よしなしことを、日々徒然に……
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 2016年12月24日の読書
2016年12月24日(Sat) 
本日の初読図書:
■メイドから母になりました(小説家になろう)

神様の喧嘩に巻き込まれ、一生残る重篤な後遺症つきで生き返るか異世界転生するかの二択となり、貧乏な家族達の負担にはなりたくないと転生を選んだ元女子高生。
転生した先は剣と魔法の異世界で。平民の料理屋の娘リリーとして生まれ直した彼女は、父親の雇い主だという貴族の娘の話し相手を努めたことをきっかけに、いつしかさまざまな場所へ派遣されるメイドとなっていた。
最初に面倒を見たお嬢様は、病弱だったのが見違えるように健康となり、今では王太子の妃となっている。今でもリリーを大切に思い何かと相談を持ちかける妻の様子に嫉妬して、王太子が押し付けてくる無理難題はいささか面倒くさいけれど。それでも充実した日々を過ごしている。
そんな彼女に今回舞い込んできたのは、王宮魔法使いの家へ行ってほしいという依頼であった。
レオナール・マリエル。強い魔力の証である、黒髪を持つ稀代の天才。若き隠者、破壊と終焉の魔法使いとも呼ばれる彼は、その美貌と魔力の高さから一部の令嬢たちに人気を誇っている。しかしいっさいの表情がなくほとんど口を利くこともない彼に、リリーは特段関わりたいと思っていなかった。
しかし彼がメイドを求めているのには、はっきりとした理由があるという。
なんでも魔力の強い子供が見つかったので、義理の娘として引き取ったのだが、彼の家には世話のできる家族も使用人もいないのだそうで。そこでメイドを募集したものの、売り込んでくるのはレオナール目当てに言い寄ってくるような者ばかり。
「つまり、レオナール様に色目を使わず、子供をちゃんと面倒みるようなメイドがお望みだと」
「そう。母親になってくれる?」
「……もしかして今までもそう言ってきました?」
「ん」
その言い方、多くの女性が誤解するよね。それってレオナール様の言い方にも大いに問題あるよね。
無表情に頷く彼は、それが通常プロポーズの言葉になっていると、気がついていないらしい。
どうやらレオナール・マリエルは、その見た目や雰囲気とは裏腹に、非常になんというか……ズレた性格をしているようだった。
そして一生結婚する気はないが、子供は欲しいというリリーにとっても、今回の依頼はそう悪い内容でもなく。
かくしてレオナールの家へ住み込むことになったリリーだったが、いきなり縛られて地下室に放置されている幼児と対面などという言語道断な光景を皮切りに、次々と常識はずれの事態が降り掛かってきて……


完結済・書籍化・コミカライズ済。さらに本編削除済なのでタイトルだけ。
WEBコミック版はこちらです。

■メイドから母になりました | アルファポリス - 電網浮遊都市 -
 http://www.alphapolis.co.jp/manga/viewOpening/594000134/

えー……ほのぼの系ラブコメです。
↑だとレオナールが幼児を拉致監禁する極悪非道野郎ですが、ぶっちゃけ自分も通ってきた過去をなぞっただけの、口下手説明不足なド天然がやらかしただけという……よく考えると切ねえなそれも。
要は義理の娘(5歳)といっしょになって、まだ十代のメイドに育て直される美形の天才魔法使いです。
しかもレオナール様、最初からリリーに好感度MAX状態なので、無自覚な口説き文句が洪水起こしてます。甘え。
義理の娘と父親と母親。でも父親は女性嫌いで、母親は誰とも恋する気がない。故に夫婦ではない。
そんなややこしい関係だけれど、れっきとした家族。どこから見ても家族。むしろお互いのこだわりを尊重し合って、お互いが唯一になっていく感じが好きです。疑似家族萌えvv
まあもちろん? それで話が終わるわけもなく、だんだん思いのベクトルは恋愛に向いていくんですが? 一番最初の前提とか、お互いの過去とかが入り交じるせいで、そりゃあもうジレジレな両片思いに突入していきます。たぶん周囲の人間すべてが「お前らけっこ(ry」と思ってる中で、二人だけがアレです(苦笑)
しかもリリーは自覚のない超有能優良物件なので、途中であっちからもこっちからも口説かれまくり。
シドさん(レオナールの半身的な契約精霊)までそっちに来た時は、泥沼三角関係になるかと、ちょっと焦りましたが。
もちろんリリーの逆ハーなんてことは全くなく、別カップルもたくさんできあがります。って言うか、この世界の人間、恋愛に重きを置きすぎてねえかww

WEB版だと、投げっぱなしで終わってるエピソードやキャラもけっこうありますけど、書籍版では違ってくるのかな? それとも読者に想像の余地を残しているんでしょうか。
書籍は現在4巻まで刊行中で、立ち読みPDFをチェックした感じ、あと一冊ぐらいでWEB版のラストまでは行きそうです。
No.7941 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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