よしなしことを、日々徒然に……



 2016年08月29日の読書
2016年08月29日(Mon) 
本日の初読図書:
■悪役令嬢だけど、クラスに魔王がいるのでそれ所じゃありませんわ!
 http://ncode.syosetu.com/n6716cv/

■平和主義な魔王の想い 〜魔王だけど、趣味はお菓子づくり〜
 http://ncode.syosetu.com/n0141cw/

恋愛ゲームの悪役令嬢に転生したが、ヒロインと友だちになれるルートもあるので楽観視していたら、イレギュラーが発生。それはゲームにはいなかったキャラクターの存在。
筋肉質で闇のオーラを纏った、眉目秀麗だが異様に眼光が鋭く、凶悪な印象の男性。年齢はどう若く見積もっても二十代後半。でも同級生。
その自己紹介はというと、
「我は魔王だ。先日、先代魔王が死去してこの姿となったが16歳である。我は平和主義者だが、歯向かう者がおれば容赦はせぬから、死にたい者はかかって来るがいい……」
まさかの魔王だった。
主人公も他の生徒たちも恐る恐る遠巻きにしていたが、主人公はある日、購買から出てきた魔王とぶつかってしまう。そして彼が取り落とした雑誌のタイトルを目に入れてしまった。
『かんたん!美味しいお菓子レシピ』『可愛い編みぐるみの作り方』『花とビーズの刺繍』『人気のスイーツ専門店100』
いかつい見た目とは裏腹に、彼は可愛い物や甘いお菓子が大好きで、自分で作るのも趣味であったのだ。
しかし王位を継承した以上、魔王らしく振る舞わないと同じ魔族から魔王の資格無しと命を狙われるし、人族達からも軽く見られて戦を起こされかねない。なので懸命に魔王としての威厳を出していた。本当は平和主義者で戦いなんかしたくないし、ずっと趣味のスイーツ作りとかしてたいのだと。
滂沱の涙を流し号泣しながらカミングアウトする魔王を相手に、主人公は内心で冷や汗を流していた。
この設定、この展開。それはゲーム内で悪役令嬢がヒロインと仲良くなるルートではなかったか。
クールビューティーで大人っぽいシックな装いを好む彼女が、意外にもファンシー雑貨やスイーツ作り、編みぐるみ等、可愛い物好きで。それをきっかけにヒロインと交流を深めていくという、特殊ルート。
しかし前世の記憶がある彼女は、そのたぐいのことにほぼ無関心であったため、今世でもその方面はスルーしていたのだ。
もしかして、自分がゲームと違う性格の為、本来悪役令嬢が持つはずだった趣味が魔王に行ってしまったのかもしれない。
……罪悪感が半端ない。
立場と嗜好の間で苦しんでいる魔王への贖罪を込めて、良ければ友だちになろう、興味があっても一人では入りにくいスイーツ店など、二人でなら堂々と入店できるし、と。そう提案した彼女に対し、魔王はまたもぼたぼたと涙を落として……


小説家になろうの悪役令嬢転生モノ短編と、その続編で魔王側視点の中編と、さらに後日談。
幸せほのぼの展開ですが、最後の最後でうるっときてしまいました。
魔王の小動物感や、主人公の淡々としつつもなんだかんだでラブラブなところが微笑ましいです。
No.7804 (読書)


 2016年08月24日の読書
2016年08月24日(Wed) 
本日の初読図書:
「夏が来れば思い出す(小説家になろう」
 http://ncode.syosetu.com/n3344dm/

モロクっちこと諸口正巳さんの、ヤク退と毎日がメリバのクロスオーバー。1万3千字(文庫本で40P弱)ほどの短編です。
明日廃も読んでいた方が、より判りやすいでしょうか。あ、忘れてはいけません、神無沼も★
もっとも内容は、黒澤組の下っ端オッドアイの梶くんと、有能こと祠門さんの舎弟前橋さんのお話で、笙さんなどは名前だけのご登場。その他のメンバーに至ってはいっさい出てきません。
それぞれのシリーズの本編ではまったく語られていませんが、作者様の Twitter で呟かれる小ネタでは、この二人が仲良しさんと言うことは前提条件というか、周知の事実なんですよね。二人で仲良くポケモンGOとかやってるらしいです(笑)
今回は二人の馴れ初めとか、前橋の過去とかいろいろ出てくるので、諸口さんファンには外せない一作かと。
そして相変わらずいあいあっぽいですww
グロくて理不尽で人が死にまくってます。まさに諸口節。
この「怪異とは理不尽なもの」「理由なんてなく、ただそこに存在するだけの、人知を超越した現象」という書かれ方がすごく好きです。これバランスを失敗すると単なる訳判んない話になっちゃうのでしょうが、そこらへんのさじ加減が諸口さんは絶妙だと思います。
No.7799 (読書)


 2016年08月15日の読書
2016年08月15日(Mon) 
本日の初読図書:
商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

人狼への転生 魔王の副官(1) [ 寺田イサザ ]
価格:648円(税込、送料無料) (2016/8/15時点)



現在唯一、新刊リアルタイムで追い続けている小説のマンガ版です。
表紙デザインはあえての小説一巻目とお揃いのアングル。コミカライズ版は、背景がよく見るとビル群ですね。

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

人狼への転生、魔王の副官(01) [ 漂月 ]
価格:1296円(税込、送料無料) (2016/8/15時点)



キャラクターデザインもほぼ小説挿絵に準拠しているので、そういった点での違和感はほぼありません。
ただガーニー弟は小説だと双子だか年子だかで見分けつかない設定なんですけど、マンガ版ではかなり年下の少年キャラになっています。
一族郎党、十代の子供まで引き連れての出兵だというのを表すには良い改変だったと思います。第一かわいいvv
ジェリク、モンザ、ファーンお姉ちゃんにハマーム、もちろんウォッド爺さんやメアリ婆ちゃんなど、小説だとかなり読み進めるまで見分けがつきにくかった人狼隊主要メンバーたちも、マンガ版だとすぐに判別できて便利便利。

こちらである程度試し読みができるので、雰囲気を掴みたい方は如何でしょう?

■人狼への転生、魔王の副官|コミック アース・スター
 http://comic-earthstar.jp/detail/beowulf/

タイトルイラストで、左から三番目にいるスカーフェイスの美少年がガーニー弟(ガーッて言う方がガーベルトで、にーちゃんって言う方がニーベルトらしい)です。

さて内容としては、WEB公開時に最後にUPされてた「特別編 その前夜」を序章の次に移動してあったことで、ヴァイトが転生者であることをコミカライズ版でも早めに明かす方向に変わっていました。
あと、ヴァイトの心内描写が増えていたり、心の声だったのが普通の発言に変更されていたりと、ちょこちょこと修正が。

えー……実を言いますと、メディアミックス作品としてのこの本の評価は、私の中ではあまり高くありません。

以下は辛口なので、読みたくない方はご注意下さい。
No.7778 (読書)


 2016年08月06日の読書
2016年08月06日(Sat) 
本日の初読図書:
477399505X続・タッチングレースとビーズタッチング〈応用篇〉
生田 光子
源流社 1995-07

by G-Tools
昨日借りてきた「タッチングレースとビーズタッチング」の続編です。
雰囲気は相変わらずレトロ(笑)
ただ前巻に比べると、完成した作品よりも、スタンダードなパターンやミニモチーフの紹介が多めでしょうか?
あとはそれを組み合わせて応用していく方法とか、自分でオリジナルデザインを考えるやり方を説明している……のですが。
ちょっと言葉が足りないというか……ある程度の技術がある人なら、これで判るのかなあという感じでした。
そして前の巻よりもさらにたくさん、スプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を使用した作例が多いです。
やっぱりこれは、マスターしておいたほうが良い技法なんでしょうかねえ。

そして。
とある円形モチーフを見た瞬間に一目惚れというか、これ、これ作りたい!! と思ったのですよ。
この作品の編み図を入手できただけで、借りてきた甲斐はあったと。

……しかしその編み図を見ているだけで、気が遠くなりそうというか(−ー;)
今日やったコイルワークの比でない目数の入り組みぶりに、確実に自分がどこ結んでるか判らなくなって迷子になると予測できます。

ああでも良いなあ、これ……すっごい素敵。水色の段染めで作って複数を繋いだら、きっと映えるだろうなあ……


追記:
作り始めちゃった(てへ)



一段目から二段目へ上がる所(緑の糸を結んである部分)で、モックピコとスプリットリングを使い、糸を切らずに移動しています。そのため、シャトルは二個使用。
しかし二段目以降はぶっちゃけサブシャトル使わないので、サブシャトルの糸がなくなったら糸玉に繋ぎ替えたいんですが……どうやったら大きな糸玉から出てる糸を内部に結び込んでいけるのかが判りません(−ー;)<シャトル糸を繋ぐ場合は、二個一緒に持って芯糸二本でブリッジひとつ作ってから糸を結び合わせて、もう一個ブリッジを二本で作ってから、新シャトルの最初の糸端と旧シャトルを切り離している

あと、けっこう目数が書かれていなかったりするので、完成写真とにらめっこして割り出してみたり、編み図だけだとよく判らないから、段ごとに分けて目数とピコを書き出してみたりと、やっぱりかなり難易度高いです。
あ、もちろん本に直接書いたりはしてませんよ? ちゃんとコピーしてます。

うまく作れると良いなあ。

追記2:

……あー、糸玉繋ぐには、こういう方法もあるのか。

■赤裸々レース 糸継ぎ は大変
 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/372/

サブシャトルがなくなった時点で、潔くメインシャトルも切り離して、改めて糸玉と繋がった状態のメインシャトルをロックジョイン。切った二本の糸端は、次のブリッジを芯糸三本にして隠す、と。
……なるほど。先達の発信して下さってる技法は、本当に為になります(しみじみ)
No.7762 (読書)


 2016年08月05日の読書
2016年08月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4773994010タッチングレースとビーズタッチング(1)
生田 光子
源流社 1994-08

by G-Tools
以前借りたタティングレースの本が、一度延長してなお、ついに期限が来てしまったので返却……しに行ったら、その日は臨時休館日 _| ̄|○
とりあえず返却ポストに入れるだけ入れておいて、本日ようやく次の本を借りてくることができました。
例によって、内容はかなりレトロです。なにしろタイトルが「タティングレース」ではなく「タッチングレース」ですし(笑)
刊行されたのこそ平成に入ってからですが、序文には「専門学校の学生達の間では、大正から昭和初期までが大変流行していた」「平成の時代に(中略)改定して、心あらたに第三冊目を発行することができました」とあるように、著者さんはここ数年で存在を知って始めたにわかなどではなく、むしろ黎明期を担ってこられたお一人なようです。経歴によればなんと大正生まれ。

なので紹介されている作品は、古き良き時代を感じさせるものがほとんどです。そもそもカラー写真なんて最初の4ページしかない。あとは全部モノクロ写真と線図です。

だがそれが良いvv

今の時代、わざわざ手編みでレースを作る人間なんてのは、よほどの物好きでしょう。
そしてその物好きが求めているのは、まさにこの古き好きレトロさなんだと、私は主張したい(もちろん違う方も多いでしょうが/笑)。

今までネットで調べたり、最近刊行された本を読んだ時とは、用語の使い方などが異なって戸惑う部分もありますけれど(スカラップとハーフクローズリングはどう違うんだ/悩)。でも「ああ、あれはそういう意味だったのか!」と膝を叩く部分も多かったです。

とりあえずコイルワークとスクエアーワークは、マスターしたいですね。

あ、あとスプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を利用した作品が、けっこういろいろ紹介されています。
その作品を作られたのは、著者さんとは別人のようですが。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース ダウンワードステッチ(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-518.html

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html

またそういう作品ほど、私好みなんだなこれが(苦笑)
これもうまく活用すると糸端の始末回数をかなり減らせるようなので、是非覚えておきたい技法です。いちおう前に一度は挑戦してみて、ちっちゃいモチーフは割とスムーズに作れたから、なんとかなるんじゃ……ないかな?



……しっかし、紹介されている中で一番すさまじいと思ったのは、円形のモチーフをそれぞれ白か黒で作成し、長六角形に繋いでいったピアノ掛けです。
モチーフ自体はリングとロングピコを組み合わせた、シャトル一個しかも最初から最後まで糸切らずに作って行ける、出先での時間潰しにはもってこいなパターンなんですけどね。
でも全体の大きさが77cm×186cm。60番の糸で作成したモチーフの枚数が、黒645枚、白1533枚て(汗)

さすがにこれは無理。絶対に真似できない。
トータルで二千枚超……しかもこの作品を作られた岡野チヨさんという方は、失明後もレースの制作を続けられたと略歴に書いてあります。
道を極められた人って、本当にすごいですねえ……
No.7760 (読書)


 2016年07月23日の読書
2016年07月23日(Sat) 
本日の初読図書:

商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。お買い物される際には、必ず商品ページの情報を確認いただきますようお願いいたします。また商品ページが削除された場合は、「最新の情報が表示できませんでした」と表示されます。

妖怪アパートの幽雅な日常(9) [ 深山和香 ]
価格:648円(税込、送料無料) (2016/7/23時点)


ようやく読みました。
……世間ではもう、11巻まで出てるんですね。表紙からしてスキー回ですか?
いや今回読んだのは9巻なんですが。
千晶先生と青木先生の比較。叱る時べき時にはがっつり叱る千晶先生と、ひたすら生徒を(自分視点で)肯定し続ける青木先生の巻でした。
千晶が夕士の身だしなみに言及して、こいつは放っておいても大丈夫と保証するシーンもあったので、まあ満足です。
千晶が立ちくらみ起こす場面もありましたし、次回が『ツボマッサージ』ですかね……
No.7734 (読書)


 2016年07月22日の読書
2016年07月22日(Fri) 
本日の初読図書:

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人狼への転生、魔王の副官(04) [ 漂月 ]
価格:1296円(税込、送料無料) (2016/7/22時点)


現状、唯一新刊をリアルタイムで追い続けている書籍。
っていうか……恐ろしいことに、今年に入ってから読んだ小説本が、これでようやく5冊目です。
しかもうち三冊がこのシリーズです。いったいどうしたというのだ私(汗)

今回の収録内容は、111話「不和の荒野」〜149話「黒狼卿の虜」まで。
個人的一押しキャラ生真面目文官カイトの登場から、ロルムンド皇女エレオラの来襲。元老院の滅亡を経て、エレオラが魔都リューンハイトと雌雄を決するまでです。
WEB最新話あたりのヴァイトが好きすぎるカイトや、ちょっと前の忠誠度がMAX到達したマオを思い出しながらこのあたりを改めて読むと、いろいろと新鮮ですねえ(にやにや)

書き下ろし短編は、エレオラがヴァイト達評議会員と黒狼卿劇を見にゆく話。初回特典リーフレットのSSは、エレオラの部下ナタリアが、同じようにヴァイトと劇を(ry
特に書き下ろし短編の方は、敵を貶めるのではなく、「こんなすごい敵と戦って倒したのだ」と相手を称える方向に持っていく、これぞヴァイトといったその性格がよく出ていました。
他に印象に残っている書き足しは、ファーンお姉ちゃん視点の、ヴァイトに無茶はしてほしくないけれど、彼が前線で危険を引き受けてくれているからこそ、人狼隊は奇跡的に一人も死なずにすんでいるという葛藤のあたり。
あとガーシュ親分やエレオラの副官ボルシェさんの視点とかもありました。
個人的には工芸都市太守フォルネさん視点を読んでみたいのですが。あの人初対面からヴァイトのことを好意的に受け入れてましたけど、そうそう単純な性格じゃないと思うんですよね……

ところで私、何故かずっとエレオラ皇女を十代の少女容姿でイメージしてたんですよ。十八とか、下手すりゃ十六ぐらいに。なので表紙絵を見た時にはびっくりしました。WEB版の登場シーンを確認してみたら、確かに「アイリアと同年代っぽい」って書いてあります。なんでこの記述をガン無視してたのかな私??
もしかしたら、同時期に読み返していた「翼の帰る処」の皇女と、イメージが重なっちゃってたのかもしれません。
なるほどなあ、確かにこの年頃ならヴァイトとも釣り合いますよねえ(苦笑)
って、ヴァイトも今ひとつ正確な年齢は判らんのですが。暴れ猪の変異体を倒した10歳の時が「十年以上前」なのだから、二十代の半ばから後半あたりだと思ってるんですけど。

そして以下は、いつもの恒例の愚痴なので畳みます。
No.7733 (読書)


 2016年07月16日の読書
2016年07月16日(Sat) 
本日の初読図書:
「詐騎士(オンライン小説)」

領主の息子にして余命幾ばくもないルーフェスの身代わりとして、王都の騎士団へ入団した、孤児院出身のルゼ。
彼は病弱ながらも傀儡術という特殊な魔術を駆使し、その戦闘力は新人騎士達の中でも屈指のもの。いやベテラン騎士を複数相手取っても一歩も引くことない、圧倒的な強さだと評判になった。
領主の娘の婚約者であり、身代わりの事実を知る同期の騎士ゼクセンは、その可愛らしい容姿からしばしば女の子と間違われがちで。ルゼはそんな協力者を、むくつけき男どもからいつも守ってやっている。
……しかし実は、身代わりというだけではない秘密が、ルゼには存在した。
そう、女であるのは、ゼクセンではなくルゼの方であったのだ。しかも年齢は未だ十三歳。
性別も年齢も身分も余命も、全てが詐称。そして弱者は守り、力を振りかざしてくるいじめっ子は、あらゆる手段を駆使し喜々としていじめ返す。
そんなルゼの周囲には、不吉の姫と呼ばれる顔に火傷のあるお姫様や、サドコンビと異名を取るその兄王子と相方騎士、マイペースな魔族の女性医師など、個性豊かな面々が次々と集まってくる。
本物のルーフェスが病死するまでの、長くてせいぜい二年程度であろう、この茶番劇。
いささか心は痛むが、周囲を騙し通し、やりとげるしかない。
何故ならルゼには、絶対に達成しなければならない目的があって……


珍しくも個人サイト、しかもブログ連載から出版社に見出された、WEB小説書籍化の先駆けとも呼べるんじゃないかという作品のひとつ。
既にブログからは降ろされているので、いちおうタイトルだけ。

あらすじを読んで予想していたような、女の子を身代わりに出す悪徳領主とか、すれ違いまくりの勘違いまくりなラブコメとは全然違って、領主一家は好感の持てる人達だし、ルゼの正体とか裏事情も親しい連中には早い内に明らかになります。そしてルゼの性格が良い感じに 腹 黒 ww

王子様はお姫様に名乗り変えたほうが良いんじゃないかというぐらい、有能な割にヘタれてるというか、さらわれてはヒロインに助けられるポジション。っていうか、登場時のサドイメージを大幅に裏切って、普通にいやむしろかなり良い人でした。
本家お姫様の妹の方とか、母親との確執とか、いろいろ宙ぶらりんのまま本編が終了しているのがちょっと残念かな。
あと、「実は昔こんなことが起きていまして」というのの明らかにされ方が、「あれ、いつの間にこんな説明あったっけ」という印象があったのも惜しい。
……そしてこれは私の方の問題かもしれませんが、終盤どれが誰だか、かなり頻繁に判らなくなったあたり(苦笑)
そのあたりはコミカライズ版で確認し直していきたいところです。

■詐騎士 | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
 http://www.alphapolis.co.jp/manga/viewOpening/945000121/

長らく積んでいたテキストに手を付けられたのは、このコミカライズ版の連載が始まったからなんですが……こっちももう、一冊分貯まって最初の方降ろされてますね(苦笑) 読み始めてから読了まで、四ヶ月ぐらいかかったからなあ……(^ー^;;)
なかなか絵が好みで、脳内イメージは完全にこの方の絵柄で動いていました。
No.7712 (読書)


 2016年07月10日の読書
2016年07月10日(Sun) 
本日の初読図書:
4529041700やさしくタティングレース
藤重 すみ
日本ヴォーグ社 2005-09

by G-Tools
図書館で借りてきた指南書二冊目。
……うーん(苦笑)
レビューで酷評されまくっていた通り、写真がアカンです。前半に載せられている作品写真が、見本ではなく「写真集」の撮り方になっています。写真として見るにはお洒落かもしれませんが、この本を読む人間が求めているのは、細部がどんな構造になっているのかなのに(><)

それなのにほとんどの写真が演出的なフォーカスをかけてあったり、作品を斜めや遠景に配置していたりするので、どこにどういう結び目が使われているのかさっぱり判りません(−ー;)
ひどいのになると、いくつも連結された同じモチーフの、その1個分でさえ全体像を見ることができない状態。
あと糸始末の仕方とか、これピコのサイズは? とか細かいところの説明が足りてないので、最初に買う一冊としては向かないんじゃないかと。

内容的には、比較的気軽に挑戦できそうな、ファンシー系小物が多いと思いました。
カバンなどに縫い付けるワッペンや、布製コースターのまわりにつける縁飾り、変わり種だと、立体に作る卓上クリスマスツリーなんてものも。あと8段ある大きなドイリー(丸い敷物)とか、ベストやスカーフといった大物もいくつかは載っています。

ざっと見た感じ、使用する技術も本当に基本のみなのかな? 少なくともスクリプトステッチなんてものは見当たらないような。シャトル2個使いはけっこうあるようですが。
リング・ブリッジ・ピコ繋ぎがひと通りできるようになった人が、ステップアップの二冊目に選ぶのには良いんじゃないかと思いました。

とりあえずこの本からは、まず雪のモチーフに挑戦。



編み図で指定されていたのは#40の細い糸だったので、#20の糸で作るにあたって、すべての結び目を倍の数に変更しています。おかげで出来上がったサイズもちょうど倍の、7cm直径に。
……これもご覧の通り、見本写真では完成形がよく判らなかったので、実際はどういう形なのかを確認してみたかったというのが正直なところだったりして。

で、
エコバンドで作ったピコゲージの5ミリ用を使用して、まずは中心部分の一段目を作成。



ここでいったん糸を切って処理するのですが、あれか、ここでモックピコなる技術と昨日のスクリプトステッチをうまく利用すると、糸を切らずにそのまま二段目に進めるってことなんでしょうか?

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース モックピコ(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-393.html


二段目からは、シャトルが二つ必要でした。



実は最初それが判らずに、これまで通りシャトル1個と糸玉で作業していました。が、なんか途中で「あれっ?」ってなりまして。
急遽、糸玉に繋がってる方の糸を5mぐらい繰り出してから切断。、別のシャトル(写真右下のほう)に巻きつけました。ちょっと長く切りすぎたせいで、シャトルからいささかはみ出してます(苦笑)

なぜそれが必要だったのかというと、「ジョセフィンピコット」という部分を結ぶためでした。



この、赤丸部分です。
他の部分はほぼすべて、右手で動かすシャトルの糸を軸に、左手に持つ糸玉の糸を巻き付けて結んでいきます。しかしこの、ブリッジと呼ばれる部分の上に突き出すようにつくるリング、「ジョセフィンピコット」だけは、それまで巻きつける側だった糸を軸にして、その軸へさらに同じ糸の先を輪にして持ってきて巻き付けていくという形をとるのです。なのでその作業をするには糸玉ではなく、もうひとつ別の、サブシャトルから糸が伸びていなければならない、と。

……これまで、複数の色を使う作品はともかく、単色の作品の場合でもシャトルが複数いるという編み図があるのは何故なんだろうと、疑問に思っていたんです。なるほどこういう場合などに必要なのですね。 ってかもしかして、先日から作っている花モチーフのぶら下げ部分も、このジョセフィンピコットで作ればカーブの向きが合うんじゃ??
たぶん他にもいろいろな技術があって、必要なシャトルの数が増えていくのでしょう……すでに今日、三個でも途中が怪しかったし<また買い足してしまいそうな自分が(汗)

ともあれ紙書籍は、やはり便利ですね(しみじみ)
ネット上でフリー公開されている編み図より、ずっと種類が豊富だし、なにより目の前に開いたまま、ゆっくり作業できるのがありがたいです(しみじみ)



さあて、返却期限が来る前に、次はどれに挑戦しようかな……?
No.7696 (読書)


 2016年07月09日の読書
2016年07月09日(Sat) 
本日の初読図書:
4529025330タッチングレース (華麗なクラシックレース)
藤戸 禎子
日本ヴォーグ社 1994-12

by G-Tools
はい、図書館で借りてきましたww
って言うか、最初図書館で「タティングレース」で検索してみたら一冊しかヒットしなかったので、ちょっぴりしょぼんとしていたのですが。とりあえずヒットした本を探して本棚に並ぶ背表紙を眺めていたら、「タッチングレース」という名称の入っているものが何冊か。そうか、「タティング」なんてお洒落な呼ばれ方するようになったのは最近なんですね(苦笑)<マクラメでは、未だにタッチング結びと呼ばれてますし

で、時間がなかったので、取り急ぎパラパラとめくって、写真やイラストなどの解説が多そうだったこれを選んでみました。
20年以上前の本のためか、かなりクラシックなデザインが多めですが、むしろそれがイイ(・∀・)!!
最近の(一部への)ブームが来る前に発行された書籍のためか、変に浮ついたところがなく、堅実に説明が入っています。あとイラストによる解説が多いのも良い。写真しかもカラーとかだと情報量が多すぎて、かえって細かい所が見ずらくって……

基本的に、ほどほどサイズのモチーフを繋いでいき、最後にぐるっと周囲を縁飾りしてまとめるような作品(ショールやテーブルクロスなど)が多めな感じでした。そしてかなり大きめの丸い敷物(ドイリー)あたりも、飽きた段で止めればそれでも形にはなってるな、みたいなデザインが多くて、チャレンジ心をくすぐってくれます。

ただ難点は、ところどころに見受けられる説明忘れとか、編み図と説明の食い違いとかがですね。
編み図追っかけながら説明を読んでいると、あれ、目数が説明と違うぞ? とか、説明されてないんだけどここでピコ繋ぐんだよね?? みたいな部分がちょこちょこあります。
編み図に目数を書き忘れてるところとかもあったので、そこらへんは完成写真とにらめっこするか、自分で調整するかになりそうですね……

とりあえず今日は、ネットで無料公開されていた花モチーフを2個作った後に、この本に載っていた練習用のミニモチーフに挑戦してみました。



シャトル2個の同時使用ですよ。わあ、なんだかすごい高等技術を駆使してるみたいww

ちなみに「3ミリ用」と書かれている四角いのは、自作のピコゲージです。やっぱり目分量では大きさを揃えるのが厳しいと実感しましてですね……ひとまず3・5・10ミリ用のものを作ってみました。厚紙だとすぐにヨレちゃいそうなので、プラバンを二枚貼りあわせて、マスキングテープで覆ってあります。

この写真ではちょっと判りにくいですが、上側がべっ甲色のシャトルに巻いている白い糸、下側がショコラ色のシャトルに巻いているシナモンゴールドの糸で色分けされています。
使っているのは、スプリットステッチという技術。

タティングレースは、まずシャトルの糸(右手側)を軸にして、左手に持っている糸を巻き付けながら結んでいくのが基本中の基本。そこをマスターするのが初心者にとって最初の難関なのですが……このスクリプトステッチというのは、逆に左手の糸を軸にしてシャトルの糸を巻き付けていくという、これまでとは真逆の動きをしなければならないというややこしい方法で(−ー;)

しかしこの結び方をうまく活用できるようになると、例えば円形のドイリーで次の段へ移動する際に、いちいち糸を切らなくても良くなったりするそうです。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース Climbing out (タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-269.html

……しかしこれ、両方のシャトルに同じ色の糸巻いてたら、絶対途中でどっちがどっちか判らなくなりそう(汗)
しかも軸糸をシャトルの先しか入らない長さに結んでからやる方法もあるなんて、ほんとに前途は遼遠過ぎる……(遠い目)<↑のサイトの写真入り解説を読んでもさっぱり判らない(−ー;)

ともあれまずは、基本から一歩一歩。
今日のところは、こんな感じで。



左右で色分けされた、スプリットリングとクローバーのモチーフです。
最初と最後のピコは、針で糸始末する際にそれっぽく作ってみたんですけど、やはり適当はいけませんね(^ー^;;)
糸端を結ぶ前に作ってから、こま結びすればよかったのかな……?


そうそうこま結び(本結び)といえば、タティングレースで最後の糸始末をする際に、たいていのサイトでは「こま結びの2回目は2回からげます」みたいに書いてあって、なんで?? と思っていたのですよ。

■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース こま結び(タティングレース)
 http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-106.html

が、この本でその疑問がすっきり解けました!

> 糸を2回かけて結ぶと糸端が両方にひろがってゴロつきません。(P28より引用)

ものすごい説得力です。
確かに普通に本結びすると、結び目がボコっと玉になってでっぱっちゃうんですよね。
こういうふうにちゃんと理由を説明してくれていてこそ、細かいポイントを覚えやすいというものです(しみじみ)
No.7691 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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