よしなしことを、日々徒然に……



 2013年04月28日の読書
2013年04月28日(Sun) 
本日の初読図書:
4063763943妖怪アパートの幽雅な日常(4) (シリウスKC)
深山 和香 香月 日輪
講談社 2013-04-09

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えー……大人の事情で、今回は通常版になりました。
っていうか、前回も通常版にしておけば良かったかーもーー 《o(><)o》<よっぽど古本屋の表紙が羨ましかったらしい

今回は二年生の新学期が始まり、GWを過ぎて梅雨に入った時期までを収録。
夕士くんは田代たち姦し三人娘と同じクラスになりました。そして三浦先生のご登場。三浦が女子に対してブチ切れたシーンの迫力は、なかなかのものでございました。この巻ではイドの怪物にとりつかれた三浦先生が、救急車で運ばれるまで。この調子で行くと、五巻のラストあたりで千晶先生ご登場まで行くかな……?
骨董屋さんの出番がなかったのはちと惜しかったけれど、代わりに龍さんがいっぱい語ってくれて満足至極。野郎だらけの岩風呂@身体の傷跡披露に、思わずニマニマしてみたり(苦笑)
そしてスクルド・サンディ・ウルズの三女神の山姥ファッションは、絵で見ると意外に可愛らしくvv 一つ目巨人の又十郎さんも、ちゃんとしたイラストだと、これまた格好良くて。親父好きの琴線をビンビン弾いてくれました。

しかし香月さんの、特にこの頃のお話は、いろいろな意味でまぶしすぎて、心に突き刺さる……画家の言葉が胸に痛い……(しくしくしく)
No.4744 (読書)


 2013年04月27日の日記
2013年04月27日(Sat) 
本日の初読図書:
4863890249紫同心江戸秘帖 吉原哀切の剣 (静山社文庫 C お 1-1)
大谷 羊太郎
静山社 2009-12-02

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時は文政。徳川十一代将軍 家斉の時代。
田沼意次の時代が再来したかのように賄賂が横行する江戸では、後に老中となる水野忠邦が、寺社奉行に就任したばかりであった。未だ二十代という若き水野忠邦は、さらなる出世と権力を求め、上役へ贈る賄賂の資金を生み出すべく陰謀を巡らせている。
南町奉行所の定町廻り同心 室崎銀次郎は、若侍が吉原の遊女を斬り殺して立て籠もっている現場へ駆けつけたところで、その若侍が死に際に残した言葉を耳に留めた。好奇心から個人的にその意味を探り始めた彼は、やがて事件の背後に隠された、水野忠邦の画策へと近づいてゆく。
普段は物腰穏やかで動作もおっとりとしているが、いざという時の洞察力は素晴らしく、その鋭い推理力で数々の手柄を上げている名同心、室崎銀次郎。朱房よりもさらに上位の、紫房の十手を許されている彼を、人々はその名に掛けて「紫同心」と呼んだ ――

解説によれば、かなりのベテラン作家さんが初めて時代劇に挑戦したという、新シリーズなのだそうですが。
……すみません、正直ちょっと微妙でした。
設定はおもしろいし、事件の筋立ても良くできていると思います。
でも、なにかが足りない。
いやむしろ余計なのかな??

以下辛口につき、記事をたたみます。
No.4743 (読書)


 2013年04月26日の読書
2013年04月26日(Fri) 
本日の初読図書:
4894568810三国志〈3の巻〉玄戈の星 (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
角川春樹事務所 2001-08

by G-Tools
英雄、ついに墜つ。
北方呂布は、最後の最期まで格好良かった……
そのチャンスはあったのに、あえて曹操を殺さず、そうして手にした命の借りを一頭の馬のために使った呂布。それは人の上に立つ武将としては、失格なのかもしれません。軍師の一人に過ぎない陳宮のために、籠城していた城門を開けてしまったその行動も。
けれど、一人の武人として、男として。呂布の生き様と赤兎馬との絆に、痺れずにはいられません。
最期の書かれ方も、北方先生一流の淡々とした文章がまた素晴らしいんですよ。
あれだけの男の終わりが、あれほどの壮絶な人生と戦いの幕引きが、たった一行。
それが良い。
本家「演義」や、一般的に語られている呂布像とはまったく異なったキャラクター造形を見せてくれた北方先生に、乾杯(あるいは完敗)です。
……ただ陳宮とか李姫とか胡桃がどうなったのか、語られていないのがちょっぴり残念でした。陳宮は演義でああなるからそうなんだろうと思えるんですが、李姫と胡桃はあれだけ思わせぶりにいろいろ描写されたオリキャラなんだから、もうちょっとこう、さあ? それとも今後、なんらかの関わりが出て来るんでしょうか。そう言う点では胡郎も気になります。関羽千里行のあたりででも、ちらっと顔を出してくれないかなあ。

全体的には、漢中の五斗米道から始まり、五斗米道で終わっておりました。このあたりは、本家ではあんまり描写されてませんよね?? 少なくとも岩波版や柴錬版では触れられていませんでした。
そんな、長らく中央の乱世には関わらず、鎖国状態になっている益州(のちの蜀)の内情をちょこちょこと挟みつつ、ひたすら呂布と曹操の決着をつけることにページが費やされ。劉備は相変わらず腹黒く、曹操を利用したり、呂布と手を結ぼうとして果たせず、残念がりながら曹操軍についてみたり。戦には勝って呂布を倒したけれど、徐州はまだ取り戻せないまま曹操に表向きだけ臣従しつつ、許都で雌伏の時を過ごしていたり。
孫策側はそんなに大きな動きはなく、着々と足元を固めながら、ちゃっかり周瑜と二人で嫁さん(大喬と小喬)さらってきてたりとか(笑)

そして北では袁紹が公孫サンをついに倒し、河北四州を統一。
……北方先生は袁紹が嫌いなのでしょうか。とにかく袁紹のターンになると、無自覚な傲慢さが鼻について鼻について。いやそれこそが作者の狙いなのでしょうが。とにかく自分以外は全てを見下しているのが、まったくもって憎らしい。戦は民の血を流し国を疲弊させることだともっともらしく言うその同じ口で、流浪の農民は生きている価値もないから、死に兵として形だけ整えさせて囮にしろとか、平気で命じてます。
そもそも腹心の部下であるはずの文醜のことすら『だみ声が耳障り』とか腹の内で思いつつ、本人には言わないで『やって』いると、恩着せかましく考えています。ああ、なんて嫌な奴なんだ!

さて、次回はその袁紹と曹操が対峙する、官渡の戦いがメインの模様。
ええと、関羽千里行もそろそろなんですっけ? 北方版ではやってくれるのかな……ぶっちゃけ全編通じて関羽最大の見せ場。これがなければ、関平も周倉も出てこれなくなっちゃうエピソードだからなあ<個人的お気に入りキャラ
No.4742 (読書)


 2013年04月21日の読書
2013年04月21日(Sun) 
本日の初読図書:
4104507172けさくしゃ
畠中 恵
新潮社 2012-11-22

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無役の小普請組である二百俵取りの旗本 高屋彦四郎知久は、とんと出世欲のない御仁である。恋女房のお勝をこよなく大切にし、絵を描くことや古典や浄瑠璃が大好きで。狂歌の集まりなどでは、町人達とも親しく交わる気さくな殿様である。知人達からは雅号である種彦から取って、種さん、あるいは彦さんなどと呼ばれていた。
そんな種彦の元へと、ある日、一人の男が尋ねてきた。山青堂と名乗るその男は、狂歌の会で幾度か顔を合わせたことこそあったものの、あくまでそれだけの間柄である。
しかしそんな男は、やおら種彦へこう持ちかけた。
「彦さん、突然ですが、戯作者になりませんか?」
と。
なんでも山青堂は貸本屋の世話役をしているのだが、このたび絵双紙屋を開こうと思い立ったのだという。しかし売り物の本を刷ろうにも、売れっ子戯作者達は新参者など相手にしてくれない。それならばひとつ、己が新しい書き手を見つけてやろうと考えたのだと。
先の狂歌の会で、種彦が即興で語った話は、たいそう出席者達に受けたという。聞けばこれまでにも様々な話を作っては、話しているらしい。
ならばいっそ、それらを一冊の本にしてみないか、と。
調子の良いことを言う山青堂を、最初はうとましく思っていた種彦だったが、ひょんなことから山青堂の手代が巻き込まれた事件を解決することとなり、結局その事件をもとに一本、話を書きあげてしまった。
しかしいざそれを出版しようとすると、あとからあとから問題がわき起こってくる。
そんなやっかいごとをひとつひとつ解決してゆく中で、種彦は自分と同じように戯作を愛する様々な人々と出会い、交流を深めてゆく。
それは後の世に名を残す、江戸の戯作者 龍亭種彦が、未だ筆を執るその前の物語である ――

ぶっちゃけ、龍亭種彦について、詳しく知りません。
漠然と、ベストセラーを書いたけれど、それが原因で発禁処分を受けて腹を切らされた人、と思っていました。
……そんな人の話は辛いなあ、と思いつつ、ちょっと調べてみたならば。種彦さんの死因は自決という説もあるけれど、一応は病死というのが定説なようです。それに亡くなったのは六十近くですから、まあ江戸時代ならそんなに早死にというわけでもなくて、多少は安心しながら読みすすめられました。
当時の出版事情について、事細かに書かれているのもおもしろいところ。
全体的に、戯作者がうかつな話を作ると、お上に睨まれて首と胴が離れる羽目になるのだぞと、これでもかというほど繰り返されていました。これはやはり、後年の筆禍を意識してのことでしょうか。
とはいえ、出てくる人はほとんど皆が気持ちの良い人たちで。読んでいてほっこりできるあたりは、おなじみ畠中節とでもいうべきか。
伊織夫妻や訳ありげな中間 善太なども、ただの使い捨てゲストキャラとではなく、ずっと最後まで付き合ってくれるのが嬉しいところでした。

問題の大ベストセラー「偐紫田舎源氏(にせむらさきいなかげんじ)」も、粗筋を拝見するだにおもしろそうなんですが……現代語訳が存在しないそうで(しくしくしく)
まあそもそも、もととなった源氏物語自体を、私はよく知らないわけで。オリジナルを知らないまま二次創作を読むのも邪道なのでしょうが。
読めないとなると、ちょっと残念なのでした。
No.4732 (読書)


 忘れず拾いに行かなければ
2013年04月20日(Sat) 
青空文庫の公開予定に、ついにこの作品が!!

> 雪之丞変化(1911) 新字新仮名 公開 2013-05-20

はたして何年待ったことか……長かった……
No.4731 (読書)


 2013年04月20日の読書
2013年04月20日(Sat) 
本日の初読図書:
「魔界公爵令嬢の野望?(小説家になろう)」〜語られることのなくなった物語2
 http://ncode.syosetu.com/n3437x/

病弱だった二十歳女性が、異世界転生で魔族の幼女に生まれ変わり、人間の子供達を引き取って育てるお話。
ちょっと詳しく書き留める元気がないので、ざっくりメモほど。
No.4730 (読書)


 2013年04月18日の読書
2013年04月18日(Thr) 
本日の初読図書:
「偏屈さんと一緒(小説家になろう)」〜あのーあなた誰ですか?・・許嫁?冗談ですよね 1
 http://ncode.syosetu.com/n1750o/

モモコ・クロックス。20才。イギリス人と日本人のハーフである彼女は、淡いストロベリーブロンドと茶がかった緑の瞳を持つ、ごく普通……ちょっと鈍くて天然で能天気かもしれないが、たぶん普通……の女性であった。
そんな彼女は憧れの出版社に勤め始めて間もなく、トラックにはねられた。
激痛と衝撃に混濁する意識 ―― そうして気が付くと、彼女は……落下していた。
水音と共に池にダイブ、溺れそうになっているところをすくい上げてくれたのは、やたらとガタイの良い、金髪の男。
そして「降ろしてください」と訴えようとした彼女の口から出たのは、なぜか
「みゃあうお」
猫の鳴き声であった。
なんとモモコは、なんとも奇妙なピンク色の猫になっていたのである。
しかもそこは、慣れ親しんだ、地球の日本ではなかった。
そこは猫というものが極めて珍しい世界で、しかもピンク色とあってはますます珍重されるらしかった。そんな世界のなか、ドミニオン自治領国の国主ホクガンに拾い上げられたモモコは、即座にその妹であり奥向きの管理者であるテンレイに奪取 ―― もとい引き渡された。
可愛い物好きのテンレイはモモコを非常に可愛がってくれる。モモコは自分は猫に生まれ変わったのだと納得し、幸せな猫ライフを楽しんでいた。
しかし、ある日のこと。たまたま開いていた扉から外へ出たモモコは、巨大な軍用犬に遭遇し、思わず逃げ出してしまった。必死に走るうちに気が付けば現在位置も判らなくなり ―― そうして川に落ちた。
かろうじて這い上がったものの、そのままボロ雑巾のように行き倒れてしまった彼女を見つけたのは、ガツク・コクサ。
軍部の攻撃専門部隊「雷桜隊」を率いる大将であり、人類を超えた軍部最強の化け物と呼ばれる男だった。
仕事と国を守ること以外には全く興味を持たなかった人間破壊兵器と、一匹の仔猫。その出会いはやがてドミニオンの未来をも左右することとなる……

えー……身長2m78cmの顔面凶器な強面男が、ピンクの仔猫ちゃんにメロメロになった挙げ句、ヤンデレるお話です。ウン、間違ってない。本編完結済。

ガツクのヤンデレぶりは、もう清々しいほどで、ちょっと我に返った(らしい)七章目は、いろいろ苦悩とかすれ違いとかありますが、まあとりあえずハッピーエンドです。本人達が幸せなんだから、ハッピーなんだったら!

ただこの話、一度プリントアウトしたものをOCRしたのかなんなのか、「ニ」と「二」とか、「ー」と「−」と「―」とかがごっちゃになっているのが、読んでいてちょっと辛かったです。あと誤字脱字に余計な文字の紛れ込み。「てにおは」や視点なんかもたまにおかしいので、常に脳内補完が必要。慣れるまで正直きつかったです。でもそこを通り過ぎると、ガツクさんのヤンデレぶりにはまる(笑)<どこまでもそこか

あと登場人物も最初いっぺんに出てきて混乱しましたが、読んでいるうちに自然と判るようになっていきました。個人的にはダイスとシスさんが良いな★

最後がちょっと尻切れトンボっぽいですが、別ページに後日談と番外編があるので、そちらも要チェックです。
No.4726 (読書)


 2013年04月17日の読書
2013年04月17日(Wed) 
本日の初読図書:
4062732068ST警視庁科学特捜班 (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2001-06-15

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警視庁科学特捜班Scientific Taskforce、略してST。彼らは科捜研から独立して新設された、科学捜査を行う特別班である。構成メンバーは、科捜研の中でも特に優秀だった人材が集められている。
……しかしその実体は、手帳も手錠も銃も持たない一般職の集団で。噂によれば、みなどこかしら問題を抱えた、はみ出し者ばかりだとも言われていた。
ただひとり、彼らを束ねる立場にある百合根警部補だけが、まともな捜査権を持っていたが、とは言えその彼にしても、ほとんど経験を持たない新人のキャリアにすぎないのである。
そろいもそろって曲者揃いのメンバー達。優秀でこそあるかもしれないが、協調性皆無の変人集団に、チームワークを旨とする現場の捜査員達は苛立ちを隠せないようだった。
そんなSTが初投入されたのは、中国人女性が殺された現場だった。室内は乱雑に荒らされており、被害者女性は全身傷だらけで暴行を受けている。凶器は現場に放り出されたままで、衝動的な犯行であることが、一見して見て取れた。おそらく犯人は異常な性癖を持つ、粗暴な男。過去に傷害などの前科を持っている可能性が高い。そう主張する捜査陣の意見を、しかしSTのプロファイル担当 青山は、ばっさりと切って捨てる。
「この事件は、それほど簡単なものじゃないね」
いきりたつ捜査員をよそに、ST達はまだ情報が足りないからと、明確な犯人像を絞り込もうとしない。
そして、新たな殺人が起こる。今度の事件は同じ猟奇的な快楽殺人でも、まったくタイプの異なるものだった。また現場に残されていた犯人の体液から判る血液型も、前回とは違っている。別件か、あるいは模倣犯だろうという現場の見解に、またもST達は待ったをかける。
反発を強くしてゆく捜査陣とSTの間を懸命に取り持つ百合根だったが、じょじょに二つの事件を繋ぐ情報が見つかってきて ――

協調性ゼロ・ワケ有り変人揃いの特捜班という、どこぞのライトノベルっぽいドラマの設定を新聞で見て、なんだかおもしろそうだから原作をポチッとな。
……けれどなんとなーく予感がして、「メディアミックスを見るなら原作を先に」というMYルールを曲げて、ドラマから先に視聴しました。
結論。正解(苦笑)
ドラマはドラマで非常におもしろかったんですが、先に原作を読んでいたら、あまりのおちゃらけ改変ぶりに、コレジャナイ感が半端なかっただろうと思いました。
とりあえず法医学担当の赤城さんは、引きこもりではありません。限定(主に女性)対人恐怖症だけれど、普通に現場へ足を運ぶチョイ悪親父系ダンディさん。
文書鑑定やプロファイリング担当の青山さんは、れっきとした男性。ただし誰もが見とれる端正な美形で、ゴミ部屋の中でくつろぐ姿のギャップが激しいです。
毒物など第一化学担当、その優れた嗅覚から人間ガスクロマトグラフィーと呼ばれる黒崎さんは、長い髪を後ろでくくったガタイの良いサムライ系武闘派で、しゃべらないのは単に寡黙だから。
物理担当で極端に耳の良いセクシー姉さん翠さんと、第二化学担当で兼業坊主の山吹さんは、まあドラマとそう変わらないかな、というところ。ただドラマの山吹さんの法衣が、墨染めじゃなくえらい派手だったのが原作読むと気になりますかね。山吹さんはもっと空気を読める人の印象でした<現場が神社だったときは、法衣を脱いでくるとかさ
お話の内容も、事件の流れと犯人はおおむね同じだったんですが、その動機や背景がだいぶ違いました。どうも小説の方では、『黒幕』が今後も関わってくるようです。

個人的に嬉しかったのが、百合根キャップとSTメンバーの間に、すでにある程度の信頼関係ができているらしいところ。「キャップは警視庁の中ではいけてるほう」と評されたり、「さすがキャップ」とか言われる場面が幾度かあり、読んでいてちょっと心安らかになれました。普通の刑事達とSTである部下達、どっちの陣営からもアウェーだと、立つ瀬がなさそうで、読んでいてつらくなるもので……
百合根さんと言えばドラマでのメモ魔、完璧主義な部分がなかったですが、これはそのうち描かれるのかな?
個人的に『何かを代償にした有能な人たち』が活躍するお話が大好きなので、百合根さんもヘタレ部分を見せつつ、どんどん認められていって欲しいところです。
そして今回は赤城さんの活躍が少なかったのが、少々残念でした。
『一匹狼を気取りたいのに、何故か周囲に人が集まるリーダー格』という設定が、まだ活かされていないようでした。ここも次巻以降に期待ですな<つまり続きも読むつもり

とまあ、設定は以上の通りだし、活字は大きいしで、本当にどこのキャラクター小説的ライトノベル? という感じでした(笑)
あえて苦言を呈するなら、人の命がいささか軽く感じられたというのを取り沙汰するのは、刑事物ミステリでは野暮なことでしょうか。
No.4723 (読書)


 2013年04月16日の読書
2013年04月16日(Tue) 
本日の初読図書:
4091235832妹先生 渚 1 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
村枝 賢一
小学館 2012-01-12

by G-Tools
4091235840妹先生 渚 2 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
村枝 賢一
小学館 2012-01-12

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古本屋で棚を眺めていたら、偶然目に入って「うぉぉおおお!?」となりました。
おなつかしや、「光路郎」の続編じゃないですか!
もう「光路郎」は、何度読み返したか判らないぐらい、大好きなお話でした。
今回は女子高生だった妹の渚ちゃんが、母校の教師として新入生を受け入れるところから始まります。
お馴染みキャラも多数登場。
兄はいろいろあって、一巻ラストからの登場でしたが、あいかわらず良い男。子供(しかも二人)もできていて、すっかり奥さんの尻に敷かれております。
個人的に渚ちゃんと原くんの関係が大好きだったので、二巻では思わず「うふふvv」というところ。
寡黙な巨人、不登校の問題児だった彼も、すっかり「みかん農園の若旦那」になっちゃって、ますます格好良さがレベルアップしております。
……新入生の若造くんじゃあ、原くんには到底かなわないぜ★

メインは渚先生と生徒達との交流というか、学園青春的なものになるんだと思うんですが、旧作ファンとしては、ついつい旧エピ関連の方にばっかり目がいってしまいます。
あと渚ちゃんが国語教師になっていつつ、英語アレルギー健在なのが、正直ちょっと。作者様はいさぎよく「間違えました」と後書きマンガで白状してらっしゃいますが、旧作のラストに感動した身としては、どうにももやっとしたものが残るのでした。

あ、でも、「え? いきなりファンタジー??」と思わされた、雀のお話とかにはしてやられました。うまいなあ、村枝先生(しみじみ)
そういえば旧作にも、ホタルが吉永先生に恋するとか、自動販売機や雪だるまのファンタジックなお話がありましたっけ……
No.4719 (読書)


 2013年04月15日の読書
2013年04月15日(Mon) 
本日の初読図書:
4072853798薬屋のひとりごと (Ray Books)
日向夏
主婦の友社 2012-09-26

by G-Tools
内容紹介については、WEB版を読んだときに書いているので割愛。

え? あれ? ここまで!?
というのが、読了した段階で最初に思ったことでした。
うん、いや蛇足編が入っていないのは知ってましたし、確かに区切りが良い部分であることは確かなんですけれど。
……でもこれじゃあ壬氏さんは、妖しい美貌のちょっと意味ありげな、でもあくまで宦官としか思えないんじゃないだろうか?? そうすると猫猫との今後が、かーなーりー、不毛な予想になっちゃうんですけど。
この巻で明記(というか示唆)されているのは、実は見た目より幼い十六歳であること。阿多妃と横顔の印象が似ていること。十五年前に赤子のまま死んだという阿多妃の息子は、(ネタバレにつき中略)である『かもしれない』こと。この三点だけですよね?
それだけの記述で、壬氏の正体とその立場まで読みとるのは、よっぽどライトノベルに慣れ親しんだ人じゃないと無理なのでは。 私がWEB版を読んだときは、さてどのへんで察したんだったっけ……?
まあ、ライトノベラー(なんじゃそら)としては、皇帝の弟が病弱で、人前にほとんど出てこないと書かれている段階で、もう「ああ成る程」とか思っちゃうんですけどね(苦笑)
さらに高順の立場も詳しく語られないままなので、苦労性の彼がますます気の毒なことに……

もともと後宮に閉じこめられている猫猫中心に描写が進むため、事件の謎解きをした結果生じる宮廷内の変遷とか、表の政治内容とかがほとんど語られてないんですよね。そう言う意味では、いささかオチがない放りっぱなし感が。
あとたまに混じる妙に現代的な視点が、古代中国的世界観に浸かりながら読んでいると、違和感を感じさせるかもしれません。

ともあれ。
続きを出さずにこの一冊で終わらせるのであれば、事件エピソードを増やすよりも、壬氏の正体まわりをもう少し補填してやった方が良かったのではないかと思ったりも。

そんな訳でWEB版を未チェックの読者は、是非続きの蛇足編と後日談SS群も読んでみられることをオススメします。
壬氏の事情だけでなく、猫猫の出生の秘密など、いろいろ意外な情報が明らかになりますので。

■薬屋番外編
 http://ncode.syosetu.com/n8967bb/
No.4715 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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