よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年01月05日の読書
2016年01月05日(Tue) 
本日の初読図書:
4344411986無痛 (幻冬舎文庫)
久坂部 羊
幻冬舎 2008-09

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ドラマを四話目ぐらいまで見た段階で、とりあえず原作を読んでみたのですが。
……うーん……だいぶ味付けが異なるというか、話運びが暗すぎてちょっと(−ー;)
ドラマがどういう展開になったのか、後半をまだ見てないので、比べてどうこうはあまり言えないんですが。とりあえずドラマでは相方役っぽかった早瀬刑事、あんまり出てきません。そしてドラマ版ほど危うくはないし、犯因症の徴候もないです。どちらかというと為頼先生との絡みは、ヒロインの高島さんの方が多い感じです。
そしてストーカー視点の場面の描写が、さすがにこれは……ちょっときつい。かなり読む人を選ぶかと。
あと一番の問題は、話が微妙に終わってないというか、終わったと思わせて、最後にえ!? が残るんですよね。
続きを読むにはちょっと辛い……でもこのまま放り出されるのも辛いという葛藤が。
ドラマの続きも見ようかどうしようか……(悩)
No.7321 (読書)


 2016年01月04日の読書
2016年01月04日(Mon) 
本日の初読図書:
4063714888Q.E.D.iff -証明終了-(2) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-10-16

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燈馬と加奈のクラスメート美月の兄は、売れないお笑い芸人だった。彼の書いた喜劇の脚本が盗難にあったことから、二人は脚本を盗んだベテラン芸人と美月の兄の間に入り、ベテラン芸人のオフィスに美月の兄が就職し二人で舞台を作り上げる契約をまとめる。ところがベテラン芸人のマネージャーは効率重視の切れ者で、美月の兄はさんざん酷使され身体を壊し、脚本を取り上げられたあげく切り捨てられてしまう。相手はネットの短文投稿サイトで都合のいいコメントを新人芸人達につけさせ、世論を味方につけていた。結局はあのいけ好かないマネージャーの思惑通りかとふてくされる加奈だったが、燈馬はなにやら企んでいるようで……「素っ裸の王様」
燈馬の親友ロキの伯父が経営しているマルタ島のホテルで、殺人事件が起きた。殺されたのはロキの友人の数学者アルフの妻。マルタ島の警察は、島の外からやってきた強盗の仕業だと結論するが、アルフは納得せず、事件から四ヶ月が過ぎた今でも、毎月マルタ島にやってきては、一人で犯人を探しているという。ロキを含めたアルフの友人達は、明らかに無理をしている彼を心配していた。そもそも彼と妻とは政略結婚で、しかも妻はわがまま放題の浮気症。みなが離婚を進めているほどだったのだ。それでも犯人探しをやめようとしないアルフを見かねて、ロキは燈馬と加奈を呼んだのだが……「殺人のかたち」

今回の燈馬くんは、ちょっとあれだ、夏休みのバスケットボールのお話を思い出しました。
加奈ちゃんがマネージャーに暴言吐かれたことが、よほど腹に据えかねたんでしょうか。しかしその報復方法が、格段にレベルアップしているあたりが、彼もまだまだ色んな面で成長途中なのか。いやあ、こんなやつ、敵に回したくないわあ……(汗)
加奈ちゃんも加奈ちゃんで、前シリーズだったら問答無用で物理的制裁を加えていただろう相手にも、空気を読んで流してやる大人のスキルを身に着けた!!
……って、そういえば今回の加奈ちゃんは、あの人間離れした運動能力を発揮してなかった!?
1巻目でも、ちょっと重い石碑を持ち上げていたぐらいですし、iffになってから、加奈ちゃんが普通の女の子っぽくなってるかもです。
後半の「殺人のかたち」は、加藤さんらしい話運びだったので、比較的早めに犯人は判っちゃったんですが……ああいう、細かいところにこだわっちゃうあたりが、学者さんなんですかねえ。
ただ肝心のメイントリックが、コマによっては「これ成立しないんじゃ??」ってなっちゃってるのが、いささか残念でした。
No.7320 (読書)


 2015年の読了図書
2015年12月31日(Thr) 
「巖窟王(世界名作名訳シリーズ)」上巻 黒岩涙香
「鬼譚草紙」夢枕獏
「世界時計と針の夢」上巻 諸口正巳
「世界時計と針の夢」下巻 諸口正巳
「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」宮部みゆき
「しゃばけ外伝 えどさがし」畠中恵
「オリエント急行の殺人」アガサ・クリスティ、長沼弘毅 訳
「謀王」秋目人
「おこぼれ姫と円卓の騎士」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士2 女王の条件」石田リンネ
「裏切りの杯を干して バンダル・アード=ケナード」上巻 駒崎優
「裏切りの杯を干して バンダル・アード=ケナード」下巻 駒崎優
「ティンカー」ウェン・スペンサー、赤尾秀子 訳
「すべてがFになる」森博嗣
「おこぼれ姫と円卓の騎士3 将軍の憂鬱」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士4 少年の選択」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士5 皇子の決意」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士6 君主の責任」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士7 皇帝の誕生」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士8 伯爵の切札」石田リンネ
「ビブリア古書堂の事件手帖」6巻 三上延
「おこぼれ姫と円卓の騎士9 提督の商談」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士9.5 恋にまつわる四行詩」石田リンネ
「平面いぬ。」乙一
「おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師」石田リンネ
「一鬼夜行」小松エメル
「冷たい密室と博士たち」森博嗣
「笑わない数学者」森博嗣
「赤き騎士と黒の魔術師」みどうちん
「神様の御用人」1巻 浅葉なつ
「手紙を読む女」新津きよみ
「神様の御用人」2巻 浅葉なつ
「翼の帰る処 4 ―時の階梯―」上巻 妹尾ゆふ子
「翼の帰る処 4 ―時の階梯―」下巻 妹尾ゆふ子
「香彩七色 〜香りの秘密に耳を澄まして〜」浅葉なつ
「バトル・ホームズ 誰がために名探偵は戦う」梶研吾
「おこぼれ姫と円卓の騎士11 臣下の役目」石田リンネ
「天使たちの課外活動4 アンヌの野兎」茅田砂胡
「トゥルークの海賊」2巻 茅田砂胡
「トゥルークの海賊」3巻 茅田砂胡
「トゥルークの海賊」4巻 茅田砂胡
「〈鉱物の魅力がわかる〉天然石と宝石の図鑑」塚田真弘
「薬屋のひとりごと(文庫版)」1巻 日向夏
「薬屋のひとりごと(文庫版)」2巻 日向夏
「薬屋のひとりごと(文庫版)」3巻 日向夏
「猫弁と透明人間」大山淳子
「イワンのばか」レフ・ニコラーエヴィッチ・トルストイ、金子幸彦 訳
「辺境の老騎士」3巻 支援BIS
「猫弁と指輪物語」大山淳子
「勇者様にいきなり求婚されたのですが」1巻 富樫聖夜
「汝その名はスイートポテト スレイヤーズすぺしゃる〈21〉」神坂一
「神様の御用人」3巻 浅葉なつ
「午後からはワニ日和」似鳥鶏
「人狼への転生、魔王の副官 魔都の誕生」1巻 漂月
「猫弁と少女探偵」大山淳子
「神様の御用人」4巻 浅葉なつ
「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」1巻 江本マシメサ


「駈込み訴え(青空文庫)」太宰治
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card277.html


例年のごとく、商業出版された書籍もしくは著作権切れ電子テキストのうち、マンガを除くものです。
「駈込み訴え」は、ビブリア古書堂〜で紹介されていたので、青空文庫で読んでみた短編。
あとは57冊。しかも犀川先生シリーズとか世界名作系は、はるか昔に読んだのの再読と言っていいですし、WEB版を読んだものを書籍版で、というものも多いので、実質は30冊行くかどうかでしょうか。……うむむ。
3月末あたりまでは、現実逃避も兼ねて物凄い勢いで読んでいたのですが、4月に入っていっきに失速しましたからね……<32冊目を読んだのが3月23日

今年はWEB版で長いものを読んでいたり(「戦国小町苦労譚」とか「ワールド・ティーチャー」とか「月が導く異世界道中」とか「人狼への転生、魔王の副官」とか、たぶんそれだけで20冊分ぐらいあったんじゃなかろうか)、あとはリアルがバタバタしていたこと、9月あたりから何かに取り憑かれたように小物作りにハマりこんだこと。そしてなにより、モノ書き方面に時間を取られていたことが、あまり冊数が伸びなかった理由でしょう。
図書館の本なんて、何冊読めないまま返却期限が来ちゃったことか(−ー;)

……でも、この一年で書けた小説の下書きは、スランプ続きだった近年を埋め合わせるどころか、下手すると最盛期を超えるかもしれない枚数でして。
プロの作家さんとか、小説家になろうで毎日更新してる方から見れば屁みたいな枚数でしょうが、私にとっては快挙というか、たぶん二度とは無理という勢い。
それを思えば、読書量が減ったのもしょうがないというか、まあこういう年もありだろう、といったところで。

来年はもう少し積読を片付けたいと思いつつ、でもモノ書きの神さまが御降臨下さったなら、そちらの方を優先したいしそのほうがありがたいのも事実ですし。あとリアルが充実するのもいいことですし。悩ましいですけれど、贅沢だなあと思った今年の振り返りなのでした。


ちなみに本日は、大晦日らしくのんべんだらりと。8時まで寝坊したあとは、録画してあるあれこれの整理をしたり、スマホで電子テキストを再読したり、コタツでうたた寝したり。
18時からは、クイズ・サバイバーの7時間SPを見て年を越しました。
あと、BSで西田敏行版「影武者徳川家康」の再放送をするのに、開始2時間ぐらい前に気がついて、大慌てで予約したりとか(前回放送時はダビングに失敗して、後ろが切れてしまったんです)、同じくアニマックスで荒川アルスラーンの一挙放送が明日明後日と行われるのを知って、こちらもTV放送時の倍の画質で録画し直すべく準備したりとかとか。そんな感じの大晦日だったのでした。
No.7312 (読書)


 要チェックや!!
2015年12月28日(Mon) 
2月にぶんか社から長尾文子さんとJETさんによる、金田一耕助ものが発行される模様。

4821178230まんがでイッキ読み!金田一耕助ミステリーSP: ぶんか社コミックス
長尾文子 JET 横溝正史
ぶんか社 2016-02-10

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値段からすると、文庫版か、あるいはコンビニ廉価版か……あるいは他の作家さんも含まれたアンソロジー本か。
ともあれ、問題は収録作品です!
JETさんのは、多分全部持ってると思うんですが、長尾さんのは読めていないもののほうが多いのですよ!
ぜひ、ぜひ再録なら「獄門島」を……新作なら「女王蜂」を!!

長尾さんの単行本未収録作品の刊行を、切に願う私です。



アカウントをお持ちの方は、なにとぞご協力を頂きたく……
No.7309 (読書)


 2015年12月25日の読書
2015年12月25日(Fri) 
本日の初読図書:
4063714748C.M.B.森羅博物館の事件目録(29) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-06-17

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“石油界の怪物”、“血まみれシルバー”と呼ばれた非情な石油王が死んで半年。遺産を整理していた親族達が持ち込んできたのは、プラクルアンという小さな仏像のペンダントだった。森羅の鑑定の結果は、鉄製の量産品で欠けもあり、たいした値はつかないとのこと。遺族達は落胆し、適当に処分してくれと置いていった。だが孫の一人だけは、もう少し調べて欲しいと願う。高価な品物ばかりの金庫室で、そのペンダントは一番奥に大切そうに保管されていた。そして非情な祖父が生前残した、らしからぬ思わせぶりな言葉。その謎がこのペンダントに隠されている気がするからと……『プラクルアン』
初詣の人混みの中で、森羅や祖父とはぐれてしまった立樹は、林の中でひったくりの現場を目撃する。薄暗くはっきりとした様子は見えなかったが、犯人が逃げていった方へ追いかけてゆくと、そこには奪われた鞄がそのまま落ちていた。巡回していた警察官へ、ひったくりの知らせとともに渡そうとすると、そこへ二人の男女が現れる。どちらも「自分のカバンだ!」と譲らず、中身や鞄の特徴についても言い当てていた。困り果てた警察官は、目撃者である立樹と二人を、署へと連れてゆき聴取を重ねるのだが、どちらの言い分も筋が通っているように聞こえて……『被害者、加害者、目撃者』
大きな投資信託の社長子息は、苦労知らずの楽天家で、今までに子会社を2つも潰しているぼんくらであった。現社長に息子を頼むと頭を下げられた勤続50年の会計士は苦労が絶えない。いまの子会社も、三ヶ月以内に資金を調達しなければ倒産という状態であった。そんなところへ昨年亡くなった彼の祖父から、遺産として広大な家屋敷が贈られる。ラッキー、これを売ればいい! とボロボロになっている屋敷や敷地を大枚はたいて整備した子息だったが、今どきそんな大きな不動産が簡単に売れるはずもない。困り果てた彼は、弁護士から伝えられていた祖父からの遺言「困ったら森羅博物館の館長を頼れ」という言葉に従うことに……『椿屋敷』
森羅の知人で蝶好きの流木氏が殺害された。強盗殺人の罪で逮捕された男は、自分は殺していないという主張をいきなり変え、他に犯人はいるけれど、どうせ誰も信じてくれないからもう良いです、と罪を認める自白を始める。その証言に不自然さを感じた弁護士が再調査を始めた。森羅もまた自白だけで裁判に持ち込み、結果冤罪だったり途中で再度証言をひるがえされれば、傷つくのは流木氏の遺族だと主張する。そうして現場の状況を確認してゆくと、様々な不自然な点が見つかり……『自白』


いつのまにやら森羅も、ずいぶん人の心の機微に詳しくなってきたなあと思った今巻でした。
あるいはお正月のお話で、久しぶりに立樹の家族やおじいちゃんがご登場なさったから、初期との変化がいっそう感じられたのかもしれません。
四作目『自白』の被害者が、1巻1話目と同じ虫コレクター仲間であったのも、理由のひとつかも。あの頃は推理に必ず代価(入館料)を要求してたのに、今回は預かってた蝶を標本にして遺族に返してあげたり、無報酬で自発的に「殺された流木氏と家族のために、真相を突き止める」とか言ってるし。
一作目『プラクルアン』にしても、知るべきでない恐ろしい真相は、孫には教えず内々で片付けてます。
……大人になったなあ、森羅。身長は伸びてないけど(笑)

展開としては、『プラクルアン』は、一見良い話と見せかけて実は人の心の暗部を抉る、加藤さんお得意の鬱エンド。『被害者、加害者、目撃者』は、いかに錯綜する情報の矛盾を見つけて読み解くかという、パズルっぽいお話。
『椿屋敷』は、やはり遺産絡みだけど憎めない坊っちゃんキャラとか出てきて、比較的明るい展開。でもオチが(笑)
『自白』は二転三転しつつ、最後は切ないというか、やっぱり人間の心理がいろいろ絡まってちょっとドヨン。これ真相知ったら、遺族の子供は自分を責めそうだ……・゜・(ノД`)・゜・

ともあれ、今回も面白かったです。
No.7301 (読書)


 2015年12月21日の読書
2015年12月21日(Mon) 
本日の初読図書:
4800244617北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし
江本 マシメサ あかねこ
宝島社 2015-08-06

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書籍版のイラストや装丁があんまり素敵だったので、うっかり購入してしまいました(苦笑)
契約結婚から始まる、天然夫婦のラブラブ北国スローライフ。
あらすじと感想についてはWEB版を読んだ時に書いているので、割愛。
とにかくね、イラストとか装丁が可愛いんです。
マジ雪妖精なリツハルドとか、宝塚女優もかくやという軍服姿のジークも素敵なんですけど、なんて言うのかな……全体の印象が、子供の頃に読んだハードカバー児童書っぽいっていうか。
途中に何ヶ所か、見開きの挿絵にそのままかぶさるように本文が入っていたり、ほぼ全ページの隅っこに雪の結晶模様がうっすら入っていたり、章タイトルには民族衣装のモチーフがあしらわれていたり、工芸品を作る場面では紙面下半分を使って手順が図解されていたりと、遊び心が満載です。
挿絵でジークの髪が、少しずつ伸びていってるあたりとかがまた、細かいんですよねえ……

収録されているのは、「第二十八話 春の宴」まで。
後ろにはジーク視点の半年間の日記と、あと番外SSが3本、計40ページぐらいの書き下ろしが入っています。ジーク視点の日記に出てきた、ジークが朝の散歩に行ってるのを出ていったんじゃと誤解してリツが焦るエピソードは、確かWEB版番外編のどっかに出てきてたんじゃなかったかな……



……そしてこれは、ちょっと辛口の評価なのですが。
編集、仕事しろ。
WEB版として、無料で読ませていただいていた時には、個人が趣味で書いているのだからそういうものだと流していたんですが。日本語としておかしい部分があまりにも残りすぎていて、ときどきいきなり物語から引き戻されてしまうのが、商業出版物としては★マイナス2ぐらいでした。
私も人のことを言える文章は書いていませんが……お金を取る、しかも同人誌じゃなく、会社通して商売として出版する書籍である以上、そのあたりは編集さん、校正さんがきっちり責任とって作者さんに「ここおかしくないですか?」と指摘しなきゃ駄目でしょう。

最近のWEBから書籍化されるラノベには、特にその傾向が見られるのですが……校正っていう作業は、もはやほとんど機能していないのでしょうか?
お話もイラストも装丁も、ほんとに魅力的なだけに、そこの部分が惜しまれてなりませんでした。
No.7290 (読書)


 2015年12月20日の読書
2015年12月20日(Sun) 
本日の初読図書:
4063955087アルスラーン戦記(4) (講談社コミックス)
荒川 弘 田中 芳樹
講談社 2015-10-09

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ようやく読みました。荒川版コミカライズの4巻目です。
収録内容はカシャーン城塞にたどり着いて、ホディールとあれこれ〜その頃王都では〜ザンデの参戦。ギーヴが財貨をばら撒き、アルスラーンがエラムに「友達になってほしい」と告げ、乳母夫婦関係の過去を語り始めたところで以下続く。
まさにギーヴ!! という巻でしたvv
特に終盤、三手に別れてからは、そうそうこれが読みたかったんだよぅ〜〜《o(><)o》って感じで、すごくすっきりしました。
原作小説のポイントをきっちり押さえつつ、荒川テイストで随所に補完がなされており、小説より完成度が上がっているのではないかとすら思わせられます。
そりゃまあ確かに、削られてるシーンとか改変で、もの思うところはありますよ? でも面白い! むしろアニメとか、何故ここ変えたしってぐらい。
残念だったのは、アニメオリジナルエピソードだった、殿下がテラスを渡ってきてギーヴに斬られかけ、ダリューンがどよーんとし、ギーヴが「かーーほーーごっ」ってゆってる場面がなかったぐらいでしょうか。
あれはアニメでは貴重な殿下のアクティブさを示すエピソードでしたからね……でもこのコミカライズ版殿下は、もっと別のところでどんどんその器量を魅せつけて下さっているので、これはこれで。代わりに噂の「楽士夜這いエピソード」がある訳ですし。当時の殿下を思えば、むしろこっちの話運びの方が自然であるかと。
そしてギーヴに頼んで、イアルダボート教の聖典を読んでもらうところとか、エラムに奴隷時代の暮らしを聞きながら、今後どのような政を目指していくべきか自分で思考していく殿下、マジ男前。
そんな姿を見ながら「変な王子だなあ(ため息)」という感想を少しずつ積み重ねてきたからこそ、あの薄情なギーヴが「くそ、貧乏クジだ!!」と愚痴りながらもルシタニア兵に囲まれた子供二人を助けに行く場面に、説得力が出るのです。

そうそう、アニメでは作画の関係か、バラ撒く ―― というより投げる ―― のが金貨だけになってたじゃないですか。でもマンガ版では、ちゃんと王宮から持ち出してきて、ファランギースにチクチク言われようと、ずっとしつこく持ち歩いていた、あの財貨一式になっています。そしてあの名言「よくも大損させやがって!!」。
あれだけ執着し、馬を乗り換える際にも律儀に積み直していた財宝を、殿下のためにすべて放り投げる。その、ギーヴの一大転換ポイントが、もう楽士マジ楽士(感涙)
某様のブログで、「荒川版の楽士はアニメ版より男臭さ3割増、悪辣さ5割増(ついでに胸板2割増)」とか書かれていましたが、まったくもって納得しました。
もうね、服の襟首からちらりと覗く、鎖骨のくぼみが……こう見えて脱ぐとすごいんです的、チラリズムな筋肉質加減が素晴らしいvv

「そんな剣では、友の一人も守れませんぞ」

『王太子』に向かって、「たかが臣下のそのまた従者のために、あんな危険な真似を」と苦言を呈するのではなく、友を守りたいと願う一人の少年に対してくれた、この言葉。それに殿下はある意味で救われたんじゃないかなあ。ギーヴの前でだけは、王太子ではなく『アルスラーン』でいることを許されてるんじゃないかって(そしてそんな逃げ場が存在するからこそ、彼は王太子であることから逃げずに踏みとどまれるのではとか)。
またこの時の、剣を受け取ったアルスラーンに向けてるギーヴの笑顔が、たぶんこれ繕ったものじゃないんだろうとか思うともうvv

……この先、鍛錬の相手をしつつも怪我をさせないよう気を遣いまくる黒騎士や双刀将軍とはまたひと味違って、「いざ傷を負った時に、痛みで動けなくなるようではいけません」とか言って、けっこう容赦のないことやらかす楽士の姿なんてものまで妄想が突っ走りました(笑)
それでまた、新参組から反感買うんだろうなあ……でもきっと、殿下は気にしない。古参組も建前上ある程度の注意はするけれど、殿下の事を想ってやってると判ってるから、できるだけ見てみぬふりを通したりとか。
くあ〜〜、そんな話、どなたか書いてくれませんかねえ……っっ<自分で書け


いっぽうで、王都側、ルシタニア・銀仮面サイドの動きも面白いです。アニメではそっちに話が行くたび「花がねえ」とか「癒やしに欠ける」みたいな感想が飛び交ってましたけど、そこはさすが荒川先生。
アニメでザクザク削られていた、魔道士関係のエピソードもしっかり盛り込み、地底歩行(ガーダック)によるルシタニア兵暗殺場面なども出てきたので、きっとナルサスとアルフリードの二人旅場面でも、しっかりナルサスの活躍っぷりを描いてくれると信じています。 ああでもさすがに……原作小説通りだけど! そうなんだけど!! でも異教徒の赤子とその両親の下りは、さすがにきつかった……きつかった……( T _ T )

あと、ヒルメスが炎の中から助かった段階で、既に魔道士達が関与していた点は、賛否両論かもしれませんね……なんというか、ヒルメスがどんどん哀れに・゜・(ノД`)・゜・
たった13、4かそこらで謀殺されかけ、まさに瀕死の状態でそこに手を差し伸べられたら、そりゃ多少怪しい魔道士が相手でも助けを借りるよ。むしろそれでも依存しすぎず、上から目線を失っていない、その王者たらんとする気概、誇りにびっくりだよ。

アニメでは脳筋馬鹿っぽい扱いだったザンデが、そこそこ有能かつ、ヒルメスとわりと和やかに会話してて、ちょっと安心したぐらいです。ヒルメスにもまともな味方はいるんや……そうだよ、ザンデって若さからちょっと暴走しがちだけど、でもヒルメス個人のことを考えて忠誠を尽くしていたのは、結局彼だけだったんだよなあ……サームもカーラーンも、しょせんは正統な血筋とか同情とか自分のプライドがその根底にあった訳で。だからヒルメス個人の忠臣ってのは、やっぱりザンデ一人なんだなあとしみじみ思ったり。

ああ、やっぱりアルスラーン戦記は面白い!
次の巻が来年5月って遅すぎだろうと思いつつ、またいろいろ妄想をたぎらせようと想います。
楽士関連の二次創作増えろ、増えろ……(念)
No.7286 (読書)


 2015年12月18日の読書
2015年12月18日(Fri) 
本日の初読図書:
4048652540神様の御用人 (4) (メディアワークス文庫)
浅葉なつ
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス 2015-06-25

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今回の御用は紀伊(和歌山県)国造の祖たる天道根命(あめのみちねのみこと)からのものだった。
やはり神力を削がれ、もはやかつての記憶すら薄れつつある天道根命は、己が何者であったのかすら見失い始めていた。そんな彼が、夜ごと見る夢の中に、現れる女性がいるのだという。
逆光で、姿ははっきりと見えない。何を言っているのかも、ほとんど判らない。ただ「忘れるな」と告げる言葉だけが、はっきりと聞き取れた。そんな彼女は、髪に簪を挿している。そしてそれと同じような品を、天道根命は持っていた。神倭伊波礼比古命(神武天皇)からこの国を治めるよう命じられた頃には手元にあったそれが、しかし誰の物であったのかを、天道根命はもう思い出すことができない。
どういったいきさつで己の手に渡ったのか、あるいは夢の女性が自分に贈ったものなのか。
しかしあの女性のことを思い出そうとすると、底知れぬ恐怖が湧き上がってきて、呼吸すらもがままならなくなる。失った記憶のその向こう、「忘れるな」と言われながら忘れてしまったその過去に、いったい何が隠されているのか。
神として社に祀られている以上、神としてふさわしくあらねばならない自分が、このように訳の判らない状態のまま全てを忘れてゆく訳にはいかない。
だからどうか、この簪の持ち主を見つけ出し、この恐怖の理由を明らかにして欲しい、と。
そう願う天道根命だったが、良彦は2600年も前の出来事を調べることの困難さを思うと同時に、本当に真相を明らかにすることが天道根命にとって良いことなのかどうかと迷う。事実が判ったとして、それがより天道根命を苦しめる結果になるのではないかと。
迷いながらも調査を開始した良彦は、そこで意外な人物に再会することとなる。高校時代の野球仲間だった大野達也は、神武の東征で討伐された、名草戸畔(なぐさとべ)の頭が葬られたという神社の息子だったのだ。しかし彼は、古い資料を調べることにばかり夢中な父親と、折り合いが悪いらしい。
さらに今回は、なんだかんだといつもは協力してくれる、もふもふペディアこと黄金の様子が、なんだか妙で ――


四巻目はいつもの短編集形式ではなく、一冊でひとつの御用を取り扱ったお話でした。
いやまあ、その御用に様々な神様や人々の思惑が複雑に絡み合っていたので、一概にひとつの御用とも言いがたかったのですが。
今までに比べて、だいぶ神話関係のあれこれ、失われた歴史を紐解く的な方向に踏み込んでいっていて、個人的にはすっごく面白かったです。
こういう、正史の裏に隠された、本当はこうだったんだ……というタイプのお話、大好きです。
2巻目で楽しい活躍を見せてくれた、オオクニヌシとスセリヒメのご夫婦も再登場★
なるほどなあ、あの理不尽とも言える無抵抗に近い国譲りの裏には、そんな事情があったのかあ……と思うと、なんだか感慨深いです。オオクニヌシも、けしてチャラい浮気男なだけじゃなかったのねww
オオゲツヒメとスサノオのエピソードなんかも絡まってくるし、これはやっぱりある程度、古事記の知識を持ってから読むと、より楽しめると思います。

ずーーーっと最初から引っ張られ続けていた謎のひとつ、本来御用人を務めるはずだった存在とのいきさつも明らかになりましたし。あとは語り部の正体ですね!
……そう言えば今回は、いつも入ってる語り部のパートがなかった(びっくり)

そしてこの「本来御用人になるはずだった人物」の事情を知ったいま、前の巻が非常に読み返したいのですが。
次に図書館に行った時、借りられてないと良いなあ……
No.7284 (読書)


 2015年12月15日の読書
2015年12月15日(Tue) 
本日の初読図書:
「俺の死亡フラグが留まるところを知らない(小説家になろう)」〜43話
 http://ncode.syosetu.com/n4449cj/

テレビゲームのキャラクター、しかもとびきりの悪役でありキング・オブ・クズ野郎の異名を持つハロルド・ストークスの子供時代に、気がつけば憑依していたゲーマー大学生 平沢一希。
原作開始時点までにはまだ8年ほどの猶予があるが、しかしあまりに原作から逸脱した行動を取れば、主役達が敗北しゲームオーバー、すなわち世界が崩壊してしまうだろう。なにしろ傲慢な貴族であるハロルドの為した悪行によって、凄惨な過去を刻まれたヒロインは主人公と出会うのだし、また戦闘力は高いハロルドと戦うことで、主人公パーティーは力をつけてゆくのだから。
さりとて何もしなければ。没落から主人公との敵対、死という末路が待っている。
いかに原作の流れに影響を与えぬまま、自らの死亡フラグを折ってゆくか。
頭を悩ませるハロルドだったが、ゲーム補正のためかその思考とは裏腹に、表面に現れる態度はどこまでも尊大で。言葉にも表情にも内心は反映されず、どこまでも傲岸不遜極まりない言動に変換されてしまう。
それでも努力は少しずつ実を結び ―― それどころか周囲の誤解も相まって、事態はゲームの内容からもハロルドの想定からも逸脱し、やがては原作キャラ達とも早いうちから関わりを持つようになってしまった。
そして死にキャラ ―― ゲーム開始時にはすでに死亡していた面々とも知り合うことで、ハロルドは決断を迫られる。彼らを助ければ、世界救済で重要な役割を果たすキャラクターの、その動機そのものが失われてしまう。そうなれば世界は救われず、自分を含めたすべての破滅にまた一歩近付くのかもしれない。しかし親しい人間を見殺しにするようなクズでは、やはり悪役としての死が待っているだろう。
覚悟を決めるハロルドの元へと、彼の孤独で誇り高く、自らへの悪評など顧みず周囲を救おうとするストイックな……ように見える生き様に魅せられた人々が、集い始め……

書籍化済み、ダイジェスト化なしの連載中。
某所で紹介されていた場面をチェックするだけのつもりで、流し読みを始めたらうっかり最新話まで読了してしまいました。
今日は図書館の本を読むんじゃなかったのか……_| ̄|○

あ、内容はかなり面白いです。いっきに読んじゃうぐらいに。
内面はけっこうヘタレでビビリな平凡くん。ただしやりこみまくったゲームの感覚を引きずっているせいで、自分がどれほどありえない程の高レベルにあるのかをまるで自覚せず(主役クラスがまだレベル1以下の段階なのに、初期魔法しか使えないじゃねえかと努力しまくってる)、ツンレデと呼ぶにも度が過ぎる言動で周囲を翻弄しつつ、原作知識で内政してみたり、知識チートしてみたり。
ハロルド自身は、突き詰めると自分が生き延びるという、保身しか考えてないんですけど……本人もそう言ってるんですけど、でもやっぱり本質が現代日本人なので、ごく普通に見知らぬ通りすがりの女の子を酔っ払いからかばっちゃったり、両親の悪行にドン引きして使用人を助けるのに力を尽くしたりしてるんですよね。
そのうえで、ゲームキャラ故のイケメンな外見を持ち、強ライバルキャラとしての戦闘能力をゲーム廃人の感覚で磨き上げ、さらに終盤レベルの薬物調合知識などを駆使して、農業改革とかやっちゃったりする。しかも自分が凡人だという自覚があるから、できない部分は不遇な目にあってる優秀な人物に丸投げる。
そりゃー、人望も上がるわww
本人は、悪役キャラから逸脱し過ぎないよう必死なんですが、その努力がことごとく逆の成果を生むという(笑)

これ、書籍版も買っちゃおうかな……?

4800244749俺の死亡フラグが留まるところを知らない
泉 Aちき
宝島社 2015-08-06

by G-Tools
No.7279 (読書)


 2015年12月06日の読書
2015年12月06日(Sun) 
本日の初読図書:
「騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n3806ck/

騎士団付属の食堂で、騎士団団長サラ・シオラ(女騎士)と料理長のロビンとが、夜中にまったりおしゃべりしながら料理を食べつつ絆を深めてゆくお話。書籍化済・ダイジェスト化なし。
裏ではかなり陰惨な事件とか起きてるんですが、夜中に二人で食事をすることで、サラが血なまぐさい任務から真の意味で日常に帰り、人間としての心を取り戻すことができるという位置付けなので、事件的な部分は基本伝聞系というか、当人達の心の中でのみ語られるだけです。
で、ロビンはサラがそういう『ひとでなし』というか、有事の際は非情な手段も厭わない人間だと、それなりに知っています。知っていてなお、彼女のためだけに温かな食事を作り続ける。
けして特別なものではなく、奇をてらった料理でもない。でも心を温めてくれるなにか。
短め(2万字ほど)完結済なので、さらっと読めます。
この長さだと、書籍版はかなり書き足しされているのかな……?

4575239259騎士団付属のカフェテリアは、夜間営業をしておりません。(1) (Mノベルス)
遠原 嘉乃 雨壱絵穹
双葉社 2015-11-13

by G-Tools

少なくともWEB版の方は、分冊するような長さではありませんし、サラとロビン(推定)以外の後ろの方にいるキャラ達も、おそらく出てきていません(穏やかな方の騎士は、もしかしたら副官さんかな……?)。


あ、あとモロクっちさんの「明日は廃墟でふたりきり」に、番外的後日談がUPされています。
それと「双月界」の「竜皇の巫女シリーズ」で、番外「押しかけ魔女と不機嫌な竜皇」のさらに続編、「魔女の帰還(ライアその後)」の連載も開始されてます。どちらも本編をお読みの方は、要チェックですぜ★
No.7261 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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