2014年12月17日の読書
2014年12月17日(Wed)
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本日の初読図書: 「竜に生まれ変わっても、ニートはニートを続けるのだ!(小説家になろう)」 http://ncode.syosetu.com/n9596ce/
ネトゲの最中、突然の発作で死を遂げた大南梃太は、気が付くと卵の中にいた。苦労して殻を割り這い出してみると、そこは火山の噴火口。そして両手は鱗に覆われた異形と化している。さらに自分の体をよく見れば、羽の生えた爬虫類だ。そうして脳内に響く不思議な声。 ――赤竜の子供。 どうやら自分は、一時期はやった異世界転生というやつで、竜の子供に生まれ変わったらしい。 疑問を抱くたびに脳内で答えてくれる声によって、現在の状況を把握してゆく。なんでも竜の親は超放任主義で、基本的に子供は産んだら放置だという。そしてとりあえず目の前のマグマに浸かって魔素を得ていれば、何も食べずとも餓え死にはしないようだ。 そんな訳で恐る恐るマグマに入ってみれば、竜の身体はたいしたもので、やや熱めの快適なお風呂程度。 ひとまず餓死の危機を脱した彼は、脳内に浮かぶ声について考えてみる。すると返った答えは「高階梯魔物の誕生初期段階における、知識サポート」とのこと。どうやら生まれて間もない頃限定ではあるが、この世界にいる全ての生物の蓄えられた記憶から、疑問に合う答えを自動検索して教えてくれるのだという。 そこでよくよく思考を突き詰めてみると、この知識サポートを、永続的に使用する方法もあるようだった。 そうして元ニートだった男は、溶岩風呂に浸かりながら工夫をこらし魔力を蓄え、一ヶ月をかけてついに知識サポートの固定に成功する。 よし、異世界でのネット環境ゲットだぜ! 邪魔な親はいないし、何も食べなくても溶岩風呂に入っているだけで生きていける。これはもう一生働かずにニート生活を満喫だ!! ……と喜んだのもつかの間。 何故か次々と現れる、盗賊や村人や冒険者や勇者。 一人引きこもってひっそりと暮らしたい彼なのに、押しかけてくる輩になにかと煩わされる羽目になって……
ニートは生まれ変わってもニートを貫く! ……つもりだったのに、なんだかいろいろ計算違いが……というお話。完結済。 知識サポート改め収束情報型知性体チサに言われるまま、いろいろとやらかしているうちに、いつの間にか上級竜に進化してしまって、本人あまり自覚なしに俺TUEEEE状態です。しかも意識は対人関係苦手なニートのままなので、極力荒事を避けよう避けようとしているのに、なぜか放っておいてくれない周囲が(笑)
テンプレなトリップ勇者や、ヤンデレ寸前ヒロインなども出てきて、異世界転生・トリップものを読みつけていると、お約束の茶化しぶりにクスリとできます。
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No.6439
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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