よしなしことを、日々徒然に……



 2014年10月10日の読書
2014年10月10日(Fri) 
本日の初読図書:
4101156077闇の狩人〈上〉 (新潮文庫)
池波 正太郎
新潮社 1980-09-29

by G-Tools
10日ぐらいかかってなんとか読了。
ドラマ化を機に借りてみたら、ドラマの録画を失敗してしまいました _| ̄|○
相変わらず池波ワールド全開。メインキャラ達は盗人だったり仕掛け人だったり。こういうのをピカレスクものっていうんでしょうか?
記憶を失った谷川弥太郎さんや、偶然行き合って彼を助けたのち無条件で手を貸してやろうと考える雲津の弥平次など、魅力的なキャラがいっぱい……なのはいいんですが、ちょっと話が広がりすぎていて、なかなか内容が頭に入ってこず(−ー;)
とりあえず上巻ラストで、別れ別れになっていた弥太郎さんと弥平次さんがようやく合流出来たので、下巻はもう少し判りやすくなるでしょうか。
そしてこういう本がなかなか読めない体調の時に限って、図書館でバラバラに予約していた本が、いっきに返ってくる法則……(遠い目)
No.6246 (読書)


 2014年10月08日の読書
2014年10月08日(Wed) 
本日の初読図書:
4042141064八人のいとこ (角川文庫)
ルイザ・メイ・オルコット Louisa May Alcott
角川書店 1960-09-10

by G-Tools
両親を亡くしたアメリカ人(?)の少女ローズが、叔母たちに引き取られて暮らすもどんどん病弱になっていったため、新しい後見人として外国帰りのアレック叔父様に養育を任せられ、従兄弟の男の子たちとともに健康な身体と健全な精神を成長させていく物語。
若草物語のオルコット原作、朝ドラ「花子とアン」の村岡花子の翻訳です。
小学生の頃に、子供向けジュヴナイル版を読んだ記憶があったので、懐かしくなって手にとってみました。
役に立たない飲み薬の代わりに、黒パンを丸めてプラセボな丸薬を作る場面とか、召使の少女がアイロンを掛けた紙切れと石版代わりのスレート(ジュヴナイル版では確か『瓦』だった)で勉強してる場面とか、ほのかに記憶に残ってました。
一番印象的だったのはやっぱり、縫い針でピアス穴を空けたのをおじさんと従兄弟たちに見つかってしまい、さんざん囃し立てられたあげくにようやく耳飾りを着けることを許してもらえた下りでしょうか。鼻輪もつけよう、キリで穴あけようの脅しは、幼心にも怖かったっけ……

以下はちょっとマイナス評価なのでたたみます。
No.6239 (読書)


 2014年10月04日の読書
2014年10月04日(Sat) 
本日の初読図書:
4040669975マギクラフト・マイスター 3 (MFブックス)
秋ぎつね ミユキ ルリア
KADOKAWA/メディアファクトリー 2014-09-24

by G-Tools
WEBから以下略、三巻目。
今回はポトロックでのゴーレム競艇技です。
地図がますます細かくなっていて、エリアス王国のみならず、港町ポトロックのかなり詳細な地図が載っていました。いいぞもっとやれvv
書き足し部分もまたちょこちょことあり、特に嬉しかったのは、大会終了後にマルシアが店を再開したエピソードで、ゴーレムのアローがちゃんと助手として今後働いていくことが語られた点でしたね。だって自立型としてあれだけ精密に作られたのに、競技会終わったらもう用なしになるんじゃとか思うと、やっぱり切ないですから……
あと仁がボートで競技艇より早くイオ島まで往復して、妨害者のゴーレムを退治してきたことの時間的おかしさに、エルザがツッコミ入れてたりとか。つーかそこ、誰も気づかないのはやっぱり不自然ですよねえ(苦笑)

エルザといえば、仁との出会い場面も改変&追加されてました。今後のことを考えると、やはりそこは運命的な何かが欲しいからか、むしろこれでエルザがメインヒロイン決定というフラグなのか。

そして今回も挿絵は素敵でした。
まあ突っ込みどころは多々あるというか、とりあえずマルシアの普段着が本文ガン無視して露出度高いのが大人の事情っぽかったッスけど(苦笑)
他にも女性陣の水着姿多すぎやろとか、幅が規定ギリギリなはずの双胴船と、エルザの乗ってる船がほぼ同じサイズに見えるとかとか。
……でもまあ、許容範囲かな?
個人的には、本文挿絵でラインハルトの正面顔と、あとローレライのイラストが見たかったです。
そして礼子ちゃんが漕いでた外輪船型ボート……あの位置に軸があるということはボート本体に穴を開けたのか? そしてあれじゃあ漕ぐ時に手が船底につっかえるんじゃ?? というのは突っ込んじゃ駄目なんでしょう(笑)

次の巻は蓬莱島での物作りと、ラインハルトたちとの旅路、ブルーランド再訪あたりまでかな……?
あるいは一行を崑崙島へご招待ぐらいまでは行くでしょうか。
崑崙島はWEB版にも地図が載っていないので、書籍で描き下ろしを期待したいところです。
No.6237 (読書)


 2014年10月03日の読書
2014年10月03日(Fri) 
本日の初読図書:
「VRMMOの料理人(小説家になろう)」〜番外編  料理人 竜討伐? 試食会その1
 http://ncode.syosetu.com/n4561bu/

事故で片手片足を失った熟練の料理人。
賠償金などで今後の生活には困らないが、生きがいを失い屍のようになっていた彼へと、年の離れた弟がVRMMOを勧めてくれた。
“自由度無限大”が謳い文句のゲーム《無限世界の住人》の中では、失った手足も元の通りに存在する。
たとえ一からであろうと、もう一度料理ができる!
喜びに震えた中年男は、さっそくキャベツの千切りから始め、みるみるうちに料理スキルを上げてゆく。
NPCが営む食堂で調理場を借り、鳥型モンスター巨嘴鶏を狩り、作ってみたぜ、親子丼!!
だが食材はまだまだ足りない。そこで同じように連れ合いを亡くして孫にゲームを勧められたという農家の老人や、元大工のおっさん、定年退職した動物園の飼育員などを巻き込んで、彼は『農業・林業・畜産・飲食に関係する協同体』略してクラン【農協】を立ち上げる。
どこまでも料理に情熱を傾ける男の、熱き戦いがここに始まった……

VRMMOもの、連載中。
バックボーンが重たそうに見えて、基本ギャグです(笑)
料理人ことグンジさんも、ゲームをすることでどんどん気持ちが前向きになっていき、リアルで義手義足のリハビリを積極的に始めたり、ゲーム内での料理のレパートリーを広げるため改めて世界各国の料理の本を読んで勉強したりしていて、けっこう楽しそう。
料理人が主役なだけあって、料理を食べる場面より作る場面の方に力が入っているように思えるのが、飯テロ系でも異色でしょうか。
現在連載中の別視点番外編により、料理人さんの意外な高スペックも明らかになったりvv
No.6233 (読書)


 2014年10月02日の読書
2014年10月02日(Thr) 
本日の初読図書:
「VRMMOをカネの力で無双する(小説家になろう)」〜第七十二話 御曹司、慰める
 http://ncode.syosetu.com/n0553bs/

VRMMOもの、完結済。
とりあえず一週間ほどかけて第五部『ギルドスポンサー』編まで読みましたが、なかなか先に進まず、つい他の作品に手を出してしまったので、ひとまずメモ。
タイトルがすべてを表しています。
金も才能もすべてを持ち合わせた御曹司が、VRMMOを廃課金プレイして無双するお話。
しかしそのお金はすべて御曹司が自分で稼いだもの(最後に小遣いをもらった十歳の1月以降、生活費その他すべてを自力で賄っている)なので、彼にとって課金プレイは何ら恥じるところはないのです。
またその課金レベルがすさまじい。庶民にはとても真似できません。
あとVRMMOものにしては珍しく、ステータス表記がほぼありません。
私はゲームをやらないので、あのINTがどーのとかATKがこーのとか、正直よく判らなくてうっとおしい場合もあり、そのあたりは好感度高いです。
その上でゲームはあくまでゲームとして描写し、もうひとつの世界なんて大風呂敷を広げず、NPCとかがこいつどんなAI積んでるんだ的なキャラクターにならず、どこまでも仮想現実を貫いているのも新鮮な点だと思います。
書籍化もされているそうですが、話はだいぶ違うようです。幸い今のところ削除もダイジェスト化もされていないので、読むなら今のうちかと。
No.6232 (読書)


 2014年09月24日の読書
2014年09月24日(Wed) 
本日の初読図書:
4047298085辺境の老騎士2 新生の森
支援BIS 笹井一個
KADOKAWA/エンターブレイン 2014-09-22

by G-Tools
Webから書籍化の名作2巻目。
今回も書き下ろしSS付リーフレットを目的に、事前予約で購入しました。
……が、このリーフレット、扱う店によって内容が違うと知って _| ̄|○オオゥ

さ、最終巻とかに、全部まとめて収録されないかなあ(涙目)
ちなみに Amazon で購入した場合だと、ジュルチャガが〈腐肉あさり〉と呼ばれるきっかけになった小事件でした。
別のお店だと、カーズの話とかもあるそうで……ううう、読ーみーたーいぃぃぃいいい《o(><)o》

っていうか、カーズですよ!
ついにカーズ・ローエンの登場です!!
もうね、もうね、無口なくせにいつの間にかちゃっかりと良いポジションを取っていて、無表情で「おやじ殿」とか言うたびに、机バンバンしたくなるぐらい悶えまくります。くっそう、なんだこの微笑ましさは><
擬似親子バンザイなんだぜ!!

内容の書き足しは、一巻にも増して多いと思います。
一巻では死ぬための旅を始めていたバルドが、生きるための旅を始めたこの二巻。
Web版の「第2章 新生の森」が、「第三部 新生の森」「第四部 ゴドン・ザルコスの帰還」の2部に膨らまされています。話の流れそのものはほぼ変わらないのですが、滝の元で過ごした日々や、乗っ取られかけていたゴドンの領地を取り返す経緯など、だいぶボリュームアップされていました。
Web版では数行ですんでいた、カーズが大魚を取ってくる場面もしっかりあったり、手ずから料理までしてますよvv
カーズがクラースク近辺での調理方法を知っていたり、緑炎樹の樹脂を燃料に使っていたり、改名したとたん無口になったけど「舌を無くしたわけではないから、必要なときにはしゃべってくれるだろう」って思われていたりと、改めて先を知っていると、あああああ、と思うエピソードが随所にちらほら。

その書き足されぶりは、むしろなんら手を加えられていないWeb版の方が、まるでダイジェストのように思えてくるこの不思議(笑)
Web版をおもしろいと思った人には、この書籍版「買い」でっせ!

なお飯テロ小説の異名も相変わらずです。
架空の食材で語られる架空の料理なのに、なんでこんなにリアルに想像できるんでしょう。
この作者さんは、本当に食べることが好きなんだなあとしみじみ思いますね。

あ、一部ですが地図がついていたのも嬉しいところです。
No.6221 (読書)


 2014年09月20日の読書
2014年09月20日(Sat) 
本日の初読図書:
「バグズ・ノート(小説家になろう)」〜六十二話 終幕
 http://ncode.syosetu.com/n2702bf/

神様の暇つぶしにより、異世界の芋虫魔物に転生させられてしまった三十男の成り上がり物語。
進化成長しても人型にはならず、虫型を貫いています。
それはいいんですが、んー、なんというか強さのインフレと、判っててやってる突き抜けた中二テイストを、受け入れられるかどうかが微妙ですかね……
特に四章目が、正直ちょっとダレました。
あと後日談を残したところで、当分更新できないと作者さんが宣言してらっしゃるのが辛いところ。
No.6212 (読書)


 2014年09月19日の読書
2014年09月19日(Fri) 
本日の初読図書:
「人生は召還待ち(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n3851bf/

『あなたの準備が整い次第、こちらの世界へとお呼びします』
そんな声を耳にしたのは、不登校のひきこもり高校生だった。
このままニートになるという未来しか見えていなかった彼に、その呼びかけは薔薇色の未来図を想像させた。
勇者として無双してハーレムして内政チートしてハーレムして……と夢は広がる。
しかし準備? 準備とは何が必要だろう。
考えて彼は思い至る。とりあえず野っ原などに放り出されたとき用に、食料は必要だろう。
引きこもっていた部屋から出て、母親に「なにか食べるもの作ってくれ」と言ったら、泣かれた。
料理している母親を見ながら、そういえば料理チートというものもあるな、と料理のレパートリーを教えてもらう事を考える。
いや待てよ。『向こう』に醤油や味噌がない可能性もある。作り方を調べるには……図書館か?
もしかしたら魂だけで召喚されるかもしれないから、本を持ち込むのではなくすべてを覚えていかなければならないだろう。
身体強化や魔力付与はしてもらえるにしても、それを駆使するため最低限の集中力や戦闘技術は必要だし、貧しい土地で農業改革をしなければならないとしたら、そちらの知識も必須だ。でもって国の要職についたりなんかしちゃったら、政治関係のことも……などなど。
彼は、思いつく限りの『準備』を始めていって ――

短編です。
続編もありましたが、そちら連載途中で止まっているし、これだけ読むほうが色々と楽しいと思います。
No.6210 (読書)


 2014年09月18日の読書
2014年09月18日(Thr) 
本日の初読図書:
「石頭の竜と竜の歌(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n2111x/

人間の赤子を拾ったので大きくしてから食べようと育て始めた頑固な竜と、種族の違う養い親を一途に慕う天然マイペースな少女の擬似親子物語。
短編です。食べちゃうの……? と心配していたら(笑)
ほっこりと心温まるお話だと思います。
No.6208 (読書)


 2014年09月16日の読書
2014年09月16日(Tue) 
本日の初読図書:
「403 シングル・ルーム(小説家になろう)」〜卒業の季節9
 http://ncode.syosetu.com/n6684bj/

ルクトは十歳の時、父親から捨てられた。闇社会から借りた、莫大な借金とともに。
母親は既におらず、子供の身で返せるはずもないその金の足しにと奴隷に売られようとしていた彼を助けてくれたのは、黒鉄屋のメリアージュだった。八千万シクの大金をその場で肩代わりしルクトを引き取った彼女は、「踏み倒しや返済不履行は決して許さない」をモットーとする金貸しである。「黒鉄屋の借金を踏み倒そうとした者は、死よりも恐ろしい目にあう」「借金の返済を拒否したある都市国家が一夜にして滅ぼされた」などといった数々の伝説を持つ彼女は、都市国家ヴェミスにおいて、いや都市国家連盟アーベンシュタット全体の裏社会でおおいに恐れられていた。
そんなメリアージュに救われて数年。
十五になったルクトは、ある日唐突に「都市国家カーラルヒスにあるノートルベル学園へ留学しろ」と命じられた。そこの武芸科で学び、迷宮攻略を生業とする〈ハンター〉になれと言うのだ。
迷宮とは都市国家を支える重要な存在である。内部はひどく入り組みモンスターが出没するが、それを倒せば魔石やさまざまなアイテムを入手することができる。それらの資源を元に都市国家が運営されているため、ハンターは確かに高給取りであった。命懸けの、たいへん危険な職業ではあったが。
呆然としながらもメリアージュの命令には逆らえない。
言われるままになんとか学園へ入学したルクトに、メリアージュからの手紙が届いた。
『おぬしの借金は総額で1億6000万シク、ただし利息なし、ということにした。お金が足りなくなったらいくらか用立てても良いが、その分は借金に加算するのでそのつもりで』
メリアージュが肩代わりしてくれた父親の借金は、八千万シクだったはずだ。それがいつの間にか倍になっている。利息なしとは言うが、これではむしろ利息十割と言うべきだろう。
『なんじゃこりゃあぁぁぁああああ!!?』
絶叫したところで、なんら事態は変わらない。
かくしてルクトは学生として、一人前のハンターを目指し学び始めたのだが……そこで大きな誤算が生じた。ルクトが持つ個人能力パーソナル・アビリティが、迷宮攻略においてあまりにも便利すぎたのだ。迷宮に潜る者なら誰もが持つ個人能力だが、その種類は千差万別。そしてルクトの能力〈プライベート・ルーム〉は、便利すぎて他の学生の成長を妨げると見なされた。その結果、彼は在学中に他の学生とパーティーを組むことを学園から禁じられてしまったのである。
通常であれば六人パーティーで何日も掛けて行う迷宮遠征を、ルクトはソロで行わざるを得なくなった。
しかし彼は入学時に既に免許皆伝を得ていたカストレイア刀術と〈プライベート・ルーム〉を駆使し、せっせと迷宮へ潜り続ける。その目標は、在学中の借金完済!
そうして過ごす日々や関わる人々は、少しずつ彼にさまざまな影響をもたらしてくれて……

かの完結済長編FT「乱世を往く!」の新月乙夜さんの作品。
乱世〜も長かったけれど、このお話も長いです。既に2MBを超えて、未だ連載中。だいたいライトノベルの文庫が1冊 200KB 前後と考えれば、軽く十冊は行く計算です。
……道理で読むのに10日かかった訳だよ……<そんな訳でここずっと読書記録が止まってたんです

話の雰囲気は、程よくシリアスでありながら、程よくライト。
億単位(シクはほぼ円と同じ換算)もの大借金を抱えながら、しかしルクトは悲観的になることもなく、実に地に足をつけた冷静さと前向きさを持っています。そして債権者であるメリアージュとの関係も、一見ドライに見せかけて、実際にはとても深い親愛と信頼によって結ばれています。
最初にあらすじを読んだときは、てっきり「さっさと金返せ」とせっつく守銭奴な金貸しに振り回される、苦労性な貧乏学生を想像していたのですが、きっぱりさっぱり裏切られました。
ルクトは才能ととたゆまぬ努力と前向きな精神を持って、着々と落ち着いて金を稼ぎ、借金を減らしていきます。そしてメリアージュは膨大な利息こそ最初に定額で決めたものの、その後は「必ず返せ。ただし急がなくても良い」と、ゆったりその生活を見守っています。
そもそもルクトを他都市に留学に出した事自体、彼を借金返済のために馬車馬のように働かせるのではなく、若い時にしか味わえない学生生活を経験させてやろうという、優しい親心なんですもの。
ああ、擬似親子って良いですね!!

お話の内容も、リアルさとファンタジーがいい感じにバランス良く混ざっていると思います。
迷宮や個人能力パーソナル・アビリティ、闘術や烈(気功みたいなの)といったファンタジックな要素がたっぷり入っていつつも、たとえば傷が一瞬で治るポーションとか、ダンジョンの階層ごとにあるワープポータル、荷物がいくらでも入るアイテムボックスといった便利なものは一切存在しません。
迷宮を攻略するパーティーは、必要な物資(主に食料)をトロッコに乗せて運び、ドロップしたアイテムもトロッコで持ち帰ります。故に攻略には何日も時間がかかるし、引き際を見誤ったり荷物をモンスターに破壊されれば、即座にパーティー全滅の危機となります。ちょっとした怪我でも、膿んで感染症を起こして死ぬ場合もあったりと、かなり色々とシビア。
そこがまた面白いのです。

物語の本編はルクト三年生(18歳)の始めから始まり、現在は最終学年の六年生(21歳)半ば。
一年一年を丁寧に描かれていて、ルクトは少年から青年になり、男になってゆきます。
卒業を目前にし、借金返済の終わりも見えてきて、これからの未来を否応なく考えさせられる時期。
ついにルクトが選んだ“メトセラ”を目指すという決断が、今後にどう関わってくるのか、気になってくるところですねえ。個人的にルクトは“ラテン”を貫いて欲しいところでもあったんですが、しかしヒロインはできればメリアージュの方が嬉しいし……いや、けしてラキアが悪いとは言わないけど!

それにしてもこの方の作品は、これほどの長丁場で、しかも最初の頃にちょっとだけ出たキャラがずいぶん経ってから再登場とかもしょっちゅうなのに、読んでいてほとんど混乱しないのが素晴らしいと思います。
それだけキャラが立っているというのもあるのですが、やはり再登場時にさり気なく「○○の時に××だった▲▲」というふうに説明を入れてくれているのがありがたいんですよね(しみじみ)
あと今回は比較的、キャラクターの外見説明も多いと思います。特に髪と目の色と、だいたいの年齢と体格が書かれていると、文章を脳内で映像展開して読む身としては、すっごく助かるのです。しかも初登場時だけじゃなく、ちょこちょこ思い出したように挟んでくれるので、なおよし。

現在連載中の章タイトルが「卒業の季節」だったので、これで最終章かと思っていたら、エクスカリバーの坊ちゃんとか夜色の木の実とか、まだまだ気になる伏線がいっぱい残っていて、先は長そうです。
むう、これは喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか。
……まあ、この作者さんなら、きっとエタることなく、最後まで書いてくださると信じられるから、これからはリアルタイムで追いかけて行こうと思いますけどねvv
No.6201 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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