よしなしことを、日々徒然に……



 出てるみたい
2015年01月24日(Sat) 
……まだ第一話しかテレビを見ていないのに、見つけてしまいました、こんなもの。

4101800197ウロボロス ORIGINAL NOVEL: イクオ篇 (新潮文庫)
杉江 松恋 神崎 裕也
新潮社 2014-11-28

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4101800200ウロボロス ORIGINAL NOVEL: タツヤ篇 (新潮文庫)
杉江 松恋 神崎 裕也
新潮社 2014-11-28

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金曜ドラマ『ウロボロス〜この愛こそ、正義。』の原作……ではなく、オリジナルストーリーのノベライズ、なのかな?
まだ内容が海のものとも山のものともしれぬので、ひとまず購入は保留。
読むかどうかは、ドラマが最終話まで行ってから決めようと思いますが、一応メモメモ。
No.6535 (読書)


 2015年01月24日の読書
2015年01月24日(Sat) 
本日の初読図書:
4101461325えどさがし (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社 2014-11-28

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犬神は、主である弘法大師を失ってから、ずっとあてなく旅をしていた。目的もなくただただ彷徨う日々は、心も記憶もすり切れさせてゆくようで。気がつけば生まれてより既に千年。いつから佐助と名乗るようになったのかも、もう思い出せなくなっていた。そんなある日のこと、東海道沿いの茶店に貼られた『さすけ』あてに書かれた判じ絵を見つけた彼は、たまたまその場に居合わせた化け狐に、内容を教えるから手を貸して欲しいと頼まれ……「五百年の判じ絵」
江戸が始まって間もない頃、坂東太郎と呼ばれる利根川に、禰々子親分と慕われる女河童がいた。坂東太郎は最近様子がおかしいようで、やけに流れが早くなり、河童さえもが流されてしまうほどだ。不思議に思っていた彼女だったが、原因は人間が川の流れを変えようと普請を行なっているせいだった。坂東太郎は大いに怒り工事を邪魔しようとするのだが、禰々子はお上の命に逆らうことができない、人間側の事情も知ってしまい……「太郎君、東へ」
妖退治で名高い広徳寺の寛朝のもとへ、おかしな相談が持ち込まれた。口入れ屋大滝屋の嫁お千が、夫におなご妖が憑いているので、祓ってほしいと訴えるのだ。夫が頼りなく押しが弱いのは、おなごの妖怪が取り憑いているからだ。こんなことでは気の荒い中間や用心棒を武家に世話する口入れ屋の仕事など、とうてい務まらない、と。当然、そんな妖怪など憑いてはいない。だが正直にそう告げたところで、お千が納得するはずもなく。どうするかと迷っていたところで、夫が夜道で襲われる事件が起き……「たちまちづき」
日限の親分こと清七の妻おさきは、身体が弱くしょっちゅう寝ついていた。幸い清七の縄張りには筋の良い大店が多く、そこからの収入でなんとかやっては行けているのだが、岡っ引きの妻としてこれではいけないと思う。最近はそれでも少し体調がましになってはきたものの、しかし今さら自分などに、できることはあるのだろうか。思い悩むおさきの元へ、ある日とんでもないものがやって来た。長屋で眠っている間に、玄関先へ赤子が捨てられていたのだ。捨て子は普通しばらく町内で面倒を見るのだが、最近は捨て子を利用した押し込み強盗が起きているのだと聞いて、誰も引き取りたがらない。しかしわざわざ岡っ引きの元へ子供を捨てていくとは、解せない話で……「親分のおかみさん」
時は明治、京橋と名乗る男が銀座煉瓦街にある新聞社を訪ねてきた。トンビを羽織り、手に下げた鞄からはきゅわきゅわという不思議な声が漏れ聞こえている。彼は新聞の投書を見て、探している人物に関わりがあるのではないかと、差出人の身元を訊きに来たのだった。しかし話をしようとした矢先、ぱんっというピストルの音が聞こえてきた。慌てて駆けつけると、投書欄担当の記者が建物裏手の路地で、胸から血を流して倒れており……「えどさがし」

しゃばけシリーズの外伝ですよ〜、表紙絵見てびっくりですよ〜〜(笑)<右のザンギリ頭にトンビ姿は仁吉
長崎屋にやってくる前の佐助に始まり、明治時代の仁吉に終わるこの一冊。
いやあ……どこの同人誌ですかってな内容ですね(苦笑)
特に表題作は、仁吉が平民苗字必称義務令で「京橋仁吉」と名乗るようになり、洋装して長崎商会を経営しながら若だんなの生まれ変わりを探し続けてるって……ww
他の話も無論面白いんですが、やはり最後で全部持っていかれた気がします。
時代的には「江戸の地が東京と称するようになって、二十年以上」とあるので、「アイスクリン強し」や「明治・妖モダン」と同じぐらいでしょう。
本文中に「築地の居留地と煉瓦街の中ほどにある洋菓子店」とか、「今の世、妖の警官は何人もいるよ」とかあるあたり、世界観もリンクしている模様。鈴彦姫や金次、鳴家といったおなじみの面々も出てくるので嬉しい半面、公式でこれをやられてしまうと、続きを妄想する自由度は減ってしまうなあとも思ってしまったり。
特に仁吉たちが若いままの姿だったり、死後も一太郎のことを「若だんな」と呼び続けているのを読むと、「もしかして一太郎、大旦那にはなれないまま、若死にしちゃったのか……?」とか心配になったりも。それに子供が生まれてたら、子孫の守りも続けそうなのに、その気配が全くなかったしなあ(どきどき)

「五百年の判じ絵」は、本文を読む前にうんうん唸りながら、母と二人でどうにか解読。
やはり半分の花とお坊さんが難物でした。……しかしこの話も、以前に「産土」で佐助が語った過去と比べると、びみょーに齟齬があるあたり、後付けっぽいというか、同人誌っぽいというか。
そう言う意味では、「たちまちづき」と「親分のおかみさん」の二つが、若だんなの存在もちらほらうかがえる、安心して読める正統派っぽい外伝でしたね。「太郎君〜」は、ちょっと本編から離れすぎてるし(苦笑)

同人的妄想で行くと、仁吉も佐助も年齢は自由自在に化けられるんだから、お互いに年齢をずらすか、一人二役で「親子です」っつって二世代分の姿を使い分けて、世代交代してるふりしながら長崎商会をずっと存続させていけば良いと思うよ。
そんでもって現代でも老舗の会社として、一太郎が生まれ変わるたびに接触しては、仲良くやっていてくれたら楽しいなあなんて想像をたくましくしています。
No.6534 (読書)


 2015年01月23日の読書
2015年01月23日(Fri) 
本日の初読図書:
4163822402泣き童子 三島屋変調百物語参之続
宮部 みゆき
文藝春秋 2013-06-28

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間もなく祝言を控えた悋気持ちの娘に、母が聞かせた祖母の結婚の顛末……「魂取の池」
心臓病で九死に一生を得た隠居老人が、幼いころ山津波で孤児になった折りにした不思議な体験……「くりから御殿」
いきなり三島屋へやって来たやつれた男が、聞いて欲しいと語りだした、かつての養い子と現在の孫にまつわる恐ろしい悲劇……「泣き童子」
たまにはよそで開かれる百物語に参加するのも気散じになるだろうと、招かれていった怪談話の会合での出来事……「小雪舞う日の怪談語り」
厳しい北の山里に現れる人食いの化け物と、彼らを封じる女達の物語……「まぐる笛」
夫を亡くしたお内儀が語る、かつて伯父が果たしたという、生者と亡者の間を繋ぐ役割……「節気顔」

黒白の間で語られる怪奇譚シリーズ三作目は、比較的ライトというか、お話自体はかなり悲劇だったりするんですが、そこまで心の暗黒をえぐり回す感じではなかったように思います。
むしろ心の内に秘めていた物語を語り捨て、聞き捨てしてゆくうちに、心を軽くしていく人々が多かったのではないでしょうか。
……まあ表題作とかは、かなり救いがなかったですが、しかし展開がお見事。
そしてラストの「節気顔」では、一巻目で登場した謎の番頭さんが再登場。ヤツはどうやらずいぶん昔から暗躍していたようですね。この調子だと、さらに続編が刊行されて、そちらでおちかちゃんとまた対峙することになるのでしょうか(わっくわっく)

お話的には「まぐる笛」がかなりアクション寄りで、猟奇表現も多く、ちょっと浮いていたかな?
あと青野の若先生、せっかく再登場した割に、おちかちゃんとの間に進展が少なくって、ちょっぴり残念でした……
No.6532 (読書)


 2015年01月22日の読書
2015年01月22日(Thr) 
本日の初読図書:
「VRMMOの錯覚(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n4515cl/

神代ふみあきさんの短編で、ログアウト不能やデスゲーム無しのVRMMOもの。
今回は女性主人公……? と思わせて、まさかの「男の娘がそのまま成長したOTOME」的外見の、中身は(本人の自覚では)れっきとした男性(笑)
いつも斜め上にそれた方向の話を書かれるお方ですが、今回は比較的運営の遊びとか、主役の徹底的な容赦なさが少なかったかな。
特に主役はけっこう天然で、むしろ温和。
男性なのに「女神」の称号を得て、崇め奉られてます(笑)
神代さんの作品はかなりクセが強いので、この話あたりから読んで、段階的に耐性をつけていく方がお勧めかもですね。
No.6526 (読書)


 2015年01月21日の読書
2015年01月21日(Wed) 
本日の初読図書:
「M.S.CITY 15th Anniversary(オンライン小説)」
 http://molock.sakura.ne.jp/15th.html

諸口さんのサイト「M.S.CITY」もしくは「超絶渋系狂気都市」さんの、開設15週年記念短編。
「世界時計〜」を読了したので、読んでみました。
「クロカマキリ(WEB版)」、「世界時計と針の夢」、「スコーピオン」、「ヤクザな退魔」、「謳えカナリア」あたりのミックスコラボな作品です。
アンスルとエイワズのその後とか、ハガネやハイド(本部長)がご登場。
そしてシリルさんには、沼と海の他に、川や湖などがいらっしゃることも判明(笑)
内容的にはいろいろと物思うところがありつつも、一番ツボだったのは10本足で瓶入りネクター抱えて飲んでる、〈アーカイヴ〉の〈さまよえる針〉こと二匹の蜂達だったりvv
No.6524 (読書)


 2015年01月20日の読書
2015年01月20日(Tue) 
本日の初読図書:
4125011087世界時計と針の夢〈下〉 (C・NOVELSファンタジア)
諸口 正巳 toi8
中央公論新社 2010-03

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北鳥天文台へたどり着き、〈クマバチ〉たちが集めた〈世界時計〉の部品を組み立てることになったシリル。ベクスの一級時計士が夢に見るその時計は、ほぼすべての世界の〈時間〉を司る機構であった。そして十年前の流星雨の夜、その世界時計が壊れ部品がベクス中に飛び散った事故こそが、ベクスの ―― そして他にもあまた存在する世界に起きた、異変の原因だったのである。
このままでは〈部品〉から滲み出す力の余波によって、ベクスは崩壊し、『時間』という概念を持つ多くの世界が滅びてしまう。
世界時計を組み立てられるのは、ベクスの一級時計士だけ。しかし世界の崩壊を望む何者かによって、一級時計士達は次々と殺されてゆき、いまではシリル一人しか残っていない。しかしシリルには『指がない』のだ。
シリルの指示のもと、ルーカスが時計を組み立てていく一方で、アンスルはマフィアの頭領ダイオ・ガスパルディのもとへ拉致されていた。ガスパルディはアンスルを拷問し、自身の護衛として仕えるよう強要する。彼の下には既に、同じクマバチのエイワズライン参號がいた。エイワズもまた、かつてのアンスルのように想像を絶する拷問を受け『故障』した結果、ガスパルディの元に下ったのだという。
ガスパルディお抱えの歌姫カミュータは、故障したクマバチふたりを気に入ったようで、なにかと構ってくる。そんな彼女のネックレスには、まだ回収されきっていない、世界時計の部品が光っていた。
アンスルはどうにかエイワズを説得し、任務に戻らせようとする。しかしそんな彼らを、またも世界崩壊の前兆である異変が襲う。
世界はこのまま滅びてしまうのか。世界時計の修復を阻止しているのは、いったい何者なのか。果たしてその目的は ―― ?

下巻です。
上巻は読むのに足掛け二年(笑)かかったのに、下巻は一日で一気に読んでしまいました。
ああ、やっぱり諸口節……(涙)
ええやん、みんな幸せになろうよ! あのまま穏やかに終わっちゃ駄目だったのか!? カマキリになったフィランダとシリルの、あの結末は必要だったのか( T □ T )
……うん、いや、これこそが紛れもなく諸口作品の真髄なんですが。
残りのページ数を見て、ああもう大丈夫だろうと気を抜いていただけに、シリルその扉は、その扉は開けちゃ駄目ーーーーっっと、もう(泣)
結局、あの世界で一番狂っていたのはフィランダだったのかもしれない……世界が崩壊に向かうよりも前から、フィランダこそが一番、その内面に狂気を秘めていたのではないでしょうか。

ああでもきっと、これからは……これからはきっと、アンスルが守ってくれるから!
だってシリルは『世界』に愛された男なんだから!!

……ルーカスには、ガチで「お前らもうけっこ(ry」って言われてたしな(笑)

今回は上巻にもまして、スプラッターな展開です。
アンスルとエイワズは、すぐに治るからまだ安心して読んでいられますが、その他の面々、特に名前つきのキャラがひどい目に遭うのは、やっぱり辛いですね……

あ、あと巨大ムカデなアルハ・ダーリーが、格好良かったです。
真打ちはラストに来るんだぜって感じvv
諸口さんちの手ブロにある、第三工程ライン組のイラストが、なんだかとっても微笑ましいです。……ってか、あそこまででっかいムカデだとは、さすがに思ってなかったよ(汗)

ところでイグ=シストはどうしてシリルを『少しだけ戻した』んでしょうね? もしそうしてなかったなら、最後の最後でシリルが勝つことはなかったと思うんですが。
彼の意図と立ち位置がいまひとつよく判らないのは、私の読解力不足なのか……(悩)
No.6520 (読書)


 2015年01月19日の読書
2015年01月19日(Mon) 
本日の初読図書:
4125011079世界時計と針の夢〈上〉 (C・NOVELSファンタジア)
諸口 正巳 toi8
中央公論新社 2010-03

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世界中の釘とネジとぜんまいとバネと、そして歯車が生産される町〈ベクス〉。人々の生活は蒸気機関とわずかな電化によって支えられており、そのため街全体が熱と湿気を帯びている。良質の部品を求めて、世界中の職人が集う町。人々は朗らかで楽天的で、町立治安維持軍に守られたそこは、治安も良くごく平和な町だった。
―― 10年前までは。
きっかけが何だったのかは、誰にも判らない。今のベクスでは当たり前のように人々が妄想を見て、また前触れもなく昆虫へと変わるようになった。通りには〈クマバチ〉と呼ばれる町軍兵が闊歩し、妄想で正気を失った人間を、パイルバンカーで容赦なく殺処分してゆく。
かつて一級の時計職人だったシリル・スワンプは、カマキリ人間になった双児の弟と蝿になった母親と共に、下町のボロアパートで暮らしていた。一家の収入は、シリルが工場で簡単なラベル貼りをする仕事だけに頼っている。生活は楽ではなかったが、この町に住む誰もが、多かれ少なかれ同じような暮らしをしている。自分だけが不幸なのではないと、シリルはそう思っていた。
その日もいつもと同じように仕事を終えたシリルは、工場長から無断欠勤している同僚へと届け物を命じられる。しかし彼 ―― アルハ・ダーリーのアパートにいたのは、巨大な一匹のムカデだった。アルハも虫になってしまったのだ。届け物を置いて帰ろうとしたシリルは、アパートを出ようとしたところで、手押し車を押す双子の姉弟に出会う。彼らが運んでいたのはバラバラ死体 ―― と見えた、瀕死の〈クマバチ〉であった。
ギャング達のもとで監禁され、拷問されていたという彼は、手足をもぎ取られ脳に穴を開けられながらも、まだ生きていたのだ。
追手が迫っていると焦る姉弟を、シリルはクマバチとともにアルハの部屋へとかくまう。ムカデになったアルハには、もう部屋もベッドもいらないのだから、文句は言わないだろう。
そうして助けることとなったクマバチは、何故かシリルのことを知っていた。常に一言も喋らないはずのクマバチは、アンスルライン拾壱號と名乗り、シリルにこう問うたのだ。
「シリル。時計の夢を見たよね?」と。
そうして彼は続ける。
「あなたを守るのが、自分の任務だ」、「シリルなら、壊れた世界をもとに戻せるかもしれない」と。
その出会いが、シリルと世界の運命を、大きく動かしていくこととなって ――

ネット上で公開されている「謳えカナリア」と話がリンクしているというので、遅まきながら購入してみました。既に新刊での入手は厳しい模様。ただし Kindle 版はあるし、古本も状態は微妙ながらまだあるようなので、読むだけならなんとか。
で、もって。
キーキャラクターとなるシリルさんは、〜カナリアだと「オーシャン(海)」でしたが、こちらでは「スワンプ(沼)」でした(笑)
スターシステム的に同じキャラが登場しているというよりも、平行世界の同じ存在だそうで、彼らの間をつなぐのが金属の蜂=〈アーカイヴ〉の〈さまよえる針〉=アンスルライン拾壱號らしいです。

見返しの作者コメントいわく「殺人鬼系のキャラは忘れよう」「あまり人が死なない話にしよう」というのが書き始めのコンセプトだったそうですが……そこはやっぱり諸口作品(苦笑)
血飛沫が飛びまくるし、まさかこの人が……な人が容赦なく死んでゆく(^ー^;;)
下巻でそうなるだろうことはある程度予想していましたが、上巻であの人が死んだってことは、下巻ではあの人が危ないな……とりあえずシリルとアンスルは無事……だと予想してるんですけど、大丈夫かなあ……諸口さんだしなあ(汗)

世界観はやはり独特で、カナリア〜よりももうちょっと時代が下がった、産業革命頃っぽいスチームパンクなファンタジー。
元第一級時計士で、一見すると(作者いわく)海外ドラマのアメリカ人のモブキャラみたいな疲れたおっさんのくせに、中身は有能なシリルが格好良いです。後半に行くに従って、どんどん懐が広くなっていきつつ、無精髭伸びてゆくのがオヤジ好きにはたまらんですvv
そこにがっちりした熊みたいなごつい体格の、でも朴訥とした一途なタイプの人外が絡んでくるとか、良いですね。倍率ドンvv

グロ展開は多めですし、虫人間とかも出てきますが、それでもこの作者さんにしては描写が控えめだと思うのは、私が訓練された諸口作品読者だからか(笑)
少なくとも、変な奇声は少なめだったと思います。あと内臓描写(どんなや)。

さて下巻はどんな展開になるのかな……(ドキドキ)
とりあえず現在生死不明なカマキリ人間の弟と、ムカデになったアルハの今後が気になりつつ。

あ、あと、↓こちらのツイートを読んで、買ったは良いが怖くて読めなかったフジミさんの、最終巻に手を出せそうな気がしています。

■モロクっちさん: あっ、そういえば、フジミさんなんですけど。
 https://twitter.com/m_molockchi/status/556834383793881088

今年は諸口作品を読もう月間に突入か??
……しかしこっちは1巻から読み返さないと、完全に話を忘れてるな……(遠い目)
No.6517 (読書)


 2015年01月15日の読書
2015年01月15日(Thr) 
本日の初読図書:
「VRMMOの基本、のつづき(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n4747cl/

以前に読んだ「VRMMOの基本」の続編。
今回も一話のみの短編扱いですが、この人の作品だけに1Pでもけっこう長いです。
前作冒頭で理不尽に振ってきた元彼女を、ラストできっちり見返した主人公。今度はストーカーと化したその女にいきなり刺されております。出血多量で失血死寸前になるものの、やはり前作で開拓したVRの医療転用技術により、一週間でトラウマもなくサクッと復活。
他には、NPCを秘書とすることで、時間が圧縮されているVRをプレイ中でも外部と電話で連絡できるようにアプリを開発したら、運営から有償で公開してほしいとの依頼を受けて、ものすごい収入を得てみたり。
ケモラーギルドで仲良くしていたメンバーが記者としてやってきたおかげで、ストーカー事件でのマスコミ対応もスムーズに行き、やはり人間関係ってVRでもリアルでも大切だよなと実感してみたり。
総じて前回のテイストを壊さない、良い続編だったと思います。
この方の書かれる作品は、なんか独特の味があってすごいと思います。
……あとはもうちょっと誤字脱字変換ミスが少ないと、言うことはないんですが……
No.6512 (読書)


 2015年01月14日の読書
2015年01月14日(Wed) 
本日の初読図書:
「神殺しの恋(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n7088bk/

かつて、人間の身で邪なる神を倒した男がいた。
倒した神の力はそのまま男に宿り、ひどく呪いじみた祝福をもたらした。それは本来ならば人間ごときには侵せない、脅迫めいた存在感。在るだけで周囲を狂わせる存在感。
その存在感を薄め、人の世界にあり続けるために、男は己を薄く引き伸ばすことを選んだ。
寿命は飛躍的に伸び、そして感情がほぼ失われた。
あるいはそれこそが救いだったかもしれない。百年も、千年も、ただひたすらに存在し続けるしかない運命を、人の心で受け入れるなど不可能なのだから。
そうして、とうてい人には持ち得ない、条件さえ整えば奇跡すら呼び起こす強大な力を得ながらも、男は心を動かされることがほとんどなくなったのだ。
ただひたすら、あり続けるためだけにある日々。
目的もなく、ただ時間を潰すためだけに、旅を続ける。百年。また百年。
そうして男は、運命に出会った。
黒い髪に黒い瞳を持つ少女。白い上着に紺のスカートという、神の知識を得た男ですら見たことのないその服は、セーラー服と言うらしかった。
彼女は異世界から、運命のいたずらで迷いこんできた。
彼女を元の世界に返すことは、いかに神殺しの男でもできなかった。しかし少女はあきらめることなく、方法を探そうとする。
何故か彼女 ―― サクラに心惹かれた男は、その旅に同行することにした。
新しい時間潰しのルールは、サクラの願いを叶えること。
そうして二人で旅をするうちに、彼は食事や睡眠、入浴といったことの必要性を思い出す。男にとっては他愛もないことで喜ぶサクラの笑顔に、男は久しぶりに心が動かされるのを感じた。
しかし彼女が戻る方法はどうしても見つからず、サクラの精神はじょじょに疲弊してゆく。
そこで男が考えだした『方法』とは ――

先日読んだ「転生チート万歳と〜」のスピンオフ。
前後編完結済のどっシリアスです。
……スピンオフもオフっていうか、かなり終わりに行くまで、いったいどこがどう繋がっているのか判りませんでした。ってか、つらっと読み流す可能性も大(苦笑)
鉄面皮で無愛想な青年と、精神が疲れきって狂気一歩手前まで行っちゃった少女とのヤンデ恋愛物語的な?
あ、いちおうハッピーエンドです。メリバでもなく、ちゃんとハッピー……だと思う。
とりあえず読後も鬱な気分にはならないので、その点はご安心下さい。
No.6508 (読書)


 2015年01月13日の読書
2015年01月13日(Tue) 
本日の初読図書:
4022643757鬼譚草紙 (朝日文庫)
夢枕 獏 天野 喜孝
朝日新聞社 2006-09

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清和天皇の母 染殿の后が病に倒れた際、加持祈祷を行うべく呼び出された、時の高僧 真斉聖人。几帳を挟んで祈祷し、される間柄でしかなかった二人を出会わせたのは、一陣の風だった。ほんの一瞬かいま見えた姫の姿に、真斉聖人は激しい恋情をつのらせて ―― 「染殿の后、鬼のため※[#「女+堯」、第4水準2-5-82]乱せらるる物語」
三善清行や菅原道真と時を同じくする才人、紀長谷雄は、冷静なその見た目とは裏腹に、負けず嫌いの感情に満ち溢れた男だった。道真の詩はきらびやかなばかりで本然が感じられず、清行の詩は自らを誇ろうとする我が見えすぎる。何するものぞと思っている。そんな長谷雄が夜そぞろ歩きながら詩を練っていると、闇の中から鬼が語りかけてきた。その鬼は、まさしく長谷雄が思っていた通りの言葉で、道真と清行をこき下ろした。そうしていま長谷雄が作っているその詩の続きを、交互に作ってゆくことで、勝負しようと持ちかけてきて ―― 「紀長谷雄 朱雀門にて女を争い鬼と双六をする語」
後の世に、冥府の役人としても働いていたとの伝説を持つ、官人 小野篁。その文才は遠く唐にまで伝わるほど。また他にも幽冥界のものとも付き合いがある、年若い美しい女が常に傍らにいる、といった噂までも彼にはつきまとっていた。もう二十年も前から同じことが言われており、眉目秀麗なその姿は、一見すると若くも年経たようにも見え、年齢が判らない。仕事にはそつないが、人付き合いが悪く、宮中で親しく語らう人間などまるでいなかった。ただ一人、高藤卿だけはさまざまなことが重なって、ときおり言葉を交わすようになっている。そんな高藤卿は、ある日のこと神泉苑の一角で、姿の透けた女と親しげに話している篁の姿を見かけた。女が空気に溶けるように姿を消すと、なんとあの篁が、はらはらと涙をこぼしている。高藤卿は驚き何も言わぬままその場を離れたが、後日篁から不思議な話を聞かされる。それは許されぬ恋に身を焦がす、悲しい男女の辿った壮絶な物語で ―― 「篁物語」

3日ぐらいかけて読了。
ロングセラー「陰陽師」シリーズの夢枕獏と、独特な世界観を持つイラストレーター天野喜孝のコンビによる、妖しい平安絵巻です。
後書きに曰く、「何かHな譚(はなし)をやりたいねえ」「もう、ものすごくえげつないやつを」「こわいなあ、どんなものになるかなあ」「やりましょう」「やりましょう」そういうことになった。みたいな感じだったらしく(笑)
確かにもう、読んでいて良いのかこれは……と思うぐらい、男女の絡みが出てきます。しかしけして、下品で直接的な書かれ方ではない。いかにも平安時代っぽい文体を使い、簡素でありながらも独特のエロティシズムが感じられます。
鬼に魅入られ翻弄される、染殿の后の心の内に隠された真実。
鬼がつれてきた美しい女が、長谷雄を誘惑するその色香。
そして禁断の恋に命を懸ける、年若き恋人達の抑えきれない情熱。
天野氏の挿し絵も、普通の書籍からは考えられないほど多数ちりばめられており、非常に豪華な作りとなっております。

なお、全体のほぼ半分を占めている「篁物語」には、道摩法師なる人物が出てきますが、この人って「陰陽師」の蘆屋道満なのかなあとか思ってみたり。巻末解説では別人として扱われてますけど、性格と言い物言いと言い、どうもあの人っぽくて。時代的なものがどうかはよく判りませんけど、あのシリーズの道満さんなら、いつの時代からいつの時代まで生きてても、なんも不思議はなさそうですし(笑)
篁さんと高藤卿の関係も、ちょっと晴明さんと博雅さんに感じが似てるvv

ちょっと難点だったのは、文中に和歌や漢詩がたくさん引用されてるんですが、内容の解説がない部分も多く、ところどころ意味が判らなかったです。まあそこらへんは、つらっと雰囲気だけで流してしまえば良いのかもしれませんが。

ところで染殿の后のお話なんかは、確か元ネタが今昔物語かなんかにあったエピソードだと思います。同じ元ネタでむか〜〜し、青樹さんという方がマンガを描かれたことがあって、その話がけっこう印象に残っていたり。「妖怪妖恋譚」というコミックに収録されているので、ご興味がおありの方は読んでみられるのも一興かと★
No.6503 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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