よしなしことを、日々徒然に……
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 2013年07月05日の読書
2013年07月05日(Fri) 
本日の初読図書:
4062753987ST警視庁科学特捜班 青の調査ファイル (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2006-05-16

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幽霊が出るという、とあるマンションの一室。
心霊番組を収録するべくそこで取材していたTVスタッフの一人が、翌朝やってきた同僚に死体で発見された。川那部検視官は、夜の間にそばにあった脚立からころげ落ちて、首の骨を折った事故死だろうと判断する。
しかしSTの面々は、現場や死体の状況から、事故ではない可能性を感じ取っていた。川那部に対して以前から反感を持っている桜庭所長は、見返してやりたいという気持ちも後押しして、所轄へと手を回し、STと共に捜査を続行するよう要請する。
そうして浮かびあがってきたのは、スタッフ同士の意見の対立や、出演タレントとプロダクションの人間との三角不倫などなど。人間関係は複雑に入り組んで、誰にも動機があると考えられた。
さらにはTV出演もしている有名霊能力者 安達春輔が、これは地縛霊による霊障だと主張して ――

STシリーズ第二期。色シリーズとも呼ばれる五冊の1巻目です。タイトルからもお判りの通り、今回は文書・プロファイリング担当にして秩序恐怖症の美青年、青山翔にスポットが当たっております。
とはいえ、視点は相変わらず百合根キャップがメイン。あとは別視点として、事件関係者の下っ端AD戸川一郎のターンもありますが。
そして今回登場の所轄刑事 北森係長は、割と最初の方からSTに好意的というか、変人青山さんとも話が弾む感じで良い関係を築いていました。捜査官サイドと険悪じゃない展開ってのは、シリーズ初なんじゃないかな?
ああでも、そういう関係に到った功労者の一人として、私は百合根キャップに一票を入れたい。最初はキャリアとしてちょっと敬遠されていたっぽいのにもめげず、ちゃんと所轄のベテラン刑事を立ててわきまえた捜査を行ったのが、北森さんの心の壁を取り払ったんじゃないかなあ、と。
……ちなみに北森係長は名字に植物(?)が入ってるから、今後も味方サイドとして登場してくれないかと期待してみたり<ST側に立つ重要キャラには、基本的に植物に関係する文字(百合とか菊とか桜とか枝とか)が入っているっぽい

今回の物語は、心霊現象というミステリーとは対極にあるものがストーリーの柱になっています。
……しかしそこで、心霊現象を科学考証で滅多切りにするのではなく、「今回はそうだったかもしれない。けれど霊の存在なしには説明できない現象も確かに存在する」という想像の余地を残してくれているのが、読んでいてなんとなく好印象でした。
こういう話を読むとつい、日月堂シリーズで人の好い刑事さんが怪奇現象トラブルに巻き込まれて右往左往、とかさせてみたくなりますねvv ……警察の勤務状況なんて判らないから、とても書けませんけど(苦笑)
写真を撮りに行った先で事件発生。警察に不審者扱いされる卯月さんと、たまたま居合わせて同業者として意気投合した和馬さんとの、凸凹コンビネタとかもあるんだけどなあ……

ともあれ、今回も楽しく読めました。
次は赤のファイル=赤城さんメインか……さて、ポチってこようかな……vv
No.4927 (読書)


 2013年07月04日の読書
2013年07月04日(Thr) 
本日の初読図書:
4072909890竜殺しの過ごす日々 7 (ヒーロー文庫)
赤雪 トナ 碧 風羽
主婦の友社 2013-06-28

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WEBから書籍化の代表作。
とりあえずWEB公開分はこれにて終了なようです。活動報告によれば番外編は紙書籍にしないとのことでしたが、番外1(三年後)が一部収録されていました。主に黄金竜・白竜・護国竜に頼まれごとをするあたりと、邪神の解放まわり。
特に邪神の解放エピソードについては、オンライン版と異なり、WEBでの「邪神から力を吸い取った男を幸助が倒す」→「力の弱った邪神からウィアーレがゆがみを引きはがす」という流れが、ミタラムの未来予知による予定していた未来に過ぎず、実際には想定外の出来事により、異なる展開に変わるというストーリーになっていました。これは今まで見捨てずお布施買いをしてきた、WEBからのファンへのサービスでしょうか(笑)
イラストも当初に比べると、ずいぶんと上達してきたというか。巻を重ねるにつれて、無駄な女性キャラばかりではなく、男性キャラや途中で助けた子供、名を語られるほどではないけれど活躍した戦闘員といった、幅広い人達がカバーされるようになりました。
今回はコーホック(推定)が見所ですね。あとはシェジン(セクラトクスの弟子の少年)といった、地味だけど重要なキャラがイラスト化されてくれたおかげで、話がイメージしやすかったです。
そして幸助の顔立ちがちょっと大人びたように思えるのは、やはり作中で三年という時間が経ったからでしょうか?
三年後ってことは、もう二十歳を過ぎたってことですもんね。
……文中でその「三年過ぎた」ということをなかなか明記しないので、書籍版しか読んでいない人には、いささか判りにくい部分もありそうだなあと思うんですが。時系列も、前半はかなり前後してますし。

ストーリーについては、ページ数の関係でしょうか、書き足しエピソードがこれまでで一番多かったような気がします。
エリスさんを蔑視する魔族のちょっかいとか、幸助がこちらの世界に落ちてきたときに何があったのかの説明。そしてもう元の世界には戻れないと確定するあたりの流れが、だいぶ書き足されています。1〜2巻の頃にちょこちょこ挟まっていた謎の夢についても、ようやく理由が明かされたし、WEB版で感じていた物足りなさが、少しは埋まった感じですかね?
ただ幸助が落ちてきた時の展開については、どうもこう、アレだ……某WCCに重なるものを感じてしまうと言うか(苦笑)
出た時期が重なっているのも悪いんでしょうが、母などはたまにどっちがどっちか判らなくなっている模様<竜殺しとWCC

なろうでの活動報告によれば、もう三冊分ほど続きを書かれるそうです。っていうか、もう本文は書き上げて、編集段階に入っているらしいんですが。
全体的にちょこちょこと書き足されていた割には、冥族女王の件が尻すぼみ気味だったりと、未だ消化不良な部分がまだあるので、そのあたり続刊で解決されることを期待したいです。
No.4919 (読書)


 2013年07月03日の読書
2013年07月03日(Wed) 
本日の初読図書:
「きっとよくある転生のお話(小説家になろう)」〜きっとよくある学園のお話03
 http://ncode.syosetu.com/n1248q/

普通の女子高生だった少女 美奈は、学校帰りにナイフを持った男に襲われ殺害される。そうして気が付いたときには、お約束通り異世界へと生まれ変わっていた。
この世界には魔法があるらしい。魔道具職人の母に教わったところ、紋章と呪文を組み合わせて発動させるのだという。現存する紋章は500とも600とも言われており、それら全てを覚えている者は殆どいないそうだ。また、呪文はこの世界では使われない発音のため、呪文文字という文字で記される。呪文文字は全部で46種類で、小さくした文字なども使われる。
……って、あれ、この紋章って、漢字? っていうか、呪文文字ってカタカナ??
炎と書いてファイアーって、呪文は英語ですか!?
ツッコミどころ満載だったが、彼女にとっては大きなアドバンテージだった。
そんな彼女は少しずつ魔法を訓練し始めたのだが、親友の少女シオンが強大な魔力を持っていることが判明し、強制的に学園へ入学させられることとなった。これも良い機会だからと、彼女 ―― ミーナも入学を決める。ただし平民の彼女に授業料など払えるはずもなく、成績優秀上位五名のみが受けられるという、特待生狙いでゆく。
さらに友人の少年レグルスも加わって、彼らは同じ町から三人もの特待生を出したと言うことで、注目を集めることとなる。
しかし彼らには、お互いにすら言うことができない、それぞれの秘密を持っていて……

んー、まあお約束のテンプレ異世界転生チート?
何故か連載中のまま途中で止まってます(しょぼん)
ちなみに第一部終了段階でのキーワードは「転生者」「男の娘」「元神様」。
……なんてカオス(笑)
No.4917 (読書)


 2013年07月02日の読書
2013年07月02日(Tue) 
本日の初読図書:
4041007879もののけ侍伝々2 蜘蛛女 (角川文庫)
佐々木 裕一
角川書店 2013-04-25

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角川文庫から出直していることを知らず、1巻目はうっかり静山社の旧版を買ってしまいましたが、2巻目はしっかり新しい方を購入。こっちの方が表紙絵のタッチも綺麗だし、ページ数はほぼ変わらないのに背表紙の厚さが三分の二ぐらいで、買った本の置場に困っている人間としてはありがたいです。
内容は、今回も読み切り連作の形を取った続き物。
前半が蜘蛛女パートで、後半が大奥のあかずの間を舞台にしたパート。
ライトな語り口に安心していると、けっこうざくざく人が死んでいきます(汗) まさかあんな人の良い侍女さんまで……
そして前半は東嵐寺、ポカミスしまくりであんまり役に立っていないような気が(苦笑) 出雲守が助かったのって、完全に本人の伎倆だよなあ……

今回も謎の怪僧 厳道が暗躍し、普通に存在している様々な妖異を刺激して暴れさせては、徳川の代に仇を為そうとしています。
そして最後にはついに東嵐寺達の前に姿を現して、「貴様の里を焼き払うてくれる」とか言い放って消えてゆきました。ということは、次回は三次が舞台なんでしょうかねvv
この物語のベースとなったという、三次の妖怪伝説「稲生物怪録」についても、調べてみたいところです。三次ではメジャーな昔話なんでしょうかね??

追記:
調べてみました(笑)

■稲生物怪録 - YouTube
 http://www.youtube.com/watch?v=HiXuD9iy2xg

3巻のサブタイトルが「たたり岩」なので、この動画を見ておくと楽しめるのではないかと期待してみたり。

「化け物の花嫁(ムーンライトノベル)」〜胎動
 http://novel18.syosetu.com/n7133bq/

貴族の私生児として生まれ、農民として育った少女。
その生まれ故に貴族にも結婚にも夢を持てなかった彼女は、ある日突然、誘拐も同然の扱いで父親の元へと連れてゆかれる。そうして告げられたのは、政略の駒としてある侯爵家へ嫁げと言う命令だった。
「お前が嫁ぐ相手は、人を殺すことしか能のない、醜い化け物のような男だ。前妻も醜い夫に嫁いだことが原因で、気が触れて死んだと聞いている。女であれば、文句などないだろう。ましてこのグロスハイム家の娘であるのだ。貴族の娘を娶ることができるのならば、あの化け物に不満があろうはずもあるまい」
吐き捨てる『父親』の言葉に、彼女の心は凍りつく。やはり貴族など嫌いだ。そして幸せな結婚などできるはずもない。
そう思った彼女だったが、実際に結婚した夫は、幼い頃に煩った病のせいで容貌こそ醜かったものの、とても理知的で優しく接してくれて……

R18設定いるのか?? という位の、じれじれラブラブなほのぼの恋愛物語。
多少のすれ違いはありますが、基本的にすぐ解決するし、もう砂吐きそうなほど甘甘しく糖度が高いですvv
本編完結済で、現在は番外編を投稿中。

「パン職人が、はぐれた勇者を拾いました。(小説家になろう)」〜女神様の長い1日 後編
 http://ncode.syosetu.com/n3446bp/

駆け出しのパン職人の青年が、ある日うっかり拾ったのは、異世界から飛ばされてきた勇者様。作ったパンを気に入られ、懐かれたあげく、気が付けば戻る勇者へ巻き込まれて異世界へ。
こうなったらここでパン屋を開くしかないと気炎を上げるパン職人と、押しかけ見習い店員と化した元勇者のほのぼの(?)FT。
【魔王に限りなく近い勇者】、【聖剣に選ばれなかったら魔王になっていた】、【合法的破壊者】と一部で呼ばれるブラック勇者が、主役には懐いているのが微笑ましいです(笑)
No.4914 (読書)


 2013年06月30日の読書
2013年06月30日(Sun) 
本日の初読図書:
4803004625テイクファイブ〈2〉名画と愛と大泥棒 (リンダブックス)
山本 俊輔
泰文堂 2013-05

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全二巻読了!
いやあ、確かに驚きの結末でした!!<ドラマとは異なる驚きのエンディング
……っていうか、厳密には終わってないよ(苦笑)
一見真相が解明されたように見せかけて、最後の最後で怒濤のように新たな謎が押し寄せてきて、物語はここから始まるんだ……という流れでした。
それでも、ドラマでは判りにくかった岩月さんのあれこれとか、入り乱れる真贋二枚の名画の動きについては、だいぶ把握できたと思うんですが。っていうかこれ、岩月さんが影の主役と言っても良いんじゃないか……?

物語としても、非常におもしろい終わり方だったと思います。……思いは、するんですが。個人的に『友情と信頼に結ばれたチームワーク』を好みとする私としては、正直ちょっと微妙な部分もあったりして。
特にこの二巻目は、なにかにつけ反抗的だった晴登がデレ始めたのと、岩月さんが裏切ったと見せかけて実は……というどんでん返しが見どころだったと思うので、最後の方の改変付け足しは、二転三転またまたひっくり返りで、いささかやりすぎなようにも感じられます。
なんでも意表をつけば良いってもんじゃないだろう?? せめて浅岡くんと香川刑事ぐらいに押さえておけば良かったのに……

そして相変わらず、細かい部分の辻褄があっていないというか、校正の甘さがちらりほらり。

私は、こういった荒唐無稽かつ予定調和的馬鹿話が大好物です。主役マンセーどんと来い。御都合主義だって? 楽しめればそれで良いのさ!! が持論です。
……でもですね、たとえどんな「ある訳ねえだろ!」的無茶でも、最低限の辻褄合わせとか理由づけはしておいてほしいのが、ライトノベラーのこだわりでもある訳で。

たとえば逮捕された晴登が検察に送られる時間について、瑠衣が晴登に「明日送る」と告げたその翌日に、正義に向かって「明日の朝」と言っているとか<それじゃあ明後日だ
正義がジャズバーのオーナーである理由として、1巻で「時おりこうした落ち着いた空間に身を置きたくなってくるというのが、ジャズバーを始めた動機だ」と書いてあるから、そこも改変したのかと思っていたら、2巻ではドラマの通り父親から受け継いだことになってるとか。
岩月さんが左遷された時期と、香川刑事の処分を甘くした時期が明らかにあってないとか。

そういう細かいところが、商業出版物として読んでいると、気になっちゃうんですよねえ……

そしてこれは言っちゃあ野暮なのかもしれませんが……彼らはどうやって盗みに使用する資機材、ひいてはそれらを購入する資金を得ているのでしょう。
いっつもお金にならない盗みばかりをしているのだから、どこかからなんらかのまとまった収入を得ていないと、トラックのチャーターどころか、暗視スコープや赤外線カメラの購入もままならないと思うんだが……

まあともあれ。
それでもほぼ定価で購入したことに、悔いはないほどには楽しく読めました。
余計な挿し絵や写真が入っていなかったことも、ノベライズとしては好感度大。
……ルクレツィアの画像ぐらいは、表紙にちっちゃくでも載せておいたほうがイメージしやすかったかもですが。まあ、ささいなことです。
個人的には、ノベライズで情報の補完をしつつ、録画したドラマを見返して楽しむのがベストかなあ……
No.4911 (読書)


 2013年06月29日の読書
2013年06月29日(Sat) 
本日の初読図書:
4803004617テイクファイブ〈1〉名画と愛と大泥棒 (リンダブックス)
山本 俊輔
泰文堂 2013-04

by G-Tools
かつて、『正義の大泥棒』『現代の鼠小僧』と呼ばれる窃盗団があった。テイクファイブと名乗る彼らは、人を幸せにする盗みをモットーとし、悪人からしか窃盗を働かなかったという。
しかし彼らはダ・ヴィンチの名画「ルクレツィアの肖像」を盗み出す際に、警官を一人殺害していった。そして以降テイクファイブは二度と活動することなく、消息を絶ってしまったのである。
それから二十年が過ぎた、現在。
上教大学で心理学の講義を受け持つ帆村正義ほむら まさよし教授は、ホームレス風の謎の老女から呼び出しを受けた。彼女は正義に一枚の写真を見せる。それは二十年前から行方が判らなくなっていた、「ルクレツィアの肖像」を写したものだった。その絵はいま、東都銀行の担保倉庫に隠されているのだという。
彼女は問うた。
「昔の血が騒がないかい?」と。
帆村正義は他でもない、五人いたかつてのテイクファイブのメンバーの一人だったのである。
しかしルクレツィアの肖像は、彼らが盗んだのではなかった。正義もまた、二十年前に一体なにが起こったのか、名画はどこへ消えたのかをずっと疑問に思い続けていたのだ。
それらの謎の鍵となるルクレツィアを一目見たいと、正義は夜の東都銀行へ忍び込む。そして保管倉庫で偶然、同じように窃盗目的で忍び込んでいた新美晴登にいみ はるとと鉢合わせることになった。晴登のミスにより警備員に見つかってしまい、二人は力を合わせかろうじて逃げ出すことに成功する。
一方で窃盗に入られたという通報を受け東都銀行へ急行した刑事 笹原瑠衣ささはら るいは、間一髪で犯人を取り逃がしてしまい、歯噛みする。しかし現場に遺された遺留品から、この犯行にはテイクファイブが関わっているのではないかと予測した。
瑠衣の父は、二十年前にルクレツィアの事件で殺された警官である。テイクファイブを、ひいては泥棒そのものを激しく憎む彼女は、なんとしても彼らを捉えようと執念を燃やしていた。
さらに東都銀行と警察上層部の間に不正があると睨んだ刑事 岩月櫂いわつき かいは、その証拠となる極秘データを求めて密かに動き始めており、そして東都銀行の計画的破綻によって財産を失い自殺をはかった父の復讐を願うのは、今は亡き祖父がテイクファイブの一員だった青年、火岡均ひおか ひとし
絡み合うそれぞれの事情が、東都銀行を中心として、収束してゆく ――
ついに正義は、かつての仲間 南真一みなみ しんいちにも声を掛け、均と三人で一夜限りのテイクファイブ復活を決意する。
だがそれは、ルクレツィアの肖像にまつわる二十年前の謎へと迫る、その始まりの一歩に過ぎなかったのである……

……どうか阿呆と言って下さるな。
今シーズン楽しく全話録画保存した、お気に入りドラマのノベライズ。出版されていることを偶然知ったのですが、ドラマ終了直後という時期が悪かったのか、リアル本屋はもちろんのこと、ネット通販でさえ在庫がどこも軒並み品切れ状態でして。古本だと定価よりむしろ高くなっていたのを、探して探して、最終的に「二点以上同時購入で、一点につき50円返金」というショップで全二巻をポチリ。なんとか合計で定価より1円安く入手できました。さいわい状態も新品に近かったので、ほっと一安心(苦笑)

で、もって。
届いてさっそく読み始めた訳ですが……うーん……
ノベライズとしては悪くない。悪くないけれど……でもドラマ未視聴でこれ単体を読んだ場合だと、やっぱり判りにくいところが随所にありそうかなあ。
特に謎を解明していく順番が明らかにおかしい。え? それはここぞと言うところで出すべきオチなんじゃないの!? という真相をいきなり地の文であっさり暴露したと思ったら、あとからしたり顔での謎解き演説(内容同じ)が入ったりとか。すべての裏事情をあらかじめ書いてあるのだろう台本を元に、手を加えながら小説という体裁に書き直した文章を、完成してから通しで読み返し確認してあるのか?? と思う部分がちらりほらり。
他にも神様視点すぎるというか。その時点でその場面にいる誰もが知らないはずの情報が、何の断りもなく普通に出てくるのも根は同じなのでしょうか。一言「彼らは知らない事実だったが」といった一文が間に挟まっていれば、この違和感も解消されるのにと、細かい所ながら残念でした。
そもそも一話目で各メインキャラが登場するたんび、その名前が唐突にフルネームで書かれているあたりがまた気に障るんですよ! これじゃあ初読時に誰が主要キャラで誰がモブに見せかけた裏重要キャラなのかとか、予想したりそれを裏切られて楽しむ余地がないじゃないですか。
あと地の文で明らかな嘘を書くのはずるいとか、時系列がたまにおかしいとか、気になり出すとボロボロと……

……まあ、ともあれ。
文句はつけましたが、何度も言うように内容はそう悪くなかったと思います。微妙に思えるようなストーリー改変もほぼなく、おおむねドラマの展開通り。
文章がいささか事務的で素っ気なくはあったものの、必要な情報はちゃんと盛り込まれていたし、台詞ばかりで台本に毛が生えただけの、スッカスカな文面ということもありませんでした。
TVを見ていただけではよく判らなかった部分、特に一話目の岩月さんがどこでどうやって正義達の情報を得て、かつ盗みの様子をリアルタイムで観察できていたのか。そもそもどうして東都銀行のデータを欲しがっていて、どういう心境の推移でTAKE FIVEの仲間に入ったのかなど、ある程度の疑問は解けました。
……しかしまだ判らないことがあります。ホームレスの老女は、そもそもの話の発端となった『東都銀行の保管室にある「ルクレツィアの肖像」の写真』を、どうやって入手したんだろう(悩)
ドラマではいつか明らかにされるだろうと思って待ちかねていたら、最後までそこには触れられないままだったからなあ……

瑠衣さんの割れた腕時計についての改変は、個人的にドラマよりも好みの展開でした。
……ただここにも齟齬があって、途中で「ガラスが割れ、秒針が動かなくなった」とあるから、ああノベライズでは完全に止まった訳じゃないからその後も使い続けてたんだ。ドラマより自然だな、と思っていたのに、のちの文章で「腕時計が壊れていて、見ても時間がわからない」とあったり、晴登が「それじゃ時間が判らない」と腕時計をプレゼントしようとするエピソードがそのままだったり。まったく校正が甘いぞ、編集!

そしてさらに、非常に非常に気になる最大のポイントが。
一話目で瑠衣さんが、低酸素の機密部屋に閉じこめられる盛り上がりシーンです。
……晴登よ、あんた「警備員がすぐ(窒息する前に)助けに来るさ」って気軽に瑠衣さんを閉じこめてるけど……そこって頭取の掌紋がないと警備員でも扉を開けられないってのが、盗みに入る上で大きなネックだった部屋なんじゃないのか……? 停電が起きて初めて焦るとか、そんな場面じゃないだろう!?

1巻目のラストは、濡れ衣を着せられた晴登が逮捕されると言う、まさにここしかないだろう! というお約束シーンで以下続刊。そして帯によればノベライズの結末は、「ドラマとは異なる驚きのエンディング」だそうで。
ここは瑠衣さんの時計のように、よりいっそう楽しめる内容になってくれていると良いなと期待しつつ、二巻目を読もうと思います。
No.4909 (読書)


 2013年06月27日の読書
2013年06月27日(Thr) 
本日の初読図書:
486389127Xもののけ侍伝々 京嵐寺平太郎 (静山社文庫)
佐々木 裕一
静山社 2011-07-05

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時は一七五二年、将軍徳川家重の御代。
江戸の町で旗本や大名家の娘が鬼にさらわれる事件が相次いだ。そのことに心を痛めた将軍 家重は、側近である大岡出雲守忠光を通じて、一人の武士に特命を下す。備後国三次生まれのその男 京嵐寺平太郎は、かつて国元を騒がせた妖怪を退治した功績を認められ、広島藩の江戸屋敷詰めに抜擢された存在であった。
しかし ―― 実はその妖怪退治、尾ひれがついたまったくの出鱈目。本当のところは幼い頃から馴染みの仲であった妖怪達と話し合った結果、イタズラを止めてくれたというそれだけであることを、知る者は少ない。
しかし誤解からとはいえ武士たる者、上からの命令には逆らえない。嫌々ながらも江戸勤めになった京嵐寺を慕って、国元からついてきた大飯ぐらいの三目入道や、広島藩の下屋敷にある祠に住んでいた白狐の美女、本『人』が斬りたいと思えば鋼も悪霊も断ち斬るが、その気にならねば豆腐すら斬れない妖刀などなど ―― さまざまなもののけ達が、周囲に集まっては馬鹿をやりつつ力を貸してくれている。
そんな訳で今回も、京嵐寺は渋々ながら鬼退治へと乗り出すことになったのだが……

最近はやり(?)の「もののけと一緒に怪異を解決」もの。一応短編集の形をとっていますが、実質話が繋がっています。
いいかげんそろそろこの手のジャンルには食傷気味だったものの、今回のはけっこうおもしろかったです。
主役が「出世欲がない」という以外はこれといった瑕疵もなく、美男で腕もけっこう立てば、度胸も据わった好い男。でも人格的には人がよさげな、ちょっとヘタレ属性なあたり、うむ、好みだvv
事件解決時にも、もののけたちに頼りっきりではなく、むしろ戦闘場面など活躍するべきところでは、しっかり活躍するあたりが好感度大です。
お話の内容的には、まだまだ始まったばかりのようで、一話目で存在をチラ見せした黒幕が、最終話のラストで、思わせぶりなことを言って終わっております。これは……また続きを買わねばならぬシリーズが増えたのか……?

ちょっと活字が大きめなのと、たまに文章が数単語抜けてるっぽく思える部分が気になりますが、むしろ気楽にさくさく読める感じで、読んでいるうちに慣れるレベルかと。
京嵐寺が地元 広島の三次でどのように過ごしていたのかとか、もののけ達とどんなふうに友情を育んできたのかとか、そのあたりがまだまだ描写されきっていないので、続刊に期待したいところです。
No.4906 (読書)


 2013年06月25日の読書
2013年06月25日(Tue) 
本日の初読図書:
4063713776C.M.B.森羅博物館の事件目録(23) (C.M.B. 森羅博物館の事件目録 (23))
加藤 元浩
講談社 2013-06-17

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収録は「4枚目の鏝絵」「足摺厚焼き卵店」「Nobody」「グラウンド」の4作。
かなりシリアスでダークな話とライトでコミカルなお話が交互に載っていました。
「〜鏝絵」は、最高の地獄絵を描くために妻子を焼き殺したとかいう絵師の話を彷彿とさせられました。最後のひとコマが、なんとなくゾクッとする感じで、追いつめられた人間の怖さが伝わってきました。
「Nobody」の方は、闇社会の容赦なさという、別の意味の恐怖が。
「足摺〜」は完全にコメディ。こういう殺人の起きない謎解きというのも、ほっと一息つける感じで良いんですよね。 ……しかしあのメモの書き方はないだろうよ(苦笑)
「グラウンド」は……ううむ。あまりに悪役が悪役というか、なまじっかこういう人ほんとにいそうだと思えてしまい、ちょっと読後感が(−ー;) それにいくら悪役でも、あそこまで自腹斬らせてクビってのもなあ……
このお話は、珍しく謎解きというよりも、コンゲーム? っぽかったかな。そして久しぶりに七瀬さんのお父さんが登場していたのも微笑ましく。
……でもって、七瀬さんの運動能力はますます人類を超えてゆく(汗)
No.4893 (読書)


 2013年06月24日の読書
2013年06月24日(Mon) 
本日の初読図書:
4063713768Q.E.D.証明終了(45) (Q.E.D.証明終了 (45))
加藤 元浩
講談社 2013-06-17

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学生アパートで起きた密室殺人「金星」と、マンションのベランダに突然死体が現れた「初恋」。
「初恋」の方は次の巻に収録される話と、微妙にリンクしているそうです。まあ時系列的に同時に捜査をしているというだけで、お話自体は単体で問題なく読める程度。

うむ……
今回はどちらも珍しく、おおまかなトリックと犯人が早いうちに判ってしまいました。特に「金星」の方は、犯人が登場した次のコマで、もう「あ、こいつだ」と(苦笑)
そのあたりはシリーズが長くなったせいで、だいたいの呼吸がつかめてきたきらいもあるのでしょう。しかし別の方向から見ると、非常にフェアに描かれている点があると思います。意識してコマを眺めれば、トリックのキモとなる細かい部分が、ちゃーんと最初から描き込まれているのですよね。1話目では開いてるドアのノブの形だとか、2話目では死体の下にある避難用ハシゴだとか(ネタバレにつき要反転)。

しかし今回の面白さは、そう言ったトリックよりも、動機をメインとした人間心理の方にあったのではないでしょうか。
「金星」の作中作で、サージェと狸くんが星々を巡るお話は、子供のころ学研の「ひみつ」シリーズを愛読していたのを思い出して、非常に懐かしかったのですが。
その中で狸くんが言う台詞。
「正義の味方が悪者を倒さないと、おもしろくない!」
ちょっとハッとしました。
……私は子供の……たぶん幼稚園か小学校低学年の頃。
某有名ロボットアニメに関して楽しくしゃべっている兄達に、「それでどっちが悪役なの?」と訊いたのを覚えています。兄達は困惑したように「これは戦争だから、どっちが良いとか悪いとか言う話じゃない」と答えました。
その時に初めて、この世は単純に善悪二種類で語れるものではないのだと、知ったように思います。
「金星」を読んで、そのやりとりを思い出しました。
この話の犯人は、そういう事を教えてくれる人がいなかったんだなあ。

「初恋」の方はまた、いろいろと複雑なものが絡み合ってましたね。犯人の心理も興味深かったし、「どうして彼女が彼を選んだのか」という部分も、いい味がありました。
そして語り手の心の揺れ動き。美人に告白されたから大喜びで付き合いだしたけれど、トラブルが連続するにつれて「自分は彼女が好きだから付き合ってるのか?」と迷い始めるあたりが、ある意味リアルかと。高校生カップルのおつきあいって、けっこうそういう感じなんだろうなあ(苦笑)

……あ、今回、数学が全然出てきてないや……
No.4889 (読書)


 2013年06月23日の読書
2013年06月23日(Sun) 
本日の初読図書:
4894569469三国志 (6の巻) (ハルキ文庫―時代小説文庫)
北方 謙三
角川春樹事務所 2001-11

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ヒヨドリとかタヌキの観察にかまけていたら、うっかり五日も掛かってしまいました。ようやく折り返しの六冊目を読了。
曹操はもっぱら北部の平定と袁紹の息子の掃討に力を割き、孫権と周瑜はひたすら揚州内部を固めることに腐心。あとは涼州の馬超が出始めたぐらいで少々中だるみ感があるかと思いきや、どうしてどうして。後半、これまでどちらかというとエピソードを削られがちだった劉備サイドが、鬱憤を晴らすかのように活躍してくれました。

今回の見どころはなんと言っても、劉備が隠棲している孔明の元を三度尋ねて迎え入れるあたりからでしょう。そして荊州牧 劉表の死に乗じて南下してきた曹操軍のために新野を逐われ、十万の民衆と共に進軍するも、あえなく大軍に追いつかれて民もろとも壊滅。わずかな手勢のみで命からがら敗走し、かろうじて関羽の船団に助けられ、揚州と手を結ぶべく孔明を使者に出す……という、劉備の生涯でも屈指の大敗北エピソード。映画「レッドクリフ」では導入部分に過ぎないあたりが、じっくりしっかり語られています。
もうね、北方謙三はこれをこう料理するか! と驚かされっぱなしでした。

軍師として劉備軍に参加した孔明さんは、「戦(いくさ)で負けつつ戦略で勝つ」という方針を説明し、数年・十数年後を見すえた作戦を立てるのですよ。その為にまず、曹操に降伏することを選択した荊州を、いったん放棄して揚州方向へ逃げるように進言。そして曹操に荊州を容易く取らせることで、そのまま勢いに乗って揚州までも攻めるように仕向け、そこで危機感を覚えた孫権と同盟を組むことで曹操の南下を阻む、と。しかしもし曹操が孫権を攻める前に荊州へ腰を据え、時間を掛けて力を蓄えてしまっては、もう勝ち目がない。なのでいかに曹操を後先考えず突っ走らせるかを考えて出した結論が、「囮を使って荊州の要である江陵へ曹操の軍を誘導する」です。
囮になるにはできるだけ遅く進軍しなければならない。しかしあまりゆっくり動いていては疑惑を招く → そうだ民衆を護衛しているように見せかければ、遅くても不思議ではないし、徳の将軍という面目も立つ。さらに劉表の弔い合戦として兵を挙げるという名目もプラスすれば、男を上げた上で、降伏を不満とする荊州内の武将達も配下に組み込めて、一石でいくつも鳥が落ちる★

どうだ、この腹黒さは!<誉め言葉
十万の民衆が最初から完全に盾&捨て駒ッスよ? 護衛しているように見せかけて、その実、軍の主力は別行動して全部温存。力及ばす潰走したと思わせるため、確かにかなり綱渡り的な危険は侵しましたが、それでも蹴散らされたあとに民衆を置いて兵達だけ離れた場所で集合したら、ほとんど被害なく元通りです。

なんて斬新な劉備軍!!

徐州を捨てた時もそうでしたが、この劉備は完全に武人として『天下』を見すえているんですよね。『帝を奉じ国民を守るため、乱世を終わらせる手段として天下を統一する』『だからそれまでは民よりも天下統一が優先』と、割り切っちゃってる感じ。……部下を指揮する武将としては、こっちのあり方のほうが正しいんだと思います。人徳人徳言った挙げ句、部下も民も死なせまくりな一般的劉備像よりも、個人的にはずっと好みだったり。

あ、ちゃんと孔明さんと二人、

「責めは、すべて軍師たる私のものです。民が死んだという責めは」
「もういい、孔明」
 劉備は言った。本来なら、責めは自分だと言うべきなのだ。

といった具合に、自分達がやっていることの汚さは自覚しているのがポイントです。
うん、北方孔明はちっとも超然としてなどおらず、悩むし苦しむし、自分はこのまま世に出られず埋もれていくのかと落ち込んでみたり、この作戦で本当にうまくいくのかと迷ってみたりと、人間味に溢れているのも面白いですね。自ら剣をとって血まみれになるというのも、なかなか新しい孔明さん像。
劉備と孔明が似ている(かつて筵に日頃のうさを織り込んでいた=土に怨念を込めて耕していた)が故に手を取り合えたというのも、関羽や張飛とは異なった関係になった理由として納得できるんじゃないかと。

そして今まで劉備陣営の見せ場が散々削られていたので、今回も……? と心配だった『趙雲が阿斗を懐に一騎掛け』はしっかりとありましたvv 張飛も長坂橋でちゃんと活躍したし♪
しかしこの長坂坡の戦いで一番魅せてくれたのは、張飛の従者のオリキャラ(王安)かもしれません。なんというかもう、格好良いというか、切ないというか……くそう、オリキャラに泣かされるとはッッ( T ^ T )

そしてそして、待ってました! 関平もついに登場vv 酔っぱらったお義父さん(関羽)を甲斐甲斐しく介抱しております。 ……相変わらず周倉はいないんですけどね。架空の人物らしいからなあ、周倉は(しょぼん)

そして物語終盤。
孔明は同盟の話し合いをするため魯粛と共に孫権のもとへ向かい、荊州水軍を自軍に取りこんだ曹操は、揚州攻めへと駒を進める。
次回はいよいよ赤壁でしょうか?
三国志の中でも最大と言っていい見せ場を、北方先生がどう書いてくれるのか、楽しみでなりません。
No.4884 (読書)


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神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
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スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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