2015年08月18日の読書
2015年08月18日(Tue)
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本日の初読図書: ようやく読みました、荒川版コミカライズ3巻目。 エラム女装で王都潜入&エトワールとの一騎打ち。カーラーンの出陣からの、「王子が村を救いに行かぬときは、君主たる者の資格なしと見て〜」発言。ファランギース登場してギーヴとともに仲間入り。カーラーンと6対1000の戦いで勝ちカーラーン、血筋の正統性への疑惑を残して死亡。ダリューンとナルサスが王都に潜入して、ボダンの焚書を見てナルサス激おこ、銀仮面との対峙。その間に留守番中のアルスラーンはエトワールと再会し、聖典を受け取っていたら、銀仮面が囚われのアンドラゴラスに正体を明かして以下続く。
あー、かんっぜんにアニメに追い抜かれてますね(苦笑) すでに各人の台詞はアニメ音声で脳内再生されるようになっちゃってますが、かなりの改変が為されていたことも判明して複雑なものが。 本誌で連載を読んでおられる方々が、荒川版を追い抜いた途端、質が落ちたっておっしゃってたの、否定できないかもしれませんです(−ー;) まずこうして久しぶりにマンガ版を読むと、ちゃんと殿下が『男の子』なのが逆に新鮮なんですよ。 表情や雰囲気が、紛れもなく少年。しかも既に考え方とか、かなりしっかりとしています。ナルサスに「まずは目指されるものを明らかになさいませ」って言われて、最低限の根底となる基本方針はすぐ明確に口にしてるし<この段階でまだ、ホディールの奴隷を助けて大失敗まで行ってない
そうだよ、アルスラーンてこういう子だった……っ! けして姫殿下じゃなかった!!
ナルサスの隠れ家を出たその日から、ダリューンに頭を下げて自主的に剣の稽古を続けてるし、エラムの手伝いしようとしては失敗するドジっ子属性もない。小説版にはないオリジナル展開のエトワールとの再会だって、クワ構えてルシタニア兵の前に一人で出て行ったあげく部屋に招いて二人きりなんてやらかさず、エラムの護衛付きで霧の立ち込める川に顔を洗いに行ったら、たまたま反対の岸に現れたという不可抗力で、川を挟んだまま静かに会話して別れてます。
王都潜入組と銀仮面卿の一戦でも、ナルサスの乱入&画聖マニの再来〜発言によってダリューンが冷静さを取り戻したところで、銀仮面が自ら引き際を判断して勝負を預けるし、ダリューンに切断された仮面の代わりがすぐには用意されず、半面を布で覆う形にしてます。 ナルサスが奴隷を解放したことについて、「その後の方が大変でな、机の前で空想しているようなわけにはゆかぬ」って言ってる場面のやるせなさそうな表情も、ずっと意味ありげな雰囲気が出てて!
……アニメで突っ込み入れてたあの場面この場面が、ことごとくアニメのオリジナル展開だったって……(遠い目)
仲間に入りたての頃のギーヴの心内語も、アニメで受けた印象よりもさらに軽薄で辛辣っぽかったりと、これがあのエラム助けに行くアルスラーンに驚きつつ財宝ばら撒きエピソードを経て、どれぐらい豹変するものか楽しみで楽しみで。
これはアニメ放送終了後も、荒川版は読み続けること決定ですなあ。
あ、ところでアニメでは画面が暗くてよく見えなかった、アンドラゴラス王の繋がれ方なんですが。 紙面で見たらどうなってるか判ったものの、あの拘束方法だと、今後の展開的に無理が出てくるんじゃ……?
そしてコメント欄でした会話で思い出したんですが、うちのオリキャラの某不良騎士は、そういえばヒルメスの影響めっちゃ受けてたんだった、と<設定したの昔過ぎて忘れてた 奴はある意味、「違う戻って来かたを選んだヒルメス」なんですよねえ。 ……ヒルメス王子も、もうちょっと見聞を広めて、王とは何か、玉座に座っても周囲が廃墟では意味がないのだと気がつけていたら、もっと違う現在があったっだろうに……
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No.7031
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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