よしなしことを、日々徒然に……
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 2015年06月27日の読書
2015年06月27日(Sat) 
本日の初読図書:
4534039719<鉱物の魅力がわかる> 天然石と宝石の図鑑
塚田 真弘
日本実業出版社 2005-09-29

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今回は小説ではなく、図鑑というか、解説本。
タイトル通り、天然石や鉱物について、フルカラー写真(もっぱら原石)付きでさらさらっと説明されています。パワーストーンとか石言葉的なお話よりも、成分組成の違いとか結晶構造とか、あと歴史や豆知識に重点が置かれている感じでした。でもそんなに堅苦しくもなく、文字数もページ数も控えめ。初心者向けの入門書ってところでしょうか。

以前、日月堂シリーズで薀蓄をかました尖晶石スピネルについてのあれこれとかも、しっかり載っていました(笑)
他にもキャッツアイ(一般的なの)とアレキサンドライトは、どっちも同じ金緑石クリソベリルだとか、こまごまと面白知識が。なるほど、だからアレキサンドライト・キャッツアイなんて、色変わりする上に光条の入った石なんかも存在するんですねえ……(納得)

B00EC4009Gアレキサンドライトキャッツアイ・ルース1.20CT
Jewel climb (ジュエルクライム)

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そして今回この本を読んで一番の収穫だったのは、青琥珀ブルーアンバーという石の存在を知ったことでしょうか。
……通常はとろんとした蜂蜜っぽいいわゆるコハク色なのが、太陽光(紫外線)下ではブルーに変わるって、それめっちゃロッドに似合いそう……ッッッ<そっちか

↓こんなのです(※上が蛍光灯、下がブラックライト照射時)



【ブレスレット】天然ブルーアンバー (最高級) (メキシコ産)
石流通センター

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今までロッドのイメージ石は、銀針水晶シルバールチルとか菫青石アイオライトとか虎目石タイガーアイだったんですけど、怒涛の勢いでこのブルーアンバーがランクインしてきましたvv

やっべえ、これでなんか一本書きたい……
だけどあの世界観、基本的に夜は蛍光灯でも電球でもなく、ランプとか蝋燭なんですよね。すなわち通常状態こそが太陽光。
むむむ……普段が青くて日が暮れてから琥珀色ってのは、いまいち話が作りにくいなあ。
夜会の時に身につけてて、周囲から「また地味な物を……」とかって陰口叩かれていたら、実は昼の光の下でこそ真価を見せる、最高級のレア青琥珀だったとかって展開はどうだろう。もちろん、プレゼントするのはフェシリアで★

夜にしれっと普通の琥珀のふりして手渡して、これぐらいなら……とロッドも気軽に受け取ったら、夜が明けてからアーティルトに青く変化してることを指摘され、そこで初めて超高級品だったと気づき、あの女……と毒づくとかどうだろう?

……って、これ既に読書感想じゃねえ(苦笑)
でも素敵なものを見聞きするとつい話を書きたくなるのが私クォリティだから、これはこれで正しいのか……?

ええと、あと意外だったのはローズクォーツは水晶じゃなくて石英(六角形に結晶してない)だとか、虎目石も石英の一種だとか、個人的に大好きなインカローズは長期保存時には乾燥剤を入れとかないと黒く変色する場合があるとか。
さらに樹木の化石がオパール化するウッドオパールは、条件次第で数ヶ月でできる場合もあるなど、いろいろ新たな知識を仕入れられたかと。
こうして欠片だけでもキーワードに触れておくと、いざ実際に小説とかでネタとして使おうと思った時に、「確か何かがあったよな……」と正確なところを調べる取っ掛かりになるので、便利なのです。

ただ私が読んだ初版では、数ヶ所誤字脱字が気になりました。
特に菫青石アイオライトの別名を「ウォーターファイア」と紹介していたのは、個人的に許しがたい。
正確には「ウォーターファイア」ですよ。角度によって透明にも濃蒼にも見える、不思議な石なんです。
これ、私は知ってたから気付きましたけど、知らなかったらそうなんだと信じこんじゃいますよね。
……他のところにも、私が気付かずに鵜呑みにしちゃった間違いがあったりないだろうな……(汗)
No.6912 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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