よしなしことを、日々徒然に……
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 文章は財産だ
2015年03月29日(Sun) 
最近になってちょこちょこと、「ホシナ大探偵」で検索してくる方がいらっしゃるなあと思っていた今日この頃。
不思議に思って自分でもググってみたところ、こんなものがヒットしました。

■険奇探偵小説 ホシナ大探偵―押川春浪 ホームズ翻案コレクション― - 書肆盛林堂
 http://seirindousyobou.cart.fc2.com/ca1/70/p-r-s/

おおう、復刻されとるΣ(゜ロ゜ノ)ノ

> サイズ:文庫版
> 発行部数:350部
> 頒 価:1,200円(税込)

って、ものっそい競争率高そうですが、この手のものを欲しがるのはマニアぐらいでしょうから、この程度の発行部数で良いんでしょうか。
冊数が少ないせいか、Amazon とかでは入手できないみたいです。

しかしテキスト公開までしておいて詳しくは知らなかったんですが、この作品、一部では名を知られた『幻の一作』だったそうなんですね。
なんでもタイトルだけは知られていたけれど、長らく実物は見つからなかったのが、ある時国会図書館の未整理本の中から発見されて、改めて世に紹介されたのだとかなんだとか。

……その恩恵を受けて近代デジタルライブラリーで拝読し、あまりの面白さに「これはもっと多くの人に読んで欲しい!」と思った結果が、自力での電子テキスト化に繋がったわけですが。

明治大正時代に書かれたいわゆる古書的な書籍は、付加価値とかがついて一般人が自力で入手するのは技術的にも金銭的にも非常に難しいものが多いと思います。これは今後改善されることは物理的にありえず、むしろ劣化した本はこれからも廃棄されていくだろうことを思えば、どれほど読みたくても目にすることができなくなる一冊は、この先どんどん増えていくことでしょう。
今回のような復刻版の発行や、青空文庫、近代デジタルライブラリーといった著作権が切れた作品を公開してくれているサイトの存在は、貴重な作品をたとえ不完全な形でも未来に受け継いでくれるという意味で、本当にありがたいと思っています。

私のサイトも、そんな「未来にいるはずの、読みたいと願う誰か」に対して、何かを少しでも残せたらなあと、そんなふうに願ってやみません。
うちの著作権切れテキストに関しては、転載・再配布を歓迎しております。
いつかうちのサイトが閉鎖する日が来ても、このテキストだけはどこかで誰かに受け継いでもらえたら、とても嬉しいなあと。そう考えているのでした。


……そして、そろそろモノ書きの神さまの行方を見失いつつあるかも知れない、本日。
今度は別の場所の間取りを書いていたら(以下略)
実際に家具とかを配置してみたら、これまでの脳内イメージとだいぶ食い違ってきてしまって、今まで書いた部分を改めて読み返しつつ修正作業する羽目になりましたよ(−ー;)
喫茶店とか食堂って、何人でいくつぐらいの席を回してるんだろう……?

ああそれにしても、枚数が増えてくれるのは嬉しい半面、書いても書いても先が見えない……書いても書いても書いても書いt
No.6703 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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