よしなしことを、日々徒然に……
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 2015年01月14日の読書
2015年01月14日(Wed) 
本日の初読図書:
「神殺しの恋(小説家になろう)」
 http://ncode.syosetu.com/n7088bk/

かつて、人間の身で邪なる神を倒した男がいた。
倒した神の力はそのまま男に宿り、ひどく呪いじみた祝福をもたらした。それは本来ならば人間ごときには侵せない、脅迫めいた存在感。在るだけで周囲を狂わせる存在感。
その存在感を薄め、人の世界にあり続けるために、男は己を薄く引き伸ばすことを選んだ。
寿命は飛躍的に伸び、そして感情がほぼ失われた。
あるいはそれこそが救いだったかもしれない。百年も、千年も、ただひたすらに存在し続けるしかない運命を、人の心で受け入れるなど不可能なのだから。
そうして、とうてい人には持ち得ない、条件さえ整えば奇跡すら呼び起こす強大な力を得ながらも、男は心を動かされることがほとんどなくなったのだ。
ただひたすら、あり続けるためだけにある日々。
目的もなく、ただ時間を潰すためだけに、旅を続ける。百年。また百年。
そうして男は、運命に出会った。
黒い髪に黒い瞳を持つ少女。白い上着に紺のスカートという、神の知識を得た男ですら見たことのないその服は、セーラー服と言うらしかった。
彼女は異世界から、運命のいたずらで迷いこんできた。
彼女を元の世界に返すことは、いかに神殺しの男でもできなかった。しかし少女はあきらめることなく、方法を探そうとする。
何故か彼女 ―― サクラに心惹かれた男は、その旅に同行することにした。
新しい時間潰しのルールは、サクラの願いを叶えること。
そうして二人で旅をするうちに、彼は食事や睡眠、入浴といったことの必要性を思い出す。男にとっては他愛もないことで喜ぶサクラの笑顔に、男は久しぶりに心が動かされるのを感じた。
しかし彼女が戻る方法はどうしても見つからず、サクラの精神はじょじょに疲弊してゆく。
そこで男が考えだした『方法』とは ――

先日読んだ「転生チート万歳と〜」のスピンオフ。
前後編完結済のどっシリアスです。
……スピンオフもオフっていうか、かなり終わりに行くまで、いったいどこがどう繋がっているのか判りませんでした。ってか、つらっと読み流す可能性も大(苦笑)
鉄面皮で無愛想な青年と、精神が疲れきって狂気一歩手前まで行っちゃった少女とのヤンデ恋愛物語的な?
あ、いちおうハッピーエンドです。メリバでもなく、ちゃんとハッピー……だと思う。
とりあえず読後も鬱な気分にはならないので、その点はご安心下さい。
No.6508 (読書)

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 プロフィール
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。

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