2013年12月05日の読書
2013年12月05日(Thr)
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本日の初読図書: 茅田先生の20年間をギュッと詰め込んだ、集大成の1冊です。 ↑この画像ではわからないでしょうが、そのページ数は実に702P。厚さ 4.2cm 。普通に背表紙で立ちます。見返し部分に曰く、『通称「弁当箱」』(笑) 中身はデルフィニア戦記&クラッシュ・ブレイズのクロスオーバーもの368Pをメインに、桐原家の後日談的番外編が37P、祝・もものき事務所の前日譚的番外編19P、そしてそれ出版社違うだろうな「レディ・ガンナー」の番外編100Pまで収録されています。もちろん、全て新作書き下ろし。 この小説の書下ろし量に加え、ウォルとリィの再会が読めると知った瞬間、いくらなんでも高すぎる、値が下がるまで待とうと思っていた考えはスッポ抜けて、注文ボタンをポチッとしておりました(苦笑)
……いやだって! 脳内妄想していた「ウォルが共和宇宙へやってきて、『金色狼の旦那!?』と海賊王に驚かれつつ『さすが只者じゃねえ』と感心される」という展開が、作者本人の筆で読めるんですよ!?!?
詳しい内容はどう話してもネタバレになるので詳しくは書けませんが、読んでいて何度ももらい泣きしてしまいました。そして同時に腹がよじれて肺の底から咳き込むほど笑いもしました。 ああクソ、私はやっぱり、デルフィニアが、茅田先生に初めて出会ったこのシリーズが一番大好きだ−ーーーっっっ!! 朴念仁の熊のくせに、ここぞという所で格好いいウォルが最高だ!! 国王と妃将軍が並び立つところを再び見ることができて、本当に感激でした。 この厚さを一日で読みきってしまったあたりに、その思いが現れているでしょう。ページをめくる手が止まらなかったんだよ(涙)
ああ、バルロの「全員!! 回れェ右!!」とウォルの(俺は死んだ……)には本気で窒息するかと思った……vv
桐原家ともものきに関しては、まあこんな感じだろうな、というところでした。 しかしレディ・ガンナーの方はまた力が入っていましたね。完全にコメディでしたが、ドタバタ感とか可愛い老新婚夫婦がおもしろかったです。 ……そして初登場時にはあんなに威厳があって素敵だったのに、なぜか巻を重ねるごとに残念さが増していくギデオン伯爵こと獅子の族長ェ…… あと本編には絶対に登場しないだろう、ダムーの両親が見られたのも嬉しかったです。やー、あれは本編には出せませんね。破天荒すぎてパワーバランスが崩れちゃう(苦笑)
あとはそれぞれの絵描きさんによる、デルフィニア・トゥルークの海賊・桐原家・もものき事務所、それぞれの描き下ろしコミックもなかなかでした。特に沖さんによるデルフィニア〜のは、メインキャラのかなりが登場する豪華版。時系列もシェラがヴァンツァーに髪飾りを押し付けられたちょっと後ぐらいと、なかなか楽しめるあたりです。 間のインタビューは、CDをついていない方のバージョンを買ったので、正直あんまりピンときませんでしたが……でもそれ以外で充分お腹いっぱいです。堪能した!
そして文庫版デルフィニアは18巻に大幅書き足しがあると知って、ショックを受ける自分がいたり。 うーわー……今さら買い直しなんてできないけど、該当箇所だけ本屋で立ち読みしてこようかなあ……一体どのあたりなんだろう……??
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No.5332
(読書)
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プロフィール |
神崎 真(かんざき まこと)
小説とマンガと電子小物をこよなく愛する、昭和生まれのネットジャンキー。
ちなみに当覚え書きでは、
ゼロさん= W-ZERO3(WS004)
スマホ= 003P(Android端末)
シグ3= SigmarionIII です。
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