よしなしことを、日々徒然に……
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 2014年07月09日の読書
2014年07月09日(Wed) 
本日の初読図書:
「異世界落とし物お預かりセンターの日常(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n8254bi/

未来、さまざまな世界の行き来が自由にできるようになった世界で、落とし物を預かる施設での悲喜こもごも。
完結済とありますが、なんというか……打ち切り?
ほのぼの過ぎて、ちょっと物足りない感も。
No.5993 (読書)


 2014年07月08日の読書
2014年07月08日(Tue) 
本日の初読図書:
「神様?チート異世界転移で薬師旅(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n1611bg/

宇宙外生命体に、このままでは百三十年ほどで宇宙が崩壊するから、ワクチンに加工するため魂をくれないかと依頼された高校生、沢辺裕次郎。別に今すぐという訳ではなく、これからたっぷり八十年はかけて魂を調整していくので、むしろ長生きしてもらわないと困るのだという。なお、魂を調整するのに地球では具合が悪いので、以前その宇宙外生命体の一人が作成した、いわゆる剣と魔法の世界に移動する必要があるらしい。
迫る受験が煩わしく、平凡な日々よりも好奇心が刺激される日々に心惹かれた裕次郎は、一週間ほど考えたのち依頼を承知する。
本来ならこの先三千年ほどはある魂の寿命を八十年に圧縮することで、肉体強化と不死と老化減速の効果があるという。もっとも寿命まで死なないというだけで、体のどこかを破損しても自己再生するわけではない。
その他の特典として、いろいろ提示された中から薬作りの腕と、その世界に過去存在したすべての薬関連の知識と、携帯できる道具を選んだ裕次郎は、かくして人工の異世界へと降り立つことになった。
他大陸から渡ってきた旅の薬師と称し、最初に立ち寄った小さな村で薬作りをしつつのんびり過ごし始めた裕次郎は、薬草採りに出かけた先で魔物に襲われ倒れている女戦士を見付ける。平原の民いわゆる人間と、森の民いわゆるエルフとのハーフだったその女性セリアは、双方から迫害を受けていることで酷い人間不信になっていた。しかしひと目で彼女に心奪われた裕次郎は、半ば押しかけるようにして彼女の旅に同行することとなる。その出会いが、二人にとっても、また世界全体にとっても運命の分かれ道だった……

「竜殺し〜」の赤雪トナさんの長編。完結済。
……最初の頃に主役に感情移入できるかどうかが、読み進めていく上でかなり重要になってくると思います。
受験が面倒だからとかいう理由で、あっさり家族や今までの生活を捨ててしまえたり、死後のことなんて信じていないからと三千年ある魂の寿命をホイホイ無効にしてしまえる軽さが、よくも悪くも刹那的な今どきの若者っぽく。途中や終りに何らかのフォローが入るのかと思ったら、そこらへんはさらっとスルーされてました。
言動も、なんというか……近いイメージだとGS美神の横島を多少控え目にした感じ?
惚れた相手に一直線といえば聞えはいいですが、セクハラ言動しまくりです(苦笑)
身内に受け入れた相手はハーフだろうが魔物だろうがお構いなしに助けまくりますが、それ以外に対してはいっそ冷淡。人間もガンガン殺しますし、数度トラブルに巻き込まれた挙句に冤罪で指名手配されてからは、人間国家にほとんど失望してしまい、特に王侯貴族に対しては軽蔑しまくってる勢い。
それでもまあ、最終的には世界を救ってますし、仲間たちに囲まれて彼的には幸せな暮らしを続けていけるので、ハッピーエンドではあるのかな?

あと難点といえば、キャラクターや地名の見分けがつきにくかったこと。
久しぶりに出る人や地名には「○○で**だった△△」みたいに、ちょっとした説明をつけてくれるとありがたいと思いました。
No.5992 (読書)


 2014年07月07日の読書
2014年07月07日(Mon) 
本日の初読図書:
「少女とおっさんとVRMMO(小説家になろう)」〜第五話
 http://ncode.syosetu.com/n0178bn/

ひきこもりのリハビリとしてVRを始めた女子中学生三人と、彼女達と知り合って休息場所としてギルドホームを提供してみた中年男のプレイ日記。
「すーちゃんと薬草勇者」とかの神代ふみあきさんの作品。なんか引きを残したまま一年近く更新停止。むう。
とりあえず読了メモ。
No.5991 (読書)


 2014年07月06日の読書
2014年07月06日(Sun) 
本日の初読図書:
4821174650お江戸くノ一 変化のお梛事件帖 色小姓 (まんがグリム童話)
魔木子
ぶんか社 2013-07-09

by G-Tools
陰湿ないじめのせいで、江戸城で刃傷沙汰を起こした書院番 松平外記を扱った「残月」。
女好きの徳川家斉。子供が生まれすぎて困り果てた幕僚たちが、女の代わりにとあてがったのは子供のできない美貌のお小姓だったが、これがとんだ野心家のようで……「色小姓」
先代将軍の嫡男で本来なら将軍になるはずだった家基の急死には、当時幼かった家斉の何気ない一言が関わっていた? 五十年を経てそのことで、老女忍が家斉をゆすりに来る……「毒蜘蛛」
江戸には夜鷹から最高級の花魁まで、さまざまな形で春を売る女達がいた。そんなすべての遊女達の上前をはねている黒幕がいると耳にした梛は、なんとか調べ出そうとするが、京弥は何故か歯切れが悪く……「女地獄」

今回も4篇収録。
ううむ……相変わらず、微妙に後味の悪い話が多い(−ー;)
一番気軽に読めたのは「色小姓」でした。結局、家斉さんが一番得してるんですよね(笑)
「女地獄」では前巻で登場して死んだと思われた敵の女忍 蓮華が再登場。この感じだとまだ出てきそうですね。
どうやら次の巻で最終巻らしいですが、あらすじ読む感じさらに暗そうな……買おうかどうしようか……
No.5989 (読書)


 2014年07月05日の読書
2014年07月05日(Sat) 
本日の初読図書:
4865290540カーマリー地方教会特務課の事件簿 (3) (ぽにきゃんBOOKSライトノベルシリーズ)
橘 早月 中嶋 敦子
ポニーキャニオン 2014-07-03

by G-Tools
多くの裏切り者を出しながらも、どうにか教会長暗殺を未然に防いだカーマリー地方教会。事件の背後に潜むのは、教派統一改革を目論む強行派チャスチス枢機卿だと思われた。だが彼の関与を示す決定的な証拠は見つけられず、このままでは黒幕を逃してしまうことになりかねない。そこでオブザーらはチャスチルが結婚前の若い頃を過ごしたという、北の港町エリブへと調査に向かった。
エリブは宗教対立している隣国デーランドの、正統教会との繋がりが強く残っている土地である。キーセ教信徒が正統教会と関係を持つことは固く禁じられているが、しかし元々が聖教会派から分裂派生した宗教であるがゆえに、正統教会とキーセ神教聖統派は教義に近しいものを持っていた。ことにチャスチルが婿養子として迎えられたブレンダー家は、聖統派の中でも正統教会よりの信仰をしているという。ならばチャスチルが婿養子として選ばれたのは、あるいはエリブで正統教会と接触を持っていたからではないかと仮説が立ったのだ。その事実さえ証明できれば、たとえカーマリーで起きた事件への関与を証明できずとも、チャスチルを火刑台に送る充分な材料となる。
かくしてエリブで調査を開始したオブザー、ライツ、ジークフリートの三人だったが、どうにもオブザーの様子におかしな所があった。何かを隠している。というよりも、誰も知らない情報を一人で抱えており、それによって導かれる仮説に対し、複雑な『何か』を感じているようなのだ。
やがて判明した、チャスチルの過去。二十数年前に紡がれた絡みあう因縁の糸の織り成した図に、ライツやジークフリートは愕然とする。
そしてチャスチルと正統教会との関わり、そしてまた悪魔と契約を交わしているという確かな証拠が見つかったことで、ついに教会本部が動き始める ――

第一部完結。
イザベラ館の惨劇から始まった一連の事件が、ついに幕を下ろしました。
今回はこれまでに比べてシリアス配分が多めです。そしてオブザーやジーク以外からの目線も増えていたように思いました。
盗賊神父ライツに押掛け武装女神官マチルダ、そして全ての黒幕であるチャスチル枢機卿。
誰もが心に自分なりの信仰を持ち、彼らの『神』のために戦っていた。彼らにとっては自身の信仰こそが守るべきもので。けれど、それは誰が正しくて、誰が間違っているということには繋がらない。

「信仰は成否ではない。ただ、お前の行いが人の法で裁かれると言うだけのことだ」

神は誰を裁くこともしない。
だから人を裁くのはあくまで人なのだと。それ故に彼らは、自分の信じるもののために武器を取る。

ならば神とは何なのか。
その解釈はこの話の中でもそれぞれがそれぞれに持っていますが、私は「神とは許すもの」というのが一番しっくりときましたね。あくまで一神教における神の解釈ですが。

(主よ、許したまえ。導いてくれる必要などない。ただ許してくれ。それだけでええんや)

ジークの素朴な祈りが、なんだかすとんと納得できます。
そしてオブザーの信仰。
主はけして全知全能の完全なる存在ではない。そんな存在になど、怖ろしくて自身の罪を告白できない。時に残酷で、慈悲もなく、犠牲を強いる不完全な神であるからこそ、祈りを捧げ許しを請うことができる。罪を知る貴方に似て罪多き、過ちに汚れる身をどうか導き賜え、と。
これもまた心に沁みますね。

私はどうも一神教というやつが苦手でして。
全知全能の絶対者とか言われると、とたんに嘘っぽく胡散臭さを感じてしまいます。しかしオブザーのこの解釈だと、ああそういう考え方もあるんだなあと素直に感情移入できました。

それにしても今回は、ジークがちょっと怖かったッス。
3巻目にしてようやく表紙やカラー口絵で活躍した彼ですが、剣を持つと人が変わることがそろそろ明らかになってきました。普段はちょっと抜けた温厚な関西弁の兄ちゃんですが、一度『敵』だと見定めた相手には、まったく容赦がありません。それまで顔も知らなかった歳若い兵士を相手に、一撃でその頭を粉砕する。そこに迷いは微塵もない。なぜなら相手は倒すべき『敵』だから。
……ある意味彼こそが一番、無自覚にタチの悪い『正義を掲げた殺戮者』になり得る素質を持っているのかもしれません。
オブザーはきっと、自分の歪みを自覚して、その上で自ら信仰と狂信の境界に立っていると思います。けれどジークはどこか危うい。一歩道を誤れば、それが自分の神にとって正しい道だと信じたなら、彼こそが人によって裁かれるような立場へと足を踏み入れてしまうかもしれない。そんなふうに思えてならないのです。
だからこそジークがカーマリーへやってきて、はちゃめちゃな仲間達に揉まれつつ様々な価値観を目にし、完全な正義や唯一絶対などないのだと叩き込まれたことは、良い経験だったのではないでしょうか。
2巻目でオブザーがジークに言い聞かせていた言葉。

「信仰のため、正義のためと信じて疑わない者こそ、もっとも残虐な殺戮者になる。神のためにと誓って剣を取るのなら、忘れずに覚えておけ、聖騎士」

この言葉を、彼にはいつまでも忘れないでいてほしいものです。

……ストーリー的なところで行くと、今回はとにかくアッシュがフラグを立てまくってましたね……
あざといほどに立ちまくるフラグ。そしてこのシリーズは時に恐ろしいほど容赦なく人が退場してゆくので、初めて読んだ時には本当にもう、最後までドキドキハラハラしていました。
フラグどころか、カラー口絵からしてアレですからねえ……ふふふふふ……(遠い目)

イラストと言えば、今回はライツがいっぱいでちょっと嬉しかったですvv
個人的には目を開けてるシリアス顔も見たかったですが。あとこの巻ではオブザーが黒眼鏡を外しっぱなしなのも、これはこれで格好良く。特にチャスチルに引導を渡すシーンの凄みは、第一部のトリを飾るにふさわしい一枚かと。

難点は、ちょっと校正の甘さ的なものが幾つか目につきました。
間違いではない……かもしれないけれど、どうも首を傾げてしまうような微妙な「てにをは」の使い方とか。
私服を着ているはずの場面で、イラストが僧服になってるとか。
同じく私服なのに、何故かタバコを取り出すのが僧服のポケットだったりとか。
やはりイラストで、本文では紙袋と書かれている手荷物が籠になってたりとか。
一個を肩に担ぎ、一個を腰で支えているはずの洗濯カゴを、二つとも肩に載せてたりとか。

ライトノベルではこの程度などよくある齟齬なのですが、この作品では今までほとんど目につく部分がなかっただけに、今回はやけに引っかかってしまいました。
作品自体のレベルが高いからこそ、細かいところまでしっかりチェックして欲しいものです。

あとこれはWEB版読んだ時から気になっていたんですが。
チャスチルはなんでリリスを身請けしたんでしょうね。莫大な金額を払ってまで。
そのまま愛人として囲うなら判るんですが、すぐに置いてけぼりにして二度と会うこともなく。しかもお腹の子供も殺せと命じてるし。これってチャスチルに何のメリットがあったんでしょう。
それでもリリスに多少の情があり、自由の身にしてやろうとしたんでしょうか?
それとも……戒律を破ったことをばらされないように、売れっ子高級娼婦から一介の女という、後ろ盾も発言力もない立場に追いやろうとしたのか。
女悪魔がリリスの姿を写していたことを考えると、チャスチルなりにリリスへのこだわりはあったんでしょうが……そこは理詰めでは計り知れない、人間の心の複雑さなのか……

……そしてどうでも良いっちゃあ良いことなんですが、ちょっと気付いて笑った点。
ジークがカーマリーに飛ばされるきっかけとなったアミダクジ。
あれ正式には『阿弥陀籤』って書くんですってね。なんでも昔は放射状に書かれたそうで、その形が阿弥陀如来の仏像の後光に似てるから、アミダクジと名付けられたのだとか。
一神教世界なのに、めちゃめちゃ仏教用語やんvv
No.5987 (読書)


 2014年07月04日の読書
2014年07月04日(Fri) 
本日の初読図書:
「VRMMOの基本(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n5095bx/

彼女に振られた事が原因で、いろいろと萎えてしまった男。
それでも人との関わりなしで生きていけるわけでもないので、何らかの形で他人と関わる趣味を、と言うことでVRMMOを始めてみた。
発売から数年が経つこのゲーム。実は敷居がけっこう高い。初期投資や月額会費などの金銭的な面でもそうだが、精神的な面でも問題がある。ログインしている間に過度な運動をすると、筐体カプセルの中で実際の体もかなり動くのだ。おまけに恐怖で漏らしたり脱糞したりもあるらしく、カプセルに入る時には全裸かつオムツ推奨。
成人用オムツをはいて全裸プレイ。ログアウトするたびになんともやるせない気持ちになるのだが、それでも最初にかなりの金額をかけてしまった以上、ついズルズルと続けてしまう。そんなゲームなのだった。
ところが彼がVRMMO開始してみると、いろいろと奇妙なことになってきた。
まずはチュートリアルをしっかりやりこんだ所、「初心者マスター」の称号を得てしまった。何でも彼の時間圧縮耐性は非常に高かったらしく、すべてのチュートリアルを最速で終えたのだという。しかもクリア条件満点で。
そんなわけで採取も調薬も料理も何もかも、一通り自分で出来てしまうようになった彼は、既にほとんど人がいなくなっていた始まりの町で、存在するクエストを片っ端からこなしていくことにしてみた。目指すは「始まりの町クエストコンプリート」。
ログアウトすると相当激しく身体が動いているのか、一応着ていたインナーはズタズタになっている始末。しかしそれだけ運動しているせいか、なんだかぽっこりしていたお腹がだんだん引き締まってきたようで……

キャラクターの固有名詞とかほとんど設定されていない、勢いで書かれたらしい読み切りもの。ただしけっこう長め。
『冒険とりっぱー「フー」 』とか『すーちゃんと薬草勇者』などを書かれている作者さんのお話です。
おむつプレイだの、ゲーム中にいろいろ出ちゃったりアレだったりとか、この方らしいシモ方向の描写はありますが、すーちゃんなどに比べればまだソフトめ。
後半にはダイエット効果だけでなく、時間圧縮状態で仕事に応用してみたり、事故による半身不随の治療とかも関わってきて、VRバンザイ、的なお話です。
彼女見返し要素とかモブ視点からの主役すげーとかもあって、個人的には楽しく読めました。
No.5986 (読書)


 2014年07月03日の読書
2014年07月03日(Thr) 
本日の初読図書:
4048865412侵略教師星人ユーマ (メディアワークス文庫)
エドワード・スミス
アスキーメディアワークス 2012-02-25

by G-Tools
十年前、唐突に侵略者はやって来た。世界各地の十二個所に降り立ったのは、地球外知的生命体の乗った恒星間航行宇宙船。彼等は「アゾルト」と名乗り、これより地球の核に存在するエネルギー鉱石の採掘を行うと一方的に宣告してきた。これに反発した多くの国は武力で彼等を排除しようとしたが、その結果は惨敗。繰り出した軍はあっという間に全滅させられ、核兵器で辺り一帯を焦土と化しても、アゾルト星人の宇宙船には傷ひとつつけられなかった。
アゾルト星人は地球人に対して何ら接触を持とうとせず、着陸した場所でひたすら採掘を続けていた。多くの犠牲を払ってなんら成果を得られなかった地球側が出した結論は、不干渉。こちらから近づかなければ、相手も何もしてこない。人々は自らの星の一部を支配されたまま、暫定的な安寧と引き換えにそれを黙認し続けるしかできずにいた。
それから十年。日本の太平洋岸にある港町茜陽町は、十二の宇宙船の内ひとつが着陸した町だった。沖合にある通称「侵略島」に突き立った巨大な船の姿は、否応なく見慣れたものとなっている。幸いにも戦火に巻き込まれることは避けられたおかげで、そこは今でも鄙びた田舎の漁師町であった。
そんな茜陽町に住む女子高生 桜井舞依は、宇宙人が大嫌いだった。アゾルト星人は勿論のこと、映画や小説に出てくるそれさえ、反射的に拒絶反応を示してしまう筋金入りである。
ところが進級した彼女のクラスにやって来た新しい担任教師は、自称「宇宙人」だった。
ユーマ・森次という長身に長い銀髪を持ったその男は、自らを「真の侵略者」と名乗り、アゾルト星人を「三流侵略者」「自分達が侵略する星に勝手に穴を掘る馬鹿者」と呼んではばからなかった。
しかも彼と弟のソーマが引っ越してきたのは、よりにもよって桜井家の隣である。ストレスをこじらせた誇大妄想患者の言い分としか思えないその言動に、舞依は苛立ちを隠せなかった。
しかしユーマの授業はやたらとスケールがデカイ割にとても判りやすく、また生徒達に対して一本筋の通った態度で接してくれる。そんなこんなでユーマは、あっという間に人気者になっていって……

前半は青春学園もの、後半はウ●トラマン。
あまりにも突き抜けた荒唐無稽というかバカバカしさに、逆に清々しさを覚えてしまうお話です(笑)
表紙とあらすじの印象から、最初は「光路郎」とか「GTO」みたいに、生徒と同じ目線で馬鹿をやるハチャメチャ教師を想像しておりました。が、意外なことにこのユーマは、非常に生真面目で真摯な教師です。……たとえ第一印象が電波であったとしても(苦笑)

「わからない時はわかりませんと言え。俺はお前たちが理解するまで教える。教師として、生徒に理解させる努力は義務だからな。そのための努力を惜しむつもりはない。(中略)だからお前たちも理解しようとする努力を忘れるな。わからないものをわからないまま放置するのは、思考停止に等しい。それは知的生命体にとって尊厳の放棄に匹敵する愚行だ」

これを大真面目に言って、実行してくれる教師が現実にどれだけ存在するでしょう。
教師も同じ人間であり、そして他の生徒のことを考えるのであれば、必ずどこかで線引きが行われ、脱落してゆく生徒は存在します。しかしユーマはそれを良しとしない! なぜなら彼は人間ではなく宇宙人だからvv

↑の内容を暑苦しく、拳を握りしめて熱弁するなら、ただの時代錯誤なうざい野郎でしょう。
しかしユーマはひたすら淡々と、相手が理解できるように真摯に語りかける。通じなかった時は、後日また別の切り口から説得する。口調は尊大なのに、語る言葉は心から相手のことを思いやってるのが分かるんですね。
なにしろ彼の生徒に向ける愛は宇宙的スケールだからvv

もう一ヶ所心に残ったのは、部活に急ごうと廊下を走り、危うく他の生徒に怪我をさせそうになった陸上部員を諭す場面。ちょっと長くて引用しきれませんので、これはぜひ実際に読んでいただきたく。

……そんな訳でユーマの通り名が、『銀河最強のバカ』ってのは個人的に納得がいきません。
ユーマは馬鹿じゃないよぅ。そりゃ確かに、あまりにも馬鹿馬鹿しいことを大真面目にやったかもしれないけど! でも彼の行動はどこまでもまっすぐで潔くて、心に響きます。
この彼を馬鹿と呼べるヴァルトラ(バルタン+ウルトラ?)星人たちとやらは、いったいどれほどのもんじゃいな??
自分の生まれ持った適性を遥か彼方にぶん投げて、愛する者のために全力投球で自分の選んだ我が道をつき進むユーマは、非常にかっこいいと思います。

ただまあ、ちょこちょこと突っ込みどころ(舞依の父親どうした。十年改造されてた地球は大丈夫なのか)とかミステイク(学年が2クラスだったり3クラスだったり)とか、ネタがコア過ぎ(ハリケーン・ミキサーなんて調べないと解らねえよ……ましてやウルトラマンのキャスティングなんてry)とかが散見されるあたりは気になりましたかね。
ここらへんは作者さんの力量うんぬんよりも、最近のライトノベルで出版社が校正をなおざりにしていると思える点ですな……

なんだかんだで最後は、個人的な贔屓の引き倒しの力技だし(苦笑)

「戦争をしたがる馬鹿者」を嫌悪しこき下ろす割に、いざ戦い始めると完膚なきまでに容赦のないユーマ。
最強の戦闘力を背景に持ったO・HA・NA・SHIって、タチ悪いですよねえ……

ともあれ、地球をこよなく愛するユーマのもたらす「侵略」が、果たしてどのような形になっていくのか。
それは今後の舞依達に委ねられている。そしてユーマはどこまでも教師として、彼女達を導いていくわけで。
読後感は非常に判りやすく爽快で、楽しかったです。

ユーマとソーマの擬態解除状態と「寝間着」「水着」姿、これはイラストで見てみたかったなあ……
No.5984 (読書)


 2014年07月02日の読書
2014年07月02日(Wed) 
本日の初読図書:
4799713949真夜中の彼方者 (スーパービーボーイコミックス)
直野 儚羅
リブレ出版 2013-11-09

by G-Tools
迷信深い中世ヨーロッパ。悪霊を祓い、病を癒やす妖(あやかし)ロイチェクスタは、しかしその醜い姿から人々に迫害され、殺されかけていた。火に放り込まれ焼き尽くされる寸前だった彼を救ったのは、創世から存在する火の神シウテクトリ。強く美しく傲慢な彼によって人間の姿を与えられて幾星霜。ロイはシウを主として仕え、現代日本で人気アイドルとその世話係として暮らしていた。シウに好意を寄せるロイは、しかし己の醜さを自覚しているがゆえに、その想いを罪だと押し殺そうとする。だが人間嫌いのシウに隠れて未だに人間を助け続けていたロイは、そのことによって不興を買ってしまい……「真夜中の彼方者(あっちもの)」「Love+Hate」「休日の意味」
幼い頃に両親を亡くし、身寄りのない青年 森宝は、その存在感のなさと平凡な容姿のせいか、ほとんど他人に認識してもらえなかった。無視されたり、声をかけても気付いてもらえないのはいつものこと。街角で配られるティッシュやチラシを差し出された経験さえない。そのせいか仕事も次々とクビになった。そんな宝にとって唯一の知人と呼べるのが、アパートの隣に住む中年の男 片喰だ。宝の境遇を知って何かと気にかけてくれる彼のことを、宝はとても頼りにしていた。今回も片喰に励まされたことを糧に次の仕事を探していた宝に、中学時代のクラスメートが声をかけてくる。初めてのことに喜びつつバイトを引き受ける宝だったが、片喰はなにやら不服そうで……「空(うつほ)の恋路」

今回は一冊まるごとFT。
二つのお話が入っていますが、これどっちももうちょっと膨らまして一冊ものにしてくれても良かったんじゃないかなあ。
背景にいろいろと設定が透けて見えるのに、さらっと流されて終わっているのがいささか物足りなかったです。
シウがその炎から生み出したというペリの過去とか今とか。
宝の前世でのバーサーカーぶりがどういうものだったのかとか。宝と魔剣の出会いとかとか、いろいろあるんじゃないかとか気になるんですよ〜〜《o(><)o》

ちなみに私は最初表紙画像と紹介あらすじを Amazon さんで見て、てっきり左の茶髪の子がロイなんだと思ってました。
いやー、表紙画像ちっちゃかったから、不敵なあの笑みが見えなかったんだよ(苦笑)
しかもちっちゃい神様のほうが受けなんですよ。
超俺様ドSな襲い受けなんて、この方の話で今まであったっけ??<たいてい純情なおっさんやゴツイ方が受け

「空の〜」の方は、これまたBL系には珍しく濡れ場が控え目で、個人的にはありがたかったです。
この方のお話はキャラクター達のやりとりとか設定が好きなので、正直なところ濡れ場にページを割くよりそっちに力を入れて欲しいので。

そういえば今回は、主役のお相手キャラ、どっちも二つの姿をお持ちでしたね。美少年or美青年と美青年or美中年。
……様々なニーズに応えてみました?
No.5969 (読書)


 2014年07月01日の読書
2014年07月01日(Tue) 
本日の初読図書:
4041210453僕とおじいちゃんと魔法の塔 3 (怪COMIC)
香月 日輪 亜円堂
KADOKAWA 2014-04-21

by G-Tools
香月さんの児童文学、コミカライズ三巻目。
エスパルスが龍神とノブを引きずって町へと繰り出し、大はしゃぎしたあげくに塔に住み着き、二人の高校へ転校してくるまでが入っています。
それは良いんですが……後書きとか亜円堂さんのコメントに「またいつか魔法の塔でお会いできますように」とか「またいつか、高校生になった龍神たちに会えますように」とか書いてあるんですが……え? もしかしてこの巻で終わりなんですか!?
最後の方もなんか最終話臭を漂わせてるし、後書きイラストもお気に入りキャラ大集合みたいになってるし。
ああいや、それはまあ確かにキリの良い所だから解らなくもないですが……だったら何で、一色先輩が思わせぶりにふたコマだけ登場してるのさ!?
通りすがりにたそがれていたあのキャラはいったい?? ってところで放り出されてるよ??

……なんかものすごい打ち切り感がするんですが……って、ああっ『コミック怪』が 2013 年秋号で休刊になってる Σ(゜ロ゜ノ)ノ

そうか、そうだったのか……単行本になっただけマシだったのね……道理でページ数も少ないと思ったんだよ(しょぼん)<157Pしかない

ええとまあともあれ。
今回は龍神たちよりも秀ジイの方に力が入っている感じがしました。いや龍神たちもいつも通り元気に眩しく、どこまでも前向きに生きてるんですが。今回は秀ジイが五感を取り戻すというエピソードがあったため、いつもは動じない彼がいろいろな表情を見せてくれて楽しいこと楽しいこと。
料理の香りにしみじみとし、龍神たちの体温や肌の感触を愛おしく思い、改めて思い出を心に噛みしめる。
あと脱ぐと案外すごいんです的コマなどは、完全に読者サービスでしょう(笑)
龍神たちがコーディネートしてくれた自室を見て「気に入った」と言う場面も、小説だともっと不敵にニヤリと笑いながらのイメージだったんですが、このコミックだとサプライズプレゼントに呆然としながら呟く感じ。
イメージが違うといえば、ギルバルスが人間に変身した時の格好もかなり予想外でした。
「黒服にサングラス」という文章での描写に、私はSPチックにかっちりダークスーツを着た、ちょっと危険な香りのする大人の男をイメージしていたんです。
そしたらまさかの革ジャンに銀アクセのちょい悪オヤジとは(笑)
よくあれが保護者と名乗って、補導員が素直に(しかもちょっと頬を染めて)引き下がったな……

あとはうさぎのぬいぐるみ怖かったッス。うさぎ怖いうさぎ (((( ;゜Д゜)))) ガクガクブルブル
No.5968 (読書)


 2014年06月30日の読書
2014年06月30日(Mon) 
本日の初読図書:
448848705X背表紙は歌う (創元推理文庫)
大崎 梢
東京創元社 2013-07-27

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出版社明林書房の営業マン、ひつじくんこと井辻智紀は、大手取次会社を訪れた。取次とは出版社と書店、いわば小売店との間を繋ぐ問屋である。いつもの通り今月の新刊を渡して帰ろうとしたのだが、そんな彼を呼び止める男がいた。その男は名乗りもせず、井辻の名前すら聞こうとせず、底意地の悪い笑みを浮かべながら一方的に辛辣な言葉を投げつけてくる。「明林、このところさっぱり話題作を出してないしな。売れない本、ちまちま作ってんじゃねーよ」と。あまりの暴言に、井辻はただ呆然とするばかりで……「ビターな挑戦者」
名の売れ始めた新人作家 白瀬みずきが、書店まわりをすることになった。いくつかの書店に直接足を運び、挨拶をしたり在庫にサインしたりするプロモーションだ。彼女は長いことこういった活動を好まず、プロフィールもほとんど明かしていなかったのだが、新刊を出すにあたってようやく、ファンではなく書店員に会うのならばと引き受けてくれたらしい。今回の新刊は自伝的要素の強いもので、高校を舞台にした物語。その内容はかなりダークかつダーティだった。これまで顔出しを好まなかったのも、もしもファンと称する高校時代の知り合いになど会う事があったなら、精神的に大きなショックを受けるからだという話だった。ところが書店まわりの数日前になって、訪れる予定の店で井辻に話しかけてきた店員は、白瀬の高校時代の友人だと名乗った。彼、青池は白瀬のファンなのだと告げ、おめでとうを言いたいとにこやかに話すのだが……「新刊ナイト」
四十代半ばにしてベテラン営業ウーマン久保田に、井辻は相談を持ちかけられた。現在、やはり他社の営業である真柴が北陸へ出張に行っているのだが、彼に連絡をとってほしいのだと。なんでも彼女は十年ほど前に新潟にあるシマダ書店の店長と結婚していたのだが、夫の浮気のため四年で離婚し、東京に戻ってきたという。ところが最近になって、関係者のブログを見ることがあり、シマダ書店で何かしらトラブルが起きているようだと知った。だが詳しいことは判らないので、真柴に事情を探ってきて欲しいと頼みたがっていて……「背表紙は歌う」
日本有数の文学賞「東々征治郎賞」のノミネートが発表された。明林書房の作品も候補作に入っており、他のやはりノミネートされた出版社の営業達とも、いったいどこが受賞されるのかと、おおいに話が盛り上がる。受賞作発表までは、書店などでも大々的に候補作を取り上げキャンペーンを行ったりと、この時期、業界は華やかに活気づく。ところがどこからか「受賞作はすでに決まっている」という噂が流れ始めた。事実無根の話だが、出来レースなどという話が広まってしまえば、企画を盛り上げようという業界の意欲も失われてしまうし、なによりも出版社や作者に悪い印象がつきまとうことになる。この作品が受賞すると噂で名指しされた乙川出版の作家 夢田都は、ナーバスになりノミネートを辞退すると言い出した。井辻ら各社の営業マン達は、噂の出所を探るため、力を合わせて立ち上がる……「君とぼくの待機会」
明林書房から出る新刊に、推薦文を付けてほしいとあちこちの書店員に打診をしたのだが、どうも各社からの出版ラッシュもあってなかなか色好い返事をもらえない。せめて読むだけでもとゲラ(原稿)を押し付けるように置いていく日々が続いていたのだが、ある日ようやく一人の書店員から推薦文をもらうことができた。その文章自体はとても良いもので。しかし封筒には謎の文書が同封されていた。「なぞなぞを出します。」から始まる不思議なその文書は、実はよく似たものが新刊のゲラにも書かれている。ただ新刊の中では謎掛けが会話のついでに挿入されているだけで、答えは最後まで明かされていない。どうやら推薦文を書いた書店員は、そのなぞなぞの答えを解き、そして謎をかけ返したようだった。明林書房の中では皆が両者の答えは何かと首を傾げるが、気が付くとその謎解きゲームは、ゲラを渡してあった書店員達の間にも広まっていって……「プロモーション・クイズ」

平台がおまちかね」に続く井辻智紀の業務日誌シリーズ第二弾。
今回も日常に潜む謎解きで、ドロドロとした悪意などは感じられず、ふんわかと気軽に読めます。
……出版界は現在非常に厳しいそうで、確かにこのお話の中でも本屋さんが閉店したり、出版社が倒産したりといったことが幾度も語られます。
それでも彼らはへこたれない。出版社や業種(作家や編集や営業や取次や書店員など)の枠を超えて、力を合わせて前向きに、生き生きとアクティブに日々を過ごしています。
たとえライバル出版社の作品でも、面白いものは面白いと評価し、出版前のゲラを読んではああだこうだと意見を交わす。その根底にあるのは、みんな本が好きなのだという、その思い。
もちろんこれはフィクションであって、現実には業界の全員がそんなに純粋ではないのでしょう。
でも、そんなことは良いんです。こんな世界があったら良い。この仲間に自分も入れたら、きっととっても楽しそう。そんなふうに思えて、ほっこりできるのがこの作品のいいところだと思うのです。

今回、一話目の「ビターな挑戦者」は特に出版業界の厳しさが語られていました。
本が売れない。売れないから少ない部数を刷り、代わりにより多くの多種多様な本を出版する。その結果、書店には毎日新しい書籍が送られ、棚に並べられ、わずか数日で箱に詰めて返品される。書店側はその対応に追われ仕事が増えるばかり。入荷してくる本を検品し、内容を把握することすら追いつかず、押し寄せる本の洪水に飲み込まれ、押し流されて潰れてゆく ――

実際、小説・マンガ好きを自称するエンドユーザーの私ですが、最近どんどん乱立するニューレーベルの多さには、まったくついていけない今日この頃。初めて見る作者さんに、聞いたこともない出版社。二三冊読んでようやく傾向を把握したかと思えば、あっという間に消えてゆく作家・レーベルも数多く。
ましてやそれが雑誌や実用書など、すべての書籍に及んだら、いったい毎日どれだけの本が出版されているのでしょう?
ここらへんの地方には、県庁所在地にあるチェーンの大型書店にすら入荷しない本だって、山ほどあるのです。

オンライン小説から青田買いされ、ろくな校正もされないまま適当なイラストを付けて出版。結果あんまり売れなかったから、続きは出さないで放り出し。WEB版は削除かダイジェスト化されて、結果的に世から消滅という作品がどれほどあるかと思うと、本当にもう……TT

そんなこんなを考えると、取次の毒舌男・デビル大越の台詞は、実に深いです。
……っていうか、僭越ながらわたくし、彼の言動を読んでいて、どうにもこう拙作の某口の悪い不良騎士を思い出してしまって(苦笑)

それだけに、一話目ラストで井辻君がまっこうから大越さんを受けて立ち、真っ直ぐ目を見て答えてくれたことが、本当に嬉しかったのです。
ああ、井辻くんも大越さんも、本当にこういう人が出版業界にいてくれたら良いなあ! と心から思いました。

他の話もばっちり面白かったです。
最後の「プロモーション・クイズ」は、どうやら別シリーズ「成風堂書店事件メモ」とやらと微妙にリンクしているようで。
あああ、また読みたい本リストが増えてゆく……っっ
No.5964 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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