2009年12月29日の読書
2009年12月29日(Tue)
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本日の初読図書: シリーズ三冊目。 導入部ともいえた上下巻を経て、本編突入と言うところでしょうか。いえ、話は一話完結しているんですが。 折しも年末年始が舞台の話を、ちょうどいい時期に読めた今回。芝居座の劇作家、白鬼の少女雪消(ゆきげ)との交流……と書くとなにやら恋物語のようですが、本人達も否定しているし、読んでいる方としてもこれは純粋な友情だなあと思いました。 けして一般的とは言えない自分の境遇を、認め受け入れ、悲観することなくただ純粋にある雪消さんが切なくも美しいです。いや、切ないなどと言っては彼女に失礼でしょうか。 そして「苦しみも悲しみも、喜びと同じくらい大事な“生きる糧”なのサ」と言い切る、そんな彼女たちの強さに脱帽です……
ところで雪華さん、私にはどーしても鬼火の旦那がおとーさんにしか見えないんですが(笑) 生まれ直し中の雀には、絶対的に甘えられる旦那が、無条件に甘やかしてくれる父親以外の何者でもないように感じられちゃうんですよぅ。 ああそれにしても、雀をかばって血まみれな旦那には萌える……疑似家族、疑似親子萌え〜〜vv ついでに旦那が百雷の旦那に運ばれてるところにも萌え〜〜(笑)
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No.2591
(読書)
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2009年12月27日の読書
2009年12月27日(Sun)
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本日の初読図書: 「Neva Eva(オンライン小説)」〜懐かしき日々 以下番外〜緑の森に夢の降る、拍手小噺〜壊滅的な何かのお話 http://nibiirogarasu.web.fc2.com/
三十年前、世界を“大崩壊” から救って消えた、魔法使いの王ラズリィ・ヴァリニスと使い魔達。 そのラズリィと同じ名を持つ ―― ラズリィと言うその名しか記憶に持たないまま、洞窟で目覚めた少年。 彼はたまたま通りかかった魔法使い、コウに拾われた。どうやら魔法使いだったのではないかと思われる少年を、ひとまず魔法使いの養成機関『学院』まで送っていこうとしてくれたコウだったが、そこへ当の学院から緊急召集がかかる。 なぜなら、かつての大崩壊にも似た、原因不明の異変が起こり始めていて ――
雪華さんからのご紹介。 運動神経がブッチ切れてる、記憶喪失の最強魔術師の一人ボケ突っ込みファンタジー。公開分読了。 ページデザインもあって、綺麗な優しいお話かなあと思って読み始めたら、一人称の地の文がちょっと某掲示板風と言うか、身も蓋もなくて笑いました。いや、優しいお話なのは確かなんですけどね。 つうかラズの運動神経の切れっぷりはすごすぎる。そしていろんな事を自覚しているようで、実は全然自覚してないそのズレっぷりが愛しすぎるvv あとコウさん、強面なのに面倒見の良い、そして実は地位も実力もある有力者って好みすぎるんですがvv
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No.2587
(読書)
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2009年12月26日の読書
2009年12月26日(Sat)
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本日の初読図書: 新刊チェック情報に10巻の広告が出たので、「やべ、今回早くね?」とか思いつつ積読から手に取りました。そしたら次回で最終巻との報告が後書きに。良かったあ、風呂敷が畳まれる! いやこの作者さんだから、ちゃんと終わらせるだろう事は心配してなかったんですけど、それでもだいぶ長くなってきてましたからね。個人的に、一話完結じゃない続き物の小説は全10冊ぐらいがちょうど良い長さだと思うのです。
で、内容ですが、今回もシュウちゃんが活躍してくれたので嬉しいですvv ようやく実物登場の仙人は、思っていたよりもずいぶん若い……っていうか僕キャラ!? とびっくり。 サムくんは例によって「前の僕ですか」とか、気にかかる発言してくれるしとやきもきしていたら、巻末書き下ろしが。 リィン! まさか今シリーズで彼が登場するとは! 前回のバーリー警部に引き続き、非常に嬉しい顔見せでした。ジョーカーとも色々ありつつ、それでもラブラブしているようで一安心。マンガの頃から読んでいる人間としては、ほんっとにあの二人が幸せなのは嬉しいのですよ。
よもやのミラーレイク氏敵対フラグも折られたようですし、このまま穏やかな方向で終わりを見せてくれると嬉しいのですが……この作者さんは風呂敷畳むとき、たまにめっちゃ容赦ないことして下さるから、そのあたりが微妙に不安なんだよな……今回の誕生会ごっことか、微妙にフラグ立ててないよな……?
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No.2583
(読書)
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2009年12月22日の読書
2009年12月22日(Tue)
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本日の初読図書: 地元に関わる浅見光彦シリーズその二。作中によれば、他にも江津とか津和野とかあるらしいんですが、図書館にあるかなあ。 で、隠岐島です。 実は行ったことないんで、土地勘全然ないんですが、当たり前のように地名がさらさら語られているので、私以上に土地勘ないだろう他県の人々はついていけるんだろうか? とちょっと心配になったり。 でも普段なじみのある地名とかが文中に出てくると、それだけで嬉しくなってくるのが地元ッ子ってもんですよね? ……ちなみに話の方ですが……ええと……御免なさい。犯人が判明したとき「……誰?」って思っちゃいました(−_−;)ゞ って言うか今でも思ってるって言うか、ほんと誰ですかこれ、みたいな(苦笑) 意外性ありすぎて影薄いよ犯人! いやまあ、厳密な意味での犯人は、アレだったんですが……なんというか、うん、まあなんだ(意味不明) とりあえずテレビでお約束の、身元照会したとたん態度が変わる地元警察にはニヤリとさせていただきました。
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No.2577
(読書)
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2009年12月20日の読書
2009年12月20日(Sun)
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本日の初読図書: タイトルからしておわかりの通り、香月さんの異世界トリップもの。 世界は妖怪達がひしめく花の大江戸。そこでただひとりの人間「雀」は大首の瓦版屋の記者であり、東で炎蛇が火事を起こせば駆けつけて、西で河童のなわばり争いがあれば、これまた取材に走り出す。 不思議な町で、心優しい妖怪達に囲まれながら、まっとうにまっすぐに生きてゆく、これはそんな少年の物語。
……というわけで、まぶしい、まぶしいよ雀! 妖怪アパートの夕士もまぶしかったが、きみはさらにいっそうまぶしすぎる(泣) 自分らしく生きるために、あえてもとの世界に戻ることなく、己の意思で大江戸に残り、自分の力で生きてゆくことを決意した雀がもう…… というまじめな話は置いておいても、優しい妖怪達に、成長する少年に、別れの切なさや、ちょっとした推理もの風味もあったりして、まさに香月節全開ですね。雪華さんのコメントで紹介いただいたとおり、上下巻で一本の話となっていて、上巻を読んだときに「?」だったこと(主に妖怪達の容姿とか)が、下巻を読むとなるほど、と納得できる構成になっています。 下巻といえば、蘭秋について。児童文学でこの書き方じゃ判らないんじゃないかなあ、と思っていたことが、思い切りオチでした(笑) やっぱりお子さまには説明しないと判らないよねー。ってか、魔人の子作り事情といい、香月先生は読者になにを求めているんだ(苦笑) ちなみに私は鬼火の旦那とも良いが、桜丸とも悪くないと思ったり。いやなんか、まだ今の段階では、鬼火の旦那どう見てもおとーさ……(略)
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No.2568
(読書)
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2009年12月19日の読書
2009年12月19日(Sat)
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本日の初読図書: 浅見光彦シリーズ第一段にして、八年前妹が死んだときのエピソード。 連続ドラマ「浅見光彦〜最終章〜」で二話使って放送されたこのお話。かなり面白かったので、図書館で借りてみたのですが……あはははは……なんていうかなー。二話目を見る前に母にネタバレされた内容ほぼそのままなのはまあいいんですが、つまり「キャラ名しかあってないほぼ別物」でした(遠い目) いやまあ、こっちが原作ではあるんですが。 ……なまじっかキャラ名が同じだけにまたなあ……ドラマの桐山さんは結構いい人だったのに…… ああでも、テレビでは木曽だった舞台が、三次から仁多にかけて、つまり微妙に地元にかすってるっつーか、最初の犯行現場が三次駅って、これは読むしかないでしょうねえ?(笑)>ワチキさん ちなみに作中ではJRではなく国鉄、ソープではなくトルコ風呂。 最初期に発行された版らしく、ハードカバーでもはやボロボロ。一般資料室ではなく郷土資料室にあったんですけど、三冊ある内、二冊は貸し出し禁止。本の一番後ろには図書カード入れるオレンジ色の袋と、返却期限スタンプ押す貸出期間票が貼り付けてありました。うはあ、懐かし過ぎる(笑)
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No.2567
(読書)
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2009年12月18日の読書
2009年12月18日(Fri)
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本日の初読図書: 大江戸神仙伝七作目。一応現段階での最新作です。2006年発行。 江戸と現代日本を比較し続けているシリーズですが、一作目からも既に一年代経っているので、なかなか複雑なようです。平行して、ノンフィクションの「大江戸〜事情」シリーズも書かれているせいか、シリーズが進むにつれどんどん小説らしさが抜けていくので、読む人を選びそうです。あ、でも今回は珍しくポラロイドカメラを使って神仙らしいことをしていました。今回はお雛祭りと潮干狩りとお武家事情ってところでしょうか。 主役が現代と江戸に同時に存在してしまうという、すっかりタイムパラドックスかパラレルワールド化してきた本作品。作者さんがどこまで続けるおつもりかは判りませんが、たぶんこの風呂敷は畳まれることはないんじゃないかと(苦笑)
一応備忘録。大江戸シリーズは一巻より、
「大江戸神仙伝」県 「大江戸仙境録」県 「大江戸遊仙記」市 「大江戸仙界記」県 「大江戸仙女暦」(旧題「いな吉江戸暦」) 県 「大江戸仙花暦」県 「大江戸妖美伝」県
県は県立図書館、市は市立図書館に収蔵、と。
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No.2566
(読書)
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2009年12月17日の読書
2009年12月17日(Thr)
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本日の初読図書: 大江戸神仙伝六巻目。 ……なんだかどんどん小説と言うよりも資料書の体を為してきたというか。 ストーリーがあまりなく、ひたすら江戸の文化と東京を引き比べる描写が続いてます。今回は寺子屋とか木場とか火消しとか。あんまり多くてちょっと辛い、かな。 挿し絵も当時の版画絵などが大量に添えられています。 一巻目が出てから二十年目の本作だそうで。 最新刊がもう一冊残っているのですけれど、読もうかなあ、どうしようかなあ……
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No.2565
(読書)
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2009年12月14日の読書
2009年12月14日(Mon)
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本日の初読図書: クリスマスにまつわるホームズパスティーシュ集二巻目、十一編収録。 今回は登場人物に有名人が登場しているタイプが多かったです。そのあたり、英国人だともっとニヤリとできるんだろうなあと、ちょっと残念な気持ちが。ラドヤード・キプリング(ジャングルブックの作者)とか、ダーウィンとかは、おおと思ったんですが。あと賢者の贈り物のダブルパロディ「第二のヴァイオレット」は、「ぶな屋敷」のハンター嬢が出てくるだけでも面白いうえ、ラスト一文がなかなか効いていたかと。 そうそう、目次見たらトリにタニス・リーの名前があってちとびっくりしました。高校の頃、先輩が大ファンで、何冊か借りた遠い記憶があるようなないような。話的にも、なかなか面白かったです。
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No.2558
(読書)
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2009年12月11日の読書
2009年12月11日(Fri)
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本日の初読図書: 最終巻。 い〜〜やっほぉっvv 途中対抗馬が出てきたときにはどうなることかと思いましたが、おおむね満足なラストでした♪ まあ、いろいろ気になるところはありますけどね、そこはそれで(苦笑) しかしあれだ、三巻目はどんでん返しにつぐどんでん返しというか、ほんとに予想外な展開がどんどん出てきて、普通の文庫本一冊読んだぐらいのお腹一杯感です。原作全十四巻中二巻までしか読んでないので、どこまで原作エピソードを使ってあるのか判らないですが、とにかく面白かったです。 もっともほんとに最初から考えて……は、なかったらしいのが、後書きで判明してますけど、面白かったので、よし! しかしオズ様の正体がああ来るとは意外だったな……
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No.2556
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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