2010年12月22日の読書
2010年12月22日(Wed)
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本日の初読図書: 例によって雑誌の謎解き紀行で、人形の塔がある鞠音村に向かう夢水さんと伊藤さん。 そして文芸部の予算を稼ぐため映画を撮るべく、二人に同行する臨時映画スタッフこと文芸部員一行。 そして目撃される、動く人形の行列。 人形の塔で三年前に起きた死亡事件の真相は? そもそも何故人形の塔は建てられたのか? 村で起きた火事の理由は? 今回も名探偵 夢水清四郎の推理が冴える。
……っつうか、今回もまた金田一(爺)ネタ多すぎやろ、はやみねさん(笑) 墨染めの手紙を持ってきた謎の老婆に、「おりんさんと名乗ってほしかった」なんてマニアックすぎて、判る小学生いるのか?(元ネタは「悪魔の手毬唄」) そして今回は決め台詞「謎はすべて解けた。」と「Q.E.D.……証明終了です。」は判ったんですが、「この事件のシナリオは、すべて完成した。」が判りません(しくしく) とりあえずこの作品、発行十年にもなるのに、その頃にはもうQ.E.Dは連載始まってて、かつそこそこメジャーな作品になってたんだ……
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No.2991
(読書)
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2010年12月21日の読書
2010年12月21日(Tue)
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本日の初読図書: 一冊一話の薄いハードカバーでは物足りなくなって、少し古い発行ですが全集を借りてきました。 収録は「ロボ」、「銀の星(シルバー・スポット)」、「ぎざ耳坊や」、「ビンゴ」、「スプリングフィールドのキツネ」、「だく足の野生馬(マスタング)」、「ワリー」、「赤襟さん」、「灰色グマの伝記」、「サンドヒル雄ジカの足跡」。 この間から読んでいたのがほぼ含まれていますが、やっぱり面白いです。懐かしいです。 目次見るだけで、「おお、ギザ耳ウサギ! だく足野生馬! 灰色グマの一生!」と、子供の頃に読んだ微妙に違う訳が甦ってきます。 赤襟さんでウズラが太鼓のような音を鳴らすシーンとか、砂浴びで寄生虫にやられるエピソードとか、また灰色グマの伝記で小熊がアリを食べるために手にたからせて舐めるとか、罠に掛かって指を失うとか、もう超絶懐かしいったら。 もうもう最初からこちら借りてれば良かった!! 狼王ロボとか、もう一回読み返しちゃいましたよ。 口絵には、博物館に所蔵されている、ロボの毛皮のカラー写真まで載っていてゾクゾクしました。体重六十八キロって、成人男性並ですよ? すげえなあ、やっぱりロボは別格だ……
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No.2988
(読書)
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2010年12月20日の読書
2010年12月20日(Mon)
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本日の初読図書: 森羅が空気を読むことを覚えた!<最終話参照 これまでの彼なら、へろっとそのまま読み上げちゃいそうだったのに、子供は成長するんですねえ。 そして森羅の義父スタンが登場。これで三人揃ったかな? あと最近、七瀬さんは友人達の前で猫をかぶっていない気がする。 珍しく、裏表紙に書いてある収蔵品が、収録作に関係していない品物でした。前の巻で出てた物だったかも……
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No.2986
(読書)
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2010年12月15日の読書
2010年12月15日(Wed)
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本日の初読図書: わーい、今回は短編集……と思って開いてみたら、短編一本+特別長編でした_| ̄|○ 池波さんの長編は、どうも苦手なんですよね…… 短編はまあいつもの如く、きれいにまとまった読みやすい話でした。 長編は、小兵衛さんがしょっぱなから加齢による目眩で倒れたり、斬り合いの前にやけに丁寧に刀の手入れしたりと、ヘンにフラグ立ててくるので微妙にやきもきさせられました。まあこの人は九十まで生きるの確定してますから、安心は安心なのですが。 そして田沼意次。ついに失脚のきっかけとなる、息子 意知の暗殺が起きてしまいました。田沼政権の翳りの始まりとなるらしいこの事件。辞書などで調べても、田沼さんが最後にどうなるのかは書いておらず、また詳しく調べるのが怖くもあり。 シリーズは残り一冊。さてラストはどうなるのか……
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No.2983
(読書)
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2010年12月12日の読書
2010年12月12日(Sun)
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本日の初読図書: 江戸版「おみやさん」、シリーズ2冊目。 図書館にリクエストして入れてもらいました。今回は四話入っている短編集でしたが、どことなく全体に事件が繋がっていました。 表題作登場の「晴れおんな」こと詩織さんも、一発ゲストキャラと思いきや、出ずっぱりのレギュラー昇格。前回に引き続き活躍した新八郎よりも、よっぽど登場シーンが多かったです。またこの人が、アクティブな上に超前向きで、眩しいったら…… 表面ヘタレだけど、実はかなり有能な忠兵衛さん、今回は居合いの腕が冴えております。竹光で人斬っちゃうんだからすごいよなあ。 あと、前々からちょっと思っていた「義賊が貧乏人に小判をばらまくのは良いけれど、貧乏人が小判なんか持っていたら、盗んだと疑われないか?」という疑問に、今回のお話は答えております。ただ行き当たりばったりで情けをかけるだけでは、人は救えない。そんな深さを感じさせるお話でした。
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No.2977
(読書)
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2010年12月11日の読書
2010年12月11日(Sat)
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本日の初読図書: 大江戸パラレル下巻。 今回は大政奉還、龍馬暗殺、そして倒幕派と幕府側の戦争阻止と、ほのぼのした中にもシリアスなものが通っていました。 前回に引き続き、勝海舟や西郷隆盛などの豪華ゲストキャラも登場。新門辰五郎に反応してしまうのは、私が仁(タイムトラベル医療マンガ)ファンだから(笑)
このパラレル上下巻では、教授がいつもよりずっと「わかりやすい」人でした。 感情に素直というか、内面の表現にためらいがないというか……本編で何作もかけて少しずつ表現していることを、2冊で余すところなく語っている感じです。この2冊でひとつの作品世界が完結していると言っても良いかもしれません。 才谷梅太郎さんの訃報に涙する教授。戦争の予兆に怒りを覚え、未来のためでも国のためにでもなく、現在の自分のためにだと言って行動する教授。亜衣たち子供らに未来を託す教授。 時代考証とかトリックの出来とかは置いておいて、とてもおもしろい作品だと思いました。 ……最後にアメリカに旅立つのは、ちょっと金田一っぽいなあとか思ってみたり(笑) 笑顔で「あらぶゆ」と言いさえすれば、アメリカではみんな笑ってくれると言っていた教授ですが、イギリスで問題なく会話していた彼ならば、同じ英語圏だし大丈夫なんじゃないかなあ?
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No.2972
(読書)
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2010年12月10日の読書
2010年12月10日(Fri)
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本日の初読図書: シャーロック・ホームズに関するムック本。 この数日ホームズホームズと連呼していたら、次兄が貸してくれました。 キャラクター解説から下宿の間取り・お約束の小物、これまで映像化された各作品をイラストつきでさらりと紹介してあったりとなかなか面白かったです。やはりグラナダ版が特に多くページを割かれているのは、それだけ認められているということでしょうか。 あと、昔の翻案小説などにも触れられていて、シャーロック・ホームズが「本間樵麓(ほんましょうろく)」とか「本田宗六(ほんだそうろく)」、「蛇石(じゃせき)博士」などと翻訳されていたなんて、面白い情報も。ちょっと読んでみたい、かも……(笑) 正典全話をそれぞれ1〜2ページで解説した部分もありましたが……ネタバレを厭うたせいでしょうか、あまりにもさわりにしか触れられておらず、内容がまるで思い出せない作品も多々ありました。初心者にはちょっと不親切かもしれません。 バスティーシュについても多くが紹介されていました。私が読んだことあるのは2作品ぐらいでしたけど、さすがトムスン女史の贋作集は評価が高いようで嬉しかったり。
……バックナンバーには金田一耕助版もあるようで……ちょっと興味が湧きます。
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No.2969
(読書)
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2010年12月09日の読書
2010年12月08日(Wed)
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本日の初読図書: プロファイリングの研修に参加して殺人事件に巻き込まれるお話と、アニメ作成会社の人間関係を巡るお話。 前者の方は、ちょっと密室トリックに無理がないかなあと思います。部屋の位置関係に誰か独りでも気付いていたら終わりじゃないですか。っつうか、ひとコマ部屋番号の書き間違いあるし。後日管理人とかに事情聴取したら、それで終わりだし。 後者はときどき混じっている、殺人の絡まない謎解き話。ちょっと燈馬くんの影が薄かったかな。
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No.2963
(読書)
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2010年12月07日の読書
2010年12月07日(Tue)
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本日の初読図書: シリーズ四冊目。 若かりしハイティーンのシートンことヤンが、見事な枝角を持つ大鹿を追うお話です。 若い頃のシートンは、まだナチュラリストとして自然を愛するが故というよりも、むしろ狩りの興奮から、ライフルを持って雄鹿を追跡してゆきます。そうするうちに、足跡や糞などが教えてくれる様々な「サイン」を知り、出逢った先住民のハンターから自然と過ごすための多くの事柄を習い覚え……後のナチュラリストとしての基盤を固めていくのです。 最後、ついに大鹿を目の前にしたとき、ライフルを手に彼がなにを思うのか。どう行動するのか。 シートンがシートンである根底が、この一冊に詰まっていたと思います。
「宝くじで40億当たったんだけど異世界に移住する(小説家になろう)」〜21話
宝くじで40億もの大金を当ててしまった一良は、途端に群がってきた金の亡者達から逃れるべく、山奥にある先祖の家へと避難することにした。ところがその家には、何故か異世界へと通じる扉があり、その先には日照りと飢餓に苦しむ貧しい農村があった。 とりあえず薬と食糧を持ち込んだ一良だが、それだけでは根本的な解決にはならない。そこでまずは水車を作って川から水を引き、さらに肥料という概念のない村人達に、腐葉土を使うことなどを教えていくのだが……
異世界と日本を行ったり来たりし、40億という財力で村ひとつ分の食糧やら肥料やら農耕道具を買い込んで、と。 自由に行き来ができる分、調べものをしてきたり高く売れそうな小物を持ち込んだりと、いろいろズルをしております。村人達からは、どうやら神様だと思われている模様。そしてそれに気付いていない主人公(笑) こちらもまだまだ始めの方で、別に語られているお姫さまパートとの繋がりすらほとんどありません。続きが楽しみです。
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No.2961
(読書)
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2010年12月06日の読書
2010年12月06日(Mon)
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本日の初読図書: 「ある工業大学生の受難(小説家になろう)」〜責任者の憂鬱・その5 http://ncode.syosetu.com/n1784n/
剣道など習いつつ、工業大学で研究にいそしむ香坂鉄兵は、なかなかのイケメンだが本人にはあまり自覚がなく、またそれを活用する場もほとんどない残念な存在である。そんな彼は趣味の研究で開発した機械を起動した途端、気がつけば異世界に紛れ込んでいた。しかもなぜか身体能力が異常に上がっており、現地の人曰く魔力とやらも普通の人間数万人分の容量があるという、チートな存在になっていた。 いろいろと試してみた結果、元の世界に戻ることはなんとかできそうだが、再びこちらの世界に渡ってくることはできそうにない。ならばもう少しこの世界を知ってみたかった。たとえ一年留年することになっても、二度とできないだろう経験をもう少し積んでみたい。そう思った彼は、拾ってくれた竜人のシロや知り合った王女様、ひょんなはずみで手なずけてしまった魔物のリルなどと旅を始めるのだが……
はい、異世界召喚、チートものかつ開発ものです。 まだ話が始まったばかりで、二つ目のエピソードぐらいですがなかなか面白いです。この調子で連載が続いてくれると良いんですけど。 個人的に、白髪のポニーテールに黒の着流し、緑の瞳に白い肌。赤い大傘を肩に担いだ日本かぶれ外人状態のシロさんが素敵です。ちょっとカブキ者っぽいところがいいんだこれが。
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No.2959
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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