2010年11月19日の読書
2010年11月19日(Fri)
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本日の初読図書: ハロウィーンの戦いで、魔王に捕まってしまった魔女セとダヤン。そして肩に傷を受け退却を余儀なくされたジタン。 恋人を失い悲しみに暮れるセを励ますため、ダヤンは懸命に話しかけました。その甲斐あって生きる気力を取り戻したセは、魔王への復讐を決意します。 いっぽうジタンと共に退却したタシルの動物たちは、エルフと連盟を組むべく話し合いをしていました。しかしエルフ王の甥シノアは戦いを拒み、連盟を阻止するべくジタンに決闘を申し込むのです。
シリーズ第六弾。残るはあと一冊。 ダヤンとセはもっと長いこと捕まったままかと思っていたら、わりあい早いうちにダヤンが活躍してくれて、セやその他の魔女を救うために奔走しています。 そして北方ではついに雪の神が動き始めました。わちふぃーるどをアビルトークから切り離すべく、住まう生き物達の迷惑など考えもせず、力業で海を切り裂いていきます。 ……ニンゲン達は……この人達、何のために登場したんだろう。なんつーか、哀れです。 そしてダヤン。あんた未来のこと知ってるんだから、魔王がちゃんと倒せてないこと判ってるんじゃないの? とか思うんですが、そのあたりどうなんだ(汗)
魔王と言えば、未来のわちふぃーるどで雪の神に凍らされたときは、トカゲの親玉みたいな挿し絵だったのに、どうやら過去のアビルトークでは人間型をしている模様。そのあたり、キマイラがなんか関係してくるんでしょうか。 キマイラがバニラに寄せるほのかな想いが、なんだかだんだん切ないものになってきてます。自分のような者ではバニラを幸せにできないと自覚しているあたりが気の毒だ……
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No.2942
(読書)
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2010年11月18日の読書
2010年11月18日(Thr)
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本日の初読図書: 秋山大治郎を名乗る辻斬りが現れた。 殺されたのは、松平越中守と田沼意次のそれぞれ家臣。 頭巾に面体を隠した下手人は、確かに大治郎と良く似ていたが、大治郎がそんなことをするはずもなく。 意次を憎む松平越中守は、その娘婿たる大治郎の嫌疑に激怒し、彼を引き渡すよう要求する。町方の手もほとんど借りられぬまま、小兵衛は四谷の弥七と傘屋の徳次郎などわずかな手のみを頼りに探索を始めるのだが……
シリーズ十作目にして、初の長編。 歴史物苦手な私には、御三家がどーの、一橋家と田沼家の関係がこーのと解説されても、何が何だか?? とにかく人間関係というか、家関係のややこしい話でございました。 大治郎さんは濡れ衣を着せられたおかげで、家からほとんど出ることすらできず、三冬さんは三冬さんで懐妊中。結果、小兵衛さんとその他サブキャラ総ざらえとなりました。杉本又太郎とか、最初誰?って感じで(苦笑)
剣客商売は、珍しく田沼意次が「良いモン」扱いのお話なのですよね。そのあたりがなんか新鮮なのでした。
本日の再読図書: 貸し出し中につき読めずにいた、シリーズ三作目。 これはかなりはっきりと読んだ記憶がありました。内容やトリックもおおむね覚えていたし。 しかし、どんだけ金田一耕助好きなんだ、この作家さん(笑)
今回のお話は、三姉妹には知らせることのない、教授の「怖さ」が現れている作品だと思います。「凄み」と言っても良いかな? それがまた魅力的な所だと思うのですが。 ……しかし、そんな重要な手紙を、スヌーピーのレターセットで書いちゃうあたりが教授だよなあ(苦笑)
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No.2940
(読書)
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2010年11月17日の読書
2010年11月17日(Wed)
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本日の初読図書: 魔王軍との戦いに一区切りつけたタシルには、束の間の平和が訪れていました。 その間を利用して兵隊の訓練をしたり、町の防備を固めたりと、ジタン達はせっせと働きます。 そんなある日のこと、浜辺へ遊びにいったダヤン達は大変なものを見つけます。それはアラルの海を越えてきた、東の国の人間の船でした。乗っていたのは四人の男と一人の子供。 ダヤン達は協議の末、困っている相手を見捨ててはおけないと、彼らを救いタシルの町へ住まわせることにしたのですが……
シリーズ第五弾。残りはあと二冊。 どんどん話が進んで、アビルトークは分裂の時へと近づいていきます。 もともと、大変な戦争があったからこその分裂だと判ってはいたのですが、これは……読んでいて正直辛かったです。 容赦なく倒れていく動物や人間達。戦渦に巻き込まれるタシルの町。セとダヤンはとらわれの身となり、ジタンもまた肩に矢を受ける……ううう、はやくみんな幸せになって欲しいです(泣) とりあえず今回捕まったセとダヤン。これからが、お婆ちゃんの言っていた「長い間ひとつの所に閉じこめられていた」時なのでしょう。 なんか歴史の流れが、未来で語られていたものから外れてきている気がするので、どうなることか気が気でなりません。 早く、早く続きを……ッ
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No.2938
(読書)
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2010年11月16日の読書
2010年11月16日(Tue)
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本日の初読図書: 剣客商売の「待ち伏せ」が文庫で図書館になかったので、収録分七話のみハードカバー全集で読了。重いし、濡れたこととかあるらしく、ふやけてるわ、あちこちページはずれかけてるわで読みにくかったです(苦笑) 話としては、とりあえず三冬さんご懐妊おめでとう。生まれるのは次の長編かなー? その次の短編集かなー?
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No.2937
(読書)
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2010年11月15日の読書
2010年11月15日(Mon)
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本日の初読図書: シリーズ八冊目。 ちょっと間を置いたら、大治郎さんの門弟とかのサブキャラが誰が誰やら判らなくなってしまってました(苦笑) こういう時こそ、ネットで調べ調べ。便利ですねネットって。 今回は「狐雨」というのが、ちょっといっぷう変わってました。大治郎さんの知り合いで一道場の主、ただし弱っちい人が急に強くなるのですよ。その理由が「狐に憑かれたから」というもの。しかし狐は足かけ三年しか憑いていられないので、その三年の間に正真正銘強くなるため、大治郎さんのところへ死に物狂いで出稽古にやってくるという……ふぁ、ふぁんたじー? 小兵衛さんだけが、人ならぬものの存在をおぼろに感じ取るという話でしたが、いやはや剣客商売でこのような話を読むとは。 その他には「仁三郎の顔」というのも、盗賊ネタでちょっと鬼平犯科帳を思わせたんですが、終わり方が秀逸。これってドラマでやったら違った演出にされるんだろうなあと。まさに池波さんの文章ならではという感じでした。こういう、読者の想像力に後を任せる書き方って、面白いなあと思います。
「シーフな魔術師(小説家になろう)」〜165 http://ncode.syosetu.com/n5035l/
下町出身の少年ウィルは、盗賊ギルドに所属するシーフだった。が、仕事の依頼を受け魔術学校に忍び込んだ際に見つかってしまい、捕まるか!? と思いきや素質を認められ、そのまま奨学金で入学することに。 魔力や身体能力などはそう突出していないが、魔力の流れや物の構造を見極める心眼だけは超一流。 魔法回路の開発や召喚魔法のやり方など、地道に色々学びつつ、学生生活をエンジョイする彼だったが、やがて将来の道を考える段階に入り……
雪華さんお勧め。 約半年で165話も更新されている、かなりハイペースな作品です。最初は魔法学校物ですが120話ぐらいで卒業して働き始めてました。冒険や事件もありますが、基本的に仲間達と道具開発をしている感じです。 一見地味に見えて、実はけっこうハイスペックな主役スキーにはなかなか好み。 魔力が電気みたいな感じに扱われていて、ランプ作ったり冷蔵庫作ったり電気ポット作ったりしています。 主役が何故か精霊に気に入られたりしてるところも好みかな。
……そういえば、卒業後に奨学金を返済している描写がないのですが、作者さん、忘れてらっしゃる?
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No.2934
(読書)
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2010年11月14日の読書
2010年11月14日(Sun)
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本日の初読図書: 「夜明けの月(小説家になろう)」〜進軍、ルクロワイヤル http://ncode.syosetu.com/n7087d/
七章の三まで、現在発表分を読了。 ……これ六章までで終わりでも良かったんじゃね? と思わなくもなく。 とりあえず張り巡らされていた伏線はおおむね片づけられて、新たな展開が始まっていました。あ、けっこう面白いです。魔女クレアさんはまた登場するのかな〜?
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No.2932
(読書)
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2010年11月13日の読書
2010年11月13日(Sat)
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本日の初読図書: 「夜明けの月(小説家になろう)」〜休話:結果発表 http://ncode.syosetu.com/n7087d/
22歳の一般企業に勤めるサラリーマンの、異世界召喚もの。 筋力と回復力が上がって、あっというまにBランク冒険者になり、武道会ではSSランクと闘ってボコボコにされつつも準優勝。仲間を守るために、廃れかけている領地に新たな産業を生み出したりと、内政チートもあります。 ……なにやらタイムトラベル関係での謎もあるようです。 今年に入ってからの更新が五回しかないのが微妙に不安ですが、終わりまであとどれくらいかかるのかなあ。
「えっ、その種って……おいしいの?(小説家になろう)」〜11
未来転生もの。 普通のサラリーマンだったはずが、気が付いたら宇宙ステーションに住む遺伝子改造体の赤子になっていたよ。改造されているのは免疫系ぐらいで、実質ほとんど普通の人間と変わらないから、できそこないと呼ばれていじめられたり。でも負けずに頑張るさ、というお話。とりあえず成人して働き始めたあたりまで読みました。
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No.2930
(読書)
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更新情報(2010年11月12日)
2010年11月12日(Fri)
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本日の初読図書: 時の虫食い穴を抜けて一人過去へと旅立ったダヤン。 まだ分裂する前のアビルトーク、その一画にあるわちふぃーるどの泉に降り立った彼は、エルフ族のシンに拾われます。しかし記憶が混乱していたため、自分の名前も使命も思い出すことができませんでした。その間にキマイラによって、ジタンから託された過去のジタンへの手紙を半分奪われてしまいます。 記憶を取り戻したダヤンは、ジタンの手紙に従い、タシルの王子へと会いに行くのですが……
タシルの王子と書いてあるので、どんな新キャラがと思いきや……でした。 そっかー、そうだったのかー、と。 あとジタンがミステリアスな猫から普通(?)の猫になっていて、むしろダヤンの方がミステリアスになっているのが微笑ましいです。つうかダヤン、君ほとんど不思議ちゃんだよ(苦笑) ……なぜかダヤンが現れる前から「遥かの時から白い光とともにやってくる、不思議な瞳を持つダヤンという猫」の存在を知っているセントニコラウスと魔女セ。 いったいダヤンはいつからどういう形で、過去に行く(来る)ことが定められていたのでしょう? あと前の巻から思っていたのですが、おそらく他の絵本などで語られているのであろう、サイドエピソードがちょこちょこ出てきて、そっちを読んでいない人間としてはもどかしいです。ダヤンとマーフィーがタグポーポ鉄道に無賃乗車した話とか、ダヤンが失われたトリポカを取り戻して番人ボーンと交流する話とか。
ジタンの妹、バニラとキマイラの交流が、このさき物語にどう関わってくるのかが気になります。 楽しいほのぼの話だと思っていたこのシリーズなのに、前回ジタンがああいったことになってしまったので、今後も悲しいことが起きるのではないかと心配で心配で……バニラちゃんが辛い思いをしないと良いと切に願います。
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No.2928
(読書)
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2010年11月10日の読書
2010年11月10日(Wed)
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本日の初読図書: 命の泉を求めて死の森を出た魔王軍は、雪の神の怒りに触れて、氷漬けにされてしまいます。 しかし魔王の脅威が去ったのも束の間、雪の神はわちふぃーるどすべてを雪で覆ってしまおうと、その力をふるい始めました。わちふぃーるどを危機から救うため、ダヤンとジタンは、いにしえの大魔法使いセの力によって、過去へと旅立つのですが……
シリーズ三冊目。 ジ、ジタンーーーーーッッッッ!?(驚愕) うぇぇえええ!? そりゃシリーズ最後にはそんなこともあるかも知れないとほのかな危機感は抱いていましたが、まだ三冊目だぞ! 良いのかそんなーーーッ(愕然)
……いまちょっと、最後の1ページの衝撃が冷めやらず、混乱気味です。 ダヤンとジタンの二人旅〜♪ 二人で仲良く二ヶ月も二人暮らし〜♪ とか調子こいて読んでいたのが、よもやこのような展開になろうとは…… 話の展開上、次巻以降もジタンは登場するのでしょうが、そのジタンはもはや……な訳で……ううう(えぐえぐえぐ) 彼にとっては幸せなことだったのかもしれませんが、ファンとしては悲しいです。 ううう、ジターーーーン!!
……ちょっとジタンから離れた感想を言うと、タイムパラドックスはどうなってるんでしょう、この話?? ジタン(過去)とジタン(現在)の会話を読んでいても、もう何が何だかです。ダヤンが過去で行う行動は、セ達が記憶しているものとは違うものになってしまうのでしょうか。そうなると、現在は変わってくるのか、こないのか。ううむ、謎は深まる(悩)
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No.2927
(読書)
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2010年11月09日の読書
2010年11月09日(Tue)
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本日の初読図書: 三四日かかってようやく読み終わりました。 うーん、やっぱり池波さんの長編は私に向いてないかも。 記憶喪失の弥太郎さんは、弥平次さんの勧めで世話になっていた五名の清右衛門の元を飛び出したわけですが、これが大正解。 香具師の元締として殺しの依頼を受け付けていた清右衛門さんは、逃れられぬ筋から笹尾平三郎=記憶を失う前の弥太郎さんの殺しを引き受けてしまい、そこで苦悩もせずに利用するだけしてから殺してしまおうと考えてしまう、その変節ぶりが悲しいです。 ……もっとも、読んでいたときには「ようやくこれで敵味方がはっきりした」とほっとしたんですが(苦笑) やはり私は、感情移入していい相手がはっきりしている方が、気楽に読めるようです。 最後はまあ、大団円と言えるのかな? とりあえず、弥太郎さんも弥平次さんも幸せになれたようで、そこはめでたいです。 こうなると与平さんが殺されちゃったのが悲しいなあ……
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No.2926
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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