2010年03月26日の読書
2010年03月26日(Fri)
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本日の初読図書: 火付盗賊改方の長谷川平蔵。彼は一見いつも笑顔を絶やさぬ穏和な男に見える。だがその素性は義理人情にも篤いが、悪党には容赦のない凄腕の剣客。盗賊達には「鬼の平蔵」、「鬼平」と呼ばれ、怖れられている。 そんな彼を中心に、江戸に巣くう盗賊や小悪党どもの悲喜こもごもを綴った、連作短編集。
ドラマでも有名な鬼平犯科帳、読んでみました。 いやあ、面白いわこれ。冊数並じゃないんで(全24巻)、確実に中途挫折するでしょうが、何冊かは読んでみたいと思います。鬼平さんのキャラクターも魅力的なんですけど、むしろ話の焦点は彼よりも盗賊や悪党や部下の与力同心達、寝返って狗(スパイ)になった元盗人の方などに置かれており、話のバリエーションも様々。鬼平さん、最後の一ページにしか出てこないような話もあります(笑) 前の話で脇役だった老盗が、次の話では主役をはっていたりと、話自身にもおおまかな流れが通っています。一話目で捕まった小悪党粂八が、まさかレギュラーになるとまでは思わなかったしなあ…… 表紙の折り返しを読んでみて、ひそかに「必殺仕掛人」シリーズとやらも気になってみたり。
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No.2674
(読書)
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2010年03月25日の読書
2010年03月25日(Thr)
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本日の初読図書: ホームズさんの姪っ子パスティーシュ、5巻目。昨日の日記を書き終えてから読んだので、正確には昨日の読書です。 今回は「孤独な自転車乗り」とオリジナル小話を一編。 ワトソンさんが〜ワトソンさんの扱いが良くなってる〜〜〜〜vv 原作では代理捜査を失敗して、それはもうホームズさんにボロクソけなされてるんですが、こちらではアクションもこなしつつしっかり任務達成。さすがは元軍人、殴り合いもばっちりですvv<……古傷の扱いは? 結婚による女性の財産横取りを狙うという、女性蔑視な当時の情勢を反映した事件だったためか、クリスティが女性の自立について努力しているエピソードが付け加えられています。 イギリスで女性の権利が向上したのって、いったいいつ頃なんですかねえ。クリスティ、ずいぶん長生きしたみたいだしなあ(笑)<二巻参照
そしてオリジナル小話では、クリスティ ―― というか、クリスティ父の意外な出生が明らかに。クリスティはホームズさんと母方の親戚なので、父方の方にまで設定があるとは思いませなんだ。どんどん話が大きくなっていきますね(苦笑)
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No.2672
(読書)
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2010年03月24日の読書
2010年03月24日(Wed)
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ミス・マープルもの二冊目。今度は十三話収録の短編集。 「〜最初の事件」では、村の嫌われ者なおしゃべり婆さんで、あれ?と思ったミス・マープルですが、今回はイメージ通り編み物しながらさらりと謎を解く上品なお婆ちゃんになってました。 舞台は三種類。火曜クラブと名付けられたマープルさんの甥を含むおしゃべり倶楽部で持ち回りの会話をするのが数編。近所の夕食会に招かれた先で、同じく持ち回りに事件を話してゆくのが数編、最後の一編だけ、村で起きた事件をマープルさんが解いて元警察官に注進するという体裁でした。 上記のような流れですから、短編集と言いつつも、微妙に大きな流れが二つあります。特に夕食会の方。いやあ、美人だけど頭が軽いジェーンにあのような役割が振られているとは……
同じ安楽椅子探偵でも、黒後家蜘蛛が蘊蓄系なら、こちらは人間性を重視した動機から謎を解くタイプとでも言いましょうか。人の口から語られる事件としては、こちらの方が馴染みやすいかもしれません。
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No.2671
(読書)
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2010年03月20日の読書
2010年03月20日(Sat)
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本日の初読図書: 五冊組のパスティーシュ集三巻目。長らく貸出中になっていたのをようやく借りることができました。 ……やっぱりホームズは良いな……たとえ贋作でも(うっとり) むしろ現代に書かれた贋作だからこそ、文章などが判りやすく読みやすかったり、ワトソンさんの扱いがちょっと向上していたりと、嬉しい部分もあったりして。 今回は書き下ろし十一編とエッセイが三編。エッセイの内ひとつは、コナン・ドイル自身がホームズについて書いたものの抜粋です。 縛りのないアンソロジーだったこともあって、内容も変化に富んでいて面白かったです。例によって実在の人物(ブラム・ストーカーとか)が出てくるお話もありました。全体的に言って、良い感じのパスティーシュ集だったかと。
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No.2670
(読書)
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2010年03月18日の読書
2010年03月18日(Thr)
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本日の初読図書: 給仕ヘンリーの安楽椅子探偵物も三巻目。 ……アシモフさんは本当に博覧強記で内容も多岐に渡っている分、ついていく方もかなり疲れますね(苦笑) 一話読んでは休憩し、一話読んでは翌日に持ち越して、と今回も12編読むのに何日かかった事やら、もう把握できてません。 ヘンリーさんは会員達が侃々諤々論議を交わしている最中に、そっと席を外して調べ物をしてきたり、電話をかけてきたりとだんだんちゃっかりしてきております(笑)
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No.2668
(読書)
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2010年03月16日の読書
2010年03月16日(Tue)
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本日の初読図書: 時は江戸。火事の後の神田の一画に小さな稲荷神社が造られた。そこに勧請されたのは、新米神様 春門。彼と眷属のキツネたちは、下町で起こる事件を解いてゆく。ちょっと不思議な捕物帖。
新米神様と書いてあったので、もうちょっと頼りなさげなキャラクターかと思っていたら、時に眷属の方が気の毒になるほど傲岸不遜で常識なしのお方でした(苦笑)<春門 収録話数は二話。通しナンバー入ってないから一冊で終わりかもしれませんが、それはそれでキリが良くていいのかもしれません。 内容的には、畠中さんらしいお話でしたと。神様なのに地道に聞き込みしてたりとか、しゃばけに通じますね(笑) ……ただ二話目にちょっと謎が残っているような……なんで豊右衛門と石田屋の会話は目撃者によって印象が違ったのか……原作付きにありがちな削りすぎて説明のし忘れでしょうか。気になります。
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No.2667
(読書)
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2010年03月10日の読書
2010年03月10日(Wed)
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本日の初読図書: 有名どころの一巻目。安楽椅子探偵物だと聞いていたので短編集だと思いこんでいたら、長編物でちょっと引きました。 が、読み始めてみたら、これが案外面白くて。登場人物けっこう多いんですけれど、読んでいて混乱することもなく、村の中の地理も単純ですし。割合さくさく読めました。 内容的にはまあ、こんな感じかと。証拠品よりもアリバイに重点が置かれている感じですかね?
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No.2664
(読書)
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2010年03月09日の読書
2010年03月09日(Tue)
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発行年を確認して借りたのに、何故か蓋を開けてみたら三巻目だったブラウン神父。 ……まあ、短編集なのであんまり大勢に影響はないんですが(苦笑) 内容は、神父さんが探偵だけに、一見摩訶不思議な出来事に見えて、実はちゃんと現実的な事件でした、と言うパターンを踏んでいます。 ただ宗教や社会情勢の専門用語とかが多くて、ちょっと物語に入り込みにくいです。キャラクターも見分けがつきにくいかな……?
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No.2663
(読書)
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2010年03月06日の読書
2010年03月06日(Sat)
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本日の初読図書: 給仕のヘンリーが探偵役の安楽椅子探偵物二冊目。 アシモフさんは本当に博覧強記な方で、話の内容が実に多岐に渡っています。 ちなみに今回は、1ペニー黒切手ネタで「もしかしてエラリー・クイーンへのオマージュ??」と喜んだり、指輪物語ネタが入っていてびっくりしたり、ベイカーストリートイレギュラーズが登場してさらに驚いたりしました。 他にも、「三つの数字」なんかは、今でもメルアド伝えるときとかに良くやる失敗だよなあとか思ったりと、三十年以上たってもまるで色あせていないそのトリックが魅力です。 ……しかし作中で「2010年には核融合が実用化されていないと……」などと語られていると、さすがに時代を感じるところはありますね(笑)
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No.2662
(読書)
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2010年03月02日の読書
2010年03月02日(Tue)
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本日の初読図書: 最終巻。なんか初音実父の独壇場でした(笑) そして、なんか残りページ少ないなあと思ったら、終わってないし<新シリーズが始まるらしい とりあえず、兵×初(むしろ初×兵?)推奨派としては満足ですvv 絶対無理だと思ってたからな……そして初音パパはほんとにどうしようもない人だ……この先どうするんだろう? 今ひとつぼやかされていたのは、次シリーズではっきりさせるのでしょう。これでは買わないわけには行かないじゃないですか。くそう、踊らされてる。
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No.2661
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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