よしなしことを、日々徒然に……



 2015年02月15日の読書
2015年02月15日(Sun) 
本日の初読図書:
4047289213おこぼれ姫と円卓の騎士 君主の責任 (ビーズログ文庫)
石田リンネ 起家一子
エンターブレイン 2013-05-15

by G-Tools
ソルヴェール国次期女王レティーツィアとノーザルツ公国君主アウグストの元へ、キルフ帝国から建国祭への招待状が届いた。差出人はグラン山で共に救助活動にあたったワレリー・キリヤコフ将軍。だが二人は招待状に書かれたサインが、ワレリーのものではないと見抜いていた。
そもそもワレリーはグラン山での活動の際、レティへとひそかに接触し、己の主である第四王子アルトールの亡命を依頼してきている。キエフ帝国は現在内乱の火種を内部に孕んでおり、ひどく不安定な情勢にあった。そんな中での亡命の要請と、届けられた偽のサイン。
果たして北の帝国で、いったい何が起きているのか。
不審なものを覚えつつもキルフ帝国を訪れたレティは、デュークらに情報収集を命じつつ、自分は王族達に近づいて状況を探ろうとする。次期皇帝の可能性が最も高いという、第一王子ミハイル。そして数ヶ月前従姉妹が駆け落ち騒ぎを起こした際、協力しあったイルストラ国の第一王子ヴィクトルの婚約者である、第一王女アナスタシア。
アナスタシアは第四王子アルトールとは同母の姉弟だったが、母親の身分の低さから二人とも事実上、王族とは見なされていない状態だった。それでも血の繋がった異母兄弟達に対し、憎しみではなく家族としての情愛を求めるアナスタシアの姿に、レティは自分と兄達の姿を重ねてしまう。
やがて各所から集めた情報を総合すると、どうやらこの国の皇帝は既に三月も前に崩御しており、建国祭の際にそれを発表し、そのまま戴冠式を行うという計画になっているとのことだった。
ところが次期皇帝の座が確定しきっていないと考えたミハエルが、己の立場を固めるためノーザルツ公に対しとんでもない陰謀を仕掛けてきて ――

シリーズ第六段。
……個人的に、この手のシリーズ物には通し番号を振っておいてほしいと、切に思います(−ー;)
四巻目から引っ張られていた、第四王子の亡命についてがようやく話に関わってきました。
しかし第四王子本人は今回も登場せず、もっぱら姉姫アナスタシアとレティの友情にスポットがあたっております。
……いやあ、最初はまさかよもやの女性ナイツオブラウンド!? とかちょっと勘ぐっちゃいましたよ(苦笑)
さすがにそれはありませんでしたが、アナスタシアは今後も何らかの形で登場してきそうですね。ただなあ、かなり素直で可愛らしく、言いかえれば頼りない文字通りの『お姫様』なので、変なふうに利用されなければ良いと切に思います。
特に今回は、これまで好青年ポジションにいたヴィクトル王子が、なんかエピローグで怪しげな言動を取っちゃってるのが微妙で……もし彼が敵対するフラグだというのなら、婚約者であるアナスタシアには頑張ってレティとの間を取り持って欲しいところなんですが。

そしてなかなか顔を出さない第四王子も、なんだか不穏ですね……最初は第一王子に利用されてるだけかと思ったら、むしろ黒幕は第四王子の方なのか? しかももしかしたら、一巻のアストリッドみたいに、なにか騎士王関係のヤバげなものに取り憑かれてるとか、そんな感じもしなくもなく。

あ、五人目のナイツオブラウンドは、やっぱりあの人だったんですね(笑)
いやあ、多分いつかはそうなるんじゃないかとは思ってましたが、意外に早かったな……ふふふvv
今回はレティが『世間知らずのお姫様ぶりっ子』を演じてみせたり、同年代の女性と友情を育んでみたり、そうかと思えば同じ『王』としての立場にあるアウグストに対し、自分がどんな王になるのかを宣言してみたりと、これまでとはまた一味違った見どころがたくさんありました。

しかしキルフ帝国の問題はまだ片付いていないし、ヴィクトル王子もなんだか怪しげだし、騎士王の秘密に気付いてる何者かがいそうだしで、物語はどんどん佳境に入っていっている模様。
ああもう、また続きを買わないと(><)

そして最近ちょっぴり影が薄い兄王子たちの活躍も、そろそろ期待いたしたく……
No.6596 (読書)


 2015年02月14日の読書
2015年02月14日(Sat) 
本日の初読図書:
「魔界で結婚しました(小説家になろう)」〜竜の構成員
 http://novel18.syosetu.com/n8822cm/

魔王を倒す勇者として、異世界に召喚された気弱な女子高生。
召喚国は、彼女を何とか目覚めさせようとあの手この手で圧力をかけるが、彼らが求めている異能とやらは一向に目覚める兆しを見せない。そのうち第一王子に一方的に言い寄られたのに嫉妬して、後宮の女達が彼女を排除しにかかった。魔界へ通じるという川へ突き落とされた彼女は瀕死の状態で川岸に打ち上げられたところを、魔界の自警組織の幹部であり魔界でも五本指に入る程の力を持った、炎を操る能力者ヴィルベル・ウイントに拾われて……

異世界召喚もの、連載中。いちおうR18指定がついてますが、今のところは微笑ましいカップル。
異世界召喚 = 拉致、勇者 = 国にとって都合のいい道具、というスタンスで、人間に虐げられ魔界で幸せになるパターンっぽいです。とは言えまだようやく未来の旦那(推定)に拾われたばかりのところですがね。
今のところ毎日連載しているので、先が楽しみです。
No.6595 (読書)


 2015年02月13日の読書
2015年02月13日(Fri) 
本日の初読図書:
4047286427おこぼれ姫と円卓の騎士 皇子の決意 (ビーズログ文庫)
石田 リンネ ビーズログ文庫編集部
エンターブレイン 2013-01-15

by G-Tools
グラン山での復興支援が一段落ついて、レティはようやく王都へと戻ってくることができた。これで一息つけるかと思ったのもつかの間、遠く海を越えた東大陸にある凌皇国から突然の訪問者がやってくる。
本来なら事前にあるはずの手続きをすべて省略して現れたのは、旅先とはとても思えない豪奢な衣装をまとい、たった一人の護衛だけを供にした14才の皇女シェラン。どうやら彼女の目的は『次期国王の押し掛け花嫁』らしかった。豪華な装いは花嫁衣装であり、侍女を連れていないのは「あなたに従います」という意志を示す凌皇国の風習なのだという。
ただ彼女にはひとつ計算違いがあった。海に隔てられ一年に一度しか使者や情報をやりとりできない凌皇国には、次期王位継承者が姫であるレティに変わったことが、伝わっていなかったのである。
次代が女王と知って愕然とするシェランをひとまず宥めて王宮に迎え入れたレティだったが、彼女から目を離す訳にはいかない。二人の兄達に接近されるのも困るし、あるいは開き直って、再び継承権を兄の方へ戻そうとレティを害する方向へ向かうかもしれないのだ。
ところが注意してシェランを遇するうちに、少しずつ違和感が見えてくる。どうやら彼女達の目的は、ただ次代の王妃になるだけではないようで。
案の定、シェランはとんでもない秘密を隠しており、レティ達はまたも表沙汰にできない厄介な事情に巻き込まれることとなる。
さらにくだらない噂に踊らされ、レティに王位継承権を放棄させようと画策した自称『国を憂える』馬鹿どもによって、レオン王子が誘拐されてしまい ――

サクサク読み進んでますよ。シリーズ5作目です。
前巻で「以下続く」となっていた、キルフ帝国第四皇子亡命の話がまったく出てこないので、最初はあれ一冊飛ばしたか? と不安になりながら読んでましたが、ちゃんと順番はあってました。
今回はいきなり押し掛けてきた王妃志願のお話ってことで、もっとお色気ムンムンなイケイケのオネーサマかと思っていたら、なんというか、純真かつ清楚可憐な『お姫様』で意表をつかれました。
しかしなーー、なんとなく最初から『そう』なんじゃないかなあとは薄々思ったんですが、いくら何でもこれは計画に無茶がないか(苦笑)>シェラン&護衛のヘイツァオ
秘密はあっという間にレティ達にバレてしまい、外交問題に発展させたくないレティ側はやむなく隠蔽工作に手を貸しつつ、さっさと諦めて出て行ってもらおうと、形だけその目的に手を貸してやる展開に。
……しかしその目的の結末にはびっくりしましたね。まさかあの巻のあのエピソードが、ここに繋がってくるとは……(しみじみ)
このシリーズは毎回、次の巻へと少しずつ伏線を残して刊行されて行ってるんですが、伏線をちゃんと回収できる作者さんってすごいと思います。

そして今回の会議の間では、獅子王アレクサンデル以外はほぼ出番なし。
その代わり、幼い頃のレティが、いかにして王になる覚悟を決めていったのかが語られます。
5巻目のテーマは「王としての覚悟」ですかね。
「裏切られるためには、まず信頼されなければならない」
12歳にしてそう断言してしまうほどに、周囲からまったく期待されてこなかったレティーの、ゼロ以下、マイナスからのスタートが切ないです。

ところで新キャラの真性ロリコン騎士ウィラードは、今後も活躍するんでしょうか。
個人的にはけっこう好きなタイプなんですが(笑)
彼は彼で、ナイツオブラウンドの一人に入っても面白いと思うんだけどなあ。


「雨の神様 風の神様(小説家になろう)」
 http://novel18.syosetu.com/n0898bw/

名前も付けられず、商品として育てられ身体を売らされていた少年は、ある日の地震をきっかけに異世界へと飛ばされた。その島国では千年前に雨の神と風の神が封印されてしまったため、土地が砂漠と化し荒廃しているという。少年が落ちたのは、その神々が封じられた森の中だった。魔物の姿に変えられた二体の神々は、少年に封印を解くのに力を貸して欲しいと乞うてくる。その方法は、少年にとってはごくごく簡単なもので……

えー……洗脳教育状態だった少年の一人称なおかげでなんだかほんわかした雰囲気の文章になってますが、実質はかなりエグいBLものです(−ー;)
自分が不幸であることにすら気づいていない少年が、神様達や異世界の人々の愛情を受けて、最終的には泣いたり怒ったり、もちろん笑ったりすることも覚えていけて、めでたしめでたしな読後感なのは良かったです。
No.6592 (読書)


 2015年02月12日の読書
2015年02月12日(Thr) 
本日の初読図書:
「秋山さんちの一般人(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n2973cn/

「乱世を往く!」「403 シングル・ルーム」の新月乙夜さんの読切短編。
母は邪神を封じた巫女で、父は宇宙人。兄は“神”で姉は聖女、妹は勇者というとんでもない家族に囲まれた、ただ一人普通(なんだろうか?)の少年の日常です。


「振られ騎士シリーズ(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/s5889b/

「〜たぶん、転生者〜むしゃくしゃして、ざまぁ系の小説を書いてすっきりしたかった。反省はしていない。(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n4231cb/

どちらも身勝手な恋人に振り回された主役が、最後に相手を見返すタイプのお話。


短編三つ、とりあえずメモ。
No.6590 (読書)


 2015年02月11日の読書
2015年02月11日(Wed) 
本日の初読図書:
4047284238おこぼれ姫と円卓の騎士 少年の選択 (ビーズログ文庫)
石田リンネ 起家一子
エンターブレイン 2012-10-15

by G-Tools
どうにか結婚式の参列を終え、イルストラ国からの帰途についたレティ達一行。ところがその途中、ノーザルツ公国の主、銀狼公アウグストが追いかけてくる。イルストラ国ではさんざん手を焼かせてくれたアウグストだったが、その表情は真剣なものだった。
なんでも数十年ごとに起こる熱波災害がついに発生し、さらにグラン山を中心として山火事まで広がりつつあるという。
グラン山はソルヴェール国とノーザルツ公国、そしてさらに北にあるキルフ帝国の三国がそれぞれ自国のものだと主張し、領土争いを繰り広げている土地であった。しかし山火事の対処はスピードが命。政治的駆け引きなどを現場に持ち込んでいる時間はない。一瞬で合意に達したレティとアウグストは、即座にグラン山へと向かい、キルフ帝国から派遣されてきたワレリー・キリヤコフ将軍と共に救助活動に入る。
実質的に火事の被害が一番大きいのは、穀倉地帯を焼かれたノーザルツ公国だった。ただでさえ土地面積の少ないノーザルツ公国は、このままでは冬を越すことすら難しい。そこでレティはいったん現場をデュークとクレイグに任せ、自分はソルヴェール王へ戻り、ノーザルツ公国への大規模な支援計画を実現させるべく、反対派貴族を相手に奔走する。
ところが第一次支援部隊を率いてグラン山へと戻る途中、何者かによって仕掛けられていた罠によって、レティとアストリッドの二人は深い渓谷へと転落してしまい……

シリーズ四冊目の表紙は、アストリッドと、そして何故か銀狼公です(笑)<イケメン枠
3巻の彼はとにかく強引で嫌味ったらしい敵役でしたが、利害が一致すればこの上ない味方になりました。むしろどちらも「一国を背負って立つ、孤高の王者」という共通点を持つ分、ある意味ではデュークやクレイグよりも、互いを理解し合っているという楽しさがあるんですよね。
そしてようやくのアストリッドのターンですよ!!
ストーリーの展開上、一巻目で即レティの騎士になっていてもおかしくなかったアストリッドでしたが、ここまで引っ張られた甲斐は充分ありました。
「自分が望んで、主にも望まれて騎士になりたい」と繰り返していたアストリッドは、もし一巻の段階でナイツオブラウンドに迎えられていたら、それはただ捨てられた犬が拾われたかのような同情からのおまけっ子に過ぎず、今後レティを支えていく一人にはなり得なかったでしょう。
しかし今回の事件でアストリッドは、自分の理想と現実をまっすぐに見つめ、自分ができることでもやれることでもなく「やりたいこと」を「やり通す」ために頑張りました。その姿勢こそが、時に揺らぎそうになるレティの支えとなると、自覚することもなく。
彼は自分の力で見事レティに対し、「この騎士が欲しい」と思わせた。
ほんとに良くやったよアストリッド!!
彼の過去とか生い立ちを考えると、おそらく洗脳教育に近いものを施されてたんだと思うんですよね。でも彼は自分の意志でそれを断ち切り、騎士になりたいと望んで、そして自分の意志で主人を定めて、懸命に理想の存在たろうと努力しています。
けして生まれや育ちに関わりなく、自分がやろうと望んだ理想の道を、なんとしてでもやりとげる。
それがこのシリーズに一本通った、テーマのひとつなのかなあ、と思いました。

さらに今回は、1〜2巻の頃に比べると、だいぶ兄王子二人との関係も良好になってきていて、読んでいてニヤニヤが止まりません。
ほんっとこの兄妹は、誰をとっても有能だよなあ。

あとは前回、正式な諡(おくりな)が明らかとなった、失恋王改め銃声王ルートガーのイラストがまた格好良いこと。服装の雰囲気が、世界大戦あたりのドイツ軍とかっぽいあたりが、ああなるほどなあ……と。

ちょっと複雑なのは、ついにデュークとの間に恋愛模様的なものが混じり始めたところですね。個人的には、全く恋愛感情の絡まない、男女間の純粋な主従関係ってのにも非常に萌えるんですが。アストリッドも参戦表明してるし……そのあたりはクレイグに期待するしかないのか。まあ対外的には、彼こそが愛人一号のポジにいるんですけどね(笑)
No.6589 (読書)


 2015年02月10日の読書
2015年02月10日(Tue) 
本日の初読図書:
「[連載版] 王子がそれやっちゃマズイでしょ!(小説家になろう)」〜神様は割りとミーハーだった件
 http://ncode.syosetu.com/n0303cb/

仕事にかまけていたら恋人を親友に寝取られた准男爵令嬢が、酒に酔った勢いで、気がつけば見知らぬ男性と一夜を共に。ところがその男性は、とんでもなくハイスペックなイケメンで……という見返し系。
西洋風異世界FTなるも、平安時代ぐらいっぽい日本がモデルの、ネホンという国が大きく関わってきてます。
ただかなり中途半端なところで半年更新停止中。……これ、エタらずにちゃんと続いてくれるのかなあ……
中途半端なのは読みたくないと言う方は、同タイトルで[連載版]がついていない読み切りバージョンも存在しています。

「王子がそれやっちゃマズイでしょ!(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n7809bw/
No.6586 (読書)


 2015年02月09日の読書
2015年02月09日(Mon) 
本日の初読図書:
4047283681おこぼれ姫と円卓の騎士 将軍の憂鬱 (ビーズログ文庫)
石田リンネ 起家一子
エンターブレイン 2012-09-15

by G-Tools
王位を継ぐ者としてのレティは、これまで兄達が行っていた外交業務もこなす必要が出てきた。今回は隣国イルストラの第三王子と、従姉のシャルロッテ公女の結婚式に参列することとなる。正直なところ、笑顔で微笑んでいればいい、王宮の陰湿な勢力争いの渦中にいるよりもずっと楽な仕事だった。
しかし隣国へと向かう旅の途中、護衛の王立騎士や侍女達が急な病でみな倒れてしまう。残ったのはレティ個人の騎士デュークただ一人のみ。やむなく最寄りの営所から応援の騎士を呼んだレティだったが、その中には予想外の大物が混じっていた。国境将軍と名高い、王立騎士団副団長クレイグ・バーデである。彼はかつて即位前であったレティの父に忠誠を誓っていたのだが、20年ほど前の戦争の際に仲違いし、以来ずっと王に戻ることなく前線の国境警備を続けているという曰く付きの存在であった。
人格も実力も指折りの副団長だけに、周囲は国王との確執に気を遣い、クレイグに対して王族の話をすることすらタブーとなっている。ところがレティはイルストラ行きのメンバーに、わざわざクレイグを指名した。
そうしてどうにか隣国へ到着した一行だったが、そこでもまた予想外の事件が待ち受けている。なんと結婚式を間近に控えたシャルロッテ公女が男と駆け落ちし、それを追って第三王子サヴェリオも姿を消したというのだ。これが招待客ら周辺諸国へ知られれば、重大な外交問題に発展してしまう。なんとか身代わりを立てて隠蔽工作をしつつ、シャルロッテの行方を探すイルストラ王家とレティ達だったが、何故かその秘密を野心家で名を知られるノーザルツ公国公主アウグスト・カルゼンが嗅ぎつけたようで……

シリーズ三冊目は舞台を国外に移しての新展開。
おかげで今回は兄弟王子達や、見習い騎士アストリッドといったこれまでの面々は、ほぼ出番がありません。
その代わり、前回ちらっとだけ会話に上った「二人目」のナイツオブラウンドがご登場ですよvv
なんとここで意表をついての、オッサン枠!!
いきなり二人目(アストリッドを入れると三人目)でそう来るか。判ってるな作者さん(笑)
年齢は四十代半ば。レティとは三十近く離れてる計算ですね。親子ほど違うという表現がありますが、実際もともとは父親の騎士だったんだから、まさにそれほどの年齢差です。
オッサンスキーとしては、挿絵もうちょっと老けてても良かったんですけどね。この時代の四十半ばなら、もっと顔の皺とか、あと白髪ぐらい混じってても良かったんじゃ?
やー、でもレティを守るべく剣に手をかけてる一枚イラストとか、ほれぼれしますね。この格好良さは、デュークやアストリッドのような若造には出せませんvv
そして愛人王へと自ら一歩を踏み出してしまった、レティーとのツーショットカットも素晴らしかったです。
そうだ、諡といえば、失恋王ルートガーの正式な諡も判明しました。予想外の方向の名前でびっくり。
ってかソルヴェール王家って、いったいどの時代まで続いてて、王達の会議の間には、どれだけの人数が出入りしてるんだろう……?
No.6583 (読書)


 2015年02月08日の読書
2015年02月08日(Sun) 
本日の再読図書:
4061819011すべてがFになる (講談社ノベルス)
森 博嗣
講談社 1996-04-03

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先シーズンに綾野剛と武井咲でドラマ化された作品の原作です。ドラマでは5〜6話だったかな?
ずーーーっと昔、まだインターネットもやってなければ、携帯メールすら使ったことのなかった頃に一度読んだことがあったのですが、内容はほぼ完全に記憶の彼方でした。今回ドラマで大体の内容とか、建物内部の映像イメージが頭に入ったので、ようやく内容を理解できた感じです。
そうだよ、当時はスクリプトとかコンパイラとかチャットとかOSとかUNIXとかif式の変数とか、そういった用語をまったく知らなかったから、本当に内容がさっぱりだったんですよね(苦笑)
16進法だとFが15とか、サイト作るために色指定をタグ打ちでやるようになって、ようやく肌で理解できたことだしなあ……

しかしこれ、公開されたのが1996年。ひょっとしたら原稿が書かれたのは、Windows95 が公開される前だったのかな?
それだけにいま読んでみると、パソコンにうとい母ですら、ところどころあれ? って思ったそうです(笑)
たとえば世界最高峰の頭脳を持つ博士の研究所のパソコンが、積んでるハードディスク1ギガバイトだとか。
大学でパソコンをウィルス感染させた生徒に対し、「出所のはっきりしないフロッピーディスクは入れないように」って注意してるとか。
「メールを読むだけでファイルを破壊するコンピューターウィルスなんて、できるとは思えない」って専門家が話してたりとか。
携帯電話なんて影も形も出てこないし。
なのに電子会議システムとかバーチャルリアリティ技術なんかは、ほぼ実用化されてるんですよvv

そういう、ちょっと昔に書かれた近未来小説ってテイストが、逆に面白かったです。

内容っていうか、トリックについては……なんというか、陰惨ですよねえ。
ドラマでは娘が寸前に自殺したことになってましたが、原作では博士がその手で殺したっぽいです。
それ以外は比較的ドラマとの違和感も少なく、むしろあのドラマ、けっこう頑張って作ってたんだなあって思いました。
犀川先生の中にもいくつもの人格があって、それらが均衡をとっているからこそ、普段の先生は回転が遅い。でも一度脳内で他人格が動き出すと……というあたりを、ドラマではああいうふうに表現したんですね。
あと西之園くんのウザっぷりは、やっぱり原作通りだった(笑)
そこだけはなんとなく覚えてたんですよねvv

……ただまあなんというか、諸手を上げて他人様にオススメするタイプのお話ではないなあとは思いました。
特にパソコンのシステム関係にまったく興味がない人には、読んでてかなり辛いと思います。
主役カップルを含めたキャラクター達も、かなり特殊な精神構造をしているので、感情移入しにくそうですし。
おぼろな記憶でも、この一作目がシリーズでも一番とっつきにくかった気がするので、これから読む方は二作目「冷たい密室と博士たち」あたりから入ったほうが良いかもしれません。
No.6579 (読書)


 2015年02月07日の読書
2015年02月07日(Sat) 
本日の初読図書:
「蜂蜜を追う者(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n3500ck/
「蜂蜜を追う者 冬バージョン(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n1528cl/

ヒマラヤで蜂蜜取りに命をかけてきたベテランハニーハンターの老人が、崖から落ちて異世界トリップしつつ青年に若返り。
その世界では巨大な魔物のハチが存在していて、ハニーハンターの彼はひたすら、蜂蜜を採ることに邁進し続けるというコメディ短編。
残念ながら元ネタは判りませんでした。冬バージョンの名前を口にしてはいけないヤツは、おそらく●ーさんだと思うんですが……


「ふざけたチートにさようなら 〜これが私の生きる道〜(小説家になろう)」〜月夜を歩く2人。…のようなもの
 http://ncode.syosetu.com/n8972cm/

1クラスまとめて勇者として異世界召喚。行った先は、いい加減な女神が管理していたせいでパワーバランスや倫理観がしっちゃかめっちゃか。おまけに主人公は酷い虐めにあっており、その日も教室にいなかったせいで、女神から与えられたスキルのうち残っていたのは、他のクラスメート達が奪い合った後のクズスキルばかり。
……しかし主人公には秘密があった。そう、彼女は16歳とは思えないほどの経験を過去に積み重ね、リアルのスキルを磨いてきていたのである。
上位神によって、バランスの崩れた世界の補正を依頼された主人公は、たった一人自分を気にかけてくれていた委員長を救うため、ふざけた世界で生きていくことを選択する。チートとは対極にある、「自身を含めたすべてのスキルを無効にする」というスキルと、己自身が持つ技術を武器にして……

異世界召喚でチートで俺TUEEEEに真っ向から逆らった、頑張って血の滲むような思いをして身につけた、リアルな技術を武器にしていくお話。
今のところ、勇者として召喚された面々のうち、委員長以外のクラスメートと教師は、人間的にクズばかり。
召喚された先でも、いきなり二組の盗賊に立て続けに襲われたりと、R15なハードモード。
主人公の過去がどういったものなのかは、おいおい明らかになっていきそうです。子供の頃から特殊教育を受けた、使い捨ての暗殺部隊出身とかかな……?
No.6577 (読書)


 2015年02月06日の読書
2015年02月06日(Fri) 
本日の初読図書:
4150115729ティンカー (ハヤカワ文庫SF)
ウェン スペンサー Wen Spencer
早川書房 2006-07

by G-Tools
21世紀末、ピッツバーグの町は異世界と地球を行き来する、不思議な土地になっていた。二十年ほど前、中国が宇宙開発のため衛星軌道上に打ち上げたハイパースペース・ゲートの作用で、町ごと異世界に転移してしまい、以来一ヶ月に一日だけ地球に戻るということを繰り返しているのである。
異世界ではエルフ達が暮らしていたが、幸いにもピッツバーグが転移したあたりは辺境に近く、エルフと人間は協定を結んで互いに距離を取りつつ共存していた。ピッツバーグには化学と魔法が混在し、地球とも異世界 ―― エルフホームとも異なる、独特の文化技術を形成している。
ティンカーは、そのピッツバーグでスクラップ場を経営する、18歳の少女である。科学者だった亡き祖父から英才教育を受け、量子力学や魔法を組み合わせた、様々な発明品を作るのが趣味だった。
あるシャットダウン・ディ ―― ピッツバーグが地球に戻る日の夜、彼女のスクラップ場に一人のエルフが戦いながら現れた。彼は巨大な魔獣 ―― 狛犬に襲われており、今にも食い殺されそうだった。ティンカーはとっさの機転でクレーンの電磁石を作動させ、狛犬から魔法を吸い取ることで彼を救う。しかしエルフ ―― ウィンドウルフは瀕死の大怪我を負っており、すぐにでも治療が必要な状態だった。けれど地球に戻ったピッツバーグでは、エルフを治療することができないのだ。
再びエルフホームへ転移する24時間後まで、なんとかウィンドウルフを生き延びさせなければならない。とりあえず自作の魔法シンクを利して治療魔術をかけたものの、溜めた魔力では量が心許ない。仕方なくティンカーは、従兄弟のオイルカンと共にウィンドウルフを手当てできる場所へ移動させようとしたが、そこを境界警備隊に変装した謎の男達に襲われる。
それらの出来事は、この先彼女が巻き込まれる、世界を股に掛けた大陰謀の、ほんの始まりにすぎなくて ――

年単位で積んでた六冊目読了。
……うーーーん(−ー;)
現在三冊出ているスペンサーさんの作品は、全部購入しています。他の二つはすげえ面白く、続きも書かれている「エイリアン・テイスト」などは、続編もぜひ日本語に翻訳されて欲しいとずーっと待ち望んでいるのですが。
正直今回のは、ちょっと肌に合いませんでした。
以下辛口なので、記事を畳みます。
No.6573 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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