2016年08月05日の読書
2016年08月05日(Fri)
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本日の初読図書: 以前借りたタティングレースの本が、一度延長してなお、ついに期限が来てしまったので返却……しに行ったら、その日は臨時休館日 _| ̄|○ とりあえず返却ポストに入れるだけ入れておいて、本日ようやく次の本を借りてくることができました。 例によって、内容はかなりレトロです。なにしろタイトルが「タティングレース」ではなく「タッチングレース」ですし(笑) 刊行されたのこそ平成に入ってからですが、序文には「専門学校の学生達の間では、大正から昭和初期までが大変流行していた」「平成の時代に(中略)改定して、心あらたに第三冊目を発行することができました」とあるように、著者さんはここ数年で存在を知って始めたにわかなどではなく、むしろ黎明期を担ってこられたお一人なようです。経歴によればなんと大正生まれ。
なので紹介されている作品は、古き良き時代を感じさせるものがほとんどです。そもそもカラー写真なんて最初の4ページしかない。あとは全部モノクロ写真と線図です。
だがそれが良いvv
今の時代、わざわざ手編みでレースを作る人間なんてのは、よほどの物好きでしょう。 そしてその物好きが求めているのは、まさにこの古き好きレトロさなんだと、私は主張したい(もちろん違う方も多いでしょうが/笑)。
今までネットで調べたり、最近刊行された本を読んだ時とは、用語の使い方などが異なって戸惑う部分もありますけれど(スカラップとハーフクローズリングはどう違うんだ/悩)。でも「ああ、あれはそういう意味だったのか!」と膝を叩く部分も多かったです。
とりあえずコイルワークとスクエアーワークは、マスターしたいですね。
あ、あとスプリットリング(ダウンワードステッチ、あるいはリバースステッチ)を利用した作品が、けっこういろいろ紹介されています。 その作品を作られたのは、著者さんとは別人のようですが。
■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース ダウンワードステッチ(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-518.html
■あーるのシカゴ生活記 & タティングレース スプリットリング(タティングレース) http://rinchicago.blog113.fc2.com/blog-entry-521.html
またそういう作品ほど、私好みなんだなこれが(苦笑) これもうまく活用すると糸端の始末回数をかなり減らせるようなので、是非覚えておきたい技法です。いちおう前に一度は挑戦してみて、ちっちゃいモチーフは割とスムーズに作れたから、なんとかなるんじゃ……ないかな?
……しっかし、紹介されている中で一番すさまじいと思ったのは、円形のモチーフをそれぞれ白か黒で作成し、長六角形に繋いでいったピアノ掛けです。 モチーフ自体はリングとロングピコを組み合わせた、シャトル一個しかも最初から最後まで糸切らずに作って行ける、出先での時間潰しにはもってこいなパターンなんですけどね。 でも全体の大きさが77cm×186cm。60番の糸で作成したモチーフの枚数が、黒645枚、白1533枚て(汗)
さすがにこれは無理。絶対に真似できない。 トータルで二千枚超……しかもこの作品を作られた岡野チヨさんという方は、失明後もレースの制作を続けられたと略歴に書いてあります。 道を極められた人って、本当にすごいですねえ……
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No.7760
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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