2008年08月30日の読書
2008年08月30日(Sat)
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本日の初読図書: からくり〜でレーベルが変わったせいか文体が軽くなったと感想書いてましたが、今回はその度合いもだいぶ少なく。 ……というか、全編通して非常に暗く重苦しいお話でございました。たまに軽い部分が出てくるとホッとしたぐらいで。 ちなみに今回は出雲のたたら製鉄がテーマ。もろに地元ネタで嬉しいというか複雑というか。 ……つうか、いったいどんな秘境だと思われてるんだこのあたりは(苦笑) とりあえず次回作は、もうちょっと鏡花先生と香月さんのからみがあってほしいです。あんまり先生が出てこないんで寂しかったったら。あ、あと美影さんが再登場してたのは意外でした。てっきり一発ゲストキャラだとばかり。
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No.2078
(読書)
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2008年08月29日の読書
2008年08月29日(Fri)
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本日の初読図書: 「不思議のダンジョンというお仕事(小説家になろう)」8−1 http://ncode.syosetu.com/n1391e/
生活費を稼ぐため、ダンジョンの浅い階層でアイテム拾いをしていた少年は、ひょんなことから呪いのかかった抜けない指輪をはめてしまう。その指輪は、ワナの指輪といい、ダンジョンに設置する罠を作成するためのアイテムだった。 外せないその指輪を必要とする魔族のため、魔界へ連れてゆかれた少年は、そこで罠作りの店を経営させられることになったのだが……
ちょっとずれたところのあるトンデモ魔王(♀)や、人間界のことを知りたいとやってくる隣国の魔王(一見♂だけど実は♀)などに振りまわされつつ、週に一度の罠作りでしっかり生活費を稼ぐ少年は、実はけっこうたくましいんじゃないかと。
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No.2077
(読書)
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2008年08月27日の読書
2008年08月27日(Wed)
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本日の初読図書: 「涼野伊織那の平凡な日常(オンライン小説)」〜番外編 春の七草
しがない大学生 西城明智の家に下宿する、幼なじみの元天才少年 涼野伊織那。 彼ら二人の日常は、平凡なようでいて、どこか不思議な物事が関わっていて……
エキセントリックな青年と、しがないその相方というのはお約束な取り合わせですが、この明智さんを「しがない」と評するのはちょっと無茶があるような……っつうか、ちったあモノに動じろよ、と(笑) 穏やかなようでいて、良く考えるとオイオイオイってなお話が続いております。
「S&K 殉教ロザリオ(オンライン小説)」 http://neverx2land.gonna.jp/
県警本部長であった父を、ある日突然殺された大学生 七条草摩。彼の保護者となってくれたのは、父方の従姉妹の息子という遠縁の医師 桐生千影だった。 ある日父の親友であり、叔父でもある府警本部長の別荘に招かれた二人だったが、その晩、ドアチェーンのかけられた室内で血を吐いて倒れている桐生の姿が目撃された。しかしわずかな時間ののち再び部屋を訪れると、そこには何事もなかったかのように、桐生の姿も死体も存在しなかったのである。 はたして消えた桐生は生きているのか、死んでいるのか。また同時期、ある新興宗教団体で起きた教祖の死亡事件と、この事件、そして草摩の父の殺害には、何らかの関連が存在しているのか。 桐生の生存を信じる草摩は、遺された手がかりを元に推理を組み立ててゆくのだが……
同じサイトの、こちらはミステリ小説。長編シリーズの一話目です。 やっぱりどこかエキセントリックな青年医師と、普通……じゃあちょっとないけど、まあそれなりに落ち着いた大学生の二人組。 ぶっちゃけ、犯人や桐生失踪のトリックあたりは、相当早い段階で判りますね。 話の肝となってくるのは、何故、どうしてそれが行われなければならなかったかという点でしょうか。 ……シリーズ紹介に名前出てる人間が、一話目で死んじゃう訳ないですしねえ(笑)
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No.2073
(読書)
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2008年08月26日の読書
2008年08月26日(Tue)
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本日の初読図書: 二十一世紀半ば、月面で発見されたホモ・サピエンスの死体。それは現在の月面基地に所属する誰でもなく、またこの地球に属する人間でさえもなかった。なぜなら宇宙服を着たその死体は、五万年も前に死亡していたことが確認されたからである。 地球人類とあまりにも酷似した、しかし明らかに地球人類ではない彼を、発見者達はルナリアンと名付けた。 またいっぽう木星の衛星ガニメデでは、氷の中から地球人類とは全く異なる進化を遂げた知的生命体の宇宙船が発見される。 その装備や遺された手記、標本などを解析していく中で、やがて人々は壮大な宇宙の歴史、その真実へと近づいてゆくこととなるのだが……
一昨日から三日かかりましたが、読了。古典SFの名作だそうです。 なんというかもう、確かにこれはすごい。読んでいく中で、最後の最後までいったいどこに落ち着くのか全く予測がつきませんでした。SFでありながら、壮大なミステリとも言えるんじゃないでしょうか。実際戦闘などのきったはったは全くありません。ひたすら科学者達が発見をくり返し、論議を戦わせております。 そして最後の一文がもたらす、ぞくりとするまでの達成感。 ちょっと最初の頃とか、科学的解説の部分とかがしんどかったですが、読後感は満足です。 ちなみにもとは七十年代に書かれたものだそうで。それだけに予想される未来の様相がまた面白かったりするんだこれが。それが古典SFの醍醐味でもあるんですが……たとえばソビエトが健在だったり、惑星間航行を成し遂げていながら、未だにテレビカメラが有線で何メートルもケーブル引きずってたり、その時代よりはるかに進んだ文明を持っていたとされるルナリアンの記録媒体がガラス板だったり(笑)
人間が住まう「表」と、妖怪達が住まう「裏」の賽河原町を隔てる境界守が大家を務める、下宿兼旅館、空栗荘。夏休みからそこに住まうことになった高校生太一は、九月に入りようやくそこから学校に通うのにも慣れ始めていた。 そんなある日のこと、裏の賽河原町が終わらない夕焼けに赤く染め上げられた。太一が初めてこの町を訪れた日もそうだったが、これは大家である境界守、柊二郎の見る夢が関わっているらしい。そのうち起きてくればこの現象も収まるだろうと楽観していた住人達だったが、しかし丸一日が過ぎても、大家は目を覚ます気配を見せず……?
大家さんはほとんど丸一冊寝っぱなしですが、事件そのものは二つ起きる、二部構成的な作りでした。一部目は太一のクラスメート釆菜の弟が行方不明になり、妖怪にさらわれた彼を連れ戻すお話。二部目は大家が目覚めない理由を探りつつ、その原因となった妖怪にまつわるお話。 どちらもちょっと切なく、ノスタルジックなお話でございました。 そして古都子さんの「空栗荘を逃げ場にしてはいけない」という言葉が突き刺さりましたね……ふふふ……(遠い目)
あと関係ないですが私、作者の霜島さんを、ずっと霧島さんだと思いこんでました。デビュー作リアルタイムで買ってるっていうのに、これまでずーっと(苦笑)
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No.2071
(読書)
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2008年08月22日の読書
2008年08月22日(Fri)
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本日の初読図書: 祖父に妖怪の総大将、ぬらりひょんを持つ奴良リクオは、妖怪と人間とのクォーター。 妖怪一家奴良組の者達は、彼が三代目を継ぐことを望んでいるのだが、リクオは平凡な人間らしい人生を送ることを目標にしている。 しかも四分の一だけ妖怪の日を引く彼が、妖怪になれるのは一日の四分の一だけらしく……
妖怪バージョンのリクオがめさめさ格好良くて買っちゃいましたよ……ゼンと盃を交わすシーンを本誌で読んだときに惚れてしまいました。くそう、こんなシーン私も書いてみてぇぇぇええ(悔) 1巻では人間バージョンの方がまだちょっとあれなんですが、本誌の方ではだいぶ覚悟を決めてきてるのも嬉しいところです。
「魔王様とわたし。(オンライン小説)」 http://neverx2land.gonna.jp/
風変わりな理由から伝説の魔王を捜し出した剣士の少女に、ひとり漆黒の城に守られた魔王が語る、伝説の真実とは。 短編と後日談です。
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No.2066
(読書)
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2008年08月21日の読書
2008年08月21日(Thr)
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本日の初読図書: 表紙を見てもお判りの通り、非常にゴージャスな一冊でした。 内容は三部作になってるんですが、それぞれ金銀黒鼠、元行者コンビとジンジャー、怪獣夫婦を軸に、ところどころで微妙に絡み合いながらの一夜ってな感じでした。ほぼ全員がずーっと盛装しっぱなし。 ゴージャスで華麗で妖艶でありながら、何故か色気は欠片もないという……(笑) 挿し絵にヴァンツァー(大人版)とジンジャーのツーショットがなかったのが、前巻に引き続いて残念です。
これまで、あまりにも果敢にというか、後の世への影響を怖れずに医療行為を行ってきた南方先生に、ついに最大の危機が! という前巻からの引きより始まった今巻。 確かにこういった以外の結末はなかったのでしょうが……このシリーズは、部分部分でほんとに容赦ないというか、救えないままの人達も存在するところが、ある意味リアルだと思います。 ……しかし作中年代がもう1865年とは。明治までほんとにあとわずかですね。 いったいどういう結末をつけるんだろう……
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No.2062
(読書)
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2008年08月19日の読書
2008年08月19日(Tue)
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本日の再読図書: 昨夜映画見たのに触発されて読み返し。 ノベライズの例に漏れず、改変とか省略とかいろいろありましたが、まあおおむねの展開は変わってないですね。プロローグとエピローグや、本編ラストシーンの付け加えなどは、なかなか味があるかと。 ……しかし映画の方は、ノベライズに比べるといろんな意味で容赦がなかったなと……(^ー^;;)
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No.2058
(読書)
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2008年08月18日の読書
2008年08月18日(Mon)
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本日の初読図書: 「Cross Flick Online(オンライン小説)」〜4-5 http://mk0113.gozaru.jp/
4-2までは読んでいたのを、昨日からコツコツと。 このシリーズは一頁が長い上、地の文がびっちりなので、読むのになかなか覚悟が必要です。
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No.2056
(読書)
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2008年08月15日の読書
2008年08月15日(Fri)
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本日の初読図書: シリーズ完結。 第三部からの登場キャラ マジックは、後書きによるとかつて別シリーズで書かれていた主役キャラだそうで。道理で思わせぶりな言動が多いというか。 あと乱星号格好良すぎます(笑) 車にしとくのは惜しすぎますな…… ストーリー的には……うーん(苦笑) 盛り上げるだけ盛り上がった割には、正直なんというか……結局最大の謎は謎のまま残されてしまった感が。 まあそれはそれであれか、読む人間の数だけ存在する無限の可能性として、マジカルシティにはふさわしいのかもしれませんがね。
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No.2049
(読書)
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2008年08月14日の読書
2008年08月14日(Thr)
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本日の初読図書: マジカル・シティ・ナイトシリーズ、最終三部作の一巻目。 挿し絵の影響もあるかもしれませんが、SQ文庫で出てた頃より何割増しかシリアス色が強いです。 ついにマジカルシティについての謎も解き明かされる方向に行くそうで。 ワクワクしながら読んでいたら ―― 思い切り次の巻に後引いてました_| ̄|○ せめてトベラとぐらいは再会しててほしかった…… とりあえず二巻を三分の一ほど読んだところで、別口からモノカキの神様が降りてきたので中断中。残りは明日ですかね。
「冷笑主義(オンライン小説)」第19話 http://shungyou.daynight.jp/
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No.2044
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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