2016年09月08日の読書
2016年09月08日(Thr)
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本日の初読図書: ■ふむ、どうやら私は嫌われトリップをしたようだ(連載版) http://ncode.syosetu.com/n0063bz/
乙ゲー転生系、複数人の転生あり。 悪役令嬢ポジションを押し付けられた主役が、人でなしのヒロインやそれにたぶらかされて排除にかかってくる攻略対象者たちに淡々と復讐していくストーリー。完結済。 復讐がかなり容赦なくえげつないので、残酷描写ありの忠告を読み流して後悔されないように要注意。 あとエピローグにちょっとどんでん返しあり。素直に意表を突かれました。まあ、因果応報を与えたという形で神様もちゃんと仕事してたってことで、動機は不純でも良いっちゃあ良いのか、な?
■私は偽物 http://ncode.syosetu.com/n1049bw/
「私は頭が良くありません」の三浦安針さんの短編。 皇帝をも輩出する大貴族の家で、不吉な双子として生まれたが故に、本来ならばすぐに殺されるはずだった所を、10歳になるまで外に出てはいけないという予言を受けた兄の代役を務めるために生かされ、命がけで好成績を維持する名無しの妹のお話。 系統は「〜良くありません」と似た感じの勘違い系ですが、周囲の腐りっぷりが半端ありません。特に児童虐待しておいてそれにまったく自覚も罪悪感も持ってない父親最悪です。 あと勝手に身代わり作られた挙句軟禁状態で育てられ、周囲の評価はおそらく最低レベルのマイナス状態で社会生活スタートを余儀なくされた、兄の方も被害者の一人かと。
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No.7817
(読書)
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2016年09月05日の読書
2016年09月05日(Mon)
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本日の初読図書: 「ドラゴンは寂しいと死んじゃいます 〜レベッカたんのにいたんは人類最強の傭兵〜」〜ケーキ屋さん開店 後編 http://ncode.syosetu.com/n3450dm/
悪魔もかくや。本当に人間か、オークやオーガではないかと疑われるほどの凶悪な外見と、常識はずれな戦闘力や頑丈さを備えた傭兵、アッシュ。 銃で撃っても槍で刺しても傷ひとつ負わず、大砲を肩に抱え上げそのまま発射してみせる。そんな彼を敵も味方もみな恐れ、遠巻きにしていた。 しかしそんなアッシュの内面は、ごく平凡な少年……というより天然であった。 誰もが彼を三十代後半だと思っていたが、その実年齢はわずかに17歳。 マスケット銃に撃たれると痛いし、肩にカノン砲を抱えて撃てば、耳がキーンっていうから嫌。 将来の夢は料理人か農民だったのに、戦いなんてしたくない。どうせ名誉も報奨金も貴族たちが横取りし、アッシュのものにはならないのだし。 そもそも彼が傭兵になった理由は、たったひとつ。口減らしで売られた先が傭兵ギルドだったという、単純にそれだけだった。 (もう争いは嫌だ。この戦争が終わったら、どこかに土地を買って牧場でもやろう。そうだスローライフだ!) 酒も賭博も女もやらない彼は、溜めた給料をはたいて畑と屋敷を買い、そうして傭兵を引退した。 広大な農地に大きな家、しかも湖に近いという素晴らしい物件だ。 しかしその村は戦乱で焼け、現在は廃墟のような場所に行き場のない老人や女子供が20名ほど住んでいるだけという、荒れ果てた場所。アッシュが買った屋敷もすっかりボロボロになっている。床が抜け雨漏りがし、廃屋も同然だ。 しかしアッシュは燃えていた。なにせ憧れのスローライフなのだ。 そんな彼があばら屋で一人眠っていると、夜中に助けを求めて泣く子供の声が聞こえてきた。どうやら裏の涸れ井戸に女の子が落ちているらしい。 痛々しい鳴き声に、アッシュは助けに行ってみる。そうして彼が見つけたのは、小さな小さな、小型犬ほどのドラゴンであった。 生態系の頂点にいる、圧倒的な身体能力と魔力を誇る生き物。それがドラゴン……のはずなのだが。 「水を飲もうとしたら落ちちゃって、そしたら羽が痛い痛いなの」 まだ幼いらしいそのドラゴンは、アッシュを恐れる様子もなく舌っ足らずに話しかけてくる。 寂しいと死んでしまう、かまってちゃんなちびドラゴンことレベッカ。 恐ろしげな見た目に反して、料理や裁縫といった女子力がやたらと高い不死身の傭兵アッシュ。 そんな二人が出会ったところから、新たなる物語が始まるのであった……
ほのぼの(?)異世界ファンタジー。連載中。 トリップでも転生でもなく、現地主人公です。 アッシュとレベッカの周辺は、ひたすらほのぼのというか、お互いニコニコ幸せ天然生活ですが、国自体は戦争まっただ中で、人がゴミのように死んでいってるエグい世界観。ってか、アッシュさんも恐れられるだけあって、敵兵をぼこぼこ殺してます。でも罪悪感とか全然持ってません。そこらへんからしてド天然。 ドラゴンどころか、その子供のおつきにすぎないアークデーモンでさえ、不興を買えば一国丸ごと灰と化せる絶対的強者ですが、アッシュは全然動じてないし。っていうかきっと、本気で戦いになっても負ける気がしないww まだ始まりたてなこともあって、ストーリーがどこへ向かっていくか今ひとつ読めませんが、まあ続きを追っかけて行ってみたいと思います。
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No.7813
(読書)
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2016年09月03日の読書
2016年09月03日(Sat)
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本日の初読図書: ■悪役令嬢の領地経営術(ただし、人外に限る) http://ncode.syosetu.com/n6854dm/
地方騎士ハンス〜のアマラさんの短編。 悪役令嬢の濡れ衣を着せられ魔物しかいない僻地を開拓しろ(意訳:適当に野垂れ死んでこい)と左遷された貴族の少女と、部下すら連れていけない彼女が「持ち物」として連れて行った奴隷の少年の成り上がり的な? いかにもアマラさんっぽい、ぶっ飛んだ(褒め言葉)感じのお話です。ただあらすじメモに近い感じなので、小説だと思って読むとちょっと物足りないかも。
■脱ハーレム勇者パーティ!〜ハーレム勇者から脱出した元奴隷のお話 http://ncode.syosetu.com/n0190cw/
異世界召喚された勇者……に買われた幼女奴隷が、厨二病あふれるハーレム勇者を冷たい目で見下しつつ、ザルのような考えなしの隙をついて合法的に己の身分を買い戻し。逃げた先で幸せになるお話。いちおう完結済。 本編は前中後編と短いですが、続く番外編がほぼ第二部というか、そっちの方が長い上にストーリーも進んでいます。勇者ザマアもしっかり入ってますし。元奴隷の子が、すごく有能な上に努力を惜しまないタイプなのがまた好感度高く、そのぶん勇者とハーレム要員側にヘイトが溜まっていきます(笑) 個人的にはギル少年とのその後とか、あともう少し欲しかったなあ。
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No.7811
(読書)
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2016年08月29日の読書
2016年08月29日(Mon)
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本日の初読図書: ■悪役令嬢だけど、クラスに魔王がいるのでそれ所じゃありませんわ! http://ncode.syosetu.com/n6716cv/
■平和主義な魔王の想い 〜魔王だけど、趣味はお菓子づくり〜 http://ncode.syosetu.com/n0141cw/
恋愛ゲームの悪役令嬢に転生したが、ヒロインと友だちになれるルートもあるので楽観視していたら、イレギュラーが発生。それはゲームにはいなかったキャラクターの存在。 筋肉質で闇のオーラを纏った、眉目秀麗だが異様に眼光が鋭く、凶悪な印象の男性。年齢はどう若く見積もっても二十代後半。でも同級生。 その自己紹介はというと、 「我は魔王だ。先日、先代魔王が死去してこの姿となったが16歳である。我は平和主義者だが、歯向かう者がおれば容赦はせぬから、死にたい者はかかって来るがいい……」 まさかの魔王だった。 主人公も他の生徒たちも恐る恐る遠巻きにしていたが、主人公はある日、購買から出てきた魔王とぶつかってしまう。そして彼が取り落とした雑誌のタイトルを目に入れてしまった。 『かんたん!美味しいお菓子レシピ』『可愛い編みぐるみの作り方』『花とビーズの刺繍』『人気のスイーツ専門店100』 いかつい見た目とは裏腹に、彼は可愛い物や甘いお菓子が大好きで、自分で作るのも趣味であったのだ。 しかし王位を継承した以上、魔王らしく振る舞わないと同じ魔族から魔王の資格無しと命を狙われるし、人族達からも軽く見られて戦を起こされかねない。なので懸命に魔王としての威厳を出していた。本当は平和主義者で戦いなんかしたくないし、ずっと趣味のスイーツ作りとかしてたいのだと。 滂沱の涙を流し号泣しながらカミングアウトする魔王を相手に、主人公は内心で冷や汗を流していた。 この設定、この展開。それはゲーム内で悪役令嬢がヒロインと仲良くなるルートではなかったか。 クールビューティーで大人っぽいシックな装いを好む彼女が、意外にもファンシー雑貨やスイーツ作り、編みぐるみ等、可愛い物好きで。それをきっかけにヒロインと交流を深めていくという、特殊ルート。 しかし前世の記憶がある彼女は、そのたぐいのことにほぼ無関心であったため、今世でもその方面はスルーしていたのだ。 もしかして、自分がゲームと違う性格の為、本来悪役令嬢が持つはずだった趣味が魔王に行ってしまったのかもしれない。 ……罪悪感が半端ない。 立場と嗜好の間で苦しんでいる魔王への贖罪を込めて、良ければ友だちになろう、興味があっても一人では入りにくいスイーツ店など、二人でなら堂々と入店できるし、と。そう提案した彼女に対し、魔王はまたもぼたぼたと涙を落として……
小説家になろうの悪役令嬢転生モノ短編と、その続編で魔王側視点の中編と、さらに後日談。 幸せほのぼの展開ですが、最後の最後でうるっときてしまいました。 魔王の小動物感や、主人公の淡々としつつもなんだかんだでラブラブなところが微笑ましいです。
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No.7804
(読書)
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2016年08月24日の読書
2016年08月24日(Wed)
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本日の初読図書: 「夏が来れば思い出す(小説家になろう」 http://ncode.syosetu.com/n3344dm/
モロクっちこと諸口正巳さんの、ヤク退と毎日がメリバのクロスオーバー。1万3千字(文庫本で40P弱)ほどの短編です。 明日廃も読んでいた方が、より判りやすいでしょうか。あ、忘れてはいけません、神無沼も★ もっとも内容は、黒澤組の下っ端オッドアイの梶くんと、有能こと祠門さんの舎弟前橋さんのお話で、笙さんなどは名前だけのご登場。その他のメンバーに至ってはいっさい出てきません。 それぞれのシリーズの本編ではまったく語られていませんが、作者様の Twitter で呟かれる小ネタでは、この二人が仲良しさんと言うことは前提条件というか、周知の事実なんですよね。二人で仲良くポケモンGOとかやってるらしいです(笑) 今回は二人の馴れ初めとか、前橋の過去とかいろいろ出てくるので、諸口さんファンには外せない一作かと。 そして相変わらずいあいあっぽいですww グロくて理不尽で人が死にまくってます。まさに諸口節。 この「怪異とは理不尽なもの」「理由なんてなく、ただそこに存在するだけの、人知を超越した現象」という書かれ方がすごく好きです。これバランスを失敗すると単なる訳判んない話になっちゃうのでしょうが、そこらへんのさじ加減が諸口さんは絶妙だと思います。
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No.7799
(読書)
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2016年08月15日の読書
2016年08月15日(Mon)
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本日の初読図書:
現在唯一、新刊リアルタイムで追い続けている小説のマンガ版です。 表紙デザインはあえての小説一巻目とお揃いのアングル。コミカライズ版は、背景がよく見るとビル群ですね。
キャラクターデザインもほぼ小説挿絵に準拠しているので、そういった点での違和感はほぼありません。 ただガーニー弟は小説だと双子だか年子だかで見分けつかない設定なんですけど、マンガ版ではかなり年下の少年キャラになっています。 一族郎党、十代の子供まで引き連れての出兵だというのを表すには良い改変だったと思います。第一かわいいvv ジェリク、モンザ、ファーンお姉ちゃんにハマーム、もちろんウォッド爺さんやメアリ婆ちゃんなど、小説だとかなり読み進めるまで見分けがつきにくかった人狼隊主要メンバーたちも、マンガ版だとすぐに判別できて便利便利。
こちらである程度試し読みができるので、雰囲気を掴みたい方は如何でしょう?
■人狼への転生、魔王の副官|コミック アース・スター http://comic-earthstar.jp/detail/beowulf/
タイトルイラストで、左から三番目にいるスカーフェイスの美少年がガーニー弟(ガーッて言う方がガーベルトで、にーちゃんって言う方がニーベルトらしい)です。
さて内容としては、WEB公開時に最後にUPされてた「特別編 その前夜」を序章の次に移動してあったことで、ヴァイトが転生者であることをコミカライズ版でも早めに明かす方向に変わっていました。 あと、ヴァイトの心内描写が増えていたり、心の声だったのが普通の発言に変更されていたりと、ちょこちょこと修正が。
えー……実を言いますと、メディアミックス作品としてのこの本の評価は、私の中ではあまり高くありません。
以下は辛口なので、読みたくない方はご注意下さい。
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No.7778
(読書)
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2016年08月06日の読書
2016年08月06日(Sat)
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本日の初読図書: 昨日借りてきた「タッチングレースとビーズタッチング」の続編です。 雰囲気は相変わらずレトロ(笑) ただ前巻に比べると、完成した作品よりも、スタンダードなパターンやミニモチーフの紹介が多めでしょうか? あとはそれを組み合わせて応用していく方法とか、自分でオリジナルデザインを考えるやり方を説明している……のですが。 ちょっと言葉が足りないというか……ある程度の技術がある人なら、これで判るのかなあという感じでした。 そして前の巻よりもさらにたくさん、スプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を使用した作例が多いです。 やっぱりこれは、マスターしておいたほうが良い技法なんでしょうかねえ。
そして。 とある円形モチーフを見た瞬間に一目惚れというか、これ、これ作りたい!! と思ったのですよ。 この作品の編み図を入手できただけで、借りてきた甲斐はあったと。
……しかしその編み図を見ているだけで、気が遠くなりそうというか(−ー;) 今日やったコイルワークの比でない目数の入り組みぶりに、確実に自分がどこ結んでるか判らなくなって迷子になると予測できます。
ああでも良いなあ、これ……すっごい素敵。水色の段染めで作って複数を繋いだら、きっと映えるだろうなあ……
追記: 作り始めちゃった(てへ)
一段目から二段目へ上がる所(緑の糸を結んである部分)で、モックピコとスプリットリングを使い、糸を切らずに移動しています。そのため、シャトルは二個使用。 しかし二段目以降はぶっちゃけサブシャトル使わないので、サブシャトルの糸がなくなったら糸玉に繋ぎ替えたいんですが……どうやったら大きな糸玉から出てる糸を内部に結び込んでいけるのかが判りません(−ー;)<シャトル糸を繋ぐ場合は、二個一緒に持って芯糸二本でブリッジひとつ作ってから糸を結び合わせて、もう一個ブリッジを二本で作ってから、新シャトルの最初の糸端と旧シャトルを切り離している
あと、けっこう目数が書かれていなかったりするので、完成写真とにらめっこして割り出してみたり、編み図だけだとよく判らないから、段ごとに分けて目数とピコを書き出してみたりと、やっぱりかなり難易度高いです。 あ、もちろん本に直接書いたりはしてませんよ? ちゃんとコピーしてます。
うまく作れると良いなあ。
追記2:
……あー、糸玉繋ぐには、こういう方法もあるのか。
■赤裸々レース 糸継ぎ は大変 http://sekiraralace.blog.shinobi.jp/Entry/372/
サブシャトルがなくなった時点で、潔くメインシャトルも切り離して、改めて糸玉と繋がった状態のメインシャトルをロックジョイン。切った二本の糸端は、次のブリッジを芯糸三本にして隠す、と。 ……なるほど。先達の発信して下さってる技法は、本当に為になります(しみじみ)
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No.7762
(読書)
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2016年08月05日の読書
2016年08月05日(Fri)
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本日の初読図書: 以前借りたタティングレースの本が、一度延長してなお、ついに期限が来てしまったので返却……しに行ったら、その日は臨時休館日 _| ̄|○ とりあえず返却ポストに入れるだけ入れておいて、本日ようやく次の本を借りてくることができました。 例によって、内容はかなりレトロです。なにしろタイトルが「タティングレース」ではなく「タッチングレース」ですし(笑) 刊行されたのこそ平成に入ってからですが、序文には「専門学校の学生達の間では、大正から昭和初期までが大変流行していた」「平成の時代に(中略)改定して、心あらたに第三冊目を発行することができました」とあるように、著者さんはここ数年で存在を知って始めたにわかなどではなく、むしろ黎明期を担ってこられたお一人なようです。経歴によればなんと大正生まれ。
なので紹介されている作品は、古き良き時代を感じさせるものがほとんどです。そもそもカラー写真なんて最初の4ページしかない。あとは全部モノクロ写真と線図です。
だがそれが良いvv
今の時代、わざわざ手編みでレースを作る人間なんてのは、よほどの物好きでしょう。 そしてその物好きが求めているのは、まさにこの古き好きレトロさなんだと、私は主張したい(もちろん違う方も多いでしょうが/笑)。
今までネットで調べたり、最近刊行された本を読んだ時とは、用語の使い方などが異なって戸惑う部分もありますけれど(スカラップとハーフクローズリングはどう違うんだ/悩)。でも「ああ、あれはそういう意味だったのか!」と膝を叩く部分も多かったです。
とりあえずコイルワークとスクエアーワークは、マスターしたいですね。
あ、あとスプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を利用した作品が、けっこういろいろ紹介されています。 その作品を作られたのは、著者さんとは別人のようですが。
■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース ダウンワードステッチ(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-518.html
■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html
またそういう作品ほど、私好みなんだなこれが(苦笑) これもうまく活用すると糸端の始末回数をかなり減らせるようなので、是非覚えておきたい技法です。いちおう前に一度は挑戦してみて、ちっちゃいモチーフは割とスムーズに作れたから、なんとかなるんじゃ……ないかな?
……しっかし、紹介されている中で一番すさまじいと思ったのは、円形のモチーフをそれぞれ白か黒で作成し、長六角形に繋いでいったピアノ掛けです。 モチーフ自体はリングとロングピコを組み合わせた、シャトル一個しかも最初から最後まで糸切らずに作って行ける、出先での時間潰しにはもってこいなパターンなんですけどね。 でも全体の大きさが77cm×186cm。60番の糸で作成したモチーフの枚数が、黒645枚、白1533枚て(汗)
さすがにこれは無理。絶対に真似できない。 トータルで二千枚超……しかもこの作品を作られた岡野チヨさんという方は、失明後もレースの制作を続けられたと略歴に書いてあります。 道を極められた人って、本当にすごいですねえ……
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No.7760
(読書)
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2016年07月23日の読書
2016年07月23日(Sat)
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本日の初読図書:
ようやく読みました。 ……世間ではもう、11巻まで出てるんですね。表紙からしてスキー回ですか? いや今回読んだのは9巻なんですが。 千晶先生と青木先生の比較。叱る時べき時にはがっつり叱る千晶先生と、ひたすら生徒を(自分視点で)肯定し続ける青木先生の巻でした。 千晶が夕士の身だしなみに言及して、こいつは放っておいても大丈夫と保証するシーンもあったので、まあ満足です。 千晶が立ちくらみ起こす場面もありましたし、次回が『ツボマッサージ』ですかね……
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No.7734
(読書)
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2016年07月22日の読書
2016年07月22日(Fri)
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本日の初読図書:
現状、唯一新刊をリアルタイムで追い続けている書籍。 っていうか……恐ろしいことに、今年に入ってから読んだ小説本が、これでようやく5冊目です。 しかもうち三冊がこのシリーズです。いったいどうしたというのだ私(汗)
今回の収録内容は、111話「不和の荒野」〜149話「黒狼卿の虜」まで。 個人的一押しキャラ生真面目文官カイトの登場から、ロルムンド皇女エレオラの来襲。元老院の滅亡を経て、エレオラが魔都リューンハイトと雌雄を決するまでです。 WEB最新話あたりのヴァイトが好きすぎるカイトや、ちょっと前の忠誠度がMAX到達したマオを思い出しながらこのあたりを改めて読むと、いろいろと新鮮ですねえ(にやにや)
書き下ろし短編は、エレオラがヴァイト達評議会員と黒狼卿劇を見にゆく話。初回特典リーフレットのSSは、エレオラの部下ナタリアが、同じようにヴァイトと劇を(ry 特に書き下ろし短編の方は、敵を貶めるのではなく、「こんなすごい敵と戦って倒したのだ」と相手を称える方向に持っていく、これぞヴァイトといったその性格がよく出ていました。 他に印象に残っている書き足しは、ファーンお姉ちゃん視点の、ヴァイトに無茶はしてほしくないけれど、彼が前線で危険を引き受けてくれているからこそ、人狼隊は奇跡的に一人も死なずにすんでいるという葛藤のあたり。 あとガーシュ親分やエレオラの副官ボルシェさんの視点とかもありました。 個人的には工芸都市太守フォルネさん視点を読んでみたいのですが。あの人初対面からヴァイトのことを好意的に受け入れてましたけど、そうそう単純な性格じゃないと思うんですよね……
ところで私、何故かずっとエレオラ皇女を十代の少女容姿でイメージしてたんですよ。十八とか、下手すりゃ十六ぐらいに。なので表紙絵を見た時にはびっくりしました。WEB版の登場シーンを確認してみたら、確かに「アイリアと同年代っぽい」って書いてあります。なんでこの記述をガン無視してたのかな私?? もしかしたら、同時期に読み返していた「翼の帰る処」の皇女と、イメージが重なっちゃってたのかもしれません。 なるほどなあ、確かにこの年頃ならヴァイトとも釣り合いますよねえ(苦笑) って、ヴァイトも今ひとつ正確な年齢は判らんのですが。暴れ猪の変異体を倒した10歳の時が「十年以上前」なのだから、二十代の半ばから後半あたりだと思ってるんですけど。
そして以下は、いつもの恒例の愚痴なので畳みます。
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No.7733
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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