よしなしことを、日々徒然に……
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 2010年01月17日の読書
2010年01月17日(Sun) 
本日の初読図書:
4562040289シャーロック・ホームズ ベイカー街の幽霊
Jon L. Breen
原書房 2006-08

by G-Tools
さらにパスティーシュ。読むのに三日かかりました。
どうやら後書きによれば、これまで読んできたパスティーシュと同シリーズの一冊らしいです。気付きませんでした。せめて折り返しにでも書いておいてくれればいいのに……
以下順に、

「シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人」
「シャーロック・ホームズ 四人目の賢者」
「シャーロック・ホームズ ベイカー街の殺人」
「シャーロック・ホームズ ワトスンの災厄」
「シャーロック・ホームズ ベイカー街の幽霊」

とのこと。あと二冊未読ですな。どうやら図書館にはあるようなので、そのうち読もうと思います。
で、今回のお話ですが、今度は超常現象をテーマにしたアンソロジーです。小説が十作とエッセイが三作。
小説は「バスカヴィル家の犬」などのように、合理的な解決を見せるものもあれば、合理的に解決をつけつつ最後にちょこっと摩訶不思議が残るもの、不思議なままに終わってしまうものととりどりです。エッセイは……すみません、途中で挫折しました(−_−;)
推理ものに超常現象は、ちょっとずるい取り合わせだと思うのですが、最後にちょっと不思議が残るタイプのお話などは、なかなかおもしろいとも思うのです。特にホームズはともかく、ワトソンさんはそういうところ素直そうだし(笑)
個人的には「“夜中の犬”の冒険」がおもしろかったかな。
No.2617 (読書)


 2010年01月14日の読書
2010年01月14日(Thr) 
本日の初読図書:
4062693534ファンム・アレース〈1〉戦いの女神 (YA!ENTERTAINMENT)
講談社 2006-02

by G-Tools
三つ眼のバビロンは、戦に刺客に用心棒、なんでもござれな雇われ犬サリヤカ
黒魔道士をもあっさりと倒す凄腕の彼だったが、ある晩、美女と酒に惑わされとんだ失敗をしてしまう。命と魂を拘束される「契約の魔術」をかけられてしまった彼は、一人の少女を主人として、期限付きの絶対服従を誓わせられる事となったのだ。
少女の名はララ。間もなく十歳というその年に似合わぬ知識と魔術と、そして覚悟を身につけた、謎多き子供だった。
バビロンに下された命は約束の地 ―― 山を越えた先にある、とある貧しい町まで、彼女を護衛していくことだったのだが ――

香月さんにしては珍しい、洋風異世界ファンタジーです。いきなりバビロンがヤクザ者斬り殺したりとかしてて、ちょっとびっくりしました。
精悍な青年傭兵と、ババ臭いしゃべり方をする大人びた少女のふたり旅。年の差好き、疑似親子好きには設定聞いただけで手を伸ばさずにはいられないネタですよね。契約で強制的に縛られた割には、お互い思いやり合ってる関係で、実に良い感じですし。
……つうか、バビロン、見た目の割に年食ってるんですが……ろ、ろり……?(禁句)

二人それぞれの出生の秘密とか、ララを狙う諸々の追っ手とかいろいろ要素が絡まっていて、児童向けレーベルの割に内容みっちりです。最近の児童向けってほんとに羨ましいなあ。私らの子供の頃なんて……(ぶつぶつ)

個人的にお気に入りは、河に落ちて、下履き一丁で料理の支度をするバビロンvv
……このとき、手首の布をつけたままだったかどうか、描写されていないのがちょっとずるいなあとは思うんですが。
No.2616 (読書)


 2010年01月13日の読書
2010年01月13日(Wed) 
本日の初読図書:
4038150100怪盗紳士ルパン (アルセーヌ・ルパン全集 (1))
竹西 英夫
偕成社 1981-01

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偕成社出版の全25冊全集、1巻目。初期短編集だそうで、一話目から最後の話まで良い感じのバランスで収録されています。
以下収録作品、

「ルパン逮捕される」
「獄中のアルセーヌルパン」
「ルパンの脱獄」
「ふしぎな旅行者」
「女王の首飾り」
「ハートの7」
「アンベール夫人の金庫」
「黒真珠」
「おそかりしシャーロック=ホームズ」

……やべえ、おもしろいかもしらん(笑) 一日で読んでしまいました。
高校の頃に1〜2冊読んで挫折した記憶があるんですけど、大人になってから読むとまた違いますね。母曰く「陰のホームズ、陽のルパン」。青年ルパン、ちょっと抜けてるところが愛おしいですvv
通りすがりの殺人犯に殴り倒され財布奪われたり、盗みに入った先でまんまと騙され利用されたり。ちょいと小粋で女性に弱かったり、魅力的なキャラクターですね、確かに。
……でも、ホームズさんがルパンより下に扱われるのが、ファンとしては許せん〜〜(泣)
No.2613 (読書)


 2010年01月10日の読書
2010年01月10日(Sun) 
本日の初読図書:
440354147X新・特捜司法官S‐A〈10〉 (ウィングス文庫)
道原 かつみ
新書館 2010-01-09

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ついにシリーズ最終巻。
ときどきえらい容赦のない手法で風呂敷を畳むこの作者さんだから、戦々恐々としていたのですが、とりあえずは程々のところで一安心。
事前にかなり初期から読み返したら、どうやらサムが途中で代替わりしていたという事実もなさそうでしたし。ラストの小話では、サムが可愛いところを見せてくれたりとなかなか楽しかったです。ちょっと畳まれ方の勢いが激しすぎて、え?え?と置いてけぼりになっちゃった感はありますが。子守唄の三番目はどうなったの〜? リトルココの新機能は〜〜??

あと、うぇぇええええっ!?ってなったのが、シュウちゃんが!!!
帯に「小説ウィングス春号から特捜司法官シリーズ新作連載スタート」と書いてあったから、ある意味安心していたのに!
……次回からはまた、まったく別の主役が登場すると言うことなのでしょうか(えぐえぐ)
それはそれでまた魅力的なお話になるのだと信じたいですが、それでもやっぱりショックですーーー( T _ T )
No.2610 (読書)


 2010年01月09日の読書
2010年01月09日(Sat) 
本日の初読図書:
4488102018シャーロック・ホームズの優雅な生活 (創元推理文庫 102-1)
榎林 哲
東京創元社 1974-07

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探せばけっこう見つかるもんだなパスティーシュ。今回は一冊で一話です。
そして前回はラジオドラマでしたが、今度は映画のノベライズらしく。行方不明の技師にネス湖の怪物、美貌の女スパイとなかなか展開がドラマチックです。
……うーん(苦笑)
タイトルからもお判りの通り、原典では語られなかった、二人の人間らしい部分を表現する、というコンセプトらしいこのお話。確かに両者とも人間らしかったんですが、どっちかというと俗っぽすぎて、正直ちょっと……という感じでした。
同じ俗っぽいのでも、椎名さんのGSホームズとかは面白かったんだけどなあ。なんでだろう。何故この二人が友人やってるのか疑問なところが散見されたからか?
そんなわけで、ちょっと微妙。個人的には★1〜2というところでした。
No.2609 (読書)


 2010年01月08日の読書
2010年01月08日(Fri) 
本日の初読図書:
4562038535シャーロック・ホームズの失われた事件簿
Ken Greenwald
原書房 2004-11

by G-Tools
ワトソンが少部数だけ出版していたホームズの続編を、後年になって再版したという体裁のパスティーシュ集13編収録。かつて海外で放送されていたラジオドラマをノベライズしたものらしく、雰囲気が微妙に原典とは異なる、かな? ドラマチックな要素が多めだったり、毎度の決め台詞(「獲物は飛び出した」)とかあったりしますし。
しかしアイリーン・アドラーの娘が登場したり、モリアーティーとの初邂逅が描かれていたり、ライヘンバッハの滝後の失われた数年間や引退後のサセックスでのエピソードがあったり、お馴染みタイトルのみで語られなかった事件簿などなど、なかなかファンには嬉しいところをついているのではないでしょうか。
あとやはりアンソロジーよりも一人の作家で書かれたものの方が、全体のトーンがまとまっていて読みやすいですね。
個人的には★三〜四つと言うところでしょうか。
ラストの錬金術云々はちょっと蛇足だったかなあと思わなくもなく。
No.2605 (読書)


 2010年01月06日の読書
2010年01月06日(Wed) 
本日の初読図書:
4652079346天空の竜宮城 (大江戸妖怪かわら版 4)
理論社 2008-08

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シリーズ四冊目の今回は、作中で雀が「天空の竜宮見聞録」を出してますが、まさにそんな感じ。事件はあまりなく、竜宮城でのんびりゆったりという感じでした。
ああでも、冒頭の花見での蘭秋太夫は格好良かったvv 女形なのに格好いいというのもあれですが、実に男前でvv
ゲストキャラ伊吹も、凡庸そうに見せて実は……という私の好みジャストミートなタイプで美味しゅうございました。
最後の方では、ちょっと今後に繋がりそうな陰謀が絡まってきたり。つうか鬼火の旦那、ますます正体不明っつうか、何者ですかアナタ感が……(汗)

さて、五冊目は大浪速が舞台だそうですが、未だ図書館に入っていないのが残念なところ。早く収蔵してくれると良いんですけど。
No.2601 (読書)


 2010年01月02日の読書
2010年01月02日(Sat) 
本日の初読図書:
「LAIR + maX(オンライン小説)〜二十五話
 http://www.geocities.jp/yoruko930/amayo-moon.index.htm
No.2598 (読書)


 2010年01月01日の読書
2010年01月01日(Fri) 
本日の初読図書:
4125009104光降る精霊の森 (C・NOVELSファンタジア)
中央公論新社 2005-07-26

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過去の罪から逃れ、北の森で森番を勤める青年エリは、ある晩不思議な少女と猫を拾う。エリには普通にしか見えない少女は、他の者の目には半ば透けて見えるらしい。そして巨大な黒猫は人の言葉をしゃべった。
彼らは半妖精と妖精で、エリに南の町まで連れて行って欲しいと告げる。
代わりにエリに取り憑き、彼を傷つけている精霊を祓ってやると言うのだが……

第一回C★NOVEL大賞受賞作。つまり新人さんのデビュー作。
うん、まあそれなりにまとまっていたかな、と言う感じでした。途中情報が錯綜して、何がどうなってるんだとワクワクさせられたのは面白かったです。ただ、ラストがちょっと弱いかな……エリの中の精霊の問題は、あれで終わりなのかとか、今後の彼らにそんなに楽観的な見通し立てて良いのかとか。
とりあえず、お兄さんが目覚めたあと、まずどうなるかが気になります……
No.2595 (読書)


 2009年の読了図書
2009年12月31日(Thr) 
「石黒和臣氏の愛情あふれる調教」吉田珠姫
「UFOの捕まえ方―天才・龍之介がゆく! 」柄刀一
「やおろず弐 でこぼこな恋、始めました。」古戸マチコ
「海賊とウェディング・ベル」茅田 砂胡
「妖怪アパートの幽雅な日常」10巻 香月日輪
「カラクリ荘の異人たち」3巻 霜島ケイ
「完全版 地獄堂霊界通信」1巻 香月日輪
「アドリア海の復讐」上巻 ジュール・ヴェルヌ、金子博
「アドリア海の復讐」下巻 ジュール・ヴェルヌ、金子博
「完全版 地獄堂霊界通信」2巻 香月日輪
「レディ・ガンナーと虹色の羽」茅田砂胡
「鏡花水月 鏡花あやかし秘帖」橘みれい
「絆 ニューヨーク1897」柏枝真郷
「逆転のクレヴァス」茅田砂胡
「ころころろ」畠中恵
「あやかし同心事件帖」加納一朗
「天地人」上巻 火坂雅志
「天地人」中巻 火坂雅志
「天地人」下巻 火坂雅志
「オディールの騎士」茅田砂胡
「大江戸遊仙記」石川英輔
「シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人」レジナルド・ヒル、E・D・ホック他、日暮雅通訳
「大江戸仙界紀」石川英輔
「いな吉江戸暦」石川英輔
「シャーロック・ホームズ 四人目の賢者」ピーター・ラヴゼイ他、日暮雅通訳
「大江戸仙花暦」石川英輔
「大江戸妖美伝」石川英輔
「後鳥羽伝説殺人事件」内田康夫
「大江戸妖怪かわら版 異界から落ち来る者あり」上巻 香月日輪
「大江戸妖怪かわら版 異界から落ち来る者あり」下巻 香月日輪
「隠岐伝説殺人事件」内田康夫
「新・特捜司法官S-A」9巻 麻城ゆう
「大江戸妖怪かわら版 封印の娘」香月日輪

以上、33冊。商業出版されたことがある電子テキストの初読は無し。
11月末あたりからちょっと頑張ったので、どうにか三十冊はクリアできましたが。……それにしても年々数が減ってることに変わりはなく……時間だけはあるのに、気力が湧かないんですよねえ……(しょぼん)
来年こそは、もうちょっと読めると良いんですが。
最近めっきり本屋に行かないので、作者買いしているもの以外はほとんど手に取らなくなっちゃってるのがネックかなあ……
No.2593 (読書)


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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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