よしなしことを、日々徒然に……
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 なるほど、むっちり
2017年03月14日(Tue) 
先日気になるとここに書いていた、PuPuさんの超極細糸。
案の定、こうなってしまっていた訳なのですが(苦笑)



とりあえずスタンダードなインディゴと、あとはちょっと変わったダスティグリーンとオパールグリーンを選択してみました。
……ストレス発散の買い物としては、いっそ全色揃えてみたい気持ちもいっぱいだったのですが。
しかしまたも使い心地が微妙で、かえってストレスを溜める要因になっちゃうとアレなので、ひとまずはお試しってことで。
セール期間はまだ残ってますし、使い心地が良いようならまた買い足せばいいやと、とりあえず三玉ほど購入。

で、軽く使ってみた感じの感想です。
まずはユーザーレビューで多数意見のあった、「他メーカーの糸より太め」という点。
私が普段使いしている、オリムパスのプラチナレース糸#40と並べてみると……



こんな感じでした。
んー、確かに言われてみれば、ちょっと太い……かな。
それよりも、撚りの方が気になりました。なんというか、PuPuさんのほうがデコボコが少ない?
全体的に艶がなくマットな質感であることもあり、糸というより紐っぽい印象を受けました。そんなあたりが太いと表現される理由なのかもしれません。指の腹に挟んですべらせた感触も、PuPuさんの方がゴツゴツしてないように思えます。

で、実際に結ってみた結果は、↓こう。
左がPuPuさんの極細糸オパールグリーン。右が前に試作で作った、ダイソーの#40ホワイトによる「湖の華」外周モチーフ。



ぶっちゃけダイソー糸とプラチナレース糸は ―― 結い心地はともかくとして ―― 自分でも制作メモ見ないとどっちで作ったか判らないぐらいの仕上がり程度なので、まあ比較に問題はないでしょう(苦笑)<PuPuさんの完成させたあとで、比較対象がダイソー糸だったと気が付いた

サイズ的には、やはりPuPuさんの方が微妙に大きいですね。右側には上半分にしかジョセフィンノットがついていないことを差し引いても、2〜3ミリ大きめ。

そして……うん、なるほど。これは確かにむっちりッス(笑)

ユーザーレビューや、最近とってもお世話になっている赤裸々レースさんで、「目がムクムク」とか「ぽってりする」とか「むっちりした感じ」などという紹介をされていて、なんのこっちゃ? とか正直思っていたんですが。
使ってみて納得。確かにこれはむっちりとしか表現のしようがないww



拡大するとこんな感じ。
なんというか、PuPuさんの糸は横(太さ)方向に弾力があるんですよ。伸びるんじゃなくて、ふかっとした感じ。なので結った際に締まる所は締まって、他のところは膨らみ気味になる。結果として、むっちりムクムクの仕上がりに。

だがそれが非常に可愛いvv

艶は少なめ。色もくすみ気味。もっと明るい春向け若草色かと思って購入したこのオパールグリーンも、どこか和風の印象というか、抹茶オレを思わせるような落ち着いた色調でした。期待とは少々異なりましたが、これはこれで非常に好み。普段使いにはむしろしやすそうな色合いです。

ただ肝心の結い心地は……ううむ……
ハイスターよりはだいぶ良いです。毛羽立ちもほぼないし、一度失敗してほどいた時の縮れ具合も少なめ。でもやっぱり、プラチナレースに比べるとすべりにくいです。リングを閉じる時に必要な力加減が、プラチナ<PuPu<<ハイスターと言った感じ。
ちょっと締めすぎたと思っても、ぐにぐに引っ張れば、わりと調整が効くのはありがたいところなんですが。
難点は、糸割れしやすいところでしょうか。
ほどこうとして角を使ったり、ちっちゃいピコから引き出そうとかぎ針(クロバー製8号)を使うと、かなりの頻度で糸が割れます。まあ、割れた部分も軽くしごいてやればさほど目立たなくはなりますが……やっぱりちょっと扱いにくいのは確か。

まとめると、
PuPuは、そこそこの使い心地。しかし結び目がきれいに揃って、可愛らしい仕上がりになるのは断然PuPu。
一方で使いやすく、かつ仕上がりが繊細な感じになるのは、プラチナレース糸ってところでしょうか。

なおコスト的には、プラチナレース糸の方に軍配が上がります。
今回はあくまでセール中のを購入しましたからね……普段から200gで送料込1600円ほどのプラチナレース糸には、定価だとさすがに負けます。その代わりカラーバリエーションはPuPuさんの圧勝<プラチナレース糸は白と生成りしかない

結論。
作るものに応じて使い分けるのが良いんじゃないかと。
比較的小さめのファンシーなモチーフ。あるいは実用的なコースターとか、アクセサリーとかを作るならPuPuさんがオススメ。
いかにも「レースだぜ!」といった繊細さを求めるなら、オリムパスのプラチナレース糸っていうのが、私の感想でした。

……まあ、同じオリムパスでも金票とか、こないだ出たばかりのタティング専門糸とか……あるいはダルマレースとか紫野とか、ちゃんとした糸を使った経験がない、貧乏手の私がなにを評価するんだって話でもあるんですが(^ー^;;)ゞ

ともあれ、
ローコストでレース編みを楽しみたい! という方の参考になりますれば(苦笑)



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No.8087 (創作:: タティングレース)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
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シグ3= SigmarionIII です。

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