2014年02月19日の読書
2014年02月19日(Wed)
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本日の初読図書: 「変な人とおきつねさま(オンライン小説)」 http://perchtea.web.fc2.com/index.html 女子高生 笠木楓は幼い頃から謎の肩凝りに悩まされていた。シップもマッサージも効かなければ医者に行っても直らない。そんなずっしりとした両肩の重みと倦怠感がずっと続いている。そんな彼女へと、ある日クラスメートの一人が言った。 「あっ。両肩にキツネが乗ってる」 それは変人と名高い、見た目だけは美少年の三科陸。いきなり「蝶々が居た」とテストの中に立ち上がったり「空に手が届きそう」とふらふら窓から空を掴もうと出て行こうとしたりと、奇行の多い人物として名を馳せている人物である。 自他ともに認める常識人の笠木は、当然そんな相手とはお近付きになどなりたくなかった。が、三科はおかまいなしに問いかけてくる。 「餌付けして良い? 明日から油揚げ持ってくるから」 それが彼女と変人の、奇妙な縁の始まりだった。
霊感がある(だけでもない気がするが)せいで不思議ちゃんと化している美少年に、うっかり見込まれたが運の尽き。なんだかんだで相手をしている内にほだされていく、面倒見の良い女の子のお話。 以前にも冒頭を読んでいたのが、完結していたのでまとめて読了。 割とさらっと読めるラブコメです。オカルト要素はあるけれど、特に大事件が起こるわけでもなく。笠木と三科と、三科の幼馴染の南野くんとが、教室でしゃべっているのが基本形。 ときどき三科のヘヴィそうな家庭環境とか出てくるものの、そこらへんは最後まで曖昧なままだったのがちょっと消化不良。番外編で一度ぐらいしっかり語って欲しいところです。
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No.5609
(読書)
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この記事へのコメント
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paoまま
2014/02/20/13:23:27 [HOME]
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アレ?これで完結なのですか? はりゃりゃ〜そうなんだ。
軽ーいテンポで読めました。 もうちょっとおキツネ様の事とか三科君の野菜弁当の謎などを語って貰いたかったですが。
しかしこんな子がクラスにいて特にいじめを受ける事もなく、「どん引き」くらいですんでいる笠木ちゃんのクラスはみんなエエ子なんじゃねー。
現実の子どもの世界は結構残酷だかんねー。 息子の隣のクラスが軽く学級崩壊した経験のある私にはほんわか読めて良かったです。
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No.5614
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神崎真
2014/02/20/18:43:15
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ええ、けっこうあっさりと終わっちゃって、ちょっと拍子抜けなところはありました。 三科がなんであんなに特殊な家庭環境なのかとか、どうして笠木ちゃんの両肩におきつねさまがいたのかとか、いろいろと気になりますよねえ?? そんなままさんには、やはり先日ご紹介した「不死王の息子」をオススメいたしたくvv 見た目美少年の訳あり天然男の子と、委員長タイプの面倒見の良い少女が織りなすドタバタラブコメという点では、ちょっと雰囲気が似ています。その上で背景がかなりヘヴィに語られるので、読み応えもがっつりとお腹いっぱいになること請け合いです★
> 現実の子どもの世界は 子供は子供なだけに、歯止めが効かないというか、残酷なところはとことん残酷ですよねえ(しみじみ) そんな現実を忘れるためにも、フィクションの世界では明るく楽しくめでたしめでたしであって欲しいと思います。いいじゃないか、少しぐらい御都合主義でもvv
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No.5617
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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