よしなしことを、日々徒然に……
※ 2018年以降の記事は、別ブログの方へUPしています ※
新しいブログへは こちら からどうぞ。



 背に腹は
2017年07月20日(Thr) 
このところ右手親指と左肘がだいぶ痛むので、先週末から物作りを控えてたんですが……ちょっと精神的に無理でした(−"ー;)
指や肘は湿布とかでなんとかできるけど、メンタルはそう簡単に回復できんと結論。

タティングレースを再開することにしました。

手指にかかる負荷を他の部位に分散できないかと、こぎん刺しとかクロッシェレースにも手を出してみたんですがね。そっちは逆に細かすぎる&作業中に気が抜けなくて余計にストレスが溜まる……適度に細かくかつ、適度にワンパターンで、あんまり手元を凝視しなくても「ながら作業」ができる。しかも完成品が場所を取らない……我ながらよくタティングレースに巡り会えたものだと、改めてしみじみと実感しましたよ……

そんな訳で、久々のタティング。モチーフは、



ハ・ミギョン著「タティングレースを編む午後」より、「m.라임소다 Lime soda 」のミニモチーフです。
このライムソーダだけで、4つのアレンジと言うか編み図を収録しているのが、この書籍のすごいところなんですよねえ。

このパターンはそのうちの、「라임 플라워(ライムの花)」という最小単位です。
他に同じぐらいのサイズの「라임 열매(ライムの実)」があり、花を少し大きめにしたレギュラーサイズのドイリーと、花の周囲に実を配置したデザインのグランドドイリーの4つで、ライムソーダシリーズワンセットとなっています。



中央に配置されるこの花は、Aroma Lace(01.ジャスミン)使用で直径5cmほど。
書籍での指定糸はリズベス40番で、やはりそれぐらいのサイズです。

そしてシャトル使用数は「すべて2個」とありましたが、この小さいモチーフの場合、1段目はシャトル1個と糸玉で作成できます。シャトルに糸巻くのはけっこう面倒ですし、一段目は糸玉から直接結っていき、二段目へ上がる際に糸玉から両手×1ほど糸を繰り出してから切断。サブシャトルに巻いて進めました。
これはもう一方「ライムの実」の方でも、同じことができそうです。
そちらは一番最後にたった一箇所、クルーニーリーフを作るためだけにサブシャトルを使用するので。やはり直前までシャトル1個+糸玉で作成して、クルーニーリーフ直前になってから糸切ってサブシャトルに巻けば、手間も省けるし必要な糸の見積もりもしやすいんじゃないかと。

ただドイリーにする方は、結び順がこの小さなモチーフとぜんぜん違うんですよね。
この手の丸いドイリー(敷物)は、通常、中心から段を積み重ねていく作り方をする場合が多いです。
しかしこのデザインはそこが一味違いまして。



この下側の大きいやつ、中央の花びら一枚から開始して外側へ向かい、実を半分だけ作成して最外周へ行き、8分の1結ってから戻ってきて、実の残り半分を埋め、中央の花へ戻るという流れになってるんですよ。そうやって8分の1結えたら、今度は隣の花びらからまた最外周へ向かう……途中で飽きたからこの段までで良いや★ ができない、恐ろしい作業手順なのです(汗)

っていうか、最初に作ってみる小さなモチーフが、次の段階への練習に、まったくなってないって(苦笑)

しかし見た目が似ているだけで、作り方はまったく異なるものをひとつの作品としてカウントしているのは、実に太っ腹です。 昨今の糸の色やピコの数変えただけで別カウントして「**個もの作品掲載!」とか、堂々と宣伝してる書籍に見習ってほしいッスよ……

ああそれにしても、やっぱりタティングレースやってると落ち着きますですvv
本日のBGMは、録り置きの「 COBRA THE ANIMATION タイム・ドライブ」をば。
これ原作読んでないんですよね……レディの設定をようやくちゃんと知ることができました。
……しかしレディと出会ったのが20年前って……前々から思ってましたが、コブラって実年齢いったいいくつなんだろう……ww


あと映像作品と言えば先日、かの有名な映画「ミスト」をケーブルでやっていたのを、次兄が録画していたのですよ。
衝撃のラスト十五分とか、バッドエンドの極地とか、主役のやることが常に裏目に出るといった感じでかのモロクっちさんが絶賛しておられたので、どんなものかと最後の数分だけ見てみたんです。

……ああ(笑)

これは事前知識なしに全編通して鑑賞していたら、確かに超鬱展開ですな。キャラに感情移入してたら、落ち込んでしばらく戻ってこれなかったかも。
でもラスト見ただけでも、すごいパワーがあるのはひしひしと感じられました。

創作物には、ある意味予定調和的展開があり、決まったラストへと物語が収束していくのがお約束なんですが、話の中の登場人物達は先の展開なんて判らないのだから、こういうラストは普通にあり得るんですもんねえ。というか、彼等は普通の作品ならモブ的立場でしょうww

……なおどんな話か知りたい方は、「映画 ミスト ネタバレ」で検索すればすぐに出てきます。

自分では絶対に書けないし書かないタイプのお話だけど、こういう話を作れる人ってすごいなあと思った次第でした
No.8331 (創作:: タティングレース)

 
 この記事へのコメント
 
ちなつとも  2017/07/21/09:36:04
映画 ミスト ネタバレ
なるほど、こいつぁやべぇな。あらすじだけで鬱々としちまうぜ。
やることなすこと最悪な方向にしか行かない映画ってたまにあるすよね。鬱々するわー。
基本、大笑いできて後に何も残らない映画が好きだ。これぞまさに娯楽!
偏差値低いね〜
 
No.8333
 
猫欧州  2017/07/21/19:32:04
韓国タティング本のあのモチーフは
「ライムの花!実!」なのですか!!!
私はハングルさっぱりなので、すごいです!勉強になり…。
いや、ハングル文字の区別がつかないので、勉強にもならないんですがw
とにかく「へええええ!」と、感動です!
私はタティング、しばらく休みますんでw
神崎さんは腕を大事にしながら結ってくださいね。
 
No.8334
 
神崎真  2017/07/21/21:26:27
ちなつ様>
な、な?
ミスト、かなり詳細な最後までのあらすじとか読めるあたり、やっぱりこの映画に衝撃を受けた人って多いんだろうと思ったよ。
それこそ中二病現役だった頃は、自分でもバッドエンドの話ばっかり書いてたもんだが、最近は駄目だねえ。ご都合主義でもなんでも、楽しく幸せが一番良いよ。精神衛生上。
そういう意味でも今さら世界名作系とかの読み返しがなかなか良いんだけど、たまーに大人になってから読むと判る風刺なんかも混ざってたりして、昔好きだった作品が途端にアレなことになったりするのが困りもの。
むう、難しいものよ……


猫欧州様>
うふふ、猫欧州さんちでこのモチーフを拝見したのが、私に洋書をすっ飛ばしていきなり韓国語の本を買わせたきっかけですよ。
ようやく作ってみることができました。やっぱりこれ可愛いでーすーーvv

> 「ライムの花!実!」なのですか!!!

ライムの花で画像検索してみると、実物とは似ても似つかなかったりするのですが、野暮なことは言いっこなしww
それにしても、人生いったい何が役に立つか判らないというか。
実は何年か前、知人からデータ入力を頼まれた際に、ハングルの文章が混じってたことがあってですね。「も〜〜面倒だなあ」とか言いながら調べた入力方法が、今になってここで大活躍するという、この不思議。経験って、無駄にはならないんですねえ(しみじみ)

ちなみにP79の紹介文も翻訳サイトにかけてみたら、どうもこのセットはソーダの弾ける炭酸をイメージしてるみたいです。フルセットで食卓に飾ると爽やかですよ〜的な感じのことが書かれてました。いや無理だから。大きい方のドイリーはそう簡単に手が出せないから(汗)

そして私にはどうも刺繍系は無理っぽいので、そちらは猫欧州さんちを拝見して、目の保養にさせていただこうと思いますです。
どんどんレベルアップしていくハーダンガー、これからも楽しみにしております★
 
No.8335

 この記事へのコメントは以下のフォームからどうぞ
Name
E-Mail
URL
感想
2560文字まで

Pass

 
 この記事のトラックバックURL
https://plant.mints.ne.jp/sfs6_diary/sfs6_diary_tb.cgi/201707208331


No. PASS

<< 2017年07月 >>
Sun Mon Tue Wed Thr Fri Sat
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          

 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

サーチ :


 最新の記事
 背に腹は

 リンク
 神崎へメール
 私立杜守図書館
 蔵書リスト

 

   

 ブログ内記事検索:
 
 AND OR  


Back to Home...

[管理用] [TOP]
shiromuku(fs6)DIARY version 2.41