よしなしことを、日々徒然に……



 2014年04月18日の読書
2014年04月18日(Fri) 
本日の初読図書:
「傭兵「死ぬだけの簡単なお仕事です……?(SSまとめサイト)」前後編、後日談
 http://minnanohimatubushi.2chblog.jp/archives/1838436.html

傭兵ギルドに変わった依頼が出されていた。
「死ぬだけの簡単なお仕事です」「給料は充分」「働き次第では一週間連続の休みあり」「教会の加護さえ受けていればそれで良い」と。
あまりの好待遇に飛びつこうとする傭兵だったが、ギルド長は渋い顔をした。なんでもこの依頼、あまりのキツさからすでに11人が途中で辞めており、もはや相手も辞められること前提で出しているのだという。
「俺が最初の長続きする人になるかと思うとワクワクするぜ……」
意気揚々と職場 ―― 王宮に向かった傭兵は、ひと通りの説明を受け室内に入った、その瞬間に死んでいた。扉の上部に身を潜めていた少女に、一瞬で首を落とされて。
彼の仕事は、文字通り殺されることだった。
この世界では、教会の加護を受けることで、金さえ払えば何度でも生き返ることができる。寿命や病気による死こそ避けられないが、怪我や毒による死亡はなくなる。そんなことが当たり前になっている。
ただこの加護には、まれに副作用が出た。加護を受けたことを後悔している人間が長期間死亡せずにいると、様々な形で弊害が出てくるのである。
傭兵を殺した少女 ―― 姫は、加護の副作用により『一日に一人、誰かを殺さないと理性が切れる』という状態になっているのだという。傭兵の仕事『死ぬだけ』とは、姫の理性を取り戻させるために、文字通り毎日殺されることだった。
ちなみに姫の方も加護を受けていて生き返りが可能なため、反撃して逆に殺してしまっても構わない。むしろそうしてくれれば、次に副作用が起きるのは一週間から10日後になるため、殺してくれる方がいっそ望ましい。だが理性を失った状態でも凄腕の姫と戦い勝ちを収められる人物は、残念ながらほとんどいないとのことだった。事実、傭兵は相手の姿を視認する間もなく瞬殺されている。
かくしてその日から、傭兵は毎日王宮へと通い、姫に殺される生活を送り始めた。だが……やがて彼は王宮を舞台にした騒動へと、巻き込まれてゆくこととなる。
そしてその事件は、傭兵自身が囚われていた、暗く重い過去へも大きく影響を及ぼしていって ――

2chで連載されていた長編SSです。全四部+後日談、ページとしては2Pで完結済。
……ちょっと独特な書かれ方をするジャンルで、私もあまり馴染みがないためよく判らないのですが、基本的にキャラクター達などの名前は出てこないです。
主役は「傭兵」だし、その他のキャラも「メイド」とか「女騎士」とか「姫」とか「神官」といった表記で書かれていて、地名などの名称も一切なし。そういう設定をする労力を極力省いて、ストーリーだけを書くことに特化したジャンルのようです。
もっともこの作品は、そのジャンルの中では「地の文が多い。くどくて読みにくい」と評されているみたいでして。しかし小説として読むと、今度は台詞ばかりに思えてしまうあたりが微妙なところでしょうか。

内容としては、後半の傭兵の過去パートに入ってからが面白いです。
何度でも生き返ることができるという、要はロープレのシステムがまんま導入された特殊な世界観とタイトルからくるインパクトで読者を掴み、読み進めるにつれて意外な事実が明らかになっていく。そのターンポイントを受け入れられたなら、とても楽しめると思います。
特に最初は軽い憎まれ口を叩く悪友かと思っていた神官さんが、実はとんでもない奴だと判明した段階でまずびっくり。そして飄々とした偽悪的な傭兵さんの、その内面の捻れっぷりに唸らせられ……最後には姫達の「そうくるか!」な解決策が気持よく意表をついてくれました。
本当に最後となる後日談では、神官さんのデレっぷりがまたvv
これはちゃんとした小説としても読んでみたいところですけれど、でもこの書き方による軽妙さがあるからこそ、かなりドロドロとした内容を気軽に読める部分もあるのかなあとも思ってみたり。
No.5767 (読書)


 2014年04月17日の読書
2014年04月17日(Thr) 
本日の初読図書:
「アスクルキョウモ オソラクハ ヘイオンナヒビ(小説家になろう)」〜Ver2.18gp
 http://ncode.syosetu.com/n7579br/

資格取得が趣味で格闘オタクかつ古参ゲーマーなおっさんが、VRMMOのベータテスターとして参加。初期ポイントを幸運に極振りするというネタキャラを作成しつつ、リアルスキルの高さと発想の自由さで無双してゆくお話です。
リアルで三十代後半。ゲームアバターは本人を基本に五十代まで老けさせた、白髪でポニテのダンディーな浪人風老侍(服装は迷彩服)という、それだけでおっさんスキーとしては引き寄せられずにはいられない設定です。
しかも本人は普通人のように一人称で語っていながらも、そのリアルスキルの高さは異常なレベル。
通常ならゲーム内速度は四倍速が普通のところを、運営会社の関係者であるところから特別被験体として十六倍速でプレイしています。そのうえでログインしたままキャラアバターを動かしつつ、リアルででトイレ行ったり水分や糖分を補給するという、脳内でどんだけ並行処理やってんの!? というとんでもなさ。
さらにリアルの方はリアルの方で、少しずつ明らかにされていく情報により、下手するとゲーム内よりファンタジックな出来事が起きていることが判明したりとか。いろいろ意表を突かれるお話です。
時おり挟まる別視点も楽しくってvv
難点は誤字脱字が多いことと、ゲーム用語が多くってゲームをやらない私には意味がわからない部分も多々あるあたり。
現在何故か予告なく二ヶ月ほど更新が滞っているようですが、いずれ再開されることを切に願いたいところです。
No.5765 (読書)


 2014年04月16日の読書
2014年04月16日(Wed) 
本日の初読図書:
4488493025温かな手 (創元推理文庫)
石持 浅海
東京創元社 2010-05-11

by G-Tools
大学院で生物学の助手を務める、畑寛子。彼女は休日に出勤した研究室で、昨夜も一緒に研究していた女学生が死んでいるのを発見した。何故かその死体は、寛子の白衣を着用していて……「白衣の意匠」
殺人事件の影響で元気をなくした寛子を、友人達がキャンプに誘ってくれた。表向きは恋人同士ということになっている、謎生物の同居人ギンちゃんも含めた六人で山奥のキャンプ場を訪れる。しかし夜になって焚き火を囲み酒を飲んでいる内に、なんだか雰囲気が悪くなっていき……「陰樹の森」
一見美少女に見える謎生物ムーちゃんと、サラリーマンの北西匠は同居している。対外的には恋人同士だが、その実質は単なる共生関係だ。二人がある朝いっしょに駅へ足を踏み入れると、そこでは満員電車で男が刺されて死んだ事件の渦中だった。そしてその被害者は、三週間ほど前にムーちゃんへ痴漢行為を働き、お仕置きを受けていた相手で……「酬い」
友人である国元が自室で殺されているのを、遊びに誘いに行った北西達が発見する。彼の枕元には何故か大量の現金が入った財布が置き去りにされていた。国元はマイレージサービスのポイント集めが趣味であり、コンビニでおにぎりひとつを買うのにもクレジットカードを使用する男だ。そんな彼がどうして、こんな大金を持っていたのか……「大地を歩む」
寛子が友人に誘われたレジャーで出会ったのは、理知的な青年スズキだった。そして道中のサービスエリアで休憩中に、なぜか友人の恋人が姿を消してしまう。しかしスズキは落ち着いていた。それは四年前、ギンちゃんと寛子が出会った時の物語……「お嬢さんをください事件」
ムーちゃんが旅行へ行こうと言い出した。なんでもお兄さんに誘われたらしい。三連休の初日は互いにパートナーと二人だけで楽しみ、二日目に待ち合わせようということになる。待ち合わせ場所に行ってみると、そこには前日泊まったペット可の宿で一緒だった、子豚連れの女性がいた。家出中だと言った彼女は、うまく行っていない夫との生活を愚痴り始めるのだが……「子豚を連れて」
旅先でギンちゃんとムーちゃんの兄妹を介して引き合わされた寛子と北西は、知り合いに会いたいから付き合ってくれとギンちゃんに言われるままついていった。訪れたのは老人ホーム。八十を超えているだろう老婆の落合富江は、脳溢血から認知症を患い、会話どころか他人の認識すらできていないようだ。そんな彼女に対し、ギンちゃんが取った行動は……「温かな手」

BG、あるいは死せるカイニス」の石持さんの作品。
解説によれば、この「温かな手」と「〜カイニス」ともう一つ「人柱はミイラと出会う」が、この作者さんの裏ベスト3なのだとか。一般受けはしないけれど、その斬新さというか、この作者さんにしか書けないだろう特殊な世界観が面白いとのこと。確かに「人柱〜」も、あらすじをチェックした感じ、読んでみたいと思わせられました。
「〜カイニス」では、人間は全て女性として生まれてきて、そのうち一部の優秀な個体だけが男性へ性転換するという、風変わりな世界の中でのミステリーでした。そして今回は、二人登場する探偵役が、どちらも生物学的に「人間ではない」という展開です。
見た目は人間そっくりだけれど、それはあくまで擬態。彼らは人間の生命エネルギーを糧とする、謎の生物なのです。しかし吸血鬼などのように、一方的に人間を襲うのではありません。彼らにとっては、魂のきれいな健全な精神の持ち主の生命力こそが美味であるが故に、そういった人物を選んで『宿主』としています。そしてパートナーに選ばれた相手の方はというと、この飽食の時代に摂取した余剰カロリーをエネルギーとして吸い取ってもらえる。すなわち運動も食事制限もすることなく、健康とスリムな体型を維持することができるというメリットがある。いわば双方に利益のある共存関係を営むことができるという訳ですね。
……たとえそうだとしても、やろうとすれば命を奪うまで生命力を吸うことができる謎の生物と、同じ屋根の下で仲良く暮らすなど非常に難しそうではあるのですが、それをあっけらかんと受け入れてしまえるあたりが、畑寛子さんと北西匠くんの「きれいな魂の持ち主」たる所以と言ったところでしょうか。

私は最初にあらすじ紹介を読んだ時、「生命エネルギーを糧にする謎の生命体の兄妹」と言う文章に、てっきり彼らは実体を持っていなくっって、それぞれのパートナーの肉体に取り憑いており、宿主の人間が二人で組んで事件に関わりつつ、謎生物な兄妹は精神面で彼らをサポートしているのだとばかり思っていました。
ところが実際のお話は短編7つのうち3つずつを、表向き恋人同士として同居している寛子&ギンちゃん、北西&ムーちゃんのコンビが担当し、最後の話でだけ、両方のコンビが顔を合わせるという話運びでした。
ギンちゃんとムーちゃんの二人は思っていた以上に人間らしく、それだけにここぞというところで見せる非人間的な反応が際立ってくる感じです。
なにしろ基本的に謎解きの動機が「パートナーに悪影響があると、生命エネルギーの味が落ちる」ですしね。

ギンちゃんの、穏やかな好青年の顔に隠された冷淡さと、さらにその奥の奥にある彼らなりの『情』。
ムーちゃんの愛らしい少女の姿とは裏腹な豪胆さと、実はけっこういきあたりばったりないい加減さ。

ラストの展開は、なかなか意外でした。確かに最終的にはああいう手段を取らざるをえないのは判っているのですけれど、それでもたいていの作品では、いつか来るその時を思いつつも、それでもやがて失うこの時間を大切に今を過ごそう、的な終わり方をすると思うんですよ。この設定であれば、まだまだ数冊続編を引っ張ることも可能だったと思いますし。
それをあえて1冊で書ききったところに、この作品の味があると思います。
人間ではない兄妹が、それでも互いのパートナーの未来を、精一杯の誠意で思いやってとった選択。

少なくとも寛子さんと北西くんは、お互いの秘密を包み隠さず話し合える貴重な友人を得ることができた訳です。その先がどうなっていくかは、読者の解釈次第でしょうが……

個々のお話については、割とシンプルです。同じ人物が短期間に殺人事件に巻き込まれすぎという点はありつつも、それでショックを受けて一年近くも精神的に引きずりつつ、パートナーに乱れる感情=余剰エネルギーを吸い取ってもらうことで心のケアをされている点に、キャラクターの人間らしさを感じました。
そういう点では、殺人の絡まない「お嬢さんをください事件」が、一番気楽に読める話でしたかね。
話運びや意外な犯人という点では「酬い」が面白かったかな。「陰樹の森で」はちょっと動機に無理があるなあと思いましたが、ラストの気が利いていたので、これはこれで。

ミステリーものにファンタジーが絡むのはずるいと思う人には向かないかもしれませんけれど、謎解きそのものは安楽椅子ものに近い筋の通ったロジカルな面を主体に置いたものですし、一編一編がコンパクトにまとまっているので、さらっと読めるという点ではオススメだと思いました。
No.5761 (読書)


 2014年04月14日の読書
2014年04月14日(Mon) 
本日の初読図書:
4047293652辺境の老騎士 1
支援BIS
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-03-14

by G-Tools
あらすじは以前WEB版を読んだ時に紹介しているので省略。
「小説家になろう」から書籍化された、ロード・ムービー風味活劇グルメ・エピック・ファンタジーの1巻目。なろうの方では、現在7月完結を予定して最終章を連載されています。

やあ、この話は何度読み返しても面白いですね。と言うか、何度でも読み返したくなります。そして読み返すたびに、新たな発見があるのですよ。
「ああ、この人がこんな行動を取っていたのは、20年前にアレがあったからか!」とか「こ、この第二部でさり気な〜く登場している名無しの騎士×2人は、もしかして後の7章目で登場する彼らなのか!?」といった、壮大な伏線に気がつくこの楽しさときたらvv

あ、ちなみにここで言う第二部とは、WEB版の第一章のことです。WEB版の序章が第一部となっていて、1巻目はその二部仕立て。「約束の剣」までが収録されています。
……カーズの出番は次の巻からですな。ふふふふふ。

改変は(おそらく)少ないですが、書き足しはかなりありました。
書籍版では文字通り一章(WEB版の一話)につき一回食事シーンが入っていて、各章サブタイトルにわざわざ料理名がついているのです。これがまた美味しそうなんだ(笑)
薬師のザリアが作ってくれた「シャリコネの根のスープ」は百合根っぽいし、小さな村でご馳走された「ゆでたてのギー」はトウモロコシに似た感じ?
架空の食材であるのに、「こういう感じだろうなあ」とイメージしやすく、調理方法も納得のいくもので、味が想像できるところが素晴らしいです。そしてやり過ぎた料理番組のように気取った解説ではなく、ただひたすら「うまい」と思っているらしいバルト達の素朴な食べっぷりがまた良い。

もっとも目につく改変といえば、全て字下げで表現されていたバルトの台詞が、カギ括弧でくくられた点でしょうか。とはいえ独白や心内語的なものは、頭にダッシュ( ―― )が付けられているだけなので、全体的に見て増えたカギ括弧はそう多くありませんが。
独特の雰囲気がある書かれ方だったのが、ある意味ありきたりに近くなった感はあるものの、それでもむしろこちらの方が、私は読みやすいと感じました。

そして書籍化で一番気になっていた、挿絵の件ですが……うむう。
表紙は良かったんですよ。最初はちょっと「ん?」と思いましたが、よくよく画像を拡大して見ると、バルトの横顔にはなかなか味があって、良い感じに渋格好いいお爺ちゃんになっています。
ですが中のイラストは……正直、事前にこの絵を見ていたら購入したかどうかは微妙なラインでした。なんというか、うん……それこそ翻訳もののハードカバー児童文学の絵っぽいというか。人物以外はいいんですよ。むしろこれなら、すっぱり人物は排してこちらのイメージに任せて欲しかった……ッ
なまじっかWEB版のイラストがクォリティ高いだけに、この点だけは非常に残念だったのでした。
でも二巻目も買うけどね! ああ、WEB版の完結が待ち遠しいで〜す〜〜<完結してからまとめ読みすることにしたらしい
No.5749 (読書)


 2014年04月12日の読書
2014年04月12日(Sat) 
本日の初読図書:
4048914022紳堂助教授の帝都怪異考 (メディアワークス文庫)
エドワード・スミス
アスキーメディアワークス 2013-01-25

by G-Tools
大正時代の帝都東京には、まだまだ不思議が色濃く残っている。
帝都大学の助教授 紳堂麗児は、それら魔道について造詣が深く、様々な方面から相談を持ち込まれることが多かった。本人はあくまで趣味としてそれらを扱い、本業とも副業とも思ってはいないが、結果的に探偵まがいのことをする場合もままある。
そんな彼の助手を務めるのは十一、二歳の少年に見える、篠崎アキヲだ。清潔な白いシャツにサスペンダーで吊ったハーフパンツ、大きめのキャスケット帽がトレードマークの闊達な子供である。
二人は時に魔を利用する人間の業を、あるいは悲しい定めを持つ魔道の存在に触れる。
魔道は人道。
たとえ不可思議な存在があったとしても、それに関わるのはあくまで人間の心なのだと、紳堂は繰り返す。
これはそんな不可思議な出来事が、まだ実際に存在していた時代の事件を、アキヲ助手が書き留めた手記である……

ノリとしては、明智小五郎と小林少年のオカルト版といったところでしょうか。
オカルトに見せかけた人間の仕業を解明する! というパターンではなく、本気で超常的なあやかしが登場してきます。
そして助手のアキヲ君にもちょっとした秘密があったりするのですが、まあネタバレは避けましょう。とは言え一話目で早々にそのあたりは語られるんですけどね(笑)

最初に読み始めた時には、紳堂先生のあまりに気障な美形っぷりと完璧超人ぶりにいささか引いていたのですが、一話目のラストらへんで「……あれ?」となりまして。続く話で実はけっこうおちゃめさんだったり、女性にだらしなかったり、助手をからかって遊んでみたり、そのくせその助手が可愛くて可愛くて仕方がなくって、危機の際には飛んで行ったりするところとかに人間らしさを感じて、面白くなってきました。
やっぱりねえ、完全無欠のヒーロー、しかも超絶美形には、どこか近づきがたいものを感じてしまうのですよ(苦笑)
紳堂先生が何故にあんなに色々なことができるのかとか、まだまだ謎は多いですが……これが解明される日は来るのかな? なんだかこの人は『こういう人』で済まされてしまうような気がしなくもなく。

あ、ちなみに作者名が横文字ですが、中の人は生粋の日本人だそうです。
No.5748 (読書)


 2014年04月11日の読書
2014年04月11日(Fri) 
本日の初読図書:
457523849X僕と先生
坂木 司
双葉社 2014-02-19

by G-Tools
母からお使いを頼まれた隼人と共に、二葉はデパートのバレンタイン・フェアに足を踏み入れた。様々な有名店のブースが立ち並び、女性たちがところ狭しと催事場を埋め尽くしている。整理券をもらって列に並んでいた二人だったが、後ろから誰かが押したのか将棋倒しが起きる。そしてその騒ぎに紛れて、会場のそこここで店員を装って整理券や現金を騙し取る詐欺が発生し、とある店舗からは一粒二千円もするチョコレートが盗まれていた。目の前で行われた犯罪に、隼人は絶対犯人を捕まえてやると意気込みを見せて……「レディバード」
推理小説研究会の先輩 柏原から、二葉と山田は相談を受けた。バイト先の喫茶店の店長がとても優しくて、もしかしたら好意を持たれているのかもしれない。客としてやってきて、それとなく様子を見て欲しいというのだ。だが店長を観察してみるに、彼が優しいのは柏原に対してのみではないようだ。いささか度を過ぎたように思えるその『優しさ』には、どこか違和感を感じさせられて……「優しい人」
就職活動中の先輩レムさんが、なんだか落ち込んでいた。とある企業の一次審査中に、一緒に受けた相手から意地悪をされたというのだ。エントリーシートを隠されるという、ある意味、小学生レベルのくだらない意地悪。だがそれをやったと思しき人物は、レムと共にその企業の内定を受けていた。本当にその相手がやったのか、何故そんなことをやられたのかも判らないまま、一緒に働くのは気が重いのだ、と。その話を聞いた隼人は、俄然興味を覚えたらしく……「差別特別」
推研のメンバーと隼人とで、バーベキューをすることになった。有料でバーベキューを許可されている河原には、他にも多くのグループがやってきては、それぞれに楽しんでいる。二葉たちもさっそく始めたのだが、気が付くと人数分あったはずの肉を刺した串が、一本足りなくなっていた。首を傾げる二葉の耳に、どこからか囁きが届く……「ないだけじゃない」
山田が見つけてきたラーメンの美味しい店。マンションの一階に店舗を構えるその店の前には、共用の掲示板があった。最近そこに奇妙なものが貼られているという。どこか構図がずれたような、女の子の写真。誰かによって剥がされても、同じ女の子の微妙に違う写真がまた貼られる。付いているメモには「落し物」や「気をつけて」といったメッセージ。なんとなく嫌がらせめいたそれに、ラーメン店の店主は不審感を覚えているらしい。推研の面々は犯人を見付けてみようと、張り込みを始めるのだが……「秋の肖像」

日常の謎を扱った短編集。「先生と僕」の続編です。
どうやら「二葉と隼人の事件簿」というシリーズタイトルがついたようで、ってことは、さらなる続編もありなんでしょうか??
今回の巻は、全体を通じて「正しいとは何か」「法を犯していれば、必ず悪なのか」といったあたりに重点が置かれていたように思います。
遊び心からだけれど、美学とロマンを持つ窃盗。生活の為に経歴を偽証する男。新入社員に条件をつける企業の是非といった事柄を目にして、二葉さんは自分の価値観をグラグラと揺すぶられていく。
……けれど最後に彼が選んだ言葉は、やっぱり彼らしくって。
隼人君や推研の面々からも「やっぱり双葉さんは、絶妙なワトソンだよねえ」と評されているあたり、一見平凡に見える、でも探偵に取っては唯一無二な相方が好きな私には嬉しかったりとか。
そして後書きによると、今回はまだ単行本になっていない作品のキャラクターがクロスオーバー出演しているそうで。それってやっぱり、かのてんとう虫さんこと「レディバード」なのかなあと、今後の刊行を楽しみにしてみたり♪

ところで二葉さん、第一話目(2月)の段階で大学一年生の十八歳ということは、四話目(夏休み)でも、多く見積もって十九歳のはずですよね? ……いや彼がバーベキューでお酒呑んだという描写は直接はないんですけど、高校生(子供)の飲酒を大人目線で「あーあ」と見ている雰囲気がしたので、ちょっと違和感を覚えたりとか。いくら大学生だからって、あなたもまだ立派な未成年でっせ〜〜(苦笑)
No.5747 (読書)


 2014年04月10日の読書
2014年04月10日(Thr) 
本日の初読図書:
「異世界のオトコ、拾いました(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n3275bl/

商業出版された「異世界で婚活はじめました」の作者さんの作品。
一章目は異世界から逆トリップしてきた十八歳の青年騎士レニアスを、ボディーガード代わりとして面倒見てあげる、ヤクザといざこざを起こしてしまったバイトホステスな久藤優奈21歳のお話。
二章目は二人で異世界へとトリップしてみたら、実は一年が五百六十五日だったことから、実年齢が逆転していることが判明。 ※レニアス27歳(地球年齢)、ユウナ13歳(異世界年齢)
異世界では未成年であるユウナに対し、過保護なオカンと化したレニアスと働いて自立したいユウナとの、丁々発止でスレ違いまくりな恋物語。完結済。
もうねー、一章目の紳士な模範騎士の18歳レニアスも可愛かったが、二章目の保護者属性全開にさせつつ、随所でちょっぴりヤンデレっつーかストーカー入ってる27歳レニアスも素敵です。
ちょっとお疲れモードで服装乱れてる寝る前の姿なんて、文字で読むだけでも男の色気が立ち上ってくるぜvv
優秀な男の溺愛系とか、自立した働く女性(でも天然)とか勘違い系とか好きな人には楽しめると思います。
No.5741 (読書)


 2014年04月09日の読書
2014年04月09日(Wed) 
本日の初読図書:
4062127377日暮らし 下
宮部 みゆき
講談社 2004-12-22

by G-Tools
葵の死体の側にいたことで、佐吉が自身番に引っ張られた。しかし湊屋が裏で手を回し、事件はなかったことととして無事に釈放される。だがその手配りをしたという事実は、湊屋が葵を殺したのは佐吉だと思っていることに他ならなかった。しかし平四郎や弓之助達は、佐吉の仕業ではないと信じている。……いや、あるいは相手が葵であれば、万に一つは佐吉が手にかけることもあるかもしれない。だがその場合、佐吉は正直にそうだと告げるだろう。だから彼が「やっていない」と言う以上、本当にやってはいないのだ。ならば真の下手人を突き止めなければならない。誰がなぜ葵を殺したのか、自分達は知りたいのだ、と。
そう心に決めた平四郎と弓之助は、政五郎達と共に調べにかかった。
葵のもとで小女をしていたお六や、湊屋の長男の宗一郎などから話を聞いてゆくうちに、これまでは佐吉の側からしか知らなかった葵や湊屋総右衛門の事情、人となりが少しずつ紐解かれてゆく。
おふじの不義や葵の悔恨、総右衛門があちこちの女に手を出しては外腹の子供を産ませてゆくことになったきっかけ。
やがて弓之助とおでこの推理を元に、意外な下手人の姿が浮かび上がる。
しかしその下手人もまた、悲しい過去にとらわれていて。
葵がお六を救うために使った幻術使いの一座の力をも借りて、平四郎らはもつれきった因縁の糸を解きほぐしてゆく……

前巻は短編集でしたが、今作はほぼまるまる一冊「日暮し」で埋まっていました。最後にエピローグっぽく「鬼は外、福は内」という後日談が入っています。
前巻でのあれがここに繋がるか! と細かいところがちょこちょこリンクしていて、読んでいて非常に楽しかったです。あと表紙。表紙に書かれている手書き文字を、ここで使うか! と。ううむ見事。
また前作「ぼんくら」でずいぶん冷たい人でなしに思えた湊屋総右衛門や葵も、やっぱり血の通った『人間』だったんだなあとも思わせられ。うん、やっぱりこの作品はここまで三冊まとめて読まないと、気持ちがしっくり落ち着かないですね。
ずっと心配だった佐吉さんは、いろいろ吹っ切ってちゃんと自分の人生を生き始められたようで一安心。
代わりと言ってはなんですが、石和屋の包丁人 彦一という別の意味で心配なキャラクターが出てきてしまいましたが(苦笑)
このシリーズはもう一冊あるっぽいので、そっちでは彦一さんどうなってるのかなあ。あと今回ほとんど出番のなかった、湊屋の渋み走った影番頭さんとかvv

キャラクターといえば、弓之助はまたずいぶん成長したというか、推理のレベルがもはや超常現象(笑)
なんだかちょっぴりホームズさんを思い浮かべてしまいました。いやホームズさんに比べるとずっと人間らしくって可愛いんですけどね。でもいくらお江戸が狭いとはいえ、ああも的確に過去の事件との関わりを探り出せるのは、ほんとに超能力だと思うんだ(苦笑)
現実のものを測量するのはもうやめて、今度は目に見えないもの ―― それは人の心の中だったりしがらみだったりするのですが ―― を測るようになった彼は、つるりと一皮むけた感じです。最後に下手人を救う手配りも、平四郎そっちのけでやってのけちゃって、叔父上立場がないったら(笑)
まあ平四郎さんは平四郎さんで、物事を誰のためにも良くなるように片付けるという、『大人』の気配りがあるので、まだまだお子ちゃまの弓之助ではそこらへんかなわないんですけどね!

……世の中は、けして湊屋を中心に回っている訳ではない。
湊屋がどれほど豪商で、過去にどれだけの因縁が渦巻いていようとも、世間は広く湊屋の外にも様々な人の営みがあり、因縁がある。それは湊屋とは縁もゆかりもない人々もそうだし、あるいは鉄瓶長屋で平和に暮らしていた人々もそうでした。
自分達の関わりの中だけで、ある意味手前勝手にうだうだやって他所様に迷惑をかけまくっていた湊屋の面々は、今回ある意味、横っ面を叩かれたような結末だったと思います。
そういう意味では、鉄瓶長屋のあれこれでモヤモヤしていた私は、ちょっと溜飲が下がったというか、やっぱり因果応報な展開が読んでいてすっきりするなあと思ったのでした。

そういう意味で湊屋のあれこれにめげることなく、お徳のお菜屋が成功しているのと、佐吉が元気になったのが心から嬉しかったのでした。
No.5740 (読書)


 2014年04月05日の読書
2014年04月05日(Sat) 
本日の初読図書:
4062127369日暮らし 上
宮部 みゆき
講談社 2004-12-22

by G-Tools
なんでもそらんじてしまう少年“おでこ”が食事を摂らなくなった。親代わりの岡っ引き政五郎などは、恋煩いででもあろうかと首をかしげるが……「おまんま」
ずっと好きだった植木職人 佐吉と念願の所帯を持ってから半年。いつしか行き違うようになった互いの心に、お恵は深く思い悩んでゆき……「嫌いの虫」
亭主を早くに亡くしたお六は、たちの悪い男に岡惚れされて、子供を連れて逃げ出した。女子供に手を上げるほど悋気深い上、お六が自分に惚れていると信じて疑わない男に心底怯える彼女を救ってくれたのは、菩薩のようにお優しい葵奥様だった……「子盗り鬼」
鉄瓶長屋から幸兵衛長屋に引っ越したお徳は、再び煮売屋を始めそこそこ評判になっていた。ところが同じ並びに引っ越してきたお菜屋が、高価な材料を惜しげもなく使ったおかずを安い値段で売り始める。これではお徳だけでなく、近所の店すべてが商売上がったりだと憤慨するが、お菜屋のおみねはどう見ても赤字の商いを強引に続けていて……「なけなし三昧」
おみねが失踪し、残された小女達を放っておけずお徳が面倒見てゆくうちに、平四郎ら周囲の者達はお徳ももっと商いを広げてはどうかと提案する。そんなある日のこと、結婚して植木職に戻った佐吉が自身番に引っ張られたと、弓之助が平四郎の元へ駆け込んできた。なんでも行方が知れなかった佐吉の母親、葵が隠れ暮らしていた屋敷で絞め殺され、その場には佐吉がいたそうで……「日暮し」

先日読んでちょっぴりもやついていた「ぼんくら」の続編。
てっきり、前作は前作で、二作目からはぜんぜん異なる事件を扱うのかと思っていたら、佐吉さんも湊屋さんも、それどころか葵さんまでばっちりしっかり出てきて、完全に続きものでした。
前作の終わり方では、佐吉さんがあんまり気の毒すぎて、湊屋があんまり身勝手すぎて、いろいろひっかかっていたのですけれども、あれで終わりではなかったと知って期待大です。
実際、読み始めたら面白くって止まらなくて、「ぼんくら」は読むのに5日ぐらいかかったんですが、この巻は1日で読みきっちゃいました。しまった! 下巻も一緒に借りてくるんだった(悔)

前回は佐吉やお徳など平四郎達サイドからの視点でばかり語られていたこのお話。今回は葵さんを恩人と慕う女中のお六さんや、なにも知らないで佐吉と祝言を挙げたお恵さんの目など、物事を違った角度から見せることで、物語に大きな広がりと深みが出てきたように思います。
特に葵さんに関しては、ずいぶん印象が変わりましたね……身勝手に見えた彼女にも、いろいろと思う所はあったのか。そして湊屋さんは。
さらにその一件とは全くかかわりなく、人生に悩んでみる“おでこ”や弓之助の従姉妹、相変わらず地に足つけてどっしりと生きているお徳さんなどなど、魅力的なキャラクターたちが目白押し。
下巻で葵殺害の事件がどのように解決つけられるのか、楽しみでなりません。
どうかどうか、佐吉さんがこれ以上不幸な目に遭うことのありませんように……(ナムナム)
No.5732 (読書)


 2014年04月04日の読書
2014年04月04日(Fri) 
本日の初読図書:
4408534773腕貫探偵 市民サーヴィス課出張所事件簿
西澤 保彦
実業之日本社 2005-07-16

by G-Tools
櫃洗市の大学に、病院に、あるいは街角に、気が付くと現れている机と椅子。市民サーヴィス課臨時出張所と張り紙のされたそこには、丸いフレームの銀縁眼鏡にシャツと黒いネクタイ、そして両手に腕貫をはめた、いかにもお役所的な風貌をした男が座っていた。「日頃のご意見、ご要望、なんでもお聞かせください。個人的なお悩みもお気軽にどうぞ」との言葉に誘われて、様々な人々が椅子へと腰を下ろす。
飲み会帰りのバス停で知人の全裸死体を発見したが、通報直後に死体が消えてしまい、警察からは酔っぱらい扱いされたものの、アパートに戻るとやはりその男が死んでいたことに困惑を覚える男子学生。
間もなく再婚するからと幸福の絶頂にあったはずの母が、何故か原因不明の発作を起こすようになり心を痛めている女子大生。
一度は別れかけた相手と、よりを戻せそうだと浮かれていて、誰かに話しをしたくてたまらない浮気症の男。
定年退職ののち書斎を整理していたところ、二十年も前の古い学生証の束と履修届一覧表を見付けてしまい、首をかしげる元櫃洗大学の事務局長。
公衆トイレで殺害された女流作家は、なぜ直前までいたレストランでなにも食べずに店を出たのか。どうして自らの著書で頭を殴られていたのか、気になってたまらない刑事。
女癖の悪い二人の同僚。そのうちの一人に人数合わせで飲み会に引きずられていった翌日、一人が窃盗で逮捕され、もう一人も別件で警察に捕まった。飲み会での出来事はそのことに関わりがあるのかと、すっきりしない思いを抱える会社員。
展覧会の片付けのバイト中、何故か数が合わないダンボールと絵画。倉庫の奥から出てきたダンボールを前に思案する男子学生と女子大生の前に、再び市民サーヴィス課臨時出張所の机が現れる。
腕貫男は彼らの疑問を聞き、一言二言、言葉を返す。その言葉を受け取った相談者達は、それぞれの道を選んでいって……

日常の謎を追う短編集で、短編7作が微妙に繋がっている……と一言でくくるには、なんだか微妙というか。
お話の雰囲気が割とバラバラというか、どうということもない終わり方もあれば、相当ブラックなものもあり、なんとなく心温まる話もあるしで、これが群像劇というものだろうかと思いました。
なんだかんだで4件も殺人事件が関わってますしね。ほのぼのものを予想していたら、ちょっと意外でした。
あと、地名や人名が難読ばかりで、初登場でフリガナが振ってあっても、二回目以降すぐに判らなくなるのがちょっと困りました。結局は字面で見分ける羽目に(−ー;)
あと結末がどうなったのか謎のままの話があるのも、消化不良の一因ですかね。女子大生さんは、最終話で再登場するまでの間に、それでどんなふうに母親を慰めたんだろう??
No.5731 (読書)


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41][42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202]

<< 2017年06月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :



 with Ajax Amazon

 最新の記事
 2014年04月18日の読書
 2014年04月17日の読書
 2014年04月16日の読書
 2014年04月14日の読書
 2014年04月12日の読書
 2014年04月11日の読書
 2014年04月10日の読書
 2014年04月09日の読書
 2014年04月05日の読書
 2014年04月04日の読書

 最新のコメント
 タティングレースとして..
 by 神崎真
 at 2017/06/17 12:49:28
 とっても繊細なモチーフ..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/06/17 09:25:52
 こんばんは〜、猫欧州さ..
 by 神崎真
 at 2017/06/16 23:42:34
 画像で見ると大きさを感..
 by 猫欧州
 at 2017/06/16 23:14:52
 こんばんは、胡蝶蘭さん..
 by 神崎真
 at 2017/06/14 23:19:36
 ダイソーのミックス糸は..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/06/14 08:54:23
 私は安い糸+ほとんどを..
 by 神崎真
 at 2017/06/13 07:42:28
 失礼しました。
 by 胡蝶蘭
 at 2017/06/12 22:08:44

 カテゴリー一覧
 読書(2013)
 更新(428)
 電脳(520)
 映像(225)
 バトン(22)
 創作(487)
  タティングレース(188)
  マクラメ(52)
  レジン(8)
 その他(6)
 日常(1423)

 最新のトラックバック
 今日の夕食は
 ┗しゃばけ(ドラマ)(+五月雨通信+/2007/11/28)

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


 

Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41