よしなしことを、日々徒然に……



 2016年01月30日の読書
2016年01月30日(Sat) 
本日の初読図書:
「輝く国(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n4422dc/

新月乙夜さんの新作短編ということで読んだのですが。
えっと……?
久しぶりの読書記録がこれって(笑)

あ、ちなみに1月頭からずっと、他に寄り道したり連載追っかけてる作品の更新チェックもしつつ、2.5MBぐらいあるなろう小説を読んでいるせいで、なかなか初読図書が増えないのです。
面白いは面白いんだけど、どうも細かいところ(魔法の設定とか)が頭に入ってこないんだよなあ……
No.7376 (読書)


 2016年01月20日の読書
2016年01月20日(Wed) 
本日の初読図書:
「THE NEW GATE(小説家になろう)」〜第十一章『温もりに凍えて』
 http://ncode.syosetu.com/n5711bb/

VRMMO【THE NEW GATE】のソロプレイヤーにして、最強ギルド『六天』の一角をになっていた【黒の鍛冶師】ことシンは、ログアウト不能のデスゲームと化した仮想世界の中で、ついにラストダンジョンのボスを倒しきった。一年の長きにわたり囚われていたプレイヤーの生き残り達が、次々とログアウトしてゆくのを最後まで見届ける。そして自身もまた現実に戻ろうとしたその時……ダンジョン最奥の大扉が開き、光を溢れさせた。
意識を失ったシンは、気がつくと草原にひとり横たわっていた。まだゲーム内にいたのかと慌ててメニュー画面を呼び出してみると、確かに復活していたはずのログアウトボタンが存在しない。代わりにあったのは、
――――『ネットワークに接続できないため表示できません』
のメッセージ。
システムから切り離されているのならば、何故自分のアバターは動かせているのか。悩みつつ周囲を観察すれば、明らかにゲーム時よりも感覚が鮮明になっている。あくまで綺麗なグラフィック止まりだったはずの風景が本物にしか見えないものに変わっており、自身の手を見ればゲーム時には存在しなかった皺や指紋ができている。
こうなるともう、認めざるを得なかった。
「デスゲームの次は、異世界トリップって……」
VRMMOの都市伝説をたて続けに体験することとなったシンは、現実逃避も兼ねて装備やステータスを確認していった。幸いにも装備はすべて、ゲーム時のものがアイテムボックスの中に入っている。そして肝心のステータス。シンはゲーム内で唯一、全てのステータスを上限まで上げきった、いわゆるカンスト廃人プレイヤーだったのだが……
表示されている数値に、彼は目を疑う。
 HP:22832
 MP:21349
その他も、すべてのステータスが、上限値(999〜9999)の二倍以上に跳ね上がっていた。どうやら、ラスボスを倒した際に得たスキルや称号が影響しているらしい。
「MMOからの異世界トリップ物は大概チートだが……これはやりすぎ感があるなぁ」
もともとのステータスですら公式チートと言われていたシンである。あまりに数値が大きすぎて、今の自分の強さというものが全く判らない。
ともあれここがゲーム世界であるというのなら、ひとまず自身のホームエリアであった、よろず屋『月の祠』を目指すことにした。マップ機能は使えなかったが、先導用のアイテムが動いてくれたので、強化された体力と脚力に物を言わせ、襲ってくるモンスターを切り捨てながらひたすらに走る。
そうしてたどり着いた先にあったのは、見覚えのない大きな街。そしてそのすぐそばの森の中にある店で留守番していたのもまた、まったく見知らぬ、エルフの少女であった。
彼女の話によると、シンが名乗った種族ハイヒューマンは、とっくに滅亡しているのだという。なんでも500年ほど前に、すべての種族で王や長老、英雄、将軍と呼ばれた多くの実力者たちが前触れもなく姿を消し、世界に六人しか存在しなかったハイヒューマンもその時いなくなってしまったのだと。
今ではその日を『栄華の落日』と呼んでいるらしい。
シンはその『栄華の落日』こそが、デスゲームに囚われていた人々が、一斉にログアウトした日のことだと推測した。長老や王、英雄と言うのはおそらくギルドマスターたちのことだろう。あの日解放された人数は数万人規模だったはず。それだけの人数が一度に消えたのだから、混乱もむべなるかな。
そして六人しかいなかったという、ハイヒューマン。それこそがギルド『六天』のメンバーであり、うち一人は紛れもなく己のことなのだと確信した。
幸いにも、NPCだった長命種の何名かは、今でも存命しているらしい。当時のことを聞いたり資料を当たれば、現実に戻る手がかりが得られるかもしれない。
しかしとりあえず、まずは生活しなければならなかった。ゲーム時と異なり睡眠や食事は必須だし、排泄も必要になっている。だが彼のホームエリアだった『月の祠』は、今では別人が使用している状態。店長はどうやらシンが作成したサポート用NPCがまだそのまま務めているようだったが、あいにく留守中だという。
そこでひとまず、いつのまにか近くにできていた街 ―― 王都へ入って宿を取り、新米冒険者として活動を始めたシンだったが、抜け切らないゲーム時の感覚と振り切りすぎたハイスペックのせいで、たて続けにいろいろとやらかしてしまい……

デスゲーム終了から始まる異世界転生(?)最強無双、書籍化済み連載中。
現在既に、6章まで(書籍の五冊分)はダイジェストというかまとめ化されていますが、ぜんっぜんそんなこと感じさせません。っていうかそれでもなお、一章につき2〜300KBオーバーと、普通に文庫一冊分ずつの量があるんですが(汗)
11章までで、現在3.5MB近く……普通に10冊分ぐらいありますね……道理で読むのに時間かかったはずです。
読み始めたきっかけは、アルファポリスでコミカライズされているのが、意外に面白かったからでして。

4434208438ザ・ニュー・ゲート 1 (アルファポリスCOMICS)
風波 しのぎ 三輪 ヨシユキ
アルファポリス 2015-08-27

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原作小説書籍版も読んでみようかなあと思いつつも、こういうステータスがどうのスキルがこうのというお話は、文章よりもマンガのほうが分かりやすいという個人的事情で二の足を踏んでおります<基本ゲーム知識がない

つうかですね、未だに武器のレベルのランクがよう判らんのですが(汗)

 数打ち → 駆け出し向けの初期装備
  一般(ノーマル)級 → 通常はこれ
   希少(レア)級 → ドロップアイテムとかの上級武器
    特殊(ユニーク)級
     伝説(レジェンド)級 → たまに発掘される国宝レベル
      神話(ミソロジー)級 → まず見ない
       古代(エンシェント)級 → 実在すら危ぶまれるレベル

ってことでいいのかな??
書籍版の立ち読みPDFを確認しても、そこらへんには触れられてないしなあ……

個人的には、シン曰く「ここに来て初めてできた友達(ダチ)」ことヴィルヘルムがめっちゃツボでした★
魔槍ヴェノムを武器とし、まわりから恐れられる、見た目もガラも口も悪いハイロードのA級冒険者。
でも実はめっちゃ良いヤツvv
乗っ取りを受けそうになっている自分の出身孤児院に関しての台詞がですね、「欲の皮が突っ張った豚野郎がちょっかい出してきてやがるからな。おかげでガキどもが泣きやがる。ガキの鳴き声は耳障りなんだよ」「ガキはガキらしく食って寝て走り回ってりゃいいんだ」ですよvv
子供は子供らしく無邪気に過ごしていればよく、泣かせる奴は容赦しないという、なんとも良い『お兄ちゃん』。
しかも内面には、自分の秘められた血筋(能力)に対する暴走の恐怖も抱えてたりとか、己の罪におののきくずおれそうになってる『聖女』サマに対して、ぶっきらぼうに声をかけてやりつつ、彼女(=弱者)を助けるために自分の長年の葛藤を「んなこたどうでも良い!」とうっちゃらかして一皮むけたりとか……なにこの美味しいキャラクターvv
哀しいことに、シンがあちこち飛びまわっているため、いまひとつ出番が少ないのが残念です。もっと活躍してくれ、ヴィルヘルム〜〜〜!!

現在第十一章『温もりに凍えて』の終わりまで掲載。
十一章は番外過去編で、シンがときどき ―― 盗賊や人の命を軽んじる者に対した際に雰囲気が変わる理由や、意味ありげにちょこちょこ名前が出ていた『マリノ』というキャラクターについて、デスゲーム時代に何があったのかが語られています。
しっかしこれ、未だにまったく収束の気配が見えないのですが……本当にちゃんと風呂敷たたまれるんだろうか……それだけが心配です。
No.7358 (読書)


 そりゃないぜ……
2016年01月19日(Tue) 
長尾文子さんの「悪魔の手毬唄」が収録されているというので、半ば衝動的にポチッとしてしまったこれなのですが。

B017A61LI6まんが このミステリーが面白い! 2016年 02月号 [雑誌]
ぶんか社 2015-12-24

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本日届いたので「さあて、何ページあるのかなあ★」と、ワックワックしながら目次を開いてみたところ……

> [悪魔の手毬唄 前編]…………198
> [雨の檻]…………………………355

( ゜д゜) ・・・

(つд⊂)コ゛シコ゛シ

(;゜д゜) ・・・

(つд⊂)コ゛シコ゛シコ゛シ

(;゜Д゜) ・・・!?

ガチでこんなんなりました _| ̄|○
ちょっと待て、ちょっと待って……表紙にも出版社のサイトにも、ひとっことも分割掲載なんて書かれてないよ……?

■まんが このミステリーが面白い! 2月号 - 株式会社ぶんか社
 http://www.bunkasha.co.jp/book/b214010.html

長尾さんの「悪魔の手毬唄」のためなら、そりゃ雑誌形態の粗悪紙でも780円出して悔いはないって思ったけど……思ったけど!

ちなみに後編は123ページで、2月24日発行の4月号に乗るそうです<巻末広告参照

B019T9FJMGまんがこのミステリーが面白い! 2016年 04 月号 [雑誌]
ぶんか社 2016-02-24

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前後編合わせて計281ページ。
それで780円×2の1560円……通常のB6サイズ単行本が200ページ前後なんだから、ちょっと厚めだと800円ぐらいしてもおかしくない。それが絶版プレミア付きで倍の値段になってると思えば、良いのか……?
ああでも、今日はこれに没入する気満々だったので、すっごく肩透かし感が否めないです。
はあ、あと一ヶ月以上待たなきゃなのかあ……(がっくり)<やはり揃ってから一気に読みたい
No.7353 (読書)


 はよ詳細情報公開して〜〜(><)
2016年01月17日(Sun) 
長尾文子さんとJETさんの金田一アンソロジーが出るらしいと知って、そろそろ収録作が何か判らないかと調べていたら、うっかりコイツをポチッとしてしまいました(苦笑)

B017A61LI6まんが このミステリーが面白い! 2016年 02月号 [雑誌]
ぶんか社 2015-12-24

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基本雑誌は買わない私ですが、これには単行本未収録の、あの長尾文子さん版「悪魔の手毬唄」が収録されているというのですよ!
ページ数がどれぐらいなのか判りませんが、かつてサスペリアミステリーで7ヶ月にわたって連載されたものだそうですから、それなりの枚数はあるんじゃないですかね。

2016/01/19 追記:
届きました。
……前後編の分割掲載でした _| ̄|○
前編は158ページ、後編は123ページで4月号に掲載だそうです。

B019T9FJMGまんがこのミステリーが面白い! 2016年 04 月号 [雑誌]
ぶんか社 2016-02-24

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という訳で、長尾版「悪魔の手毬唄」のページ数は281ページということで。


2月10日に出版される「まんがでイッキ読み!金田一耕助ミステリーSP: ぶんか社コミックス」と同じ出版社ですし、さすがに作品がかぶることはないでしょう。……たぶん(汗)<残り数冊とか見たら、いてもたってもいられなくて
結局アンソロジーの収録作はまだ判りませんでしたが、ファンのかたの Twitter とかでは、「そろそろ獄門島が再録される頃では」とかあって、期待が高まるところです。
「睡れる花嫁」と「鴉」は短編っぽいですし、「不死蝶」は嫌いじゃないけどさほど好きでもないし……いっそ新作で「女王蜂」とかどッスかね!?

No.7350 (読書)


 2016年01月11日の読書
2016年01月11日(Mon) 
本日の初読図書:
4062192020掟上今日子の備忘録
西尾 維新 VOFAN
講談社 2014-10-15

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行く先々で事件に巻き込まれ、幾多の凶悪犯罪と、何故か『偶然』に遭遇する名探偵達。しかし彼らはそれらを見事に解決してみせるだけ立派である。しかし世の中には、ただ事件に巻き込まれ、凶悪犯罪に遭遇し、そして犯人だろうと根拠もなく疑われる ―― ただそれだけの人間も存在する。
僕こと隠館厄介(かくしだてやくすけ)の宿命が、それであった。子供の頃から何かが起きればお前がやったんだろうとみなに言われ、成人してからも職場でトラブルが起きるたびに疑惑の目を向けられてはクビになる。でかい図体に気弱な態度がいっそうその疑いに拍車をかけるらしいのだが、持って生まれた体格や性格はどうしようもない。
そういった次第で、僕の携帯電話にはあらゆる『探偵』の連絡先が、ぎっしりと詰まっていた。何か事件が起きると、僕は探偵に連絡を取って未解決事件を提供する。彼らは報酬と引き換えに謎を解き、僕はいわれのない冤罪から解放してもらえる。お互いがお互いの得意先であり、需要と供給のバランスを取っているのだ。
中でも置手紙探偵事務所の掟上今日子さんは、『最速』の名を冠する探偵であった。どんな事件でも一日で解決し ―― そうして、秘密はぜったいに漏らさない。
なぜなら彼女は、忘却探偵だからだ。
一度眠れば、その日の記憶は完全にリセットされる。手がけた事件も、関係者達の顔や名前も……そして依頼人である僕のことも、彼女はすべて忘れる。故に事件について、誰かに話す恐れもない。どんな機密事項に触れようとも問題のない、完全なる守秘義務を誇る探偵なのだ。
事件に巻き込まれた僕は、今日子さんに連絡を取る。今日子さんは依頼を受けて現場へとやってくる。
「初めまして。掟上今日子です」
にこやかな笑顔で初対面の挨拶。完璧なまでの営業スマイル。何度依頼を繰り返し、事件の間に打ち解けることがあっても、それは変わらない。彼女はいつもすべてを忘れてしまうのだから。
けれどその推理力と分析力、そして一度眠るまでの記憶力は、他に比類がない。
だから今日も、僕は彼女に事件を依頼する。最速で事件を解決し、そして明日にはすべてを忘れてしまう、忘却探偵へと……


前シーズンに実写ドラマ化されていた作品です。
父が見ているのを通りすがりにチラ見して、設定は面白そうだけど実写はなあ……と思ったので、原作に手を出してみました。
こうして表紙を見ると、ドラマはずいぶん頑張って外見を寄せてきてたんですね(笑)
相棒役の隠館さんは、原作だとかなりの巨漢(190cm超)らしいので、そこらへんは岡田将生さんだとちょっと痩せぎすすぎるかなあとも思いましたが。でも性格とか雰囲気的にはぴったりっぽいから、ビジュアルで見せるならその方が良かったのか。
そして通りすがりのチラ見だけで、この巻に収録されている五話のうち二話の犯人とオチを覚えていた自分が _| ̄|○ <研究所での記録媒体紛失の話と、100万円盗られて一億円払おうとする話

お話的には、これ一作でもそれなりにきれいにまとまっています。
今日子さんが何故記憶をリセットされるようになったのか、何故探偵をすることになったのかなどの謎は残っていますが、それはそれで読者の想像をかきたてる形になっているので、充分だと思いました。
隠館さんと今日子さんの関係も、ラスト二話で大きく変転を見せていますし★

隠館さんのやったことは、重大な裏切りかもしれない。
でも彼は心底から今日子さんの為を思ってやったのだし、今日子さんもそれを記憶がないままに判っていたからこそ受け入れ、許し、そしてちゃんと償いを求めた。
ただ無条件で「許します」と告げるよりも、ずっと納得しやすく、今日子さんらしいラストだったと思います。
続刊も出ているそうなので、これはまた読まなければvv

そしてネタバレになるのであまり多くは言いませんが。
作家さんの遺稿とカセットテープのくだりで、「へー、そうなんだ」ではなく「うんうん、そうだった!!」と実感を込めてうなずきまくってしまった私です。
うちに実物あったんですよ、コードで繋いで、ピーーーガッガーーーって言うやつ。
ああもう、めっちゃ懐かしかったわあ(笑)
No.7341 (読書)


 2016年01月05日の読書
2016年01月05日(Tue) 
本日の初読図書:
4344411986無痛 (幻冬舎文庫)
久坂部 羊
幻冬舎 2008-09

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ドラマを四話目ぐらいまで見た段階で、とりあえず原作を読んでみたのですが。
……うーん……だいぶ味付けが異なるというか、話運びが暗すぎてちょっと(−ー;)
ドラマがどういう展開になったのか、後半をまだ見てないので、比べてどうこうはあまり言えないんですが。とりあえずドラマでは相方役っぽかった早瀬刑事、あんまり出てきません。そしてドラマ版ほど危うくはないし、犯因症の徴候もないです。どちらかというと為頼先生との絡みは、ヒロインの高島さんの方が多い感じです。
そしてストーカー視点の場面の描写が、さすがにこれは……ちょっときつい。かなり読む人を選ぶかと。
あと一番の問題は、話が微妙に終わってないというか、終わったと思わせて、最後にえ!? が残るんですよね。
続きを読むにはちょっと辛い……でもこのまま放り出されるのも辛いという葛藤が。
ドラマの続きも見ようかどうしようか……(悩)
No.7321 (読書)


 2016年01月04日の読書
2016年01月04日(Mon) 
本日の初読図書:
4063714888Q.E.D.iff -証明終了-(2) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-10-16

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燈馬と加奈のクラスメート美月の兄は、売れないお笑い芸人だった。彼の書いた喜劇の脚本が盗難にあったことから、二人は脚本を盗んだベテラン芸人と美月の兄の間に入り、ベテラン芸人のオフィスに美月の兄が就職し二人で舞台を作り上げる契約をまとめる。ところがベテラン芸人のマネージャーは効率重視の切れ者で、美月の兄はさんざん酷使され身体を壊し、脚本を取り上げられたあげく切り捨てられてしまう。相手はネットの短文投稿サイトで都合のいいコメントを新人芸人達につけさせ、世論を味方につけていた。結局はあのいけ好かないマネージャーの思惑通りかとふてくされる加奈だったが、燈馬はなにやら企んでいるようで……「素っ裸の王様」
燈馬の親友ロキの伯父が経営しているマルタ島のホテルで、殺人事件が起きた。殺されたのはロキの友人の数学者アルフの妻。マルタ島の警察は、島の外からやってきた強盗の仕業だと結論するが、アルフは納得せず、事件から四ヶ月が過ぎた今でも、毎月マルタ島にやってきては、一人で犯人を探しているという。ロキを含めたアルフの友人達は、明らかに無理をしている彼を心配していた。そもそも彼と妻とは政略結婚で、しかも妻はわがまま放題の浮気症。みなが離婚を進めているほどだったのだ。それでも犯人探しをやめようとしないアルフを見かねて、ロキは燈馬と加奈を呼んだのだが……「殺人のかたち」

今回の燈馬くんは、ちょっとあれだ、夏休みのバスケットボールのお話を思い出しました。
加奈ちゃんがマネージャーに暴言吐かれたことが、よほど腹に据えかねたんでしょうか。しかしその報復方法が、格段にレベルアップしているあたりが、彼もまだまだ色んな面で成長途中なのか。いやあ、こんなやつ、敵に回したくないわあ……(汗)
加奈ちゃんも加奈ちゃんで、前シリーズだったら問答無用で物理的制裁を加えていただろう相手にも、空気を読んで流してやる大人のスキルを身に着けた!!
……って、そういえば今回の加奈ちゃんは、あの人間離れした運動能力を発揮してなかった!?
1巻目でも、ちょっと重い石碑を持ち上げていたぐらいですし、iffになってから、加奈ちゃんが普通の女の子っぽくなってるかもです。
後半の「殺人のかたち」は、加藤さんらしい話運びだったので、比較的早めに犯人は判っちゃったんですが……ああいう、細かいところにこだわっちゃうあたりが、学者さんなんですかねえ。
ただ肝心のメイントリックが、コマによっては「これ成立しないんじゃ??」ってなっちゃってるのが、いささか残念でした。
No.7320 (読書)


 2015年の読了図書
2015年12月31日(Thr) 
「巖窟王(世界名作名訳シリーズ)」上巻 黒岩涙香
「鬼譚草紙」夢枕獏
「世界時計と針の夢」上巻 諸口正巳
「世界時計と針の夢」下巻 諸口正巳
「泣き童子 三島屋変調百物語参之続」宮部みゆき
「しゃばけ外伝 えどさがし」畠中恵
「オリエント急行の殺人」アガサ・クリスティ、長沼弘毅 訳
「謀王」秋目人
「おこぼれ姫と円卓の騎士」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士2 女王の条件」石田リンネ
「裏切りの杯を干して バンダル・アード=ケナード」上巻 駒崎優
「裏切りの杯を干して バンダル・アード=ケナード」下巻 駒崎優
「ティンカー」ウェン・スペンサー、赤尾秀子 訳
「すべてがFになる」森博嗣
「おこぼれ姫と円卓の騎士3 将軍の憂鬱」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士4 少年の選択」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士5 皇子の決意」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士6 君主の責任」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士7 皇帝の誕生」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士8 伯爵の切札」石田リンネ
「ビブリア古書堂の事件手帖」6巻 三上延
「おこぼれ姫と円卓の騎士9 提督の商談」石田リンネ
「おこぼれ姫と円卓の騎士9.5 恋にまつわる四行詩」石田リンネ
「平面いぬ。」乙一
「おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師」石田リンネ
「一鬼夜行」小松エメル
「冷たい密室と博士たち」森博嗣
「笑わない数学者」森博嗣
「赤き騎士と黒の魔術師」みどうちん
「神様の御用人」1巻 浅葉なつ
「手紙を読む女」新津きよみ
「神様の御用人」2巻 浅葉なつ
「翼の帰る処 4 ―時の階梯―」上巻 妹尾ゆふ子
「翼の帰る処 4 ―時の階梯―」下巻 妹尾ゆふ子
「香彩七色 〜香りの秘密に耳を澄まして〜」浅葉なつ
「バトル・ホームズ 誰がために名探偵は戦う」梶研吾
「おこぼれ姫と円卓の騎士11 臣下の役目」石田リンネ
「天使たちの課外活動4 アンヌの野兎」茅田砂胡
「トゥルークの海賊」2巻 茅田砂胡
「トゥルークの海賊」3巻 茅田砂胡
「トゥルークの海賊」4巻 茅田砂胡
「〈鉱物の魅力がわかる〉天然石と宝石の図鑑」塚田真弘
「薬屋のひとりごと(文庫版)」1巻 日向夏
「薬屋のひとりごと(文庫版)」2巻 日向夏
「薬屋のひとりごと(文庫版)」3巻 日向夏
「猫弁と透明人間」大山淳子
「イワンのばか」レフ・ニコラーエヴィッチ・トルストイ、金子幸彦 訳
「辺境の老騎士」3巻 支援BIS
「猫弁と指輪物語」大山淳子
「勇者様にいきなり求婚されたのですが」1巻 富樫聖夜
「汝その名はスイートポテト スレイヤーズすぺしゃる〈21〉」神坂一
「神様の御用人」3巻 浅葉なつ
「午後からはワニ日和」似鳥鶏
「人狼への転生、魔王の副官 魔都の誕生」1巻 漂月
「猫弁と少女探偵」大山淳子
「神様の御用人」4巻 浅葉なつ
「北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし」1巻 江本マシメサ


「駈込み訴え(青空文庫)」太宰治
 http://www.aozora.gr.jp/cards/000035/card277.html


例年のごとく、商業出版された書籍もしくは著作権切れ電子テキストのうち、マンガを除くものです。
「駈込み訴え」は、ビブリア古書堂〜で紹介されていたので、青空文庫で読んでみた短編。
あとは57冊。しかも犀川先生シリーズとか世界名作系は、はるか昔に読んだのの再読と言っていいですし、WEB版を読んだものを書籍版で、というものも多いので、実質は30冊行くかどうかでしょうか。……うむむ。
3月末あたりまでは、現実逃避も兼ねて物凄い勢いで読んでいたのですが、4月に入っていっきに失速しましたからね……<32冊目を読んだのが3月23日

今年はWEB版で長いものを読んでいたり(「戦国小町苦労譚」とか「ワールド・ティーチャー」とか「月が導く異世界道中」とか「人狼への転生、魔王の副官」とか、たぶんそれだけで20冊分ぐらいあったんじゃなかろうか)、あとはリアルがバタバタしていたこと、9月あたりから何かに取り憑かれたように小物作りにハマりこんだこと。そしてなにより、モノ書き方面に時間を取られていたことが、あまり冊数が伸びなかった理由でしょう。
図書館の本なんて、何冊読めないまま返却期限が来ちゃったことか(−ー;)

……でも、この一年で書けた小説の下書きは、スランプ続きだった近年を埋め合わせるどころか、下手すると最盛期を超えるかもしれない枚数でして。
プロの作家さんとか、小説家になろうで毎日更新してる方から見れば屁みたいな枚数でしょうが、私にとっては快挙というか、たぶん二度とは無理という勢い。
それを思えば、読書量が減ったのもしょうがないというか、まあこういう年もありだろう、といったところで。

来年はもう少し積読を片付けたいと思いつつ、でもモノ書きの神さまが御降臨下さったなら、そちらの方を優先したいしそのほうがありがたいのも事実ですし。あとリアルが充実するのもいいことですし。悩ましいですけれど、贅沢だなあと思った今年の振り返りなのでした。


ちなみに本日は、大晦日らしくのんべんだらりと。8時まで寝坊したあとは、録画してあるあれこれの整理をしたり、スマホで電子テキストを再読したり、コタツでうたた寝したり。
18時からは、クイズ・サバイバーの7時間SPを見て年を越しました。
あと、BSで西田敏行版「影武者徳川家康」の再放送をするのに、開始2時間ぐらい前に気がついて、大慌てで予約したりとか(前回放送時はダビングに失敗して、後ろが切れてしまったんです)、同じくアニマックスで荒川アルスラーンの一挙放送が明日明後日と行われるのを知って、こちらもTV放送時の倍の画質で録画し直すべく準備したりとかとか。そんな感じの大晦日だったのでした。
No.7312 (読書)


 要チェックや!!
2015年12月28日(Mon) 
2月にぶんか社から長尾文子さんとJETさんによる、金田一耕助ものが発行される模様。

4821178230まんがでイッキ読み!金田一耕助ミステリーSP: ぶんか社コミックス
長尾文子 JET 横溝正史
ぶんか社 2016-02-10

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値段からすると、文庫版か、あるいはコンビニ廉価版か……あるいは他の作家さんも含まれたアンソロジー本か。
ともあれ、問題は収録作品です!
JETさんのは、多分全部持ってると思うんですが、長尾さんのは読めていないもののほうが多いのですよ!
ぜひ、ぜひ再録なら「獄門島」を……新作なら「女王蜂」を!!

長尾さんの単行本未収録作品の刊行を、切に願う私です。



アカウントをお持ちの方は、なにとぞご協力を頂きたく……
No.7309 (読書)


 2015年12月25日の読書
2015年12月25日(Fri) 
本日の初読図書:
4063714748C.M.B.森羅博物館の事件目録(29) (講談社コミックス月刊マガジン)
加藤 元浩
講談社 2015-06-17

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“石油界の怪物”、“血まみれシルバー”と呼ばれた非情な石油王が死んで半年。遺産を整理していた親族達が持ち込んできたのは、プラクルアンという小さな仏像のペンダントだった。森羅の鑑定の結果は、鉄製の量産品で欠けもあり、たいした値はつかないとのこと。遺族達は落胆し、適当に処分してくれと置いていった。だが孫の一人だけは、もう少し調べて欲しいと願う。高価な品物ばかりの金庫室で、そのペンダントは一番奥に大切そうに保管されていた。そして非情な祖父が生前残した、らしからぬ思わせぶりな言葉。その謎がこのペンダントに隠されている気がするからと……『プラクルアン』
初詣の人混みの中で、森羅や祖父とはぐれてしまった立樹は、林の中でひったくりの現場を目撃する。薄暗くはっきりとした様子は見えなかったが、犯人が逃げていった方へ追いかけてゆくと、そこには奪われた鞄がそのまま落ちていた。巡回していた警察官へ、ひったくりの知らせとともに渡そうとすると、そこへ二人の男女が現れる。どちらも「自分のカバンだ!」と譲らず、中身や鞄の特徴についても言い当てていた。困り果てた警察官は、目撃者である立樹と二人を、署へと連れてゆき聴取を重ねるのだが、どちらの言い分も筋が通っているように聞こえて……『被害者、加害者、目撃者』
大きな投資信託の社長子息は、苦労知らずの楽天家で、今までに子会社を2つも潰しているぼんくらであった。現社長に息子を頼むと頭を下げられた勤続50年の会計士は苦労が絶えない。いまの子会社も、三ヶ月以内に資金を調達しなければ倒産という状態であった。そんなところへ昨年亡くなった彼の祖父から、遺産として広大な家屋敷が贈られる。ラッキー、これを売ればいい! とボロボロになっている屋敷や敷地を大枚はたいて整備した子息だったが、今どきそんな大きな不動産が簡単に売れるはずもない。困り果てた彼は、弁護士から伝えられていた祖父からの遺言「困ったら森羅博物館の館長を頼れ」という言葉に従うことに……『椿屋敷』
森羅の知人で蝶好きの流木氏が殺害された。強盗殺人の罪で逮捕された男は、自分は殺していないという主張をいきなり変え、他に犯人はいるけれど、どうせ誰も信じてくれないからもう良いです、と罪を認める自白を始める。その証言に不自然さを感じた弁護士が再調査を始めた。森羅もまた自白だけで裁判に持ち込み、結果冤罪だったり途中で再度証言をひるがえされれば、傷つくのは流木氏の遺族だと主張する。そうして現場の状況を確認してゆくと、様々な不自然な点が見つかり……『自白』


いつのまにやら森羅も、ずいぶん人の心の機微に詳しくなってきたなあと思った今巻でした。
あるいはお正月のお話で、久しぶりに立樹の家族やおじいちゃんがご登場なさったから、初期との変化がいっそう感じられたのかもしれません。
四作目『自白』の被害者が、1巻1話目と同じ虫コレクター仲間であったのも、理由のひとつかも。あの頃は推理に必ず代価(入館料)を要求してたのに、今回は預かってた蝶を標本にして遺族に返してあげたり、無報酬で自発的に「殺された流木氏と家族のために、真相を突き止める」とか言ってるし。
一作目『プラクルアン』にしても、知るべきでない恐ろしい真相は、孫には教えず内々で片付けてます。
……大人になったなあ、森羅。身長は伸びてないけど(笑)

展開としては、『プラクルアン』は、一見良い話と見せかけて実は人の心の暗部を抉る、加藤さんお得意の鬱エンド。『被害者、加害者、目撃者』は、いかに錯綜する情報の矛盾を見つけて読み解くかという、パズルっぽいお話。
『椿屋敷』は、やはり遺産絡みだけど憎めない坊っちゃんキャラとか出てきて、比較的明るい展開。でもオチが(笑)
『自白』は二転三転しつつ、最後は切ないというか、やっぱり人間の心理がいろいろ絡まってちょっとドヨン。これ真相知ったら、遺族の子供は自分を責めそうだ……・゜・(ノД`)・゜・

ともあれ、今回も面白かったです。
No.7301 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
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スマホ= 003P(Android端末)
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