を育てる仕事を学ぶことになった。
それは精神的にも肉体的にもひどく辛い作業で。
けれど勇気はやがて気がつく。深い深い神去の山には、今も不思議が息づいていると。それらと村人達は、ごくごく自然に共存しているのだと。
そんな彼らと過ごすうちに、時に泣き言をこぼし、時に反発しながらも、勇気は徐々に山の魅力へと目覚めてゆく ――

以前に新聞コラムで紹介されていて、ちょっと興味を持っていたところへ、ラジオドラマを聴く機会があったので(以下略)
読んでみたら、ラジオドラマがすごく丁寧に作られていたことが判りました。やー、ほんとに青アドは原作を大切にした脚本を書いて下さってますね(もちろん声優さん達の演技や音楽もすばらしいのですが、何よりまずは脚本です)。
音で聴いているだけでは、ユーキやヨキ、サンタなどがどういう漢字を当てられているのか判らなかったので、そのあたりはだいぶ新鮮でした。
物語的には、いきなり右も左も分からないまま知らない環境へと放り込まれ、その後も詳しい説明を全然もらえないまま右往左往させられる勇気の立場に、いろんな意味で物思うところはあるのですが。まあそれはさておき。
とにかくヨキの兄貴っぷりが素敵ですvv なにこの良い漢(と書いて「おとこ」と読む)。
見た目は年喰ったヤンキー。心根はどこまでも故郷の山と、嫁さんを愛する若き職人。でも嫁さんの目を盗んではスナックに行くし、ばれれば土下座もする(笑)
そして班の一員である犬の元気がなくなれば、仲間みんなで大真面目に一芝居売って、自信を取り戻させてやる。その心意気がまた良いんですよねえ。

タイトルに神の字があるように、このお話にはしばしば不思議な存在や現象 ―― 神様に関わるあれこれが登場します。おやかたさまの五歳の息子 山太は神隠しに逢うし、勇気は幾度も山の中で神様の娘と呼ばれる不思議な女性を目撃する。山中で濃霧の奥から聞こえる、太鼓や鈴の音と、通り過ぎる『何か』の気配。
それでも神去村の人々は、それらを静かに受け止めつつ、あえて言葉に出して取り沙汰することはしません。

山の生き物は、山のもの。山での出来事は、神様の領域。お邪魔してるだけの人間は、よけいなことには首をつっこまない。

この一文が、この物語の全てを集約していると思います。
山の神を敬い、その恵みに感謝しながら、神去村の人々は時に信心深く、時に剛胆に、「なあなあ」と日々を過ごしているのです。

あくまでこれはフィクションであり、現実の林業はもっと厳しく、そうそうこの話のようにうまくやっていける訳ではないと、判ってはいるのですが。
固いこというねぃ。読んで楽しい気持ちになれるのなら、それで良いわなvv
読後、胸の奥がほんわり暖かくなる感じがしました。

勇気がマジで危機一髪に陥った時、そこへ救いの手を伸ばすヨキと、握り返す勇気。そこであの『お約束(byリポD)』が飛ばされた時は、マジ笑いしてしまいましたがvv

ああでもヨキよ。
ラジオドラマ聴いたときも思ったが、携帯のバッテリパックは高いんやぞーーーっっっ!! っていうか、携帯は通話やメールだけに使うんやない! たとえ圏外であっても、DLしてあるアレとかコレとか読むのに使えるんだから、そんなことされた日には、私だったらブチ切れるねぃなっっっ!?
No.4709 (読書)


 2013年04月12日の読書
2013年04月12日(Fri) 
本日の初読図書:
「俺の家はダンジョンではない(小説家になろう)
 http://ncode.syosetu.com/n5748bh/

彼はコミュ障だった。それも重度のコミュ障だった。
それでも精一杯に生きていたある日、ふと気が付くと、目の前にステータス画面があった。1万のポイントが与えられており、それらを様々な項目に振り分けられるようになっているようだ。
出現場所の選択肢を見た。
【魔物溢れる前人未踏の地:マイナス10万ポイント】
前人未踏の地。
それはつまり誰もいないと言う事である。コミュ症の彼にとっては、天国のような場所ではなかろうか?
迷わず選択し、さらに
【美貌:人間に見えないレベル:マイナス1万ポイント】
【言語:日本語のみ:マイナス5000ポイント】
【家:なし:マイナス1万ポイント】
と、次々に選んでゆく。
その結果、魔物が跋扈する土地で充分に生きていけるだけのスキルと物資へと、ポイントを回すことができた。最後に迷うことなく実行ボタンを押す。夢ならば問題はないし、現実ならば夢にも見た人のいない世界へと旅立つことができる!
そうして彼は、深い深い森の中へと降り立った。
さっそく結界を張って土地を確保し、家と畑を作って家畜を飼う。
物言わぬ家畜と、結界の外を行き過ぎる魔物達に囲まれて、彼は幸せな一人暮らしを満喫していた。
……が、気が付けば、結界の外に人間らしきパーティーがいる。魔物に襲われ、今にも死んでしまいそうだ。
なんで!? 前人未踏って言ったろ? 誰も来ないはずだろ!? なに人間の侵入を許してるんだよ、前人未踏の意気地なしぃっ!
思わずパニックを起こすものの、見殺しにするのは忍びなく。彼は食事と替えの剣、屋根位は貸してやる事にした。ゴーレムにそれらを持たせて結界の外へと出してやると、彼らはしばらく結界を破ろうとしていたが、やがてあきらめ去っていった。
ほっと一息ついて、冷や汗を拭う。
しかしそれは、襲い来る受難の始まりに過ぎなかったのである……

ちなつにすすめられて読んでみました。異世界召喚最強(?)チート。完結済。
短いのでさくっと読めます。
言葉も容姿もみんなかなぐり捨てて、ただ一人で生きていくことだけを願う勤勉な男と、ひたすら勘違いして、魔物が住むアイテムの宝庫だと襲い来る冒険者(やエルフ)との熱い攻防が笑えます。
見た目が「人間に見えないレベル」なので、魔物と勘違いされている主人公がお気の毒。っていうか、言葉も通じないし、もはや知能のある魔物と変わらないよな(苦笑)
オチがまたなかなか楽しいです。
おもしろい話の紹介、サンクスでした!>ちなつ

「本が読みたい(小説家になろう)
 http://ncode.syosetu.com/n5563bh/

以前 Arcdia で公開されていたものが、加筆修正されてなろう! に移動してました。一応メモ。
No.4706 (読書)


 2013年04月11日の読書
2013年04月11日(Thr) 
本日の初読図書:
4894568756三国志〈2の巻〉参旗の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
角川春樹事務所 2001-07

by G-Tools
とにかく呂布! な二巻目でした。
北方先生は本当に呂布が好きなんだなあ、と(笑)
wiki やユーザーレビューを読んでいると、北方先生は呂布や張飛が好きで、劉備が嫌いなんだろうという記述が見受けられます。本当にその通りだと思いました。
相変わらず視点は様々な人物へと飛び、それぞれがそれぞれの『正道』を語っていて、どれが本当に『正しい』のかは、読む人それぞれの解釈というか、好みで選べるような書き方をされています。しかしその中でも明らかに、呂布が別格で格好良いのですよ。
この巻は、王允が呂布と董卓の離反を計るべく、呂布の妻へ言葉巧みに毒を吹き込むところから始まり、曹操が青州の黄巾党を平定してエン州の実権を握りつつ、洛陽へ逃げてきた帝を許都に迎え入れるまでが収録されています。
その間に孫策は袁術の元から独立して、周瑜と共に揚州あたりを攻め取って拠点にしたり、劉備が陶謙に徐州を譲られたのち、曹操と戦って敗れた呂布を客将にした結果、留守にしている間に実権を奪われたりしております。

この劉備の変遷の書かれ方がですね、またおもしろいのですよ。
まず演義では温厚で誠実な人物となっていた陶謙が、欲深で陰険な、利己的なキャラクターになっているのです。黄巾党と裏取引して、兵糧を供給してやる代わりに徐州では暴れないようにさせてみたり、賊と一緒になってあちこちを略奪してから、すべての罪を賊に着せて処刑したりとかしています。曹操の父親を襲撃したのも、部下の暴走などではなく、しっかり陶謙の指示。
そんな州牧(領主)では当然人望もなく、また周囲には曹操や袁紹といった厄介な敵がいっぱいで、文字通り内憂外患状態。このまま息子達に跡を継がせると、すぐさま押し潰されてしまうのは目に見えている。ならば『腕は立つけれど人の良い劉備玄徳』にいったん跡目を押しつけて、すべての問題を片付けてもらおう。劉備は仁徳者だから、次の代にはまた息子達に地位を返してくれるだろうと言う、腹黒い計算があったのですね。
そしてそれらの目論見を見抜いた劉備の方は、なんとか断ろう断ろうとするのですが、ここで理由もなく突っぱねると、これまで十数年かけて築き上げてきた『徳の将軍』という評判が台無しになってしまう。それにやっぱり一州の牧という立場は、喉から手が出るほどに魅力的。
で、出した結論が、

「無位無官同様の身から、そろそろ脱け出したいのだ。州をひとつ治めた、という実績が欲しい。いずれ徐州は失うことになるかもしれぬが、その時も、ただの流浪の義勇兵ではなくなる」

と。
こいつ最初から、投げ出す気満々でやがる(笑)
で、もって。
実際にすぐ投げ出しちゃうんです。
袁術が大軍をもって攻めてくる準備をしていると、聞きつけた劉備さん。何もせずただ逃げ出したのでは、卑怯者のそしりを受けてしまい、これまで培ってきた人望が(以下略)
ならば民を守るため城を不在にした隙に、卑怯者に横から奪われたという形にすれば、領主としての責務は果たした形になるし、周囲からの同情も買えて一石二鳥★
そう計画した劉備は、部下達と示し合わせてわざと城を空にし、袁術とは力を抜いて適当に戦闘。その間に留守居として残った張飛が一芝居売って、もともと邪魔だった陶兼の旧臣を殴り殺して逃亡 → 留守を任されていた客将の呂布は、驚きつつ部隊を率いて駆けつけ事態を収容 → その呂布に補佐としてついていた陳宮が、欲を出して城を乗っ取ろうと言い出す → 計算通り★
かくして、やっかいな土地の当面の統治と内外の問題解決を、まんまと呂布(と陳宮)に押しつけちゃったあげく、「あとは、徐州をいつ奪回するか」と呟く訳ですよ! なにこのブラック劉備。かくまってくれた劉備に対し、純粋に恩返ししようとして動いた呂布は、いい面の皮ですがな。

……まあ、この呂布は呂布で、愛妻を失って以降はもうすっかり解脱しちゃった感じでして。長安を脱出した後、自分一人だけであれば赤兎と共に原野を放浪するけれど、直属の麾下たる五百の騎兵を飢えさせる訳には行かないから、とりあえず各地の有力者の元を転々としてみつつも、誰もが恐れて長くは使ってくれない。そんな呂布を、野心と頭脳はあるけれど、自分の思い通りに動いてくれる主人(武将)を持てずにいた、陳宮が担ぎ上げるわけです。
呂布は陳宮が野心のために自分を利用しても、自分はただ思う通りに戦えればそれで良い。そして陳宮は陳宮の夢を見れば良い、たとえそれが見果てぬものであっても、と突き放したスタンス。無言で愛馬とだけ語り合い、一人恬淡としているあたり、なんだかとってもハードボイルドvv

いやあ、1巻目読んだときも書きましたが、本当に斬新なキャラクター設定です。そこがまた面白いんですがvv
本当に良くできた、パロディ小説だと思います。
そう、あくまで二次創作。ああ、この雰囲気は映画「レッドクリフ」にも通じるかもしれません。これらを最初に読んで(見て)しまったら、本家「演義」に忠実なバージョンに接した際には、びっくりすること間違いなしです。

でも私は、この劉備が好きなんだよなあ。
北方謙三は劉備が嫌いなんだろうというレビューを読んだときは、どんなひどい書かれ方をしているのかと、心配していたのですが。
あのレビューは、「『演義』の劉備が嫌いだから、自分(北方謙三)好みに性格改変したんだろう」という意味だったんでしょう。
この劉備だったならば、心底忠誠を誓えば、報われることもあるかもしれないと思えます<そんなに演義の劉備はひどいのか(苦笑)

さて、その呂布も次の巻ぐらいで……でしょうか?
こうなると、どんな退場ぶりを見せてくれるのか、期待が高まります。
っていうか、この調子だと赤兎も……あれ? 関羽の立場は??
No.4700 (読書)


 2013年04月06日の読書
2013年04月06日(Sat) 
本日の初読図書:
「もし生まれ変わっても(オンライン小説)」
 http://www.ob2.aitai.ne.jp/~yos/

無実のセクハラ疑惑をかけられた大学助教授 水島誠。彼は投身自殺しようとしたところを寸前で、家族のことを考え思いとどまった。が、直後に吹いた突風に煽られ転落。あえなく死亡しまう。
そうして気が付いたときには、知らない部屋にいた。首にはロープの輪がかかり、天井には切れた端がぶら下がっている。どうやら自殺未遂の直後のようだ。
駆けつけたやはり見知らぬ夫婦に説教を受けつつ姿見を見ると、そこに写っているのは年若い男子高校生の姿。
混乱しつつ説教を聞き流し、部屋を物色してみた結果、その身体の名は杉崎達也だと判った。なんと大事な愛娘と同じ高校の、同級生らしい。どう言うことかは判らないが、転落時に死にたくないと強く願った誠の魂が、死を選んだ達也の肉体に入り込んでしまったようだ。
達也はすぐに、遺されて悲しんでいるだろう妻と愛娘の様子を見に、自分が住んでいたマンションへと向かう。
天才哲学者の頭脳が、根暗で目立たなかった高校生の身体に入り込んだその結果、『彼』は周囲に様々な混乱を巻きおこしてゆくこととなる ――

ざっくり流し読みで読了。完結済。
主役が(内面)四十代の中年オヤジ、しかも淡白に見えながらもやることはしっかりやるので、R18部分を読み飛ばしたら、かなり所要時間が短縮されました(笑)
さっさと元の妻と娘に会いに行って受け入れられ、二人を守ることを至上命題にしているあたりは格好いいのですが。
助教授時代にやり残した研究を完成させて自費出版したら、世界規模(英語論文だから)でミリオンセラーになっちゃったりとかも楽しいのですが。
……でも、妻を最上の女に据えながらも、複数女性と関係を持つのはなんだかなあというのが正直なところ。
これで全員が納得している逆ハーならば、それはそれで楽しいんですけどね。それぞれにそれぞれの存在は隠しているあたりが、単なる●股男っぽくてちょっとイヤン。
評価は分かれるでしょうが、個人的には★3くらいでしたかな。

「おっさん飼い始めました(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n8457bg/

ひどい嵐の翌日。
唐突に魚が飼いたいと思った彼女は家を出て、おっさんを拾った。
家の前で倒れていたそのおっさんからは微かに海の匂いがしたし、川は氾濫寸前だったので、これでいいかと妥協したのだ。
そうして彼女は、その日からおっさんを飼い始めることになったのである。

読切短編。
たぶん異世界FT。彼女 ―― フィンは、人里離れた山の中で一人暮らしをしているようですが、その理由とかはざっくり省略されています。
とにかくおっさんだけを楽しめばいいと思います。おっさん、おっさんvv
No.4685 (読書)


 2013年04月05日の読書
2013年04月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4591100804三国志武将大百科 2(呉の巻)―ビジュアル版
渡辺義浩
ポプラ社 2008-04

by G-Tools
全三巻、ラスト1冊を読了。
呂布とか董卓など三国に含まれない人達は、ほとんどこの巻に収録されていました。
于吉仙人まで載ってたよ(笑)<孫策の死因になった人
表紙絵の人物は、上列が左から朱桓、陸遜、孫堅、中段左が徐盛、右が周泰、下段左が太史慈、右が孫権。
……ううむ、相変わらず一部が謎チョイス(苦笑)
ちなみに裏表紙が周瑜ピンなのは納得です。

で、もって。
うっかりこんなものもポチッてしまってました。

4591103382三国志 群雄ビジュアル百科
渡邉 義浩
ポプラ社 2008-05

by G-Tools

同じ出版社から出ている廉価版です(てへ)
ハードカバー版を全3巻揃えると5198円もするんですが、こちらだと1冊にまとまっており、1890円で買えます。
ちなみに私は古本で、さらにお安く購入しましたが。

とはいえ、そこはやっぱり廉価版。
「141人を収録」という謳い文句の人数こそ同じものの、その141人のうち実に90人が、ざっくりばっさり解説を削られていました_| ̄|○
具体的に言うと、ハードカバー版では一番マイナーどころのキャラでさえ、全身像のイラストを含めて見開き2ページで紹介されていたのが、廉価版だと同じ見開きに6人詰め込まれています。ぶっちゃけイラストの上半身とキャッチコピーと、80字に届かない簡単な略歴のみ。
……まあそれだけでも、あるとずいぶん助かるっちゃあ助かるんですがね。それでもやはり良いほうを先に見てしまうと、どうにも見劣りすることは否めません(しくしく) ……せめて苦肉の計をやった黄蓋と、伝国の玉璽の解説をしてくれた程普ぐらいは、省略しないであげて欲しかったなあ……<ハードカバー版では、どちらも2見開き4P使われている(メイン武将クラスになると6P使用)
むしろマイナーなキャラであればこそ、いつ登場して誰と行動を共にし、そしてどんな死に様をしたのか、すぐに調べられるようになっていて欲しかったんですが……これがお値段の差ですか(ため息)

それでも三国志という物語についての説明とか、地図とか年表とか主要キャラ51名の解説については、ハードカバー版と同じ内容が収録されています。それに表紙が柔らかいのでめくりやすいし、人物名の索引が三国+αすべて共通してアイウエオ順になっているあたり、手軽にとりまわせるという点では使いやすいですね。たとえバストショットでも、ビジュアルがあるとそれだけで、似た名前のキャラを区別しやすいですし。
お値段から考えれば、こちらも相当、便利かつ充実した内容だと思います。関連小説を含む本編を読む際に、アンチョコとして使う分には充分役に立つのではないかと。
No.4682 (読書)


 2013年04月04日の読書
2013年04月04日(Thr) 
本日の初読図書:
4093863474謎解きはディナーのあとで 3
東川 篤哉
小学館 2012-12-12

by G-Tools
昨年末に予約したのが、ようやく順番回ってきました。
……まあ、タダで読ませてもらっている身で、文句を言える立場ではないんですが(ありがとう、図書館制度/しみじみ)
例のドラマの原作小説3巻目。
ますますノリがライトになったというか、さらにユーモアミステリの度合いが増しているというか。
しかし個々の話がドラマに入っていないもの=先入観がなかったせいか、個人的にはこの巻が今までで一番おもしろかったかもしれません。いやまあ、キャラ達(といってもメインの三人だけですが)は、完全にドラマのキャストで脳内再生されているんですがね(苦笑)
今回の収録作は、

「犯人に毒を与えないでください」
「この川で溺れないでください」
「怪盗からの挑戦状でございます」
「殺人には自転車をご利用ください」
「彼女は何を奪われたのでございますか」
「さよならはディナーのあとで」

の、6本。
……最後のタイトルが非常に意味ありげなのですが……いかにもフラグを立てているっぽいのですが……って、ほんとに意味があったーーーっっΣ( ̄□ ̄;)
ちょっとびっくりです。このシリーズ、もしかしてこの巻で終わりなんですか?? そりゃ確かに、いい加減マンネリにもなりかけていたし、下手にずるずる続けられるよりは、切りよくスパンと完結してくれた方が、読者としては嬉しいんですけど。
それでもかなり驚かされました。いやあ、よもやまさかの、ああいう展開とは……

やっぱり一番おもしろかったのは、書き下ろし「さよならは〜」でしょうか。焼き鳥とか「さよならって、いったい何事が??」とハラハラさせられたりと、いろいろ楽しみどころがありましたし。
マンネリ脱却を狙ったのか、「怪盗からの〜」は宝生邸内部で全てが片付き、風祭警部も登場しない異色作。……正直言うと、ちょっと微妙だったかなあ。
個人的には「彼女は何を〜」のラスト展開が、ちょっとドラマ版っぽくて楽しかったです。……あれ人身事故扱いになるんじゃないだろうかというつっこみは、しないのがお約束★ いざとなったら、宝生グループの力で(ry

本格ミステリとしてはいろいろツッコミどころがあるんでしょうが、気軽にさらっと読める、楽しいお話だったと思います。
No.4676 (読書)


 2013年03月31日の読書
2013年03月31日(Sun) 
本日の初読図書:
406387866Xビブリア古書堂の事件手帖(1) (アフタヌーンKC)
交田 稜 三上 延
講談社 2012-12-21

by G-Tools
ストーリー紹介は、原作を読んだときにしてあるので割愛。
はい、マンガ版です。買っちゃいました(てへ)
別の出版社から別のマンガ家さんの作画でもう一種類出ているのですが、いろいろレビューを読み比べて悩みまくったあげく、こちらを選択。
……うーん……これは評価が分かれそうだ。
絵柄にちょっと癖はありますけれど、慣れればまあ、そこまでひどいと言うほどでも……なくもない、かな(どっちだ)
公平に見るならば、もしも原作にイラストがついていなかったとしたら、本文に忠実だと言えるとは思います。考えごとしている大輔さんの表情が凶悪すぎるとか、志田さんがユニオンジャックのTシャツ着てるとか、細かいところにこだわりがありますし、着替え中の栞子さんの首にちらっと鍵っぽいネックレスがあったり、会話している際の志田さんの爪がさりげなーく伸びぎみだったりと、伏線張りにも余念がありません。

しかし、一点だけどうしても気になるのです。

栞子さんの胸がでかすぎる_| ̄|○
これじゃあ、隠れ巨乳じゃなくて爆裂乳だよ! いくらなんでもデフォルメしすぎだろう!? 他のキャラはそんなことないのに、なんで栞子さんだけ、こんな……(しくしくしく)
「エロ漫画の感じ」「女の目から見て気持ち悪い」的なレビューを見かけましたが、否定できません(−ー;) ってか、明らかにデッサンがおかしくて、どうしても胸元が描かれているコマがあるたび、ストーリーから引き戻されてしまいます。
その点さえのぞけば、丁寧に作られたメディアミックスだと思いました。重要だと思われる内容や台詞がきっちりしっかり押さえられていて、しかも「あれ、あのやりとりは削っちゃったんだ(しょぼん)」と思っていたら、それをラストに持ってきて、爽快感を味わわせてくれるという小気味よさ。
背景や小物(特に本の装丁)とかも細かく描かれていて、なかなかいい雰囲気だと感じられました。
収録内容は「それから」で104P、「落ち穂拾ひ」の謎解き開始寸前までが66P。目次その他含めて全176Pと、値段の割にはちょっと薄めだったのが残念至極。

巻末広告によれば、2巻目の発売は2013年夏とのことで。「落ち穂拾ひ」の後半に加えて、「論理学入門」と「晩年」が入るみたいですが……「晩年」、ちゃんと最後まで入りきるのか?? 下手に詰め込むぐらいなら、いっそ最後に原作2巻目以降の話を入れ足して、全3冊にしてくれても良いんですがね。個人的にはチェブラーシカの話を希望したいvv<坂口夫婦ラヴ
No.4668 (読書)


 2013年03月28日の読書
2013年03月28日(Thr) 
本日の初読図書:
4894568683三国志 (1の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
角川春樹事務所 2001-06

by G-Tools
……もういい加減にしろと言わ(ry
えー、かのハードボイルド作家、北方謙三版です。全13巻の1冊目。
ぶっちゃけ、かなり面白かったです。もう完全にエンターテイメントなパロディ小説。キャラクターの心情重視の物語でした。
場面によって視点が各キャラに飛ぶので、群像劇を見ている感じでしょうか。劉備や曹操はもちろんのこと、孫堅や呂布や、果ては袁紹までがその内面を語ります。
1巻目はお約束通り劉備三義兄弟の出会いから始まり、洛陽炎上から半董卓連合の瓦解を経て、乱世の始まりのなか孫堅が戦死するまで。全13巻しかも孔明死亡段階で終わるらしいことを思えば、かなりのハイペースで進んでいると思います。……この調子だと、中盤はどれだけエピソードが盛られるんだろう(苦笑)

北方版の良いところは、覚える必要のない雑魚キャラについては、ざっくりと描写を削られていることでしょうか。「換言した者がいたが首を刎ねられた」とか「部隊長は戦死した」といった感じで、のちに活躍しないキャラはいちいち名前なんて挙げられないので、無駄に記憶力を使う必要がありません(笑)
そして宮廷内の権謀術数もかなりシンプルに書かれていて、帝なんて本家演義以上に空気です。それがいっそ判りやすい。
ただ難点は、いろいろ省略しすぎて、必要な部分の説明をたまに忘れているところがちらりほらり。いきなり出てきた人名が誰これ? 状態だったりと、基礎知識がないと辛い部分が随所にちょこちょこありました。
それにかなり改変やオリキャラが多いので、これを一番最初に読むのはおすすめできませんね。演義で有名なあらゆる見せ場が、ほとんど削られていますし。
桃園の誓いは言うに及ばず、曹操は董卓暗殺を失敗したり、かくまってくれた恩人一家を勘違いで皆殺ししちゃったりとかしないし、関羽が熱燗の冷めない内に一人で華雄を切ってくる話などもありません。つまり演義で講談的に盛られたエピソードがなくなって、むしろ「実際にはこうだったのかもしれない」と思わせるような、ある程度の現実味を出しています。これは元ネタの荒唐無稽さを知っていないと、楽しめない部分でしょう。

逆に呂布についてはかなりページが割かれていて、彼の幼少時からの生い立ちが詳しく捏造(たぶん)され、母に対する情愛が転じた愛妻家として描かれています。この呂布は、確かにあまりものを考えないかもしれないけれど、むしろ自分は主君に従って戦うだけの存在だと自覚していて、無骨かつ純粋ですらある、不器用なまさしく武人です。

そしてなによりも斬新なのは、劉備でした。
この劉備なら、私は許せるかもしれない。今まで読んできた数々の作品の中で、その口先ばかりのエセ人徳者ぶりと、支離滅裂な行動にうんざりさせられた劉備ですが、北方版はひと味違います。
「虐げられた人々のため」などと青臭いことは言わず、夢は最初から「天下を平定」。漢王室の復興こそ目標ではありますが、他人の家来になることを良しとせず、己は大将であると、自分の意志で浪人しています。
そして賄賂を要求する役人にブチ切れて、自分のその手でがっつり殴りつけます。
そして殴り殺すと主張する劉備に、俺が代わりにやると言って、役人を人前に連れ出し叩きのめして見せる張飛が素敵。
命を助けた官吏にすら侮辱され、かっとなった劉備が剣に手を掛けた瞬間、先に相手をぶちのめす張飛の空気の読めっぷり。皆に見えないよう、後ろからそっと劉備を押さえている関羽のさりげない気配り。ううむ、斬新です。
そして「良い兵を鍛えるためには、苦しい思いをさせなければいけない。役に立たない一人を殺して、残りの百人が強くなるなら、それで良い」という方針を打ち出す劉備と、「指揮官は兵に嫌われてはいけない」と言って、劉備は訓練に加わらせず、自分が引き締める役をする関羽と、役立たずをぶち殺す役を引き受ける張飛。
趙雲に対して劉備は「私が、徳の人だなどとは思うな。私には弱さも醜さもある。多分、狡さもな」と語ります。良いじゃないか。自覚した狡さ醜さ、それこそが人間ですよ!
ちゃんと張飛や関羽にも悪いと思っていて、特に張飛に対しては辛いことをさせていると気にしているのですが、張飛はそれが自分の役目だと割り切って、劉備を一途に慕っている。この時まだヒゲもろくに生えそろってない、二十歳そこそこなんですよ、張飛は。くぅっ、健気じゃないか《o(><)o》

こういう流れがあると、のちに関羽や張飛が死んだあとに、劉備がグダグダになっていくのも納得できるんですよね。つまり『人徳者 劉備玄徳』をプロデュースしていた義弟達がいなくなったから、かっとした時に止められなくなって、そのまま暴走しちゃうんですよ、きっと。
嘘臭くって、仁義馬鹿が上滑りしているようにしか見えない演義の劉備よりも、ずっと親しみが持てるキャラクター設定でした。

さて、あとはこの三義兄弟に、孔明さんがどんなふうに関わってくるのか……これはなかなか楽しめそうです♪
No.4666 (読書)


 2013年03月27日の読書
2013年03月27日(Wed) 
本日の初読図書:
4102325018リプレイ (新潮文庫)
杉山 高之 ケン・グリムウッド
新潮社 1990-07-27

by G-Tools
1988年10月18日13時06分。
もはや日常となっていた妻との口論をしていた電話の最中、冴えないニュースディレクターだったジェフ・ウィンストンは、突然の心臓発作に見舞われ死亡した。43歳であった。
そして……気がつくと彼は、ベッドに横たわっていた。大学の学生寮で。
時は1963年の春。彼は25年の歳月をさかのぼり、18歳の自分の身体に入り込んでいるようだった。それまでに積み重ねてきた記憶と知識はそのままに、世界も肉体もすべてが過去に戻っているのだ。
おおいに混乱しながらも、ジェフは人生をやり直すチャンスが来たと考えた。まずはおぼろげに覚えていた競馬の大穴レースに、かき集めた有り金をつぎ込んだ。さらに大番狂わせで世間を湧かせたベースボールの試合に大金を賭け、のちに大企業へ成長すると『知って』いる、さまざまな会社の株を購入する。おもしろいように金が増え、彼はまたたく間に大富豪となった。変わった未来により、かつて妻だったリンダとは結ばれなかったが、代わりに結婚した上流階級の女性との間には娘が生まれ、目に入れても痛くないほどに愛しかった。
幸せだった ―― あの日が来るまでは。
再び訪れた、1988年10月18日13時06分。医者から百歳まででも生きられるだろうと太鼓判を押されたはずの健康な心臓は、またも激しい発作を起こし、その動きを止めた。そうして再び、1963年の、春 ――
幾度も繰り返し同じ時間に死に、同じ時代を生きる羽目になったジェフは、そのリプレイのなかで時に大金持ちになり、時に平凡な生活をし、時に厭世家として過ごした。そうしていつしか自分の身に起きている事態の解明と、そこからの脱却を願い始める。やがて彼はかつての記憶にはなかったはずの、世界的大ヒットを果たした映画の存在を知った。それをきっかけに意外な人物と出会うことで、彼のリプレイは大きな転機を迎える……

以前ラジオドラマを聴く機会があったので、図書館で見つけて借りてしまいました。
ううむ、なんなんだろう、この話は。
発行は二十年以上も前。設定はもはや使い古された、ライトノベルのチート物に近いでしょう。良くも悪くも。いやまあ、言ってしまえば、これがそれらのはしりなのかもしれませんが。しかしやはり、おもしろい。むしろ手垢が付く前の作品だからこその、おもしろさでしょうか。
SF……かと思えばファンタジーでもあり、R−18要素もしっかりありつつ、随所に哲学的でもあり。
リプレイを繰り返すたびに深まってゆく苦悩と、現在の状況についてや自分が世界に何を及ぼせるのかという、何に対するとも知れぬ問いかけ。あらゆる事にチャレンジし、そしてすべてが白紙になってゆくやるせなさ。
……深いです。
ただラストの展開は、読む人を選びそうでした。
風呂敷がどう畳まれるのかまったく読めない展開に、ドキドキし、ハラハラし、そうして訪れたのは意外な結末。
しかし果たしてこれを是とするか否とするか。400ページ以上読んできてこれか! と思う人もいるでしょうし、解釈がいくらでもできるぶん、想像の翼を広げる人もいるでしょう。むうう。
とりあえず、『現在』を大切に生きようという、そんな気持ちになれます。

あ、原作はラジオドラマよりもラストの情報が多かったです。ラジオドラマもあれはあれで悪くはなかったので、どちらが良いか、これもやっぱり評価が分かれそう。
私は途中の哲学部分で何度か挫折しそうになったので、先にラジオドラマ版を聴いていて正解だったかも。おかげである程度読み飛ばしても大丈夫だって、判っていたから(苦笑)
そして個人的には、二番目のリプレイが一番羨ましく。
良いなあ。余計なしがらみが出ない程度にほどほどの経済的成功を果たし、愛しい奥さんと子供達がいて、身体的にも医者に太鼓判を押される健康体って……それだけに、全部チャラになった時の絶望感は半端なかったんでしょうが(−ー;)
そして一番気の毒なのは、やっぱりリンダなんだろうか……ジェフってば、どれだけ苦悩しようがなんだろうが、それでも一番好き勝手に生きて、一番得してますよね?

60年代はじめから80年代後半にかけての ―― 特にアメリカの ―― 歴史や風俗をもっと詳しく知っていたら、もうちょっと楽しく読めたんだろうなと。そこが少々残念であったり。
No.4665 (読書)


 2013年03月25日の読書
2013年03月25日(Mon) 
本日の初読図書:
「質屋からすの事件帳簿(オンライン小説)」〜16話
 http://niseciga.holy.jp/index.html

目黒千里は窮地に陥っていた。一年前に両親を亡くしアパートで一人暮らしをしている彼女は、遺産の全てを叔父に管理して貰っていたのだが。その叔父と連絡が取れなくなってしまったのだ。高校からは授業料が滞納されているから、このままでは退学してもらうしかないと宣告され、家賃に食費、水道光熱費といった日々の生活費すらも危うい始末。
途方に暮れた彼女は、両親の形見である結婚指輪を持って、質屋に向かった。
その質屋へは一ヶ月ほど前に、店主の忘れ物を届けに訪れたことがあった。公園に落ちていた、何の変哲もない眼鏡 ―― その持ち主が離れた場所にある質屋の店主なのだと、どうして判ったのか。そこには千里が持つ、ある『能力』が関わっていた。
そうやってかすかながらも縁ができていた質屋の店主 烏島(からしま)は、しかし千里が差し出した指輪の買い取りを拒否した。そして彼女が陥っている苦境を詳しく数えあげ、大金の入った封筒を差し出したのだ。
組んだ両手の上に顎を乗せ、にっこりと笑いながら。
――そのお金できみを買いたい、と。
大金と引き替えに烏島が要求したのは、千里がもつその『能力』だった。
選択の余地もなく『質屋からす』で働くこととなった千里の元へと、やがて初仕事が持ち込まれる。
大企業七杜グループの御曹司 七杜宗介が、行方不明になった使用人を捜して欲しいと言ってきたのだ。彼の父はもともと烏島と懇意にしており、宗介も間に入って付き合いを持っていたのだが、今回は家と関係なく個人的な頼みなのだという。
行方不明になった使用人 森沢陽子は、人間嫌いの宗介にとっても特別な存在だったらしい。しかし事なかれ主義の父親は、「若い女は気まぐれだから」と探そうともしないのだと。
質屋には、品物だけでなく情報も集まってくる。それをあてにした客もまた。
そう言って烏島は、宗介の依頼を引き受けた。
すなわちそれは、千里が彼の手足となって走りまわることとなる、その始まりで……

―― 読切連作だとばかり思って読み始めたら、うっかり長編しかも連載中でした。良いんだ、おもしろいから。
ところで「社R指定」って付いてるんですけど、社Rってなんなんでしょう??

不思議な能力を持つ天涯孤独の女子高生と、彼女を雇う冷淡なんだか優しいんだかよく判らない黒ずくめの店主ボス。そしてやはりクールで人間不信なんだけど、懐に入れた人には判りにくい優しさを見せるお金持ちの男子高校生。
うん……某小野先生の小説を思い出しちゃう私は、間違ってないと思うんだ(笑)
健気な女子高生と、彼女を取りまく一癖も二癖もある男達というのはお約束ですけれど、それぞれの性格が微妙に一捻りあって、この話はこの話でちゃんと独自の楽しさがあります。

お話は調査が進んで、なんとなーく話の方向性が見えてきたかな? というあたり。
陽子さんの母親が、約二十年前に記憶喪失で見つかった正体不明な人物であること。三年ごとに生け贄を出す七つの神社。母親が唯一身に着けていたという形見のペンダントを、泣きながら焼き捨てる陽子さん。そして彼女を捜していた男達と謎の失踪……とくれば、多分そう言うことなんだろうなーと予想をつけてみたり。
更新記録を見る限り、けっこう速いペースでUPされているようなので、続きを楽しみに待つとしますvv
No.4658 (読書)


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63][64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205]

<< 2017年10月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :



 with Ajax Amazon

 最新の記事
 2013年04月13日の読書
 2013年04月12日の読書
 2013年04月11日の読書
 2013年04月06日の読書
 2013年04月05日の読書
 2013年04月04日の読書
 2013年03月31日の読書
 2013年03月28日の読書
 2013年03月27日の読書
 2013年03月25日の読書

 最新のコメント
 100均のシャトルも話題..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/10/20 08:22:07
 こんばんは、猫欧州さん..
 by 神崎真
 at 2017/10/19 23:39:07
 ブログにコメントさせて..
 by 猫欧州
 at 2017/10/19 23:07:33
 楽天セールのおかげでし..
 by 神崎真
 at 2017/10/19 18:45:49
 ブログを拝見すると大勢..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/10/19 12:38:55
 こんばんは、胡蝶蘭さん..
 by 神崎真
 at 2017/10/17 17:45:41
 フリーパターン気に入っ..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/10/17 08:15:54
 それは他のことを何もや..
 by 神崎真
 at 2017/10/16 06:42:16

 カテゴリー一覧
 読書(2042)
 更新(439)
 電脳(526)
 映像(232)
 バトン(23)
 創作(554)
  タティングレース(243)
  マクラメ(52)
  レジン(8)
 その他(7)
 日常(1433)

 最新のトラックバック
 今日の夕食は
 ┗しゃばけ(ドラマ)(+五月雨通信+/2007/11/28)

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


 

Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41