よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
新しいブログへは こちら からどうぞ。



 2015年10月21日の読書
2015年10月21日(Wed) 
本日の初読図書:
「二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む。 〜魔王よ、世界の半分をやるから俺と復讐をしよう〜(小説家になろう)」〜第一章
 http://ncode.syosetu.com/n8523ct/

勇者として異世界に召喚され、必死になって人々を救い魔王を倒した少年 宇景海人は、信じていたものすべてに裏切られた。魔王が死んだいま、それ以上に強大な力を持つ人間がいては都合が悪い。ならばこれまで抑圧されてきた民の不満を押し付けて、ガス抜きとなってもらおう。しょせんは卑しい異世界の存在、亜人や獣人以下のおぞましい汚物なのだから、と。
仲間だったはずの聖女から異端認定され、国はこれまで裏で行ってきたすべての悪行を『堕ちた勇者』に押し付けた。パーティーメンバーから賞金や名誉目当てに命を狙われ、身を削って救ってきた民達には、わずかな金で密告される。
味方はどこにもいなかった。むしろ孤独で意地っ張りな少女であった、あの魔王こそが、唯一この世界で判りあえた存在だったかもしれない。しかしその彼女も、今はもういない。
一年にわたる逃亡生活の末、不死者殺しの剣に胸を刺し貫かれた海人は、薄れゆく意識の中で深く心に刻みこんだ。
これはきっと罰なのだ。盲目に信じるという言葉にすがった、自分に対する罰なのだ。
だからこそ、二度目があるなら、今度こそ間違えないようにしよう。だからこそ、もし次があるなら、確実に殺そう。
王女を殺そう、騎士を殺そう、村人を殺そう、魔法使いを殺そう、戦士を殺そう、聖女を殺そう、武闘家を殺そう、暗殺者を殺そう、踊り子を殺そう、商人を殺そう、王様を殺そう、女王を殺そう、貴族を殺そう。
こいつら全員、皆殺しにしよう、最も残酷な、最も長く苦しむ方法で。
そうして彼は死んだ。
脳裏に響き渡る【システムメッセージ・チュートリアルモードを終了します】というメッセージを聞きながら。
次に目を開けたとき、海人は王宮の勇者召喚の間にいた。目の前には ―― 見た目だけは ―― 美しい、忌まわしき王女が立っている。
ステータスを確認すれば、レベルもスキルも、そして年齢さえもが巻き戻っている。
そして表示される、神からのメッセージ。
いわく、地球世界から異世界へ召喚された人間は、とにかく死にやすいのだという。そこで地球の神として送り出す最後の手土産が、【チュートリアルモード】なのだと。
異世界召喚後、天寿をまっとうする以外の方法で死亡すると、経験値やスキルなどは体験時間を経験値に換算した分だけ差し引いて、転移直後の時間軸まで一度だけさかのぼれる。要するに「強くてニューゲーム」だ。
海人の場合、いささか長く生き延びたせいか、逆にいくぶんマイナス補正がかかっていた。しかし積み重ねてきた身体を操る技術や経験、一部の特殊能力は残っている。さらに多くの裏切りを受け復讐を誓ったことで手に入れた【復讐の聖剣】があった。
ああ、感謝しよう。
これで、あの時の誓いを果たせる。
そうして彼は『二度目』の異世界で、何も生み出さない復讐の道を歩むべく、嗤いながら一歩を踏み出すのだった ――


最初は拾い読みするだけのつもりだったのに、気がつけば行ったり来たりしながら、一章目を読了。
残酷描写指定つきの復讐モノです。いやもう、容赦ねえ(汗)
あらすじを見て、最初は「まだされていないことに対して復讐しても……」と思っていたのですが、読み進めていくと召喚された時点で既にもう、地球では友人知人恩師に家族、三桁の人数が儀式の贄として死んでいることが判明。
あ、そりゃ復讐にも走るわと納得しました。

本人が、快楽殺人者にはならない、復讐に関係のない他人を、ただ楽だというだけでためらいなく巻き添えにするようなら、人としての最後の一欠片すら失った、本当の化物になってしまうと考えているので、読んでいてさほど鬱にはなりませんでした。
途中からは、やはり別の存在に復讐を誓う獣人の少女奴隷と契約を結び、運命共同体として共に進んでいきます。

まだ2章目の連載中ですが、そこそこのペースで更新中の模様。
このまま気持ちよく最後まで復讐を果たして、喝采を上げてくれることを期待しつつ……
No.7180 (読書)


 2015年09月25日の読書
2015年09月25日(Fri) 
本日の初読図書:
4592210034花よりも花の如く 13 (花とゆめCOMICS)
成田美名子
白泉社 2014-09-05

by G-Tools
今更ながらの13巻です(苦笑)<発売されたの一年以上前
12巻ラストでついに告白した憲人さん。ようやく言ったか! あれからどうなった!? とワクワクしながら読み始めてみたら、いきなり別の日に望さんのマッサージ受けてるシーンから始まって、あれ? となりました。

……なんでも明確なお返事をもらえないまま、スルーされたそうで(苦笑)
そんな訳でいろいろぐるぐるしながらも、それでも能に打ち込む姿勢は相変わらず真摯で妥協を許さないのが憲人さんクォリティ。
今回は恋愛色よりお能より、相葉家(父方)のルーツを探してみたり、お仕事に先駆けて関連する地域を回ってみたりといった部分が印象深かったように思います。
あと作中年月が2001年なので、当たり年だった獅子座の流星群が語られていたりとか、神戸の震災についてのあれこれが絡んできたりと、時代を感じます。
……作中で使われている携帯電話も、全部ガラケーなんですよねえ(しみじみ)
テレビ放送を録画したDVDが、普通にパソコンで再生できてるし<デジタル放送以降、パソコンでの再生は別途ソフトが必要になった

そして終盤。ようやく葉月さんといい雰囲気になってきたと思ったら、また不穏な気配……というか、疑惑の影が?
またも「ここで続くか!!」と思い切り引きのあるところで終わっているので、続きが気になってしょうがないです。

あと今回、琳さん成分が足りなかった……っっっ
憲人さんにとって、貴重な能や弓の世界と関わりのない(とは言っても内弟子ではあるんですが)の、対等に会話できる友人兼ライバルなので、琳さんにはまだまだ活躍してほしいところです。
いや望さんも好きなんですけどね。
そして毎回言ってますが、楽くん成分も欠乏気味です。寂しい……(しょぼん)
No.7116 (読書)


 2015年09月21日の読書
2015年09月21日(Mon) 
本日の初読図書:
4799725548彼方者の困惑 (スーパービーボーイコミックス)
直野 儚羅
リブレ出版 2015-05-09

by G-Tools
BLコミックで「真夜中の彼方者」の続編。これでロイとシウのお話は終わりだそうです。
前巻では、劣等感からマイナス思考スパイラルに浸りまくってたロイも、ずいぶん強くなってきました。相変わらず己の容姿へのコンプレックスはありますが、それでも自分の欲求をちゃんと口に出すようになったし、逆にちらりと気弱なところを見せたシウ様に対して、当社比強気な感じに出てみたりとかも。
オレ様ドSな襲い受けと、忠誠こじらせた敬語攻めとか、この人にしては珍しい取り合わせだなあ。
そして個人的には、ロイあごひげバージョンも渋くて良い感じだったんですけど、シウさまの一存によりヒトコマしかちゃんと見られなかったのが残念です。

前作でもうちょっと掘り下げて欲しいと思っていた、ペリ達「此方者」側のお話も入ってました。馴れ初めとかの過去はなかった代わりに、予想外の未来があってまたvv
ってか、よもやまさかのペリが上とは……まあそれも直野さんらしいか(笑)

一作入っていた現代ものの読み切りは……うん、叔父さんの言ってることがまるっと正論だよね……(苦笑)
でも薄暗い雰囲気ではありつつ、それでも彼らはこのまま添い遂げるんだろうなあと思える、救いのあるラストで良かったです。

そして正人が……これは時間が無情だとか言うレベルじゃねえよ(遠い目)
No.7112 (読書)


 2015年09月20日の読書
2015年09月20日(Sun) 
本日の初読図書:
「【習作】とあるデビルサマナーの事件簿【憑依・メガテン世界観】(Arcadia)」〜四話 始動
 http://www.mai-net.net/bbs/sst/sst.php?act=dump&cate=&all=34620

オタクな会社員だった高岡宗次郎は、気が付くと見知らぬ部屋で目覚め、見知らぬ姿になっていた。
鏡を見れば、細っこい体と幼い顔立ちをした少年が映っている。ぼさぼさの黒髪はかなり長く、散髪には長らく行っていないようだ。そして何より異様なのは、首に走る、くっきりとした赤い縄目の跡。天井から伸びている途中で切れた紐と、目覚めとき首にかかっていて、何気なく投げ捨てた紐の輪。
……どう見ても首吊り自殺です。ありがとうございました。
ラノベやネット小説に熱を上げるタイプのオタク故に、心理的な防波堤が働いたのか。宗次郎はひとまず、首をつろうとして紐が切れ墜落した少年の体に、魂だけが乗り移ったという現在の状況を把握した。元の少年がどうなったのかとか、俺は死んだ覚えが無いとか、そもそも何故こんなことになるのか? とかいったことは、ひとまず脇へ置いておく。
少年の私室らしい室内をあさり、家族が留守中の自宅内を点検し、どうやらこの少年 ―― 伊織葵は、引きこもりのような存在だったらしいと当たりをつける。しかも暦は2000年の7月末を示している。記憶していたより十年以上前の日付だ。
旧式のパソコンでさらに調べれば、どうやらここはいわゆる、平行世界というやつらしい。歴史の流れはおおむね同じようだが、自分の知らないゲームやマンガが世に溢れていて、自分の知っているそれらが無い。政治家の名前も違えば、芸能人もまるで変わっている。
幸い元々の伊織少年が、不登校のうえに家族とすらろくに会話しない状態だったおかげで、人格が宗次郎に入れ替わったことは気付かれることなく、むしろ良い方向に成長したようだと好意的に受け入れられた。
そんな彼が、この憑依状態について少しでも情報を得られないかとオカルト関係のサイトを巡っていると、奇妙なページを見つけてしまう。
「β版総合悪魔召喚プログラム、配布中」
その表記に宗次郎は、前世でプレイしていたゲームを思い出す。だがこの世界に、あれは存在しなかったはずだ。となるとこの世界は、あのゲームの世界観を持つ平行世界ということなのか。
オタク理論でそう判断した彼は、悪魔召喚プログラムをダウンロードし、インストールする。
もしもこのプログラムが本物で、ここがあのゲームのような悪魔の跳梁跋扈する未来を迎えるのであれば……特殊な能力もゲーム世界の勇者たちへのコネもない一般人である己が身を守るためには、悪魔召喚プログラムを入手し、デビルサマナーになるしか有効な手段が無いのだから。
そうして彼は、人間界に現れる魔を倒し、そして時に仲魔として使役するデビルサマナーとしての一歩を踏み出す。
これは後に、謎の『美少女』サマナーとして名を馳せる、アオイの伝説の始まりであった……


ゲーム「女神転生」世界を舞台にした、オリキャラ二次創作。
「女神転生」やったことないのでざっくり雰囲気しか察せませんが、それでもさほど問題なく読めました。
とはいえまあ、【習作】とタイトルにある通り、かなりざっくりさわりだけ、的な感じでもあるんですが。終わりの方は「おまけ」として箇条書きで説明されちゃってますし。

不健康な引きこもり高校生に憑依した、体育会系かつオタクな社会人が、とりあえず人並み程度に身体を鍛えたことで、少女と見まごう美少年に変化しつつも、当人まるで自覚なし。
既に魔物の侵攻(?)でかなりハードモードになった、かつてプレイしたゲームの感覚を基準にして動いているので、まだ世界が変わり始めたばかりの現状を、「ぬるゲー」「序盤の雑魚ばかり」と評し、作業のように淡々と魔物を虐殺するその姿に、周囲をドン引きさせるという勘違い系。
本人にとっては、今後を見据えた単なるレベル上げなんですがね。
しかしいくら下級の魔物が相手とはいえ、例えば野生動物の群れを倒すのがそんなに易しい仕事なわけがなく、それが悪魔ならなおのこと。なのに彼は、初仕事でいきなり20体ものスライムを殲滅した上で、「ちょっと疲れたな」で済ますのだから、仲魔を含めた周囲から「このサマナーはいままで一体どんな地獄で生きてきたのだろう」と思われているという(笑)

さらにレベルアップが目的なので、報酬はおまけだと手軽に行ける近場であることを基準に他のサマナーが敬遠する低賃金の仕事ばかり受けていたら、それもまた良い方向に勘違いされて、さらなる伝説を生むきっかけに(苦笑)

まあ、そういう感じで、お約束を楽しむタイプのお話でした。
No.7108 (読書)


 2015年09月17日の読書
2015年09月17日(Thr) 
本日の初読図書:
4829115440汝その名はスイートポテト―スレイヤーズすぺしゃる〈21〉 (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一 あらいずみ るい
富士見書房 2003-08

by G-Tools
「魔族と戦った経験はおありか?」一人旅を続けるリナへとそう問うてきたのは、その地方の領主の親衛隊長マディックであった。
話を聞くと、彼の仕えている領主が魔族に呪いをかけられたのだという。そして原因不明の病で苦しむ領主の姿を楽しむかのように、居城近くの森から夜な夜な怪しげな女の高笑いが響き渡っているのだと。純魔族の恐ろしさを知るリナは、ムチャはしない、成功の保証はないし、高くつくと条件をつけた上で、力を貸すことを承知する。そうしてその晩、見張りに立つ兵士らとリナの前に現れたのは ―― 「カーズ・ブリンガー」前後編
究極に美味しいスイーツがあるとの噂を聞いて、街道からも外れた小さな町を訪れたリナ。しかし噂のケーキショップは閉店の札を掲げていた。店主でありパティシエのジョージに話を聞くと、何者かによって材料をごっそり盗まれてしまったのだという。味にこだわるジョージは素材の品種改良にまで手を伸ばしており、山を丸ごと私有して、そこで様々な作物を育てていた。ところが収穫間近だった栗が一夜にして姿を消してしまい、半端な材料を使うことはプライドが許さず、店を閉めているのだと。
数日後にはスイートポテトが収穫できるが、あるいはこれも盗まれるかもしれない。
美味しいお菓子を食べるため、リナは畑の見張りを買って出た。しかしそこに植えられていた作物は、ちょっと『普通』とは言いがたく ―― 「汝その名はスイートポテト」前後編
山と海に挟まれた、何の変哲もない小さな漁村。そこに珍しく二人の旅人が訪れていた。傭兵と思しき、長い金髪をなびかせた青年と、まるで女のように整った顔立ちをした、年齢不詳の黒髪の男。
なにやら物思わしげに腰の剣を眺めていた金髪の青年は、発作的に海へとそれを投げこもうとする。しかし釣りをしていた黒髪の男が、どうでも良さげな態度で口を挟んできた結果、なんとなく捨てそびれてしまった。
その後、村に一軒しかない宿屋で夕食を摂っていた二人の元へと、村長が訪ねてくる。食べながらで良いから話を聞いて欲しいという村長に、彼らは遠慮なく食事を続けたのだが ―― 「刃の先に見えるもの」
元魔道士のジョージが品種改良した数々の作物には、当然、失敗作も存在している。そのひとつ、スイートポテト実験ナンバー六六六号が、過日の騒ぎの影響でか、封印を破って逃げ出してしまった。そのスイートポテトは、腐葉土などから効率的に栄養を吸収させることを狙った結果、『生きていない』植物すべてを栄養として摂取する能力を持つという。
すなわち……すべての木造建築物は、奴らの餌というわけだ。放置すれば、この村どころか周辺一帯の町や国までもが壊滅しかねない。リナとジョージは、奴らが増殖しないうちに退治しようと、後を追って山中の廃村へと向かい ―― 「スイートポテトII」


以前にコメントで教えていただいた、ガウリイがリナに出会う前の外伝とやらが読みたくて購入。
本当は、他にもゼルガディス、アメリア、ついでにナーガの外伝も収録された、せれくと4「刃の先に見えるもの」が買いたかったんですが、あいにくモノが見つかりませんでした(しょぼん)
スレイヤーズ本編はかなり好きで、文庫を全巻揃えたし、アニメもNEXTまでは見てるんですが……番外編となる「すぺしゃる」の方は、どうもコメディ色が強すぎて中途挫折しちゃってたんですよね。まさかガウリイが登場している話があるとは、思いもせず。
そんなこんなで、シリーズ物の中途だけを買うのはポリシーに反しつつも、読切短編集だからいっかと手を出しました。

ものっそい久しぶりに読んだスレイヤーズですが、ページをめくるとすぐにあの世界へ帰っていけるのがさすがです。
今でも竜破斬ドラグ・スレイブとか神威斬ラグナ・ブレードとか、呪文の暗唱できるもんなあ……(遠い目)

まあそれはさておき。
目的だったガウリイ外伝「刃の先に見えるもの」は、うっかり古本を探している途中でだいたいの内容を知ってしまったのですが、それでもやっぱり面白かった!!
長さ的には50Pほどの短編で、このシリーズの番外編らしからぬシリアスな雰囲気。そして世間的にはむしろ、リナ父外伝で通っているとのこと。
つまり名前も出てこなかった正体不明の黒髪の男は、どうやらリナの父親らしいです。いや本文でも明記はされてませんが、台詞の端々からすると……ねえ?
そしてこの話を読んでから、改めて本編、特に第1巻冒頭と最終15巻ラストをめくり返してみると、あら不思議、ガラッと印象が変わっちゃいますよ。

元々ガウリイのボケには、判ってやっているのではないかという疑惑がつきまとっていました。それがここで、その疑惑に対する大きな裏付けが出てきたではありませんか。
少なくとも彼が、リナと初対面時に「魚屋かウエイトレスだと思った」と発言したのは、彼なりのジョークであったことが判明します。
……まあ同時に、全部とまでは言わずとも、何割かは確実に天然が入っていることも判明する訳ですが(苦笑)

そして、朗らかすぎるほどに朗らかで、悩みの欠片もなさそーーな彼が、実は「惚れた相手の前では悩んだ姿なんて見せるな」「悩みを人前に晒すのはカッコいいもんじゃない」という教えを忠実に守っていたのではないかと思わせられる、驚愕の事実。
っていうか、リナ父(推定)及びリナに出会うまでのガウリイは、けっこう深刻に悩みも迷いも持っていたんだなあと思うと……くぅぅっっ、萌えるぜ!
この過去を踏まえた上で、最終巻あとにリナの故郷へと訪れたガウリイが、愛娘のツレとして黒髪の男と再会したのではと考えると……ああ、その妄想だけでご飯何杯もイケそうですvv

あとの二作は、まあ外伝らしい外伝。
ガウリイと出会う前の一人旅リナのお話で、完全ギャグ。
でもまあ、1〜2話ならこのノリも楽しめるので、ガウリイ外伝と合わせると程よい塩梅だったかと。

ああくそ、久しぶりにスレイヤーズも全編読み返したくなってきた……っっ
ってか、アニメも見返したい!!
……しかし原作だけでも15冊もある上に、すでに裁断してPDF化済みって、読み始めたらどれだけ時間がかかることやら _| ̄|○
おまけにアニメの方は、アナログ放送を三倍速で録画したVHSテープから、LPでDVDにダビングしたやつしか手元にないから、いまのデジタル画質に慣れちゃった目で見ると、あまりに画質がひどすぎる……(しくしくしく)
No.7103 (読書)


 2015年09月11日の読書
2015年09月11日(Fri) 
本日の初読図書:
4434164554勇者様にいきなり求婚されたのですが (レジーナブックス)
富樫 聖夜 鹿澄 ハル
アルファポリス 2012-02

by G-Tools
アルファポリスさんでコミカライズが無料公開されているのを読んでみたら、なんだか面白そうだったのでポチッとな。
タイトルの通り、魔王を討伐して帰ってきた勇者様が、救いだした姫君にプロポーズするかと思いきや、お城で待っていた姫君の侍女さんに求婚しちゃいましたというお話。
勇者に見初められた侍女Aことアーリアは、自他ともに認めるモブキャラ。
姫さまが魔王にさらわれるところを目撃し、悲鳴を上げて王様へ報告し、勇者様へ「どうか姫さまをお救い下さい!」と言うだけの、勇者物語には名前も出てこない脇役です。そんな彼女へと、何故か勇者グリードがプロポーズする。しかも歴代最強かつ最凶である、彼が。
平穏をこよなく愛するアーリアは、美形からの満面の笑み付きのプロポーズも迷惑だと心底思う、根っからの小市民。しかし空気を読むスキルに長けている彼女は、謁見の間の衆人環視のただ中で、それを断るわけには行かないことも判っていて。しかもなぜか、勇者パーティーの面々からは、どうか断らないでくれという必死のアイコンタクトが飛んで来る。

実はこの勇者グリード、アーリア以外に対しては無表情無愛想がデフォルトの、感情自体が欠落しているような存在。しかもプロポーズしたその段階で、アーリアと交わしていた会話は、「姫さまを助けて下さい」「判りました」の一件のみ。
はい、ヤンデレきたー(笑)
しかも精霊に愛されまくった勇者様、わざわざ命じなくとも彼の感情を読み取った精霊達が、せっせと様々な情報を運んできつつ、アーリアに近付く存在を排除にかかる。
はい、ストーカーきたーーーwww

なまじこれまで心動かされるものを何ひとつ持たなかった彼だけに、アーリアに対する執着は凄まじいです。たとえ姫君と恋仲になった勇者パーティーの魔術師を、姫君とセットでああ微笑ましいなと眺めていてさえ、その瞳の奥に昏い炎が……そして全精霊に愛された歴代最強勇者さん、魔王を倒したいま、彼を止められる存在はいない訳で。
アーリアの返答や選択いかんでは、世界をも滅ぼしかねない最凶勇者降臨です。

この1巻では、じょじょにグリードの規格外さを思い知らされてゆくアーリアが、外堀埋められまくって、ついに公認婚約者になってしまうまでが綴られています。
あと番外編として短編3本、計50ページほどかけて、グリード視点で幼い頃からのあれこれと、アーリアに出会って世界が一変した経緯について語られています。

どうやらこの世界における、魔王と勇者のシステムには、なにやら公にはできないドロドロした裏事情が存在している模様。
そんな『真実』を知った上で、アーリアが絶望し、この歪な世界を憎み滅亡を望むのであれば ―― 俺が全てを壊してあげる、と。魔王を倒したその場で、にっこりと笑顔でそう告げるグリードの壊れっぷりがゾクゾクしますね。
さて、一般市民(いやいちおう子爵令嬢だけど)代表たるアーリアは、どうやってこの最終兵器の手綱を握ってくれるのか。そして秘められた世界の真相とは??
続きが楽しみです。
No.7092 (読書)


 2015年09月08日の読書
2015年09月08日(Tue) 
本日の初読図書:
406277853X猫弁と指輪物語 (講談社文庫)
大山 淳子
講談社 2014-06-13

by G-Tools
すっかりペット専門として認識されている百瀬弁護士事務所に、今回持ち込まれてきたのは、密室猫妊娠事件だった。
舞台専門の女優 白川ルウルウの飼っているメインクーンが、いつの間にか妊娠していたのだという。完全室内飼いで、家どころか専用部屋からすら一歩も出していないのにだ。チャンピオンの血統を持つその猫べべは、アメリカで行われるキャットショーに出場させる予定があり、そこで入賞した暁には同クラスの猫と最高の縁談をまとめて、チャンピオン二世の誕生を夢見ていたのに、と。
命は大切だから堕胎などは考えていないが、父親の分からない仔猫を育てる気にもなれない。相手を見つけて飼い主に責任をとってもらい、生まれた仔猫も引き取らせたいというのが依頼の内容であった。
白川ルウルウの説明は整然としており、筋も通っているのだが、百瀬はなにか釈然としないものを感じる。
一方で百瀬事務所かかりつけの獣医の柳まことは、無責任な飼い主に振りまわされ、心をささくれさせていた。金に物を言わせて珍しいニシキヘビを買った大企業の御曹司に、飼育に必要な準備や諸手続きいっさいを丸投げされたあげく、定期検診のたびに口説かれたかと思えば、半年もしないうちに婚約者が嫌がるから手放したいとか言い出すいい加減ぶり。下手に放置すれば、この馬鹿者はニシキヘビをそこらへんへ適当に捨ててしまいかねない。たとえそれで怪我人が出たとしても、婚約者のためだからと平気で開き直りそうだ。
半ば勢いでニシキヘビを引き取ったは良いものの、難航するだろう里親探しの苦労を考えてやさぐれていた彼女の元へ、大きな灰色の猫を抱えた男が飛び込んでくる。なんでも長距離トラックを運転していて、はねてしまったのだという。汚い野良猫一匹のために、自分のトラックすら放り出して必死になっている彼、土田帆巣の純粋さに、まことはどこか心が暖かくなるのを感じる。
そんなこんなな日々の中、忙しい仕事の合間を縫って婚約者 亜子と旅行に出かけようとしていた百瀬のもとへと、とんでもない依頼が舞い込んできた。
それは、預けていたニシキヘビを勝手に転売した、まこと動物病院を訴えたいという内容で ――


ああ、このシリーズは巻が進むほどに面白くなっていくなあ……(しみじみ)
予定調和的ご都合主義はありますけれど、そこがまたこのシリーズの良い所なのですよ。

……って、この後かなり長く書いたはずの下書きが、全部ふっ飛んでる _| ̄|○ナゼダ

ええと、百瀬さんが自分の育った孤児院を訪ねた結果、今後の展開に繋がりそうな母親に関するエピソードとか、百瀬さんの半端ない天才ぶりが明らかになってきたりでワクワクしたとか。
天才ゆえに時にふっとんだ行動をとりがちな百瀬さんを、多少は戸惑いつつもなんだかんだで丸ごと受け入れちゃってる、ちょっと天然気味な大物ぶりを発揮しだした亜子さんがだんだん愛しくなってきたとか。
今回は行きつけの喫茶店のウェイターとか依頼人の家政婦とかいった脇キャラ視点もけっこう多く、彼らから見た百瀬さんの描写が、変人呼ばわりされつつもやっぱり暖かくて、モブ視点好きの私には嬉しかったなあとか。
前回、いろいろあった透明人間さんと元・タレント弁護士二見さんも、噂話でしか出てこないけど頑張ってるみたいだなあとか。
三千代婆さん、再登場! 相変わらずかっこいいvv そして木村田村も変わらずおバカそうだけど幸せそうで何よりだとか。

……そんなことを書いていたような気がします(−ー;)

とにかくね、読後感が優しいのですよ。
何十年も心に秘め続けた一生ものの恋を、無残に踏みにじられてしまった秘書の野呂さんにも、やっぱり救いはあった。
女優としての生き方以外、すべてを切り捨てているような白川さんにだって、彼女なりの思いやりや愛情というものがあった。
まこと先生と帆巣くんの、ちょっとズレた関係は、それでも読んでいてニヨニヨできるしvv
騒動の発端となった、一見無責任に思えるかもしれない人物にだって、彼なりの譲れないポリシーがあって。

ご都合主義でも何でもハッピーエンド推奨派の私としては、今のところシリーズ内でこの巻が一番好きかもでした。
No.7083 (読書)


 2015年09月07日の読書
2015年09月07日(Mon) 
本日の初読図書:
4063714756Q.E.D.iff ―証明終了―(1) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-06-17

by G-Tools
加奈達の剣道部に多額の寄付をしてくれるはずだった彫刻家の三砂が、不可解な死を遂げた。内側からしか扉が開かないはずのアトリエで、絞殺されていたのだ。三砂は女関係にだらしなく、性格も悪かったため、周囲の人々の誰もが多かれ少なかれ殺害の動機を持っているという。しかし加奈から相談を受けた燈馬は、「犯人の要素を持つ人物は多いが、犯行を成立させられるのはただ一人」だと断言して……『iff』
山奥にある廃墟と化したお堂から、100年前の新興宗教教祖のミイラが発見された。現場から発見された1920年代の科学雑誌の束は、巡り巡って燈馬のもとへとやってくる。その間に挟まっていたノートには、科学雑誌の記者で立神教の信徒でもあった、ある男の手記が綴られていた。その内容に興味を惹かれた燈馬と加奈は、遺体発見現場である廃墟を訪れる。するとそこには、教祖の曾孫だという物理学部の院生、立神杏もやってきていた。彼女が持っていた、教祖が失踪した時期の資料と燈馬が見つけたノートを突き合わせることで見えてくる、当時に起きた事件とは。そして記者が経験した出来事とは……「量子力学の年に」


全50巻で終了を迎えた燈馬と加奈ちゃんの数学ミステリ、Q.E.Dシリーズが帰ってまいりました。
長らくサザエさんワールドで高校2年生を続けていた二人が、3年生に進級してのリスタートです。
今回の1巻目は、前作を知らない方々にも判りやすいようにでしょうか、シリーズ全体サブタイトルともなっている「iff」では、久しぶりに普通に殺人事件が起きて加奈ちゃんのお父さん水原警部が捜査に乗り出し、燈馬くんが数学的なうんちくを並べながら、ひとつひとつ可能性を列挙して謎を解いていくという、初期の作品に近い構成をしていました。
それでいて二人の関係は、ちょっと変化を見せている、かも?
「みんな困ってるじゃない! 力を貸してよ!」と、理屈ではないところで強引に助力を求めてくる加奈ちゃんに対し、「自分の家は、まず自分の石で建てるものでしょ?」とあっさり流してしまえる燈馬くん、強くなったねえ……その上で、「じゃあ、壁作ったら屋根作ってよ!?」「それは水原さんの努力次第です」なあんて、ツーカーなやり取りをしちゃうあたり、すっかりコンビが板についてますなvv

マンション住まいだった燈馬くんが一軒家に引っ越していたりと、いよいよこの街に骨を埋める気になったか……? とかニヤニヤしてみたり。
しかしあの一軒家、外観があれで内部がああだと、寝るところとか風呂とかはどうなってるんだろう(汗)

そして個人的今回の加奈ちゃんの名言は、「あんたの本はつがいのハムスターか!!」でした。
ほんとにねえ、減らしても減らしても、いつの間にか増えてるんですよね、買った本って……(遠い目)
No.7079 (読書)


 2015年08月31日の読書
2015年08月31日(Mon) 
本日の初読図書:
4047304719辺境の老騎士3 バルド・ローエンと王国の太子
支援BIS 笹井一個
KADOKAWA/エンターブレイン 2015-05-30

by G-Tools
WEB版でだいたいのストーリーは判ってるし、と。ちまちま読みつつ別作業や再読本に寄り道していたら、読了するのに10日もかかってしまいました(苦笑)
今回の収録内容は、WEB版での「第3章 辺境競武会」から「第4章 中原の暗雲」まで。4章目は「第六部 戦乱の予兆」と改題されています。
間には外伝「レイリアの恋」という、42Pほどの書き下ろしが入っていました。
レイリアはゴドン=ザルコスの姪っ子で、バルド達が旅をしていた頃〜辺境競武会あたりにかけて、パルザムの騎士家で行儀見習をやっているお話です。ラストには、本編で出番のないゴドンが大活躍。
さらにタイトルにあるその恋のお相手がまた、バルドとひっそり関わりを持っているあたり、この時代の諸国の運命はすべてがバルドに集約されているなあと、改めて思わせられる一本でした。
そしてアニメイト特典リーフレットのSSは、ついに本編で出番のなかったウェンデルラント王視点。およそ三十年ぶりに会う息子との謁見を前に、妻との思い出と彼女を迎えるためにしてきた努力を思い返し、ジュールラントがどのように成長しているのかと期待をかけつつ、アイドラや勅使達からいくども名を聞かされたバルドに会ってみたいと願う国王。
バルドがウェンデルラント王に対していろいろ思っていたように、王もまたバルドに複雑なものを感じていたんだなあと、いっきに王様が身近に感じられるSSでした。

本文ではカーズの過去も明らかになり、バルドとは実は兄弟弟子であったことが判明。
カントルエッダさん、思い出話にしか出てこないのが切ねえッス……( T _ T )
……実は下手するとカーズのほうが歳上なんじゃ(汗) とかちらりと思っていたんですが。カーズが1歳の時バルドが9歳だったと本文にあったので、ほっとしたりとか。 ところでカーズも「騎士の歌」を知ってたというエピソードを削ったのは、なんででしょう。やっぱりバルドの希少価値を高めるためですかね??

そして例によって例のごとく、主に飯テロ部分に大幅書き足しがあったわけですが。
……バルドさん、いくら食料が尽きてるからって、今まで誰も食べた前例がない魔獣の肉を、いきなり喰おうとするなよ。しかも自分だけでなく、兵士達にまですすめるって。毒とかあったらどうすんだよ(苦笑)

WEB版だと、ちょうどここで容量的には半分というところ。
死ぬまでの時間潰しとして始まった旅が、2巻で生きられる所まで生きようという思いに変化し、そしてこの巻のラストでは「次の戦いこそがジュールランへの、すなわちアイドラ様への最後のご奉公だ」と、晴れがましい死に場所を得られたことに心躍らせる老騎士。
一度老い衰えたことで、重騎士としてのパワー重視の戦いから、幼いころ最初に教えられた技術を駆使した戦い方を思い出し、その上で経験に裏打ちされた老練さと、取り戻した往年の体力や反応速度を兼ね備えたバルドに隙はありません。
還暦を迎えてなお、成長する……むしろ老境に達したからこそ、堅実に積み重ねてきたこれまでが生きてくる。長年心の奥底に秘めてきた、己の暗い感情にもまっこうから向き合い、ようやくそれを噛み砕いて飲み込んで消化もできる。
このいぶし銀の渋さ、たまりませんね!

このペースで行くと全6巻になるのかなあと予測しつつ、2巻目はWEB版をほぼ倍の長さに増量改稿されていたあたり、なんとも言えません。
実は私、WEB版の8〜終章を読む前に書籍化が始まっていたため、この話のラストがどうなっているか知らないのですよ。早く先を知りたくもあり、せっかくだから書籍化された完成形でこそ、感動を味わいたいという葛藤もあり。
おかげで「終章読了後推奨」と注意書きのついた番外編や「ジョグ・ウォード短編集」も、ネタバレが怖くて手が出せてません。
WEB版の既読部分で明らかになってたかどうかも既に忘れちゃってる、バルドが笹を川に流す理由とか、アイドラ様との間にあった二人だけの秘密とかが、気になって気になって……ああ、お願いだから、ちゃんとラストまで刊行されてくれよ〜〜〜(切実)
No.7067 (読書)


 2015年08月22日の読書
2015年08月22日(Sat) 
本日の初読図書:
4063714586C.M.B.森羅博物館の事件目録(28) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-02-17

by G-Tools
幼い頃、キジムナーが悪い人を食べてしまうのを見たという記憶が枷となり、融通が効かない馬鹿正直を通してしまう結果、仕事でうまくやっていけない公認会計士の青年。盆休みに沖縄へ里帰りした彼が、昆虫採集に励む少年 森羅と知り合うことで、自身の記憶の真相へと近づいていく……「キジムナー」
住む人間がいなくなったため、行政代執行により解体されようとしていた空き家から、身元不明の不審者の遺体が発見される。たまたま近所の家に住む人物の元へと、刀剣コレクションの鑑定依頼で訪れていた森羅たちだったが、その依頼人が、彼のことは苗字しか知らないが知り合いだった、葬式を出したいと言い出して……「空き家」
民族紛争が続く、アフリカのジャンガ共和国。隣国の独裁者指導による一方的な虐殺が続く中、ジャンガ共和国はフリーの凄腕外交官を雇って、国連安保理に停戦決議の草案を提出する。しかし通常の方法では、一年経っても決議が通るかすら判らない。そこで外交官ジルが選んだのは、ジャンガ共和国に存在する遺跡を利用することだった。鑑定を依頼された森羅は、その壁画が途方もなく重要かつ危険な情報を秘めていることに気が付き、ジルに協力することを決めるのだが……「ホリデー」

三話目「ホリデー」は長めの前後編。
……戦争とか紛争とかが絡んでくる話は、正直読むのが辛いです(−ー;)
二話目の「空き家」は、いい感じにどんでん返しが入っていて、最後まで読み終わってからもう一回読むと、「ああ、ここはそういう意味で!」と納得いく部分など、一粒で二度美味しかったです。しかし最後の最後でピリリと効かせられるスパイスというか、単純にいい話で終わらずに、社会の暗部を匂わせる部分を深いと取るか、後味が微妙と取るかが好みの分かれどころかと。
そういう意味では、私は最初の「キジムナー」が一番好きでした。
寂しかった子供が、衝撃的だったあれこれをこね合わせて創り出した、自分にしか見えないバケモノ、キジムナー。大人になった青年は、過去の出来事を紐解いてゆくことで囚われていたトラウマから解き放たれ……そして己の歩む道を、今度こそ自分の意志で決める。
その時、恐れていたキジムナーの、本当の正体が見えてくる。
このほんわかとした読後感が癖になるのですよ。

……それにしても、七瀬さん、ついに国連安保理の会場にまで森羅に付き添って足を踏み入れてますが……一介の女子高生、なんですよね?
No.7039 (読書)


[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18][19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [54] [55] [56] [57] [58] [59] [60] [61] [62] [63] [64] [65] [66] [67] [68] [69] [70] [71] [72] [73] [74] [75] [76] [77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87] [88] [89] [90] [91] [92] [93] [94] [95] [96] [97] [98] [99] [100] [101] [102] [103] [104] [105] [106] [107] [108] [109] [110] [111] [112] [113] [114] [115] [116] [117] [118] [119] [120] [121] [122] [123] [124] [125] [126] [127] [128] [129] [130] [131] [132] [133] [134] [135] [136] [137] [138] [139] [140] [141] [142] [143] [144] [145] [146] [147] [148] [149] [150] [151] [152] [153] [154] [155] [156] [157] [158] [159] [160] [161] [162] [163] [164] [165] [166] [167] [168] [169] [170] [171] [172] [173] [174] [175] [176] [177] [178] [179] [180] [181] [182] [183] [184] [185] [186] [187] [188] [189] [190] [191] [192] [193] [194] [195] [196] [197] [198] [199] [200] [201] [202] [203] [204] [205] [206]

<< 2017年12月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :


 最新の記事
 2015年10月21日の読書
 2015年09月25日の読書
 2015年09月21日の読書
 2015年09月20日の読書
 2015年09月17日の読書
 2015年09月11日の読書
 2015年09月08日の読書
 2015年09月07日の読書
 2015年08月31日の読書
 2015年08月22日の読書

 最新のコメント
 こんにちは、はじめまし..
 by 神崎真
 at 2018/01/25 10:29:04
 早々、ご回答ありがとう..
 by ciebukurou
 at 2018/01/25 05:42:11
 こんばんは〜、いつもお..
 by 神崎真
 at 2017/12/31 22:18:01
 ページ開けば回さなくて..
 by 既に解決してるでしょうが
 at 2017/12/31 12:09:48
 黒糸、そうなんですよ。..
 by 神崎真
 at 2017/12/30 19:14:47
 黒糸は繊細さと細糸感が..
 by 胡蝶蘭
 at 2017/12/30 11:23:24
 重ね重ね、ありがとうご..
 by 神崎真
 at 2017/12/28 20:47:52
 あわわ、入れたと思った..
 by 萵苣
 at 2017/12/28 18:02:34

 カテゴリー一覧
 読書(2057)
 更新(445)
 電脳(531)
 映像(232)
 バトン(23)
 創作(612)
  タティングレース(300)
  タティング フリーパターン(1)
  マクラメ(52)
  レジン(8)
 その他(8)
 日常(1437)

 最新のトラックバック
 今日の夕食は
 ┗しゃばけ(ドラマ)(+五月雨通信+/2007/11/28)

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


 

Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41