よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年05月27日の読書
2014年05月27日(Tue) 
本日の初読図書:
「毎日がメリー・バッド・エンド 本編2 (マッドヘッドラヴ)」
 http://novel18.syosetu.com/n3293bp/

商業作家諸口正巳さんの、バイオレンスかつ男女的な意味でもR18な作品。
※グロ耐性がない方は激しく要注意。

先日続編が完結したので、満を持しての一気読みしてきました。
や〜、この方は「上げて落とす」が得意な方なので、今度こそ主役二人がどうかなってしまうのではないかとドキドキしていましたが、主役二人 無事……とは言えないかもしれないけど、一応幸せに終わってくれて、ホッとしました。
……死体が大量に散らばってますが。
……二人して思い切り病んでますが。
それでも彼女たちは幸せなのです。
あと前橋さんも、安定の立場をキープしたまま終わってくれたので、そちらも良かったです。

この二人は、いったいいつまで生きていられるのかなあ。
最後の時まで、そしてきっと死んでからもずっと一緒にいるのだろうけれど、それでも彼女たちの「しあわせ」が少しでも長く続いてくれることを祈りたいです。
No.5865 (読書)


 2014年05月26日の読書
2014年05月26日(Mon) 
本日の初読図書:
4434188399とあるおっさんのVRMMO活動記
椎名 ほわほわ
アルファポリス 2014-01

by G-Tools
WEBから(ry
あらすじもWEB版読んだ時に(ry

収録されているのは、フェアリー・クィーンに武闘会で勝って指輪をもらい、懐かれてちょいちょい遊びに来られるようになるまで。エピローグとして掲示板回が入ってました。

んー……書籍化にあたってWEB版の該当部分が消されてしまったので購入しましたが、正直あんまり書籍化されたメリットは感じなかったかな……?

以下、辛口なので畳みます。
No.5860 (読書)


 2014年05月24日の読書
2014年05月24日(Sat) 
本日の初読図書:
「働かない勇者様の日常(小説家になろう)」〜第零零幕 勇者様と番人
 http://ncode.syosetu.com/n5303bo/

魔王を倒してもらうべく召喚した勇者は、かつてないほどに強大な魔力を持っていた。一週間ですべての魔法をマスターし、従来より効率の良いものに組み換えすらして、この国の誰もかなわない程の力を身につけた。
しかし国王が勇者に魔王討伐の命令を出した直後、異変は起きた。勇者は国王の命令を無視し、城の一室に引きこもってしまったのだ。
「今日から僕は王城の外に出ないから。てかここに永住する。怠惰生活最高」
陽射しが眩しいと部屋から一歩も出ようとしない勇者に人々は失望し、勇者とPTを組むはずだった武闘派王女は、これではいかんと立ち上がる。
それは毎日勇者の部屋に通っては、魔王を倒しに行こうとせっつく熱血王女と、のらりくらりとそれを交わす怠惰な勇者が織り成す日常のお話 ――

「極振りさんのVR日記」の作者さんが書かれた中編。全5部で完結済。後日談2部。
最初はただの怠け者に見えた勇者に、だんだん深い裏事情が見えてきます。コメディタッチに見えて、実は意外とヘヴィ。
後日談は脇キャラだった、見た目幼女な書庫の番人とのあれこれです。本編では語られなかった、勇者の元の世界での暮らしがちょこっと出てきます。こちらもやっぱり、意外とヘヴィ。
No.5857 (読書)


 2014年05月23日の読書
2014年05月23日(Fri) 
本日の初読図書:
「外交の危機(近代デジタルライブラリー)」
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/905691

斑の蛇」に引き続き、探偵王 緒方緒太郎 理學士と日獨戦争帰りの元軍醫 和田義雄さんのコンビの三作目です。原作は「海軍条約文書事件」。

どうやらこのお話での和田さんはまだ結婚しておらず、神樂坂で緒方さんとの同居を続けたままのようですね。和田さんが友人からの手紙を受け取った時、「恰度緒方學士は早くから例の化學室通ひに出て行つた後で、私はひとり自分の室で書見に耽つてゐる」となっています。そして和田さんは読んだ手紙を持って、わざわざ外出先の中央病院へと足を運ぶ。自宅兼診療所 → 221Bだった原作とは、ある意味逆の行動とも言えますかね?
さらに「私は此頃は以前と違つて、駿河臺博愛病院に助手として通つてゐる」ともあるので、開業医として独り立ちもしていない模様です。

今回の固有名詞の日本語変換は、たとえば

友人のパーシー・フェルプス → 三輪敏雄
ウォーキングのブライアブレー邸 → 府下大森鹿島谷の邸宅
ブリクストンのアイビーレーン16 → 四谷區愛住町(あいずみちやう)十四番地
保守党の大政治家ホールダースト卿 → 松原侯爵という有名な政治家
婚約者ハリスン → 春子孃
婚約者の兄ジョウゼフ・ハリソン → 權藤俊策
フォーブズ警部 → 富樫探偵
近衛コールドストリーム連隊 → 奈良の五十三聯隊
ノーサンバーランド州の鉄器製造業 → 名古屋の製絲會社

といった所。さらに細かい部分では、暖炉は火鉢に、辻馬車は人力車に、銀食器は延金に、シャクナゲは南天にといった具合でした。
有名なカフスにメモを取るシーンは、さすがに「手帳(ノート)に鉛筆で書きとめた」に。
あと薔薇の花を手にとって云々の台詞は、一部削られていましたが、その分いままで読んだ翻訳の中では一番何を言っているのか判りやすかった気がします。唐突感には変わりありませんがvv
……最近の翻訳とかグラナダ版とかでは、あの場面本当に「この人いきなりナニ意味不明のこと言い出してるの??」と、依頼人ともどもきょとーーーんとしてしまいますからねえ(苦笑)

ところで緒方さんが暇はあるか? 手伝ってくれるか? と訪ねてきた時の和田さんの反応は、ちょっと複雑です。原作では「暇な時期だし大丈夫!」みたいに即答しているのですが、こちらでは「忙しい折であつたが、竹馬の友の此生死問題には何を措いても努力せねばならぬ樣な氣がする」と、緒方さんではなく依頼人の三輪さんの方を気遣ったうえでの「ナニ二日や三日は潰しても、決して差支へ有りません」という答え。
ホームズさんの誘いには何をさておいても同行するワトソンさんとは、ちょっと雰囲気が違うかなあという感じでした。
そもそもワトソンさんがホームズさんに敬語を使ってるって段階で、なんだか微妙なんですよねえ。

あと婚約者の春子さんも、もうちょっと芯のあるしっかりした人のイメージだったんですが、緒方さんが三輪さんを連れ出すから、一人で部屋を守っててほしいと言われて、「それで妾だけが此處に殘りますの?」あはれにも春子孃は泣かんばかりである。ってのは、なんだかなあ……

そして今回一番の珍訳は、
「人間には迚《とて》もこんな足痕は出來さうに思はれぬ?」
でしょうか(笑)
おそらく原文の“I don’t think anyone could make much of this,”の部分だと思うのですが。手元にある鈴木幸夫訳だと「これじゃ誰が見たって役に立ちませんな」ですし、某翻訳サイトでの表記は「これでは誰も分からないでしょう」
全然違うぢゃんvv っていうか何故に疑問形??

なお、最大の見せ場である取り戻した文書を隠した皿を開ける場面は、ハドソンさんが居ないので、普通の下婢が運んできています。当然「ハドソンさんの食事は美味しい」的な台詞もなく、代わりに「つまらぬ物だが、今歸り掛けに其處で誂へて來たのだ。」と、仕掛けを知ってから読み返すと、ちょっとクスリとできる言葉に変えられていました。これはこれで面白いのではないかとvv
そして今回も最後に1Pぐらいの後日談が書き足されています。原作のバサッと終わる雰囲気と較べての是非は、前回「斑の蛇」に以下同文。

……以下同文といえば、やはり「斑の蛇」でもそうだったんですが、この作品、目次で思いっきりネタバレしてるんですよね(−ー;)
おかげで目次を見るだけでどの作品かすぐに分かるんですが、これを最初に読んでいた当時の人達は、目次で犯人を名指しされていることに不満はなかったんだろうか……
No.5854 (読書)


 2014年05月20日の読書
2014年05月20日(Tue) 
本日の初読図書:
4041011582へっぽこ鬼日記 (角川ビーンズ文庫)
田中 莎月 伊藤 明十
KADOKAWA/角川書店 2013-12-28

by G-Tools
藤見恭、二十歳。飲み会の帰りに自動販売機でコーヒーを買っていたはずが、何故か気が付くと森の中にいました。
着ているものは和服に変わっており、腰には刀を下げている。いったい何が?? と思った彼を、突如現れた忍者達が襲った。いつもよりもよく動く身体で懸命に逃げていると、助けに現れたのは弓を持った赤髪の少年。
「お帰りなさいませ! 恭様」
満面の笑みでそう言った彼は、恭の従者で篠崎陽太というらしい。嬉しそうに話しかけてくる言葉を総合すると、『藤見恭』はこの領地の領主の末息子で、五年前に旅に出たきり行方が知れなかったのだという。ようやく戻ってきてくれたので、家族も喜ぶだろう。自分も全力でお仕えすると、陽太ははしゃいでいた。
状況がよく判らないのでとりあえず話を合わせたが、助勢に現れた『兄』だという隆哉青年やその従者で陽太の兄である要も、恭のことを藤見家の息子だと信じて疑わない。しかも相変わらずだとか、立派になったとか、やけに好印象を持たれているようだ。
これはあれだろうか、小説や映画でよくある異世界に来たというやつだろうか。そして今の自分は、この世界の『藤見恭』から着物や刀や、あるいはこの身体までも『借りて』いる状態なのかもしれない。
そんなことを思いながら、半ば連行されるように城へと連れて行かれた恭は、領主である父親からこの東鬼の地の長である東条家との見合いに行けと言われて仰天する。
え、彼らってかこの身体って人間じゃないの? 鬼ってナニ? ああいやそれ以前に、見合いなんてとんでもないと断ろうとする恭に、父親はならばと交換条件を出す。
最近、土地神の様子に異変が起きているようだ。藤見の家の者は代々、土地神の血を引く獣と契約を交わし、影獣として力を借りている以上、捨て置く訳にはいかない。様子を探り解決せよ、と。
かくして陽太と二人、土地神の元へと向かった恭は、そこで再び忍者と遭遇する。土地神の森を結界で封じた忍者達は、手負いの巨大な獣を狩ろうとしていた。その残酷なやりようと、目撃者の口を封じようとする彼らの様子に、二人は戦わざるを得なくなる。だが平和な日本からやってきた恭に、戦闘などできるはずもなくて……

WEBから(以下略)。
ユーザーレビューとかの評価がいまいちだったので買おうかどうしようか迷っていたのですが、WEB版未読だという雪華さんが面白かったとおっしゃっていたので買ってみました(笑)
イラストもけっこう好みでしたし(表紙では洋服着てますが、本文では和服です)。

……あー、これWEB版とは完全に別物ですね。少なくとも一巻目の段階では。
WEB版では、見合いに向かう道中で恭がキョウに憑依。協力者も事情説明してくれる人もいない状態で、文字通り成り行きと偶然に任せて突き進んでゆく勘違いものだったのですが、書籍版では見合いに行く前、藤見の領地にいる時に憑依が起きています。キョウの家族とも顔を合わせ、見合いに行けと命じられて拒否 → ならばこの難題を解いてみよ! と言われた先で事件が起きてバトルに突入、という展開です。
何故に恭がキョウに憑依する羽目になったのかの謎も、一巻で早々に明らかになっています。本体キョウ様の現状も判明してしまったので、これはWEB版の右も左も判らないままで、ヘタレで小心者な行動が運だけを味方に周囲から良い解釈を受けまくる勘違い全開だったのがお好きだった方は、確かに点が辛くなるかもですねえ。
しかし小説としての出来は、こちらの方が完成度が高いと思います。
まず、恭が現実に戻らなきゃと最初から明確に思っており、そのための努力を最優先事項にあげていること。WEB版での、置いてきた現実のことをまるで考えないまま、目の前に降って湧いた美人との見合いにうつつを抜かしている展開よりも、はるかに共感できます。
そして身体の元の持ち主であるキョウのことについても、きちんと説明がされていること。これもWEB版での「もし本人が戻ってきたら、今さらどうするんだよ」というツッコミがなくなります。
むしろこの二点が修正されていなかったら、私は金払って買うレベルではなかったと思ったんじゃないでしょうか。
確かに本体のキョウが出張ってきた分、恭の魅力が薄れている部分はあります。しかしそれは二巻目以降に期待できるのではないでしょうか。今回はあくまで本筋に入る前の導入部というところで。
……ただこの段階での恭は、あくまで現代に戻ることを優先しており、見合いは対立候補をふるいに掛けるための試金石として参加することになっているのですよね。そのことを考えると、見合いの流れもWEB版とは異なる方向になっていきそうで。残してきた家族のことを考えつつキョウに身体を返すことも想定した、ちゃんとした大人の恭さんならば、無責任に姫さまと恋愛なんかしないんじゃないかなあ。キョウに黙って勝手なことはできない、とか考えてるし。
……いやまあWEB版の恭も、片思いが成就するとは(本人だけが)思ってないけどさ(苦笑)

そんなこんなで、WEB版を読んでいても全く先が読めない書籍版は、十分楽しめる作品でございました。
なお、出版社サイトでおまけ短編が四作ほどUPされています。まだお読みでない方は、そちらもぜひどうぞ。

■角川ビーンズ文庫公式サイト | 書き下ろしWeb小説
 http://www.kadokawa.co.jp/beans/webstory/
No.5844 (読書)


 2014年05月19日の読書
2014年05月19日(Mon) 
本日の初読図書:
4040663942マギクラフト・マイスター 2 (MFブックス)
秋ぎつね ミユキルリア
KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-03-22

by G-Tools
WEBで毎日更新されている、日参が楽しみな作品の書籍化第二弾。
今回は二章目の蓬莱島の開拓及び、エゲレア王国でビーナといっしょに魔道具開発をするお話。モノ作りメインと、ある意味このお話の原点にあるパートではないでしょうか。
書き足しはだいぶあったように思います。研究所内部の細かい描写とか、ビーナの弟妹まわりについてとかが詳しくなっていました。間に挟まる閑話も3つほど書き下ろされていて、それぞれ「ポンプが普及してゆくクライン王国の様子」「仁の遺した物を活用している冬のカイナ村」「着々と開拓を進めるゴーレム達」が描かれています。目次を比べてみると、章の数も増えてるみたいですね。全体的に細かいフォローが入っていて、WEB版よりもだいぶ完成度が上がっていると思いました。

そして書籍版の醍醐味とも言えるイラストですが、今回も満足★
カラー口絵は登場人物紹介に使われており、クズマ伯爵やガラナ伯爵といった男性キャラや悪役も、ちゃんとイラスト化されています。
……自宅の土間で水汲みしてるはずのリシアが、何故か鎧着たまま屋外の井戸の横に立ってるのはご愛嬌(苦笑)
ビーナもなかなか可愛いし、クズマ伯爵も理知的な男性っぽくて格好良かったです。
内部のモノクロイラストも、絵の具で塗ってるのかCGなのか、細かい濃淡のある立体感を感じさせる絵柄でいい感じ。ビーナ出現率が高いのは、まあ今回は登場キャラクター自体が少ないから……

あと作者さんご自身が、ちょっとやり過ぎやろと思うぐらい細かい地図をWEB版の参考資料にUPされているおかげか、今回も巻頭にしっかり地図が載っていて、そちらもありがたかったです。特に蓬莱島の地図は、なんだか航空写真っぽくて、WEB版資料よりも地形が判りやすく。
ああ、グライダーゴーレムが作成した地図という設定だから、こういうタッチにしたのかな??

そんなこんなで、WEB版をお持ちの方でも充分に楽しめる仕様だと思いました。
さて、次回はポトロックでのボートレースか。ようやくラインハルトとエルザの登場ですね!
ラインハルトのキャラデザインが果してどんなふうになるか、今から楽しみですvv
No.5841 (読書)


 2014年05月18日の読書
2014年05月18日(Sun) 
本日の初読図書:
「斑の蛇(近代デジタルライブラリー)」高等探偵協會
 http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/904817

DLしたきり放置していたのを、久しぶりに2日ほどかけて読了。
ナポレオンの胸像が乃木大將の像になっていた「肖像の秘密」の続編で、タイトルを見てお判りの通り「まだらの紐」が原作となっています。
探偵王 緒方緒太郎 理學士と日獨戦争帰りの元軍醫 和田義雄さんのコンビは、比較的原作に近い空気を持っているかと。
舞台は日本で、地名も人名も日本風になっているのは、この時代の翻案のお約束★
たとえば、

依頼人のヘレン・ストーナー → 須藤蓮子
義理の父親のロイロット博士 → 高見澤信武
イングランドのサリー州の西の境 → 武藏相模の神奈川縣の都築郡
オパールのティアラに関するファーントッシュ夫人 → 『猫目石の指環』事件の春山の奧さん

他にもインドは南洋、ベンガル砲兵隊は臺灣(たいわん)の守備隊、千ポンドが一萬圓、クロッカスは躑躅(つつじ)といった具合。
まだらの紐というタイトルの元となった「班点のついたハンカチーフ」に至っては「豆絞りの手拭」ですよ(笑)

内容を読んでいてちょっと違和感を覚えたのは、二人の部屋へ押しかけてきたロイロット博士改め高見澤信武が帰った後で、緒方さんが「彼奴が僕等を探偵と間違えるのは實に失敬極まる次第だ」と言っている場面がありまして。……あんたら探偵じゃねえのかよ。緒方さんのことを、さんざん「探偵王」って表現してるじゃん、と思ったのですが。
これはどうやら原文の official detective を、そのまま「探偵」と翻訳しているからみたいですね。
以前にも書きましたが、どうも英語原文では、 official detective は公的な立場にある警察官のことを指しているようです。そしてホームズさんは consulting detective すなわち顧問探偵コンサルティング・ディテクティブだと。
ちなみに私立探偵や興信所の職員は、 private detective 。
ううむ、同じ「ディテクティブ」でもややこしい(−ー;)

あと残念だったのは、夜が更けるのを待っている間、珍しくホームズさんがデレている会話。

「今夜君を連れていったものかどうか、実はちょっとためらっているんだ。危険なことがわかりきっているんでね」
「役に立たないのかい」
「君がいてくれれば大助かりなんだが」
「それならもちろん行くよ」
「ありがたいね」  ※鈴木幸夫 翻訳

これが無いんですよ! っていうか、なんかホームズさんの台詞がよく判らないんです。
誤訳でしょうか??

緒「和田君。實は今夜君を連れ出すことには僕は躊躇するね。確かに意外な危險物があるんだから。」
和「僕が加勢するから可いぢやないか。」
緒「所で一人でも二人でも同じ理由なんだが。」
和「それぢや唯、御供するだけさ。」

和田さんの台詞はまだしも多少近いものがありますが、それでも微妙なニュアンスがコレジャナイ感でいっぱいです。一人でも二人でも同じって、それじゃあ来ても来なくても同じってことじゃん!?
あああ、原作では数少ないホームズさんの優しい言葉が……(しくしくしく)

それに緒方さんが、場合によっては敵の方が返り討ちに合うかもとか事前に言っちゃってしまっているあたり、最後に犯人が因果応報的な末路を遂げる衝撃が薄れる感じがするかなあと。っていうかこれじゃあ緒方さん、最終結果が未必の故意じゃなくて完全な故意になってるよ……最後に何が起きたのかの説明を聞いてる和田さんも、いくらなんでも察しが悪すぎるし……むむむ(−ー;)
なまじ他の部分が原作に忠実なだけに、細かい所が眼についてしまいます。

ラストもホームズさんの一言でさくっと終わっていた原典と違って、2ページほど和田さんの語りが入っています。これを冗長と取るか否か。
原作を知らずにこの話を単体で読むぶんには、これはこれでおもしろいと思います。まだ全集とかが発行されていなくて、初期に翻訳されて続きが出せるかどうかも判らなかった頃の作品だと考えると、これはむしろ読者に対する親切に部類されるのかなあとも思わなくもなく。
それにどうやらこの探偵王緒方のシリーズは、ホームズさん以外の作品も原作にして、緒方さんと和田さんのコンビで解いていく、複数の原作が入り混じったもののようで。実際この本の後半に入っている作品は、明らかにホームズものではありませんし。そういう事情があるから、ラストに書き足しが増えているのかもですね。

しかし複数の原作をひとつのお話にまとめて翻訳してしまうとは、まだ著作権の概念が怪しかった時代とはいえ、大胆なことをしていたんだなあ……

あれ、よく考えたらこの話、タイトルと表紙で思い切りネタバレしてる??(´・ω・`)
No.5837 (読書)


 2014年05月15日の読書
2014年05月15日(Thr) 
本日の初読図書:
4048662260ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
三上 延
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2014-01-24

by G-Tools
このところ古本屋仲間の間で、妙な客の存在が噂になっているという。年配の女性なのだが、数年前に休刊になった古書に関する情報誌のバックナンバーを数十冊まとめて売りにきては、数日後に「気が変わったから」と買い戻しに来るらしい。そうして買い戻したものを、再び別の古本屋へ売って同じことを繰り返すのだ。その話を大輔が聞き込んできたまさにその日、ビブリア古書堂にその客が現れた。持ち込まれた雑誌は内外に書き込みが多く、あまり高い値はつけられなかったが、女性客はそれで構わないと売っていく。さっそく棚に並べたところ、最近志田と連れ立ってやってくる初老の男性客が、興味をいだいたようで……「彷書月刊」
滝野ブックスの店主の妹で、栞子とは学生時代からの友人である滝野リュウから、本にまつわる相談を持ちかけられた。彼女の後輩である真壁菜名子が言うには、父がコレクションしていた手塚治虫作品の中から、「ブラック・ジャック」の4巻が3冊ほど紛失したのだという。持ち出したのはおそらく高校を中退した弟で、海外出張中の父親と折り合いが悪いらしい。なんとか父親が帰るまでに戻しておきたいのだと言う菜名子だったが、会ってみた弟は父親を人でなし呼ばわりするばかりで話が通じない。弟は何故に父親をそうまで憎むのか、また父親はどうして同じ4巻を5冊も持っていたのか。謎は深まるが……手塚治虫「ブラック・ジャック」
死んだ長兄が高価な初版本を譲ると言ってくれていたのに、誰も信じてくれないからなんとかしてくれ。そう相談を持ち込んできたのは、一昨年前に栞子が店への出入りを禁じた男、門野澄夫だった。行方をくらましている栞子の母親 智恵子の幼馴染で、かつてはビブリア古書堂にもよく訪れていたという。だが彼が店へ売りに来た本は長兄の元から黙って持ち出してきたり、あるいは他の古本屋から万引きしたもので、発覚した際には警察沙汰になる大騒ぎだったらしい。そんな訳で付き合いを断っていた男の依頼だったが、栞子には無碍に断れない理由があった。どうやらこの頼みの裏には智恵子がいるらしい。栞子は智恵子に連絡をとって話をしたいことがあるのだが、智恵子は自分に会いたければ本に関する問題を用意するから、それを解いてみろという伝言を残していたのだ。しぶしぶながらも門野の長兄の遺族に会いに行った二人は、そこで初版本に挟んであった貴重な直筆原稿が、子供の落書きで台無しになっているのを見付けて……寺山修司「われに五月を」
プロローグ・エピローグ……リチャード・ブローティガン「愛のゆくえ」

前巻を読んでから一年以上経っているので、ちょっと内容を思い出すのに時間がかかってしまいました(苦笑)
おお、大輔さんと栞子さんの間に大進展が!!
前の巻のラストで大輔さんが告白の返事を保留されていたのですが、今回は全体を通して「なぜ栞子さんが返事を待ってもらったのか」、「はたしてどういう返事を返すのか」が根底に流れていました。やー、何事もなかったかのように告白を流されるのかも? とちょっと心配していたので、これは意外な嬉しさでしたvv
そして悩んで悩んでようやく結論を出した栞子さんに、大輔さんが返した答えがまた素晴らしい。
さすがは大輔さん、予想の斜め上を行きやがったvv その時点で子供がいたらどうするんだとかいうツッコミどころはあるけれど、若い二人にそれを言うのは野暮というものか。とにかく彼の「なに当たり前のことを」みたいな言い方がスゲエ面白かったです。


……しかし一点、どうしても不思議な部分がありました。
今回のお話、プロローグとエピローグの整合性がまったくとれていないんですよ。プロローグは5月31日で、大輔さんが告白の返事を聞きたいと栞子さんに問いかけ、栞子さんが「わたし、あなたと……」と言いかけたところで終わります。そこから物語が本編に入り、そしてエピローグへ続きます。
エピローグには「まだ5月は終わっていない。あと五日ほど残っている」とあるので、26日でしょう。そしてこの段階で、栞子さんは大輔さんに返事をしています。しかもプロローグとはまったく繋がらないシチュエーションで。

……あれ??

っていうか、エピローグはまたけっこう衝撃的な「以下次巻へ!」みたいな終わり方をしています。
これって……もしかして5月31日のプロローグは、二人で示し合わせてなにか芝居でもしてるんでしょうか? 主に例のあの野郎に対抗するために。そうとでも思わなければ納得がいかないよ??

例のあいつについては、すっかり終わったことだと思っていたので、かなりびっくりしたんですが。

………………って、違うぢゃんッッッ!!
今もう一度プロローグをめくり返して、ようやく気が付きました。
そっかー、そっかーーー、そういうことかーーーー!!! やられた……見事にしてやられたよ……_| ̄|○
あー、↑のしたり顔な文章が恥ずかしい。消したい。でも一度書いちゃったものを消すのもアレなので、自分がどれほど綺麗に騙されたのかの記念として残しておきます。

ええと、話を戻すと、例のあの野郎が再び戻ってきて、話は折り返しを越えて終盤に入っているとのこと。つまりこの物語は、巡り巡って最初に還っていくという構成なのでしょうか。
今度は大輔さんも文字通り他人事ではなくなっているので、どう展開していくのかが楽しみです。
……残されているのが手紙であることを考えると、本当の本当にあいつの仕業なのかもまだ判りませんしね。
シリーズ当初からいろいろな意味で活躍していらっしゃった志田さんも、ついに過去が明らかになって、今後の二人との関係がどうなるか判らないあたりも続刊が待たれます。

さらに今回は各章の間に断章としてそれぞれ別視点が挟まっていたわけですが、そのラインナップがリュウちゃんはともかく、志田さんと栞子さんというのがまた、意外性があって。プロローグもアレだった訳ですし、この巻は本当に今までとだいぶ趣が違う感じでした。
ある意味では大輔さんが蚊帳の外だったのかもしれないな……でもそれでも、彼は彼なりにちゃんと栞子さんを支えているのだから、これはこれで良いのかも? 逆に大輔さんしか知らない事実(門野澄夫の最後の選択とか)もある訳ですし。

ところで今回は珍しく、知っている作品が取り上げられていました。はい、ブラック・ジャックです。実は1巻だけですが、チャンピオンコミックス版を持っていたりします。懐かしいvv
その後はコンビニの廉価版とか図書館においてある文庫版をパラ見したりとかした程度なんですが、やはりあの作品はすごいですよねえ。そりゃ医学的な部分とかは間違ってたりフィクションも多々ありますけど、それでも不朽の名作だと思います。
単行本未収録作もあると聞くと、つい読みたくなっちゃうのに、さすがに当時の雑誌とか初版コミックスとかは手が出せねえ〜〜《o(><)o》
No.5831 (読書)


 2014年05月14日の読書
2014年05月14日(Wed) 
本日の初読図書:
490720308X霊感動物探偵社 5 (LGAコミックス)
山内 規子
青泉社 2013-10-19

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シリーズついに五巻目、この方の作品の中では一番長く続いているお話ですな。そして後書きによれば、まだ先があるようで、嬉しいったらvv
……しかし立夏と高倉のじれじれカップルには、相変わらず進展がなく。むしろ新キャラUFOオタクの城野くん(大学の同級生)が立夏に告白してきたりと、むしろ二人の間に暗雲が……?
ええい、しっかりしろ高倉! それでもいい大人か!? 互いの家にお泊りまでクリアしてるくせに、何もないとか、どこの熟年夫婦だ!!

そんなこんなな今回の収録作品は、「選択の行方(フェレット)」「桃色の告発(モモイロインコ)」「カメレオンの瞳(カメレオン)」「音のないコトバ(雑種犬)」「幸福の残像(ワニ?)」の五作。「幸福の〜」が全三話でページを取っており、あとの四作は40Pぐらいずつの短編で、全て合わせると320P。かなりのボリュームでした。
「幸福の〜」は、久々にこの方の本領発揮というか、可愛い絵柄でかなり猟奇的でした(−ー;)
動物霊も関わっていなくて、立夏が残留思念的なワニを見た他は、バリバリの人霊と人の心の闇からくるあんなこんなが本筋でした。猟奇的かつサイコホラーというか。笑顔の下に、言葉が通じない、奇形的な精神を隠した人物が登場するようなお話。
こういうの描かせるとうまいですよねえ、山内さんって。
あと「選択の行方」は、珍しく結果を見届けない終わり方でした。情報は渡したから、そこからどう行動するのかはもうその人次第。最後まで世話を焼く義理はない、みたいな。たまにはこういうのも、趣向が変わって面白いかと。
いつもと違うといえば、「カメレオン〜」の方も高倉が霊障で倒れてしまい、立夏が一人で頑張るというのが珍しかったです。そしてわざわざ立夏んちで寝込んじゃったんだから、もう少し二人の仲に進展があっても……と望むのは、この二人には無理なのか(苦笑)
No.5829 (読書)


 2014年05月13日の読書
2014年05月13日(Tue) 
本日の初読図書:
4062172526おまえさん(上)
宮部 みゆき
講談社 2011-09-22

by G-Tools
お徳がお菜屋を始めた幸兵衛長屋で、やっかいな出来事が起きていた。町内の南辻橋のたもとで、辻斬りがあったのだ。死人の流した血脂が地面に染み込んで、何度洗っても人型の影が消えないため、長屋の人々は恐れおののいている。一方で、生薬屋の瓶屋で人殺しがあった。殺されたのは、一代で店を興した主人の新兵衛。彼は戸締まりのされた家の寝間で、一刀のもとに斬り殺されていた。一見すると両者は何の関わりもない事件に思われたが、八丁堀同心の兄や甥達の補佐を長らく務めてきた老人 本宮源右衛門は、二つの死体に残る傷を、同じ人間が同じ凶器で斬ったものだと見立てた。すなわちこれらの事件は単なる通りすがりの辻斬りや金目当ての賊による犯行ではなく、怨恨が動機となった互いに関わりがあるものなのだと。
父の跡を継いで最近同心になったばかりの間島信之輔は、大叔父(の従兄弟)のこの言葉に懐疑的であった。信之輔自身は顔立ちがいささかまずい他は、腕も立てば頭の回転も良く人柄も申し分ない、実に前途有望な若者なのだが、厄介者として盥回しになったあげく遠縁の間島家に居候として押し付けられたこの大叔父とは、あまり折り合いが良くないらしい。
しかし政五郎や平四郎らが調べを進めてゆくにつれ、辻斬りの被害者だった久助と新兵衛の間には確かに繋がりがあることが判ってきた。二人は二十年も前に、共に老舗の生薬問屋大黒屋で調剤人 ―― 薬草を刻む“ざく”として働いていたのだと言う。
さらに現在大黒屋の主人を務めている藤兵衛が、驚くべき事を告白した。彼もまた、当時は一介のざく仲間であったのだが、新兵衛と久助の三人で人を殺してしまったのだと言うのだ。相手はやはりざくの一人で吉松。人柄のあまり良くなかった彼とのいざこざに加え、吉松が開発した新薬の調合方法を巡る欲が絡んだ上での犯行だった。
幸いにもことは事故で片付き、三人はなんらお咎めを受けることはなかった。そうして藤兵衛は跡取りのいなかった大黒屋を継ぎ、新兵衛は新薬を看板商品として独立した。久助は罪の意識に苦しんだあげく、大黒屋を出て方々を転々としていたらしい。
それらの事情を知った平四郎達は、下手人に目星がついたように思った。なんでも吉松には言い交わした女おせつがおり、彼女は当時身ごもっていた。そしてそのおせつだけは、吉松が三人に殺されたのだと確信し、恨んでやると言い残して姿を消したのだという。
産まれた子供は男児だったらしい。無事に育っていれば、ちょうど二十歳。ならばおせつかその子供か、あるいは両者が力を合わせて、殺された吉松の恨みを晴らそうとしているのではないかと考えたのだ。
ところが、だいたいの筋書きが見えてきたと思ったところで、新たな死体が出てきた。大川に投げ込まれていた夜鷹の死体についていた傷を、源右衛門がまたも同じ下手人の手になるものだと言いだしたのである。
しかしいくら調べても、貧しい夜鷹の女と瓶屋や大黒屋、あるいは久助との関わりは出てこない。信之輔などは大叔父の見立て違いではないかと疑い始めるが、そこを疑ってしまっては、そもそも最初の辻斬りと瓶屋の主人殺しの下手人が同じだろうという、その前提からして成り立たなくなってしまう。
困惑する一同をよそに、弓之助にはなにやら推理の筋道が見えてきたようで、自分を瓶屋に連れていってほしいと言い出す。なんでも瓶屋の後妻で、事件後はすっかり寝ついてしまっている佐多枝に聞きたいことがあるそうで ――

「ぼんくら」、「日暮らし」に続く、平四郎・弓之助のシリーズ第三段。
今回は湊屋からはすっかり離れた、新しい事件です。佐吉とお恵の夫婦も、子供が産まれたという噂話でしか、今のところ出てきていません。
二十年前に端を発する辻斬りと生薬屋殺しを軸に、他にも富くじで人生を狂わせてしまったストーカーとか、子供を捨てて裕福な家に後妻に入ったはずが急に離縁されそうになって政五郎親分に泣きつく“おでこ”の実の母親とか、あるいは弓之助の家で起きた長男の嫁取り騒動といった、様々な事件が同時進行しています。これらは下巻で一本に集約されていくのか、それとも「世の中には常に様々な事件が起きているのだ」という形になるのか、どちらなんでしょうね?
間島信之輔と瓶屋の娘 史乃の関係も気になりますし、間島家で厄介者扱いされている源右衛門お爺ちゃんがどうなるかも、きっちり片が付いて欲しいところです。
そして弓之助もそろそろ14歳、いい加減に平四郎も養子に取るのかどうか、はっきりさせてくれないと……(苦笑)
ああ、瓶屋の「かめ様」の異変が、果たして本当に事件に関係あるのかどうかも気にかかるし……とにかく今回は、様々な事情や情報が雑多に散らばっている感じで、早く整理がついて欲しいところです。
どうやら下巻は1/3ぐらいでこの「おまえさん」が終わり、あとは後日談的な中短編が四本ほど入っているみたいですね。ということは、すぐに謎解きに入ってくれるのでしょうか。
この複雑さを忘れないうちに、早く続きを読みたいです(><)

「【習作】一見スタイリッシュにファンタジー( Arcadia )」〜三話
 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=tiraura&all=25264

異世界転生した凡愚な青年が、神に気に入られると加護がもらえるというダンジョンに挑むお話。
美の女神のダンジョンを選んだ彼は、執事服に食事用のナイフを装備し、極限まで無駄を省いたスタイリッシュな動きでモンスターを倒す!
……その発想と馬鹿馬鹿しさがナイスに面白いですが、三話でエタっているっぽいのが残念です。
No.5826 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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