2010年07月02日の読書
2010年07月02日(Fri)
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本日の初読図書: かの妖怪アパートのシリーズで出てきた、るりるりの美食賄い飯のレシピ集。長谷くんと千晶関係の書き下ろし短編も載っていて、ファンには要チェックな一冊です。 レシピばかりかと思っていたら、その料理が登場した前後のことについて、るり子さんが日記を書いている体裁になっていて、結果的にシリーズ通してをふり返るような形になってました。 料理苦手な私にはとても作れないレシピばかりでしたが、読んでいるだけでなかなか楽しかったです。
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No.2774
(読書)
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2010年06月28日の読書
2010年06月28日(Mon)
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本日の初読図書: シリーズ二巻目。 バルーン・タウンと違って、こちらは素直なほのぼのもので、安心して読めました。 扱われているのが日常のちょっとした事件だけれど、最終話だけちょっと重いのも以前と変わらず。 今回はタイトルすべてに国名が入った「国名シリーズ」と銘打たれていました。オランダ水牛という単語に違和感を覚えなかった私しは、どうやら失格らしいです<オランダに水牛はいない 二話目収録の「エジプト猫の謎」でもしっかりとしてやられたし……やはり私に推理は向いていないのか(苦笑)
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No.2770
(読書)
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2010年06月26日の読書
2010年06月26日(Sat)
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本日の初読図書: シリーズ二巻目。 うーん、なんというか……設定と表紙絵から、ついほのぼのした話を期待してしまい、読んで裏切られてしょぼんとしてしまう感じ? 一巻に引き続き、妊娠出産、ジェンダー等についての風刺が散りばめられ、人の心の奥にある悪意とかそこはかとなく感じられます。 最終話では、表に被ったコメディ風味も薄れて、かなりシリアスかつちょっとグロ系な話運びがますます意外でした。
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No.2769
(読書)
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2010年06月25日の読書
2010年06月25日(Fri)
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本日の初読図書: 口に長楊枝をくわえた無宿無頼の渡世人、木枯し紋次郎の活躍を描く短編集。 ふと思いついて検索してみたら、地元の図書館にあったので借りてみました。 弱きを助け強きをくじくというような正義感ではなく、むしろ無気力にただ日々を過ごし、行きたい場所がないから旅を続け、したいことがないから気のおもむくまま場当たりに過ごす、そんなキャラクター。 けれど根っこの所は意外に熱くて、いつも最終的には人助けをしちゃうんですが、それも最終的に「良い」結果には繋がらないことが多いという、虚しい話し運び。 いつも最後の一行にしんみりとさせられます。
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No.2768
(読書)
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2010年06月24日の読書
2010年06月24日(Thr)
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本日の初読図書: QED読んだとき、主役二人の身長に差がないことに違和感を覚えるようになってしまったのは、こちらを読み慣れてしまったからか(身長差逆だし/笑) 今回は一冊丸ごと未読。 最初の前後編は、戦争の描写がかなり生々しくて、読んでて辛かったです。 最後の話は、表紙がちょっと怖かったかな〜(苦笑)
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No.2766
(読書)
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2010年06月22日の読書
2010年06月22日(Tue)
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本日の初読図書: 人工子宮AUの使用が一般化された未来、あえて生身の肉体で妊娠出産をしようという女性達が暮らす、東京都第七特別区、通称バルーン・タウン。 そこはあらゆる犯罪と無縁なのどかな別天地のはずが……ある日のこと、区外で起きた殺人事件の犯人が、タウンへ逃げ込むのが目撃された。その犯人は、明らかに妊娠中の女性だということで、都警の刑事である江田茉莉奈は捜査のため、バルーン・タウンに足を踏み入れることとなった。 どこを見わたしても妊婦妊婦妊婦。妊娠出産という言葉がはしたないものと言われるようになりつつある時代、彼女はカルチャーショックに見舞われながら捜査を続けるのだが ――
安楽椅子探偵アーチーの松尾由美さんのデビュー作短編集。 最初にあらすじを読んで、「母性溢れる素人妊婦探偵によるほのぼの短編集」を想像していたら、かなりピリッと風刺の効いた、ジェンダーについて考えさせられるお話でびっくりしました。 身体の形を異形化させてまで子供を産もうとする女性達に疑問を覚え、もっと楽な方法を何故選ばないのか、選んだのははたして彼女達自身なのか、周囲に選ばされたのか。などなど、なかなか厳しい語り口です。
「赤ん坊というのは、予定日にお洒落をして病院に行くと、病院のスタッフから祝福とともに手渡されるものではなかったの?」
出産についての本を読んだ茉莉奈の抱く、この感想が、この小説全体に漂っている、妊娠出産に対する「世間」の意識を端的に現していると思います。 ……すごいなあ、こういう異文化を書き表せる筆力って。
あと、「亀腹同盟」という短編が、ホームズの「赤髪同盟」、「六個のナポレオン像」、「踊る人形」ネタを絡めていたのが、個人的に楽しかったり。
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No.2764
(読書)
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2010年06月21日の読書
2010年06月21日(Mon)
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本日の初読図書: 今回は殺人事件と、富豪の跡取りを決める観察会。 殺人事件はちょっと無理ないか(苦笑)って感じでした。 観察会の方は、ちょっと叙述トリックっぽくて面白かったです。
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No.2763
(読書)
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2010年06月19日の読書
2010年06月19日(Sat)
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キャサリンシリーズ何作目か。 今度は誘拐事件です。 ワトソン役 浜口助教授の教え子が誘拐され、身代金を払ったのにも関わらず、解放されない。それを知ったキャサリンは、彼女を莫大な遺産の相続人に仕立て上げることで、再度犯人からの接触を待つのですが、その後犯人とのやりとりは二転三転し、気がつけば次々と犯人一味が死亡していくという、普通とは被害者と加害者が入れ替わったかのような話し運びがなかなか面白いです。 ……しかし二転三転のしすぎというか……実際読むのにかかった時間はさほどでもないと思うのですが、なんか読んでも読んでも終わらないという印象が強かったです。 つ、疲れた……
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No.2759
(読書)
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2010年06月18日の読書
2010年06月18日(Fri)
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本日の初読図書: 幼い頃から、人間に取り憑いた死の影が見える青年、弦屋俊一郎は、拝み屋の祖母の元で修行を積みながら高校を卒業した。そしてその能力を生かす職に就こうとした結果、探偵事務所を開くこととなる。 第一の依頼者は、死神に憑かれていると主張する女性だった。幼い頃から周囲にいくつもの死を見てきた彼女、紗綾香はつい先日、婚約者を亡くしたばかりだった。 彼女自身に死相を見ることのできなかった俊一郎は、一旦紗綾香を追い返したが、彼女は程なくして事務所を再訪することとなる。何故なら婚約者の家で次々と怪異が起こり始めていたからだった。そして俊一郎は、彼女に不気味な死の影を見る。 紗綾香と共に婚約者の家 ―― 入谷家に向かった俊一郎は、家族すべてに同じ死相を見出した。それが入谷家連続怪死事件の始まりだったのだ。
……オカルトとミステリが融合した、不気味な話でした。 なにが不気味って、死相の表現が不気味です。色々なパターンが出てくるんですが、今回のメインは、人の身体にたかるミミズのような代物。それが夜中に這いずり出てきて塊になり、廊下を蠢いているシーンなど、もののけ姫に出てくる祟り神のような気持ち悪さが(汗) 主役が人間嫌いかつワトソン役がいないせいか、警察や関係者との人間関係が今ひとつ希薄な感じです。死者が出ても、あんまり感情移入できない感じがするのはそのせいですかね…… でも犯人側には複雑な人間心理があり、犯人自身も意外な人物。 ……読後感はけして良くないパターンですね……最後に出てきた猫の「僕」がかろうじて救いになっているというか。 気の強い祖母ちゃんの存在が、一抹の清涼剤かも。
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No.2756
(読書)
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2010年06月17日の読書
2010年06月17日(Thr)
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本日の初読図書: 元旦、おけら祭りに湧く八坂神社で、着物姿の若い娘が殺された。胸に破魔矢を突き立てられ、その袂には百人一首の取り札「やくやもしほのみもこかれつつ」が入っていた。 いかにも日本的なものを感じさせる事件に、たまたま通り合わせたアメリカ人キャサリンは深い興味を覚える。 だがその殺人は、一連の恐ろしい連続殺人の始まりに過ぎなかった。
元アメリカ副大統領の娘キャサリンをホームズ役に、日本の大臣の甥にして大学助教授 浜口一郎をワトスン役に据えたミステリ小説。シリーズ二巻目。 図書館で検索かけたんですが、一巻目はありませんでした。残念。 まあ、どの巻から読んでも差し障りはなさそうなシリーズですが。実際、学生時代に何冊か読んだ記憶ありますし。 ドラマではキャサリンが日本人 希麻倫子(きあさりんこ)になってたりするそうですが、私は見たことありません。さすがにその改変はちょっとなあと思うのですよ……
やはりキャサリンシリーズの何作目か。 キャサリンの知人のお金持ちな未亡人が、三人の養女と一人の実子かもしれない男性と、お手伝いさんやら弁護士やらを巻き込んでの相続争い。 意外な犯人という点では、この上なく意外でした。さすがミステリの女王。 いつの間にかキャサリンと浜口さんとの仲が進展していて、呼び名が「キャシィ」になっていたり、結婚資金がどうのとか話しているのが、ああシリーズものだなあと思ったり。
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No.2754
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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